JP2009197538A - 扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

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    • E05B17/20Means independent of the locking mechanism for preventing unauthorised opening, e.g. for securing the bolt in the fastening position

Abstract

【課題】少ない部品点数の簡易な構造でラッチ機構を確実に解除し、製作コストの低減を図る。併せて庫内でラッチ機構を簡易な操作で解除する。
【解決手段】通常はレバー式の庫外ハンドル4を引く方向に回動操作することにより押棒35を押して解除レバー34を直接回動し、解除レバー34をラッチ部材32に係合させてラッチ部材32を受座2から解除する位置に移動する。非常時は、レバー式の庫内ハンドル5を押す方向に回動操作することにより解除レバー34を直接駆動し、解除レバー34をラッチ部材32に係合させてラッチ部材32を受座2から解除する位置に移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォークイン型の業務用大型冷凍庫などの扉に使用する扉用ロックハンドル装置に関する。
一般に、業務用大型冷凍庫などでは、庫内で作業者が作業するため、庫内に作業者が閉じ込められた場合を想定して、庫内から解錠できるように庫内に解錠装置が併設されている。
この種の解錠装置付きの扉用ロックハンドルが特許文献1に記載されている。この文献1のロックハンドルは、庫体のエッジに固着される受座と、扉に固着されるラッチ機構、操作ハンドル、及び解錠装置とを備えて構成される。このロックハンドルの場合、ラッチ機構は扉の正面に固着される固定本体に摺動可能に配設され、受座に係脱可能なラッチ部材と、固定本体に配設され、ラッチ部材を受座に係合させる位置に押圧付勢する圧縮コイルばねと、ラッチ部材をロックするロックレバーと、ロックレバーを解除する解除レバーと、ラッチ部材を受座から解除する位置に駆動する駆動レバーとを備え、庫外の操作ハンドルで解除レバー及び駆動レバーを駆動するようになっている。解錠装置は一端部に手当て用パッド体を有する庫内側押棒からなり、この押棒が扉の背面側から圧縮コイルばねを介して扉の正面側に挿通され、その先端が解除レバー及び駆動レバーに向けて取り付けられ、この押棒の押圧により、ラッチ機構の解除レバー、駆動レバーを押圧駆動するようになっている。このようにして、通常は、庫外の操作ハンドルを回動操作することにより、解除レバー及び駆動レバーが駆動され、これらレバーの駆動によりロックレバーが解除されるとともにラッチ部材が駆動されて、ラッチ部材と受座との係合が解除される。また、作業者が庫内に閉じ込められた場合は、庫内の押棒を押圧することにより、解除レバー及び駆動レバーが駆動されて、ロックレバーが解除されるとともにラッチ部材が駆動され、ラッチ部材と受座との係合が解除される。
特開2006−37652公報
しかしながら、このようなロックハンドルの解錠装置では、庫内で押棒を押し、解除レバー、ロックレバー、及び駆動レバーを介して間接的にラッチ部材を駆動する形式になっているので、押棒の動きをラッチ機構の解除レバー及び駆動レバーに確実に伝達させるために、押棒や各レバーの形状及びその構造に緻密な精度が要求され、製作上、コストが高くなる、という問題がある。また、この解錠装置は、ロックレバー及びその解除レバーや、ラッチ部材を駆動する駆動レバーなど多くの部品で構成され、構造が複雑になるため、この点でも、コストが増大する、という問題がある。さらに、この解錠装置では、押棒を押棒の長さ方向に押す操作形式になっているため、この操作は押棒を叩く動きになりやすく、押棒に対して力を入れにくく、庫内に閉じ込められた不安な状況下では簡易な操作とは言い難い、という問題もある。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種のロックハンドル装置において、少ない部品点数の簡易な構造でラッチ機構を確実に解除できるようにして、製作コストの低減を図ること、併せて庫内でラッチ機構を簡易な操作で解除すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の扉用ロックハンドル装置は、庫体に固着される受座と、扉に固着され、前記受座に係合して前記庫体と前記扉とを錠止するラッチ機構と、前記扉の正面側に回動可能に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫外操作ハンドルと、前記扉の背面に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫内非常時解錠