JP2009196267A - ボトル型インク容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボトル型インク容器の耐膨潤性を維持しつつ、ボトル型インク容器の耐衝撃性を向上させる。
【解決手段】合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室3を有し、先端面に前記収容室3のインクを外部へインクを導出するパイプ状の導出ポート4が突出して形成され、前記導出ポート4の外周面に雄ねじ部5が形成された円筒状のシリンダにおいて、シリンダの外径をDa、導出ポート4の外径をDb、導出ポート4の先端面とキャップ8の裏面が接触した状態におけるシリンダの先端面とフランジ9の先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦G≦0.15Dbの関係が成立する。
【選択図】図2
【解決手段】合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室3を有し、先端面に前記収容室3のインクを外部へインクを導出するパイプ状の導出ポート4が突出して形成され、前記導出ポート4の外周面に雄ねじ部5が形成された円筒状のシリンダにおいて、シリンダの外径をDa、導出ポート4の外径をDb、導出ポート4の先端面とキャップ8の裏面が接触した状態におけるシリンダの先端面とフランジ9の先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦G≦0.15Dbの関係が成立する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷用のインクを収容するボトル型インク容器に関する。
ボトル型インク容器については種々の開発がなされており(特許文献1及び特許文献2参照)、従来の一般的なボトル型インク容器の構成等は、次のようになる。
即ち、従来の一般的なボトル型インク容器は、円筒状のシリンダをベースとして具備しており、このシリンダは、合成樹脂により構成されており、内側に、インクを収容するための収容室を有している。また、シリンダの先端面には、収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成されており、この導出ポートの外周面には、雄ねじ部が形成されている。
シリンダの収容室には、ピストンが軸方向へ液密的に摺動可能に設けられおり、このピストンは、合成樹脂により構成されている。また、ピストンは、導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するようになっている。
シリンダの導出ポートには、導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップが着脱可能に設けられおり、このキャップは、ボトル型インク容器の保管又は輸送(換言すれば、インクの保管又は輸送)の際に用いられものである。また、キャップは、合成樹脂により構成されてあって、周縁に、フランジを有している。更に、キャップは、裏面の中央に、ボスを有してあって、このボスには、導出ポートの雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成されている。そして、導出ポートの雄ねじ部とボスの雌ねじ部を螺合させつつ、キャップを締付けると、フランジの先端面がシリンダの先端面に接触するようになっている。
特開2002−86678号公報
特開2002−86679号公報
ところで、ボトル型インク容器の保管又は輸送の際に、ボトル型インク容器がキャップ側から落下すると、シリンダ又はキャップ等に破損が生じることがある。そのため、シリンダ又はキャップ等を構成する材料として硬度の低い合成樹脂を選定して、ボトル型インク容器の耐衝撃性を向上させる必要がある。一方、硬度の低い合成樹脂は樹脂密度も低く、シリンダ又はキャップ等を構成する材料として硬度の低い合成樹脂を選定すると、ボトル型インク容器の耐膨潤性(耐溶剤性)が低下して、インクに含まれる溶剤がボトル型インク容器に浸透して、ボトル型インク容器の膨潤変形を招くことになる。
つまり、従来の一般的なボトル型インク容器にあっては、耐膨潤性を維持しつつ、ボトル型インク容器の耐衝撃性を向上させることは極めて困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のボトル型インク容器を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、前述の問題を解決するために、種々の試験を繰り返した結果、シリンダの外径をDa、導出ポートの先端面とキャップの裏面が接触した状態におけるシリンダの先端面とフランジの先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦Gの関係が成立するか、或いは、シリンダの先端面とキャップのボスの間にリング状のスペーサが挟持されるように設けられ状態におけるシリンダの先端面とフランジの先端面との隙間をCとした場合に、0.023Da≦Cの関係が成立すると、ボトル型インク容器がキャップ側から落下しても、シリンダの先端面が沈んで、シリンダがダンパー作用を発揮するという(後述の実施例参照)、新規な知見を得ることができ、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、印刷用のインクを収容するボトル型インク容器において、
