JP2009204095A - シリンダ装置 - Google Patents

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龍 矢嵜
Akikimi Amamiya
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【課題】ヘッドキャップ上にダストや水が蓄積するのを防止したシリンダ装置を提供する。
【解決手段】ダストカバー10の内側面に挿入部11、嵌合部12及び保護部13にわたって延びる複数本のダスト排出溝16を形成したので、これらダスト排出溝16によって、ヘッドキャップ5の蓋部7上のダストや水を下方へ排出することができる。これにより、ヘッドキャップ5の蓋部7上にダストや水が蓄積することに起因する錆等の不具合を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック製のダストカバーを備えるシリンダ装置に関する。
例えば、自動車のサスペンション装置に使用されるシリンダ装置には、車輪が跳ね上げた泥や水からピストンロッドを防護するプラスチック製のダストカバーを備えたものが知られている。一般に、このようなシリンダ装置は、ピストンロッドに有蓋円筒形状のヘッドキャップが固定され、このヘッドキャップにダストカバーが装着される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ピストンロッドの先端に取付アイが取り付けられたシリンダ装置、特に、ヘッドキャップの外径よりも大きい最大幅(円筒状の取付アイであれば、取り付け方向から見た場合の対角線の長さ)を有する取付アイが取り付けられたシリンダ装置の場合、ダストカバーは、シリンダの基部側から挿入される。そして、ダストカバーの内側面に形成した突出部によってヘッドキャップの筒部を軸方向へ挟持するようにしてダストカバーがヘッドキャップに装着される場合、ヘッドキャップの蓋部の周縁がダストカバーの挿入部(装着時にシリンダが挿入される部分)によって囲繞される。このようなシリンダ装置では、ヘッドキャップの蓋部上にダストや水が蓄積し、錆などのおそれがある。
特開2004−116711号公報
そこで本発明は、ヘッドキャップ上にダストや水が蓄積するのを防止したシリンダ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ダストカバーは、装着時にシリンダが挿入される挿入部と、前記挿入部に連設され、ヘッドキャップの筒部に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部に連設され、ピストンロッドと前記シリンダの開口部とを被う保護部と、を備え、内側面には、前記挿入部、前記嵌合部及び前記保護部にわたって軸方向へ延びるダスト排出溝が設けられる。
本発明によれば、ヘッドキャップ上にダストや水が蓄積するのを防止したシリンダ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、本実施形態のシリンダ装置1は、自動車の車輪と車体との間に配置されるサスペンション装置のダンパである。
シリンダ装置1は、シリンダ2の内部にピストン(図示省略)が摺動可能に嵌装される。シリンダ2は、ピストンによって、内部がシリンダ上室とシリンダ下室とに画成される。また、ピストンには、ピストンロッド3の下端部が固定される。ピストンロッド3は、シリンダ2の開口部(図1における上端部)に配置されたロッドガイド及びシール(図示省略)に摺動可能且つ気密及び液密に挿通され、先端がシリンダ2の外部へ延出する。また、ピストンロッド3の先端(上端部)には、車体に接続するための取付アイ4と、該取付アイ4の直下に配置されるヘッドキャップ5と、が設けられる。
図1に示されるように、ヘッドキャップ5は、略有蓋円筒形状のプレス成形部品であって、後述するダストカバー10が装着される。また、ヘッドキャップ5は、円筒形状の筒部6と、中央にロッド挿通穴が形成される蓋部7と、からなる。蓋部7は、筒部6に連続する円環形状の平坦部8と、該平坦部8に連続する傾斜部9と、からなる。ダストカバー10は、略円筒形状の樹脂成形部品であって、挿入部11、嵌合部12及び保護部13からなる。挿入部11は、円筒形状に形成され、軸回りに複数個の突出部14が配設される。各突出部14は、挿入部11の周方向に所定幅を有し、図2にも示されるように、挿入部11の開口部から嵌合部12へ向かうにつれて(図1及び図2における上側から下側へ向かうにつれて)内方へ向かう(軸に近づく)ように軸に対して傾斜する傾斜面14aを有する。また、各突出部14の下面14bは、軸ならびに嵌合部12の内径部12aに対して略直角に配置される。
