JP2009199880A - ヒュージブルリンク - Google Patents

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Abstract

【課題】溶断部の金属導体を侵食拡散させるための低融点金属を加締め作業なしで容易に設けることができるヒュージブルリンクを提供する。
【解決手段】導電路を形成する金属板の一部に溶断部を備え、該溶断部を上下方向に配置するヒュージブルリンクであって、幅W1の入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に前記幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端に連続すると共に前記幅W1より細幅W3とした溶断部と、該溶断部の下端に連続した幅W1の出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に段状に設け、前記半田塗布部の表面に前記金属板よりも低融点の半田を塗布し、許容通電量以上の通電時に前記金属板よりも前記半田を先に溶融させて自重で流下させ、該溶融半田により下側の溶断部の溶断速度を加速させる構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒュージブルリンクに関し、詳しくは、過電流が流れたときに早急に溶断して回路を遮断し、電線等を保護するものである。
従来、自動車に搭載されるバッテリーから各電装品に電力を供給する回路には、過電流が流れるのを防止して回路を保護するためにヒューズやヒュージブルリンクが設けられている。
この種のヒューズとして、特開平5−166453号公報(特許文献1)において、図8に示すヒューズ1が提供されている。該ヒューズ1は、銅合金からなるコ字形状の金属導体2の両端に入力端子部2a、出力端子部2bを設けると共に、該入力端子部2aと出力端子部2bを連結する溶断部2cに耳部2dを設け、該耳部2dにより溶断部2cに錫を主成分とする低融点金属チップ3を加締めて取り付けている。
前記特許文献1で提供されているヒューズ1によれば、ヒューズ1に過電流が流れると、低融点金属チップ3の錫が溶融し、この溶融した錫に溶断部2cの銅が侵食拡散して、銅の融点より低い温度でヒューズ1の溶断部2cを溶断させることができる。
しかしながら、前記ヒューズ1では、低融点金属チップ3を溶断部2cに加締めるための耳部2dを設けなければならず、ヒューズ1を構成する金属導体2の形状が複雑になる問題がある。また、低融点金属チップ3を耳部2dで加締める工程が必要となり作業工数が増加する問題がある。
特開平5−166453号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、溶断部の金属導体を侵食拡散させるための低融点金属を加締め作業なしで容易に設けることができるヒュージブルリンクを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、導電路を形成する金属板の一部に溶断部を備え、該溶断部を上下方向に配置するヒュージブルリンクであって、
幅W1の入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に前記幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端に連続すると共に前記幅W1より細幅W3とした溶断部と、該溶断部の下端に連続した幅W1の出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に段状に設け、
前記半田塗布部の表面に前記金属板よりも低融点の半田を塗布し、許容通電量以上の通電時に前記金属板よりも前記半田を先に溶融させて自重で流下させ、該溶融半田により下側の溶断部の溶断速度を加速させる構成としていることを特徴とするヒュージブルリンクを提供している。
前記特許文献1では、低融点金属チップ3を加締め加工して金属板上に固着しているが、本発明では導電路を形成する金属板上に低融点金属からなる半田を塗布しているため、簡単に低融点金属を金属板上に取り付けることができ、作業工数を低減できると共に、金属板に圧着部を設ける必要がないため、金属板の形状を簡単にすることができる。