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向(前記シリンダの軸方向)へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記導出ポートの先端面と前記キャップの裏面が接触した状態における前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦Gの関係が成立するようになっていることを要旨とする。
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向(前記シリンダの軸方向)へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記導出ポートの先端面と前記キャップの裏面が接触した状態における前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦Gの関係が成立するようになっていることを要旨とする。
第1の特徴によると、0.023Da≦Gの関係が成立するようになっているため、新規な知見に考慮すると、前記ボトル型インク容器の保管又は輸送中に、前記ボトル型インク容器が前記キャップ側から落下しても、前記シリンダの先端面が沈んで、前記シリンダがダンパー作用を発揮することができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、前記導出ポートの外径をDbとした場合に、G≦0.15Dbの関係が成立するようになっていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、印刷用のインクを収容するボトル型インク容器において、
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、
前記シリンダの先端面と前記キャップの前記ボスの間に挟持されるように設けられ、前記導出ポートを囲むリング状のスペーサと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をCとした場合に、0.023Da≦Cの関係が成立するようになっていることを要旨とする。
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、
前記シリンダの先端面と前記キャップの前記ボスの間に挟持されるように設けられ、前記導出ポートを囲むリング状のスペーサと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をCとした場合に、0.023Da≦Cの関係が成立するようになっていることを要旨とする。
第3の特徴によると、0.023Da≦Cの関係が成立するようになっているため、新規な知見に考慮すると、前記ボトル型インク容器の保管又は輸送中に、前記ボトル型インク容器が前記キャップ側から落下しても、前記シリンダの先端面が沈んで、前記シリンダがダンパー作用を発揮することができる。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第3の特徴に加えて、前記導出ポートの外径をDbとした場合に、C≦0.15Dbの関係が成立するように構成されたことを要旨とする。
請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記ボトル型インク容器の保管又は輸送中に、前記ボトル型インク容器が前記キャップ側から落下しても、前記シリンダの先端面が沈んで、前記シリンダがダンパー作用を発揮するため、前記シリンダ又は前記キャップ等を構成する材料として硬度の低い合成樹脂を選定しなくても、前記ボトル型インク容器の耐衝撃性を向上させることができる。換言すれば、前記ボトル型インク容器の耐膨潤性を維持しつつ、前記ボトル型インク容器の耐衝撃性を向上させることができる。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
ここで、図1は、第1実施形態に係るボトル型インク容器の断面図、図2は、第1実施形態に係るボトル型インク容器の要部の拡大断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るボトル型インク容器1は、印刷用のインクSを収容するものであって、孔版印刷装置等の印刷装置(図示省略)にインクSを供給するために用いられる。そして、第1実施形態に係るボトル型インク容器1の具体的な構成は、次のようになる。
第1実施形態に係るボトル型インク容器1は、円筒状のシリンダ2をベースとして具備しており、このシリンダ2は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂により構成されており、内側に、インクSを収容するための収容室3を有している。また、シリンダ2の先端面には、収容室3のインクSを外部へ導出するパイプ状の導出ポート4が突出して形成されており、この導出ポート4の外周面には、雄ねじ部5が形成されている。なお、実施形態において、シリンダ2の外径は、86mm、シリンダ2の内径は、83mm、シリンダの高さ(底面から先端面までの長さ)は、184mmである。
