JP2009197798A - シリンダ潤滑用装置 - Google Patents

シリンダ潤滑用装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009197798A
JP2009197798A JP2009028209A JP2009028209A JP2009197798A JP 2009197798 A JP2009197798 A JP 2009197798A JP 2009028209 A JP2009028209 A JP 2009028209A JP 2009028209 A JP2009028209 A JP 2009028209A JP 2009197798 A JP2009197798 A JP 2009197798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
lubricating
chamber
piston
switching member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009028209A
Other languages
English (en)
Inventor
Ole Christensen
クリステンセン オレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wartsila NSD Schweiz AG
Original Assignee
Wartsila NSD Schweiz AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wartsila NSD Schweiz AG filed Critical Wartsila NSD Schweiz AG
Publication of JP2009197798A publication Critical patent/JP2009197798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/06Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N25/00Distributing equipment with or without proportioning devices
    • F16N25/02Distributing equipment with or without proportioning devices with reciprocating distributing slide valve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/08Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/14Timed lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/16Controlling lubricant pressure or quantity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/16Cylinder liners of wet type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/18Other cylinders
    • F02F1/20Other cylinders characterised by constructional features providing for lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/08Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means
    • F01M2001/083Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means for lubricating cylinders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】シリンダ面の潤滑用装置を提供すること。
【解決手段】燃焼機関のシリンダ6の滑走面17の潤滑用装置が、潤滑油を利用可能にするための潤滑油源13と、潤滑油が滑走面17上に加えられ得る際に経由する潤滑油出口5とを有し、潤滑油が、潤滑油源13から潤滑油出口5へ運ばれる。切替え部材1及びピストン・ユニット3が、潤滑油源13と潤滑油出口5との間に配置される。ピストン・ユニット3は、可動ピストン4により分離された第1及び第2のチャンバを有する。潤滑油源13と潤滑油出口5との間における切替え部材1は、第1のチャンバ11又は第2のチャンバ12のいずれかを潤滑油出口5へ接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼機関、特に大型ディーゼル機関のシリンダ潤滑用装置に関する。
潤滑油供給ラインに油圧駆動ポンプを提供し、それにより潤滑油が燃焼機関のシリンダの滑走面に供給されることが先行技術から知られている。油圧ポンプの運転に関連したコスト及び複雑性は、そのポンプが油圧流体の回路に接続されるため、比較的高い。油圧流体の回路は、油圧流体及び潤滑油が運転中に混合することが許されないため、潤滑油の回路から隔離された状態に保持されなければならなかった。ポンプは、具体的には、大型ディーゼル機関に用いられる装置のために、圧力を増進させなければならない。ポンプをその働きにおいてサポートするために、ポンプと潤滑油出口との間に、関連した作動装置とともに排除装置を設けることが、ドイツ公開特許19959300号による先行技術において提案されている。排除装置は、シリンダ・ユニット内のピストンとして形成され、その排除装置のピストンは、一体品のダブル・ピストンの構成となるように、作動装置のピストンに接続される。この構成における作動装置のピストンは、排除装置のピストンより大きな直径を有し、その結果として、高い排出力が低い運転圧力で達成される。
