JP2009197442A - 車両用開閉体のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とする動作が阻害され難い車両用開閉体のロック装置を提供する。
【解決手段】ロック装置1は、テールゲート9を施錠又は解錠するロック装置本体90と、ロック装置本体90に併設され、第2収納室91a及び開口91cが形成されたハウジング94と、第2収納室91a内に設けられた切替レバー揺動軸91cに軸穴61aが揺動可能に軸支され、当接部61bが揺動してロック装置本体90を操作することによりテールゲート9を解錠状態に切り替える手動切替レバー61と、開口91cから露出するように手動切替レバー61に一体に設けられ、使用者が保持して初期位置から最大揺動位置まで動かすことにより当接部61bを揺動させる手動操作部61cとを備える。手動操作部61cには、少なくとも手動操作部61cが初期位置にある状態において開口91cを覆うカバー部61eが一体に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用開閉体のロック装置に関する。
特許文献1に従来の車両用開閉体のロック装置が開示されている。このロック装置は、車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とするロック装置本体と、ロック装置本体に併設され、内部に収納室が形成されているともに収納室を外部に連通させる開口が形成されたハウジングと、収納室内に設けられた切替レバー揺動軸に自己の中央部が揺動可能に軸支され、自己の一端が揺動してロック装置本体を操作することにより開閉体を解錠状態に切り替える切替レバーと、開口から露出するように切替レバーに一体に設けられ、使用者が保持して初期位置から最大揺動位置まで動かすことにより一端を揺動させる手動操作部とを備えている。
切替レバーは、電力によって駆動力を生じる駆動手段に駆動されて揺動するものでもある。
このような構成である従来のロック装置では、使用者が手動操作部を動かして切替レバーを揺動させることにより、開閉体を解錠状態に切り替えることができる。また、このロック装置では、駆動手段が切替レバーを揺動させることにより、開閉体を解錠状態に切り替えることもできる。このため、このロック装置が車両に搭載されれば、テールゲート等の車両用開閉体を施錠状態としたり、自動又は手動により解錠状態に切り替えたりすることが可能となっている。
特開2005−68723号公報
ところで、上記従来のロック装置において、開口は、手動操作部が初期位置から最大揺動位置まで移動可能なように充分に大きくされている。このため、手動操作部が初期位置に有る場合には、開口のうち手動操作部が位置しない範囲において、収納室内とハウジングの外側とが連通した状態となっている。このため、このロック装置では、ゴミ等の異物がハウジングの外側から開口を介して収納室内に進入して、切替レバー等の動作を妨げる不具合が発生し得る。このような不具合が生じると、このロック装置は、車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とする動作を阻害されるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とする動作が阻害され難い車両用開閉体のロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とするロック装置本体と、
前記ロック装置本体に併設され、内部に収納室が形成されているとともに前記収納室を外部に連通させる開口が形成されたハウジングと、
前記収納室内に設けられた切替レバー揺動軸に自己の中央部が揺動可能に軸支され、自己の一端が揺動して前記ロック装置本体を操作することにより前記開閉体を解錠状態に切り替える切替レバーと、
前記開口から露出するように前記切替レバーに一体に設けられ、使用者が保持して初期位置から最大揺動位置まで動かすことにより前記一端を揺動させる手動操作部とを備える車両用開閉体のロック装置において、
前記手動操作部には、少なくとも前記手動操作部が前記初期位置にある状態において前記開口を覆うカバー部が一体に形成されていることを特徴とする。
本発明の車両用開閉体のロック装置では、手動操作部にカバー部が一体に形成されている。カバー部は、少なくとも手動操作部が初期位置にある状態において開口を覆うものである。このため、手動操作部が初期位置に有る場合、開口は手動操作部とカバー部とによって覆われるので、収納室内とハウジングの外側とが閉塞された状態となる。このため、このロック装置では、ゴミ等の異物がハウジングの外側から開口を介して収納室内に進入して、切替レバー等の動作を妨げる不具合が発生し難い。
したがって、本発明の車両用開閉体のロック装置は、車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とする動作を阻害され難い。
また、このロック装置では、カバー部が手動操作部に一体に形成されているので、部品点数も増加せず、組み付け作業が煩雑になることもない。
施錠状態には、車両用開閉体が完全に閉じてロックされた状態(フルラッチ状態)の他、車両用開閉体が完全に閉じてはいないが、ロックされた状態(ハーフラッチ状態)等が含まれる。解錠状態には、ロックが解除されているが、車両用開閉体が完全に閉じている状態の他、ロックが解除されて、車両用開閉体が有る程度開いている状態等が含まれる。