シリンダ2の収容室3には、円形のピストン6が軸方向(シリンダ2の軸方向)へ液密的に摺動可能に設けられおり、このピストン6は、ポリエチレン(PE)等の合成樹脂により構成されている。また、ピストン6は、導出ポート4からのインクSの導出に伴って大気圧により前記導出ポート4側へ摺動するようになってあって、両側(導出ポート4側とその反対側)の周縁に、シリンダ2の収容室3の壁面のインクSを掻き取るテーパ状の掻き取り部7をそれぞれ有している。
シリンダ2の導出ポート4には、導出ポート4の開口部を塞ぐ円形のキャップ8が着脱可能に設けられおり、このキャップ8は、ボトル型インク容器1の保管又は輸送(換言すれば、インクSの保管又は輸送)の際に用いられものである。また、キャップ8は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂により構成されてあって、周縁に、フランジ9を有している。更に、キャップ8は、裏面の中央に、ボス10を有してあって、このボス10には、導出ポート4の雄ねじ部5に螺合可能な雌ねじ部11が形成されている。なお、キャップ8の外径は、86mmである。
図2に示すように、シリンダ2の外径をDa、導出ポート4の外径をDb、導出ポート4の先端面とキャップ8の裏面が接触した状態(換言すれば、キャップ8を締付けた状態)におけるシリンダ2の先端面とフランジ9の先端面との隙間をGとした場合に、ボトル型インク容器1は、0.023Da≦G≦0.15Dbの関係が成立するようになっている。具体的には、ボトル型インク容器1は、2.0mm≦G≦3.0mmの関係が成立するようになっている。
ここで、0.023Da≦Gの関係が成立するようにしたのは、Gが0.023Da以上であると、ボトル型インク容器1がキャップ8側から落下しても、シリンダ2の先端面が沈んで、シリンダ2がダンパー作用を発揮するという、前述の新規な知見に基づくものである。また、G≦0.15Dbの関係が成立するようにしたのは、Gが0.15Dbを超えると、前記ボトル型インク容器の保管又は輸送中に、ボトル型インク容器1がキャップ8側から落下した際に、導出ポート4の折れが生じることが懸念されるからである。
続いて、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
ボトル型インク容器1は0.023Da≦Gの関係が成立するようになっているため、新規な知見に考慮すると、ボトル型インク容器1の保管又は輸送中に、ボトル型インク容器1がキャップ8側から落下しても、シリンダ2の先端面が沈んで、シリンダ2がダンパー作用を発揮することができる。
従って、第1実施形態によれば、シリンダ2又はキャップ8等を構成する材料として硬度の低い合成樹脂を選定しなくても、ボトル型インク容器1の耐衝撃性を向上させることができる。換言すれば、ボトル型インク容器1の耐膨潤性を維持しつつ、ボトル型インク容器1の耐衝撃性を向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図3から図5を参照して説明する。
第2実施形態について図3から図5を参照して説明する。
ここで、図3は、第2実施形態に係るボトル型インク容器の断面図、図4は、第2実施形態に係るボトル型インク容器の要部の拡大断面図、図5は、第2実施形態に係るスペーサの拡大図である。
図3に示すように、第2実施形態に係るボトル型インク容器12は、第1実施形態に係るボトル型インク容器1と同様に、シリンダ2、ピストン6、キャップ8を具備しており、第1実施形態に係るボトル型インク容器1と一部異なる構成を有している。なお、第2実施形態に係るボトル型インク容器12における複数の構成要素のうち、第1実施形態に係るボトル型インク容器1における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
即ち、図4及び図5に示すように、シリンダ2の先端面とキャップ8のボス10の間には、導出ポート4を囲むリング状のスペーサ13が挟持されるように設けられており、このスペーサ13は、PP(ポリプロピレン)又はPE(ポリエチレン)等の合成樹脂により構成されている。そして、シリンダ2の外径をDa、導出ポート4の外径をDb、シリンダ2の先端面とフランジ9の先端面との隙間をCとした場合に、0.023Da≦C≦0.15Dbの関係が成立するようになっている。具体的には、ボトル型インク容器12は、2.0mm≦G≦3.0mmの関係が成立するようになっている。
ここで、0.023Da≦Cの関係が成立するようにしたのは、Cが0.023Da以上であると、ボトル型インク容器12がキャップ8側から落下しても、シリンダ2の先端面が沈んで、シリンダ2がダンパー作用を発揮するという、前述の新規な知見に基づくものである。また、C≦0.15Dbの関係が成立するようにしたのは、Cが0.15Dbを超えると、ボトル型インク容器12の保管又は輸送中に、ボトル型インク容器12がキャップ8側から落下した際に、導出ポート4の折れが生じることが懸念されるからである。