この解決策の欠点は、大量の油圧媒体が、作動装置のピストンの動作に利用可能でなければならないという点にある。この比較的相当量の油圧媒体を利用可能にするには、ほとんどの場合において、1つ又は複数のタンクが存在することが必要である。これらのタンクは、一方で、導入のために構築スペースが必要であり、その結果として、必要なスペースが増大するという理由から不利である。他方、この種のタンクはまた、大抵の場合、圧力下での不活性ガスの供給ユニットと、油圧媒体の圧力を監視するための測定装置並びに運転圧力の調整用の調整手段とを必要とする。ドイツ公開特許19959300号による解決策は、排除装置が圧力行程の間に潤滑油を運ぶのみで、そのため、排除装置のピストンのリセットが、潤滑油のポンピングに利用できないという欠点を更に有する。その結果、この従来装置を用いて、上流側のポンプの圧力負荷を軽減することは確かに可能であるが、潤滑油の供給は圧力行程の間にのみもたらされ、そのため、シリンダ内への潤滑油供給の頻度を増加させることが限られた範囲内でのみ可能である。
潤滑油出口への個々の潤滑油供給用の装置を提供することがドイツ実用新案9115265号から知られている。この装置は、供給ユニットV及び潤滑ユニットEを有する。
切替え部材Uによって、潤滑ユニットEの二方向分配器が、各シリンダ用のプログレッシブ分配器に接続される。プログレッシブ分配器は、全ての潤滑油出口に潤滑油を供給する。二方向分配器は、投与チャンバ内で自在に可動であるピストンを備えたピストン・ユニットを有する。投与チャンバは、ピストンによって、規定量の潤滑油で充填され得る2つの投与チャンバ部に分けられる。
制御チャンバが、内部で制御ピストンが往復動作を生じ得る2方向分配器のハウジング内に投与チャンバに平行に配置される。潤滑油が投与チャンバ部の一方に供給される必要がある場合には、制御ピストンが、制御チャンバ内で加圧された潤滑油により作動させられ、第1の投与チャンバ部への接続が開かれ、潤滑油が第1の投与チャンバ部へ汲み出される。ピストンが動作開始し、それにより、潤滑油が、第2の投与チャンバ部から潤滑油出口の方向に排出される。制御ピストンが、より小さな直径の部分を備えて配置され、その結果、第2の投与チャンバ部と潤滑油出口との間の接続が開かれる。その制御ピストンは、制御チャンバ内で可動である必要があり、制御チャンバ内に存在しなければならない潤滑油の一部が、戻し導管内に排出される。かかる潤滑油は、それによって、回路内に再循環させられる。しかしながら、回路内に存在する潤滑油の量のため、システム内の潤滑油の容量は増加する。更に、潤滑油を再循環させることにより、バイパス流には、汚染物質がたまるおそれがあることは不利である。
本発明の目的は、簡単に組み立てられ、構築スペースがより少なく、的確な時点における潤滑油量の正確で迅速な測定を可能にするシリンダ面の潤滑用の装置を提供することである。
前記目的は、潤滑油を利用可能にするための潤滑油源と、潤滑油が滑走面上に加えられ得る際に経由する潤滑油出口とを有する、燃焼機関のシリンダの滑走面の潤滑用装置によって満足させられる。潤滑油は、潤滑油源から潤滑油出口へ運ばれる。切替え部材及びピストン・ユニットが、潤滑油源と潤滑油出口との間に配置される。ピストン・ユニットは、可動ピストンにより分離される第1及び第2のチャンバを有し、潤滑油源とピストン・ユニットとの間における切替え部材は、第1又は第2のチャンバのいずれかを潤滑油出口へ接続する。先行技術に開示されるような制御ピストンは省略されてもよく、それにより、先行技術と比べ、潤滑用装置の簡素化が導かれる。更に、潤滑用装置がより少数の単体部品で構成されるという事実によって、シリンダの滑走面への潤滑油供給の要求に対する潤滑油装置の応答時間がより短い。一例として、制御ピストンの移動を開始するための制御スペースの充填のための時間を見越す必要がない。先行技術による開示と違って、切替え部材の切替えが、その切替え部材が切替え用の信号を受け取ると直ぐに開始され、ピストン・ユニットのチャンバの1つからの潤滑油が潤滑油出口に運ばれ、燃焼機関のシリンダの滑走面の潤滑のために準備がなされる。
本発明による潤滑用装置の更なる利点は、切替え部材の切替えの結果として、潤滑油が潤滑油出口に直接に提供されるという事実により、潤滑油の特定の潤滑油出口への送り出しがより短い時間で済むという点からもたらされる。そのため、先行技術によるプログレッシブ分配器が必要でない。かかるプログレッシブ分配器は、油圧式に作動させられる複数のピストンを有し、それらのピストンは、供給側から来た潤滑油を複数の潤滑油出口に分配する。一般に入手可能なプログレッシブ分配器によって、潤滑油出口の各対が、プログレッシブ分配器のピストン・ユニットにより制御される。そこから、8つの潤滑油出口のために、計4つのピストン・ユニットが必要であるということになる。油圧媒体としての潤滑油により作動させられるこれらのピストン・ユニットのピストンは、シリンダ内の潤滑油供給に関する要求を示す信号に対してゆっくりと反応することのみ可能である。各ピストンが動作の切替えのために数ミリ秒要するという事実により、また、複数のピストンが連続して作動させられるという事実により、これらの作動の各々を完了する時間が合計される。そのため、プログレッシブ分配器は、燃焼機関、特に大型ディーゼル機関のシリンダの時間制御される潤滑にとって不利であると考えられている。
制御ピストンが必要でないという事実により、システム内の潤滑油量が減少させられる。
先行技術による制御ピストンの作動には、戻しチャンネル内に潤滑油の一部を再循環させることが必要である。この再循環は、バイパス流とみなされ得る。かかるバイパス流は、汚染物質がバイパス流を含む回路内にたまるおそれがあるため、潤滑用装置の作動上の問題をもたらし得る。かかる場合には、かかる汚染物質が、潤滑油の品質に対して、並びに潤滑用装置の動作に対して悪い影響をもたらすことを回避するために、潤滑油を定期的に交換する必要がある。
好ましくは、両方のチャンバが、シール手段がなしで済まされ得るように、潤滑油で充填され得る。少量の潤滑油が第1のチャンバから第2のチャンバ内に入る場合、第1の又は第2のチャンバの内壁における潤滑油のフィルムが、チャンバの内部に沿って滑動するピストンの潤滑のために用いられ得る。
