JP2009202179A - 減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置 - Google Patents

減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置について、シール性能の問題、減圧度が不安定な問題、についての解決を図る新規な技術を提案する。
【解決手段】射出スリーブ2の給湯口6、及び、前記射出スリーブ2の金型1と反対側の開放端部2a、の双方を取り囲む減圧室11を内部に形成する閉塞部材10と、前記減圧室11に連通された第1減圧タンク18と、キャビティ4内に連通された第2減圧タンク21と、を具備し、射出チップ3の射出動作開始前から、該射出チップ3が射出動作によって前記給湯口6を塞ぐまでの間において、第1減圧タンク18により、前記減圧室11と、該減圧室11と前記給湯口6により連通された前記キャビティ4内と、が減圧され、前記射出チップ3が射出動作によって前記給湯口6を塞いだ後において、前記第2減圧タンク21により、前記キャビティ4内が減圧される。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置に関し、具体的には、金型のキャビティ内を減圧して鋳造を行う技術に関する。
従来の減圧鋳造においては、高強度・高品質の製品を鋳造するため、キャビティ内において短時間で高い減圧度を達成する技術が知られており、これについて開示する文献も存在する(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1で開示されるような減圧鋳造においては、一般的に、減圧のためのタンクを複数個使用し、該複数のタンクとの接続バルブの開閉を段階的に切り替えることにより、キャビティ内の減圧度を高めるように構成されている。
しかし、特許文献1に開示されるような従来の減圧鋳造方法では、まず、射出スリーブの開放端部、及び、給湯口の開口部を塞ぐことにつき、不具合が生じると考えられる。
具体的には、例えば射出スリーブの開放端部については、射出スリーブ内にて摺動される射出チップにて閉じる構成としているため、射出スリーブの熱による変形、膨張によって、射出チップと射出スリーブと間の隙間が変化し、シール性能が保てないことになる。
また、給湯口の開口部については、溶湯のこぼれ湯の存在を考慮すると、蓋などによるシールの形態では、確実にシールすることができない可能性がある。
また、従来の減圧鋳造装置においては、キャビティ容積や湯道経路が複雑なため、キャビティから射出スリーブに至る全空間において、規定の時間内に必要とされる減圧度に到達させるのが困難である。
具体的には、溶湯の射出スリーブ内での凝固を考慮すると、減圧に費やすことができる時間は1〜2秒程度であり、キャビティや射出スリーブの減圧度に分布が生じていると考えられる。そのため、このような減圧度が不安定な状態で鋳造を行うと、強度・品質のばらつきが大きくなる可能性がある。
特開2005−95943号公報
本発明は、減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置に関して、前述のシール性能の問題、及び、減圧度が不安定となる問題、の解決を図る新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、金型のキャビティ内を減圧した状態で、射出スリーブ内に供給した溶湯を射出チップにより押し出して前記キャビティ内へ射出する射出動作を行うことにより、鋳造を行う減圧鋳造方法であって、前記射出スリーブの給湯口から溶湯を供給した後に、前記給湯口と、該射出スリーブにおける前記金型と反対側の開放端部と、を取り囲む減圧室を構成する減圧室構成工程と、射出動作の開始前から、該射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞ぐまでの間において、前記減圧室と連通される第1の減圧手段により、前記減圧室と、該減圧室と前記給湯口により連通された前記キャビティ内と、の減圧を行う第1の減圧工程と、前記射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞いだ後において、前記キャビティ内と連通される第2の減圧手段により、該キャビティ内の減圧を行う第2の減圧工程と、を備えるものである。
