JP2009199365A - マルチタスク処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチタスク処理システムにおいて、動的なアプリケーションタスクが動的に生成されるタイマを利用することができる処理プログラムを開発者が容易に開発する。
【解決手段】マルチタスク処理システムは、メッセージ管理タスクや動的タスク等を含む。メッセージ管理タスクは、動的タスク及びタイマの生成及び削除処理や、タイマの割当てを行う。動的タスクの生成命令がされると、メッセージ管理タスクは、動的タスク用メッセージキューの確保(S10)を行った後、動的タスクを生成する(S11)。そして、タイマを生成(S12)した後、タイマの割当て情報を登録する(S13)。動的タスクの削除命令を受信すると(S14)、タイマが割当てられていた場合(S15でYES)、タイマを削除(S16)した後、タイマの割当て情報の登録を解除する(S17)。そして、動的タスクを削除し(S18)、メッセージキューを解放する(S19)。
【選択図】図4
【解決手段】マルチタスク処理システムは、メッセージ管理タスクや動的タスク等を含む。メッセージ管理タスクは、動的タスク及びタイマの生成及び削除処理や、タイマの割当てを行う。動的タスクの生成命令がされると、メッセージ管理タスクは、動的タスク用メッセージキューの確保(S10)を行った後、動的タスクを生成する(S11)。そして、タイマを生成(S12)した後、タイマの割当て情報を登録する(S13)。動的タスクの削除命令を受信すると(S14)、タイマが割当てられていた場合(S15でYES)、タイマを削除(S16)した後、タイマの割当て情報の登録を解除する(S17)。そして、動的タスクを削除し(S18)、メッセージキューを解放する(S19)。
【選択図】図4
Description
本発明は、マルチタスク処理システムに関し、特に動的タスクがタイマ機能を利用することができるマルチタスク処理システムに関する。
近年、テレビジョン受像機(以下、テレビという)等の電子機器を制御するソフトウェアの機能は複雑化している。具体的には、例えば、テレビは、図7に示すように、操作ボタンが操作されたことを検知するリモコン信号の受信処理(S101)、チューナの共振周波数の制御処理(S102)、音声入力のチャネル数検知処理(S103)、音声入力信号の切替処理(S104)、信号同期状態の検出処理(S105)、遅延処理(S106)等の多くの処理を行う。
一般的に、この種の複雑な処理を実行するソフトウェアは、オペレーティングシステム(以下、OSという)により制御される。OSは、各処理に実行単位(タスク)を作成して設定することにより、各処理の実行順序等を制御している。
例えば、OSが、チューナの共振周波数の制御処理や、信号の同期状態の検出処理等のチューナに関連する処理を全て行うタスク(以下、チューナタスクという)と、音声入力のチャネル数検知処理や音声入力信号の切替など音声入力に関する処理を全て行うタスク(以下、音声入力タスクという)とを作成する。そして、チューナタスク、及び音声入力タスクの一連の処理の順序を管理するタスク(以下、選局タスクという)をさらに作成する。このように、OSが各処理にタスクを設定することにより制御を行うため、ソフトウェアの開発者はOS上で容易にソフトウェアの開発を行うことができる。
ところで、選局タスクは、何らかの処理をチューナタスクや音声入力タスクに命令するとき、OSが提供するメッセージ機能を使用して情報の送受信を行う。メッセージを使用することにより情報がタスク間を移動する。処理を命令されたチューナタスク等が処理の完了を選局タスクに知らせる際にも、メッセージが使用される。
図8は、選局タスクCがチューナタスクD、及び音声入力タスクEに対してメッセージ(図8の処理命令)を送信し、チューナタスクD、及び音声入力タスクEが、選局タスクCに対して処理の完了を知らせるメッセージ(図8の完了通知)を送信する一例を示す。
図8に示すように、選局タスクCは、チューナタスクDに対して共振周波数の設定処理を命令する処理命令のメッセージ(以下、処理命令という)を送信(S111)した後、処理が完了した旨のメッセージを受信するための待ち状態(以下、待ち状態という)となる(S113)。チューナタスクDは、この処理命令に基いて共振周波数の設定処理を行う(S112)。そして、このS112の処理が完了した場合、チューナタスクDは、選局タスクCに対して完了通知のメッセージ(以下、完了通知という)を送信(S114)した後、待ち状態となる(S115)。
