JP2009199203A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読み文字列に対応するユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができるようにする。
【解決手段】辞書変換部61は、変換辞書を用いて、文字変換制御部66から供給された読み文字列の変換候補である辞書変換候補を選出する。EPG変換候補検出部64は、辞書変換候補を含むキーワードを、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報のなかから検索する。また、EPG変換候補検出部64は、番組情報から検出された辞書変換候補を含むキーワードのうち、検索した辞書変換候補と、それ以降の文字列を、EPG変換候補として選出する。文字変換制御部66は、辞書変換候補とEPG変換候補のすべてを変換候補として出力する。本発明は、例えば、番組情報を記憶する録画再生装置に適用できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、読み文字列に対応するユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができるようにする情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
文字入力機能と、入力文字列を漢字やカタカナなどに変換する文字変換機能は、近年では、パーソナルコンピュータのみならず、携帯電話機、テレビジョン受像機、録画再生装置などの様々な電子機器に組み込まれている(例えば、特許文献1参照)。
テレビジョン受像機や録画再生装置においては、例えば、番組検索や録画予約を行うためのキーワードを入力したり、録画した番組のタイトル(名称)を変更するための文字を入力するときに、文字入力機能および文字変換機能が利用されている。なお、文字入力機能は、ハードウエアキーボードにより実現されている場合もあれば、ソフトウエアキーボードにより実現されている場合もある。
従来、テレビジョン受像機や録画再生装置においては、文字変換機能の変換辞書としては、パーソナルコンピュータ等に組み込まれているものと同様の一般的な文章用の辞書が用いられていた。
特開2006−301693号公報
しかしながら、テレビジョン受像機や録画再生装置において、番組検索などのためにユーザが文字入力を行う場合、検索対象として入力するキーワードは番組のタイトルや番組の内容を説明した語句などである。番組情報の文章(文字列)は、一般の文章と異なる独特の表現が用いられている場合が多いため、ユーザが入力したい語句が変換候補として提示されないことが多い。そのため、ユーザは、入力した文字列を細切れに変換しながら入力していく必要があった。即ち、番組情報に関する文字入力においては、一般的な文章用の変換辞書では、文字変換機能が効果的に働かないことが多かった。
また、文字変換機能には学習機能が付加されているのが一般的であるが、学習機能は、一度入力した文字列を再度入力する機会が多い場合には効率的な入力を可能とするが、番組情報に関しては1度しか放送されない番組についての情報も多く、同一の文字列を何度も入力するケースはむしろ稀であるため、番組情報に関する文字変換のための機能としては、学習機能の効果は限定的であった。
番組検索時などにおいてユーザがキーワードを入力する煩わしさを軽減するために、番組情報内の記載から所定の文字列を切り出して予め登録しておき、登録した文字列を指定することで文字入力を省略し操作を簡易にしたものもあるが、これは、ユーザがキーワードを番組情報内から探して登録する作業が必要である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、読み文字列に対応するユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、入力された読みを表す読み文字列を所定の文字列に変換する変換処理を行う情報処理装置において、変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出する第1の文字変換手段と、EPGデータに基づく番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、前記第1の文字変換手段により選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出し、抽出された前記第1の変換候補を含むキーワードから、前記読み文字列の第2の変換候補を選出する第2の文字変換手段と、前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力する出力手段とを備える。
前記第2の文字変換手段には、既に変換が確定済みの文字列である確定文字列がある場合に、前記確定文字列と前記第1の変換候補の組み合わせを含むキーワードについても前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出させ、抽出された前記キーワードから、前記読み文字列の第2の変換候補を選出させることができる。
前記第1の文字変換手段と前記第2の文字変換手段には、新たな前記読み文字列が入力される毎に、前記第1または第2の変換候補の選出を行わせ、前記出力手段には、新たに選出された前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力させることができる。
前記第2の文字変換手段には、前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から予めキーワードを抽出しておき、その予め抽出されたキーワードのなかから前記第1の変換候補を含むキーワードを検出することにより、前記第1の文字変換手段により選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出させることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、入力された読みを表す読み文字列を所定の文字に変換する変換処理を行う情報処理方法において、変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出し、選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを、所定の記憶手段に記憶されている番組情報から抽出し、抽出された前記キーワードから第2の変換候補を選出し、前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、入力された読みを表す読み文字列を所定の文字に変換する変換処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出し、選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを、所定の記憶手段に記憶されている番組情報から抽出し、抽出された前記キーワードから第2の変換候補を選出し、前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、変換辞書を用いて読み文字列の第1の変換候補が選出され、選出された第1の変換候補を含むキーワードが、所定の記憶手段に記憶されている番組情報から抽出され、抽出されたキーワードから第2の変換候補が選出され、第1の変換候補と第2の変換候補が、読み文字列に対応する変換候補として出力される。
