JP2009197621A - 圧縮機の温度センサー保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機のシェルの最適位置に、温度センサーを確実に配置することができる圧縮機の温度センサー保持装置を提供する。
【解決手段】圧縮機1に設けたターミナル2を埃や水等から保護するターミナル保護カバー12と、ターミナル保護カバー12から延出して形成され、圧縮機1の温度を検知する温度センサー8を圧縮機1のシェル1Aの外表面に密着固定するためのセンサー保持部9とを備え、ターミナル保護カバー12に、センサー保持部9の位置ずれを防止する突起部6aを設けたもので、温度センサー保持装置6を、圧縮機1のシェル1Aに取り付けるだけで、センサー保持部9の位置ずれを防止することができるので、温度センサー8を圧縮機1のシェル1Aの最適位置に配置して、常に正確に温度検知ができる。
【選択図】図1
【解決手段】圧縮機1に設けたターミナル2を埃や水等から保護するターミナル保護カバー12と、ターミナル保護カバー12から延出して形成され、圧縮機1の温度を検知する温度センサー8を圧縮機1のシェル1Aの外表面に密着固定するためのセンサー保持部9とを備え、ターミナル保護カバー12に、センサー保持部9の位置ずれを防止する突起部6aを設けたもので、温度センサー保持装置6を、圧縮機1のシェル1Aに取り付けるだけで、センサー保持部9の位置ずれを防止することができるので、温度センサー8を圧縮機1のシェル1Aの最適位置に配置して、常に正確に温度検知ができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機などに使用される圧縮機の温度センサー保持装置に関するものである。
従来のこの種の圧縮機の温度センサー保持装置について図6及び図7を用いて説明する。図6は、従来の圧縮機の温度センサー保持装置の縦断面図、図7は、同温度センサー保持装置の平面図である。
図6、7において、従来の圧縮機1は、シェル1Aおよびターミナル部1Bで構成されており、シェル1Aの外表面頂部に、ターミナル2と固定ボルト3が固着して設けられている。4は、圧縮機1のモータ(図示せず)を駆動するためのリード線で、接続端子5を介してターミナル2に接続される。
また、6は、温度センサー保持装置であり、樹脂成形品からなり、ターミナル2を、埃や水等から保護するためにターミナル2に被せて、ナット7でシェル1Aの外表面頂部に固定されている。
さらに、温度センサー保持装置6には、センサーリード線8aが接続され外郭が金属製の筒形形状の温度センサー8をシェル1Aの外表面に密着固定するために、温度センサー保持装置6から一体にセンサー保持部9が延出して形成されている。
図7において、圧縮機1は、シェル1Aに高圧容器としての特性を保持する為に絞り形状を呈しターミナル部1Bは平面部を形成すると共に、圧縮機1と空気調和機の冷媒配管(図示せず)を接続する吐出配管1Cを有している。
特開2002−188570号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機の温度センサー保持装置の構成では、温度センサー保持装置が固定ボルト3を中心として吐出配管1Cに当る範囲で回転移動を行い、温度センサー8が、圧縮機1のシェル1Aの平面部の最適位置に必ず配置されるか疑問であり正確な温度感知が行われているか不安を与えるという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、圧縮機のシェル平面部の最適位置に、温度センサーを確実に配置し、正確に温度検知ができる圧縮機の温度センサー保持装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機の温度センサー保持装置は、圧縮機に設けたターミナルを埃や水等から保護するターミナル保護カバーと、前記ターミナル保護カバーから延出して形成され、前記圧縮機の温度を検知する温度センサーを前記圧縮機のシェルの外表面に密着固定するためのセンサー保持部とを備え、前記ターミナル保護カバーに、前記センサー保持部の位置ずれを防止する突起を設けたもので、圧縮機の温度センサー保持装置を、圧縮機のシェルに取り付けるだけで、センサー保持部の位置ずれを防止し、温度センサーを圧縮機のシェルの最適位置に配置することができ、常に正確に温度検知ができる。
本発明の温度センサー保持装置は、センサー保持部の位置ずれを防止し、温度センサーを圧縮機のシェル平面部の最適位置に配置して、温度センサーが正確に温度検知ができるとともに、圧縮機保護制御の精度向上が図れる。