続いて、第2実施形態の作用及び効果について説明する。
ボトル型インク容器12は0.023Da≦Cの関係が成立するようになっているため、新規な知見に考慮すると、ボトル型インク容器12の保管又は輸送中に、ボトル型インク容器12がキャップ8側から落下しても、シリンダ2の先端面が沈んで、シリンダ2がダンパー作用を発揮することができる。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ボトル型インク容器12の耐膨潤性を維持しつつ、ボトル型インク容器12の耐衝撃性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
発明品1及び発明品2として第1実施形態に係るボトル型インク容器1の構成を適用したもの、発明品3及び発明品4として第2実施形態に係るボトル型インク容器12の構成を適用したもの、比較品1及び比較品2として第1比較例に係るインク容器の構成を適用したもの、比較品3及び比較品4として第2比較例に係るインク容器の構成を適用したものをそれぞれ試作した。なお、第1比較例に係るボトル型インク容器は、0.023Da≦G≦0.15Dbの関係が成立していない点を除き、第1実施形態に係るボトル型インク容器1と略同じ構成であって、第2比較例に係るボトル型インク容器は、0.023Da≦C≦0.15Dbの関係が成立していない点を除き、第2実施形態に係るボトル型インク容器12と略同じ構成である。
そして、発明品1〜発明品4、比較品1〜比較品4を5℃の恒温槽に24時間放置して、80cmの高さからキャップを下側にして垂直落下させることにより、発明品1〜発明品4、比較品1〜比較品4について落下試験(JIS Z 0202 レベルIに相当する落下試験)を行い、その試験結果をまとめると、後記の表1に示すようになる。
即ち、発明品1〜発明品4のように、0.023Da≦Gの関係が成立するか、或いは、0.023Da≦Cの関係が成立すると、キャップ側から落下しても、シリンダの先端面が沈んで、シリンダがダンパー作用を発揮して、シリンダ又はキャップに破損が生じないものである。
S インク
1 ボトル型インク容器
2 シリンダ
3 収容室
4 導出ポート
5 雄ねじ部
6 ピストン
7 掻き取り部
8 キャップ
9 フランジ
10 ボス
11 雌ねじ部
12 ボトル型インク容器
13 スペーサ
1 ボトル型インク容器
2 シリンダ
3 収容室
4 導出ポート
5 雄ねじ部
6 ピストン
7 掻き取り部
8 キャップ
9 フランジ
10 ボス
11 雌ねじ部
12 ボトル型インク容器
13 スペーサ
Claims (4)
- 印刷用のインクを収容するボトル型インク容器において、
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へインクを導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記導出ポートの先端面と前記キャップの裏面が接触した状態における前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をGとした場合に、0.023Da≦Gの関係が成立するようになっていることを特徴とするボトル型インク容器。 - 前記導出ポートの外径をDbとした場合に、G≦0.15Dbの関係が成立するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のボトル型インク容器。
- 印刷用のインクを収容するボトル型インク容器において、
合成樹脂により構成され、内側にインクを収容するための収容室を有し、先端面に前記収容室のインクを外部へ導出するパイプ状の導出ポートが突出して形成され、前記導出ポートの外周面に雄ねじ部が形成された円筒状のシリンダと、
前記シリンダの前記収容室に軸方向へ液密的に摺動可能に設けられ、合成樹脂により構成され、前記導出ポートからのインクの導出に伴って大気圧により前記導出ポート側へ摺動するピストンと、
前記シリンダの前記導出ポートに着脱可能に設けられ、保管又は輸送の際に用いられ、合成樹脂により構成され、周縁にフランジを有し、裏面の中央にボスを有し、このボスに前記導出ポートの前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、前記導出ポートの開口部を塞ぐ円形のキャップと、
前記シリンダの先端面と前記キャップの前記ボスの間に挟持されるように設けられ、前記導出ポートを囲むリング状のスペーサと、を具備し、
前記シリンダの外径をDa、前記シリンダの先端面と前記フランジの先端面との隙間をCとした場合に、0.023Da≦Cの関係が成立するようになっていることを特徴とするボトル型インク容器。 - 前記導出ポートの外径をDbとした場合に、C≦0.15Dbの関係が成立するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のボトル型インク容器。
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