切替え部材が第1の位置をとる場合に、第1のチャンバは潤滑油源へ接続され、第2のチャンバは潤滑油出口へ接続される。切替え部材が第2の位置をとる場合に、第2のチャンバは潤滑油出口へ接続され、第1のチャンバは潤滑油源へ接続される。その結果、ピストン・ユニットのピストンの各行程で、1つ又は複数の潤滑油出口が潤滑油を供給され得る。第1の位置から第2の位置への又はその逆の切替えの正確な時間が定められることが可能であり、それにより、滑走面への潤滑油出口を通じた潤滑油の排出の時間が制御され得る。
切替え部材は、潤滑油源と潤滑油出口との間の接続が妨げられるように、停止位置をとることができる。ピストン・ユニットのピストンは、停止位置における終了位置に残ることができる。ピストンがその終了位置にある場合には、チャンバの容量は0である。そのとき、潤滑用装置は、チャンバが、再び潤滑油源から潤滑油を供給され得るように、切替え部材が切り替わるまで、それ以上の潤滑油を滑走面に運ばない。
好適な実施例によれば、切替え部材は、多方向切替え弁を有する。多方向切替え弁は、流体入口を異なる流体出口と選択式に接続し得る装置として理解されるべきである。一実施例によれば、多方向切替え弁は、中空のスペース内で動作させられ得るシリンダ形状の本体として構成される。シリンダ形状の本体は、潤滑油用の複数の溝部を有する。中空のスペースは穴部を含み、その穴部を介して、潤滑油が、潤滑油源からシリンダ形状の本体の溝部へ、また、そこから複数の消費側に再び運ばれ得る。潤滑油出口又はピストン・ユニットのチャンバは、例えば、消費側として理解され得る。シリンダ形状の本体が第1の位置にある場合には、第1の溝部が、潤滑油源からピストン・ユニットの第1のチャンバへ開かれる。その結果、第1の溝部が、潤滑油で充填される。シリンダ形状の本体が第2の位置にある場合には、第2の溝部が、潤滑油源からピストン・ユニットの第2のチャンバへ開かれ、その結果、第2の溝部が潤滑油で充填される。シリンダ形状の本体における溝部と、中空キャビティにおける穴部とは、中空キャビティに対するシリンダ形本体の平行移動又は回転動作によって、互いに位置合わせされる。
潤滑油が、潤滑油出口を通じてシリンダの滑走面に加えられるべく、必要な供給圧力を有するように、搬送装置、具体的にはポンプが、潤滑油源と切替え機構との間に配置される。搬送装置は、また、作動信頼性のため又は整備のため提供され得る複数のポンプを有することも可能である。
他方では、コモンレールタンクが、必要な供給圧力を備えた潤滑油を利用可能にするために、潤滑油源と切替え機構との間に配置される可能性がある。この種のコモンレールタンクは、潤滑油が異なる消費側から必要とされた場合に提供され得る。それにより、大量の潤滑油が、全ての消費側の供給用に、圧力下で永続的に利用可能である。コモンレールタンクの利用の更なる利点は、圧力下における大量の潤滑油の存在により、圧力の変動が、より良く均一化されることが可能であり、また、この理由から、燃焼機関のシリンダ潤滑用装置の安定した作動が可能であることである。
潤滑油は、潤滑油源から複数の潤滑油出口まで運ばれ得る。複数の潤滑油出口は、シリンダの滑走面上に配置されることができ、それらは、シリンダの周囲に一様に分布されている。複数の潤滑油出口は、一様な厚さを備えた潤滑用フィルムとして滑走面上に潤滑油を加えるために、大型ディーゼル機関の潤滑用装置の利用に際して、特に必要である。
第2の切替え部材が、第1の潤滑油出口へ又は第2の潤滑油出口へ潤滑油を選択的に方向付けるために、第1の切替え部材と潤滑油出口との間に提供され得る。この変形例は、異なる潤滑油出口が異なる時間で潤滑油を供給される場合に好都合である。
遮断手段が、第1の切替え部材と潤滑油出口との間に提供され得る。それによって、潤滑油の供給圧力が閾値を越える場合に、潤滑油が潤滑油出口へ運ばれ得るように、潤滑油出口への接続が開かれることが可能である。この種の遮断手段は、逆止弁として形成され得る。閾値は、0.1ヘクトパスカルと50ヘクトパスカル(1バールと500バール)との間、具体的には、0.1ヘクトパスカルと25ヘクトパスカル(1バールと250バール)との間、好ましくは、1ヘクトパスカルと5ヘクトパスカル(10バールと50バール)との間にある。
チャンバの容量を変化させるための手段が提供され得る。その場合、具体的には、例えばピストン・ユニットのピストンの長さなどの寸法又は終了位置が、潤滑油の量が2つのチャンバの各々において変更可能であるように選択されることが可能である。この措置は、異なる潤滑油の量が必要とされる異なる用途のための装置の利用を可能にする。
本発明による潤滑用装置の有利な設計により、調整システムが提供され得る。それによって、潤滑油出口への接続の開き時間が、燃焼機関の作動状態に関係する測定データに基づいて特定され得るように、切替え部材が制御されることが可能である。
本発明による潤滑用装置は、特に、大型ディーゼル機関のシリンダの滑走面の潤滑用に用いられ得る。
本発明による潤滑用装置の更なる利点は、潤滑油自体が搬送又はポンピング手段として潤滑用装置内で用いられるため、潤滑油の油圧流体との混合が妨げられることである。それにより、シリンダの潤滑のための最も多様な従来の装置にて利用される必要のあるシール手段がなしで済まされ得る。
本発明による潤滑用装置は、幾何学的境界値により決定された所定量の潤滑油を消費側に定期的に運ぶ原理に従って作動する。これらの幾何学的境界値は、ピストン・ユニットの2つのチャンバの容量からもたらされる。この容量は、例えば寸法、具体的には、ピストンの長さ又はピストンの所望の終了位置の選択により変化され得る。これらの幾何学的境界値は、潤滑油の物理的及び化学的特性とはほとんど無関係に存在する。潤滑油の温度及びその粘性の、本発明による潤滑用装置によって決定される潤滑油の量に対する影響は、最大限でもあまり重要でない程度である。その結果、潤滑油の加熱又は冷却用の高価な装置はなしで済まされ得る。
可動部品の数は、本発明による潤滑用装置の簡単な設計によって少ないままである。供給装置のピストンをリセットするために先行技術にて用いられるバネ装置はなしで済まされることが可能であり、そのため、潤滑用装置が頑丈にまた信頼性をもって作動する。
ピストン・ユニットのピストンが複動式であるため、少なくとも2度の噴射が、機関サイクル当たりに行われ得ることから、滑走面上への潤滑油の噴射の頻度を増加させることが可能である。結果として、大量の潤滑油、ドイツ公開特許19959300号により滑走面へ供給され得る量の潤滑油と比較して2倍の量の潤滑油が、機関サイクル当たりに、シリンダの滑走面へ供給され得る。