本発明のロック装置は、少なくとも手動により揺動する切替レバーを備えている。後述する通り、このロック装置は、手動又は自動により揺動する切替レバーを備えていてもよい。また、このロック装置は、手動により揺動する切替レバーと、自動により揺動する自動切替レバーとを備えていてもよい。
本発明のロック装置において、カバー部は、手動操作部を初期位置から最大揺動位置まで動かす際にも開口を覆う形状とされ得る。この場合、手動操作部が初期位置から移動しても、開口は手動操作部とカバー部とによって覆われるので、常に収納室内とハウジングの外側とが閉塞された状態となる。このため、このロック装置では、ゴミ等の異物がハウジングの外側から開口を介して収納室内に進入して、切替レバー等の動作を妨げる不具合が一層発生し難い。
カバー部は、本発明の作用効果を奏するものであれば、どのような形状のものでもかまわない。例えば、カバー部は、収納室側又はハウジングの外側で開口に沿うように延在する形状とされ得る。このような簡素な形状により、このロック装置は、本発明の作用効果を確実に奏することができる。
本発明のロック装置において、切替レバーは、電力によって駆動力を生じる駆動手段に駆動されて揺動するものであり得る。この場合、このロック装置は、手動又は自動により切替レバーを揺動させることができる。そして、このロック装置では、駆動手段に異物が付着すれば、駆動手段の動作の不具合が生じ易くなるので、本発明の作用効果を確実に享受することができる。
本発明のロック装置において、切替レバーとともに切替レバー揺動軸に自己の中央部が揺動可能に軸支され、電力によって駆動力を生じる駆動手段に駆動されて揺動し、自己の一端がロック装置本体を操作することにより開閉体を解錠状態に切り替える自動切替レバーを備え得る。この場合、このロック装置は、手動により揺動する切替レバーと、自動により揺動する自動切替レバーとを備えている。このロック装置は、使用者が手動操作部を動かして切替レバーを揺動させる際、駆動手段の抵抗を受けることが無くなっており、軽い操作感を使用者に与えることができる。そして、このロック装置では、自動切替レバーや駆動手段等の部品点数が増えているので、収納室内に異物が進入すれば、これらの動作の不具合が生じ易くなる。このため、このロック装置は、本発明の作用効果を確実に享受することができる。
上記の場合において、本発明のロック装置は、切替レバーと自動切替レバーとの間に設けられ、使用者の操作により切替レバーが揺動する場合以外は、切替レバーを自動切替レバーに拘束する拘束手段を備え得る。そして、拘束手段は、切替レバー及び自動切替レバーの一方に設けられた凹部と、切替レバー及び自動切替レバーの他方に一体に形成され、凹部に嵌り合う方向に突設されているとともに、凹部から離れる方向に弾性変形により変位可能な凸部とにより構成され得る。
この場合、このロック装置では、使用者が切替レバーを揺動させない場合、拘束手段の凸部が凹部に嵌り合うことにより、切替レバーを自動切替レバーに拘束してぶらつかないようにすることができる。また、このロック装置では、使用者が切替レバーを揺動させる場合、凹部から離れる方向に、凸部が弾性変形により変位して凹部から離反するので、切替レバーを単独で揺動させることができる。この際、切替レバーは、弾性変形により変位する凸部により自動切替レバーと離反するように、言い換えれば、開口に接近するように付勢される。このため、カバー部が収納室側で開口に沿うように延在する形状とされていれば、カバー部も開口側に付勢されることになり、カバー部と開口との間の隙間が大きくなり難い。このため、このロック装置は、収納室内とハウジングの外側とを確実に閉塞した状態とすることができ、外部から収納室への異物の進入を確実に防止できる。
本発明の車両用開閉体のロック装置において、ロック装置本体は、ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、取付部材に揺動可能に設けられ、進入口内においてストライカを係止することにより車両用開閉体を施錠状態とし、進入口内においてストライカの係止を解除することにより車両用開閉体を解錠状態とするフォークと、取付部材に揺動可能に設けられ、フォークの揺動を固定又は開放可能なポールとを有し、一端が揺動してポールに当接することによりフォークの揺動を開放させるものであり得る。
このような具体的構成である本発明のロック装置において、本発明の作用効果を確実に享受することができる。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。なお、図1に示すように、テールゲート9側を後側として前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。すなわち、テールゲート9の反対側である車両前方を前側と規定している。また、車両前方を向いた状態における左側(図1における紙面奥側)を左側と規定し、車両前方を向いた状態における右側(図1における紙面手前側)を右側と規定している。そして、図2、図3及び図5〜図12に示す前後方向、左右方向及び上下方向は、全て図1の各方向に対応している。
