JP2009204444A - 半導体外観検査装置 - Google Patents

半導体外観検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009204444A
JP2009204444A JP2008047023A JP2008047023A JP2009204444A JP 2009204444 A JP2009204444 A JP 2009204444A JP 2008047023 A JP2008047023 A JP 2008047023A JP 2008047023 A JP2008047023 A JP 2008047023A JP 2009204444 A JP2009204444 A JP 2009204444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
inspection
image processing
error
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008047023A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kawashima
一朗 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2008047023A priority Critical patent/JP2009204444A/ja
Publication of JP2009204444A publication Critical patent/JP2009204444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】
画像処理基板を含む画像処理装置のきめの細かい機能診断を行うことができる半導体外観検査装置を提供する。
【解決手段】
電子光学系から送信される画像,検査レシピ,検査シーケンスを記憶する記憶装置を有し、電子光学系を用いた検査を実施しない場合に、前記記憶装置へ記憶された前記画像を画像処理装置へ入力し、当該検査レシピ,当該検査シーケンスを用いて画像処理を実行し、前記画像処理装置で処理された処理画像により、当該画像処理装置の評価を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体外観検査装置の画像処理の診断に関する。
半導体外観検査装置は、半導体デバイスの製造工程においてウエハに生成された回路パターンの検査を行う装置であり、試料に光や電子線を照射して、得られた反射光または二次信号から画像化処理を行い、欠陥や異物を検出する。この装置の画像処理装置は、得られた反射光または二次信号からディジタル画像信号を生成し、マイクロプロセッサとメモリを用い、これらが制御基板で制御されて、ひとつの画像と別の画像の比較を行い、階調値に差がある部分を抜き出して欠陥と判定するものである。この画像処理装置の能力、あるいは機能が、半導体外観検査装置における欠陥検出の精度に影響を及ぼすため、画像処理装置の評価が重要である。
画像処理装置の機能診断については、処理結果と基準とを比較する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特に用意された機能診断装置を画像処理装置へ接続して診断用画像データを用いて診断する場合、装置の特性の違いや、データが実際の画像と異なるなどにより、診断時の画像処理の状態が、実際の検査の画像処理の状態と異なる可能性がある。また、撮像された画像と参照画像との比較から欠陥を抽出する画像処理の場合、それぞれの画像の品質が結果に影響するので、よりきめの細かい機能診断が必要である。
特開2005−225296号公報
本発明は、画像処理基板を含む画像処理装置のきめの細かい機能診断を行うことができる半導体外観検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施態様は、電子光学系から送信される画像,検査レシピ,検査シーケンスを記憶する記憶装置を有し、電子光学系を用いた検査を実施しない場合に、前記記憶装置へ記憶された前記画像を画像処理装置へ入力し、当該検査レシピ,当該検査シーケンスを用いて画像処理を実行し、前記画像処理装置で処理された処理画像により、当該画像処理装置の評価を行うものである。
本発明の実施態様によれば、電子光学系で撮像された画像を用いて画像処理装置の評価を行うので、画像処理基板を含む画像処理装置のきめの細かい機能診断を行うことができる半導体外観検査装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体外観検査装置用画像処理装置の構成図である。図1において、半導体外観検査装置は、電子光学系101と、半導体外観検査装置用画像処理装置104と、表示装置105とを備え、ネットワーク103で接続されている。