本発明の一側面によれば、読み文字列に対応するユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である録画再生装置の使用環境を示している。
録画再生装置1は、電波として送信されてくるテレビジョン放送信号2をアンテナ3を介して受信し、番組(の映像および音声)を録画したり、インターネットに代表されるネットワーク4を介して所定のサーバから映像、音声などのAV(Audio/Video)データやプログラムを取得して記録する。また、録画再生装置1は、CATV回線5や衛星放送アンテナ6を介してテレビジョン放送信号を受信し、番組を録画することも可能である。
録画再生装置1は、録画した番組や記録したAVデータなどを再生し、その結果得られる映像信号および音声信号を、テレビジョン受像機などからなる表示装置7に出力して、対応する映像を表示させたり、音声を出力させる。ユーザは、リモートコントローラ8を操作することにより、録画再生装置1に対して、番組の録画や再生などを指示することができる。
図2は、図1の録画再生装置1の内部の構成例を示すブロック図である。
録画再生装置1は、制御部21、入力部22、出力部23、およびドライブ24を有し、それらはバス20を介して互いに接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、およびRAM(Random Access Memory)33を有し、装置全体の動作の制御を行う。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラム、または後述する記憶部46からRAM33にロードされたプログラムに従って、後述する文字列変換処理などの各種の処理を実行する。ROM32はプログラムやデータ等を記憶する。RAM33は、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
入力部22は、リモートコントローラ8からの信号を受信する受信機および操作ボタンなどからなる。ユーザは、リモートコントローラ8または入力部22を操作することにより、録画予約の対象となる番組を指定したり、録画された番組のタイトルを変更したりすることができる。
出力部23は、出力端子を有し、映像信号および音声信号を所定のフォーマットに変換し、接続されている表示装置7に出力する。
ドライブ24は、そこに装着された、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア25に記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、制御部21または記憶部46に供給する。また、ドライブ24は、制御部21の制御の下、バス20を介して供給されるプログラムやデータ(番組の映像および音声データも含む)をリムーバブルメディア25に書き込む。
録画再生装置1は、さらに、チューナ41、ネットワークインタフェース42、番組情報取得部43、エンコーダ44、デコーダ45、および記憶部46を有し、これらもまたバス20と接続されている。
チューナ41は、制御部21の制御により、受信チャンネルを選局し、選局したチャンネルにおいて放送されているテレビジョン放送信号を受信する。チューナ41は、受信したテレビジョン放送信号に含まれる、番組の映像および音声データやEPG (Electronic Program Guide)データを抽出し、番組情報取得部43またはエンコーダ44に供給する。
ネットワークインタフェース42は、ネットワーク4を介してサーバ等の他の装置とデータや制御情報等の授受を行うインタフェースである。ネットワークインタフェース42は、ネットワーク4を介して所定のサーバからEPGデータを取得することもできる。即ち、EPGデータは、テレビジョン放送信号に重畳されて供給されるものだけでなく、所定のサーバがネットワーク4を介して配信する場合もある。ネットワークインタフェースは、番組情報取得部43の要求に基づいてEPGデータを取得し、番組情報取得部43に供給する。
番組情報取得部43は、制御部21に制御されて番組情報の取得に関する処理を行う。例えば、番組情報取得部43は、チューナ41またはネットワークインタフェース42より供給されるEPGデータより番組情報を抽出し、バス20を介して記憶部46に供給し、保持させる。EPGデータは、放送番組の電子番組表を構成するためのデータであり、番組情報は、電子番組表として表示される番組についての情報を表す。
エンコーダ44は、制御部21の制御の下、チューナ41より供給される番組の映像および音声データをMPEG(Moving Picture Experts Group)等の所定のフォーマットで符号化し、得られた符号化データを、バス20を介して記憶部46に供給し、記憶させる。なお、受信された番組の映像および音声データがデジタル符号化データの場合、そのデータは、そのまま記憶部46に記憶させることができるので、このエンコーダ44による処理を省略することができる。
デコーダ45は、録画された番組を再生する場合に制御部21に制御され、バス20を介して記憶部46より供給される番組の符号化データを復号し、その結果得られた復号データを出力部23に供給する。
記憶部46は、例えばハードディスク等により構成され、大容量の記憶領域を有し、バス20を介して供給されるデータやプログラムを記憶したり、記憶しているデータを読み出して他の処理部に供給したりする。
以上のように構成される録画再生装置1では、EPGデータから得られる番組情報に基づいてユーザ所望の番組を検索し、検索された番組の録画予約を行うことができる。また、録画再生装置1は、録画した番組を再生し、再生した番組の映像や音声を表示装置7に出力することができる。
録画再生装置1において、ユーザが番組の検索を行う場合には、検索したい番組の番組情報に含まれているような語句を検索対象語句(キーワード)として入力するが、番組情報に含まれる語句(文字列)は一般の文章と異なる独特の表現が用いられている場合が多いため、一般的な変換辞書を用いた読みの変換では、ユーザが入力したい語句に変換できないことが多い。