図1に示すように、実施例1の車両用開閉体のロック装置1(以下、単に「ロック装置1」と呼ぶ。)は、自動車に適用されるものである。ロック装置1は、車両用開閉体の具体的態様であるテールゲート9の下方の車内側に配設されている。そして、ロック装置1は、後述する通り、フォーク11がストライカ99を係止したり、係止を解除することにより、テールゲート9を閉じたまま保持する施錠状態又はテールゲート9を開くことができる解錠状態とするものである。以下、ロック装置1の各構成要素について詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、ロック装置1は、ロック装置本体90と、ハウジング94と、切替手段50とを備えている。
ロック装置本体90は、鋼板が折り曲げ加工されてなる取付部材93を有している。取付部材93には、上端側において左右方向に略水平に延在する一対の取付部93bと、下方に凹む第1収納室93aとが形成されている。取付部93bは、図1に示すように、テールゲート9の下側端面に締結固定されるためのものである。図2に示すように、第1収納室93aには、後述するフォーク11及びポール12が収納されている。また、第1収納室93aには、下端縁中央から上方に向けて深く溝状に切り欠かれた進入口98が形成されている。進入口98には、テールゲート9の開閉に伴ってロック装置1が移動する際、ストライカ99が相対的に進入するようになっている。
ハウジング94は、図1に示すように、第1ハウジング91と第2ハウジング92とを有して構成され、取付部材93の上面後端側に併設されている。
第1ハウジング91及び第2ハウジング92は、図2及び図3に示すように、熱可塑性樹脂の射出成形により略箱形状に形成されたものである。そして、車内側(前方)に位置する第1ハウジング91とテールゲート9側(後方)に位置する第2ハウジング92とを対面させた状態で組み付けることにより、内部に第2収納室91aが形成されるようになっている。第2収納室91aには、後述する切替手段50が収納されている。
第1ハウジング91の前面側における上下方向の中間には、第2収納室91aを外部に連通させる開口91cが形成されている。開口91cは、図2に示すように、後述する手動切替レバー61の手動操作部61cをハウジング94の外側に露出させるものである。手動操作部61cは後述の切替レバー揺動軸92c回りで左右方向に揺動するので、開口91cも左右方向に細長く、かつ切替レバー揺動軸92を中心とする円弧を描く長穴形状とされている。なお、開口91cは、図2、図5及び図6において、手動切替レバー61等よりも紙面手前側に位置するので、二点鎖線で表示している。
図2に示すように、第1収納室93a内には、フォーク11及びポール12が進入口98を左右から挟むように設けられている。
フォーク11は、進入口98の左側(図2に示すように、車両前方を向いた状態における左側。)に配設され、取付部材93の底部から第1収納室93a内に向けて立設された揺動軸14aに揺動可能に軸支されている。そして、フォーク11は、図示しないコイルバネにより、揺動軸14a回りで反時計方向に揺動するように付勢されている。なお、本実施例における「時計方向」及び「反時計方向」は、図2の断面図に対面した状態を基準としている。
フォーク11の進入口98側に位置する部位は、上側凸部11aと下側凸部11bとに分岐している。そして、上側凸部11aと下側凸部11bとの間に形成された凹部11cには、進入口98内に進入したストライカ99が収まるようになっている。図2に示す状態が、フォーク11が進入口98の底部でストライカ99を係止することによりテールゲート9が閉じたまま保持される施錠状態である。上側凸部11aのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ部12aと当接可能なラッチ面19aが形成されている。フォーク11の外周縁は、上側凸部11aの先端から時計方向に円弧状に形成されている。
ポール12は、進入口98の右側(図2に示すように、車両前方を向いた状態における右側。)に配設され、取付部材93の底部から第1収納室93a内に向けて立設された揺動軸14bに揺動可能に軸支されている。そして、ポール12は、図示しないコイルバネにより、揺動軸14b回りで時計方向に揺動するように付勢されている。
ポール12の進入口98側に位置する部位は、フォーク11の上側凸部11aに向けて突出するように形成され、その先端側がストッパ部12aとされている。ストッパ部12aは、フォーク11が進入口98の底部でストライカ99を係止した状態において、上側凸部11aのラッチ面19aに当接することにより、フォーク11を反時計方向に揺動させないように固定して、テールゲート9を施錠状態とするようになっている。
ポール12の揺動軸14bより上方に位置する部位は、ストッパ部12aと分岐しつつ、第1ハウジング91及び第2ハウジング92の下面に向けて突出するように形成され、その先端側が被当接部12bとされている。被当接部12bは、詳細は後述するが、自動切替レバー51の一端である当接部51b又は手動切替レバー61の一端である当接部61bが当接することにより、反時計方向に押されて変位するようになっている。
