JP2009201769A - パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置 - Google Patents

パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パチンコ遊技機の不正使用のための磁石を検知するだけでなく、電波による不正使用も検知し、更に不正使用を目的としない携帯電話機等の一般無線機からの電波は不正使用と判定しないようにする。
【解決手段】パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置(1)は、パチンコ遊技機(41)のフロントガラス(42)前面側の磁気を検出するための少なくとも2つの磁気インピーダンス素子(111,112)と、磁気インピーダンス素子の出力信号の振幅値を所定しきい値と比較してパチンコ遊技機の不正使用の有無を検出する処理部(126,127)とを備え、処理部は、所定しきい値として、磁気を検知するための磁気検知用しきい値と、電波を検知するための電波検知用しきい値とを用いて磁石による不正使用に加えて電波による不正使用も検出するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気インピーダンス素子を使用した磁気検知装置に関し、特にパチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置に関する。
従来のパチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置に使用される素子(以下、磁気インピーダンス素子と呼ぶ)としては、特許文献1に開示のリードスイッチや特許文献2に開示のホール素子などが挙げられる。これらの磁気検知装置はパチンコ球の不正な入賞をさせるための磁石を発見するために使用されている。
一方で、電波により遊技機を誤動作させ、不当な賞球を得るといった不正もある。
特開平5-212152号公報 特開2007-209592号公報
本発明の目的は、パチンコ遊技機の不正使用のための磁石を検知するだけでなく、電波による不正使用も検知し、更に不正使用を目的としない携帯電話機等の一般無線機からの電波は不正使用と判定しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様により提供されるものは、パチンコ遊技機のフロントガラス前面側の磁気を検出するための少なくとも2つの磁気インピーダンス素子と、磁気インピーダンス素子の出力信号の振幅値を所定しきい値と比較してパチンコ遊技機の不正使用の有無を検出する処理部とを備え、処理部は、所定しきい値として、磁気を検知するための磁気検知用しきい値と、電波を検知するための電波検知用しきい値とを用いて磁石による不正使用に加えて電波による不正使用も検出するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置である。
本発明の第2の態様により提供されるものは、磁気を検出するための少なくとも2つの磁気インピーダンス素子から得られるアナログ信号をA/D変換した信号を所定のしきい値と比較するための比較部と、それら所定しきい値を記憶するための記憶部と、比較部での比較結果を演算する処理部と、該処理部による演算結果を出力する出力部と、を備えた磁気検知装置において、記憶部は、磁気を検知するための磁気検知用しきい値と、電波を検知するための電波検知用しきい値を記憶していることを特徴とするパチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置である。
本発明の第3の態様によれば、アナログ出力部とA/D変換部の間の線路に、電波の到来により変化するアナログ出力部の出力信号の振幅を増大させる電波検知手段が接続されている。
本発明の第4の態様によれば、電波検知手段はコイルである。
本発明の第5の態様によれば、磁気インピーダンス素子とアナログ出力部とは単一のモジュールに搭載されている。
本発明の第6の態様によれば、処理部は、比較部からの出力が、少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号のA/D変換部によるA/D変換値がすべて磁気検知用しきい値より大きいことを示す場合、又は少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号のA/D変換部によるA/D変換値がすべて磁気検知用しきい値より小さいことを示す場合に、電波検知用しきい値を用いて磁石による不正使用か電波による不正使用かを判別し、少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号のA/D変換部によるA/D変換値のいずれか一方が磁気検知用しきい値より大きく他方が磁気検知用しきい値より小さいことを示す場合に、磁気検知用しきい値を用いて磁石による不正使用か否かを判別するようにした。
本発明の第7の態様によれば、磁気インピーダンス素子はパチンコ遊技機のフロントガラス面に平行に設置されている。
本発明の第8の態様によれば、電波検知用しきい値の絶対値は、磁気検知用しきい値の絶対値及び、パチンコ遊技機の不正使用を目的としない一般無線機による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値より大きく、パチンコ遊技機の不正使用を目的とする無線機による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値より小さい値である。
