JP2009199360A - サーバ構築方法、同方法用コンピュータソフトウェアおよび記憶媒体 - Google Patents

サーバ構築方法、同方法用コンピュータソフトウェアおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサーバが異なるプロファイルを有するように管理する場合においても、作業効率と信頼性を向上させる。
【解決手段】ネットワークで接続されたプロビジョニングサーバと1以上のデータサーバを含むシステムにおいて、プロビジョニングサーバからの指示に基づき、前記1以上のデータサーバのぞれぞれに関するデータサーバ情報と、前記プロビジョニングの内容を規定する1組以上の構成プロファイル情報と、データサーバと構成プロファイルとの関係を規定する関係情報とを前記プロビジョニングサーバに入力し、該データサーバ情報と該構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開してXMLファイルを出力すると共に、各データサーバに該プロファイルに対応する設定スクリプトを実行させ、シングルユーザモードの前後に、データサーバを再起動させる。
【選択図】図2

Description

本発明はデータサーバのプロビジョニングを効率的に行う方法、特に、プロビジョニングサーバによって複数のデータサーバのプロビジョニングを効率的に行うことのできる方法、プロビジョニングサーバに当該方法を実行させるためのコンピュータプログラムおよび同コンピュータプログラムを格納したコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に関する。
データセンタ業務等においては、複数のデータサーバを一括して管理する必要があり、一般に管理されるデータサーバはRAID構成の有無等サーバ自体の仕様が異なるだけでなく、該サーバに従属するクライアントの数、種類、データ送受信に使用されるプロトコル等、サーバの設定に影響を与える外的条件が種々に異なっているのが普通である。このような状況において複数のデータサーバを管理する管理者にとっては、データサーバのプロビジョニング、すなわち、サーバへのOSのインストール、パッチ、基本ソフトウェア、追加パッケージの導入、RAIDの構成組み、サーバの要塞化等を、サーバ毎にほとんど手作業で行う必要があった。
また、データサーバのプロビジョニングのために、既存のプロビジョニングソフトウェアも存在するが、既存のソフトウェアは、外的条件の異なるサーバのプロビジョニングを一括して行うようには構成されておらず、しかも、プロビジョニング後は通常の運転に復帰することが前提とされているので、続けてさらに追加的プロビジョニングを行うためには、サーバの再起動等、個別の操作が必要であった。
このように、一台一台のサーバのプロビジョニングを別個に、かつ人力で行うやり方では、管理すべきデータサーバの台数が多くなり、またサーバ構成のバリエーションが増えると、IT管理者の負担は飛躍的に増大する。プロビジョニングを速やかに実行するためには、作業者の経験が重要なので、サーバの台数が飛躍的に上昇し、経験の浅いIT管理者がプロビジョニングにあたらざるを得ないような場合には、作業効率の一層の低下を招来する可能性がある。また、プロビジョニングの正確性もまた経験に負うところが大きい。したがって、プロビジョニングを正確かつ速やかに実行して増大するサーバの台数に対応できる方法が求められている。
特開2006−313545号公報(特許文献1)は、上述の状況に鑑みて、プロビジョニング管理システムを管理するための方法を開示したものであり、特許文献1の方法によれば、資源プロビジョニング管理システムから複数のプロビジョニング・オペレーションを受けることによって開始する。これらのプロビジョニング・オペレーションの各々は特定のジョブにリンクされ、どのジョブが管理されるべきかに関する決定が行われる。次に、ジョブはグループ化され、ジョブの従属関係が識別された上で、実行がスケジュールされ、適切な時間に、それらのジョブが呼び出されて実行される。
特許文献1の発明は、プロビジョニングの時間的前後関係の管理を中心にしたもので、構成の異なる複数のサーバが異なるプロファイルを有するように管理する必要があるような場合に、作業効率と信頼性を向上させる工夫についてはなんら開示していない。