装置とを備え、庫外及び庫内で前記扉の錠止を解除するようにした扉用ロックハンドル装置において、前記ラッチ機構は、前記扉に固着される固定ベースと、前記固定ベースに摺動可能に配設され、前記受座に係脱可能なラッチ部材と、前記固定ベースに配設され、前記ラッチ部材を前記受座に係合可能な位置に押圧付勢するばね部材と、前記固定ベースに回動可能に軸支され、前記庫外操作ハンドル又は前記庫内非常時解錠装置により前記ラッチ部材の前記ばね手段による付勢方向とは反対方向に回動されて、前記ラッチ部材に係合し前記ラッチ部材を前記受座に係合する位置から解除する位置へ移動案内する解除部材と、前記扉の正面側と背面側との間に前記解除部材の回動端側を押圧可能に挿通され、前記庫外操作ハンドルにより押進駆動されて、前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動する押棒とを具備し、前記固定ベースを介して前記扉の背面側に固定され、前記庫外操作ハンドルはレバー式のハンドルからなり、前記扉の正面側に取付ベースを介して前記扉の正面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の正面側に対して引く方向の回動操作により前記押棒を前記解除部材に向けて押進可能に取り付けられ、前記庫内非常時解錠装置はレバー式のハンドルからなり、前記扉の背面側に前記固定ベースを介して前記扉の背面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の背面に向けて押す方向の回動操作により前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動可能に取り付けられる、ことを要旨とする。
また、本発明の扉用ロックハンドル装置は各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)前記解除部材は前記庫内非常時解錠装置のハンドルに一体に形成される。
(2)前記扉に前記押棒が挿通可能な貫通穴が形成され、前記貫通穴はプラスチック材からなる管体で被覆され、前記押棒の周囲に前記管体の内周面を摺動可能なパッキンが取り付けられる。
(3)前記取付ベースに前記庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える。
(4)前記取付ベースの表面にカバーが被着され、前記取付ベースと前記カバーが前記庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定される。
(5)前記カバーと前記取付ベースと前記庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備える。
(6)前記庫内非常時解錠装置のハンドルに前記ラッチ部材を前記受座から解除する位置で当該ハンドルの回転を規制するストッパを備える。
(7)前記受座は前記庫体に固定ベースを介してねじにより固着される形式で、前記固定ベースは前記受座との対接面にねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座は前記固定ベースとの対接面に前記固定ベースのねじ挿通穴に連通可能に水平方向に長いねじ挿通穴と前記固定ベースの凹凸形状部に噛合可能に水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座が前記固定ベース上で水平方向に位置を調整可能に構成される。
本発明の扉用ロックハンドル装置によれば、上記の構成により、通常は、庫外のレバー式のハンドルを引く方向に回動操作することにより押棒を押して解除部材を直接回動し、この解除部材をラッチ部材に係合させてこのラッチ部材を受座から解除する位置に移動するので、ラッチ機構に複雑な部品形状や構造を採ることなしに、ラッチ機構と受座との係合を確実に解除することができ、また、非常時は、庫内でレバー式のハンドルを押す方向に回動操作することにより解除部材を直接駆動するので、ラッチ機構に複雑な部品形状や構造を採ることなしに、ラッチ機構と受座との係合を確実に解除することができる。そして、ラッチ機構を少ない部品点数の簡易な構造で構成できるので、製作コストを大幅に低減することができる。さらに、このハンドル装置の場合、庫内非常時解錠装置がレバー式のハンドルで、扉に向けて押す方向の回動操作を採用しているので、ハンドル操作が容易で、庫内に閉じ込められた場合の不安な状況下でも、ラッチ機構を簡易な操作で確実に解除することができる。
またさらに、このハンドル装置の場合、
(1)解除部材を庫内非常時解錠装置のハンドルと一体に形成することにより、ラッチ機構の部品点数をさらに少なくして、ラッチ機構の構造をさらに簡易にすることができる。また、非常時に、庫内でレバー式のハンドルを押す方向に回動操作することにより、解除部材がこのハンドルと一体に回動して、ラッチ部材を受座から解除する位置に移動するので、ラッチ機構を簡易な操作でより確実に解除することができる。