本発明により、少なくとも2つ以上の磁気インピーダンス素子を有した磁気検知装置において、不正な磁石を検知するための磁気検知用しきい値と電波の到来を検出するための電波検知用しきい値を設定し、磁気抵抗素子のアナログ変化を処理することにより、パチンコ遊技機において以下の効果が得られる。
(1)検出部を磁気検知に必要な最低限の構成としたままで、パチンコ遊技機の磁石による不正使用と電波による不正使用の2種類の不正使用に対する対策を施すことができる。
(2)磁気インピーダンス素子のアナログ変化が磁石によるものか電波によるものかを判定できるので、パチンコ遊技機の不正使用がどのような不正使用かを判別できる。
(3)携帯電話機等の不正使用を目的としない一般無線機からの電波による磁気検知をしないようにして、一般無線機の使用者がパチンコ遊技機を不正使用していると判定しないようにできる。
以下に本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。全図を通して、同一参照番号は同一部を示す。
図1は本発明の第1の実施の形態による、パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置の構成を示すブロック図である。図1において、磁気検知装置1は、モジュール11とマイコン12を備えている。
モジュール11は、磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112と、磁気インピーダンス素子(X)111から出力されるアナログ信号を増幅して出力するアナログ出力部(X)113と、磁気インピーダンス素子(Y)112から出力されるアナログ信号を増幅して出力するアナログ出力部(Y)114とを備えている。
マイコン12は、モジュール11のアナログ出力部(X)113から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換部(X)121と、アナログ出力部(Y)114から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換部(Y)122と、A/D変換部(X)121からの出力信号を所定しきい値と比較する比較部(X)123と、A/D変換部(Y)122からの出力信号を所定しきい値と比較する比較部(Y)124と、それらの所定しきい値である磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を記憶する記憶部125と、比較部(X)123及び比較部(Y)124で得られた結果の第1の処理(後に詳述する)をする第1処理部126と、第1処理部126の処理結果に応じて第2の処理(後に詳述する)をする第2処理部127と、第1処理部126及び第2処理部127の出力である処理結果を出力する出力部128とを備えている。磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を用いたことにより、出力部128は磁気検知出力又は電波検知出力をする。
アナログ出力部(X)113とA/D変換部(X)121との間には、電波検知用のコイル13が接続されてもよい。コイル13はアンテナの役割を果たす。14は受信感度が最大となる周波数を調整するためのコンデンサである。コイル13を接続することによりアナログ出力部(X)113の出力信号の振幅が増大するので、このコイル13により電波の受信感度を調整できる。
記憶部125は上記磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を記憶するとともに、図11にて説明するそれらのしきい値の初期設定処理に必要な規定範囲の電圧値(磁石や電波の影響がない状態での磁気インピーダンス素子の出力電圧に対応するデジタル電圧値)も保持している。
磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112はパチンコ遊技機のフロントガラスの表面に略平行に実質的に90°の角度で配置される。
図2は本発明の第2の実施の形態による、パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置の構成を示すブロック図である。図2において、図1と同一部分には同一の参照番号を付してあり、その部分の説明は省略する。図2において、磁気検知装置2は、モジュール21とマイコン22を備えている。
モジュール21は、磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112の出力をマイコン22から出力される切替信号に応じて時間的に切り替えて出力する切替部211と、切替部211から出力される時間的に切り替えられた磁気インピーダンス素子の出力を増幅して出力するアナログ出力部212とを備えている。