また、選局タスクCは、音声入力タスクEに対して音声入力のチャネル数検知処理を命令する処理命令を送信(S121)した後、待ち状態になり(S123)、音声入力タスクEは、この処理命令に基いて音声入力チャネル数の検知処理を行う(S122)。そして、このS122の処理が完了した場合、音声入力タスクEは、選局タスクCに対して完了通知を送信(S124)した後、待ち状態となる(S125)。なお、図8に示すS131〜S151においても、選局タスクCが、チューナタスクD及び音声入力タスクEに対してメッセージの送受信を行うことにより各処理が行われる。S131〜S151の説明は省略する。
上記図8における選局処理は、ユーザによるリモコン操作によって開始されるものである。そのため、現在、選局処理を実行しているときに、ユーザによってリモコン操作がされると、現在実行中の処理を中止して再び選局処理を最初から開始する必要がある。
図9は、上記図8の選局処理において、処理の途中でリモコン操作の検知処理を行う一例である。図9に示すように、例えば、選局タスクCが、チューナタスクDから処理の完了通知(S114)を受信した後などに、リモコン操作の検知処理(S201)を行う。なお、リモコン操作の検知処理(S201、S202、S203、S204)は、ユーザによってリモコンが操作されたか否か(リモコン信号を受信したか否か)を判断し、操作された場合、現在の処理を中止し、再度最初から(図9の場合、S1の処理から)処理を行わせるものである。
図9に示すように、処理中であってもリモコン操作の検知を行うためには、通常の処理の途中に多くのリモコン操作の検知処理を実装する必要がある。そのため、このようなプログラムを開発することは、開発者にとって煩雑であるという問題がある。
上記問題に対して、動的にタスクを生成すると共に、作成したタスクが使用するメッセージキュー等のリソースもさらに生成し、さらに、生成した動的タスク及びメッセージキューを削除するメッセージ管理タスクを用いてリモコン操作等の検知処理を容易に実装する処理方法が知られている。
図10は、上記メッセージ管理タスクを用いた処理の一例を示す。ここでは、ユーザがリモコンを操作することによりテレビのチャネル選択を行ったものとする。まず、リモコン操作の発生がメッセージ管理タスクMに通知され(S201)、メッセージ管理タスクMが選局タスクC用のメッセージキューの確保(S221)を行うと共に、選局タスクCを生成する(S222)。
選局タスクCは、メッセージ管理タスクMに対して、チューナタスクDが共振周波数の設定を行うように命令するための処理命令を送信(S211)した後、待ち状態になる(S212)。メッセージ管理タスクMは、チューナタスクDに対して、選局タスクCから受信された処理命令の内容に基いて、処理命令を送信(中継)し(S224)、待ち状態となる(S225)。
チューナタスクDは、上記S224により送信された処理命令に基いて共振周波数の設定処理を行う(S241)。そして、この処理が完了したら、完了通知を、メッセージ管理タスクMに対して送信(S242)した後、待ち状態となる(S243)。
上記S242により完了通知を受信したメッセージ管理タスクMは、選局タスクCに対して、完了通知を送信(S226)した後、待ち状態となる(S227)。
次に、選局タスクCは、メッセージ管理タスクMに対して、音声入力タスクEが音声の入力チャネル数の検知を行うように命令するための処理命令を送信(S213)した後、待ち状態になる(S214)。メッセージ管理タスクMは、音声入力タスクEに対して、選局タスクCから受信された処理命令の内容に基いて、処理命令を送信(中継)し(S228)、待ち状態となる(S229)。
音声入力タスクEは、上記S228により送信された処理命令に基いて音声入力のチャネル数の検知を行う(S251)。
ここで、上記S251の処理が完了する前に、ユーザによりリモコンが操作され、リモコン操作の発生がメッセージ管理タスクMに通知されると(S202)、メッセージ管理タスクMは、上記S221で設定した選局タスクC用のメッセージキューを解放し(S230)、選局タスクを削除(S231)した後、上記S221と同様に選局タスクC用のメッセージキューの確保(S232)を行う。
このように、メッセージ管理タスクMが、リモコン操作の発生に応じて処理を行うため、図9の示したように選局タスクCがリモコン操作の検知処理を行う必要がない。従って、開発者にとってリモコン操作等を検知する処理の実装が容易となる。
しかし、上記図10に示した処理方法では、メッセージ管理タスクMによって動的に生成された選局タスクC等のアプリケーションタスクは、メッセージ管理タスクMによって任意のタイミングで削除される。そのため、動的に生成される選局タスクC等のアプリケーションタスクが、タイマ等の動的に生成されるリソースを利用している場合、このアプリケーションが削除されたときに、利用していたリソースが解放されずに残るという問題ある。従って、動的に生成されるアプリケーションタスクが、動的に生成されるタイマを利用することができないという問題がある。