(2)押棒を挿通する扉の貫通穴をプラスチック材からなる管体で被覆し、押棒の周囲に当該管体の内周面を摺動可能なパッキンを取り付けることにより、この貫通穴を押棒の動作を妨げることなしに気密に塞ぐことができる。これにより、庫外と庫内との間の空気の流れを遮断して、庫内の低温を維持することができ、また、貫通穴に結露の発生を防止することができる。
(3)取付ベースに庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備えることにより、扉を閉めた時の操作ハンドルの回動をロックして、扉の閉状態を確実に保持することができる。
(4)取付ベースの表面にカバーを被着し、取付ベースとカバーを庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定することにより、取付ベースの外部から取付ねじなどの固着部品を見えないようにして、見栄え及び掃除の利便性の向上を図ることができる。
(5)カバーと取付ベースと庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備えることにより、これらのロック穴に南京錠のロック棒を通し、この南京錠でカバー及び取付ベースと庫外操作ハンドルとを施錠することができ、既述の錠前ユニットに代えて、又はこの錠前ユニットとともに、扉の閉状態を確実に保持することができる。
(6)庫内非常時解錠装置のハンドルにラッチ部材を受座から解除する位置でハンドルの回転を規制するストッパを備えることにより、ハンドルを所定の回動位置で確実に停止させることができ、無駄のない操作性で、扉の錠止を解除することができる。
(7)受座を固定ベースを介してねじにより固着する形式で、固定ベースにねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを設け、受座に水平方向に長いねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを設けることにより、固定ベースの凹凸形状部と受座の凹凸形状部とを適宜の位置で噛合させ、固定ベースのねじ挿通穴に受座の長いねじ挿通穴を合せてねじを締め込むことで、固定ベースに受座を水平方向の位置を調整し、位置決めして固定することができる。これにより、受座を庫体の適正な位置に固着することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図を用いて説明する。図1は扉用ロックハンドル装置の底面断面図である。図2は同ハンドル装置の特に受座の分解斜視図であり、図3は同ハンドル装置の特にラッチ機構、庫内非常時解錠装置、及び庫外操作ハンドルの一部分解斜視図である。
図1において、扉用ロックハンドル装置1(以下、単にハンドル装置1という。)は、庫体Fに固着される受座2と、扉Dに固着され、受座2に係合して庫体Fと扉Dとを錠止するラッチ機構3と、扉Dの正面側に回動可能に取り付けられ、ラッチ機構3に作動連結されて、受座2とラッチ機構3との係合を解除するための庫外操作ハンドル4と、扉Dの背面に取り付けられ、ラッチ機構3に作動連結されて、受座2とラッチ機構3との係合を解除するための庫内非常時解錠装置5とを備えて構成される。
図2に示すように、受座2は庫体Fに固定ベース2Bを介してねじにより固着される形式で、かつ固定ベース2B上に水平方向(この場合、前後方向)に位置を調整可能に取り付けられる。この場合、固定ベース2Bは略矩形の板状に形成され、受座2との対接面の上下にそれぞれ丸穴のねじ挿通穴22、22が穿たれ、これら上下のねじ挿通穴22、22間に水平断面略三角形の上下に長い凹凸形状部23が複数並列に形成される。受座2は固定ベース2Bよりも前後方向の寸法が少し小さい略矩形の板状に形成され、固定ベース2Bとの対接面に固定ベース2Bのねじ挿通穴22、22に連通可能な水平方向に長い長穴のねじ挿通穴20、20が穿たれ、これら上下のねじ挿通穴20、20間に固定ベース2Bの凹凸形状部23に噛合可能に水平断面略三角形の上下に長い凹凸形状部(固定ベース2Bの凹凸形状部23を参照)が複数並列に形成される。このようにして受座2と固定ベース2Bは、受座2が固定ベース2B上で前後の位置を調整されながら、相互の凹凸形状部が噛み合わされるとともに、固定ベース2Bの丸穴の各ねじ挿通穴22に受座2の長穴の各ねじ挿通穴20が合わされて、これらのねじ挿通穴22、20にねじが通され、庫体Fのエッジに締め付け固定される。