また、金属板を打ち抜き加工する際に、入力側部、半田塗布部、溶断部、出力側部となる部分の幅を段階的に変化させ、半田塗布部と溶断部とは区別して設けている。これは溶断させるために細幅W3とした溶断部に半田を塗布すると、溶融した半田により入力側部と出力側部とが連続して通電が遮断されない恐れがあり、かつ、細幅W3な溶断部に半田を塗布しても十分な量の半田を塗布できないことによる。よって、本発明では、広幅W2とした半田塗布部と細幅W3とした溶断部とを別とし、且つ連続して設けている。
このように、半田塗布部は入力側部および出力側部よりも広幅とし、溶断速度を加速させるに十分な半田の塗布を可能とし、該半田塗布部の下端に連続して細幅の溶断部を設けているため、過電流時に溶融する半田を溶断部に作用させることができる。
即ち、導電路に許容通電量以上の電流が流れると金属板よりも半田が先に溶融して、該溶融半田が自重で下方へ流れて下側の溶断部の金属と接触する。これにより、溶融半田に溶断部の金属が侵食拡散して溶断速度が加速され、金属板の融点より低い温度で溶断部を溶断することができる。
第二の発明は、第一の発明と金属板の打ち抜き形状を変えており、
幅W1の入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に前記幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端に連続する前記幅W1の中央部に設けた貫通孔の両側の一対の細幅W3とした溶断部と、該溶断部の下端に連続した幅W1の出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に設けている。
即ち、第二の発明では、貫通孔を設けることにより細幅な一対の溶断部を半田塗布部の下端に連続して設けている。該構成とすると、貫通孔の大きさを変えるだけで所要幅の溶断部を設けることができる。
第三の発明も、金属板の打ち抜き形状を変えており、
幅W1から漸次縮小する入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端中央より前記入力側部と上下対称形状に延在する部分の上端部の細幅W3の溶断部と、該溶断部に連続して漸次拡大していく出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に設けている。
即ち、第三の発明では、半田塗布部を挟んで入力側部と出力側部とを上下対称形状に打ち抜き、半田塗布部の下端に連続する最小幅部を溶断部としている。
前記半田は前記溶断部の上端側にも連続して塗布し、該溶断部の半田の塗布面積は、溶断部の面積の1/2以下としていることが好ましい。
前記構成によれば、許容通電量以上の電流が流れて半田が溶融したときに、溶断部の溶融半田が半田塗布部の溶融半田が流れてくるよりも早い段階で溶断部の金属板と接触するため、溶断部の金属の侵食拡散を早めて、溶断速度をさらに加速させることができる。
かつ、前記溶断部の半田の塗布面積を溶断部の面積の1/2よりも大きくすると、溶断部が溶断しても半田を介して導電路が導通してしまうおそれがあるからである。
前記金属板は銅系金属からなり、前記半田塗布部に塗布する半田はSn−Ag合金で、Cuを含有していないものであることが好ましい。
導電路となる金属板としては、一般的に導電率おより銅系金属板が用いられている。この銅系金属板を侵食拡散させるための半田にCuが含有されていると、この半田に含有されたCuにより金属板の侵食拡散作用が抑制される。よって、前記のように、Cuを含有しない半田を用いることにより、金属板の侵食拡散を効率良く行って溶断速度を十分に加速させることができる。
また、Agを含むSn−Ag合金からなる半田はぬれ性に優れているため、半田を金属板の広幅部に作業性良く塗布することができる。
例えば、Sn、AgおよびCuの含有比率が96.5:3.0:0.5の半田を用いた場合、金属板に許容通電量の150%の電流を流したときの溶断にかかった時間が377.5秒、許容通電量の200%の電流を流したときの溶断にかかった時間が36.1秒、許容通電量の350%の電流を流したときの溶断にかかった時間が1.4秒であった。
これに対し、Sn:Ag:Cuの含有比率が96.5:3.5:0の半田を用いた場合、金属板に許容通電量の150%の電流を流したときの溶断にかかった時間が313.8秒、許容通電量の200%の電流を流したときの溶断にかかった時間が28.3秒、許容通電量の350%の電流を流したときの溶断にかかった時間が1.3秒であった。
このように、通電率が小さい程、Cuを含まない半田を用いた場合とCuを含む半田を用いた場合にかかる溶断時間に大きな差が生じていた。