そして、図4に示すように、被当接部12bが反時計方向に変位すれば、ポール12は、コイルバネの付勢力に抗しつつ、揺動軸14b回りで反時計方向に揺動するようになっている。この際、ストッパ部12aがフォーク11のラッチ面19aから離反するので、ポール12がフォーク11を開放する。このため、フォーク11がコイルバネの付勢力により揺動軸14a回りで反時計方向に揺動して、ストライカ99を進入口98から離脱する方向に変位させる。その結果、フォーク11は、進入口98内においてストライカ99を係止しない状態に切り替わり、テールゲート9は解錠状態とされる。この際、テールゲート9は、完全に閉じた状態から少し開いた状態に変位する。
逆に、ストライカ99が進入口98内に進入する場合には、フォーク11及びポール12が上述の動作とは逆に動作する。そして、図2に示すように、ストライカ99が進入口98の底部まで進入すれば、フォーク11は元の状態まで揺動し、ストッパ部12aがラッチ面19aに当接するので、テールゲート9が施錠状態に戻る。こうして、ロック装置本体90は、テールゲート9を施錠状態又は解錠状態にすることが可能となっている。
切替手段50は、図2及び図3に示すように、第2収納室91aに収納されており、自動切替レバー51と、駆動手段80と、手動切替レバー61とを備えている。
自動切替レバー51は、熱可塑性樹脂の射出成形により、上方に扇型歯車82dが形成され、中央に軸穴51aが形成され、下方に当接部51bが形成された細長い板形状のものである。
軸穴51aは、第2ハウジング92の内側から第1ハウジング91に向けて凸設された切替レバー揺動軸92cに挿通されている。このため、自動切替レバー51は、切替レバー揺動軸92c回りで揺動可能となっている。当接部51bは、第1ハウジング91及び第2ハウジング92の下面側に形成された連通口91dよりも下方に突出し、被当接部12bの左側に延在している。
扇型歯車82dの上方、すなわち、第2収納室91aの上方右側には、小径ギヤ82c及びウォームホイール82bが配設されている。前側に位置する小径ギヤ82cと後側に位置するウォームホイール82bとは同軸であり、熱可塑性樹脂の射出形成や金属材料の切削加工等により一体成型されている。小径ギヤ82c及びウォームホイール82bは、図3に示すように、第2ハウジング92の内側から第1ハウジング91に向けて凸設されたボス部92bと、第1ハウジング91の内側においてボス部92bに対面する部位に凹設された凹部91bとに両端が挿入固定された回転軸95によって、回転可能に軸支されている。
図2及び図3に示すように、小径ギヤ82cは、扇型歯車82dと噛み合っている。一方、ウォームホイール82bは、下方に配設されたウォームギヤ82aと噛み合っている。ウォームギヤ82aは、第2収納室91aの上方左側に配設されたモータ81の回転軸に一体回転可能に固定されている。
ウォームホイール82bの後面側には、図3に示すように、ウォームホイール82bと同軸の円環状凹部92dが凹設され、その内部に、リターンスプリング83が配設されている。図2に示すように、リターンスプリング83の一端は、第2ハウジング92からウォームホイール82bの後面側に向けて凸設されたハウジング側係止部83aに係止されている。他方、リターンスプリング83の他端は、ウォームホイール82bの後面側から第2ハウジング92に向けて凸設されたウォームホイール側係止部83bに係止されている。このため、ウォームホイール82bは、リターンスプリング83により時計方向に回転するように付勢されている。
モータ81は、車両に搭載された図示しない制御部等に電気的に接続されている。そして、使用者が図1に示す開閉ハンドル9aを開操作してテールゲート9を開こうとする場合、車両に搭載された制御部等がそれを検知して、モータ81に電力を供給して回転させる。そうすると、ウォームギヤ82aを介して、ウォームホイール82bが反時計方向に回転し、小径ギヤ82cもウォームホイール82bと一体に反時計方向に回転する。その結果、図5に示すように、小径ギヤ82cと噛み合う扇型歯車82dを介して、自動切替レバー51が時計方向に揺動する。ここで、自動切替レバー51が図2に示す位置にあるときを「初期位置」と呼び、自動切替レバー51が図5に示す位置にあるときを「最大揺動位置」と呼ぶことにする。
その後、例えば、使用者が開閉ハンドル9aの開操作を終了したり、一定時間が経過したりするという復帰条件が成立したことを制御部等が検知すると、モータ81に電力が供給されなくなる。そして、リターンスプリング83の付勢力により、ウォームホイール82b及び小径ギヤ82cが時計方向に回転し、その結果として、扇型歯車82dを介して、自動切替レバー51が反時計方向に揺動して初期位置に復帰する。
扇型歯車82dと、小径ギヤ82cと、ウォームホイール82bと、ウォームギヤ82aとを有してギヤ機構82が構成されている。また、モータ81と、ギヤ機構82と、リターンスプリング83とを有して駆動手段80が構成されている。駆動手段80は、上述の通り、モータ81により、自動切替レバー51を初期位置から最大揺動位置まで揺動させるとともに、リターンスプリング83により、自動切替レバー51が最大揺動位置から初期位置まで復帰させる。
手動切替レバー61は、図2及び図3に示すように、熱可塑性樹脂の射出成形により形成された細長い板形状のものであり、第2収納室91a内において、自動切替レバー51の前側に平行に配設されている。手動切替レバー61は、上方に手動操作部61cが形成され、中央に軸穴61aが形成され、下方に当接部61bが形成されている。また、手動切替レバー61は、手動操作部61cの根元の左右両側に平板状に延在するカバー部61e、61fを有している。