そこで、録画再生装置1の文字列変換機能では、番組情報を利用することにより、ユーザ所望の変換文字を迅速に提示することができるようになされている。
図3は、文字列変換機能に関する録画再生装置1の機能ブロック図を示している。
録画再生装置1の文字列変換機能は、辞書変換部61、辞書変換候補記憶部62、番組情報記憶部63、EPG変換候補検出部64、EPG変換候補記憶部65、および文字変換制御部66により実現される。
辞書変換候補記憶部62、番組情報記憶部63、およびEPG変換候補記憶部65は、例えば、図2の記憶部46またはRAM33に対応し、辞書変換部61、EPG変換候補検出部64、および文字変換制御部66は、例えば、図2のCPU31およびRAM33に対応する。
辞書変換部61には、文字変換制御部66から、ユーザがリモートコントローラ8等によって入力した“読み”を表す文字列(以下、読み文字列という)が供給される。なお、本明細書において、文字列とは、1文字以上の文字からなるものをいう。
辞書変換部61は、内部に一般的な変換辞書を有しており、その変換辞書を用いて、文字変換制御部66から供給された読み文字列の変換候補(以下、辞書変換候補という)を選出し、辞書変換候補記憶部62に供給する。即ち、辞書変換部61は、読み文字列を所定の文字列に変換する文字変換手段(第1の文字変換手段)である。辞書変換候補記憶部62は、辞書変換部61から供給された辞書変換候補を記憶する。一般的には、1つの読み文字列に対応して、複数の辞書変換候補が選出されるので、辞書変換候補記憶部62に記憶される1以上の辞書変換候補を総称して辞書変換候補リストともいう。
番組情報記憶部63は、テレビジョン放送信号から抽出された番組情報を記憶する。例えば、番組情報記憶部63には、1週間先までの全てのチャンネルの番組に関する番組情報が記憶されている。
EPG変換候補検出部64には、辞書変換候補記憶部62に記憶されている辞書変換候補リストが文字変換制御部66を介して供給される。また、既に変換が確定済みの文字列(以下、確定文字列という)がある場合には、その確定文字列も、文字変換制御部66から供給される。
EPG変換候補検出部64は、文字変換制御部66から供給された1以上の辞書変換候補のそれぞれについて、辞書変換候補を含むキーワードを、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報のなかから検索する。また、文字変換制御部66から、辞書変換候補のほかに確定文字列も供給された場合には、EPG変換候補検出部64は、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせ(“確定文字列+辞書変換候補”)を含むキーワードも、番組情報から検索する。
EPG変換候補検出部64は、番組情報から検出された辞書変換候補を含むキーワードのうち、検索した辞書変換候補と、それ以降の文字列(以下、適宜、辞書変換候補以降の文字列という)を、EPG変換候補としてEPG変換候補記憶部65に供給する。また、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせ(“確定文字列+辞書変換候補”)を含むキーワードでも検索した場合にも同様に、EPG変換候補検出部64は、番組情報から検出された“確定文字列+辞書変換候補”を含むキーワードのうち、辞書変換候補以降の文字列を、EPG変換候補としてEPG変換候補記憶部65に供給する。従って、EPG変換候補検出部64も、読み文字列を所定の文字列に変換する文字変換手段(第2の文字変換手段)であると言える。
EPG変換候補記憶部65は、EPG変換候補検出部64から供給されたEPG変換候補を記憶する。EPG変換候補記憶部65に記憶される1以上のEPG変換候補を総称してEPG変換候補リストともいう。
文字変換制御部66は、文字変換処理全体の制御を行う。具体的には、ユーザがリモートコントローラ8等によって入力した読み文字列が文字変換制御部66に供給され、文字変換制御部66は、それを変換対象の文字として辞書変換部61に供給する。また、文字変換制御部66は、読み文字列を辞書変換部61に供給した結果、辞書変換候補記憶部62に記憶された辞書変換候補リストを取得し、EPG変換候補検出部64に供給する。
また、文字変換制御部66は、EPG変換候補検出部64に辞書変換候補を供給した結果、EPG変換候補記憶部65に記憶されたEPG変換候補リストを取得する。そして、文字変換制御部66は、辞書変換候補記憶部62から取得した辞書変換候補とEPG変換候補記憶部65から取得したEPG変換候補のすべてを所定の順序により並べ、変換候補リストとして出力部23(図2)に供給する。これにより、ユーザが入力した読み文字列に対応する1以上の変換候補が表示装置7に表示される。辞書変換候補とEPG変換候補の表示する順序については、図9を参照して後述する。
次に、図4のフローチャートを参照して、録画再生装置1の文字列変換処理について説明する。この処理は“読み”を表す新しい文字がユーザによって入力されたときに開始される。即ち、“読み”を表す文字が1文字入力されるごとに、図4の処理が実行される。
初めに、ステップS1において、文字変換制御部66は、ユーザによって入力された“読み”の文字を取得し、読み文字列として辞書変換部61に供給する。なお、いま取得された文字よりも以前に入力された“読み”の文字がある場合には、文字変換制御部66は、それも加えた読み文字列を辞書変換部61に供給する。
また、ステップS1では、辞書変換候補記憶部62およびEPG変換候補記憶部65に記憶されているデータがある場合には、文字変換制御部66がそれをクリアする。即ち、文字列変換処理では、“読み”を表す新しい文字がユーザによって入力されるごとに、それまでの辞書変換候補リストおよびEPG変換候補リストをクリアして、新たな辞書変換候補リストおよびEPG変換候補リストが辞書変換候補記憶部62およびEPG変換候補記憶部65に記憶されるようにする。
ステップS2において、辞書変換部61は、一般的な変換辞書を用いて、文字変換制御部66から供給された読み文字列の辞書変換候補を選出し、辞書変換候補リストとして辞書変換候補記憶部62に記憶させる辞書変換候補リスト作成処理を実行する。
ステップS3において、文字変換制御部66は、辞書変換候補記憶部62に記憶されている辞書変換候補リストを取得し、EPG変換候補検出部64に供給する。また、文字変換制御部66は、確定文字列がある場合には、確定文字列もEPG変換候補検出部64に供給する。
ステップS4において、EPG変換候補検出部64は、辞書変換候補を含むキーワードを、番組情報記憶部63の番組情報のなかから検索し、検索結果をEPG変換候補リストとしてEPG変換候補記憶部65に記憶させるEPG変換候補リスト作成処理を実行する。文字変換制御部66から、確定文字列も供給されている場合には、EPG変換候補リスト作成処理として、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせを含むキーワードを番組情報記憶部63の番組情報のなかから検索し、検索結果をEPG変換候補リストの一部としてEPG変換候補記憶部65に記憶させる処理も行われる。