更には、潤滑用装置を作動させるのに必要とされる潤滑油量が少ないため、潤滑用装置により必要とされる潤滑油タンクの数を少なくとも削減すること、又は、潤滑油タンクを完全になしで済ますことさえ可能である。必要とされる潤滑油量は、ピストン・ユニットに、また、潤滑油源から潤滑油出口へのラインにも含まれる潤滑油量を意味するものと理解されるであろう。これに関連して、潤滑油タンクとは、その内部にて、潤滑油が、必要であれば消費側に供給されるべく、圧力下で利用可能な状態に保持されるタンクとして理解されるべきである。このタンクにおいて潤滑油を圧力下に保持するために、そのタンクは不活性ガスでほとんど充填される。この種の不活性ガスが用いられる必要があれば、その使用は、不活性ガス回路が提供されること、並びに不活性ガスの圧力を生成して保持するための、及び所望の作動温度を設定するための装置が提供されることを暗に示している。
必要とされる少量の潤滑油によって、本発明による潤滑油装置はまた、例えばコモンレールタンクなどの中央の潤滑油供給ユニットへ接続され得る。中央の潤滑油供給ユニットでは、潤滑油が圧力下で利用可能な状態に保持される。コモンレールタンクは、潤滑用装置の全ての潤滑用ポイントの、また、燃焼機関により駆動される、燃焼機関の、或いは車両又は船舶の可能性のある更なる潤滑性を要するポイントの供給に役立つ潤滑油タンクである。圧力変動の補正に役立つものとされる潤滑油タンクと対照的に、コモンレールタンクは、圧力下における大量の潤滑油を蓄えるのに有用である。その結果、コモンレールタンクは、加圧された潤滑油源とみなされ得る。
いくつかの特に有用な実施例が、以下の添付図面の助けによって、より詳細に説明される。
本発明による潤滑用装置の第1の実施例を示す図である。 本発明による潤滑用装置の第2の実施例の第1の変形例を示す図である。 本発明による潤滑用装置の第2の実施例の第2の変形例を示す図である。 多方向切替え弁に関する更なる実施例を示す図である。 2つの潤滑油出口への潤滑油供給用の装置に関する実施例を示す図である。
図1による本発明の潤滑用装置は、潤滑油タンクとして形成され得る、また、それにより潤滑油が供給される潤滑油源13を有する。供給装置2が、潤滑油源13に接続され、それによって、潤滑油源から消費側への潤滑油の供給が行われる。潤滑油出口5が、例えば潤滑油ノズルを含み得る消費側として示され、それによって、潤滑油が、滑らかにされるべきシステムへ、図示された場合では、燃焼機関16のシリンダ6の滑走面へ運ばれる。送り装置の代わりに、必要であれば関係した消費側に潤滑油が供給され得るように十分な圧力下における潤滑油を既に含むコモンレールタンクが提供されることが可能である。加圧された潤滑油は、ポンプ2を介して、又は、コモンレールタンクから、ピストン・ユニット3の第1のチャンバ1に運ばれる。ポンプ2の又はコモンレールタンクの出口における潤滑油の圧力は、0.1メガパスカル(1バール)と50メガパスカル(500バール)との間の値、具体的には、0.1メガパスカル(1バール)と25メガパスカル(250バール)との間の値、好ましくは、1メガパスカル(10バール)と5メガパスカル(50バール)との間の値となる。ピストン・ユニット3は、好ましくはシリンダ形状の内部スペース14を備えており、そのスペースは、可動自在であるピストン4により2つのチャンバ11、12に分けられる。ピストン4がその第1の終了位置に配置された場合には、第1のチャンバ11は、規定量の潤滑油を含み、また、一方、第2のチャンバ12はいかなる潤滑油も含まない。図1において多方向切替え弁、具体的には油圧式4方向切換え弁として示される切替え部材1が、その第1の位置から第2の位置へ変位させられた場合には、ポンプ2を介して供給される加圧された潤滑油が、ピストン・ユニット3の第2のチャンバ12内に供給される。これにより、可動自在であるピストン4が、その第2の終了位置へ変位させられる。第1のチャンバ11に置かれた潤滑油は、潤滑油出口5の方向に押し出される。潤滑油出口5は、燃焼機関のシリンダ6の滑走面17に配置される潤滑油ノズルを有し得る。潤滑油ノズルは、それ自体知られ、図面には示されない。潤滑油ラインが、チャンバ11、12の各々から切替え部材へ通じている。更なる潤滑油ライン7が、切替え部材から消費側へ、言い換えれば、滑らかにされるべき滑走面17へ通じている。遮断手段15が、潤滑油ライン7に設けられ得る。遮断手段15は、潤滑油ライン7における潤滑油の圧力が閾値を越えた場合に開かれる。遮断手段15は、具体的に、逆止弁又は戻り防止弁として形成される。ピストン・ユニット3及び潤滑油出口5が互いから遠隔に配置された場合には、複数の遮断手段15、115が提供され得る。
第1のチャンバ11及び第2のチャンバ12の容量、ひいては、それに含まれる潤滑油の量は、消費側により要求される潤滑油の量に基づいて決定される。消費側への潤滑油の供給の頻度もまた、2つのチャンバの容量の設計に関する決定因子である。シリンダ形状の内部スペース14の直径、したがって、ピストン4の直径、及び、ポンプ2により達成される送り圧力は、潤滑油ライン7及び潤滑油出口5並びに潤滑油ライン内に構成されたあらゆる遮断手段15の圧力損失を考慮しつつ、消費側の最大圧力、この場合には、潤滑油出口5の高さで燃焼機関のシリンダ6の滑走面17にて優勢な圧力に応じて決定される。
ポンプ2の容量は、多方向切替え弁1の数、また、潤滑油の所望の噴射時間、すなわち、その第1の終了位置から第2の終了位置までのピストンの動作、及び、その逆のピストンの動作の継続時間に基づいて、また、多方向切替え弁の特性に基づいて決定される。ポンプにより供給される圧力が高いほど、より多くの噴射時間が削減され得る。
一般に、シリンダ6当たりに複数の潤滑油出口5が、シリンダの周囲における適切な潤滑を保証するために、大型ディーゼル機関の各シリンダにつき提供される。これらの要求に見合うべく、複数の多方向切替え弁1及び関連したピストン・ユニット3が提供される。この場合、それら多方向切替え弁は、共通のハウジングに収納され得る。多方向切替え弁は、1つのブロックとしての共通のハウジングにおいて、ピストン・ユニットとともに有利に収納される。
