JP2009196034A - ランダムミシン加工機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 走行する連続フォームにおける走行を検出し走行信号を出力する走行検出手段と、走行する連続フォームにおけるタイミングマークを検出してマーク信号を出力するタイミングマークセンサと、バーコードをマーク信号と走行信号に同期して読取りミシンパターン情報を出力するバーコードリーダと、ミシンパターン情報に基づいて制御演算を行いミシン加工のための操作信号をマーク信号と走行信号に同期して生成する制御手段と、横ミシン操作信号を入力して横ミシン加工を行なう横ミシン加工手段と、縦ミシン操作信号を入力して縦ミシン加工を行なう縦ミシン加工手段とを具備するランダムミシン加工機。
【選択図】 図1
Description
そこで、非定型の印刷が行なわれている連続フォームに対して非定型のランダムミシン加工を行なう装置についての発明がある(特許文献2、特許文献3)。この発明によると、連続フォームに印刷されたマークをマークセンサが読取りマーク読取信号を出力する。そのマーク読取信号によってミシン加工部の差動駆動装置が駆動し、差動軸を回転する。これにより差動機構を解したミシン加工が行なわれる。すなわち、連続フォームにミシン加工の位置を示すマークを印刷しておくことによりミシン加工が行なわれ、そのマークが印刷されていないときにはミシン加工が行なわれない。そのことにより、ランダムミシン加工が行なわれる。
また、本発明の請求項2に係るランダムミシン加工機は、請求項1に係るランダムミシン加工機において、前記連続フォームの前記走行方向に対して直角方向に配置する2つの領域に独立したミシン加工を行なうための2つの前記横ミシン加工手段と2つの前記縦ミシン加工手段を具備し、前記制御手段はそれらのミシン加工手段を独立に制御するようにしたものである。
また、本発明の請求項2に係るランダムミシン加工機によれば、請求項1に係るランダムミシン加工機において、2つの前記横ミシン加工手段と2つの前記縦ミシン加工手段を具備し、それらにより前記連続フォームの前記走行方向に対して直角方向に配置する2つの領域に独立したミシン加工が行なわれる。そのミシン加工において、前記制御手段によりそれらのミシン加工手段が独立に制御される。したがって、走行方向に対して直角方向に配置する2つの独立した領域を有する、いわゆる2UP連続フォームに対してランダムミシン加工を行なうことができる。
図1に示すように、巻取体の連続フォーム100は給紙部1からOS側加工部2とGS側加工部3に給送され折部4においてジグザグ折されて折連続フォーム200を形成する。連続フォーム100には両サイドのマージン部分の送り孔の加工とともに、フォームの中身、制御用マーク、等の印刷が行なわれている。また、ここで説明する一例においては、連続フォーム100は走行方向に対して直角方向に配置する2つの独立した領域を有する、いわゆる2UP連続フォーム(2面付連続フォーム)である。
OS側加工部2は2UP連続フォームのOS側(オペレータがランダムミシン加工機において操作を行なう側)の領域に対してミシン加工を行なうランダムミシン加工機の部分である。OS側加工部2は制御手段8の制御下においてランダムミシン加工を行なう。
GS側加工部3は2UP連続フォームのGS側(ランダムミシン加工機において機械要素が設置されている側)の領域に対してミシン加工を行なうランダムミシン加工機の部分である。GS側加工部3は制御手段8の制御下においてランダムミシン加工を行なう。
折部4はランダムミシン加工を行なった連続フォーム100をジグザグ折して折連続フォーム200を得るランダムミシン加工機の部分である。ジグザグ折は折り用のミシン加工が行なわれた部分において行なわれる。
走行検出手段5は連続フォーム100における走行を検出し走行信号を出力するセンサである。たとえば、走行検出手段5は給紙部1におけるピントラクタの駆動軸に設けられたロータリーエンコーダとその演算装置から構成することができる。連続フォーム100の走行に比例してロータリーエンコーダの軸が回転する。ロータリーエンコーダは回転量に応じた数の矩形波信号出力し、演算装置はその矩形波信号を入力する。演算装置はその矩形波信号に基づいて連続フォーム100の走行速度、走行距離、等を演算する。演算により得られたそれらのデータ、すなわち走行信号は制御手段8によって入力される。
バーコードリーダー7はマーク信号と走行信号に同期してミシン指示バーコード102を読取りミシンパターン情報を出力するセンサである。バーコードリーダー7が出力するミシンパターン情報は制御手段8によって入力される。
制御手段8はミシンパターン情報に基づいて制御演算を行いミシン加工のための操作信号を、マーク信号と走行信号に同期した操作信号として生成する。制御手段8はPLC(programable logic controller)等のデータ処理装置のハードウェアとソフトウェアによって実現することができる。