特開2005−316680号公報(特許文献2)は、自律的なプロビジョニングにより、ニーズの高いサービスを柔軟かつ迅速にサービス提供システムに追加するシステムに関するものである。当該方法によれば、サービス提供サーバは、新しい提供サービスのファイルを受信すると、インストールを行うのに最適なタイミングであるか否かを判定する。例えば、サービス提供サーバの負荷状況等を調べ、インストールを行うのに最適なタイミングであるか否かを判定する。インストールを行うのに最適なタイミングである場合は、該ファイルのインストールを行うが、インストールを行うのに最適なタイミングでない場合、例えば、サーバの負荷が大きい場合等は、インストールを行わず、再度インストール可否の判定を行う。このように構成することで、インストールのタイミングを自動的に決定する方法を開示している。
しかし、特許文献2の発明もまたプロビジョニングの時間的管理を中心にしたもので、構成の異なる複数のサーバが異なるプロファイルを有するように管理する必要があるような場合に、作業効率と信頼性を向上させる工夫についてはなんら開示していない。
特開2008−4092号公報(特許文献3)は、情報技術インフラストラクチャを動的にプロビジョニングするシステムを開示する。当該システムは、オンデマンド・サービスを提供するためのデータ処理システムであって、データ処理システム構成を求めるオンデマンド・プロビジョニング・リクエストを受取る中央管理資源と、複数の未使用の資源と、プロビジョニング資源および他の管理資源を含む少なくとも1個の管理資源と、複数個の管理される資源と、前記中央管理資源が、前記管理される資源、前記管理資源、および前記他の管理資源に前記未使用の資源を動的に割り当てることができる少なくとも1個のプロビジョニング・サーバーとを含む。
特許文献3の発明は、未使用の資源をプロビジョニング資源、管理資源又は非管理資源のいずれかとして使用することによって各資源としてのサーバーの数を必要性によって変化させて資源を効率的に使用することを目的としたものである。しかし、構成の異なる複数のサーバが異なるプロファイルを有するように管理する必要があるような場合における、作業効率と信頼性を向上させる工夫についてはなんら開示していない。
特開2006−313545号公報 特開2005−316680号公報 特開2008−4092号公報
従来技術の上記のような現状に鑑みて、本発明は、構成の異なる複数のサーバが異なるプロファイルを有するように管理する必要があるような場合においても、作業効率と信頼性を向上させるプロビジョニング方法、プロビジョニングのためのコンピュータプログラムおよび同プログラムを格納した媒体を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、ネットワークで接続されたプロビジョニングサーバと1以上のデータサーバを含むシステムにおいて、プロビジョニングサーバからの指示に基づき自動的に該1以上のデータサーバのプロビジョニングを行うプロビジョニング管理方法であって、
前記1以上のデータサーバのぞれぞれに関するアドレス情報および構成情報を含むデータサーバ情報と、前記プロビジョニングの内容を規定する1組以上の構成プロファイル情報と、データサーバと構成プロファイルとの関係を規定する関係情報とを前記プロビジョニングサーバに入力し、
前記プロビジョニングサーバにおいて、前記関係情報に基づいて、該データサーバ情報と該構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開してXMLファイルを出力すると共に、各データサーバに該プロファイルに対応する設定スクリプトを実行させ、
前記設定スクリプトを実行する際、セキュリティパッチの適用、オープンソースソフトウェアのインストールおよびデータサーバの要塞化を行うシングルユーザモードの前後に、データサーバを再起動させるプロビジョニング管理方法を提案する。
本明細書において、プロビジョニングとは、対象となるデータサーバに対してソフトウェア(OS、追加パッケージ、デバイスドライバ、基本ソフトウェア、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェア、オープンソフトウェア等)の導入、変更、削除を行うこと、あるいは、RAID構成や要塞化等のシステム構成やその他のデータサーバに固有の設定を新たに設定したり、変更、削除することをいうが、これらに限定されず、広くデータサーバの運用に伴って必要となるハードウェア、ソフトウェアの設定、変更削除をいうものとする。