嵌合部12は、円筒形状に形成され、挿入部11に連設される。また、嵌合部12は、その内径部12aが、ヘッドキャップ5の筒部6の外径部6bに嵌合される。保護部13は、円筒形状に形成され、嵌合部12に連設される。また、保護部13の上端部(図1における上側の端部)には、軸回りに複数個の突出部15が配設される。各突出部15は、保護部13の周方向に所定幅を有し、図2にも示されるように、軸方向へ嵌合部12に向かうにつれて(図1及び図2における下側から上側へ向かうにつれて)内方へ向かう(軸に近づく)ように軸に対して傾斜する傾斜面15aを有する。また、各突出部15の上面15bは、各突出部14の下面14bと同様に、軸ならびに嵌合部12の内径部12aに対して略直角に配置される。
本実施形態のシリンダ装置1では、ダストカバー10の嵌合部12の内径部12aをヘッドキャップ5の筒部6の外径部6aに嵌合させると共に、ダストカバー10の突出部14の下面14bと突出部15の上面15bとの間にヘッドキャップ5の筒部6を軸方向へ挟み込むことにより、ダストカバー10がヘッドキャップ5に装着される。また、図1に示されるように、ダストカバー10の内側面には、挿入部11、嵌合部12及び保護部13にわたって軸方向(図1における上下方向)へ延びる一定幅且つ一定深さを有する複数本のダスト排出溝16が形成される。
なお、ダストカバー10には、同数の突出部14と突出部15とが一対一の対応で同数設けられ、突出部14と突出部15とは、相対する突出部14、15間の下面14bと上面15bとが対向するように配置される。また、対向する突出部14の下面14bと突出部15の上面15bとの間の距離は、材料(合成樹脂材料)の弾性によって、ヘッドキャップ5(筒部6)を軸方向へ挟持する規定の挟持力が得られるように設定される。また、嵌合部12の内径においても、材料の弾性によって、ヘッドキャップ5を内方へ押圧する規定の締付け力が得られるように設定される。さらに、挿入部11の内径(各突出部14を含まない内径)は、シリンダ2の外径よりも十分に、すなわち、シリンダ2の挿入が容易にできる程度に大きい。
次に、本実施形態の作用を説明する。
ピストンロッド3の先端のヘッドキャップ5にダストカバー10を装着する場合、まず、ダストカバー10の挿入部11に、シリンダ2の基部(図1における下側の端部、図示省略)を挿入する。このとき、ダストカバー10の各突出部14の傾斜面14aによってシリンダ2の基部がダストカバー10(挿入部11)の中央に案内される。次に、ダストカバー10をシリンダ2に対してヘッドキャップ5へ向けて軸方向へ移動させる。この状態で、ダストカバー10の各突出部15の上面15bがヘッドキャップ5の筒部6の下端部(図1における下側の端部)に当接されると、ダストカバー10の各突出部14の下面14bが、ヘッドキャップ5の肩部に当接され、ダストカバー10の嵌合部12の内径部12aが、ヘッドキャップ5の筒部6の外径部6bが当接される。
これにより、ヘッドキャップ5は、筒部6が、ダストカバー10の突出部14の下面14bと突出部15の上面15bとによって軸方向へ挟持され、同時に、筒部6が、ダストカバー10の嵌合部12によって締め付けられる。その結果、ダストカバー10は、ヘッドキャップ5に対して軸方向及び軸回りの回転方向への移動が阻止されてヘッドキャップ5に装着される。
そして、シリンダ2から突出したピストンロッド3の露出部分は、ヘッドキャップ5及びダストカバー10の保護部13によってダストや水から防護される。また、ヘッドキャップ5の蓋部7上のダストや水は、ダストカバー10の内側面の各ダスト排出溝16によって下方(図1における下方向)へ排出される。
本実施形態によれば、ダストカバー10を挿入部11、嵌合部12及び保護部13によって構成し、ダストカバー10の挿入部11にシリンダ2の基部を挿入させる。この状態で、ダストカバー10とシリンダ2とを軸方向へ相対移動させ、ダストカバー10の嵌合部12をヘッドキャップ5に嵌合させることにより、ダストカバー10をヘッドキャップ5に装着する。したがって、ダストカバー10の装着時に、ピストンロッド3の先端の取付アイ4をダストカバー10の中に通す必要がないので、取付アイ4の最大幅にかかわらず、例えば、取付アイ4の外径がヘッドキャップ5の外径よりも大きい場合であっても、ピストンロッド3の先端のヘッドキャップ5にダストカバー10を装着することができる。
