JP2009196027A - 金属箔打抜き装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】打ち抜いた金属箔を切刃間から容易に離型する。
【解決手段】基板12上には、打ち抜くべき金属箔パターンの形状に沿って切刃13が張り巡らされている。切刃13の内側には、柔軟な弾性体14として、例えばゴムスポンジ材が配設され、その高さは切刃13の高さよりも大きくされている。また、弾性体14の表面にシリコンなどの離型材がコーティングされている。
キャリアシート16に保持された金属箔17が、導体パターンとして切刃13により切断され、切断後にビク型11を金属箔17から相対的に離すと、弾性体14が復元して、切断した金属箔17は押し上げられ切刃13から分離される。更に、金属箔17は弾性体14の表面の離型剤により、弾性体14から容易に剥れることになる。
【選択図】図4
【解決手段】基板12上には、打ち抜くべき金属箔パターンの形状に沿って切刃13が張り巡らされている。切刃13の内側には、柔軟な弾性体14として、例えばゴムスポンジ材が配設され、その高さは切刃13の高さよりも大きくされている。また、弾性体14の表面にシリコンなどの離型材がコーティングされている。
キャリアシート16に保持された金属箔17が、導体パターンとして切刃13により切断され、切断後にビク型11を金属箔17から相対的に離すと、弾性体14が復元して、切断した金属箔17は押し上げられ切刃13から分離される。更に、金属箔17は弾性体14の表面の離型剤により、弾性体14から容易に剥れることになる。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば電気回路基板の導体に用いる金属箔を打ち抜く金属箔打抜き装置に関するものである。
従来から、電気回路基板の導体となる金属箔を所定形状に打ち抜くためには、合板に切刃を埋め込んだ所謂ビク型が用いられている。例えば、図6は特許文献1に示すビク型1の斜視図であり、複数枚の切刃2が所定形状に張り巡らされている状態を示している。
図7はこのビク型1に、キャリアシート4に保持された銅箔或いはアルミニウム箔などから成る金属箔3を押し当てて、金属箔3を切断した状態を示す断面図であるが、切断された金属箔3は切刃2の間で弯曲してしまうことが多い。
この弯曲を防ぐために、図8に示すように切刃2間に、シリコンゴム等の弾性体5を緩衝材として装着することが考えられる。
しかし、このようにしても切断後の金属箔3は切刃2間に落ち込むことが防止されるだけで、切刃2を動かして金属箔3から分離しようとした場合に、弾性体5に金属箔3が付着して、切刃2と共に移動してしまうという問題がある。
このような不具合の対策として、特許文献2においては、図9に示すように切刃2間にゴムチューブ6を埋め込み、このゴムチューブ6を切刃2よりも高くして、切断後に金属箔3を切刃2間から押し上げて離すようにしている。
図9に示すゴムチューブ6は、金属箔3を切断後に押し上げる機能を有してはいる。しかし、切刃2間の隙間が狭い場合にはゴムチューブ6を挿入できても、切刃2間の隙間が広い場合には適用できないので、広い面積を打ち抜く必要のある金属箔3に対しては適用できない。
また、挿入作業に要する時間が長くなったり、また導体形状が上記先行文献のようなものではなく、複雑で不規則な形状になると、更に作業が煩雑となり生産効率が低下する。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、広い面積の導体パターンの金属箔、或いは導体間の除去すべき金属箔を切断しても、金属箔を切刃から容易に離型し得る金属箔打抜き装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る金属箔打抜き装置は、基板上に切刃を打ち抜くべき金属箔の形状に沿って張り巡らし、前記切刃間の前記金属箔の打抜部に前記切刃よりも高さが大きい弾性体を配置したことを特徴とする。
本発明に係る金属箔打抜き装置によれば、切断後の金属箔を切刃から容易に離型することが可能となり、打抜き加工中又は離型中に回路となる部分の変形が起こらなくなり、製品歩留まりが格段に向上する。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例のビク型11の斜視図であり、ビク型11の合板等から成る基板12上には、打ち抜くべき金属箔パターンの形状に沿って切刃13が張り巡らされている。弾性体14の高さは、切刃13の高さよりも大きくされている。
図1は実施例のビク型11の斜視図であり、ビク型11の合板等から成る基板12上には、打ち抜くべき金属箔パターンの形状に沿って切刃13が張り巡らされている。弾性体14の高さは、切刃13の高さよりも大きくされている。
弾性体14としては発泡成形体が挙げられ、材質はゴム材料、樹脂材料であればよく、ゴム材料、樹脂材料に発泡剤を配合して発泡した材料を適宜、切刃13から成る金属箔の打抜き形状にほぼ相似するように成形加工すればよい。具体的には、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンなどが適用される。
更に、図2に示すように切刃13と弾性体14との間に、弾性体14よりも弾性が少ない弾性部材15を介在させることで、弾性体14の変形を切刃13に直接伝えることなく吸収し、切刃13から成る金属箔の打抜き形状の変形を抑制できるので好ましい。
弾性部材15は切刃13の高さとほぼ同等であればよい。例えば、ゴム材料、樹脂材料等が適用され、なかでも切刃13のパターンに相似するように成形加工し易い点でウレタンシートが好適である。