マイコン22は、モジュール21内の切替部211に切替信号を出力する切替出力部221と、モジュール21のアナログ出力部212から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換部222と、A/D変換部222からの出力信号の振幅を所定しきい値と比較する比較部223と、それらの所定しきい値である磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を記憶する記憶部224と、一方の磁気インピーダンス素子の出力振幅を所定しきい値と比較している間に、他方の磁気インピーダンス素子の出力振幅の所定しきい値との直前の比較結果を記憶している比較部225と、比較部225で得られた結果の第1の処理(後に詳述する)をする第1処理部126と、第1処理部126の処理結果に応じて第2の処理(後に詳述する)をする第2処理部127と、第1処理部126及び第2処理部127の出力である処理結果を出力する出力部128とを備えている。記憶部224には、図12で説明するしきい値初期設定処理に必要な規定電圧範囲も保存されている。磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を用いたことにより、図1の場合と同様に、出力部128は磁気検知出力又は電波検知出力をする。切替出力部221の出力がハイ(H)レベルの場合は切替部211は磁気インピーダンス素子(X)111の出力を有効にし、ロー(L)レベルの場合は磁気インピーダンス素子(Y)112の出力を有効にする。
アナログ出力部212とA/D変換部222との間には、図1と同様に電波検知用のコイル13が接続されてもよい。コイル13に替えてアンテナを接続してもよい。14は交流接地用のコンデンサである。
切替出力部221から出力される切替信号は、使用する磁気インピーダンス素子の出力を切替部211にて切り替えて出力させるための信号である。アナログ出力部212と記憶部224の動作を同期させることにより、図2に示すように磁気インピーダンス素子(X)111の出力としきい値との比較及び磁気インピーダンス素子(Y)112の出力としきい値との比較を単一のA/D変換部222及び単一の比較部223により実現できる。
図2に示した実施の形態においては、磁気検知装置は検知領域の異なる2つの磁気インピーダンス素子を瞬間的に切替えることにより、図1におけるように2つの磁気インピーダンス素子を同時に使用するのと同等の検知領域を確保できる。
なお、図1及び図2に示したモジュール自体は市販されている。
図3は図1又は図2に示した磁気検知装置を一体化したモジュールの分解斜視図である。図3において、31はカバー、32はモジュール、33はマイコン、34は回路基板、35はコネクタ、36はコネクタ35を覆うカバーである。モジュール32とマイコン33は同一回路基板34上に搭載されている。モジュール32とマイコン33を搭載した回路基板34をケース31で覆い、コネクタ35をカバー36で覆うことにより、磁気検知装置は一体化される。モジュール32及びマイコン33は図1に示したモジュール11及びマイコン12でも、図2に示したモジュール21及びマイコン22でもよい。以下の説明では、図1に示した磁気検知装置を用いるものとする。
図3に示したように、少なくともモジュール32とマイコン33が搭載された回路基板34は、ケース31及びカバー36の内部に収納されている。
図4の(A)は本発明による磁気検知装置を取り付けたパチンコ遊技機の正面図であり、図4の(B)は図4の(A)のA−A線拡大断面図である。図4の(A)及び(B)において、41はパチンコ遊技機、42はパチンコ遊技機41の表面のフロントガラス、43はパチンコ遊技機41の盤面、44はフロントガラス42の前面側にパチンコ遊技機の不正使用の目的で置かれた磁石である。盤面43の裏側には、図3に示した磁気検知装置1が配置されている。図示のように、少なくともモジュール32のパッケージ上面が遊技機のフロントガラス42の面に平行になるように、即ち、モジュール32内の磁気インピーダンス素子(X)111及び磁気インピーダンス素子(Y)112がフロントガラス42の面に平行になるように磁気検知装置1を盤面43の裏側に設置する。これにより、磁石44を検知可能な領域が最大になる。
図5は図4に示したように磁気検知装置1を取り付けたときのパチンコ遊技機のフロントガラス42の面における磁石44からの磁気の検知領域のイメージを示す図である。磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112との間の角度は略90°なので、検知領域には指向性がある。図において、点線の楕円領域内は磁気インピーダンス素子(X)111による磁石44からの磁気の検知領域を示し、実線の楕円領域は磁気インピーダンス素子(Y)112による磁石44からの磁気の検知領域を示す。磁石44が図示点線の矢印方向に(1)から(5)の軌跡で移動するとする。すると、図の斜線部分では磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112のいずれの出力も検知可能であるが、それ以外のエリアでは磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112のいずれか一方からの出力のみ検知可能である。