本明細書においてプロビジョニングサーバとは、データサーバのプロビジョニングを司るコンピュータの意味であり、いわゆるサーバと認識されているコンピュータに限らず、一般にクライアントとして用いられるコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ノートブックコンピュータ等その形態を問わない。また、プロビジョニングサーバはプロビジョニングのみに用いられるコンピュータである必要はなく、他の機能を兼ね備えたものであっても良い。
本明細書では、データサーバは、プロビジョニングサーバと区別する意味で用語を分けたものであって、プロビジョニングを受けるサーバであれば、当該サーバが一般にどのように呼ばれているかにはかかわりなく本明細書ではデータサーバと称することにする。
データサーバのアドレス情報とは、例えば、ネットワーク上で当該データサーバを特定するために用いられるアドレス情報(MACアドレス)である。データサーバの構成情報とは、ディスク構成のようなハードウェア構成およびOSの版数のようなソフトウェア構成の両方を包含する。
構成プロファイル情報とは、プロビジョニングの内容を規定する情報であって、例えば、特定のソフトウェアの導入の要否、追加パッケージの有無、RAID構成の変更の要否等を規定した情報である。複数台のデータサーバが設けられている場合に、必ずしもデータサーバと同じ数の構成プロファイル情報が必要になるとは限らない。複数台のデータサーバがプロビジョニングの結果、同一のハードウェア構成、ソフトウェア構成を有することもあるからである。1台のデータサーバのプロビジョニングを行うことができる構成プロファイル情報を1組の構成プロファイル情報と称する。
関係情報とは、どの構成プロファイルをどのデータサーバに適用すべきかについて規定した情報である。
データサーバ情報と構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開するとは、各データサーバに対する構成プロファイルを決定することをいい、そのためには関係情報を用いる。すなわち、展開の結果、各データサーバのプロビジョニングに必要な構成プロファイルが具体的に決定され、その結果はXMLファイルとして出力される。当該XMLファイルは、データサーバに対するプロビジョニングの内容を具体的に記載したものなので、出力されたXMLファイルを編集することによって他のデータサーバに対するプロビジョニングのためのXMLファイルを作成することも容易である。
設定スクリプトとは、データサーバにプロビジョニングを行うための一連の動作内容や定義をプログラミング言語によって記述したものである。シングルユーザモードは、システム保守のための安全な環境を提供するためのモードであって、一般にはコンソール端末だけが動作するが、スーパーユーザまたは任意のユーザがログイン可能なログインシェルが動作するものであっても良い。
上記の構成を有する発明によれば、従来は図1Aに模式的に示すように、対象となるデータサーバのそれぞれに対してプロビジョニングを行う必要があったのに対して、1台のプロビジョニングサーバに対して必要な設定を行うだけでプロビジョニングサーバが各データサーバに所定のプロビジョニングを行わせるので、IT管理者の労力は大幅に軽減される。さらに、プロビジョニング内容が統一されるので、本来同一であるべき複数のデータサーバの構成が実際に微妙に異なるような事態を排除でき、同時に品質維持が図られる。
さらに、シングルユーザモードでプロビジョニングを行う工程の前後には、各データサーバは自動的に再起動されるので、当該工程の前後に別のスクリプトが存在する場合にも、プロビジョニングの安定と確実を図ることができる。
本発明はさらに、前記シングルユーザモードの開始前に1より上のランレベルで終了するスクリプトが存在した場合、当該スクリプトを変更して終了時のデフォルトランレベルを1に設定し、シングルユーザモード終了時にはデフォルトランレベルを前記1より上のランレベルに戻すものであっても良い。
ランレベルとは動作状態を示す指標であって、例えば、Solaris(登録商標)を含むSYSTEM V系のUNIXの場合、表1に示す8種類のランレベルが定義されており、通常状態のシステムはランレベル3で動作している。