横ミシン加工手段(GS)32はGS側加工部3に設けられ、連続フォーム100のGS側の領域に対して横ミシン加工を行なう装置である。横ミシン加工手段(GS)32は連続フォーム100における加工する領域が相違する点を除くと横ミシン加工手段(OS)22と同様であるから説明を省略する。
タイミングマーク101は連続フォーム100の各枚目の位置を示すマークである。連続フォーム100は切り離されていない(未切断の)複数の枚葉フォームによって構成される。タイミングマーク101は、図3に示す一例において、ページ番号で示す枚葉フォームの各枚目の境界線の近くのマージン(余白)部分に矩形のマークとして印刷されている。連続フォーム100は2UP連続フォームであるが、図3と図4を比較参照すると判るように、両面で4ページを単位として一箇所だけタイミングマーク101の印刷が行なわれている。言い換えると、1つのタイミングマーク101は両面で4ページの枚葉フォームの位置を示している。図3と図4に示す一例では、4ページ目、8ページ目、12ページ目、16ページ目、等にマージン(余白)部分にタイミングマーク101の印刷が行なわれている。
図5に示す一例においては、ミシン指示バーコード102はミシンパターン情報だけでなくその他の情報を含んでいる。すなわち、ミシン指示バーコード102は、スタート文字、通数連番、現在枚目、総枚目、帳票種別、ミシンパターン、チェックディジット、エンド文字から構成される。
まず、図6のステップS1(連続フォーム給送)において、給紙部1は巻取体の連続フォーム100を巻き解いてミシン加工を行なうOS側加工部2、GS側加工部3に連続フォーム100を送給する。この送給は、通常は連続的に行われ、ステップS9(終了)においてランダムミシン加工を終了(機械停止)するまで継続する。
次に、ステップS2(走行検出)において、走行検出手段5は連続フォーム100の走行を検出して連続フォーム100の走行速度、走行距離、等の走行信号を出力する。制御手段8はその走行信号を入力する。この走行検出は、通常は連続的に行われ、ステップS9(終了)においてランダムミシン加工を終了(機械停止)するまで継続する。
次に、ステップS4(バーコード検出)において、バーコードリーダー7はマーク信号と走行信号に同期してミシン指示バーコード102を読取りミシンパターン情報を出力する。このマーク信号と走行信号に同期して読取る方法としては、たとえば、次の方法が適用される。バーコードリーダー7はバーコードの読取り動作を繰り返し行なうことができるが、読取領域にバーコードが存在しないときには読取エラーを出力する。一方、制御手段8はマーク信号と走行信号を入力しており、連続フォーム100に印刷されたミシン指示バーコード102が読取領域に到達しその領域に存在する期間を演算することができる。バーコードリーダー7は、その期間においてミシン指示バーコード102を読取ることによって得られたミシンパターン情報を出力する。
次に、ステップS6(制御演算)において、制御手段8はミシンパターン情報に基づいて制御演算を行いミシン加工のための操作信号をマーク信号と走行信号に同期した操作信号として生成する。ミシンパターン情報は、すでに説明したように、ミシン指示バーコード102において15桁目から16桁目の2桁が割当てられたミシンパターンの部分である。したがって、2桁の文字列であるミシンパターン情報に基づいて、制御手段8は、その記憶装置に登録されている実際のミシン加工の形態を読込む。すなわち、制御手段8は、連続フォーム100において縦ミシン加工を行なう位置、横ミシン加工を行なう位置を取得する。そして、制御手段8は、その位置の縦ミシン加工用に設けられた縦ミシンホイールを選択し、対応する電磁弁を操作しエアーシリンダーを動作させその選択した縦ミシンホイールを加工位置とする縦ミシン操作信号を所定のタイミングで出力する。また、制御手段8は、横ミシン加工の位置に横ミシン加工が正確に行なわれるように横ミシン操作信号を演算し、サーボモータのドライバーに対してその横ミシン操作信号を出力する。
次に、ステップS8(ジグザグ折)において、折部4はランダムミシン加工を行なった連続フォーム100をジグザグ折し折連続フォーム200を得る。なお、各枚葉フォームにおける境界のミシン目、すなわちジグザグ折のためのミシン加工は、上述のランダムミシン加工において行うことが可能である。また、ランダムミシン加工とは別工程としてそのジグザグ折のためのミシン加工を行なっておいてもよい。