電子光学系101は、試料へ電子ビームを照射し発生した二次信号から画像を生成するとともに、電子ビームの照射条件であるレシピと、得られた画像と、検査の全体の手順を示すシーケンスとを記憶する記憶装置を有している。ネットワーク103を介してレシピと画像とシーケンスとが送られる。半導体外観検査装置用画像処理装置104は、画像入力部114と、制御部106と、画像処理部109とを有し、ネットワーク108で接続されている。ネットワーク108により、CPU111,112,113同士を結ぶことで、ソフトウェアにて、画像等の情報の送受をリアルタイムに行うことができる。
電子光学系101から半導体外観検査装置用画像処理装置104へ送られた画像は、制御部106のCPU113を介してハードディスク117へ記憶される。また、半導体外観検査装置用画像処理装置104の画像入力部114の画像入力ポート102からCPU111経由でバスを介して、画像記憶メモリ115へ記憶される。CPU113は、電子光学系101から送られるシーケンスに基づいて、画像入力部114や画像処理部109へ画像を送付、画像入力部114の画像記憶メモリ115に記憶された画像を取り出す指令をCPU111へ送付、表示装置105への画像の表示などを行う。ハードディスク117は、上述したように、画像を記憶するほか、電子光学系101から送られるレシピとシーケンスも記憶する。
画像入力部114は、電子光学系101から送られる画像、または制御部106のハードディスク117に記憶された画像を記憶する画像記憶メモリ115と、半導体外観検査装置用画像処理装置104の検査制御を実施する全体制御基板116と、画像記憶メモリ115に画像を記憶させる制御や、検査開始,中断,終了の制御を行うCPU111とで構成され、それぞれがバスで接続されている。
画像処理部109は、電子光学系101から送付された画像を取り込み、画像に対して画像処理を実施する複数の画像処理基板110と、複数の画像処理基板110のそれぞれに画像を送る制御を行うCPU112とで構成され、両者がバスで接続されている。画像入力部114のCPU111は、画像記憶メモリ115に記憶された画像を、制御部106のハードディスク117へ送付する機能も有する。
なお、画像処理装置103内の各ハードウェアユニットについて欠陥の検査・評価を行う場合には、制御部106のハードディスク117に記憶された画像が画像入力部108に入力されることになる。
図2および図3は、図1の表示装置105に表示される画像の一例を示す画面図である。画面には4個の電子ビーム画像が表示され、画像表示モードと検査進捗ログが画面の一部に表示される。図2では、画像表示モードは、試し検査表示201が他と区別されて表示され、検査の進捗ログ202が表示されている。これにより、オペレータは、表示されている画像が試し検査時の画像であることがわかる。
画面に表示されている画像のうち、上の左側は検査画像203、右側は参照画像204が表示され、画像処理の内容が画面205により表示され、その結果の画像が結果画像206として表示される。図2では、図1に示す画像処理部109で、検査画像203と参照画像204との差をとって結果画像206を得ることができる。結果画像206に表示されている模様は、検査画像203には存在し、参照画像204には存在しないものであるので、欠陥であると判断できる。
図2では、画像表示モードは、画像採取表示301が他と区別されて表示され、画像採取モードの進捗ログ302が表示されている。これにより、オペレータは、表示されている画像が画像採取時の画像であることがわかる。画像採取モードでは、図1に示した画像入力部114の画像記憶メモリ115に記憶された参照画像指定画面303と、該参照画像指定画面303を用いて、矩形領域を囲むことで切り取られ拡大された参照画像304と、画像入力部114の画像記憶メモリ115に送付され記憶され、参照画像指定画面303と比較される検査画像指定画面305と、参照画像指定画面303で指定された矩形の領域に対応して拡大された検査画像306が表示される。このときの画像採取モードが、進捗ログ302として表示される。
図4は、試し検査の手順を示すフローチャートである。検査フロー開始の指令により(ステップ401)、半導体外観検査装置用画像処理装置104と電子光学系101との画像リンク処理を行い(ステップ402)、画像入力部114の画像記憶メモリ115へ画像を転送し(ステップ403)、転送した画像をネットワーク108を経由して、画像記憶メモリ115内の画像を制御部106内のハードディスク117へと転送する(ステップ404)。OFF Lineで実行される試し検査における半導体外観検査装置用画像処理装置104のハードウェア機能診断、およびソフトウェア機能診断は、制御部106内のハードディスク117へ転送された画像と、電子光学系101よりネットワーク103を介して送信されハードディスク117へ記憶されたレシピとシーケンスとを用いて、単独にて行われ(ステップ405)、最後に検査結果が表示装置105へ表示され(ステップ406)、検査が終了する(ステップ410)。