軸穴61aは、切替レバー揺動軸92cに挿通されている。このため、手動切替レバー61は、自動切替レバー51と同軸である切替レバー揺動軸92c回りで揺動可能となっている。当接部61bは、当接部51bと同様に連通口91dよりも下方に突出し、被当接部12bの左側に延在している。
手動操作部61cは、図3に示すように、手動切替レバー61の上側前面から前方に向けて一体に凸設された柱状の突起である。手動操作部61cは、第1ハウジング91の開口91cを挿通して車内側に露出するように延在している。
手動切替レバー61は、図2及び図6に示すように、使用者が手動操作部61cを保持して左右方向に動かすことにより、切替レバー揺動軸92c回りで揺動するようになっている。ここで、手動切替レバー61及び手動操作部61cが図2に示す位置にあるときを「初期位置」と呼び、手動切替レバー61及び手動操作部61cが図5又は図6に示す位置にあるときを「最大揺動位置」と呼ぶこととする。
図2に示すように、手動切替レバー61及び手動操作部61cが初期位置にある場合、手動操作部61cは、開口91cの右側端部に位置している。ここで、カバー部61eは、手動切替レバー61の左側側面から左側に膨らむように一体成形されており、手動操作部61cの根元左側において、第2収納室91a側から開口91cに沿うように平板状に延在する形状とされている。このため、手動切替レバー61が初期位置にある場合、手動操作部61cとカバー部61eとが第2収納室91a側から開口91cを覆うようになっている。
他方、図5又は図6に示すように、手動切替レバー61及び手動操作部61cが最大揺動位置にある場合、手動操作部61cは開口91cの左側端部に位置している。ここで、カバー部61fは、手動切替レバー61の右側側面から右側に膨らむように一体成形されており、手動操作部61cの根元右側において、第2収納室91a側から開口91cに沿うように平板状に延在する形状とされている。このため、手動切替レバー61が最大揺動位置にある場合、手動操作部61cとカバー部61fとが第2収納室91a側から開口91cを覆うようになっている。
図2及び図3に示すように、手動切替レバー61において、手動操作部61cと軸穴61aとの中間部には、丸穴が貫設されてなる凹部61dが形成されている。
一方、図3及び図4に示すように、自動切替レバー51において、扇型歯車82dと軸穴51aとの中間部には、U字状溝51cが貫設されている。そして、U字状溝51cの内側には、扇型歯車82d側から軸穴51a側に向けて延在する片持ち梁部51eが形成されている。片持ち梁部51eの先端側の前面には、半球状の凸部51dが形成されている。U字状溝51c、片持ち梁部51e及び凸部51dは、熱可塑性樹脂を射出成形して自動切替レバー51を成形する際に、同時に一体成形されるものである。凸部51dは、片持ち梁部51eが弾性変形することにより、後方に変位可能となっている。
凸部51dは、自動切替レバー51及び手動切替レバー61が図2に示す初期位置にあり、前後方向で見て重なっているとき、上述の凹部61dと対面して、凹部61d内に嵌り込んでいる。この状態では、手動切替レバー61は、切替レバー揺動軸92c回りで揺動しないように拘束されている。この場合において、図5に示すように、自動切替レバー51が揺動すれば、手動切替レバー61も一体的に揺動するようになっている。
一方、使用者が手動操作部61cを操作して、手動切替レバー61を単独で切替レバー揺動軸92c回りで揺動させると、凸部51dは、凹部61dと対面しなくなり、凹部61dの縁部に当接する。そうすると、片持ち梁部51eが後方に弾性変形するので、凸部51dは、後方に変位して凹部61cから離脱する。その結果、図6に示すように、手動切替レバー61は、凹部61d及び凸部51dに拘束されなくなり、自動切替レバー51とは独立して切替レバー揺動軸92c回りで揺動することができる。この際、使用者は、モータ81、ギヤ機構82及びリターンスプリング83の抵抗力に抗する必要がなく、軽い力で手動切替レバー61を揺動させることができる。
凹部61dと、片持ち梁部51eと、凸部51dとを有して拘束手段70が構成されている。拘束手段70は、上述の通り、自動切替レバー51と手動切替レバー61との間に設けられ、手動により手動切替レバー61が揺動する場合以外は、切替動作が起こらないように手動切替レバー61を拘束するようになっている。
このような構成である実施例1のロック装置1では、図1及び図2に示す初期状態において、使用者が開閉ハンドル9aを開操作してテールゲート9を開こうとする場合、車両に搭載された制御部等がそれを検知して、上述の通り、モータ81等を動作させる。そうすると、図5に示すように、自動切替レバー51がモータ81等に駆動されて揺動し、自動切替レバー51の一端である当接部51bがポール12の被当接部12bに当接して、ポール12を揺動軸14b回りで反時計方向に揺動させる。その結果、ポール12がフォーク11を固定しなくなり、フォーク11が揺動軸14a回りで反時計方向に揺動して、ストライカ99を進入口98から離脱する方向に変位させる。こうして、このロック装置1は、自動によりテールゲート9を解錠状態とする。この際、手動切替レバー61は、拘束手段70により拘束されて、自動切替レバー51と一体的に揺動するので、自動切替レバー51の切替動作を妨げない。