また、請求項2においては、前記減圧鋳造方法は、前記溶湯を前記射出スリーブ内に供給する前に、前記給湯口より熱風を吹きこむ送風工程をさらに備えるものである。
また、請求項3においては、金型のキャビティ内を減圧した状態で、射出スリーブ内に供給した溶湯を射出チップにより押し出して前記キャビティ内へ射出する射出動作を行うことにより、鋳造を行う減圧鋳造装置であって、射出スリーブの給湯口、及び、前記射出スリーブの金型と反対側の開放端部、の双方を取り囲む減圧室を内部に形成する閉塞部材と、前記減圧室に連通された第1の減圧手段と、前記キャビティ内に連通された第2の減圧手段と、を具備し、射出チップの射出動作開始前から、該射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞ぐまでの間において、前記第1の減圧手段により、前記減圧室と、該減圧室と前記給湯口により連通された前記キャビティ内と、が減圧され、前記射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞いだ後において、前記第2の減圧手段により、前記キャビティ内が減圧されるものである。
また、請求項4においては、前記減圧鋳造装置は、前記溶湯を前記射出スリーブ内に供給する前に、前記給湯口より熱風を吹きこむ送風手段をさらに備えるものである。
また、請求項5においては、前記閉塞部材は、前記射出チップの射出動作時における移動方向側の端面が開放される筒状の部材であり、前記閉塞部材の、前記射出チップの射出動作時における移動方向とは反対側の閉じた端面の貫通孔に、前記射出チップの支持軸が挿通され、前記閉塞部材の内寸は、前記射出スリーブの外寸よりも大きく構成され、前記閉塞部材の開放側の端面を、前記射出チップの射出動作時における移動方向へ移動させることで、前記閉塞部材の内部の空間に前記射出スリーブの開放端部が挿入される構成とされるものである。
また、請求項6においては、前記射出スリーブの外壁には、フランジ部が立設され、前記閉塞部材の開放側の端面を前記フランジ部に圧接させることで前記減圧室が形成されるものである。
また、請求項7においては、前記閉塞部材、前記射出スリーブ、前記射出チップ、及び、前記射出チップの支持軸は、同軸上に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
射出スリーブの給湯口、及び、前記射出スリーブの金型と反対側の開放端部、の双方を閉塞部材で取り囲み、減圧室を内部に形成する構成としているため、射出スリーブの熱による変形、膨張が発生し、射出チップと射出スリーブと間の隙間が変化したり、給湯口の開口部に溶湯がこぼれたりしても、シール性能を保持することが可能となる。
また、減圧開始のタイミングが早くなり、減圧開始後は効果的に減圧を実施できるので、短時間で、射出スリーブ内、及び、キャビティ内の減圧を進行させることが可能となり、確実に目標のレベルまでの減圧を安定して実現できることとなる。つまり、キャビティや射出スリーブの減圧度を略均一に保つことができるため、強度・品質のばらつきを少なくすることが可能となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は給湯時における減圧鋳造装置について示す概略断面図である。
図2は減圧時における減圧鋳造装置について示す概略断面図である。
図3は減圧鋳造の一連のプロセスについて示す図である。
図4(a)は本発明との第1の比較対象である、従来技術に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図、(b)は同じく本発明との第2の比較対象である、従来技術に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図である。
図5は横軸を時間、縦軸を圧力として、圧力の時間変化の例を示す図である。
図6は別実施例に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図である。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