次に、ステップS9(終了?)において、連続フォーム100におけるミシン加工すべき部分のすべてについてミシン加工が済んでいないときにはステップS1に戻って、前述した以降のステップを繰り返す。そのすべてのミシン加工が済んでいるか、オペレータの操作等による終了の割込入力、その他の停止信号入力、等があったときには一連のランダムミシン加工を終了とする。ステップS1〜S8の過程において、2UP連続フォームの場合には、連続フォーム100における左右(GS側とOS側)に配置する各1枚の枚葉フォームのミシン加工が終了する。したがって、ステップS1〜S8の過程は連続フォーム100において結合している各1枚の枚葉フォームの数だけ繰り返される。
図8はミシンパターン3を示す図である。このミシンパターン3においては、OS側の領域もGS側の領域も同様のランダムミシン加工が行われている。OS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン1と縦ミシン2の2箇所、横ミシン加工は横ミシン1、横ミシン2、横ミシン3の3箇所である。また、GS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン3と縦ミシン4の2箇所、横ミシン加工は横ミシン5、横ミシン6、横ミシン7の3箇所である。
図9はミシンパターン4を示す図である。このミシンパターン4においては、OS側の領域もGS側の領域も同様のランダムミシン加工が行われている。OS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン1の1箇所、横ミシン加工は横ミシン1、横ミシン2の2箇所である。また、GS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン3の1箇所、横ミシン加工は横ミシン5、横ミシン6の2箇所である。
図10はミシンパターン5を示す図である。このミシンパターン5においては、OS側の領域もGS側の領域も同様のランダムミシン加工が行われている。OS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン1の1箇所、横ミシン加工は横ミシン4の1箇所である。また、GS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン3の1箇所、横ミシン加工は横ミシン8の1箇所である。
図11はミシンパターン6を示す図である。このミシンパターン6においては、OS側の領域もGS側の領域も同様のランダムミシン加工が行われている。OS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン1の1箇所、横ミシン加工は0箇所である。また、GS側の領域において、縦ミシン加工は縦ミシン3の1箇所、横ミシン加工は0箇所である。
2 OS側加工部
3 GS側加工部
4 折部
100 巻取連続フォーム
200 折連続フォーム
5 走行検出手段
6 タイミングマークセンサ
7 バーコードリーダ
8 制御手段
21 縦ミシン加工手段(OS)
22 横ミシン加工手段(OS)
31 縦ミシン加工手段(GS)
32 横ミシン加工手段(GS)
101 タイミングマーク
102 ミシン指示バーコード
103 縦ミシントンボ
104 横ミシントンボ
Claims (2)
- 複数の枚葉フォームと,その枚葉フォームの各枚目の位置を示すタイミングマークと,枚葉フォームの各枚目のミシンパターン情報が含まれるバーコードが印刷された連続フォームに対して非定型のミシン加工を行なうランダムミシン加工機であって,
走行する前記連続フォームにおける走行を検出し走行信号を出力する走行検出手段と,
前記走行する連続フォームにおける前記タイミングマークを検出してマーク信号を出力するタイミングマークセンサと,
前記バーコードを前記マーク信号と前記走行信号に同期して読取りミシンパターン情報を出力するバーコードリーダと,
前記ミシンパターン情報に基づいて制御演算を行い前記ミシン加工のための操作信号を前記マーク信号と前記走行信号に同期して生成する制御手段と,
前記操作信号の1つである横ミシン操作信号を入力して前記連続フォームに対して横ミシン加工を行なう横ミシン加工手段と,
前記操作信号の1つである縦ミシン操作信号を入力して前記連続フォームに対して縦ミシン加工を行なう縦ミシン加工手段と,
を具備することを特徴とするランダムミシン加工機。 - 請求項1記載のランダムミシン加工機において,前記連続フォームの前記走行方向に対して直角方向に配置する2つの領域に独立したミシン加工を行なうための2つの前記横ミシン加工手段と2つの前記縦ミシン加工手段を具備し,前記制御手段はそれらのミシン加工手段を独立に制御することを特徴とするランダムミシン加工機。
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2008
- 2008-02-21 JP JP2008040173A patent/JP5186946B2/ja active Active
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