一方、このロック装置1では、バッテリーあがり等によりモータ81等が作動不能となった場合や、使用者がテールゲート9を車両の内側から開こうとする場合、すなわち、駆動手段80の不作動時に、使用者が手動切替レバー61の手動操作部61cを保持して初期位置から最大位置まで動かす。そうすると、図6に示すように、自動切替レバー51は、初期状態のまま変位しないので、手動切替レバー61が自動切替レバー51とは独立して手動により揺動する。この際、拘束手段70は、凸部51dが後方に変位して凹部61dから離脱するので、手動切替レバー61の切替レバー揺動軸92c回りでの揺動を拘束しない。そして、手動切替レバー61の一端である当接部61bがポール12の被当接部12bに当接して、ポール12を揺動軸14b回りで反時計方向に揺動させる。その結果、上述の自動切替動作の場合と同様にして、フォーク11がストライカ99を進入口98から離脱する方向に変位させる。こうして、このロック装置1は、手動によりテールゲート9を解錠状態とする。
ここで、実施例1のロック装置1では、手動操作部61cの根元側にカバー部61eが一体に形成されている。このため、図2に示すように、手動切替レバー61が初期位置にある場合、手動操作部61cとカバー部61eとが開口91cを覆っているので、第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。このため、このロック装置1では、ゴミ等の異物が第1ハウジング91の外側から開口91cを介して第2収納室91a内に進入して、切替レバー等の動作を妨げる不具合が発生し難い。
したがって、実施例1のロック装置1は、テールゲート9を施錠状態又は解錠状態とする動作を阻害され難い。
また、このロック装置1において、手動操作部61cの根元側にカバー部61fが一体に形成されている。そして、カバー部61fは、手動操作部61cを初期位置から最大揺動位置まで動かす際にも開口91cを覆う形状とされている。このため、図5又は図6に示すように、手動操作部61cが初期位置から最大揺動位置まで動いても、常に第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。このため、このロック装置1では、ゴミ等の異物が第1ハウジング91の外側から開口91cを介して第2収納室91a内に進入して、自動切替レバー51、手動切替レバー61及び駆動手段80等の動作を妨げる不具合が一層発生し難い。
さらに、このロック装置1では、カバー部61e、61fが手動操作部61cに一体に形成されているので、部品点数も増加せず、組み付け作業が煩雑になることもない。
また、このロック装置1では、図2又は図5に示すように、手動切替レバー61と自動切替レバー51が重なっている場合、手動切替レバー61は、後方に撓もうとしても自動切替レバー51に支えられるので撓み難い。このため、カバー部61e、61fと開口91cとの間の隙間が大きくなり難い。また、図6に示すように、手動切替レバー61を単独で揺動させる場合も、図3等に示す片持ち梁部51eが後方に弾性変形した状態となり、凸部51dが手動切替レバー61の後面に当接する。このため、カバー部61e、61fは、片持ち梁部51e及び凸部51dにより、開口91c側に付勢されるので、カバー部61e、61fと開口91cとの間の隙間が大きくなり難い。このため、このロック装置1は、第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とを確実に閉塞した状態とすることができ、外部から第2収納室91aへの異物の進入を確実に防止できる。
さらに、このロック装置1では、カバー部61e、61fを開口91c側に付勢することに利用している拘束手段70を自動切替レバー51を射出成形する際に容易に一体成形することができるので、製造コストの上昇を抑制することが可能となっている。
図7〜図9に示すように、実施例2のロック装置は、実施例1のロック装置1における開口91c及び手動切替レバー61の代わりに、開口291c及び手動切替レバー261を採用している。その他の構成は、実施例1のロック装置1と同様であるので、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。なお、図8及び図9は、開口291cと手動切替レバー261とを抜き出して図示している。また、開口291cはカバー部261eに対して紙面奥側に位置するので、破線で表示している。
図8及び図9に示すように、実施例2において、手動切替レバー261は、左右側面が膨らんでおらず、実施例1のようなカバー部61e、61fが形成されていない細長形状とされている。その代わりに、手動切替レバー261には、手動操作部61cの途中からフランジ状に上下左右方向に延在するカバー部261eを有している。カバー部261eは、第1ハウジング91の外側から開口291cを沿う形状とされており、開口291cに合わせて左右に細長い扇形形状となっている。