図6は図5で示すようにフロントガラス面における検知領域を磁石44が(1)から(5)の軌跡で移動したときの磁気インピーダンス素子の出力と比較部の出力の関係を示すグラフ図であって、(A)は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(B)は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(C)はマイコン12内の比較部123のデジタル出力波形を示すグラフ図、(D)はマイコン12内の比較部124のデジタル出力波形を示すグラフ図、(E)は第1処理部126の出力波形を示すグラフ図である。磁石はそのN極を移動方向の先頭に置いた。S極を移動方向の先頭に置いて移動させた場合は図6の(A)及び(B)のグラフとは正負が逆になる。
磁気インピーダンス素子の出力振幅は、磁石の接近により磁石が接近していないときに対して、図6の(A)及び(B)に示すように上昇したり下降したりして変化することが知られている。なお、図6の(A)及び(B)において、最大値及び最小値が一定となっているのは、磁気インピーダンス素子の特性上、それ以上又はそれ以下の電圧は出力しないようになっているからである。磁気検知用のしきい値を、磁気インピーダンス素子(X)111についてはVx1、Vx2、磁気インピーダンス素子(Y)112についてはVy1、Vy2にしたとき、磁気インピーダンス素子のアナログ出力電圧値がそれぞれVx1、Vy1を超えたとき又はVx2,Vy2を下回ったときに磁石を検知したことになる。図6の(C)においては、位置P1からP2の間、及びP3からP4の間では磁気インピーダンス素子(X)111に磁石44が接近したことが検出されており、図6の(D)においては、位置P6とP7の間及びP8とP9の間では磁気インピーダンス素子(Y)112に磁石44が接近したことが検出されている。図6の(E)において、第1処理部126により比較部(X)123の出力と比較部(Y)124の出力の論理和が演算されて出力されている。この場合は位置P1以降で磁石44が磁気インピーダンス素子(X)111又は磁気インピーダンス素子(Y)112に接近したことが検出されている。
図7は磁気検知装置に電波が到来したときの磁気インピーダンス素子の出力と比較部の出力の関係を示すグラフ図であって、(A)は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(B)は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(C)はマイコン12内の比較部123のデジタル出力波形を示すグラフ図、(D)はマイコン12内の比較部124のデジタル出力波形を示すグラフ図、(E)は第1処理部126の出力波形を示すグラフ図である。
電波はその特性上、“電界”と“磁界”の両方の特徴を持ち合わせている。したがって、強力な電波は磁石と同様にパチンコ遊技機の不正使用に利用される可能性がある。そこで、本発明においては磁石のみならず強力な電波も検出出来るようにした。しかし、しきい値を図6に示したものと同じにしたのでは、図7に示すように、電波強度が弱い携帯電話機等の一般無線機の電波も検出してしまうことになり、パチンコ遊技機の利用者が不正使用をしていなくても不正使用と判断される可能性がある。
即ち、図7の(C)、(D)及び(E)に示すように、時刻t1からt2の間は電波強度の強い不正電波を検出しているが、時刻t3からt4の間は電波強度の弱い一般無線機からの電波も検出している。
そこで、本発明の実施の形態では、磁気検知用しきい値とは別に電波検知用しきい値を用いて、磁石による磁気検出とは別に不正電波の検出も行うようにした。以下、“不正な磁石”と“不正な電波”を識別できる信号処理について説明する。
図8は磁石検知用しきい値のみを用いた場合の比較部(X)123及び比較部(Y)124の動作を説明する図である。パチンコ遊技機に搭載された磁気検知装置が電波を検知したときは比較部(X)123及び比較部(Y)124の出力が共にH又はLになる。一般に電波は磁石に比べて無指向性である傾向が強いので、磁気インピーダンス素子(X)111及び磁気インピーダンス素子(Y)112により共に検出されるからである。これに対し、磁石は電波に比べて指向性が鋭いので、磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112のいずれか一方に対応する比較部の出力がH又はLになり他方がN(非検出)になるか、いずれの比較部の出力も共にH又は共にLになる。したがって、比較部(X)123及び比較部(Y)124の出力の片方だけが検出状態(H又はL)となった場合には、確実に磁石による変化であると判定できる。よって、比較部(X)123及び比較部(Y)124の出力の一方が検知状態である場合には、磁石を検出していると判定し、両方が非検出状態(N)である場合には、磁石も電波も検知をしていないと判定し、両方の比較器の出力が検知状態(H又は波L)であるときには、“不正な磁石”と“電波”のどちらかを判定するという、3つの状態に区分する。ここまでを処理1とし、図1の第1処理部126により処理される。
図9は、磁気検知用しきい値Vx1、Vx2、Vy1、Vy2に加えて、電波検知用しきい値Va1、Va2、Vb1、Vb2を設けた場合の、磁気インピーダンス素子(X)111と磁気インピーダンス素子(Y)112から得られる状態と磁気検知出力と電波検知出力の関係を示すグラフ図である。