前記SnとAgの配合比は、98:2〜95:5であることが好ましい。
前記Agの配合量が、前記配合比より少ないと半田のぬれ性が悪く、前記配合比より多いと前記Snの配合量が減って前記金属板の侵食拡散作用が低下するからである。
本発明のヒュージブルリンクは、車載用の電気接続箱の内部に搭載され、
前記金属板は、入力側回路に複数の分岐回路を並列に備え、該各分岐回路の導電路に前記入力側部と、該入力側部の下端に前記溶断部、該溶断部の下端に連続する出力側部を備えているインテグレーティッドヒュージブルリンクとして好適に用いられる。
該インテグレーティッドヒュージブルリンクは、電気接続箱内において垂直方向に配置される場合が多い。よって、前記低融点金属からなる半田を塗布した半田塗布部を溶断部の上側に位置させ、加熱時に溶融する低融点金属を自重により溶断部へと流下させて溶断速度を加速させることができる。
前述したように、本発明によれば、金属板の溶断部の溶断速度を加速させるための低融点金属を半田とし、該半田を金属板の半田塗布部に塗布することにより設けているため、低融点金属を金属板に加締めて取り付ける必要がなく、作業工数を低減できると共に、金属板に圧着部を設ける必要がないため、金属板の形状を簡単にすることができる。
また、細幅の溶断部の上方に半田塗布部を設け、該半田塗布部に半田を塗布することにより、溶断部を細幅としながら、溶断速度を加速させるのに十分な量の半田を塗布できるようにしている。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に、本発明の第1実施形態を示す。
本実施形態のヒュージブルリンク10は、車載用の電気接続箱の内部に搭載されるものであり、導電路を形成する金属板20を樹脂製のハウジング11に収容している。
図2に示すように、金属板20に設けた入力側の端子部21aと、分岐させた複数の出力側の端子22eをハウジング11の下端面より突出させ、端子部21aを電源回路に接続し、各端子部22eを負荷側回路に接続できる構成としている。
前記金属板20は、銅系金属からなり、図1(A)に示すように、1つの入力側回路21と複数の分岐回路22を並列に備え、これら入力側回路21と分岐回路22の上端を連結部23で連結して一体形成している。分岐回路22は許容通電量に応じて金属板の幅を相違させている。前記金属板20の入力側回路21の下端には入力端子部21aを設けている。
前記分岐回路22は、上端から一定幅W1の入力側部22a、幅W1より広幅W2とした半田塗布部22b、幅W1より細幅W3とした溶断部22c、幅W1とした出力側部22dと、出力側部22dよりも広幅とした出力端子部22eを、上下方向に連続的に形成している。
即ち、前記入出力側部22a、22dの幅W1と半田塗布部22bの幅W2と溶断部22cの幅W3とは、図1(B)に示すように、W2>W1>W3としている。
また、これら入力側部22a、半田塗布部22b、溶断部22c、出力側部22dおよび出力端子部22eの上下方向に延在する中心軸線Xを一致させている。該ヒュージブルリンク10を電気接続箱に搭載したときに、これら入力側部22a、半田塗布部22b、溶断部22c、出力側部22dおよび出力端子部22eが上下方向に配置される。
前記半田塗布部22bの表面には、前記金属板20よりも低融点の半田Hを塗布している。
前記半田HはSn−Ag合金で、Cuを含有していないものとしている。前記SnとAgの配合比は、98:2〜95:5としており、本実施形態では、96.5:3.5としている。
前記した構成よりなるヒュージブルリンク10では、金属板20の分岐回路22に許容通電量以上の電流が流れると、金属板20よりも低融点の半田Hが先に溶融して、図3に示すように、溶融半田H’が自重で半田塗布部22bから下方の溶断部22cへ流れて溶断部22cの金属と接触する。
これにより、溶融半田H’に溶断部22cの銅が侵食拡散して溶断速度が加速され、金属板20の融点より低い温度で溶断部22cを溶断することができ、許容通電量以上の電流が流れたときに早急に回路を遮断することができる。
前記構成によれば、金属板20の溶断部の溶断速度を加速させるための低融点金属を半田Hとし、該半田Hを金属板20の半田塗布部22bに塗布することにより設けているため、低融点金属を金属板20に加締めて取り付ける必要がなく、作業工数を低減できると共に、金属板20に圧着部を設ける必要がないため、金属板20の形状を簡単にすることができる。