図5は、画像採取の手順を示すフローチャートである。画像採取モードの場合、表示装置105には図3に示した画面が表示される。画像採取が開始すると(ステップ501)、初めに画像リンクを行って画像処理装置104と電子光学系101とが接続され(ステップ502)、ウエハを実際にスキャンして、半導体外観検査装置用画像処理装置104へ入力させるウエハ画像を取り込み、装置の検査を実行する(ステップ503)。このステップと同時に、電子光学系101から制御部106のハードディスク117へ、レシピ,シーケンスがネットワーク103を経由して転送され、また、表示装置へ採取した検出画像指定画面305を表示する(ステップ504)。オペレータは、検出画像指定画面305を見て、参照画像指定画面303上で採取位置を指定し(ステップ505)、検査画像306を得る(ステップ506)。このとき、自動的に採取を行った検査画像306が画像入力部114の画像記憶メモリ115へ記憶され、ネットワーク108を経由して、画像記憶メモリ115内の画像を制御部106内のハードディスク117へ転送される。
次に、オペレータは、参照画像304を指定し(ステップ507)、参照画像304における採取位置を、参照画像指定画面303を見て指定し(ステップ508)、参照画像304の採取を行う(ステップ509)。以下、同じように採取した参照画像が、画像入力部114の画像記憶メモリ115へ記憶され、ネットワーク108を経由して、画像記憶メモリ115内の画像が、制御部106内のハードディスク117へ転送される。このようにオペレータは、実際の画像を確認しながら、検査画像306と参照画像304の採取を行い、終了する(ステップ510)。
図6は、試し検査モードにおける検査手順を示すフローチャートである。オペレータは、検査画像306と参照画像304の採取を行った後、図1に示す記憶装置に記憶された試し検査のシーケンスに従って、半導体外観検査装置用画像処理装置104のハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を実施する。これにより、実際の検査と等価なハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を実施することが出来る。
試し検査を実施する場合、表示装置105には、図2に示した試し検査画面が表示される。オペレータは、試し検査表示201のボタンを押す(ステップ601)。半導体外観検査装置用画像処理装置104では、制御部106のハードディスク117に予め記憶されている検査のレシピを制御部106のCPU113に転送し(ステップ602)、CPU113がレシピの記述にそって、検査画像203を、制御部106のハードディスク117からネットワーク108を経由して、画像記憶メモリ115へ転送しセットする(ステップ603)。参照画像204も同様に、CPU113がレシピの記述にそって、制御部106のハードディスク117からネットワーク108を経由して、画像記憶メモリ115へ転送しセットする(ステップ604)。
画像転送が完了したら、検査が起動され(ステップ605)、検査が実行される(ステップ606)。検査が終了したら(ステップ607)、検査結果画像206が表示され(ステップ608)、検査結果が表示され(ステップ609)、終了する(ステップ610)。
図7は、検査実行時に出力されるログの一例を示す画面図である。ログ画面701には、図6に示したフローチャートの各ステップの処理結果が出力されている。例えば、図6に示すステップ603の検査画像セットの工程のログ情報は、図7中の行710の箇所に相当している。この場合、image(F).bmpが正常に転送された場合であって、結果表示にOKが表示される。このように、オペレータは、ログファイルから検査フローの処理結果について知ることができる。
図8は、ハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断のための試し検査モードでの画像の一例を示す画面図である。図8(a)に、格子パターンの検査画像801,図8(b)に参照画像802,図8(c)に検査結果画像803が表示されている。図8(a)の検査画像801中の格子パターン805中に格子欠け804があったため、格子欠けの無い参照画像802とソフトウェアによる比較処理を実施した結果、検査結果画像803内に格子欠け806が検出された。上述のような手順により、半導体外観検査装置用画像処理装置の機能を診断,評価する際に、電子光学系が不要となり、画像処理装置単独でのハードウェア機能診断だけでなく、ソフトウェア機能診断も可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態を以下、説明する。図9は、第2,第3の実施形態に係る半導体外観検査装置用画像処理装置の構成図である。図1と異なる構成は、モニタ918,919,920を設けたことである。モニタ918,919,920は、それぞれのハードウェア回路の動作の監視を行い、エラーを通知する。