図1及び図3に示すように、ラッチ機構3は、扉Dに固着される固定ベース31と、固定ベース31に摺動可能に配設され、受座2に係脱可能なラッチ部材32と、固定ベース31に配設され、ラッチ部材32を受座2に係合可能な位置に押圧付勢するばね部材33と、固定ベース31に回動可能に軸支され、庫外操作ハンドル4又は庫内非常時解錠装置5によりラッチ部材3のばね部材33による付勢方向とは反対方向に回動され、ラッチ部材3に係合してラッチ部材3を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内する解除部材34と、扉Dの正面側と背面側との間に解除部材34の回動端側を押圧可能に挿通され、庫外操作ハンドル4により押進駆動されて、解除部材34をラッチ部材3の解除方向に向けて回動する押棒35とを具備し、固定ベース31を介して扉Dの背面側に固定される。
固定ベース31は固定部311と各部材の取付部313とを有する。この場合、固定部311は略矩形の平面形状に形成され、上下の前後両端にそれぞれねじ挿通穴312が穿たれて、ねじ(図示省略)が通されるようになっている。取付部313は固定部311の片側一方の面で上下方向中間部に水平方向、この場合、左右方向に延びる、両端部を開口された略箱形形状に形成される。この取付部313の内部は、一方の端部側、この場合、(扉Dの背面側から見て)右端部側がラッチ部材32のガイド314で、ラッチ部材32の先端側が摺動可能に断面略口字形に形成され、そして両端部間の略中間に当たる位置に(内部の)一方の側面からストッパ315が水平方向に直角に突設される。なお、ラッチ部材32はこのストッパ315の上下を摺動可能である。また、他方の端部側、この場合、(扉Dの背面側から見て)左端部は各部材の作動連結部316で、右端部側のガイド314と比べて前後両側方が拡開されて、ラッチ部材32の基端側が摺動可能に、さらに解除部材34が回動可能に形成される。なお、左端部側の内部の前後両側方が右端部側より拡開されることにより、一方の側面(この場合、後部側側面)で両端部間の略中間に当たる位置に段差部317(図1参照)が形成され、これがラッチ部材32のストッパをなす。また、この取付部313の場合、固定部311の左端部側で、解除部材34の枢支点(回動中心)よりも少し右端部側の所定の位置に、押棒35の径よりも少し大きい穴318が穿たれて、この穴318に押棒35が挿通可能になっている。このようにして取付部313の右端部側及び左端部側間にラッチ部材32が摺動可能に取り付けられ、右端部側でラッチ部材32とストッパ315との間にばね部材33が介装され、左端部側の上下の面間に解除部材34及び庫内非常時解錠装置5が軸53を介して取り付けられる。なお、これら各部材32〜35の取り付け方については各部材32〜35毎に後述する。
ラッチ部材32は先端の係止部321と基端側の一対の摺動部322、322とからなり、各摺動部322、322の基端部に解除部材34に係合可能な係合部323を有する。この場合、係止部321は爪形状に形成され、各摺動部322、322は係止部321の上下の面から平行に延びる一対の細長い板状に形成され、特に一方の側部の基端側が取付部313のストッパ317に係合可能に段差形状になっている。また、係合部323は係合ピンで、上下の各摺動部材322、322の基端部間に固着される。このようにしてラッチ部材32は固定ベース31の取付部313の左右両端部間に摺動可能に取り付けられる。
ばね部材33は圧縮コイルスプリングが採用される(以下、ばね部材33を圧縮コイルスプリング33という。)。この圧縮コイルスプリング33は固定ベース31の取付部313に取り付けられたラッチ部材32の各摺動部322、322間に配置され、ラッチ部材32の係止部321と固定ベース31の取付部313のストッパ315との間に介装される。このようにしてラッチ部材32を固定ベース31の左端部から弾性的に突出させ、受座2に係合可能な位置に押圧付勢する。なお、このラッチ部材32の突出状態はラッチ部材32の基端側の段差形状と取付部313のストッパ317との係合により保持される。
解除部材34はラッチ部材32の係合ピン323に係止可能な解除レバーで(以下、解除部材34を解除レバー34という。)、一方の側部、この場合、前部側の側部は固定ベース31の固定部311の左端部側内面で穴318のある位置に当接可能な平面状に形成され、他方の側部、この場合、後部側の側部は前部側の側部が固定部311の内面に当接された状態で受座2に係合可能な位置に突出するラッチ部材32の係合ピン323に当接又は近接し、圧縮コイルスプリング33によるラッチ部材32の付勢方向とは反対方向の回動によりラッチ部材32の係合ピン323に係合してラッチ部材32を固定ベース31側に引き込み可能なフック形状に形成される。また、この解除レバー34は庫内非常時解錠装置5に一体に形成される。この場合、庫内非常時解錠装置5はレバー式のハンドルで(以下、庫内非常時解錠装置5を庫内ハンドル5という。)、解除レバー34に連続し、解除レバー34の前部側の側部が固定部311の内面に当接された状態で、庫内側へ斜めに延び、その終端に固定部311と平行な平面形状の押操作面51が形成される。また、この庫内ハンドル5は、固定ベース31の固定部311側でこのハンドル5の枢支点に近接する位置に外側に突出するストッパ52が併せて形成される。