また、溶断部22cの上方に半田塗布部22bを設け、該半田塗布部22bに半田Hを塗布しているため、溶断部を細幅としながら、溶断速度を加速させるのに十分な量の半田Hを塗布できるようにしている。
図4に、第1実施形態の変形例を示す。
本変形例では、半田塗布部22bだけではなく、溶断部22cの上端側にも連続して半田Hを塗布している。溶断部22cの半田Hの塗布面積は、溶断部22cの面積の1/2以下としており、本変形例では30%程度としている。
前記構成によれば、前記金属板20の分岐回路22に許容通電量以上の電流が流れて半田Hが溶融したときに、溶断部22cの溶融半田が半田塗布部22bの溶融半田が流れてくるよりも早い段階で溶断部22cの金属板と接触するため、溶断部22cの金属の侵食拡散を早めて、溶断速度をさらに加速させることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、金属板20の分岐回路22の形状を第1実施形態と相違させている。即ち、一定幅W1の入出力側部22aと22dの間に挟んで、該幅W1よりも広い幅W2の半田塗布部22bを設け、該半田塗布部22bの下端に連続する出力側部22dに貫通穴22fを設け、該貫通穴22fの幅方向両側に溶断部22cを設けている。
前記構成によれば、分岐回路22に許容通電量以上の電流が流れた時に、図5(B)に示すように、半田Hが溶融し、該溶融半田H’が自重で半田塗布部22bから下方の貫通穴22fの両側の溶断部22cへ流れて溶断部22cの金属と接触し、溶融半田H’に溶断部22cの金属が侵食拡散して溶断速度が加速される。
なお、本実施形態でも、第1実施形態の変形例のように半田Hを溶断部22cの一部に塗布しておいてもよい。
他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態では、金属板20の分岐回路22の形状を前記実施形態と相違させている。即ち、半田塗布部22bの上下端面の中央に上下対称形状の入出力側部22aと22dを連続して設け、該連結位置から上方の入力側部22aは上方に向けて広がり、下方の出力側部22dは下方に向けて広がっている。半田塗布部22bの下端に連続する出力側部22dの幅狭な上端側部分を溶断部22cとしている。
前記構成としても、前記実施形態と同様、分岐回路22に許容通電量以上の電流が流れたときに、半田Hが溶融し、該溶融半田が自重で下方の溶断部22cへ流れて溶断部22cの金属と接触し、溶融半田に溶断部22cの金属が侵食拡散して溶断速度が加速される。
なお、本実施形態でも、第1実施形態の変形例のように半田Hを溶断部22cの一部に塗布しておいてもよい。
他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に、本発明の第4実施形態を示す。
本実施形態のヒュージブルリンク30では、導電路を形成する金属板40に入力側回路41と出力側回路42を1つずつ設け、これら入力側回路41と出力側回路42の上端を連結部43で連結している。入力側回路41と連結部43の連続部分および出力側回路42と連結部43の連続部分は金属板40を直角に折り曲げている。
前記出力側回路42は、第1実施形態の各分岐回路と略同一形状としており、上端側から入力側部42a、該入力側部42aより広幅の半田塗布部42b、入力側部42aより細幅な溶断部42c、入力側部42aと同一幅の出力側部42d、出力側部42dよりも広幅の出力端子部42eを順に上下方向に連続させて設けている。半田塗布部42bの表面には第1実施形態と同様の半田Hを塗布している。
一方、入力側回路41の下端には入力端子部41aを設けている。
前記金属板40を樹脂製のハウジング31に収容しており、金属板20に設けた入力端子部41aと出力端子部42eをハウジング31の下端面より突出させている。
前記構成からなるヒュージブルリンク30でも、前記実施形態と同様、許容通電量以上の電流が流れたときに、半田Hが溶融し、該溶融半田が自重で下方の溶断部42cへ流れて溶断部42cの金属と接触し、溶融半田に溶断部42cの金属が侵食拡散して溶断速度が加速される。
なお、本実施形態でも、第1実施形態の変形例のように半田Hを溶断部42cの一部に塗布しておいてもよい、