以下に、本発明に係る減圧鋳造方法、及び、減圧鋳造装置について説明する。本明細書では便宜上、図1における右側を右側方、左側を左側方として説明する。
[減圧鋳造装置30の構成]
まず、本実施例に係る減圧鋳造装置30の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すごとく、減圧鋳造装置30における金型1には、略円筒形状の射出スリーブ2が左側方に突出して付設されている。そして、該射出スリーブ2内にて短円柱状の射出チップ3を右側方に摺動させ、射出スリーブ2内に供給された溶湯5を押し出して、金型1に設けたキャビティ4内に射出する構造としている。
前記射出スリーブ2には、給湯口6が設けられており、この給湯口6を介して、溶湯5がラドル7から射出スリーブ2内に供給されるようになっている。
さらに、前記射出スリーブ2の外周壁から半径方向外側に突出して、フランジ部8が設けられている。このフランジ部8は、射出チップ3によって射出スリーブ2内の溶湯5を押し出し、キャビティ4内に射出する射出動作時における、該射出チップ3の進行方向(図1における右側方)と、略直交する平面と略並行となる壁面を形成するように構成される。
また、このフランジ部8は、前記給湯口6が配置される位置よりも右側方、即ち射出チップ3が溶湯5を射出する際に移動する方向の側に配設されている。
前記射出チップ3の支持軸9と同軸上には、減圧室11(チャンバ)を形成するための閉塞部材10が設けられる。
この閉塞部材10は、前記射出チップ3の射出動作時における移動方向側の端面10aが開放される略円筒状の部材であり、もう一方の、即ち前記射出チップの射出動作時における移動方向とは反対側の、閉じた端面10dの貫通孔10cには、前記支持軸9が摺動自在に挿通される。
また、筒状に構成される閉塞部材10の内径寸は、前記射出スリーブ2の外径寸よりも大きく構成され、閉塞部材10の前記端面10aを、前記射出チップ3の射出時における移動方向と同じ方向へ移動させることで、前記閉塞部材10の内部の空間に前記射出スリーブ2の開放端部2aが挿入されるようになっている。
前記閉塞部材10、前記射出スリーブ2、前記射出チップ3、及び、前記射出チップ3の支持軸9は、同軸上に配置される構成とすることにより、減圧鋳造装置30の小型化が図れるようになっている。
前記支持軸9は、エアシリンダや油圧シリンダ等からなる図示せぬアクチュエータによって進退するように制御されており、これにより、先端に設けられた射出チップ3が射出スリーブ2内にて進退する構造となっている。
前記閉塞部材10の閉じた端面10dに設けた貫通孔10cに対しては、前記支持軸9が摺動自在に貫装され、また、前記貫通孔10cには、支持軸9との間の隙間をシールするため、Oリング等から構成されるシール部材12が設けられている。
図2に示すごとく、前記閉塞部材10は、エアシリンダや油圧シリンダ等からなるアクチュエータ13によって、射出チップ3(支持軸9)と同軸上の位置を保ったまま移動するように構成されており、前記閉塞部材10の端面10aが前記射出スリーブ2のフランジ部8に圧接することとなる。
そして、前記閉塞部材10のアクチュエータ13による移動が行われ、前記閉塞部材10の前記端面10aに設けたフランジ部10bを前記射出スリーブ2のフランジ部8に圧接した状態では、前記射出スリーブ2の開放端部2aの周囲を取り囲む減圧室11が形成されるようになっている。
このアクチュエータ13は、後述するように、射出チップ3(支持軸9)とは独立して駆動されるようになっており、これにより、前記閉塞部材10と射出チップ3が独立して動作するようになっている。
さらに、前記射出スリーブ2に立設されるフランジ部8において、前記閉塞部材10のフランジ部10bと対向する側には、Oリング等から構成されるシール部材14が設けられている。図2に示すごとく、このシール部材14によって、両フランジ部8・10bが圧接される状態において、両者間がシールされるようにしている。
なお、閉塞部材10のフランジ部10bにシール部材14を設ける構成としてもよい。
そして、このようなフランジ部8・10bの構成により、閉塞部材10の射出動作時における移動方向のストッパー、及び、減圧室11のシール、といった二つの機能が実現可能となる。