この解除レバー34と一体の庫内ハンドル5は、解除レバー34が固定ベース31の取付部313の上下の各面間で前部側の側部が固定部311の内面に当接された状態で後部側の側部が受座2に係合可能な位置のラッチ部材32の係合ピン323に当接又は近接可能に配置され、解除レバー34と庫内ハンドル5との間に設定された所定の回動中心が取付部313の上下の各面に軸53を介して取り付けられる。このようにして庫内ハンドル5は扉Dの背面側に固定ベース31を介して扉Dの背面に対して直角な面内において回動可能に、かつ扉Dの背面に向けて押す方向の回動操作により解除レバー34を圧縮コイルスプリング33による付勢方向とは反対方向に回動可能に、すなわち解除レバー34をラッチ部材32に係合させて、このラッチ部材32を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内可能に取り付けられる。そして、この庫内ハンドル5の回動操作はラッチ部材32を受座2から解除する位置で、庫内ハンドル5のストッパ52が固定ベース31の固定部311の左端部に衝接して、その回動が規制される。
押棒35は円筒状の棒で、一方の端部に先端が半球状の被押圧部材351が取り付けられる。この押棒35は被押圧部材351の周囲にばね352を装着されて後述する扉Dの正面側の取付ベース7に挿着されて、この取付ベース7が扉Dの正面に取り付けられるとともに扉Dの正面側と背面側との間に形成された貫通穴6に挿通され、この押棒35の先端が扉Dの背面側、既述の固定ベース31の穴318から突出可能に、基端の被押圧部材351が扉Dの正面側、後述する取付ベース7の穴73から弾性的に突出可能に構成される。
このようにラッチ部材32、圧縮コイルスプリング33、解除レバー34と一体の庫内ハンドル5、押棒35が固定ベース31上に組み立てられる。この固定ベース31は扉Dの背面側にラッチ機構3が庫体Fの受座2に係合可能に取り付けられる。この場合、この固定ベース31を取り付ける扉Dの所定の位置に固定ベース31の穴318に対応して押棒35を挿通可能な貫通穴6が形成される。なお、この貫通穴6は塩化ビニル樹脂その他のプラスチックを主原料とするチューブ60で被覆され、押棒35の周囲にはこのチューブ60の内周面を摺動可能なゴム材からなるパッキン61が取り付けられる。このパッキン61は図示のとおり、全体が円盤状で、外周がヒレ状に形成されることが好ましい。なお、押棒35は、既述のとおり、後述する取付ベース7に挿着されて、貫通穴6に挿通され、押棒35の先端が固定ベース31の穴318内に解除レバー34の前部側の側面の先端に当接可能に配置される。
庫外操作ハンドル4(以下、この庫外操作ハンドル4を庫外ハンドル4という。)は取付ベース7を介して扉Dの正面にラッチ機構3に対応して取り付けられる。この場合、取付ベース7は固定部71と庫外ハンドル4の取付部74とを有する。固定部71は略矩形の平面形状に形成され、上下の左右両端にそれぞれねじ挿通穴72が穿たれ、上下方向中間で一方の端部側、この場合、(扉Dの正面側から見て)右端部側で、固定ベース31の穴318に対応する所定の位置に、押棒35が挿通可能に押棒35の径よりも少し大きい穴73が穿たれる。取付部74は固定部71の片側一方の面で上下方向中間部に水平方向(この場合、左右方向)に延びる略箱形形状に形成され、その一方の端面、この場合、右端面から正面の他端部(左端部)の手前まで庫外ハンドル4の解除レバー41が挿通可能な開口75が形成される。庫外ハンドル4はレバー式のハンドルで、先端の解除レバー41と基端側のグリップ42とからなり、この庫外ハンドル4の場合、解除レバー41とグリップ42が概ね直状に形成され、解除レバー41の扉Dに対向する面は押棒35の被押圧部材351に当接可能に平面状に、解除レバー41とグリップ42との間で扉Dに対向する面が取付ベース7に当接可能に突状に形成される。庫外ハンドル4は既述の押棒35とともに取付ベース7に取り付けられる。この場合、押棒35は基端の被押圧部材351の周囲にばね352が装着されて固定部71の穴73に外側から挿着され、押棒35の被押圧部材351が固定部71の穴73から外側に弾性的に突出される。庫外ハンドル4は解除レバー41が取付ベース7の取付部74の開口75から挿通され、この取付部74の上下の各面間で、解除レバー41が固定部71と平行な倒伏位置と解除レバー41が押棒35の被押圧部材351の押圧方向に向けて回動する引き起こし位置との間で回動可能に、解除レバー41とグリップ42との間に設定された所定の回動中心が取付部74の上下の各面に軸43を介して取り付けられる。このようにして庫外ハンドル4は扉Dの正面側に取付ベース7を介して扉Dの正面に対して直角な面内において回動可能に、かつ扉Dの正面側に対して引く方向の回動操作により押棒35を解除レバー34に向けて押進可能に、すなわち解除レバー34を押圧駆動し、この解除レバー34をラッチ部材32に係合させてラッチ部材32を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内可能に取り付けられる。