図10は、図9の表示装置に表示される画像の一例を示す画面図である。本第2の実施形態と、前述の第1の実施形態とは、ほぼ同じ構成なので、以下、異なる点について主に説明する。
半導体外観検査装置用画像処理装置904は、ハードウェアの動作、例えば、画像処理基板910の動作の異常等を監視し、異常があればCPUにエラー通知を行う機能を有するモニタ918,919,920を備える。モニタ918,919,920が通常の動作状態で、それぞれが監視しているハードウェアの異常を検出した場合、エラーステータスをCPU911,912,913のそれぞれに通知する。このエラー検知は、図4に示したフローチャートのステップ401から410の間で常に動作しており、エラーが検知され次第、その通知が行われるようになっている。
図10において、参照画像1004の転送でエラーが発生し、参照画像1004中にノイズ1007が混入し、検査結果画面1006には、ノイズ1007が誤って異物として検出されている。図10には、検査結果画面1006だけでなく、参照画像指定画面1003,参照画像1004,検査画像指定画面1005が表示されているので、オペレータは、半導体外観検査装置用画像処理装置904の評価中に、動作異常が発生した場合でも、表示装置905に表示される検査画面を見ることで、異常動作を直ちに知ることができる。
図11は、エラー発生時の通知動作に関するフローチャートである。図10に示すモニタ918,919,920がハードエラー検出を開始する(ステップ1101)。例えば、画像入力部914の画像記憶メモリ915へ参照画像1004を転送する際に、エラーが発生して転送が正常に動作しなかった場合(ステップ1102)、画像入力部914のモニタ918がエラーを検出し(ステップ1103)、バス経由で画像入力部914のCPU911へエラー割り込みを行う(ステップ1104)。画像入力部914のCPU911は、割り込みを受けたエラー情報をネットワーク908経由で制御部906のCPU913へエラー割り込みを行い(ステップ1105)、表示装置905へエラーの発生を表示する。図10の進捗ログ1002には、test NG!! Fail!!という表示でエラーの発生を示している。以上でハードエラーの検出を終了する(ステップ1107)。
図12は、エラー検出時の表示画面の一例を示す画面図である。図12に示すログの画面1201には、行1202で示されるように、検査画像設定時にエラー0x4aが発生しており、行1203で示されるように、Image Set EndもNGとなっている。また、行1204で示されるように、検査結果全体の動作結果判定Test SuccessもNGとなっている。
図13は、画面に表示されるエラーログの一例を示す画面図である。エラーログは、発生日付欄1301,処理開始時間欄1302,処理部位欄1303,処理コマンド欄1304,内部エラー情報欄1305,画面表示エラー情報欄1306より構成されており、オペレータは、内部エラー情報1305から原因の特定を行うことができる。
以上述べたように、本発明の第2の実施態様によれば、半導体外観検査装置用画像処理装置904の評価中にハードウェア異常が発生した場合、異常内容を検査シーケンスの実行中にリアルタイムに表示してログ採取を行うことにより、表示装置905に表示されたエラーステータスに基づいてハードウェアの異常内容を特定することが可能となる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態に係る半導体外観検査装置用画像処理装置の構成は、図9と同一である。図14は、ソフト的なエラーが発生したときの画面の一例を示す画面図である。検査画像1403,参照画像1404の転送は正常に完了しているものの、ソフトウェアの内部的なエラーのため、検査の結果画像1406に異物が表示されていない。図15は、ソフト的なエラーが発生したときの進捗ログの画面図、図16は、画面に表示されるエラーログの一例を示す画面図である。ソフトエラー発生時の通知動作については、前述の図11に示したハードエラー通知動作のフローチャートと同じなので、ここでは説明を省略する。
図15に示すログの画面1501には、行1502に、検査画像設定時にエラー0x8aが発生しており、行1503もTest SuccessがNGとなっている。オペレータは、図16に示すエラーログの採取を行い、エラー箇所の特定を実施する。エラーログには、日付欄1601,処理開始時間欄1602,処理部位欄1603,処理コマンド欄1604,内部エラー情報欄1605,画面表示エラー情報欄1606より構成されており、オペレータは、内部エラー情報1605を利用してエラーの原因の特定を行う。
以上述べたように、本発明の第3の実施態様によれば、半導体外観検査装置用画像処理装置904の評価中に、ソフトウェアの異常が発生した場合、異常内容を検査シーケンスの実行中にリアルタイムに表示し、ログ採取を行うができ、表示装置905に表示されたエラーステータスを元にしてハードの異常内容を特定することが可能となる。