また、閉塞部材10は射出スリーブ2の外側を移動することから、閉塞部材10が射出スリーブ2に摺接することはなく、射出スリーブ2と閉塞部材10の間においては潤滑油が必要とされることはない。
前記フランジ部8・10bで構成されるシール部(本実施例ではシール部材14)は、射出スリーブ2の外側に配置されることから、溶湯5の熱によってフランジ部8・10bが変形することなく、確実なシール性能を確保できることとなる。
即ち、射出スリーブ2の金型1と反対側の開放端部2aを閉塞部材10で取り囲み、減圧室11を内部に形成する構成としているため、射出スリーブ2の熱による変形、膨張が発生し、射出チップ3と射出スリーブ2と間の隙間が変化しても、シール性能を保持することが可能となるのである。
また、前記閉塞部材10は、給湯口6に触れることなく、減圧室11を形成することができる。これにより、給湯口6に付着し得るこぼれ湯等で減圧室11のシール性能が損なわれるといった不具合が発生しない。また、目標とされる減圧度を確実に確保することが可能となり、さらに、シール性能に関連するメンテナンスフリーを実現することが可能となる。
そして、図1及び図2に示すごとく、前記閉塞部材10には、その内部の空間で形成されることになる減圧室11内の空気を吸引するための吸引口15が設けられている。
なお、この吸引口15は、前記射出スリーブ2のフランジ部8に設けることとし、前記閉塞部材10を図2の状態とした際に、フランジ部8に設けた吸引口より吸引を行うこととしてもよく、この構成によれば、後述する第1の減圧手段に繋がる吸気配管を固定できることになる。
前記吸引口15は、第1の減圧手段(本実施例では第1減圧タンク18及び第1真空ポンプ19)に接続される。前記第1減圧タンク18と前記吸引口15との接続経路上には該接続経路を開閉する第1開閉バルブ20が設けられている。
そして、その接続経路上の前記第1開閉バルブ20を開くことによって、前記減圧室11、及び、キャビティ4の減圧が開始されるようになっている。
また、前記金型1には、前記キャビティ4内に通じ、キャビティ4内の空気を吸引するための吸引口16が設けられている。また、キャビティ4と前記吸引口16を結ぶ経路には、シャットバルブ17が設けられている。
前記吸引口16は、第2の減圧手段(本実施例では第2減圧タンク21及び第2真空ポンプ22)に接続される。前記第2減圧タンク21と前記吸引口16との接続経路上には該接続経路を開閉する第2開閉バルブ23が設けられている。
そして、その接続経路上の前記第2開閉バルブ23を開くことよって、前記キャビティ4の減圧が開始されるようになっている。
なお、前記第1減圧タンク18、及び第2減圧タンク21はバッファとして機能させるものである。
図1及び図2に示す構成においては、ラドル7、射出チップ3、閉塞部材10(アクチュエータ13)、シャットバルブ17、第1開閉バルブ20、第2開閉バルブ23、第1真空ポンプ19、第2真空ポンプ22は、連動するように制御される構成とすることが望ましい。
例えば、前記アクチュエータ13については、給湯完了後のラドル7の後退とともに閉塞部材10を前進させフランジ部8に圧接させて減圧室11を形成させ、射出完了後は、射出チップ3の後退前に、又は、同時に、後退する動作を行うこととする、といった動作制御が考えられる。
なお、各装置を動作させる具体的な機構については、特に限定されるものではない。
[減圧鋳造装置30による減圧鋳造方法]
次に、図3を用いて、上記の減圧鋳造装置30による減圧鋳造プロセスについて説明する。
まず給湯時S1では、ラドル7にて、給湯口6から射出スリーブ2内に溶湯5が供給される。
この際、前記閉塞部材10は、アクチュエータ13によって射出スリーブ2から遠くなる側に引き離された状態にある。
また、射出チップ3の射出方向側先端部は、給湯口6よりも手前の位置に配置されるようにして、前記給湯口6が完全に開放された状態とする。また、前記第1開閉バルブ20及び第2開閉バルブ23は閉じた状態とし、減圧は行われない状態とする。
前記ラドル7による溶湯5の供給が終了すると、前記アクチュエータ13によって、前記閉塞部材10の図3中矢印A方向への移動が開始され、減圧室構成工程となる。
減圧室構成工程では、前記閉塞部材10が図3中矢印A方向へ移動し、その後、フランジ部10bが射出スリーブ2に設けたフランジ部8に圧接される。これにより、給湯口6と、射出スリーブ2における前記金型1と反対側の開放端部2aと、を取り囲む減圧室11が構成されるのである。