ステップS5において、文字変換制御部66は、辞書変換候補リスト作成処理により選出された辞書変換候補リストと、EPG変換候補リスト作成処理により選出されたEPG変換候補リストの両方を変換候補リストとして出力部23に供給して、処理を終了する。
以上のように、文字列変換処理によれば、従来の文字列変換処理と同様の、入力された読み文字列に対して一般的な変換辞書を用いて選出した辞書変換候補リストだけでなく、ステップS4の処理で求められるEPG変換候補リストも変換候補の一部としてユーザに提示される。
そこで、図4のステップS4のEPG変換候補リスト作成処理の詳細について、図5のフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS21において、EPG変換候補検出部64は、内部変数i,j,kを1に初期化する。
ステップS22において、EPG変換候補検出部64は、文字変換制御部66から供給された辞書変換候補リストのなかから、1つの辞書変換候補を選択する。例えば、EPG変換候補検出部64に、辞書変換候補リストとして、m個の辞書変換候補A1乃至Amが文字変換制御部66から供給されたとすると、EPG変換候補検出部64は、辞書変換候補リストから、辞書変換候補Aiを選択する。
ステップS23において、EPG変換候補検出部64は、ステップS22で選択した辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上であるかを判定する。ステップS23で、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上ではないと判定された場合、即ち、辞書変換候補Aiの文字数が1文字である場合、処理はステップS24に進み、EPG変換候補検出部64は、確定文字列(以下において、確定文字列をCと表す)があるか、即ち、文字変換制御部66から確定文字列Cも供給されたかを判定する。
ステップS24で、確定文字列Cがないと判定された場合、処理は後述するステップS35に進む。一方、ステップS24で、確定文字列Cがあると判定された場合、処理は後述するステップS27に進む。
一方、上述したステップS23で、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上であると判定された場合、処理はステップS25に進み、EPG変換候補検出部64は、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報のなかで、“辞書変換候補Ai”を含む番組情報を検索する。
続いて、ステップS26において、EPG変換候補検出部64は、確定文字列Cがあるかを判定する。ステップS26で、確定文字列Cがあると判定された場合、処理はステップS27に進み、EPG変換候補検出部64は、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報のなかで、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせ(“確定文字列C+辞書変換候補Ai”)を含む番組情報を検索する。一方、ステップS26で、確定文字列Cがないと判定された場合、ステップS27の処理はスキップされる。
ステップS23乃至S27の処理をまとめると、確定文字列Cが供給されず、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上でない場合、即ち、検索対象の文字列が1文字の辞書変換候補Aiだけである場合には、EPG変換候補検出部64は、番組情報の検索を行わない。
一方、確定文字列Cが供給されず、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上である場合には、EPG変換候補検出部64は、辞書変換候補Aiを含む番組情報の検索だけを行う。
確定文字列Cが供給された場合には、EPG変換候補検出部64は、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせを含む番組情報の検索は必ず行われる。これは、確定文字列Cが供給された場合には、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせで少なくとも2文字以上となるからである。そして、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上である場合には、さらに辞書変換候補Aiを含む番組情報の検索も行われる。
検索対象の文字列の文字数が1文字である場合に番組情報の検索を行わないようにすることで、検索の精度を保ち、最終的に検出されるキーワードの個数を抑制することができる。
上述したステップS23乃至S27の処理により、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含む番組情報として、n個の番組情報B1乃至Bnが検出されたとする。
ステップS28において、EPG変換候補検出部64は、検出した番組情報B1乃至Bnのなかから、1つの番組情報Bjを選択する。
ステップS29において、EPG変換候補検出部64は、選択した番組情報Bjから、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含むキーワードを抽出する。キーワード抽出方法については特に限定されず、字種切り法、辞書を用いた切り出し法、形態要素解析法などの一般的な方法を採用することができる。また、キーワードにつながるキーワードがある場合(複数のキーワードが連続している場合)には、EPG変換候補検出部64は、キーワード単体のみならず、連続するキーワード全体を1つのキーワードとしても抽出する。この処理で、p個のキーワードW1乃至Wpが番組情報Bjから抽出されたとする。
ステップS30において、EPG変換候補検出部64は、ステップS29で抽出したキーワードW1乃至Wpのうちの1つであるキーワードWk内で、辞書変換候補Ai以降の文字列を、EPG変換候補としてEPG変換候補記憶部65に供給する。即ち、EPG変換候補検出部64は、キーワードWk内の辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する。
ステップS31では、ステップS29で抽出したp個のキーワードW1乃至Wpのすべてについて、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する処理(ステップS30の処理)を行ったかが判定される。即ち、ステップS31において、EPG変換候補検出部64は、変数kが番組情報Bjから抽出されたキーワードの個数であるpよりも小さいかを判定する。