図17,図18は、電子光学系901で画像を使用した場合のソフトウェアの異物判定動作の一例を示す画面図である。それぞれ縦軸が異物の輝度、横軸が異物の大きさを表す。図17(a)の1701が検査画像、図17(b)の1702が参照画像、図17(c)の1703が検査結果画像である。この場合、ソフトウェエア設定にて、図17(a)に示す異物判定閾値1704を、例えば190前後に設定し、その閾値よりも異物の輝度が大きければソフトウェア的に異物とみなす異物判定を行っている。しかしながら、図18(a)に示すように、何らかの原因でソフトウェアにて設定した異物判定閾値1804が異物の輝度1801を上回ってしまった場合、異物があっても異物と判定されず、図18(b)の参照画像1802との差画像である図18(c)に示す結果画像1803には、異物が検出されないといった不具合が発生してしまう。このように、検査画像として実際に異物がある画像を用い、異物判定閾値の設定値と異物検出の有無とから、実際の実機と等価な動作でソフトウェア機能診断を行うことができる。
以上、述べたように、本発明の実施態様によれば、画像処理装置のハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を行う際に、電子光学系より入力された生画像,検査レシピ,検査シーケンスをそのまま、画像処理装置単独で使用できるようにすることによって、電子光学系からの画像入力を不要とすることができる。よって、生画像を用いたハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を行う際に、毎回、電子光学系(例えば、電子顕微鏡等)によって実際に画像を撮像して、検査画像として入力させる必要はないため、コスト的にも優れた機能診断を提供することができる。
本発明の実施態様では、半導体外観検査装置用画像処理装置を電子光学系と接続させた状態にて検査を実施し、検査レシピ,検査シーケンス,検査画像を画像処理装置に転送し、制御部で検査シーケンスを実行することによって、検査レシピに応じた検査を半導体外観検査装置用画像処理装置内で実行し、ハードウェア機能診断だけでなく、ソフトウェア機能診断も含めて行っている。また、画像処理装置の制御部内のハードディスクには、検査レシピ,検査シーケンス,検査生画像を格納する手段を設け、検査シーケンスによって、検査画像を画像入力部にネットワークを経由して転送し、制御部にて検査コマンドを生成し、全体制御基板にて画像処理装置の検査制御を実施する。
ハードウェア機能診断を実施する際、診断対象である画像処理装置の制御部を用いて検査過程,結果を制御部のコンソールに表示するようにしているので、検査過程,結果の表示手段を既存の構成を利用でき、画像処理装置のハードウェア機能診断だけでなく、ソフトウェア機能診断を含んだ構成で評価を行うことができる。
ハードウェア機能診断において、検査過程,結果を制御部のコンソールに、検査中ハードに異常が検出された際にエラーステータスを表示するので、どのハードウェアユニットでどのようなエラーが発生しているか把握することができる。
ソフトウェア機能診断おいて、検査過程,結果を制御部のコンソールに、検査中ソフトに異常が検出された際にエラーステータスを表示するので、どの処理でどのようなエラーが発生しているか把握することができる。
さらに、本発明の実施形態では、画像処理装置単体にてハード機能診断,ソフト機能診断を行うので、機能診断,機能評価中にハードウェア異常,ソフトウェア異常が発生した場合は、異常内容を検査シーケンスの実行中にリアルタイムに表示し、その情報を元にして異常内容が特定できるようにしている。より具体的には、ハードウェア,ソフトウェアで異常が発生した場合、検査シーケンスの実行中にエラー内容をエラーコードで表示し、検査終了後にエラーログを採取することによって、異常内容の特定をする。つまり、制御部にログ採取手段を設けることによって、制御部にログ採取命令が入力されると、制御部CPUから各部位のCPU基板に対してログ採取命令がネットワークを介して通知され、各部位にあるCPUは動作ログを制御部のCPUに送信し、制御部では送信された各部位の動作ログをハードディスクに記録する。ある部位にてハードウェアエラー,ソフトウェアエラーが発生していた場合は、採取された当該部位の動作ログ中にハードウェアエラー,ソフトウェアエラー発生日時とステータスが記録されている。
本発明による画像処理装置の評価方法では、一旦電子光学系と接続した状態で検査を実施させて検査レシピ,検査生画像,検査シーケンスを画像処理装置へ転送し、画像処理装置単体で、先に転送された情報を使い、制御部で検査シーケンスを実行することによって検査レシピに応じた検査を半導体外観検査装置用画像処理装置内で実行し、ハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を行っている。