潤滑用装置は、調整器8を有する制御システムに接続される。調整器8は、自動調整用入力部9及び手動調整用入力部10を有する。調整用入力部9は、エンジンの速度及びその負荷についての情報を含む入力信号を自動的にリアルタイムで受信する。付加的に、クランクシャフトの位置又は他のシステムのパラメータが読み出され得る。エンジン速度及び負荷の助けによって、滑走面上への潤滑油の噴射時間が、調整器8に属する中央演算装置により確定される。これに関連して、制御信号が、この時間点で多方向切替え弁1に送られる。制御信号は、多方向切替え弁の切替えをもたらし、その結果、潤滑油が、ピストン4の関連のあるチャンバ11、12から逃れることができ、潤滑油出口5まで潤滑油ライン7を通過する。多方向切替え弁1が調整器8から切り替わるための信号を受信した場合には、多方向切替え弁は、電子的に、機械的に、例えばバネ力により又はカムによって、磁気的に、電磁的に、空気圧で又は油圧で切り替えられる。装置の作動を監視するために、圧力測定用手段、例えば圧力センサ18が、潤滑油ライン7に設置され得る。多方向切替え弁1の切替え時間もまた、圧力センサ18によりチェックされ得る。多方向切替え弁が切り替わった場合、これにより、圧力センサ18が記録する圧力インパルスがもたらされる。圧力インパルスに対応する信号は、調整器8に入力され、調整器8は、圧力インパルスに時間値を付与する。時間値は、潤滑油出口5に対する計画された潤滑油の供給の時間と比較される。偏差が見出された場合には、多方向切替え弁の切替え時間が然るべく適応させられ得る。調整器8はまた、潤滑用装置の作動状態に関する情報を運び、故障又は異常を示すべく、出力信号19を、エンジン調整用システム又は診断システム又は警報システムへ送ることができる。更に、故障が診断された場合に、エンジンの速度を減速させるべく、指示が、エンジン調整用システムに対して伝達され得る。
図2aは、本発明による潤滑用装置の第2の実施例を示す。図2のこの潤滑用装置によれば、単一の送り装置2が、複数の切替え部材1、101、201を介して複数のピストン・ユニット3、103、203に供給する。潤滑用装置の構成は、それ以外では、前の実施例と異ならない。送り装置2の代わりに、図2bに概略的に示されるようなコモンレールタンク30もまた提供され得る。図2bによれば、付加的に、多方向切替え弁が、ブロックとしての共通のハウジングに有利に収納される。これにより、小型の組立態様で多方向切替え弁を構成すること、及び、複数の多方向切替え弁を時系列で順々に駆動させ得る切替え装置31、32を提供することが可能である。例えば多方向切替え弁1が作動させられ、潤滑油がピストン・ユニット3の第1のチャンバ11内に供給され、また、潤滑油が、ピストン・ユニット3の第2のチャンバ12から消費側へ、具体的には、燃焼機関の第1のシリンダの滑走面における潤滑油出口へ運ばれる。その後、噴射が、クランク角により規定される、シリンダ内で可動であるピストンの位置で行われる。切替え装置に記憶された期間の終了時に、多方向切替え弁101が作動させられる。潤滑油は、ピストン・ユニット103の第1のチャンバ内に運ばれる。同時に、潤滑油は、ピストン・ユニット103の第2のチャンバから燃料機関の第2のシリンダの滑走面における別の潤滑油出口へ運ばれる。滑走面上への潤滑油の供給又は噴射が好ましくは同じクランク角で行われるように、期間が測定される。この種の期間は、燃焼機関の更なるシリンダの各々について、類似した態様で決定され得る。多方向切替え弁の切替えの時系列はまた、調整器のメモリ・ユニットに記憶され得る。調整器は、各磁気弁の対応する切替え装置へ、又は、ブロックとしての共通のハウジング内に収納される磁気弁用の共通の切替え装置へ、切替え信号を送る。更に、調整器は、図1の調整器8と同様の様式で構成され得るが、図2a及び図2bにおいては詳細に示されていない。この代替物として、切替え装置がまた、複数の消費側が潤滑油を同時に提供されるべきである場合に、複数の多方向切替え弁を同時に作動させることができる。全ての実施例の切替え装置は、電子的に、機械的に、例えばバネ力により又はカムにより、磁気的に、空気圧で又は油圧で作動させられ得る。
図3は、多方向切替え弁として形成される切替え部材301に関する更なる実施例を示す。多方向切替え弁301の構造は、ピストン・ユニット3の2つのチャンバ11、12の各々への接続が妨げられる停止位置にシフトされ得るという点で、前の変形例と区別される。もし多方向切替え弁が停止位置にあれば、潤滑油は、潤滑油ライン7を通じて潤滑油出口5へ一切供給されない。図3では、この停止位置が、ピストン・ユニット3のチャンバ11へのポンプ2の接続、及び、潤滑油出口5へのピストン・ユニット3のチャンバ12の接続が妨げられる状態として示される。この変形例は、潤滑油が消費側にほとんど要求されない場合に、すなわち、例えば単独で作動するピストン・ユニットが、必要とされる潤滑油の量に関して十分である場合に、有利である。燃焼機関がしばしば部分負荷で作動させられるのみである場合には、そのとき、必要とされる潤滑油の量は相当削減される。したがって、ある状況下では、チャンバの1つの潤滑油の量のみが必要とされるように、クランクシャフトの回転当たりたった1度の潤滑油の噴射が必要である。図3による実施例の代替例として、停止位置がまた、多方向切替え弁を切り替えないことにより保持され得る。ポンプ2は、図示されない圧力軽減装置が、潤滑油源への分岐接続を開くまで、ピストン・スペース11内への汲み上げ動作を行う。最大送り圧がピストン4に作用する限り、ピストン4は、その終了位置に残る。その結果、多方向切替え弁1、101、201、301が切り替わるまで、潤滑油は、潤滑油出口へ一切運ばれない。多方向切替え弁は、図面に示された実施例のいずれかに従って設計され得る。
図4は、潤滑油出口51へ又は第2の潤滑油出口52へ、潤滑油を任意に方向付けるための装置に関する実施例を示す。この変形例は、潤滑油が異なる潤滑油ライン内に任意に運ばれるべきである場合に有利である。更なる切替え部材20が、多方向切替え弁1の下流に配置される。この切替え部材が作動すると、潤滑油ライン21及び更なる潤滑油ラインへの接続が任意に開かれる。この手段により、異なる高さ又は角度間隔で滑走面17に配置される複数の潤滑油出口51、52が、潤滑油を供給されることが可能であるか、又は、複数のシリンダもまた潤滑油を提供され得る。