図9の(A)は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(B)は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力信号の変化を示すグラフ図、(C)は磁気検知用しきい値Vx1、Vx2、Vy1、Vy2を使用したときのマイコン12内の比較部(X)123及び比較部(Y)124のデジタル出力波形を示すグラフ図、(D)は電波検知用しきい値Va1、Va2、Vb1、Vb2を使用したときのマイコン12内の比較部(X)123及び比較部(Y)124のデジタル出力波形を示すグラフ図、(E)は磁気検知用しきい値のみを用いた場合に処理できない領域を示しており、(F)は磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を用いた場合の磁石による磁気検知出力を示すグラフ図、(G)は磁気検知用しきい値と電波検知用しきい値を用いた場合の電波検知出力を示すグラフである。図9の(A)〜(E)のすべてにおいて、横軸は時間を示しており、縦軸は電圧値を示している。
磁気インピーダンス素子(X)111及び磁気インピーダンス素子(Y)112の指向性が一致する検知領域(図5の斜線部分)に磁石44が存在する場合には、各々の磁気インピーダンス素子のアナログ出力電圧は一致してしまう(同時に検知状態となってしまう)。ただし、磁気インピーダンスの指向性により、これら一致する検出領域での磁気インピーダンス素子のアナログ出力電圧は検出領域における値の最小値となるので、各磁気インピーダンス素子のアナログ電圧は飽和することはなく、不正な電波により変化する磁気インピーダンス素子のアナログ電圧よりも小さくなる。この事実に着目して、本発明の実施の形態により、磁気インピーダンス素子(X)111については不正な電波検出用のしきい値Va1とVa2とを設け、磁気インピーダンス素子(Y)112について不正な電波検出用のしきい値Vb1とVb2とを設けた。そして、電波検知用しきい値は、Va1>Vx1、Va2<Vx2、Vb1>Vy1、Vb2<Vy2に設定した。ただし、Va1、Va2、Vb1、Vb2の絶対値は、磁気検知用しきい値の絶対値、及び、パチンコ遊技機の不正使用を目的としない一般無線機による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値より大きい値であり、不正使用を目的とする無線機による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値より小さい値である。
図9の(A)において、(2)及び(3)と記したのは、図5の領域(2)から(3)に磁石44が移動し、その後に電波が到来する状態を想定している。時刻t0は磁気インピーダンス素子の出力電圧の測定開始時刻、時刻t1は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時に電波検知用しきい値Va1に一致する時刻、時刻t2は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時に磁気検知用しきい値Vx1に一致する時刻、時刻t3は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時に磁気検知用しきい値Vx2に一致する時刻、時刻t4は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時に電波検知用しきい値Va2に一致する時刻、時刻t5は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の上昇時に電波検知用しきい値Va2に一致する時刻、時刻t6は磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の上昇時に磁気検知用しきい値Vx2に一致する時刻、時刻t7は不正な電波の受信による磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の上昇時の時刻、t8は不正な電波の受信の終了による気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時の時刻、t9は一般無線機からの電波による磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の上昇時の時刻、t10は一般無線機からの電波の受信終了による磁気インピーダンス素子(X)111のアナログ出力電圧の下降時の時刻である。
図9の(B)において、時刻t11は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力電圧の上昇時に磁気検知用しきい値Vy1に一致する時刻、時刻t12は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力電圧の上昇時に電波検知用しきい値Vb1に一致する時刻、時刻t13は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力電圧の下降時に電波検知用しきい値Vb1に一致する時刻、時刻t14は磁気インピーダンス素子(Y)112のアナログ出力電圧の下降時に磁気検知用しきい値Vy1に一致する時刻である。時刻t7〜t10においては、電波の影響を受けているので、磁気インピーダンス素子(Y)112の出力は磁気インピーダンス素子(X)111の出力と同じ動きをしている。