また、本発明では、画像処理装置内部に、画像入力部の画像記憶メモリから制御部ハードディスクへ、電子工学系から転送された検査生画像を採取または、制御部ハードディスクから画像入力部の画像記憶メモリへ格納する手段と、外部の電子光学系から入力された検査レシピ,検査シーケンスを制御部に格納する手段を設けている。この手段を設けることによって、実機動作と等価な、ソフトウェア機能診断を行っている。
制御部内ハードディスクには、検査レシピ,検査シーケンス,検査生画像を格納する手段を設け、検査シーケンスによって、採取した検査生画像を画像入力部にネットワークを経由して転送し、制御部にて検査コマンドを生成し、全体制御基板にて半導体外観検査装置用画像処理装置単独での検査制御を実施する。
また、本発明では、画像処理部,画像入力,制御部の各部位にエラー検知手段を設けることによって、各部位にて発生したハードエラーを検知するようにしている。ソフトエラーについても、各CPU内部にソフトウェアの動作をモニタするプログラムを常駐させることによって、各処理で発生したソフトエラーを検知するようにしている。
エラー検知手段は、画像処理装置が検査シーケンスによって検査を実施している時や装置の起動,終了時など、半導体外観検査装置用画像処理装置の電源が投入されている間は全ての時間においてエラー監視を行っている。各部位にてハードエラー,ソフトエラーが発生した場合は、エラー検知手段から各部位のCPUに対してハード的,ソフト的な割り込み処理でエラーステータスが通知される。各部位で通知されたエラーステータスは、各部位のCPUからネットワークを介して制御部のCPUに送られる。制御部のCPUでは、各部位から通知されたエラーステータスを表示装置に表示する。
さらに、本発明では、画像処理装置単体にてハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を行うので、機能診断中にハードウェア,ソフトウェアで異常が発生した場合は、異常内容を検査シーケンスの実行中にリアルタイムに表示し、その情報を元にして異常内容が特定できるようにしている。より具体的には、ハードウェア,ソフトウェアで異常が発生した場合、検査シーケンスの実行中にエラー内容をエラーコード(エラーステータス)で表示し、検査終了後にエラーログを採取することによって、異常内容の特定をする。つまり、制御部にログ採取手段を設けることによって、制御部にログ採取命令が入力されると、制御部CPUから各部位のCPU基板に対してログ採取命令がネットワークを介して通知され、各部位にあるCPUは動作ログを制御部のCPUに送信し、制御部では送信された各部位の動作ログをハードディスクに記録する。ある部位,処理にてハードエラー,ソフトエラーが発生していた場合は、採取された当該部位の動作ログ中にエラー発生日時とステータスが記録されている。
即ち、本発明による画像処理装置の機能診断方法は、予め採取した検査生画像を使うことによって、画像処理装置のハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断を行う画像処理装置の機能診断方法であって、外部の電子光学系から入力された生画像を採取する工程と、外部の電子光学系から入力された検査レシピ,検査シーケンスを制御部に格納する工程と、前記検査画像,検査レシピ及び検査シーケンスを用いて、前記画像処理装置のハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断をする工程と、を備えることを特徴とする。
また、前記診断する工程において、前記画像処理装置の制御部が検査の起動,制御を行い、その検査結果を制御部内ハードディスクに出力し、検査結果を予め作成しておいた期待値と比較,照合し、検査結果の検証を行うことによって、前記画像処理装置のハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断するようにしてもよい。
さらに、前記画像処理装置の制御部が検査過程及び検査結果をこの制御部に接続された表示部に表示する工程を備えるようにしてもよい。
また、前記画像処理装置は、電子光学系と画像処理装置を接続した状態での検査中に、前記画像処理装置内で発生したハードエラー,ソフトエラーを検知する工程と、前記制御部に接続された表示部に、検知された異常に対応してエラーステータスを表示する工程と、を備えるようにしてもよい。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
以上述べたように、本願発明の実施態様によれば、ハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断中にハードウェア異常またはソフトウェア異常が発生した場合、異常内容を検査シーケンスの実行中にリアルタイムに表示し、ログ採取を行うことで、表示装置に表示されたエラーステータスを元にして異常内容を特定することが可能となる。