また、この取付ベース7には、この取付部74の正面の他端部(左端部)に円形の穴76が形成され、この穴76に錠前ユニット8が装着される。錠前ユニット8は、所定のキーで回転可能なロータ81と、ロータ81の内側端にロータ81の軸方向に対して直角に固定されてロータ81と一体に回転可能なロータカム82とを有し、所定のキーによりロータ81を所定の方向に回動させることにより、ロータカム83が取付ベース7内で所定の倒伏位置の庫外ハンドル4の引き起こし方向の回動を規制するロック位置に突出して、庫外ハンドル4をロック(施錠)し、ロータ81を反対方向に回転させると、ロータカム82が取付ベース7内で庫外ハンドル4の回動を許容するアンロック位置に反転されて、庫外ハンドル4のロックを解除(解錠)する。
このように押棒35、庫外ハンドル4、錠前ユニット8が取付ベース7上に組み立てられる。この取付ベース7は扉Dの正面に、押棒35が扉Dの正面側と背面側との間の貫通穴6に背面側のラッチ機構3の解除レバー34の回動端側を押圧可能に挿通されて、ラッチ機構3に対応して設置され、固定部71の各ねじ挿通穴72からねじが締め込まれて取り付けられる。このようにして庫外ハンドル4は扉Dの正面側に取付ベース7を介して扉Dの正面側に対して引く方向の回動操作により押棒35を解除レバー34に向けて押進可能に取り付けられ、この庫外ハンドル4の回動操作により、押棒35を解除レバー34に向けて押進駆動し、解除レバー34を回動してラッチ部材32に係合させラッチ部材32を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内するようになっている。
また、このハンドル装置1では、庫外ハンドル4の取付ベース7は表面にカバー9が被着される。この場合、カバー9は取付ベース7の上から被着可能に取付ベース7の表面形状に沿う形状に形成され、取付ベース7の開口75と穴76に対応する開口91と穴92が形成される。そして、カバー9は取付ベース7に被せられて、取付ベース7に庫外ハンドル4に隠蔽される部位で固定される。この場合、取付ベース7の固定部71の周囲には複数の係止溝と特に開口75に隣接する位置にねじ穴77が形成され、この取付ベース7の係止溝とねじ穴77に対応してカバー9の周囲に係止突起とねじ挿通穴93が形成されて、カバー9が取付ベース7に被せられ、カバー9の各係止突起が取付ベース7の各係止溝に係合されるとともに、ねじSがカバー9のねじ挿通穴93から取付ベース7のねじ穴77に締結されて固定される。
さらに、このハンドル装置1では、カバー9及び取付ベース7と庫外ハンドル4が南京錠でロック可能になっている。この場合、カバー9と取付ベース7と取付ベース7に対して倒伏位置の庫外ハンドル4との間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴94、78、44を具備し、カバー9と取付ベース7と取付ベース7に対して倒伏位置の庫外ハンドル4との間に南京錠(のロック棒)を通して、ロック可能になっている。
このようにしてハンドル装置1は、扉Dの背面側にラッチ機構3が固着され、庫体Fに固着される受座2に係合されて、扉Dが錠止され、扉Dの正面側に押棒35を介してラッチ機構3に作動連結されたレバー式の庫外ハンドル4と扉Dの背面側にラッチ機構3に直結されたレバー式の庫内ハンドル5とにより、扉Dの庫外及び庫内で扉Dの錠止を解除するようになっている。通常は、庫外ハンドル4で扉Dの錠止を解除する。この場合、庫外ハンドル4を扉Dの正面側に対して引く方向に回動操作することにより、庫外ハンドル4の解除レバー41が押棒35の被押圧部材351を押し、押棒35を解除レバー34に向けて押進駆動する。この押棒35の押圧により解除レバー34が回動し、この解除レバー34がラッチ部材32の係合ピン323に係合して、ラッチ部材32を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内する。このようにしてラッチ機構3と受座2との係合を解除して、扉Dと庫体Fの錠止を解除する。また、作業員が庫内に閉じ込められた場合は、庫内で庫内ハンドル5により扉Dの錠止を解除する。この場合、庫内ハンドル5の押操作面51を押圧してこのハンドル5を押す方向に回動操作することにより、この庫内ハンドル5と一体に解除レバー34を回動し、この解除レバー34がラッチ部材32に係合して、ラッチ部材32を受座2に係合する位置から解除する位置へ移動案内する。このようにしてラッチ機構3と受座2との係合を解除して、扉Dと庫体Fの錠止を解除する。