第1の発明は、圧縮機に設けたターミナルを埃や水等から保護するターミナル保護カバーと、前記ターミナル保護カバーから延出して形成され、前記圧縮機の温度を検知する温度センサーを前記圧縮機のシェルの外表面に密着固定するためのセンサー保持部とを備え、前記ターミナル保護カバーに、前記センサー保持部の位置ずれを防止する突起を設けたもので、圧縮機の温度センサー保持装置を、圧縮機のシェルに取り付けるだけで、センサー保持部の位置ずれを防止し、温度センサーを圧縮機のシェルの最適位置に配置することができ、常に正確に温度検知ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の圧縮機の温度センサー保持装置において、リード線を有すると共に、ターミナルに設けられた接続部に接続される接続端子のエッジに前記リード線が接触しないようにするためのリブを、ターミナル保護カバーに延設したもので、圧縮機の温度センサー保持装置を圧縮機のシェルに取り付けるだけで、ターミナル保護カバー内のリード線の被覆を接続端子のエッジから確実に保護して、電気的なショートを防止することができる。又、圧縮機の温度センサー保持装置を圧縮機のシェルに取り付ける際に、リブが、リード線の案内ガイドに併用できるので、温度センサー保持装置の圧縮機への取り付けが容易になる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧縮機の温度センサー保持装置の縦断面図、図2は、同温度センサー保持装置の平面図、図3は、同温度センサー保持装置の底面図及び断面図である。なお、上記従来例と同一部分については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧縮機の温度センサー保持装置の縦断面図、図2は、同温度センサー保持装置の平面図、図3は、同温度センサー保持装置の底面図及び断面図である。なお、上記従来例と同一部分については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図1において、圧縮機1は、シェル1Aおよびターミナル部1Bで構成されており、シェル1Aの外表面頂部に、ターミナル2と固定ボルト3が固着されている。
4は、圧縮機1のモータ(図示せず)を駆動するためのリード線で、接続端子5(5a〜5c)を介してターミナル2に接続されている。6は、本実施の形態における圧縮機の温度センサー保持装置であり、樹脂成形品からなり、ターミナル2を埃や水等から保護するためにターミナル2に被せ、固定ボルト3にナット7を締め付けてシェル1Aの外表面頂部に固定されるターミナル保護カバー12と、ターミナル保護カバー12から一体に延出して形成され、外郭が金属製でかつ筒状に形成された温度センサー8をシェル1Aの外表面に密着固定するためのセンサー保持部9から構成されている。また、温度センサー8には、センサーリード線8aが接続されている。
図2において、圧縮機1は、シェル1Aに絞り形状にてターミナル部1Bは平面部を形成すると共に、圧縮機1と空気調和機の冷媒配管(図示せず)を接続する吐出配管1Cを有している。また、前記圧縮機1のターミナル2は、複数の接続部(図示せず)を有しており、この複数の接続部に、前記圧縮機1のモータ(図示せず)を駆動するための複数のリード線4の接続端子5a、5b、5cを接続している。
接続端子5aに接続されたリード線4は、接続端子5bの外周を回るように引き回している。このため、前記接続端子5bの接続端子エッジには保護キャップ10を装着して、リード線4の傷つき保護を図っている。
図3において、温度センサー保持装置6のターミナル保護カバー12の内側には、ターミナル2の凸部外周に接触する様に複数の突起部6aが形成され、温度センサー保持装置6の移動範囲は前記突起部6aで規制されるようになっている。本実施の形態では、突起部6aを複数設けているが、ターミナル2への接触方向を限定することにより単数でも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、温度センサー保持装置6は、固定ボルト3を中心としての回転移動範囲が突起部6aにて制約を受けるので、センサー保持部9の位置ずれを防止し、温度センサー8が、圧縮機1のシェル1Aの平面部の最適位置に確実に配置され、温度センサー8が正確に温度検知ができ、圧縮機1の保護制御の精度向上が図れる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における圧縮機の温度センサー保持装置の平面図、図5は、同温度センサー保持装置の底面図及び断面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における圧縮機の温度センサー保持装置の平面図、図5は、同温度センサー保持装置の底面図及び断面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図4において、ターミナル2は、複数の接続部(図示せず)を有しており、この複数の接続部に、圧縮機1のモータ(図示せず)を駆動するための複数のリード線4a、4b、4cのそれぞれの接続端子5a、5b、5cが接続されている。
接続端子5aに接続されたリード線4aは、温度センサー保持装置6の内側で、接続端子5bの外周を回るように引き回す。温度センサー保持装置6のターミナル保護カバー12の天面から下部に向け延出したリブ6bが、接続端子5bの端子エッジとリード線4a間に配設してある。
図5において、温度センサー保持装置6のターミナル保護カバー12の内側には、上記第1の実施の形態同様、ターミナル2の凸部外周に接触する様に突起部6aが形成されている。前記突起部6aと異なる部位に、天面から下部に向け延出したリブ6bが接続端子5bの上端部位置より少し下部位置まで延出している。
以上のように構成され空気調和機の温度センサー保持装置について、以下その動作、作用を説明する。