また、本実施形態によれば、シリンダ2の基部をダストカバー10の挿入部11に挿入する時、シリンダ2の基部がダストカバー10の各突出部14の傾斜面14aによってダストカバー10(挿入部11)の中央に案内されるため、シリンダ2のダストカバー10への挿入が容易であり、組付け作業を効率化することができる。
また、本実施形態によれば、ダストカバー10の内側面に挿入部11、嵌合部12及び保護部13にわたって延びる複数本のダスト排出溝16を形成したので、これらダスト排出溝16によって、ヘッドキャップ5の蓋部7上のダストや水を下方へ排出することができる。これにより、ヘッドキャップ5の蓋部7上に蓄積されたダストや水に起因する錆等の不具合を効果的に防ぐことができる。
なお、上述した各実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
図4に示されるように、上述した図1に示されるシリンダ装置1におけるダストカバー10の嵌合部12と保護部13との間に、保護部13から嵌合部12へ向けて先細りに形成されるテーパ部17を設けてダストカバー1'を構成してもよい。この場合も、テーパ部17の上端部(図4における上側の端部)には、軸回りに複数個の突出部15が配設される。
ダストカバー10の各ダスト排出溝16が保護部13の下端部(図1及び図4における下側の端部)に到達しているが、各ダスト排出溝16は、嵌合部12を通過して下方へ延びていれば、すなわち、ヘッドキャップ5の蓋部7上のダストや水を下方へ排出できるものであれば成立し、例えば、嵌合部12を通過した直後を終端とすることもできる。
ダストカバー10の各ダスト排出溝16は、幅及び深さを一定に形成したが、必要に応じて、その幅及び深さを設定すればよく、例えば、各ダスト排出溝16の嵌合部12に形成される区間を、挿入部11及び保護部13に形成されるダスト排出溝16に対して幅及び深さを大きく形成することもできる。
本実施形態のシリンダ装置の説明図であって、ダストカバーとヘッドキャップとを断面で示した図である。 図1における要部拡大図であって、特に、ダストカバーの突出部の詳細を示す図である。 図1における要部拡大図であって、特に、ダスト排出溝を含む部分を示す図である。 他の実施形態のシリンダ装置の説明図であって、ダストカバーとヘッドキャップとを断面で示した図である。
符号の説明
1 シリンダ装置、2 シリンダ、3 ピストンロッド、4 取付アイ、5 ヘッドキャップ、6 筒部、10 ダストカバー、11 挿入部、12 嵌合部、13 保護部、16 ダスト排出溝

Claims (2)

  1. 一端に開口部を有するシリンダと、先端が前記シリンダの開口部から突出するピストンロッドと、有蓋筒状に形成され、前記ピストンロッドの先端に固定されるヘッドキャップと、前記ヘッドキャップに装着される筒形状のダストカバーと、を含むシリンダ装置において、
    前記ダストカバーは、装着時に前記シリンダが挿入される挿入部と、前記挿入部に連設され、前記ヘッドキャップの筒部に嵌合される嵌合部と、前記嵌合部に連設され、前記ピストンロッドと前記シリンダの開口部とを被う保護部と、を備え、内側面には、前記挿入部、前記嵌合部及び前記保護部にわたって軸方向へ延びるダスト排出溝が設けられることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 一端に開口部を有するシリンダと、先端が前記シリンダの開口部から突出するピストンロッドと、有蓋筒状に形成され、前記ピストンロッドの先端に固定されるヘッドキャップと、前記ヘッドキャップに装着され、前記ピストンロッドと前記シリンダの開口部とを被う筒形状のダストカバーと、を含むシリンダ装置において、
    前記ピストンロッドの先端に設けられ、前記ヘッドキャップの外径よりも大きい最大幅を有する取付アイと、前記ダストカバーの内側面に設けられ、軸方向へ延びるダスト排出溝と、を備えることを特徴とするシリンダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105276067A (zh) * 2014-07-14 2016-01-27 天纳克(北京)汽车减振器有限公司 用于减振器的密封结构以及包括该密封结构的减振器
CN106801718A (zh) * 2017-03-03 2017-06-06 锦州立德减振器有限公司 一种组合式减振器防尘结构

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