以上説明したように、このハンドル装置1によれば、通常、レバー式の庫外ハンドル4を引く方向に回動操作することにより押棒35を押して解除レバー34を直接回動し、この解除レバー34をラッチ部材32に係合させてこのラッチ部材32を受座2から解除する位置に移動するので、ラッチ機構3に複雑な部品形状や構造を採ることなしに、ラッチ機構3と受座2との係合を確実に解除することができる。また、非常時は、レバー式の庫内ハンドル5を押す方向に回動操作することにより解除レバー34を直接駆動するので、ラッチ機構3に複雑な部品形状や構造を採ることなしに、ラッチ機構3と受座2との係合を確実に解除することができる。そして、ラッチ機構3を少ない部品点数の簡易な構造で構成できるので、製作コストを大幅に低減することができる。さらに、このハンドル装置1の場合、庫内非常時解錠装置5がレバー式のハンドルで、扉Dに向けて押す方向の回動操作を採用しているので、ハンドル操作が容易で、庫内に閉じ込められた場合の不安な状況下でも、ラッチ機構3を簡易な操作で確実に解除することができる。
また、このハンドル装置1の場合、解除レバー34を庫内ハンドル5と一体に形成することにより、ラッチ機構3の部品点数をさらに少なくして、ラッチ機構3の構造をさらに簡易にすることができる。また、非常時は、庫内でレバー式の庫内ハンドル5を押す方向に回動操作することにより、解除レバー34がこのハンドル5と一体に回動して、ラッチ部材32を受座2から解除する位置に移動するので、ラッチ機構3を簡易な操作でより確実に解除することができる。さらに、このハンドル装置1の場合、押棒35を挿通する扉Dの貫通穴6を塩ビチューブ60で被覆し、押棒35の周囲に当該チューブ60の内周面を摺動可能なゴム製のパッキン61を取り付けることにより、この貫通穴6を押棒35の動作を妨げることなしに気密に塞ぐことができる。これにより、庫外と庫内との間の空気の流れを遮断して、庫内の低温を維持することができ、また、貫通穴6に結露の発生を防止することができる。またさらに、このハンドル装置1の場合、取付ベース7に庫外ハンドル4の回動をロックする錠前ユニット8を備えたことで、扉Dを閉めた時の庫外ハンドル4の回動をロックして、扉Dの閉状態を確実に保持することができる。またさらに、このハンドル装置1の場合、取付ベース7の表面にカバー9を被着し、取付ベース7とカバー9を庫外ハンドル5に隠蔽される部位で固定したことで、取付ベース7の外部から取付ねじなどの固着部品を見えないようにして、見栄え及び掃除の利便性の向上を図ることができる。またさらに、このハンドル装置1の場合、カバー9及び取付ベース7と庫外ハンドル4との間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴94、78、44を備えたことで、これらのロック穴94、78、44に南京錠のロック棒を通し、この南京錠でカバー9及び取付ベース7と庫外ハンドル4とを施錠することができ、既述の錠前ユニット8に代えて、又はこの錠前ユニット8とともに、扉Dの閉状態を確実に保持することができる。またさらに、このハンドル装置1の場合、庫内ハンドル5にラッチ部材32を受座2から解除する位置でハンドル5の回転を規制するストッパ52を備えたことで、庫内ハンドル5を所定の回動位置で確実に停止させることができ、無駄のない操作性で、扉Dの錠止を容易に解除することができる。またさらに、このハンドル装置1の場合、受座2を固定ベース2Bを介してねじにより固着する形式で、固定ベース2Bにねじ挿通穴22と水平断面略三角形の凹凸形状部23とを設け、受座2に水平方向に長いねじ挿通穴20と水平断面略三角形の凹凸形状部とを設けることにより、固定ベース2Bの凹凸形状部23と受座2の凹凸形状部とを適宜の位置で噛合させ、固定ベース2Bのねじ挿通穴22に受座2の長いねじ挿通穴20を合せてねじを締め込むことで、固定ベース2Bに受座2を水平方向の位置を調整し、位置決めして固定することができる。これにより、受座2を庫体Fの適正な位置に固着することができる。
本発明の一実施の形態における扉用ロックハンドル装置の底面断面図 同ハンドル装置の特に受け座の分解斜視図 同ハンドル装置の特にラッチ機構、庫内非常時解錠装置、及び庫外操作ハンドルの一部分解斜視図
符号の説明
1 扉用ロックハンドル装置
F 庫体
2 受座
2B 固定ベース
20 ねじ挿通穴
22 ねじ挿通穴
23 凹凸形状部
D 扉
3 ラッチ機構
31 固定ベース
311 固定部
312 ねじ挿通穴
313 取付部
314 ガイド
315 ストッパ
316 作動連結部
317 段差部(ストッパ)
318 穴
32 ラッチ部材
321 係止部
322 摺動部
323 係合部(係合ピン)
33 ばね部材(圧縮コイルスプリング)
34 解除部材(解除レバー)
35 押棒
351 被押圧部材
352 ばね
4 庫外操作ハンドル(庫外ハンドル)
41 解除レバー
42 グリップ
43 軸
44 ロック穴
5 庫内非常時解錠装置(庫内ハンドル)
51 押操作面
52 ストッパ
53 軸
6 貫通穴
60 塩ビチューブ(管体)
61 パッキン
7 取付ベース
71 固定部
72 ねじ挿通穴
73 穴
74 取付部
75 開口