図示されていない変形例では、ピストン・ユニット3、103、203もまた送り装置2又はコモンレールタンクにより供給されることが可能であり、その内部チャンバが、ピストン・ユニットのチャンバの容量が互いに異なるように、異なるサイズを備えたものである。ピストン・ユニットは、潤滑油の必要に応じて使用される。ピストン・ユニットが、構造上の観点から簡単に製造され、構造上の容量をほとんど要しないため、ピストン・ユニットのいくつか又は一部は、全負荷でオンにするだけでよい。
1、20、101、201、301 切替え部材
2 供給装置
3、103、203 ピストン・ユニット
4 可動ピストン
5、51、52 潤滑油出口
6 シリンダ
11 第1のチャンバ
12 第2のチャンバ
13 潤滑油源
17 滑走面

Claims (14)

  1. 潤滑油を利用可能にするための潤滑油源(13)と、前記潤滑油が滑走面(17)上に加えられ際に経由する潤滑油出口(5、51、52)とを有し、前記潤滑油が、前記潤滑油源(13)から前記潤滑油出口(5、51、52)へ運ばれる、燃焼機関のシリンダ(6)の前記滑走面(17)の潤滑用装置において、
    切替え部材(1、20、101、201、301)及びピストン・ユニット(3、103、203)が、前記潤滑油源(13)と前記潤滑油出口(5、51、52)との間に配置され、
    前記ピストン・ユニット(3、103、203)が、可動ピストンにより分離された第1のチャンバ(11)と第2のチャンバ(12)とを有し、
    前記潤滑油源(13)と前記ピストン・ユニット(3、103、203)との間における前記切替え部材(1、20、101、201、301)が、前記第1のチャンバ(11)又は前記第2のチャンバ(12)のいずれかを前記潤滑油出口(5、51、52)へ接続することを特徴とする、潤滑用装置。
  2. 請求項1に記載の潤滑用装置において、前記チャンバ(11、12)の両方が、潤滑油で充填され得る、潤滑用装置。
  3. 請求項2に記載の潤滑用装置において、前記切替え部材(1、20、101、201、301)が第1の位置をとる場合に、前記第1のチャンバ(11)が前記潤滑油源(13)へ接続されるとともに、前記第2のチャンバ(12)が前記潤滑油出口(5、51、52)へ接続される、又は、前記切替え部材(1、20、101、201、301)が第2の位置をとる場合に、前記第2のチャンバ(12)が前記潤滑油出口(5、51、52)と接続されるとともに、前記第1のチャンバ(11)が前記潤滑油源(13)へ接続される、潤滑用装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、前記切替え部材(1、20、101、201、301)が、前記潤滑油源(13)と前記潤滑油出口(5、51、52)との間の接続が妨げられるように、停止位置をとり得る、潤滑用装置。
  5. 請求項3又は4に記載の潤滑用装置において、前記切替え部材(1、20、101、201、301)が、多方向切替え弁である、潤滑用装置。
  6. 請求項3から5のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、前記供給装置(2)、具体的にはポンプが、前記潤滑油源(13)と前記切替え部材(1、20、101、201、301)との間に配置される、潤滑用装置。
  7. 請求項3から5のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、コモンレールタンクが、前記潤滑油源(13)と前記切替え部材(1、20、101、201、301)との間に配置される、潤滑用装置。
  8. 請求項3から7のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、前記潤滑油が、前記潤滑油源(13)から複数の潤滑油出口(5、51、52)まで運ばれる、潤滑用装置。
  9. 請求項8に記載の潤滑用装置において、第2の切替え部材(20)が、第1の潤滑油出口(51)又は第2の潤滑油出口(52)へ潤滑油を選択的に導くために、前記第1の切替え部材(1、101、201、301)と前記潤滑油出口(5)との間に設けられている、潤滑用装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、遮断手段(15)が、前記切替え部材(1、20、101、201、301)と前記潤滑油出口(5、51、52)との間に設けられ、それにより、前記潤滑油の供給圧力が閾値を越えた場合に、潤滑油が前記潤滑油出口(5、51、52)へ運ばれるように、前記潤滑油出口(5、51、52)への接続が開かれ得る、潤滑用装置。
  11. 請求項10に記載の潤滑用装置において、前記閾値が、0.1メガパスカルと50メガパスカルとの間、具体的には、0.1メガパスカルと25メガパスカルとの間、好ましくは、1メガパスカルと5メガパスカルとの間にある、潤滑用装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、具体的には、潤滑油の量が前記2つのチャンバ(11、12)の各々において変更可能であるように、前記ピストン・ユニット(3、103、203)の前記ピストン(4)の寸法又は終了位置が選択され得るという点で、前記チャンバ(11、12)の容量を変化させるための手段が設けられている、潤滑用装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の潤滑用装置において、調整用システムが設けられ、それにより、前記潤滑油出口(5、51、52)への接続の開き時間が、前記燃焼機関の作動状態に関係する測定データに基づいて確定されるように、前記切替え部材(1、20、101、201、301)が制御される、潤滑用装置。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の潤滑用装置を含む大型ディーゼル機関。
JP2009028209A 2008-02-19 2009-02-10 シリンダ潤滑用装置 Pending JP2009197798A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08151620 2008-02-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009197798A true JP2009197798A (ja) 2009-09-03

Family

