JP2009198121A - 熱源ユニットと、その熱源ユニットを備えた給湯機及びその熱源ユニットを備えた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱源ユニット102では、縦長の略正四角柱であるケーシング110の内部には、圧縮機21、膨張弁23及び空気熱交換器24が、鉛直方向に積まれるように収納されている。ケーシング110は、排気用の吹出口113aが形成されている第1側面113と、第1側面113と所定距離を隔てて向かい合う第2側面114と、第1側面113と隣接し吸気用の吸込口111aが形成された正面111とを有している。ケーシング110の内部では、吹出口113a、プロペラファン29、空気熱交換器24、第2側面114という順で並んでいる。空気熱交換器24と第2側面114との間には、吸込口111aから吸い込まれる空気を空気熱交換器24に導く外気取り入れ空間110aが設けられている。
【選択図】図6
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る熱源ユニットの斜視図であり、図2は、図1のB方向から視た熱源ユニットの斜視図である。図1において、熱源ユニット102は、平面形状が四角形のケーシング110で覆われている。ケーシング110の正面111には、複数の貫通孔からなる吸込口111aが形成されている。
(給湯機の構成)
図3は本実施形態に係る熱源ユニットを備えた給湯機の概略構成図である。図3において、給湯機101は、熱源ユニット102とタンクユニット103とによって構成されている。
図4に示すように、作業者は、熱源ユニット102とタンクユニット103と並べて据付けるとき、ケーシング110と第2ケーシング210とが分離しないように、ケーシング110及び第2ケーシング210の天面側に分離防止用の連結板106を取り付ける。連結板106は、断面がL字形の板金部材であり、水平部が、ケーシング110及び第2ケーシング210の天面にネジ締結される。したがって、ケーシング110の天面と第2ケーシング210の天面とが離れることはない。また、この連結板106は、垂直部に設けられた穴を使用して家屋外壁にボルトで固定する事で転倒防止金具としての機能も併せ持っている。
上記実施形態では、開口117aは第2ケーシング210の第1側面217で覆われているが、それに限定されるものではない。図8は、図4の熱源ユニットを90°回転させた給湯機の斜視図である。図8に示すように、吸込口111aを、給湯機101の長手方向外側へ向けることができる。給湯機101の設置場所が広いとき、熱源ユニット102は図8に示す姿勢で取り付けられる。一方、給湯機101の設置場所が細長く狭いときは、熱源ユニット102は、図4に示す姿勢で取り付けられ、吹出口113aの前方空間の確保が優先される。
(空気調和機の構成)
図9は、本発明の実施形態に係る熱源ユニットを備えた空気調和機の概略構成図である。図9において。空気調和機301は、熱源ユニット302に対して室内ユニット303が並列に接続され、冷媒が流通できるように、冷媒回路が形成されている。
(1)
熱源ユニット102では、縦長の略正四角柱であるケーシング110の内部には、圧縮機21、膨張弁23及び空気熱交換器24が、鉛直方向に積まれるように収納されている。ケーシング110は、排気用の吹出口113aが形成されている第1側面113と、第1側面113と所定距離を隔てて向かい合う第2側面117と、第1側面113と隣接し吸気用の吸込口111aが形成された正面111とを有している。ケーシング110の内部では、吹出口113a、プロペラファン29、空気熱交換器24、第2側面117という順で並んでいる。空気熱交換器24と第2側面117との間には、吸込口111aから吸い込まれる空気を空気熱交換器24に導く外気取り入れ空間110aが設けられているので、プロペラファン29の上流には外気取り入れ空間110aが確保され、吹出口113aの前面には排気を妨げない空間が確保されるので、静圧不足が解消される。
給湯機101は、熱源ユニット102と、その熱源ユニット102で加熱された水を貯えるタンク31とを備えており、作業者が、熱源ユニット102の据付方向を設置空間の形状に合うように設定することができるので、狭い空間であっても、空気の吹き出しを妨げない方向が選択され、空気熱交換器24の熱交換量の低下が防止される。また、熱源ユニット102とタンクユニット103との分離が可能であり、作業者が、熱源ユニット102及びタンクユニット103それぞれの据付けに適した場所を選択することができる。
給湯機101では、万一、熱源ユニット102の冷凍サイクル部が故障した場合、熱源ユニット102だけの交換が可能である。その結果、タンクユニット103を含めた全てを交換する必要が無く、熱源ユニット102だけを交換し持ち帰って修理することができるので、熱源ユニット及びタンクユニットが1つのケーシングに収納されている一体型と比較してメンテナンス性に優れている。同様に、万一、タンクユニット103が故障した場合、タンクユニット103だけの交換が可能であり、タンクユニット103だけを交換し持ち帰って修理することができる。