このようにして、射出スリーブ2の開放端部2a、及び、給湯口6が、閉塞部材10の減圧室11内に配置される。この状態では、射出チップ3の背面側(溶湯5と接しない側の端面側)の空間と、射出スリーブ2内の空間とが、前記給湯口6を介して連通されることになる。
次に、第1減圧工程時S2となる。
第1減圧工程時S2においては、前記射出チップ3は、前記給湯口6よりも前記射出スリーブ2の開放端部2aの側に配置され、前記給湯口6を介して前記減圧室11と前記射出スリーブ2内とが連通される構成となっている。
そして、溶湯5の沈静後、前記第1開閉バルブ20を開くことにより、図3中矢印aの方向に、前記減圧室11、及び、キャビティ4内の空気の吸引が開始され、第1の減圧が開始される。なお、第1の減圧の開始前においては、前記ラドル7による給湯によって揺れている溶湯5を沈静させるため、しばらく時間が置かれる(例えば、数秒程度)。
また、この第1減圧工程は、射出チップ3による溶湯5の射出動作行われる前に開始されるものである。即ち、射出チップ3が給湯口6を塞ぐ前に第1減圧工程が開始されるようになっている。そして、この減圧においては、前記減圧室11は開口の大きな給湯口6で射出スリーブ2に連通されるため、射出スリーブ2内の空気は、前記給湯口6を介して迅速に吸引されるのである。
この第1減圧工程は、射出チップ3が図示せぬアクチュエータによって射出動作を開始した後、該射出チップ3が図3中矢印Bの方向(射出チップ3により溶湯5を射出する方向)に移動して前記給湯口6を塞ぐまでの間、継続する。
次に、前記射出チップ3の射出動作によって前記給湯口6を塞いだ後においては、第2減圧工程時S3となる。
このときには、前記射出チップ3の射出動作により、溶湯5が所定の減圧度が確保されたキャビティ4内へと射出される。この射出が行われる間は、前記第1開閉バルブ20を閉じ、前記第2開閉バルブ23を開くことにより、図3中矢印bの方向にキャビティ4の空気の吸引が開始され、第2減圧工程が行われる。
つまり、第2減圧工程時S3においては、前記第2の減圧手段によりキャビティ4内の空気を吸引した状態で、溶湯5がキャビティ4内へ射出されることとなるのである。
このように本実施例に係る減圧鋳造装置30は、減圧室11に連通された第1の減圧手段と、キャビティ4内に連通された第2の減圧手段との複数の減圧手段を備えるため、第1の減圧手段による減圧の後に、第2の減圧手段で減圧を進行させることが可能となる。即ち、減圧速度を向上させることができ、金型1内を所定の圧力に減圧するための時間を短縮することが可能となるのである。
さらに、第1の減圧手段から第2の減圧手段への切替は、射出チップ3が給湯口6を塞いだ後に行われるよう制御されるため、第2の減圧手段による減圧が行われる空間は、射出スリーブ2内の射出チップ3進行方向側の空間、及びキャビティ4内の空間に限られ、第2の減圧手段による減圧の効果をより高めることが可能となるのである。
また、ここで、射出チップ3が給湯口6を通過した時点では、射出スリーブ2内が射出チップ3によって、キャビティ4側の空間と、射出チップ3の背面側の空間と、の二つの空間に分かれることになる。
しかし、前記吸引口16からの吸引により、射出チップ3の背面側の空間に比べてキャビティ4側の空間の減圧が進行しているため、射出スリーブ2と射出チップ3の間の隙間へ、溶湯5が浸入することを防ぐことができる。
次に、射出完了時S4となる。
この状態では、溶湯5を高速射出するため、シャットバルブ17が閉じられる。
そして、射出チップ3が射出側に移動しきった後に、前記第2開閉バルブ23が閉じられて、減圧が終了した状態となるのである。
その後、キャビティ4内の製品が凝固したら、型開きをして製品の取り出しが行われる。
また、射出完了後は、前記射出チップ3は引き戻されるが、この際に、射出スリーブ2内にゴミや溶湯5の欠片等が存在する場合には、これらが射出チップ3の背面によって押し戻されるようにして除去され、射出スリーブ2の開放端部2aから掻き出される。
このように、射出チップ3の後退動作によって、射出スリーブ2内の内周面を清浄な状態とすることができる。
そして、前記ゴミ等の除去により、次回の射出時においては不純物の混在を抑制することが可能となり、ひいては品質の向上を図ることができることとなる。