ステップS31で、変数kがpよりも小さいと判定された場合、即ち、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する処理が、p個のキーワードW1乃至Wpのすべてに対してまだ行われていない場合、EPG変換候補検出部64は、ステップS32において変数kを1だけインクリメントさせ、処理をステップS30に戻す。
一方、変数kがp以上であると判定された場合、即ち、p個のキーワードW1乃至Wpのすべてに対して、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する処理が行われた場合、処理はステップS33に進む。
ステップS33では、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含む番組情報として検出されたn個の番組情報B1乃至Bnのすべてについて、キーワードの抽出を行ったかが判定される。即ち、ステップS33において、EPG変換候補検出部64は、変数jが“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含む番組情報の数であるnよりも小さいかを判定する。
ステップS33で、変数jがnよりも小さいと判定された場合、即ち、EPG変換候補検出部64が、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含む番組情報として検出されたn個の番組情報B1乃至Bnのすべてについてキーワードの抽出をまだ行っていない場合、EPG変換候補検出部64は、ステップS34において、変数jを1だけインクリメントさせ、処理をステップS28に戻す。これにより、ステップS28乃至S32の処理が再度実行され、次の番組情報Bjに対するキーワードの抽出が行われる。
一方、ステップS33で、変数jがn以上であると判定された場合、即ち、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含む番組情報として検出されたn個の番組情報B1乃至Bnのすべてについて、キーワードの抽出が行われた場合、処理はステップS35に進む。
ステップS35では、辞書変換候補リストとして文字変換制御部66から供給されたm個の辞書変換候補A1乃至Amのすべてについて、キーワードの抽出を行ったかが判定される。即ち、ステップS35において、EPG変換候補検出部64は、変数iが辞書変換候補の個数であるmよりも小さいかを判定する。
ステップS35で、変数iがmよりも小さいと判定された場合、即ち、辞書変換候補リストとして文字変換制御部66から供給されたm個の辞書変換候補A1乃至Amのすべてについて、キーワードの抽出をまだ行っていない場合、EPG変換候補検出部64は、ステップS36において、変数iを1だけインクリメントさせ、処理をステップS22に戻す。これにより、ステップS22乃至S34が再度実行され、次の辞書変換候補Aiに対するキーワードの抽出が行われる。
一方、ステップS35で、変数iがm以上であると判定された場合、EPG変換候補リスト作成処理は終了する。
以上のように、EPG変換候補リスト作成処理では、一般的な変換辞書から得られた辞書変換候補A1乃至Amを基に、番組情報のなかからEPG変換候補が抽出され、EPG変換候補リストとしてEPG変換候補記憶部65に記憶される。
そして、上述したように、EPG変換候補記憶部65に記憶されたEPG変換候補リストが一般的な変換辞書から得られた辞書変換候補リストとともに変換候補リストとして出力され、表示装置7に表示されることになる。
録画再生装置1における文字入力では、番組情報に含まれる番組の内容やタイトルを入力することが多く、番組情報の文章(文字列)は、一般の文章と異なる独特の表現が用いられている場合が多いが、番組情報に含まれるキーワードから変換候補を検索することで、ユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができる。換言すれば、変換辞書による辞書変換候補(第1の変換候補)に追加して、番組情報に関連する文字入力に特化したEPG変換候補(第2の変換候補)を提供することで、ユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができる。
次に、ユーザ所望の変換候補を迅速に提示する文字列変換機能を実現する録画再生装置1の第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態における録画再生装置1の機能ブロック図である。なお、図6において、図3と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図6の録画再生装置1は、辞書変換部61、辞書変換候補記憶部62、番組情報記憶部63、EPG変換候補記憶部65、文字変換制御部66、EPGキーワード抽出部81、EPGキーワードリスト記憶部82、およびEPG変換候補検出部83により構成されている。
即ち、図6では、図3を参照して説明した構成と比較して、EPGキーワード抽出部81とEPGキーワードリスト記憶部82が新たに設けられ、EPG変換候補検出部64に代えてEPG変換候補検出部83が設けられている。
EPGキーワード抽出部81は、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報に対して、1日に1回、1週間に1回など定期的に、または、録画再生装置1の起動時など不定期にキーワードの抽出を行い、抽出されたキーワードをEPGキーワードリスト記憶部82に記憶させる。本実施の形態においてもキーワードの抽出方法については特に限定されず、字種切り法、形態要素解析法などの各種の方法を採用することができる。また、キーワードにつながるキーワードがある場合には、EPGキーワード抽出部81は、そのキーワード単体のみならず、連続するキーワード全体を1つのキーワードとしても抽出する。
EPGキーワードリスト記憶部82は、EPGキーワード抽出部81から供給されたキーワードを記憶する。EPGキーワードリスト記憶部82に記憶されている1以上のキーワードを総称してキーワードリストともいう。
図3のEPG変換候補検出部64は、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報から、直接、辞書変換候補を含むキーワード、または、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせを含むキーワードを検索したが、EPG変換候補検出部83は、EPGキーワードリスト記憶部82に記憶されているキーワードのなかから、辞書変換候補を含むキーワード、または、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせを含むキーワードを検索することにより、実質的に、番組情報から、辞書変換候補を含むキーワード、または、確定文字列と辞書変換候補の組み合わせを含むキーワードを検索する。そして、EPG変換候補検出部83は、EPG変換候補検出部64と同様に、検出されたキーワードのうちの、辞書変換候補以降の文字列を、EPG変換候補としてEPG変換候補記憶部65に供給する。