他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第1実施形態の金属板を示し、(A)は正面図、(B)は分岐回路の要部拡大図である。 ヒュージブルリンクの正面図である。 (A)(B)は許容通電量以上の通電時に溶融半田が溶断部に流れた状態を示す図面である。 第1実施形態の変形例を示す図面である。 本発明の第2実施形態を示し、(A)は半田溶融前の状態を示す図面、(B)は半田溶融後の状態を示す図面である。 本発明の第3実施形態を示す図面である。 本発明の第4実施形態を示し、(A)はヒュージブルリンクの正面図、(B)は金属板の斜視図である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10、30 ヒュージブルリンク
20、40 金属板
21、41 入力側回路
22 分岐回路
22a 入力側部
22b 半田塗布部
22c 溶断部
22d 出力側部
22f 貫通穴
H 半田
H’ 溶融半田

Claims (7)

  1. 導電路を形成する金属板の一部に溶断部を備え、該溶断部を上下方向に配置するヒュージブルリンクであって、
    幅W1の入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に前記幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端に連続すると共に前記幅W1より細幅W3とした溶断部と、該溶断部の下端に連続した幅W1の出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に段状に設け、
    前記半田塗布部の表面に前記金属板よりも低融点の半田を塗布し、許容通電量以上の通電時に前記金属板よりも前記半田を先に溶融させて自重で流下させ、該溶融半田により下側の溶断部の溶断速度を加速させる構成としていることを特徴とするヒュージブルリンク。
  2. 導電路を形成する金属板の一部に溶断部を備え、該溶断部を上下方向に配置するヒュージブルリンクであって、
    幅W1の入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に前記幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端に連続する前記幅W1の中央部に設けた貫通孔の両側の一対の細幅W3とした溶断部と、該溶断部の下端に連続した幅W1の出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に設け、
    前記半田塗布部の表面に前記金属板よりも低融点の半田を塗布し、許容通電量以上の通電時に前記金属板よりも前記半田を先に溶融させて自重で流下させ、該溶融半田により下側の溶断部の溶断速度を加速させる構成としていることを特徴とするヒュージブルリンク。
  3. 導電路を形成する金属板の一部に溶断部を備え、該溶断部を上下方向に配置するヒュージブルリンクであって、
    幅W1から漸次縮小する入力側部と、該入力側部の下端に連続すると共に幅W1より広幅W2とした半田塗布部と、該半田塗布部の下端中央より前記入力側部と上下対称形状に延在する部分の上端部の細幅W3の溶断部と、該溶断部に連続して漸次拡大していく出力側部とを、上下中心軸線を一致させて上下方向に設け、
    前記半田塗布部の表面に前記金属板よりも低融点の半田を塗布し、許容通電量以上の通電時に前記金属板よりも前記半田を先に溶融させて自重で流下させ、該溶融半田により下側の溶断部の溶断速度を加速させる構成としていることを特徴とするヒュージブルリンク。
  4. 前記半田は前記細幅部の上端側にも連続して塗布し、該細幅部の半田の塗布面積は、細幅部の面積の1/2以下としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のヒュージブルリンク。
  5. 前記金属板は銅系金属からなり、前記広幅部に塗布する半田はSn−Ag合金で、Cuを含有していないものである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のヒュージブルリンク。
  6. 前記SnとAgの配合比は、98:2〜95:5である請求項5に記載のヒュージブルリンク。
  7. 車載用の電気接続箱の内部に搭載され、
    前記金属板は、入力側回路に複数の分岐回路を並列に備え、該各分岐回路の導電路に前記入力側部と、該入力側部の下端に前記溶断部と、該溶断部の下端に連続する出力側部を備えている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のヒュージブルリンク。
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