図9の(C)において、磁気検知用しきい値と比較した場合の比較部(X)123の出力は、時刻t0からt2まではHレベル、時刻t2からt3まではN(非検出)、時刻t3からt6まではLレベル、時刻t6からt7まではN(非検出)、時刻t7からt8まではHレベル、時刻t8からt9まではN(非検出)、t9からt10まではHレベル、t10以降はN(非検出)である。
また、磁気検知用しきい値と比較した場合の比較部(Y)124の出力は、時刻t0からt11まではN(非検出)、t11からt14まではHレベル、t14からt7まではN(非検出)、t7以降は磁気インピーダンス素子(X)111の出力と同じである。
図9の(D)において、電波検知用しきい値と比較した場合の比較部(X)123の出力は、時刻t0からt1まではHレベル、時刻t1からt4まではN(非検出)、t4からt5まではLレベル、t5からt7まではN(非検出)、t7からt8はHレベル、t8以降はN(非検出)である。
また、電波検知用しきい値と比較した場合の比較部(Y)124の出力は、時刻t0からt12まではN(非検出)、t12からt13まではHレベル、t13からt7まではN(非検出)、t7以降は比較部(X)123の出力と同じである。
図9の(E)において、磁気検知用しきい値と比較した場合に比較部(X)123の出力及び比較部(Y)124の出力が共にHレベルとなっている時間帯を斜線で示してある。図示例ではt11とt2の間、t7とt8の間及びt9とt10の間では、磁気検知用しきい値と比較した場合に比較部(X)123の出力及び比較部(Y)124の出力が共にHレベルとなっており、これらの時間帯では、パチンコ遊技機の不正使用は検出できるが、その不正使用が磁石によるものか電波によるものかの判別ができない。
そこで、上記の時間帯については第2処理部127による処理2を実行することにより、不正使用が電波によるものか磁石によるものかを判別する。
図9の(F)に示すように、時刻t0からt6までは、処理1により磁気検知用しきい値との比較による比較部(X)123と比較部(Y)124の出力の少なくとも一つがHレベル又はLレベルとなっており、処理2による電波検知用しきい値との比較による比較部(X)123と比較部(Y)124の出力のいずれもH又はLレベルにないので、不正使用は磁石によると判定される。
また、図9の(G)に示すように、時刻t7とt8の間では、処理1により磁気検知用しきい値との比較による比較部(X)123と比較部(Y)124のいずれもHレベルとなっており、処理2による電波検知用しきい値との比較による比較部(X)123と比較部(Y)124の出力のいずれもH又となっているので、不正使用は電波によると判定される。
不正な電波による磁気インピーダンス素子の出力電圧が磁石による磁気インピーダンス素子の出力電圧よりも低いときには、図1に示したようにアンテナの役割を果す電波検知用コイル13をアナログ出力部(X)113とA/D変換部(X)121の間の線路に接続することにより、不正な電波による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値を磁石による磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値よりも高くすれば、不正な電波の検出が可能になる。
図10は、図9の(E)に示したように、比較部(X)123及び比較部(Y)124の出力がともに検出状態(ともにHレベルもしくはともにLレベル)となったときの処理2(処理1で処理できなかった場合の処理)を示す図である。このときは、比較部(X)123及び比較部(Y)124はともに電波検知用しきい値を基準として、両方の出力が共にHレベル又は共にLレベルとなった場合に不正な電波による出力と判定し、それ以外は不正な磁石によるものと判定する。図10において、比較部(X)123の出力と比較部(Y)124の出力の一方のみがHレベル又はLレベルとなる状態は、電波の検知においてはあり得ないので、両出力がHレベルになる場合、又は両出力がLレベルになる場合に、電波による不正使用がなされていると判定する。両出力がN(非検出)の場合は不正使用とは判定しない。
図11は図1に示した磁気検知装置によるメイン処理を説明するフローチャートである。図10において、ステップS111にて、磁気検知装置への電源投入をメイン処理の開始条件とする。電源投入後にステップS112にて、磁石検知用しきい値と電波検知用しきい値を生成し、記憶部125に保存するためのしきい値設定処理を行う。各々のしきい値設定が正常に終わった後に、ステップS113にて、不正な磁石又は電波を検知するために、モジュール11からのアナログ信号の出力と、マイコン12における比較及び演算処理を行う。本メイン処理はステップS114にて電源低下を検知すると終了する。
図12は図11のステップS112におけるしきい値設定処理の詳細を説明するフローチャートである。図12において、ステップS121にて、磁気インピーダンス素子(X)111からのアナログ出力信号をA/D変換部(X)121によりA/D変換し、次いでステップS122にて、比較部(X)123により磁気検知装置に磁石などによる磁気の影響がないことを確認するための比較処理をする。この比較処理では、モジュール11が不正磁石による磁界を受けていないときの電圧の規格に基づき比較基準(以下、規定電圧とする)を設定する。次いでステップS123にて比較部(X)123に入力された電圧が規定電圧の範囲内にあるかを判定する。規定電圧の範囲外の場合にはステップS124にて、比較部(X)123からパルス出力を継続して出力し、正常にしきい値生成ができなかったことを外部に報知する。規定電圧内であった場合には、しきい値生成が正常に行えたとみなし、ステップS125に進んで磁気インピーダンス素子(X)111に関する比較部(X)123におけるしきい値を更新し、記憶部125に保存して処理を終了する。