図7は、番組情報記憶部63内の番組情報のなかからキーワードを抽出してEPGキーワードリスト記憶部82にEPGキーワードリストを記憶させるキーワードリスト作成処理のフローチャートを示している。この処理は、文字列変換処理とは別に所定のタイミングで実行される。
初めに、ステップS51において、EPGキーワード抽出部81は、番組情報記憶部63に記憶されている所定の番組情報に対し、キーワードの抽出を行い、ステップS52において、抽出されたキーワードをEPGキーワードリスト記憶部82に記憶させる。
ステップS53において、EPGキーワード抽出部81は、番組情報記憶部63に記憶されている全ての番組情報に対してキーワードの抽出を行ったかを判定し、全ての番組情報に対してキーワードの抽出を行っていないと判定した場合、処理をステップS51に戻す。
一方、ステップS53で、番組情報記憶部63に記憶されている全ての番組情報に対しキーワードの抽出を行ったと判定された場合、処理は終了する。
次に、第2の実施の形態における録画再生装置1の文字列変換処理について説明する。第2の実施の形態における文字列変換処理は、ステップS4のEPG変換候補リスト作成処理の詳細以外は、図4の文字列変換処理と同様であるので、図8のフローチャートを参照して、第2の実施の形態におけるEPG変換候補リスト作成処理の詳細について説明する。
EPG変換候補リスト作成処理では、初めに、ステップS71において、EPG変換候補検出部83は、内部変数i,kを1に初期化する。
ステップS72において、EPG変換候補検出部83は、文字変換制御部66から供給された辞書変換候補リストのなかから、1つの辞書変換候補を選択する。ここでも、最初の実施の形態と同様に、m個の辞書変換候補A1乃至Amが、文字変換制御部66からEPG変換候補検出部83に供給されたとして、EPG変換候補検出部83は、そのうちの辞書変換候補Aiを選択する。
ステップS73において、EPG変換候補検出部83は、ステップS72で選択した辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上であるかを判定する。ステップS73で、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上ではないと判定された場合、即ち、辞書変換候補Aiの文字数が1文字である場合、処理はステップS74に進み、EPG変換候補検出部83は、確定文字列Cがあるか、即ち、文字変換制御部66から確定文字列Cも供給されたかを判定する。
ステップS74で、確定文字列Cがないと判定された場合、処理は後述するステップS81に進む。一方、ステップS74で、確定文字列Cがあると判定された場合、処理は後述するステップS77に進む。
一方、上述したステップS73で、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上であると判定された場合、処理はステップS75に進み、EPG変換候補検出部83は、EPGキーワードリスト記憶部82に記憶されているキーワードのなかで、“辞書変換候補Ai”を含むキーワードを検索する。
続いて、ステップS76において、EPG変換候補検出部83は、確定文字列Cがあるかを判定する。ステップS76で、確定文字列Cがあると判定された場合、処理はステップS77に進み、EPG変換候補検出部83は、EPGキーワードリスト記憶部82に記憶されているキーワードリストのなかで、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせ(“確定文字列C+辞書変換候補Ai”)を含むキーワードを検索する。一方、ステップS76で、確定文字列Cがないと判定された場合、ステップS77の処理はスキップされる。
ステップS73乃至S77の処理をまとめると、確定文字列Cが供給されず、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上でない場合、即ち、検索対象の文字列が1文字の辞書変換候補Aiだけである場合には、EPG変換候補検出部83は、キーワードの検索を行わない。
一方、確定文字列Cが供給されず、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上である場合には、EPG変換候補検出部83は、辞書変換候補Aiを含むキーワードの検索だけを行う。
確定文字列Cが供給された場合には、EPG変換候補検出部83は、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせを含むキーワードの検索は必ず行われ、辞書変換候補Aiの文字数が2文字以上である場合には、さらに辞書変換候補Aiを含むキーワードの検索も行われる。検索対象の文字列の文字数が1文字である場合にキーワードの検索を行わないのは、最初の実施の形態と同様に、検索の精度を保ち、最終的に検出されるキーワードの個数を抑制することができるからである。
上述したステップS73乃至S77の処理により、“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含むキーワードが検出される。キーワードにつながるキーワードがある場合には、EPG変換候補検出部83は、キーワード単体のみならず、連続するキーワード全体を1つのキーワードとしても検出する。この処理で、p個のキーワードW1乃至Wpが検出されたとする。
ステップS78において、EPG変換候補検出部83は、ステップS77で検出したキーワードW1乃至Wpのうちの1つであるキーワードWk内で、辞書変換候補Ai以降の文字列を、EPG変換候補としてEPG変換候補記憶部65に供給する。即ち、EPG変換候補検出部83は、キーワードWk内の辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する。
ステップS79では、検出されたp個のキーワードW1乃至Wpのすべてについて、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する処理(ステップS78の処理)を行ったかが判定される。即ち、ステップS79において、EPG変換候補検出部83は、変数kがEPGキーワードリスト記憶部82内の“辞書変換候補Ai”または“確定文字列C+辞書変換候補Ai”を含むキーワードの個数であるpよりも小さいかを判定する。
ステップS79で、変数kがpよりも小さいと判定された場合、即ち、p個のキーワードW1乃至Wpのすべてに対して、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストに追加する処理がまだ行われていない場合、EPG変換候補検出部83は、ステップS80において、変数kを1だけインクリメントさせ、処理をステップS78に戻す。