データサーバのプロビジョニングのために、既存のプロビジョニングソフトウェアが存在する場合がある。このような場合には、既存のプロビジョニングソフトウェアが有する機能はそのまま維持して、本発明による方法では、既存のプロビジョニングソフトウェアではまかなうことのできない機能のみを実行するのが合理的である。そのためには、既存のプロビジョニングのスクリプトが終了時にデフォルトランレベルを2以上に設定しているような場合には、当該スクリプトを変更して終了時のデフォルトランレベルを1(シングルユーザモード)に設定して、続けて本発明のプロビジョニングを実行し、その後に、シングルユーザモード終了時にはデフォルトランレベルを前記1より上のランレベルに戻すことで、既存のプロビジョニングソフトウェアとプロビジョニング後の実行をスムーズに繋ぐことができる。
既存のプロビジョニングソフトウェアは、所定のプロビジョニングが終了した後は(さらに他のプロビジョニングを実行することなく)通常の動作に復帰することが予定されており、その通り運用される限りにおいては支障なく動作する。しかし、既存のプロビジョニングソフトウェアがOSカーネルに影響を与える重要なパッチ等を実行した可能性もあるので、本発明の方法によって引き続き別のプロビジョニングを行う際は、既存のプロビジョニングソフトウェアの実行後にサーバの再起動を行って、次に既存のプロビジョニングソフトウェアではまかなうことのできない設定等を実行することで設定作業を確実に行うように構成するのが好ましい。
本発明の方法を適用するシステムは2以上のデータサーバを含み、構成プロファイル情報の組数はデータサーバの台数はより少なくてもよい。この場合、少なくとも1組の構成プロファイル情報を2以上のデータサーバのプロビジョニングに用いる。このように構成することで、同一のプロビジョニングを行うべきデータサーバが複数台存在する場合には、1組の構成プロファイル情報に対して必要数のデータサーバを指定するだけでプロビジョニングを行うことができるので、労力の軽減はさらに顕著である。
本発明はまた、上記のプロビジョニング方法を実行するためのソフトウェアに関するものでもある。本発明によるソフトウェアは、ネットワークで接続されたプロビジョニングサーバと1以上のデータサーバを含むシステムにおいて、プロビジョニングサーバからの指示に基づき該1以上のデータサーバのプロビジョニングを行うプロビジョニング管理のためのコンピュータソフトウェアであって、
前記プロビジョニングサーバに、
前記1以上のデータサーバのぞれぞれに関するアドレス情報および構成情報を含むデータサーバ情報と、前記プロビジョニングの内容を規定する1組以上の構成プロファイル情報と、データサーバと構成プロファイルとの関係を規定する関係情報とを前記プロビジョニングサーバに記憶させ、
前記関係情報に基づいて、該データサーバ情報と該構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開してXMLファイルを出力させると共に、各データサーバに該プロファイルに対応する設定スクリプトを実行させ、
前記設定スクリプトを実行する際に、セキュリティパッチの適用、オープンソースソフトウェアのインストールおよびデータサーバの要塞化を行うシングルユーザモードの前後に、データサーバを再起動させるステップをプロビジョニングサーバに実行させるコンピュータソフトウェアである。
前記ソフトウェアは前記シングルユーザモードの開始前に1より上のランレベルで終了するスクリプトが存在した場合、当該スクリプトを変更して終了時のデフォルトランレベルを1に設定し、シングルユーザモード終了時にはデフォルトランレベルを前記1より上のランレベルに戻すことを含むことができるし、前記システムが2以上のデータサーバを含む場合に、前記データサーバの台数はより少ない組数の構成プロファイル情報の内の少なくとも1組を2以上のデータサーバのプロビジョニングに用いることができる点は、プロビジョニング方法について既に記載したとおりである。
本発明はまた、上記のコンピュータソフトウェアを格納したコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に関するものである。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体の原理(磁気を用いる、光の反射率を用いる、光の干渉を用いる等)や、記録方式(CD、DVD、テープ、ホログラム、ブルーレイ等)に依存しないことはいうまでもない。
本発明は、特に複数のデータサーバを管理し、プロビジョニングを行う際に好適に用いられる。
発明を実施するための形態
以下に、実施例に基づき本発明を実施するための形態について記載する。