これに対して、特許文献1及び特許文献2には、タスクに割当てたタイマ等のリソースを管理するシステムが開示されている。しかし、これらのシステムでは、動的に生成されたタスクが削除されたとき、このタスクが利用するタイマを削除することができないため、上記問題を解決できない。
特開平11−143723号公報
特開2003−15889号公報
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、動的なアプリケーションタスク(動的タスク)が、動的に生成されるタイマを利用することができる処理プログラムを開発者が容易に実装することができ、開発の容易なマルチタスク処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、他のタスクに対して処理の実行を命令する命令メッセージ、及び処理が完了した旨を通知する完了メッセージの送受信の管理を行う管理タスクを含む複数のタスクが並列的に実行されてマルチタスク処理を行うマルチタスク処理システムにおいて、前記管理タスクは、動的タスクの生成及び削除処理、並びにタイマリソースの生成及び削除処理をさらに行い、前記動的タスクの生成を命令する前記命令メッセージを他のタスクから受信したとき、該動的タスクを生成した後、該動的タスクがタイマ機能を使用するとき、前記タイマリソースを生成すると共に、該動的タスクに対して該タイマリソースを割当てたことを管理し、前記動的タスクの削除を命令する前記命令メッセージを他のタスクから受信したとき、該動的タスクを削除すると共に、該動的タスクに割当てた該タイマリソースを解放するものである。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、前記マルチタスク処理は、オペレーティングシステムにより管理されているものである。
請求項1の発明によれば、動的タスクがタイマ機能を使用するとき、タイマリソースを生成すると共に、動的タスクに対してタイマリソースを割当てたことを管理し、動的タスクを削除するとき、動的タスクに割当てたタイマリソースを解放する。そのため、動的タスクが動的に生成されるタイマリソースを利用する場合であっても、動的タスクが削除された後に、タイマリソースが残ることがない。従って、開発者は、動的タスクが動的に生成されるタイマを利用することができる処理プログラムを容易に開発することができる。
本発明の一実施形態に係るマルチタスク処理システムについて、図1乃至図3を参照して説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るマルチタスク処理システムを適用したテレビジョン受像機(以下、テレビという)1の外観と、概略構成とを示す。図3はテレビ1の選局処理を示すフローチャートである。
テレビ1は、ディスプレイ11と、音声を出力可能なスピーカ12と、テレビ1の各部の動作を制御する制御用マイコン10と、外部のアンテナに接続され、このアンテナにより受信されるTV放送の所望の番組を選局するチューナ14と、装置本体とは別体となり、操作ボタン21を有するリモコン2から送信された操作信号を受信する受信部15等で構成されている。
テレビ1は、制御用マイコン10による制御に基き、例えばチューナ14により選局されたTV放送番組の画像・音声等を、ディスプレイ11やスピーカ12を介して視聴可能にすることができるように構成されている。
制御用マイコン10は、CPU、ROM、RAM、その他の電子部品で構成され、図3に示すように、リモコン2から送信されるリモコン信号の受信処理(S1)、チューナ14の共振周波数の制御処理(S2)、音声入力のチャネル数検知処理(S3)、音声入力信号の切替処理(S4)、信号同期状態の検出処理(S5)、遅延処理(S6)等の多くの処理を行う。
制御用マイコン10を動作させるソフトウェアは、オペレーティングシステム(以下、OSという)20により制御されたマルチタスク処理システム30であり、OS20が、各処理に実行単位(以下、タスクという)を作成して制御することにより、各タスクが擬似的に並行的に実行される。各タスクは、OS20が提供するメッセージ機能を使用して情報の送受信を行う。
マルチタスク処理システム30は、メッセージ管理タスク31と、命令メッセージを送信する命令タスク32と、処理を行う処理タスク33と、動的に生成されるアプリケーションタスクである動的タスク34とを含む複数のタスクが並列的に実行されてマルチタスク処理を行うものである。なお、図2には便宜上、命令タスク32、処理タスク33、及び動的タスク34をそれぞれ1つしか示していないが、それぞれ複数個存在してもよい。また、メッセージ管理タスク31、命令タスク32、及び処理タスク33は、いずれも動的タスクではないものとする。