以上のように、本実施例の減圧鋳造方法では、図3に示すごとく、射出スリーブ2の給湯口6からの給湯後、前記給湯口6、及び、前記射出スリーブ2の反金型1側の開放端部2aを取り囲む減圧室11を構成し、射出チップ3の射出動作開始前において、前記減圧室11、及び、キャビティ4内の減圧が開始されることとするものである。
また、本実施例の減圧鋳造装置30では、射出スリーブ2の給湯口6、及び、前記射出スリーブ2の反金型1側の開放端部2aを取り囲む減圧室11を内部に形成する閉塞部材10と、前記減圧室11並びにキャビティ4内を減圧するための第1の減圧手段としての第1減圧タンク18、第1真空ポンプ19と、及び、キャビティ4内を減圧するための第2の減圧手段としての第2減圧タンク21、第2真空ポンプ22と、を具備し、前記射出スリーブ2の給湯口6からの給湯後に前記閉塞部材10にて減圧室11を形成し、射出チップ3の射出動作開始前から、該射出チップ3が射出動作によって前記給湯口6を塞ぐまでの間において、前記第1の減圧手段により、減圧室11と、該減圧室11と前記給湯口6により連通されたキャビティ4内と、が減圧され、前記射出チップ3が射出動作によって前記給湯口6を塞いだ後において、前記第2の減圧手段により、前記キャビティ4内が減圧される構成とするものである。
以上の方法、装置の構成により、減圧開始のタイミングが早くなり、また、減圧開始後は効果的に減圧を実施できるので、射出スリーブ2内、及び、キャビティ4内の減圧を短時間で進行させることが可能となり、確実に目標のレベルまでの減圧を安定して実現できることとなる。
つまり、キャビティ4や射出スリーブ2の減圧度を略均一に保つことができるため、強度・品質のばらつきを少なくすることができるのである。
また、射出スリーブ2内における減圧開始のタイミングを、射出チップ3の射出動作の開始前とすることができ、さらに、キャビティ4と給湯口6の両方を介して射出スリーブ2内の減圧を実施することが可能となる。
このようにして、減圧開始のタイミングが早くなり、また、減圧開始後は効果的に減圧を実施できるので、短時間で、射出スリーブ2内、及び、キャビティ4内の減圧を進行させることが可能となる(減圧時間を稼ぐことができる。)。
[減圧鋳造装置30による減圧鋳造の効果]
次に、図4及び図5を用いて、本実施例に係る減圧鋳造装置30による効果を、第1・第2の比較対象である減圧鋳造装置130・230と比較して説明する。
図4(a)、(b)に示す第1・第2の比較対象である減圧鋳造装置130・230においては、金型101・201、射出スリーブ102・202、射出チップ103・203、キャビティ104・204、給湯口106・206、第1減圧タンク118・218、第1真空ポンプ119・219、第2減圧タンク121・221、及び、第2真空ポンプ122・222等の各部材については、前記実施例に係る減圧鋳造装置30と略同一に構成・機能するため、以下では詳細な説明を省略する。
前記金型101・201には、前記キャビティ104・204内に通じ、キャビティ104・204内の空気を吸引するための吸引口116・216が設けられている。
そして、該吸引口116・216は、途中で分枝する接続配管により、第1減圧タンク118・218、及び第2減圧タンク121・221と接続される。
前記減圧鋳造装置130の前記接続配管途上には、分枝する手前の箇所にバルブ120が設けられ、該バルブ120の動作によって、前記キャビティ104の減圧が開始されるようになっている。
また、前記減圧鋳造装置230の前記接続配管途上には、分枝した後にそれぞれ第1開閉バルブ220、第2開閉バルブ223が設けられ、該第1開閉バルブ220、及び第2開閉バルブ223の動作によって、前記キャビティ204の減圧が行われるようになっている。
前記減圧鋳造装置130・230のいずれにおいても、バルブ120及び第1開閉バルブ220の開放は、外気と連通する給湯口106・206を塞いだ後で行う必要があるため、それぞれにおける減圧は射出チップ103・203の射出動作開始の後しばらくしてから開始されることとなる。
なお、減圧鋳造装置230においては、前記第1開閉バルブ220の開放後しばらくしてから第2開閉バルブ223が開放され、第2の減圧が開始される構成となっている。
図5は横軸を時間、縦軸を圧力として、圧力の時間変化の例を示す図である。