第1の実施形態に係る半導体外観検査装置用画像処理装置の構成図。 図1の表示装置に表示される画像の一例を示す画面図。 図1の表示装置に表示される画像の一例を示す画面図。 試し検査の手順を示すフローチャート。 画像採取の手順を示すフローチャート。 試し検査モードにおける検査手順を示すフローチャート。 検査実行時に出力されるログの一例を示す画面図。 ハードウェア機能診断,ソフトウェア機能診断のための試し検査モードでの画像の一例を示す画面図。 第2,第3の実施形態に係る半導体外観検査装置用画像処理装置の構成図。 図9の表示装置に表示される画像の一例を示す画面図。 エラー発生時の通知動作に関するフローチャート。 エラー検出時の表示画面の一例を示す画面図。 画面に表示されるエラーログの一例を示す画面図。 ソフト的なエラーが発生したときの画面の一例を示す画面図。 ソフト的なエラーが発生したときの進捗ログの画面図。 画面に表示されるエラーログの一例を示す画面図。 電子光学系901で画像を使用した場合のソフトウェア異物判定動作の一例を示す画面図。 電子光学系901で画像を使用した場合のソフトウェア異物判定動作の一例を示す画面図。
符号の説明
101,901 電子光学系
104,904 半導体外観検査装置用画像処理装置
105,905 表示装置
106,906 制御部
109,909 画像処理部
110,910 画像処理基板
111,112,113,911,912,913 CPU
114,914 画像入力部
115,915 画像記憶メモリ
116,916 全体制御基板
117,917 ハードディスク
918,919,920 モニタ

Claims (2)

  1. 予め設定された検査レシピおよび検査シーケンスに従って試料の欠陥を検出する半導体外観検査装置であって、
    前記試料へ電子ビームを照射して前記試料から発生する二次信号を検出し、前記試料の画像を得る電子光学系と、
    前記電子光学系から送られる画像同士を比較して前記試料の欠陥を検出する画像処理部を有する画像処理装置とを備え、
    該画像処理装置は、前記電子光学系から送られる前記画像,前記検査レシピ,前記検査シーケンスを記憶する記憶装置を有し、前記電子光学系を用いた前記試料の検査を実施しない場合に、前記画像処理部は、前記記憶装置へ記憶された前記画像が入力され、前記検査レシピ,前記検査シーケンスを用いて画像処理を実行して処理画像を得、該処理画像により前記画像処理部の評価を行うことを特徴とする半導体外観検査装置。
  2. 前記画像処理部の評価は、前記処理画像の特徴値と予め定められた期待値との比較により行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体外観検査装置。
JP2008047023A 2008-02-28 2008-02-28 半導体外観検査装置 Pending JP2009204444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008047023A JP2009204444A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 半導体外観検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008047023A JP2009204444A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 半導体外観検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009204444A true JP2009204444A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41146877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008047023A Pending JP2009204444A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 半導体外観検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009204444A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077654A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Fujitsu Ltd 検査装置および検査方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10213422A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Hitachi Ltd パタ−ン検査装置