76 穴
77 ねじ穴
78 ロック穴
8 錠前ユニット
81 ロータ
82 ロータカム
9 カバー
91 開口
92 穴
93 ねじ挿通穴
S ねじ
94 ロック穴

Claims (8)

  1. 庫体に固着される受座と、扉に固着され、前記受座に係合して前記庫体と前記扉とを錠止するラッチ機構と、前記扉の正面側に回動可能に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫外操作ハンドルと、前記扉の背面に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫内非常時解錠装置とを備え、庫外及び庫内で前記扉の錠止を解除するようにした扉用ロックハンドル装置において、
    前記ラッチ機構は、
    前記扉に固着される固定ベースと、前記固定ベースに摺動可能に配設され、前記受座に係脱可能なラッチ部材と、前記固定ベースに配設され、前記ラッチ部材を前記受座に係合可能な位置に押圧付勢するばね部材と、前記固定ベースに回動可能に軸支され、前記庫外操作ハンドル又は前記庫内非常時解錠装置により前記ラッチ部材の前記ばね手段による付勢方向とは反対方向に回動されて、前記ラッチ部材に係合し前記ラッチ部材を前記受座に係合する位置から解除する位置へ移動案内する解除部材と、前記扉の正面側と背面側との間に前記解除部材の回動端側を押圧可能に挿通され、前記庫外操作ハンドルにより押進駆動されて、前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動する押棒とを具備し、前記固定ベースを介して前記扉の背面側に固定され、
    前記庫外操作ハンドルはレバー式のハンドルからなり、前記扉の正面側に取付ベースを介して前記扉の正面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の正面側に対して引く方向の回動操作により前記押棒を前記解除部材に向けて押進可能に取り付けられ、
    前記庫内非常時解錠装置はレバー式のハンドルからなり、前記扉の背面側に前記固定ベースを介して前記扉の背面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の背面に向けて押す方向の回動操作により前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動可能に取り付けられる、
    ことを特徴とする扉用ロックハンドル装置。
  2. 前記解除部材は前記庫内非常時解錠装置のハンドルに一体に形成される請求項1に記載の扉用ロックハンドル装置。
  3. 前記扉に前記押棒が挿通可能な貫通穴が形成され、前記貫通穴はプラスチック材からなる管体で被覆され、前記押棒の周囲に前記管体の内周面を摺動可能なパッキンが取り付けられる請求項1又は2に記載の扉用ロックハンドル装置。
  4. 前記取付ベースに前記庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える請求項1乃至3のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
  5. 前記取付ベースの表面にカバーが被着され、前記取付ベースと前記カバーが前記庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定される請求項1乃至4のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
  6. 前記カバーと前記取付ベースと前記庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備える請求項5に記載の扉用ロックハンドル装置。
  7. 前記庫内非常時解錠装置のハンドルに前記ラッチ部材を前記受座から解除する位置で当該ハンドルの回転を規制するストッパを備える請求項1乃至6のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
  8. 前記受座は前記庫体に固定ベースを介してねじにより固着される形式で、前記固定ベースは前記受座との対接面にねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座は前記固定ベースとの対接面に前記固定ベースのねじ挿通穴に連通可能に水平方向に長いねじ挿通穴と前記固定ベースの凹凸形状部に噛合可能に水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座が前記固定ベース上で水平方向に位置を調整可能に構成される請求項1乃至7のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
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