一方、変数kがp以上であると判定された場合、即ち、p個のキーワードW1乃至Wpのすべてに対して、辞書変換候補Ai以降の文字列をEPG変換候補リストとして追加する処理が行われた場合、処理はステップS81に進む。
ステップS81では、辞書変換候補リストとして文字変換制御部66から供給されたm個の辞書変換候補A1乃至Amのすべてについて、キーワードの検出を行ったかが判定される。即ち、ステップS81において、EPG変換候補検出部83は、変数iが辞書変換候補の個数であるmよりも小さいかを判定する。
ステップS81で、変数iがmよりも小さいと判定された場合、即ち、EPG変換候補検出部83が、辞書変換候補リストとして文字変換制御部66から供給されたm個の辞書変換候補A1乃至Amのすべてについてキーワードの検出をまだ行っていない場合、EPG変換候補検出部83は、ステップS82において、変数iを1だけインクリメントさせ、処理をステップS72に戻す。これにより、ステップS72乃至S80の処理が再度実行され、次の辞書変換候補Aiに対するキーワードの検出が行われる。
一方、ステップS81で、変数iがm以上であると判定された場合、EPG変換候補リスト作成処理は終了する。
以上のように、録画再生装置1の第2の実施の形態においては、定期的にまたは不定期に番組情報記憶部63に記憶されている番組情報からキーワードが抽出されてEPGキーワードリスト記憶部82に記憶される。そして、EPGキーワードリスト記憶部82のキーワードリストから、文字変換制御部66から供給された辞書変換候補Aiを含むキーワードが、EPG変換候補として検出される。確定文字列Cがある場合には、確定文字列Cと辞書変換候補Aiの組み合わせを含むキーワードもEPG変換候補として検出される。
そして、図4を参照して説明したように、EPG変換候補記憶部65に記憶されたEPG変換候補リストが一般的な変換辞書から得られた辞書変換候補リストとともに変換候補リストとして出力され、表示装置7に表示される。
従って、最初の実施の形態と同様に、変換辞書による辞書変換候補(第1の変換候補)に追加して、番組情報に関連する文字入力に特化したEPG変換候補(第2の変換候補)を提供することで、ユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができる。
なお、最初の実施の形態では、第2の実施の形態に必要な番組情報から抽出されたキーワードリストを記憶する記憶部(EPGキーワードリスト記憶部82)を有しない点で、より少ない構成で番組情報のキーワードを用いた文字列変換処理を実現することができるが、1文字が入力される度に、番組情報記憶部63内の番組情報を高速に検索する必要があるので、短時間で変換候補リストを提示するためには高度な処理能力が求められる。
一方、第2の実施の形態は、予めEPGキーワードリスト記憶部82に抽出したキーワードリストからEPG変換候補を検出するため、EPG変換候補の検出が短時間で(高速に)行うことができるが、記憶部(EPGキーワードリスト記憶部82)の構成が第1の実施の形態よりも増加する。
従って、録画再生装置1のハードウエア構成および処理能力に応じて、第1または第2の実施の形態を適宜選択することが望ましい。
次に、図9を参照して、辞書変換候補リストとEPG変換候補リストを提示するときの順番について説明する。
文字変換制御部66は、図9に示されるような優先度に応じた順番で、辞書変換候補リストとEPG変換候補リストを出力部23に供給することにより、表示装置7に表示させる。
辞書変換候補リストとEPG変換候補リストとでは、EPG変換候補リストの優先度が高く、EPG変換候補リストが辞書変換候補リストよりも先に表示される。
また、EPG変換候補リストのなかでは、文字数の多いEPG変換候補が、より優先度が高く先に表示され、文字数が同一である場合には、番組情報内で出現頻度の高いEPG変換候補が優先されて先に表示される。
一方、辞書変換候補リストのなかでは、学習済みの辞書変換候補が、より優先されて先に表示され、それ以外の(未学習の)辞書変換候補が次に表示される。また、学習済みの辞書変換候補のなかでも、例えば、学習した時刻が新しいものから先に表示させるなどにより、さらに表示順を決定することができる。
以上のように、文字変換制御部66は、EPG変換候補に高レベルの優先度を設定し、学習済みの辞書変換候補に中レベルの優先度を設定し、それ以外の辞書変換候補に低レベルの優先度を設定し、その優先度に応じた順番で表示装置7に表示されるように出力する。
なお、変換候補リストに対する優先度の設定については上記に限定されるものではなく、その他の基準に基づく優先度を設定しても良い。例えば、EPG変換候補については、キーワードを抽出した番組の放送時刻が現在の時刻に近いEPG変換候補ほど優先度を高く設定したり、キーワードを抽出した番組のチャンネルの番号順に優先度を高く設定することも可能である。
次に、図10を参照して、同一の読み文字列を、本手法を用いて変換した場合と、従来の辞書変換のみを用いて変換した場合とを比較した結果について説明する。なお、図10では、例えば、本手法として、図3を参照して説明した最初の実施の形態による文字列変換処理を行ったものとする。
図10は、「情報ステーション」という語句が番組情報記憶部63の番組情報内に存在し、ユーザがその語句を入力しようとした場合の例を示している。
図10Aは、従来の辞書変換のみを用いた変換例を示している。
文字入力欄に示される文字列は、ユーザがリモートコントローラ8等を操作して入力した読み文字列を表し、下線を付した文字列は、確定文字列を表す。また、図10Aおよび図10Bに示される算用数字は、ユーザが操作した順番を表す操作ステップを表している。従って、従来の辞書変換のみを用いて「情報ステーション」の語句に変換するまでには、14の操作ステップが必要である。
これに対して、本手法を用いた変換では、図10Bに示されるように、同一の読み文字列を入力して、7つの操作ステップで「情報ステーション」の語句に変換することができる。即ち、従来の辞書変換のみにおける場合より、半分の操作ステップで「情報ステーション」の語句に変換することができる。
本手法による各操作ステップの処理について、辞書変換のみによる場合と詳細に見てみると、第4操作ステップまでは入力された読み文字列に対する辞書変換候補が、文字数が1文字のものだけであるので、ユーザに提示される変換候補は、辞書変換のみによる変換候補と同様となっている。