ID=39539569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009028209A Pending JP2009197798A (ja) 2008-02-19 2009-02-10 シリンダ潤滑用装置

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP2093394A1 (ja)
JP (1) JP2009197798A (ja)
KR (1) KR20090089789A (ja)
CN (1) CN101514646A (ja)
BR (1) BRPI0900463A2 (ja)
RU (1) RU2489577C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013038A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Waertsilae Schweiz Ag 潤滑システム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK177056B1 (da) * 2010-03-12 2011-04-11 Hans Jensen Lubricators As Ventilarrangement samt fremgangsmåde til drift af sådan ventilarrangement
DE102011001739A1 (de) * 2011-04-01 2012-10-04 Baier & Köppel GmbH & Co. Anordnung zur Wiederbefüllung einer Zentralschmieranlage
EP3590831B1 (en) * 2018-06-05 2021-05-05 GE Avio S.r.l. System and method for gear assembly lubricant system failure detection

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543270A (en) * 1978-09-22 1980-03-27 Misae Izaki Hydraulic piston pump
JPS59105604U (ja) * 1983-01-05 1984-07-16 エスエムシ−株式会社 サイレンサ兼用オイルク−ラ
JPH06510349A (ja) * 1991-05-24 1994-11-17 ハンス イエンセンズ マスキンフアブリツク アクテイーゼルスカブ 大型ピストン機械、とくに舶用ディーゼルエンジンにおける作業シリンダのスポット潤滑用潤滑装置
JPH08312362A (ja) * 1995-05-12 1996-11-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 機械式ターボ過給機の給油装置
JPH11324743A (ja) * 1998-03-30 1999-11-26 Aft Atlas Fahrzeugtechnik Gmbh カムシャフト調整器
JP2004176660A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリンダ注油装置
JP2007224760A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Toyota Motor Corp シリンダ潤滑装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3477546A (en) * 1967-06-16 1969-11-11 Eaton Yale & Towne Lubricating oil pumping station and master control center for positive displacement type metering valves
DE2929580A1 (de) * 1979-07-21 1981-02-05 Mm A N Maschinenfabrik Augsbur Schmiersystem fuer eine brennkraftmaschine
GR75371B (ja) * 1980-10-04 1984-07-13 British Petroleum Co
SU1562482A1 (ru) * 1987-09-21 1990-05-07 А.С,Пилюгин, Ю.Н.Довиденко, В.М.Богач, В.А.Вузовский, Л.К.Крыштын, Н.И.Муха и О.Н.Занько Система смазки цилиндра двигател
SU1477909A1 (ru) * 1987-09-28 1989-05-07 А. С. Пилюг.ин и С. А. Пилюгин Система смазки цилиндра двигател с продувочным насосом
DK171974B1 (da) * 1988-11-01 1997-09-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Smøreaggregat til en cylinder i en forbrændingsmotor
DE9115265U1 (ja) 1991-12-09 1993-04-08 Joseph Voegele Ag, 6800 Mannheim, De
RU2194168C2 (ru) * 1997-12-23 2002-12-10 Открытое акционерное общество Холдинговая компания "Барнаултрансмаш" Система смазки двигателя внутреннего сгорания
DE19959300A1 (de) 1999-12-09 2001-06-21 Man B & W Diesel As Kopenhagen Motor
KR101095418B1 (ko) * 2003-08-07 2011-12-16 베르트질레 슈바이츠 악티엔게젤샤프트 왕복 피스톤 연소 엔진의 윤활 방법 및 장치