図1Bに記載した構成を有するシステムを本発明に基づいてプロビジョニングすることを考える。図2は、本発明に基づくプロビジョニングのために必要な情報をプロビジョニングサーバに入力する工程を模式的に示したものである。図2の左端に列挙されている必要パラメータ、つまり、データサーバ名(ホスト名)、MACアドレス、ディスク構成、追加パッケージの要否等をプロビジョニングサーバに入力する。
この時入力すべきデータは、図2の左側に枠で囲って示すように、データサーバそれぞれに関するホスト名、MACアドレス、IPアドレス、使用するプロファイルID等の情報(したがって、データサーバの台数と同じ数だけのデータの組)と、プロファイル毎のプロファイルID、OS版数、ディスク構成等の情報(したがって、プロファイルの種類の数だけのデータの組)である。
プロビジョニングサーバでは、XML作成アプリケーションが起動されて、データサーバ毎に設定されたパラメータの内容(したがって、サーバの台数と同じ数だけのデータの組)をXMLファイルの形式で出力する。この出力は、画像表示、記憶媒体への書き出しを伴っても良いが、サーバ内部で次の操作に受け渡すことができれば出力の形式は問わない。
一般に、ソフトウェアインストールの順序を既定する条件は、各ソフトウェアが必要とする(または利用する)他のソフトウェアやデータ等の相互関係を考慮して、表2に例示するように、インストール順序定義ファイル(テーブル)として与えられている。
そこで、プロビジョニングにおいては、表1に例示するインストール順序定義ファイルを参照して順序を決定する。インストールの順序は、perl、openssl、openssh、rsync等のように規定されている。PerlはOSに含まれているが、版が旧いので、本発明では必ず入れるようにするのが好ましい。したがって、例えば、表1に例示したユーザAが、ソフトウェアperl、openssh、openssl、rsync、sudoの順でインストールしようと試みた場合、opensshがopensslの後にインストールすべきであることが規定されているので、opensslが見つからないとのエラーメッセージが出力されると共にopensshのインストールは失敗する。したがって、プロビジョニングは、インストール順序定義ファイルに違反しないものであることが必要である。利用者はインストールすべきソフトウェアを指定するだけでよく、インストールの順序は、インストール順序定義ファイルを参照してプロビジョニングサーバによって決定される。
次に、XML管理プログラムが起動されて、XML形式で出力された設定内容に基づき、プロビジョニング実行プログラム(例えば、図2に示したようにカスタムJumpStart)を駆動するために必須のファイルを作成する。プロビジョニング実行プログラムは、一部に既存のプロビジョニングプログラムを取り込んだものであっても良いことは既に述べたとおりである。既存のプロビジョニングプログラムが存在する場合、XML管理プログラムはfinishスクリプトを自動作成して既存のプロビジョニングプログラムの終了時のランレベルを1に変更する。次に、本発明に基づくプロビジョニング実行プログラムが、各データサーバに対してプロファイルに対応する設定スクリプトを実行させてプロビジョニングを行う。そして、スクリプトの最後でデフォルトランレベルを既存のプロビジョニングプログラムの終了時のランレベルあるいはそれ以外の適切なランレベル(例えばランレベル3)に変更して終了する。さらに、シングルユーザモードへの移行の前後では、強制的にデータサーバを再起動させる。
本発明に基づき上記の方法の、従来の方法との相違点を明確にするために、従来の方法によるプロビジョニングの概念を図3に示す。
従来技術によるプロビジョニングにおいても、図3の左端に示した必要パラメータは本発明の場合と同一である。ただし、従来方法では、必要パラメータに基づいてプロビジョニング実行プログラム(例えば、図2と同様にカスタムJumpStartとする)のための必須ファイルを作成するに際して、OS版数、ディスク構成、オープンソースの要否などのプロファイル情報を各サーバのためにスクリプト化しなければならない。したがって、同一のプロファイルが複数のデータサーバに適用されるような場合には、同じプロファイルを複数のデータサーバのために何度も入力することが必要になる。
これに比較してXMLファイルを用いる本発明の場合は、階層構造の記載をタグを用いて簡単に記載でき、各データサーバは使用プロファイルIDによってプロファイルデータと関連付けられるので、同一内容を複数回入力する必要はなく、入力の工数が大幅に低減される。