第5操作ステップにおいて、入力された読み文字列「じょうほ」に対して「譲歩」、「上保」、「状ほど」、「場ほど」などが辞書変換により辞書変換候補として選出され、辞書変換候補の文字数が2文字以上となったので、「譲歩」、「上保」、「状ほど」、「場ほど」等の2文字以上の辞書変換候補それぞれに対して、辞書変換候補を含むキーワードが、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報から検索される。図10中の文字の下部に付されている波線は、番組情報の検索を行った辞書変換候補を示している。しかしながら、番組情報からEPG変換候補は検出されていない。
第6操作ステップにおいては、入力された読み文字列「じょうほう」に対して「情報」、「乗法」、「定法」、「上方」などが辞書変換により辞書変換候補として選出され、「情報」、「乗法」、「定法」、「上方」の辞書変換候補それぞれに対して、辞書変換候補を含むキーワードが、番組情報記憶部63に記憶されている番組情報から検索された。その結果、番組情報内に「情報ステーション」と「上方漫才」の語句が抽出され、EPG変換候補として提示されている。図9中の「情報ステーション」と「上方漫才」の語を囲む枠は、EPG変換候補であることを表している。
図9を参照して説明したように、EPG変換候補の優先度は、辞書変換候補よりも高く設定されているため、「情報ステーション」と「上方漫才」は、「情報」、「乗法」、「定法」、「上方」などよりも先に表示されている。また、EPG変換候補どうしの「情報ステーション」と「上方漫才」では、EPG変換候補全体の文字数が多い「情報ステーション」が「上方漫才」よりも優先度が高くなり、先に表示されている。そして、第7操作ステップでは、ユーザが入力目的の「情報ステーション」の語句を確定する操作を行っている。
以上のように、本手法によれば、ユーザ所望の変換候補を迅速に提示することができる。
なお、上述した例では、録画再生装置が文字列変換処理等の一連の処理を行う例について説明したが、録画再生装置以外のその他の装置、例えば、テレビジョン受像機や携帯電話機などに行わせるようにすることも可能である。換言すれば、番組情報を記憶し、文字変換機能を備える装置であれば、上述した処理を採用することが可能である。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した録画再生装置の使用環境を示す図である。 録画再生装置の内部の構成例を示すブロック図である。 文字列変換機能に関する録画再生装置の機能ブロック図である。 文字列変換処理について説明するフローチャートである。 EPG変換候補リスト作成処理の詳細なフローチャートである。 録画再生装置のその他の機能ブロック図である。 キーワードリスト作成処理のフローチャートである。 EPG変換候補リスト作成処理のその他の詳細なフローチャートである。 辞書変換候補リストとEPG変換候補リストの提示順を説明する図である。 本手法の変換例と従来の辞書変換のみによる変換例を示す図である。
符号の説明
1 録画再生装置, 61 辞書変換部, 63 番組情報記憶部, 64 EPG変換候補検出部, 66 文字変換制御部, 81 EPGキーワード抽出部, 83 EPG変換候補検出部

Claims (6)

  1. 入力された読みを表す読み文字列を所定の文字列に変換する変換処理を行う情報処理装置において、
    変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出する第1の文字変換手段と、
    EPGデータに基づく番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、
    前記第1の文字変換手段により選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出し、抽出された前記第1の変換候補を含むキーワードから、前記読み文字列の第2の変換候補を選出する第2の文字変換手段と、
    前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力する出力手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2の文字変換手段は、既に変換が確定済みの文字列である確定文字列がある場合に、前記確定文字列と前記第1の変換候補の組み合わせを含むキーワードについても前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出し、抽出された前記キーワードから、前記読み文字列の第2の変換候補を選出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の文字変換手段と前記第2の文字変換手段は、新たな前記読み文字列が入力される毎に、前記第1または第2の変換候補の選出を行い、
    前記出力手段は、新たに選出された前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の文字変換手段は、前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から予めキーワードを抽出しておき、その予め抽出されたキーワードのなかから前記第1の変換候補を含むキーワードを検出することにより、前記第1の文字変換手段により選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを前記番組情報記憶手段に記憶されている前記番組情報から抽出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 入力された読みを表す読み文字列を所定の文字に変換する変換処理を行う情報処理方法において、
    変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出し、
    選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを、所定の記憶手段に記憶されている番組情報から抽出し、抽出された前記キーワードから第2の変換候補を選出し、
    前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力する
    ステップを含む情報処理方法。
  6. 入力された読みを表す読み文字列を所定の文字に変換する変換処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    変換辞書を用いて前記読み文字列の第1の変換候補を選出し、
    選出された前記第1の変換候補を含むキーワードを、所定の記憶手段に記憶されている番組情報から抽出し、抽出された前記キーワードから第2の変換候補を選出し、
    前記第1の変換候補と第2の変換候補を、前記読み文字列に対応する変換候補として出力する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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