PL1767751T3 (pl) * 2005-09-23 2009-01-30 Waertsilae Nsd Schweiz Ag Układ smarowania cylindra w silniku o posuwisto-zwrotnym ruchu tłoka

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543270A (en) * 1978-09-22 1980-03-27 Misae Izaki Hydraulic piston pump
JPS59105604U (ja) * 1983-01-05 1984-07-16 エスエムシ−株式会社 サイレンサ兼用オイルク−ラ
JPH06510349A (ja) * 1991-05-24 1994-11-17 ハンス イエンセンズ マスキンフアブリツク アクテイーゼルスカブ 大型ピストン機械、とくに舶用ディーゼルエンジンにおける作業シリンダのスポット潤滑用潤滑装置
JPH08312362A (ja) * 1995-05-12 1996-11-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 機械式ターボ過給機の給油装置
JPH11324743A (ja) * 1998-03-30 1999-11-26 Aft Atlas Fahrzeugtechnik Gmbh カムシャフト調整器
JP2004176660A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリンダ注油装置
JP2007224760A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Toyota Motor Corp シリンダ潤滑装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013038A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Waertsilae Schweiz Ag 潤滑システム

Also Published As

Publication number Publication date
RU2489577C2 (ru) 2013-08-10
RU2009105073A (ru) 2010-08-20
CN101514646A (zh) 2009-08-26
BRPI0900463A2 (pt) 2009-11-17
EP2093394A1 (de) 2009-08-26
KR20090089789A (ko) 2009-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100411409B1 (ko) 멀티실린더내연기관용실린더윤활장치와그로부터의윤활유송출량제어방법
RU2451796C2 (ru) Смазочное устройство для системы дозирования цилиндрового смазочного масла и способ дозирования этого масла
CN103422934B (zh) 汽缸润滑装置以及用于操作该汽缸润滑系统的方法
CN101715507B (zh) 一种用于定量气缸润滑油的润滑装置和方法
KR100763591B1 (ko) 정량주입시스템
US8136634B2 (en) Piston arrangement
US20170114957A1 (en) Lubrication system with lubricant condition monitoring
KR101256399B1 (ko) 왕복동 피스톤 연소 엔진용 실린더 윤활 시스템
KR20100042605A (ko) 대형 디젤 엔진
KR20110135814A (ko) 실린더 윤활장치를 가진 대형 엔진 및 대형 엔진의 실린더를 윤활하는 방법
JP2010534788A (ja) エンジン・シリンダの潤滑のための潤滑装置および油圧ピストン
JP2009197798A (ja) シリンダ潤滑用装置
CN103261591A (zh) 用于定量供给流体的阀门装置
US7681548B2 (en) Method and apparatus for lubricating cylinder surface in large diesel engines
WO2009053364A1 (en) Fuel injection system with a high-pressure pump lubricated with the fuel, and associated pump unit
CN203395553U (zh) 加油工位自动监控系统
JP2021011872A (ja) 大型低速2ストロークエンジン、そのようなエンジンを潤滑する方法、並びにそのようなエンジン及び方法のための噴射器、弁システム、及びその使用
CN1068406C (zh) 舰用柴油机上大活塞机内用于活塞点润滑的润滑系统
KR20010070284A (ko) 모터
CN103343869A (zh) 加油工位自动监控系统
JP6635461B2 (ja) 潤滑システム
RU1787201C (ru) Система управлени газораспределительными клапанами двигател внутреннего сгорани с отключаемыми цилиндрами
RU2273792C2 (ru) Нагнетательное устройство с программируемой подачей смазочного материала и централизованным контролем
KR20100056130A (ko) 대형 2행정 디젤기관에 있어서 실린더 주유기의 전자제어 퀼 장치 및 이를 이용한 주유시스템

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090717

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121010

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130517