磁気インピーダンス素子(Y)112の出力に対しても、ステップS126〜S129にて同様の処理をしてしきい値を設定する。
図13は図2に示した磁気検知装置におけるしきい値設定処理を説明するフローチャートである。図13において、基本的には図11及び図12に示した処理と同様の処理を行う。図13において、ステップS1301にて電源投入後、ステップS1302にて、マイコン22内の切替出力部221よりH信号を切替部211に出力して、磁気インピーダンス素子Xのみを使用できるようにする。次いでステップS1303にて、モジュール21のアナログ出力信号をA/D変換し、ステップS1304にて比較処理をする。そしてステップS1305にて比較部223の入力電圧が規定電圧内かどうかを判定し、規定電圧外の場合にはステップS1306にてしきい値が正常に設定できないことを報知するために、異常出力としてのパルスを発生する。規定電圧内の場合は、ステップS1307にて磁気インピーダンス素子(X)111に関するしきい値を更新し記憶部224に保存する。次いで、ステップS1308からS1313にて磁気インピーダンス素子(Y)112についても同様の処理を行う。
図14は図1に示した磁気検知装置におけるマイコン12の動作を説明するフローチャートである。図14において、ステップS141にてA/D変換部(X)121により磁気インピーダンス素子(X)111の出力をデジタル信号に変換し、ステップS142にて比較部(X)123によりA/D変換部(X)121からのデジタル信号の電圧を記憶部125に記憶されている磁気検知用しきい値と比較する。同時に、ステップS143にてA/D変換部(Y)122により磁気インピーダンス素子(Y)112の出力をデジタル信号に変換し、ステップS144にて比較部(Y)124によりA/D変換部(Y)122からのデジタル信号の電圧を記憶部125に記憶されている磁気検知用しきい値と比較する。
次いでステップS145にて図8により説明した処理1の処理を第1処理部126により行い、ステップS146にて、磁気検知用しきい値を用いて、比較部(X)123及び比較部(Y)124の出力が、同時にHレベル又はLレベルかを判定する。この判定結果が同時にHレベル又はLレベルであればステップS147にて図10により説明した処理2の処理を第2処理部127により行う。ステップS146の判定結果がNoの場合は磁石による不正使用の検出結果又はステップS147による電波による不正使用の検出結果がステップS148にて出力される。
図15は図2に示した磁気検知装置におけるマイコン22の動作を説明するフローチャートである。図15において、ステップS151にて切替出力部221からHレベルの信号を切替部211に出力する。次いでステップS152にて、A/D変換部222により磁気インピーダンス素子(X)111の出力をデジタル信号に変換し、ステップS153にて比較部223によりA/D変換部222からのデジタル信号の電圧を記憶部224に記憶されている磁気検知用しきい値と比較する。次いでステップS154にて切替出力部221からLレベルの信号を切替部211に出力する。そしてステップS155にてA/D変換部222により磁気インピーダンス素子(Y)112の出力をデジタル信号に変換し、ステップS156にて比較部223によりA/D変換部222からのデジタル信号の電圧を記憶部224に記憶されている磁気検知用しきい値と比較する。
次いでステップS157にて図8により説明した処理1の処理を第1処理部126により行い、ステップS158にて、磁気検知用しきい値を用いて、磁気インピーダンス素子(X)111及び磁気インピーダンス素子(Y)112の出力をデジタル信号に変換したものが、同時にHレベル又はLレベルかを判定する。この判定結果が同時にHレベル又はLレベルであればステップS159にて図10により説明した処理2の処理を第2処理部127により行う。ステップS158の判定結果がNoの場合は磁石による不正使用の検出結果又はステップS159による電波による不正使用の検出結果がステップS160にて出力される。
本発明の第1の実施の形態による、パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による、パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置の構成を示すブロック図である。 図1又は図2に示した磁気検知装置を一体化したモジュールの分解斜視図である。 (A)は本発明による磁気検知装置を取り付けたパチンコ遊技機の正面図であり、(B)は図4の(A)のA−A線拡大断面図である。 図4に示したように磁気検知装置1を取り付けたときのパチンコ遊技機のフロントガラス42の面における磁石44からの磁気の検知領域のイメージを示す図である。 図5で示すようにフロントガラス面における検知領域を磁石44が(1)から(5)の軌跡で移動したときの磁気インピーダンス素子の出力と比較部の出力の関係を示すグラフ図である。 磁気検知装置に電波が到来したときの磁気インピーダンス素子の出力と比較部の出力の関係を示すグラフ図である。 