命令タスク32は、他のタスクに対して処理の実行を命令する内容の命令メッセージを送信するタスクであり、命令メッセージをメッセージ管理タスク31に対して送信する。
処理タスク33は、命令タスク32から送信された命令メッセージの内容に基いて処理を実行すると共に、処理が完了したときに処理が完了した旨を通知する完了メッセージをメッセージ管理タスク31に対して送信するタスクである。
メッセージ管理タスク31は、命令メッセージ及び完了メッセージの送受信の管理を行うタスクであり、命令タスク32及び処理タスク33に対してメッセージの中継を行う。
また、メッセージ管理タスク31は、動的タスク34の生成処理及び削除処理と、タイマ機能を有するタイマリソース(以下、タイマという)35の生成処理及び削除処理と、動的タスク34に対するタイマ35の割当ての管理とをさらに行う。メッセージ管理タスク31の処理の詳細については後述する。なお、図2には便宜上、タイマ35を1つしか示していないが、複数個生成されてもよい。
動的タスク34は、ユーザによってリモコン2の操作ボタン21の操作がなされた場合等に、メッセージ管理タスク31によって生成や削除がされるタスクである。
次に、メッセージ管理タスク31による動的タスク34及びタイマ35の生成/削除処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、既に動的タスク34の生成命令がされたものとする。
まず、メッセージ管理タスク31は、動的タスク34用のメッセージキューの確保(S10)を行った後、動的タスク34を生成する(S11)。そして、動的なタイマの生成命令を受けると、動的なタイマ35を生成(S12)した後、動的タスク34に対してタイマ35を割当てた情報を登録する(S13)。
そして、メッセージ管理タスク31は、動的タスク34の削除命令を受信すると(S14)、削除命令がなされた動的タスク34に対してタイマ35を割当てたか否か判断し、割当てた場合(S15でYES)、タイマ35を解放(S16)した後、動的タスク34に対してタイマ35を割当てた情報の登録を解除(削除)する(S17)。
そして、メッセージ管理タスク31は、上記S14において受信した動的タスク34の削除命令に基いて動的タスク34を削除し(S18)、動的タスク34用のメッセージキューの解放を行う(S19)。
一方、動的タスク34に対してタイマを割当てていない場合(S15でNO)、上記S16及びS17の処理を行わないで上記S18以降の処理を行う。
次に、アプリケーションP(動的タスク34)の生成の必要性が発生した場合のメッセージ管理タスク31による処理について、図5に示すタイムチャートを参照して説明する。このタイムチャートでは下方向に時間が流れている。ここでは、メッセージ管理タスクMは、メッセージ管理タスク31と同じであり、アプリケーションタスクP(アプリケーションP)は、動的タスク34と同じである。
アプリケーションPの生成の必要性が発生すると(S21)、メッセージ管理タスクMが、アプリケーションP用のメッセージキューの確保(S22)を行った後、アプリケーションPのタスクを生成し(S23)、各タスクからのメッセージを受信するための待ち状態(以下、待ち状態という)になる(S24)。
そして、アプリケーションPは、メッセージ管理タスクMに対して、タスクAが処理Aを行うように命令するための処理命令(の命令メッセージ)を送信(S25)した後、待ち状態になる(S26)。メッセージ管理タスクMは、タスクAに対して、アプリケーションPから受信した処理命令(のメッセージ)の内容に基いて、処理命令を送信(中継)し(S27)、待ち状態となる(S28)。
そして、タスクAは、上記S27で送信された処理命令(のメッセージ)に基いて処理Aを行い(S29)、この処理が完了した場合、メッセージ管理タスクMに対して、完了通知(完了メッセージ)を送信し(S30)、待ち状態となる(S31)。
そして、上記S30により完了通知を受信したメッセージ管理タスクMは、アプリケーションPに対して、完了通知(完了メッセージ)を送信し(S32)、待ち状態となる(S33)。
そして、アプリケーションPが、メッセージ管理タスクMに対して、タイマの生成を命令するための処理命令(の命令メッセージ)を送信(S34)した後、待ち状態になる(S35)。メッセージ管理タスクMは、アプリケーションPから受信した処理命令(のメッセージ)の内容に基いて、タイマを生成(S36)した後、アプリケーションP用にタイマを割当てた情報を登録し(S37)、待ち状態となる(S38)。