図8は、手動切替レバー61及び手動操作部61cが初期位置にあるときの手動切替レバー261と開口291cとの位置関係を示している。この場合、手動操作部61cとカバー部261eの左側部分とが第1ハウジング91の外側から開口91cを覆うようになっている。一方、図9は、手動切替レバー61及び手動操作部61cが最大揺動位置にあるときの手動切替レバー261と開口291cとの位置関係を示している。この場合、手動操作部61cとカバー部261eの右側部分とが第1ハウジング91の外側から開口91cを覆うようになっている。
実施例2では、カバー部261eが第1ハウジング91の外側に配設されることから、手動切替レバー261を第2収納室91a側から組み付けることができない。このため、実施例2では、実施例1の開口91cの代わりに開口291cを採用している。
開口291cは、開口91cより上下左右方向に拡大されているとともに、下側内壁面291dが第2収納室91a内に向けて下方に傾斜している。このため、開口291cに対して、手動切替レバー261の当接部61bを第1ハウジング91の外側上方から開口291cに差し込み、さらに、斜め下方に向けて挿通させることにより、手動切替レバー261を第2収納室91a内に組み付けることができる。この際、手動操作部61cは第1ハウジング91の外側に露出し、カバー部261eは第1ハウジング91の外側から開口91cに沿う状態となる。
このような構成である実施例2のロック装置では、図8に示すように、手動操作部61cが初期位置にある場合、手動操作部61cとカバー部261eの左側部分とが開口291cを覆っているので、第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。また、図9に示すように、手動操作部61cを初期位置から最大揺動位置まで動かす際にも、手動操作部61cとカバー部261eの右側部分とが開口291cを覆うので、常に第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。
したがって、実施例2のロック装置も、実施例1のロック装置1と同様に、テールゲート9を施錠状態又は解錠状態とする動作を阻害され難い。
図10〜図12に示すように、実施例3のロック装置は、実施例1のロック装置1における自動切替レバー51及び手動切替レバー61の代わりに、自動切替レバー51に手動切替レバー61を一体化させた形状を有する切替レバー351を採用している。その他の構成は、実施例1のロック装置1と同様であるので、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。なお、図11及び図12には、切替レバー351と開口91cとを抜き出して図示している。また、開口91cは切替レバー351に対して紙面手前側に位置するので、二点鎖線で表示している。
図10に示すように、自動切替レバー351は、自動切替レバー51に手動切替レバー61を一体化させたものである。このため、自動切替レバー351は、自動切替レバー51の厚みと手動切替レバー61の厚みとを足した厚みとされているとともに、前面側に手動操作部61cが凸設されている。さらに、自動切替レバー351の左右側面には、第2収納室91a側から開口91cに沿うように平板状に延在するカバー部361e、361fが一体に形成されている。図11及び図12に示すように、カバー部361e、361fを前後方向で見たときの形状は、実施例1のカバー部61e、61fと同一形状とされている。
図11は、切替レバー351及び手動操作部61cが初期位置にあるときの切替レバー351と開口91cとの位置関係を示している。この場合、手動操作部61cとカバー部361eとが第2収納室91a側から開口91cを覆うようになっている。一方、図12は、切替レバー351及び手動操作部61cが最大揺動位置にあるときの切替レバー351と開口91cとの位置関係を示している。この場合、手動操作部61cとカバー部361fとが第2収納室91a側から開口91cを覆うようになっている。
このような構成である実施例3のロック装置では、切替レバー351を駆動手段80により自動的に揺動させたり、使用者が手動操作部61cを操作して手動で揺動させたりすることにより、上述の通り、テールゲート9を施錠状態又は解錠状態とすることが可能となっている。
また、このロック装置では、図11に示すように、手動操作部61cが初期位置にある場合、手動操作部61cとカバー部361eとが開口91cを覆っているので、第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。また、図12に示すように、手動操作部61cを初期位置から最大揺動位置まで動かす際にも、手動操作部61cとカバー部361fとが開口91cを覆うので、常に第2収納室91a内と第1ハウジング91の外側とが閉塞された状態となっている。
したがって、実施例3のロック装置も、実施例1のロック装置1と同様に、テールゲート9を施錠状態又は解錠状態とする動作を阻害され難い。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1では、カバー部61e、61fを開口91c側に付勢するために、拘束手段70を利用しているが、弾性バネ等を採用する付勢手段を自動切替レバー61と、第2収納室91a又は自動切替レバー51との間に別途設けてもよい。
本発明は車両用開閉体のロック装置に利用可能である。