磁石検知用しきい値のみを用いた場合の比較部(X)123及び比較部(Y)124の動作を説明する図である。 磁気検知用しきい値に加えて、電波検知用しきい値を設けた場合の、磁気インピーダンス素子から得られる状態と磁気検知出力と電波検知出力の関係を示すグラフ図である。 処理2(処理1で処理できなかった場合の処理)を示す図である。 図1に示した磁気検知装置によるメイン処理を説明するフローチャートである。 図11のステップS112におけるしきい値設定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図2に示した磁気検知装置におけるしきい値設定処理を説明するフローチャートである。 図1に示した磁気検知装置におけるマイコン12の動作を説明するフローチャートである。 図2に示した磁気検知装置におけるマイコン22の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 磁気検知装置
111 磁気インピーダンス素子(X)
112 磁気インピーダンス素子(Y)
121 A/D変換部(X)
122 A/D変換部(Y)
123 比較部(X)
124 比較部(Y)
125 記憶部
126 第1処理部
127 第2処理部
128 出力部
41 パチンコ遊技機
42 フロントガラス
44 磁石

Claims (8)

  1. パチンコ遊技機のフロントガラス前面側の磁気を検出するための少なくとも2つの磁気インピーダンス素子と、前記磁気インピーダンス素子の出力信号の振幅値を所定しきい値と比較して前記パチンコ遊技機の不正使用の有無を検出する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記所定しきい値として、磁気を検知するための磁気検知用しきい値と、電波を検知するための電波検知用しきい値とを用いて磁石による不正使用に加えて電波による不正使用も検出するようにしたことを特徴とする前記パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置。
  2. パチンコ遊技機のフロントガラス前面側の磁気を検出するための少なくとも2つの磁気インピーダンス素子と、前記磁気インピーダンス素子から得られるアナログ信号を増幅して出力するアナログ出力部と、前記アナログ出力部の出力をデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記A/D変換部からの出力信号を所定のしきい値と比較する比較部と、前記所定しきい値を記憶する記憶部と、前記比較部による比較結果に基づいて前記パチンコ遊技機の不正使用の有無を演算する処理部と、該処理部による演算結果を出力する出力部と、を備え、
    前記記憶部は、磁気を検知するための磁気検知用しきい値と、電波を検知するための電波検知用しきい値を記憶していることを特徴とする、前記パチンコ遊技機に搭載される磁気検知装置。
  3. 前記アナログ出力部と前記A/D変換部の間の線路に、電波の到来により変化する前記アナログ出力部の出力信号の振幅を増大させる電波検知手段が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気検知装置。
  4. 前記電波検知手段はコイルであることを特徴とする請求項3に記載の磁気検知装置。
  5. 前記磁気インピーダンス素子と前記アナログ出力部とは単一のモジュールに搭載されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気検出装置。
  6. 前記処理部は、前記比較部からの出力が、前記少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号の前記A/D変換部によるA/D変換値がすべて前記磁気検知用しきい値より大きいことを示す場合、又は前記少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号の前記A/D変換部によるA/D変換値がすべて前記磁気検知用しきい値より小さいことを示す場合に、前記電波検知用しきい値を用いて磁石による不正使用か電波による不正使用かを判別し、前記少なくとも2つの磁気インピーダンス素子の出力信号の前記A/D変換部によるA/D変換値のいずれか一方が前記磁気検知用しきい値より大きく他方が前記磁気検知用しきい値より小さいことを示す場合に、前記磁気検知用しきい値を用いて磁石による不正使用か否かを判別するようにしたことを特徴とする、請求項2に記載の磁気検知装置。
  7. 前記磁気インピーダンス素子は前記パチンコ遊技機のフロントガラス面に平行に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気検知装置。
  8. 前記電波検知用しきい値の絶対値は、前記磁気検知用しきい値の絶対値及び、前記パチンコ遊技機の不正使用を目的としない一般無線機による前記磁気インピーダンス素子の出力電圧の絶対値より大きく、前記パチンコ遊技機の不正使用を目的とする無線機による前記磁気インピーダンス素子の出力電力の絶対値より小さい値であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の磁気検知装置。
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