JP2000216207A (ja) * 1999-01-20 2000-08-04 Nec Corp 自己診断機能による高精度外観検査装置及びその制御方法
JP2008014768A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Olympus Corp 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2008065555A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Hitachi High-Technologies Corp 画像処理装置の機能診断方法及び機能診断システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10213422A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Hitachi Ltd パタ−ン検査装置
JP2000216207A (ja) * 1999-01-20 2000-08-04 Nec Corp 自己診断機能による高精度外観検査装置及びその制御方法
JP2008014768A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Olympus Corp 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2008065555A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Hitachi High-Technologies Corp 画像処理装置の機能診断方法及び機能診断システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077654A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Fujitsu Ltd 検査装置および検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5371916B2 (ja) 検査システムにおける対話型閾値調整方法及びシステム
JP4774383B2 (ja) データ処理装置、およびデータ処理方法
JP2004294358A (ja) 欠陥検査方法および装置
WO2000003413A1 (fr) Procede et dispositif d'observation d'un objet
CN106168582B (zh) 检查装置及检查方法
JP5018868B2 (ja) 試料の観察方法およびその装置
JP2008241570A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP4652917B2 (ja) 欠陥データ処理方法、およびデータの処理装置
US8358406B2 (en) Defect inspection method and defect inspection system
JP2016186779A (ja) 工程診断装置、工程診断方法および工程診断プログラム
JP2009204444A (ja) 半導体外観検査装置
JP2006266766A (ja) マクロ画像表示システム及びマクロ画像表示方法
KR20010039251A (ko) 정상패턴과 칩의 패턴을 비교하므로써 레티클 패턴의 결함을 검사하는 방법
JP7509027B2 (ja) 車両検査方法および車両検査システム
JP2009188175A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JP2008065555A (ja) 画像処理装置の機能診断方法及び機能診断システム
JP2006220528A (ja) 不良分類システムおよび不良分類方法
JP2007187549A (ja) 半導体外観検査装置、外観検査方法及び半導体製造装置
JP5628010B2 (ja) 欠陥検査装置、判定条件構築装置及び欠陥検査方法
JP2007115945A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20070048379A (ko) 웨이퍼의 결함 분석시스템
JP5291419B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法並びにこれを用いた検査作業支援システム
JP2009115479A (ja) 検査装置
JP2008244183A (ja) 検査支援システム,データ処理装置、およびデータ処理方法
JP3931669B2 (ja) 情報提供装置の画面遷移検査装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121030