接続端子5aに接続されたリード線4aは、温度センサー保持装置6のターミナル保護カバー12の内側と内部に延出し設けられたリブ6b間を通る様に引き回される事で、接続端子5bの接続端子エッジに接触せず、リード線4aの被覆の傷つき保護を図っている。なお、これは一実施例であり、部品の配置やリード線引き回しは限定するものではない。
以上のように、本実施の形態によれば、ターミナル2と温度センサー保持装置6の相対位置ズレが発生しない為、接続端子5bに、保護キャップを必要とせず、温度センサー保持装置6のリブ6bで、リード線4aの被覆を接続端子5bのエッジから確実に保護でき、リード線傷つきによるショートを防止し、ターミナル2からの発火・発煙・漏電を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる圧縮機の温度センサー保持装置は、温度センサーを、圧縮機のシェル平面部の最適位置に確実に配置して、正確に温度検知ができる。又、リード線傷つきによるショートによる発火・発煙・漏電を防止することができるので、空気調和機の圧縮機の温度センサー保持装置の用途に適用できる。
1 圧縮機
1A シェル
2 ターミナル
4 リード線
5、5a〜5c 接続端子
6 温度センサー保持装置
6a 突起部
6b リブ
8 温度センサー
9 センサー保持部
12 ターミナル保護カバー
1A シェル
2 ターミナル
4 リード線
5、5a〜5c 接続端子
6 温度センサー保持装置
6a 突起部
6b リブ
8 温度センサー
9 センサー保持部
12 ターミナル保護カバー
Claims (2)
- 圧縮機に設けたターミナルを埃や水等から保護するターミナル保護カバーと、前記ターミナル保護カバーから延出して形成され、前記圧縮機の温度を検知する温度センサーを前記圧縮機のシェルの外表面に密着固定するためのセンサー保持部とを備え、前記ターミナル保護カバーに、前記センサー保持部の位置ずれを防止する突起を設けた圧縮機の温度センサー保持装置。
- リード線を有すると共に、ターミナルに設けられた接続部に接続される接続端子のエッジに前記リード線が接触しないようにするためのリブを、ターミナル保護カバーに延設したことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の温度センサー保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038252A JP2009197621A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 圧縮機の温度センサー保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038252A JP2009197621A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 圧縮機の温度センサー保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009197621A true JP2009197621A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41141410
Family Applications (1)
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JP2008038252A Pending JP2009197621A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 圧縮機の温度センサー保持装置 |
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JP (1) | JP2009197621A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011090075A1 (ja) | 2010-01-20 | 2011-07-28 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
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WO2022267777A1 (zh) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调器保温棉预热的方法及装置、空调器和空调系统 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008038252A patent/JP2009197621A/ja active Pending
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CN113513469A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-10-19 | 广东美的制冷设备有限公司 | 安装支架、压缩机组件和空调系统 |
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