具体的には、図5中に示す減圧曲線L1は本実施例に係る減圧鋳造装置30による圧力変化を、減圧曲線L2は第1の比較対象である減圧鋳造装置130による圧力変化を、減圧曲線L3は第2の比較対象である減圧鋳造装置230による圧力変化を、それぞれ表している。
また、曲線Pは、射出チップ3(103・203)の位置を示している。該射出チップ3は、ある目標時間Tの経過後において高速射出が開始されるが、本実施例における曲線Pにおいては、高速射出開始の段階で射出チップ3を停止した状態が表現されている。
本実施例に係る減圧鋳造装置30では、減圧曲線L1に示すごとく、減圧開始のタイミングを射出チップ3の射出動作の開始前とすることができ、早い時間T0(例えば、溶湯5が沈静した直後のタイミング)に減圧を開始できる。つまり、射出チップ3の位置が0の状態で減圧を開始できるのである。
これに対し、比較対象である減圧鋳造装置130及び減圧鋳造装置230の場合では、射出チップ103・203が給湯口106・206を通過し、該給湯口106・206が塞がれた後に減圧が開始される。即ち、減圧曲線L2・L3に示すごとく、時間T0よりも遅い時間T1を経過してから減圧が開始されることになるため、射出スリーブ102・202内、及び、キャビティ104・204内の減圧の進行に時間を要している。
さらに、本実施例に係る減圧鋳造装置30では、上記のように減圧開始のタイミングが早くなり、また、減圧開始後は効果的に減圧を実施できるので、減圧曲線L1で示される、高速射出が開始される目標時間Tにおける圧力を、減圧曲線L2・L3に比べて低くすることができるのである。
即ち本実施例では、減圧開始のタイミングをより早くすることができるので、ある目標時間Tにおいてより大きな減圧を達成するということが可能となるのである。
また、この減圧開始のタイミングに起因するだけでなく、本実施例では、前記給湯口6及びキャビティ4の両方から減圧をすることができ、その減圧を効果的に行うことが可能なため、最終的により大きな減圧を実現できることとなる。
[別実施例]
次に、本発明の別実施例に係る減圧鋳造装置30の構成について、図6を用いて説明する。
なお本実施例において説明する減圧鋳造装置30において、上述した実施例と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る減圧鋳造装置30については、上述した実施例に係る減圧鋳造装置30の構成に加え、溶湯5を供給する前に、給湯口6より熱風(図6中の矢印H)を吹きこむための送風手段(本実施例においては、エアブローガン31)をさらに備えるものである。
具体的には、上述した実施例において、ラドル7にて射出スリーブ2内に溶湯5が供給される(給湯時S1)前の時点において、射出チップ3の潤滑剤を数滴滴下した後、エアブローガン31によって、給湯口6より数百℃の熱風Hが送風されるのである(送風工程)。
その後の給湯、減圧工程は上記実施例と略同様であるため、本実施例においては詳細な説明を省略する。
上記のように構成することにより、射出スリーブ2内の空気を熱風Hによって2倍程度に膨張させ、射出スリーブ2内から放出しておくことができる。そして、その後の給湯、減圧工程を経て冷却された空気は収縮するため、第1・第2減圧工程において吸引する空気を予め減少させることができるのである。即ち、第1・第2減圧工程における減圧速度をさらに向上させることができ、金型1内を所定の圧力に減圧するための時間をより短縮することが可能となるのである。
給湯時における減圧鋳造装置について示す概略断面図。 減圧時における減圧鋳造装置について示す概略断面図。 減圧鋳造の一連のプロセスについて示す図。 (a)は本発明との第1の比較対象である、従来技術に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図、(b)は同じく本発明との第2の比較対象である、従来技術に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図。 横軸を時間、縦軸を圧力として、圧力の時間変化の例を示す図。 別実施例に係る減圧鋳造装置について示す概略断面図。
符号の説明
1 金型
2 射出スリーブ
2a 開放端部
3 射出チップ
4 キャビティ
6 給湯口
7 ラドル