上記S36で生成されたタイマは時間のカウントを行い(S39)、アプリケーションPに対して所定時間の通知を行う(S40)。
上記S40による時間通知を受信したアプリケーションPは、処理Bを行った後(S41)、メッセージ管理タスクMに対して、タイマの削除命令を送信し(S42)、待ち状態になる(S43)。
メッセージ管理タスクMは、アプリケーションPから受信した処理命令(のメッセージ)の内容に基いて、タイマを解放(S44)した後、アプリケーションP用に生成したタイマの情報の登録を解除し(S45)、待ち状態となる(S46)。
次に、上記図5のタイムチャートにおいて、アプリケーションPのタスクの削除の必要性が発生した場合の処理について、図6に示すタイムチャートを参照して説明する。ここでは、タイマを生成した後(S38後)に、アプリケーションPのタスクの削除の必要性が発生したものとし、S21〜S39までの処理は図5に示した処理と同様であるので説明を省略する。
メッセージ管理タスクMがタイマを生成(S36)した後、アプリケーションP用にタイマを生成した情報を登録し(S37)、待ち状態(S38)となっているとき、アプリケーションPの削除の必要性が発生すると(S51)、メッセージ管理タスクMは、アプリケーションPに対してタイマの割り当てを行ったか否かを判断する(S52)。
上記S52の判断の結果、ここではアプリケーションPに対してタイマを生成し(上記S36)、割当て情報を登録している(上記S37)ので、メッセージ管理タスクMは、アプリケーションPに割当てたタイマを解放し(S53)、タイマの登録情報を解除(削除)する(S54)。なお、タイマは上記S53により解放されるため、アプリケーションPに対して時間の通知を行わない。
そして、メッセージ管理タスクMは、アプリケーションPのタスクを削除(S55)した後、上記S22で確保したメッセージキューの解放(S56)を行い、待ち状態となる(S57)。
上述したように、本実施形態に係るマルチタスク処理システム30によれば、動的タスク34がタイマ35を使用するとき、メッセージ管理タスク31が、タイマ35を生成すると共に、動的タスク34に対してタイマ35を割当てたことを管理し、動的タスク34を削除するとき、動的タスク34に割当てたタイマ35を解放する。そのため、動的タスク34が動的に生成されるタイマ35を利用する場合であっても、動的タスク34が削除された後に、タイマ35が残ることがない。従って、開発者は、動的タスク34が動的に生成されるタイマ35を利用することができる処理プログラムを容易に開発することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明のマルチタスク処理システムをテレビ1に適用した例を示したが、これに限られず、マルチタスク処理を行う他の機器に本発明を適用してもよい。
1 テレビ
20 OS
30 マルチタスク処理システム
31 メッセージ管理タスク(管理タスク)
32 命令タスク
33 処理タスク
34 動的タスク
35 タイマ
M メッセージ管理タスク
20 OS
30 マルチタスク処理システム
31 メッセージ管理タスク(管理タスク)
32 命令タスク
33 処理タスク
34 動的タスク
35 タイマ
M メッセージ管理タスク
Claims (2)
- 他のタスクに対して処理の実行を命令する命令メッセージ、及び処理が完了した旨を通知する完了メッセージの送受信の管理を行う管理タスクを含む複数のタスクが並列的に実行されてマルチタスク処理を行うマルチタスク処理システムにおいて、
前記管理タスクは、
動的タスクの生成及び削除処理、並びにタイマリソースの生成及び削除処理をさらに行い、
前記動的タスクの生成を命令する前記命令メッセージを他のタスクから受信したとき、該動的タスクを生成した後、該動的タスクがタイマ機能を使用するとき、前記タイマリソースを生成すると共に、該動的タスクに対して該タイマリソースを割当てたことを管理し、
前記動的タスクの削除を命令する前記命令メッセージを他のタスクから受信したとき、該動的タスクを削除すると共に、該動的タスクに割当てた該タイマリソースを解放することを特徴とするマルチタスク処理システム。 - 前記マルチタスク処理は、オペレーティングシステムにより管理されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチタスク処理システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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