以上から明らかなように、従来の方法に比較して本発明による方法によった場合には、大幅な省力化と品質の維持を図ることができる。
本発明によるプロビジョニングと従来技術によるものとを比較した概念図 本発明によるプロビジョニングサーバへの必要パラメータの入力を示す概念図 従来技術によるプロビジョニング実行プログラムのための必須ファイルの再生工程を示す概念図

Claims (7)

  1. ネットワークで接続されたプロビジョニングサーバと1以上のデータサーバを含むシステムにおいて、プロビジョニングサーバからの指示に基づき自動的に該1以上のデータサーバのプロビジョニングを行うプロビジョニング管理方法であって、
    前記1以上のデータサーバのぞれぞれに関するアドレス情報および構成情報を含むデータサーバ情報と、前記プロビジョニングの内容を規定する1組以上の構成プロファイル情報と、データサーバと構成プロファイルとの関係を規定する関係情報とを前記プロビジョニングサーバに入力し、
    前記プロビジョニングサーバにおいて、前記関係情報に基づいて、該データサーバ情報と該構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開してXMLファイルを出力すると共に、各データサーバに該プロファイルに対応する設定スクリプトを実行させ、
    前記設定スクリプトを実行する際、セキュリティパッチの適用、オープンソースソフトウェアのインストールおよびデータサーバの要塞化を行うシングルユーザモードの前後に、データサーバを再起動させるプロビジョニング管理方法。
  2. 前記シングルユーザモードの開始前に1より上のランレベルで終了するスクリプトが存在した場合、当該スクリプトを変更して終了時のデフォルトランレベルを1に設定し、シングルユーザモード終了時にはデフォルトランレベルを前記1より上のランレベルに戻すことを含む前記請求項1に記載のプロビジョニング管理方法。
  3. 前記システムは2以上のデータサーバを含み、前記構成プロファイル情報の組数はデータサーバの台数はより少なく、少なくとも1組の構成プロファイル情報を2以上のデータサーバのプロビジョニングに用いる、前記請求項1または2に記載のプロビジョニング管理方法。
  4. ネットワークで接続されたプロビジョニングサーバと1以上のデータサーバを含むシステムにおいて、プロビジョニングサーバからの指示に基づき該1以上のデータサーバのプロビジョニングを行うプロビジョニング管理のためのコンピュータソフトウェアであって、
    前記プロビジョニングサーバに、
    前記1以上のデータサーバのぞれぞれに関するアドレス情報および構成情報を含むデータサーバ情報と、前記プロビジョニングの内容を規定する1組以上の構成プロファイル情報と、データサーバと構成プロファイルとの関係を規定する関係情報とを前記プロビジョニングサーバに記憶させ、
    前記関係情報に基づいて、該データサーバ情報と該構成プロファイル情報とを、データサーバ毎のプロファイルに展開してXMLファイルを出力させると共に、各データサーバに該プロファイルに対応する設定スクリプトを実行させ、
    前記設定スクリプトを実行する際に、セキュリティパッチの適用、オープンソースソフトウェアのインストールおよびデータサーバの要塞化を行うシングルユーザモードの前後に、データサーバを再起動させるステップをプロビジョニングサーバに実行させるコンピュータソフトウェア。
  5. 前記シングルユーザモードの開始前に1より上のランレベルで終了するスクリプトが存在した場合、当該スクリプトを変更して終了時のデフォルトランレベルを1に設定し、シングルユーザモード終了時にはデフォルトランレベルを前記1より上のランレベルに戻すことを含む前記請求項4に記載のコンピュータソフトウェア。
  6. 前記システムが2以上のデータサーバを含む場合に、前記データサーバの台数はより少ない組数の構成プロファイル情報の内の少なくとも1組を2以上のデータサーバのプロビジョニングに用いる、前記請求項4または5に記載のコンピュータソフトウェア。
  7. 前記請求項4ないし6に記載のコンピュータソフトウェアを格納したコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体。
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