実施例1の車両用開閉体のロック装置の側面図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、図1のII−II断面を示す断面図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、自動切替レバーに設けられたU字状溝、片持ち梁部及び凸部を示す部分拡大斜視図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、駆動手段の作動時における自動切替レバー及び手動切替レバーの動作を示す説明図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、駆動手段の不作動時における手動切替レバーの動作を示す説明図である。 実施例2の車両用開閉体のロック装置に係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例2の車両用開閉体のロック装置に係り、開口と手動切替レバーとの位置関係を示す説明図である。 実施例2の車両用開閉体のロック装置に係り、開口と手動切替レバーとの位置関係を示す説明図である。 実施例3の車両用開閉体のロック装置に係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例3の車両用開閉体のロック装置に係り、開口と切替レバーとの位置関係を示す説明図である。 実施例3の車両用開閉体のロック装置に係り、開口と切替レバーとの位置関係を示す説明図である。
符号の説明
1…ロック装置
9…車両用開閉体(テールゲート)
11…フォーク
12…ポール
90…ロック装置本体
91a…収納室(第2収納室)
91c、291c…開口
92c…切替レバー揺動軸
94…ハウジング
51、61、261、351…切替レバー(51…自動切替レバー、61、261…手動切替レバー)
51a、61a…切替レバーの中央部(軸穴)
51b、61b…切替レバーの一端(当接部)
61c…手動操作部
61e、61f、261e、361e、361f…カバー部
80…駆動手段
93…取付部材
98…進入口
99…ストライカ

Claims (7)

  1. 車両用開閉体を施錠状態又は解錠状態とするロック装置本体と、
    前記ロック装置本体に併設され、内部に収納室が形成されているとともに前記収納室を外部に連通させる開口が形成されたハウジングと、
    前記収納室内に設けられた切替レバー揺動軸に自己の中央部が揺動可能に軸支され、自己の一端が揺動して前記ロック装置本体を操作することにより前記開閉体を解錠状態に切り替える切替レバーと、
    前記開口から露出するように前記切替レバーに一体に設けられ、使用者が保持して初期位置から最大揺動位置まで動かすことにより前記一端を揺動させる手動操作部とを備える車両用開閉体のロック装置において、
    前記手動操作部には、少なくとも前記手動操作部が前記初期位置にある状態において前記開口を覆うカバー部が一体に形成されていることを特徴とする車両用開閉体のロック装置。
  2. 前記カバー部は、前記手動操作部を初期位置から最大揺動位置まで動かす際にも前記開口を覆う形状とされている請求項1記載の車両用開閉体のロック装置。
  3. 前記カバー部は、前記収納室側又は前記ハウジングの外側で前記開口に沿うように延在する形状とされている請求項1又は2記載の車両用開閉体のロック装置。
  4. 前記切替レバーは、電力によって駆動力を生じる駆動手段に駆動されて揺動するものである請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用開閉体のロック装置。
  5. 前記切替レバーとともに前記切替レバー揺動軸に自己の中央部が揺動可能に軸支され、電力によって駆動力を生じる駆動手段に駆動されて揺動し、自己の一端が前記ロック装置本体を操作することにより前記開閉体を解錠状態に切り替える自動切替レバーを備えている請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用開閉体のロック装置。
  6. 前記切替レバーと前記自動切替レバーとの間に設けられ、使用者の操作により前記切替レバーが揺動する場合以外は、前記切替レバーを前記自動切替レバーに拘束する拘束手段を備え、
    前記拘束手段は、前記切替レバー及び前記自動切替レバーの一方に設けられた凹部と、
    前記切替レバー及び前記自動切替レバーの他方に一体に形成され、前記凹部に嵌り合う方向に突設されているとともに、前記凹部から離れる方向に弾性変形により変位可能な凸部とにより構成されている請求項5記載の車両用開閉体のロック装置。
  7. 前記ロック装置本体は、ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止することにより前記車両用開閉体を前記施錠状態とし、前記進入口内において前記ストライカの係止を解除することにより前記車両用開閉体を前記解錠状態とするフォークと、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールとを有し、
    前記一端が揺動して前記ポールに当接することにより前記フォークの揺動を開放させるものである請求項1乃至6のいずれか1項記載の車両用開閉体のロック装置。
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