10 閉塞部材
11 減圧室
18 第1減圧タンク
19 第1真空ポンプ
20 第1開閉バルブ
21 第2減圧タンク
22 第2真空ポンプ
23 第2開閉バルブ
30 減圧鋳造装置
31 エアブローガン

Claims (7)

  1. 金型のキャビティ内を減圧した状態で、射出スリーブ内に供給した溶湯を射出チップにより押し出して前記キャビティ内へ射出する射出動作を行うことにより、鋳造を行う減圧鋳造方法であって、
    前記射出スリーブの給湯口から溶湯を供給した後に、前記給湯口と、該射出スリーブにおける前記金型と反対側の開放端部と、を取り囲む減圧室を構成する減圧室構成工程と、
    射出動作の開始前から、該射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞ぐまでの間において、前記減圧室と連通される第1の減圧手段により、前記減圧室と、該減圧室と前記給湯口により連通された前記キャビティ内と、の減圧を行う第1の減圧工程と、
    前記射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞いだ後において、前記キャビティ内と連通される第2の減圧手段により、該キャビティ内の減圧を行う第2の減圧工程と、を備える、
    ことを特徴とする、減圧鋳造方法。
  2. 前記減圧鋳造方法は、
    前記溶湯を前記射出スリーブ内に供給する前に、前記給湯口より熱風を吹きこむ送風工程をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の減圧鋳造方法。
  3. 金型のキャビティ内を減圧した状態で、射出スリーブ内に供給した溶湯を射出チップにより押し出して前記キャビティ内へ射出する射出動作を行うことにより、鋳造を行う減圧鋳造装置であって、
    射出スリーブの給湯口、及び、前記射出スリーブの金型と反対側の開放端部、の双方を取り囲む減圧室を内部に形成する閉塞部材と、
    前記減圧室に連通された第1の減圧手段と、
    前記キャビティ内に連通された第2の減圧手段と、を具備し、
    射出チップの射出動作開始前から、該射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞ぐまでの間において、前記第1の減圧手段により、前記減圧室と、該減圧室と前記給湯口により連通された前記キャビティ内と、が減圧され、
    前記射出チップが射出動作によって前記給湯口を塞いだ後において、前記第2の減圧手段により、前記キャビティ内が減圧される、
    ことを特徴とする、減圧鋳造装置。
  4. 前記減圧鋳造装置は、
    前記溶湯を前記射出スリーブ内に供給する前に、前記給湯口より熱風を吹きこむ送風手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の減圧鋳造装置。
  5. 前記閉塞部材は、前記射出チップの射出動作時における移動方向側の端面が開放される筒状の部材であり、
    前記閉塞部材の、前記射出チップの射出動作時における移動方向とは反対側の閉じた端面の貫通孔に、前記射出チップの支持軸が挿通され、
    前記閉塞部材の内寸は、前記射出スリーブの外寸よりも大きく構成され、
    前記閉塞部材の開放側の端面を、前記射出チップの射出動作時における移動方向へ移動させることで、前記閉塞部材の内部の空間に前記射出スリーブの開放端部が挿入される構成とされる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の減圧鋳造装置。
  6. 前記射出スリーブの外壁には、フランジ部が立設され、
    前記閉塞部材の開放側の端面を前記フランジ部に圧接させることで前記減圧室が形成される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の減圧鋳造装置。
  7. 前記閉塞部材、前記射出スリーブ、前記射出チップ、及び、前記射出チップの支持軸は、同軸上に配置される、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の減圧鋳造装置。
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