空気調和機301は、熱源ユニット302を室外機として備えており、熱源ユニット302の設置空間の幅寸法が、第1側面113の幅寸法より少し大きい程度の細長い空間の場合、吹出口113aを設置空間の長手方向に向けて据付けることによって、空気の吹き出しを妨げない空間が確保される。その結果、室外熱交換器324の熱交換量の低下が防止される。
熱源ユニット102は、図2に示すように第2側板117に開口117aを有しているが、これに限定されるものではなく、開口117aが無くてもよい。例えば、図10は、他の実施形態に係る熱源ユニットの斜視図であるが、図10において、熱源ユニット402は、ケーシング110の第2側面117に、開口が設けられていないこと以外は、図2で示した熱源ユニット102と同様である。熱源ユニット402は、単独で室外に設置される場合、空気熱交換器24が外部へむき出しにならないので、人の手が触れて手が傷つくこと、或は人の手が空気熱交換器24を損傷させるようなことが防止される。
22 水熱交換器
23 膨張弁
24 空気熱交換器
29 プロペラファン
101 給湯機
102,302,402 熱源ユニット
110 ケーシング
111 正面
111a 吸込口
113 第1側面
113a 吹出口
117 第2側面
301 空気調和機
324 室外熱交換器
Claims (9)
- 蒸気圧縮式冷凍回路の一部である熱交換器(24,324)と、
平面形状が四角形であって内部に少なくとも前記熱交換器(24,324)を収納するケーシング(110)と、
を備え、
前記ケーシング(110)は、
幅寸法と奥行き寸法とが略同じ寸法であり、
排気用の吹き出し開口(113a)が形成されている第1側面(113)を有している、
熱源ユニット(102,302,402)。 - 前記ケーシング(110)に収納され前記熱交換器(24,324)に送風するプロペラファン(29)をさらに備え、
前記ケーシング(110)は、
前記第1側面(113)と所定距離を隔てて向かい合う第2側面(117)と、
吸気用の吸い込み開口(111a)が形成され前記第1側面(113)と隣接する正面(111)と、
をさらに有し、
前記プロペラファン(29)および前記熱交換器(24,324)は、前記ケーシング(110)内に、前記吹き出し開口(113a)、前記プロペラファン(29)、前記熱交換器(24,324)、前記第2側面(117)という順で並んで収納され、
前記熱交換器(24,324)と前記第2側面(117)との間には、前記吸い込み開口(111a)から吸い込まれる空気を前記熱交換器(24,324)に導くための外気取り入れ空間(110a)が設けられている、
請求項1に記載の熱源ユニット(102,302,402)。 - 前記蒸気圧縮式冷凍回路の一部である圧縮機(21,321)及び減圧手段(23,323)をさらに備え、
前記圧縮機(21,321)及び前記減圧手段(23,323)が、前記ケーシング(110)内で、前記熱交換器(24,324)の下方に配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の熱源ユニット(102,302,402)。 - 蒸気圧縮式冷凍回路の一部であって冷媒と水との間で熱交換を行わせる水熱交換器(22)をさらに備え、
前記水熱交換器(22)が、前記ケーシング(110)内で、前記熱交換器(24)の下方に配置されている、
請求項3に記載の熱源ユニット(102,402)。 - 請求項4に記載の熱源ユニット(102,402)と、
前記熱源ユニット(102)で加熱された水を貯えるタンク(31)を有するタンクユニット(103)と、
を備えた、
給湯機(101)。 - 前記熱源ユニット(102,402)と前記タンクユニット(103)とが、分離されて配置される、
請求項5に記載の給湯機(101)。 - 前記タンクユニット(103)は、前記タンク(31)を収納する第2ケーシング(210)をさらに有し、
前記ケーシング(110)と第2ケーシング(210)とを連結する連結部材(106,107,207)がさらに備えられた、
請求項5に記載の給湯機(101)。 - 前記連結部材(106)は、
前記ケーシング(110)の天面と前記第2ケーシング(210)の天面とに締結される水平部と、
前記水平部とほぼ直交しボルトが通る穴が形成されている垂直部と、
を有する、
請求項7に記載の給湯機(101)。 - 請求項3に記載の熱源ユニット(302)を室外機として備えた、
空気調和機(301)。
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2008
- 2008-02-22 JP JP2008041965A patent/JP2009198121A/ja active Pending
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