製作に当たっては、弾性体14、弾性部材15は別途成形したものを適用し、切刃13の内側に弾性部材15を所望の幅に設け、その内側に弾性体14を設ければよい。
更に、弾性体14にはシリコン等の離型剤を表面に塗布したり、発泡成形体である場合は液状の離型剤を含浸させてもよい。
図3はビク型11によって、キャリアシート16に保持された例えば厚さ120μmの金属箔17が、導体パターンとして、切刃13により切断された状態を示す断面図である。
弾性体14は切断される金属箔17によって、圧縮されて切刃13の内部に押し込まれ、金属箔17は切刃13により所定の形状に切断される。
続いて、ビク型11を金属箔17から相対的に離すと、図4に示すように切刃13内に圧縮された弾性体14が、元の形状に戻る際の膨張力を得ることができ、切断した金属箔17は押し上げられ切刃13から分離される。そして、弾性体14の表面の離型剤により、金属箔17は弾性体14から容易に剥れることになる。
また、液体離型剤を弾性体14中に含浸させておけば、液体離型剤は常時、弾性体14の表面に浸み出るので、使用を続けても離型性能が劣化することはない。
また、金属箔17を予め絶縁基板上に一様に張り付け、導体となるべき部分のみを接着溶接などにより固定しておき、この金属箔17に対し上述の切刃13を作用させれば、図5に示すように金属箔17を絶縁基板18上にそのまま載置することができ、導体間の除去すべき金属箔を弾性体14により容易に取り除くことができる。
11 ビク型
12 基板
13 切刃
14 弾性体
15 弾性部材
16 キャリアシート
17 金属箔
18 絶縁基板
12 基板
13 切刃
14 弾性体
15 弾性部材
16 キャリアシート
17 金属箔
18 絶縁基板
Claims (3)
- 基板上に切刃を打ち抜くべき金属箔の形状に沿って張り巡らし、前記切刃間の前記金属箔の打抜部に前記切刃よりも高さが大きい弾性体を配置したことを特徴とする金属箔打抜き装置。
- 前記切刃の内側に前記弾性体よりも弾性が少ない弾性部材を配置し、更に該弾性部材の内側に前記弾性体を配置したことを特徴とする請求項1に記載の金属箔打抜き装置。
- 前記弾性体は発泡成形体としたことを特徴とする請求項1に記載の金属箔打抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008039492A JP2009196027A (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | 金属箔打抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008039492A JP2009196027A (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | 金属箔打抜き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009196027A true JP2009196027A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41140137
Family Applications (1)
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JP2008039492A Pending JP2009196027A (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | 金属箔打抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009196027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024916A (ja) * | 2010-07-19 | 2012-02-09 | Yuukohsha Cito Trading Co Ltd | 押し上げ装置 |
CN109483647A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-19 | 内蒙古航天红岗机械有限公司 | 一种薄壁环形铝箔的成型方法及冲模装置 |
CN111319097A (zh) * | 2018-12-13 | 2020-06-23 | 住友化学株式会社 | 冲裁用具及冲裁方法 |
-
2008
- 2008-02-21 JP JP2008039492A patent/JP2009196027A/ja active Pending
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JP2012024916A (ja) * | 2010-07-19 | 2012-02-09 | Yuukohsha Cito Trading Co Ltd | 押し上げ装置 |
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JP2020097092A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-25 | 住友化学株式会社 | 打抜き用具、及び、打抜き方法 |
TWI802772B (zh) * | 2018-12-13 | 2023-05-21 | 日商住友化學股份有限公司 | 衝切用具及衝切方法 |
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