JP2009195258A - 医用画像管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】 グループ化された医用画像データを複数のデータ格納領域を有する記憶装置に記憶する際のデータ管理の効率化を図ること。
【解決手段】 CPU10は、モダリティからシリーズ等でグループ化された医用画像データを受信すると、その医用画像データのヘッダ情報を解析して、患者情報、検査情報及びシリーズ情報を抽出する。そして、この患者情報、検査情報及びシリーズ情報と、画像管理DB71とから、同一の患者が同一のモダリティで同じ検査部位の撮影を行った際に生成された過去の医用画像データを格納するために必要なデータ容量を算出する。次いで、算出したデータ容量以上の空き容量を有するパーティションを記憶装置80,90の中から判別し、その判別したパーティションに受信した一グループの医用画像データをまとめて記憶する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のデータ格納領域を有する記憶装置を用いて医用画像データの記憶管理を行う医用画像管理装置及びプログラムに関する。
医療の分野では、患者を撮影した医用画像のデジタル化が実現されており、CR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、乳房撮影装置、超音波/内視鏡診断装置等といった医用画像生成装置(以下、「モダリティ」という。)は、撮影して得られた医用画像の画像データ(以下、「医用画像データ」という。)を生成する。
この医用画像データは、デジタルデータであることからデータベース化が容易であり、医用画像管理装置により記憶管理されている。医用画像データの記憶管理を行う医用画像管理装置としては、PACS(Picture Archiving and Communication System:画像保管管理システム)が知られており、モダリティから送信される医用画像データは、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記憶される。
また、医用画像の撮影においては、同一の検査部位の断層画像が連続的に撮影されたり、同一の検査部位に対して複数のモダリティが使用されたり、造影剤の使用や撮影方法を変えて撮影が行われるため、一つの検査で多数の医用画像データが生成される。このような一つの検査の中で生成される同じ種類のモダリティで撮影された一連の医用画像データの単位をシリーズという。
検査やシリーズを一単位とした場合、その単位毎の複数の医用画像データをデータ送信する方法としては、モダリティから医用画像管理装置に単位毎にまとめて送信する方法が取られている。また、単位毎にグループ化された医用画像データを記憶する際に、当該医用画像データを保存するのために必要と想定されるデータ容量を、一日の検査数や撮影枚数を記録した動作ログ(履歴)に基づいて算出し、そのデータ容量の格納領域を確保する方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−356716号公報
ところで、医療用として扱われる画像データは、精細さが求められるため、そのデータ量は、汎用的なJPEG形式等の画像データよりも大きくなるため、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体が医用画像管理装置に複数設けられて、十分なデータ容量の格納領域が確保される。また、OS(Operating System)の制約やデータ記憶の効率化等から一つの記憶媒体であっても、当該記憶媒体の格納領域を論理的に分割して作成した複数のパーティションにデータ記憶する方法が一般的には利用されている。
このように、複数の記憶媒体やパーティションの作成により格納領域が複数ある場合、適宜、医用画像データを各格納領域に分配して記憶することとなる。しかし、医用画像データは、上述したように検査単位やシリーズ単位といった単位毎にグループ化されていることがあるため、このようにグループ化された医用画像データを異なる格納領域に分配して記憶することは、格納先の管理が煩雑になると共に、格納先を管理するアドレス等の管理情報が増大してしまう。
また、医療の現場では、医用画像を一枚ずつ参照するよりも一検査や一シリーズといった同一単位の医用画像をまとめて参照することが多い。しかし、複数の格納領域に同一単位の医用画像データが分けて記憶されている場合には、各格納領域にアクセスしなければならなく、処理が煩雑になると共に全画像データを読み出すまでの時間が長くなってしまった。
このため、同一単位としてグループ化された医用画像を同じ格納領域に格納するため、画像受信時に十分な空き領域を持った格納領域を指定する必要がある。しかし、一検査を複数のモダリティで行ったり、一シリーズの撮影の時間を空けて行ったりした場合のように、同一単位の医用画像データが医用画像管理装置にまとめて送信されるとは限らない。また、撮影される画像枚数は病院の方針等のユーザ側の運用に依存するため、一単位に含まれる全体の医用画像データのデータ量を医用画像管理装置側で把握することは困難である。
特許文献1の技術では、医療用画像記録機器、即ちモダリティ側での動作ログに基づいて単位毎の医用画像データを保存するのに要するデータ容量を算出することができるが、医用画像管理装置側では、様々なモダリティから医用画像データが送信されてくるため、そのデータ容量を算出するためには、各モダリティから動作ログを予め取得しておかなければならなく、モダリティと医用画像管理装置との間での通信シーケンスが増加してしまった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、グループ化された医用画像データを複数のデータ格納領域を有する記憶装置に記憶する際のデータ管理の効率化を図ることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数のデータ格納領域を有する記憶装置を用いて医用画像データの記憶管理を行う医用画像管理装置において、
グループ情報を含む複数の医用画像データの受信を行う受信手段と、
前記受信手段により受信された医用画像データからグループ情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたグループ情報に対応する前記医用画像データの当該グループ単位での格納が可能なデータ格納領域を前記記憶装置の中から判別する判別手段と、
前記判別手段により判別されたデータ格納領域に前記受信手段により受信された前記複数の医用画像データを前記グループ単位で記憶する制御を行う記憶制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記抽出手段は、
前記グループ情報に対応する医用画像データのうち、前記受信手段において最初に受信した先頭の医用画像データからグループ情報を抽出し、
前記判別手段は、
前記抽出されたグループ情報に対応すると共に前記受信手段により受信される複数の医用画像データの全データ量を算出し、当該全データ量のデータが格納可能なデータ格納領域を前記記憶装置の中から判別するデータ量判別手段を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記判別手段は、
前記記憶装置に既に記憶された医用画像データの中で、前記抽出手段により抽出されたグループ情報と同一のグループ情報に対応する医用画像データの全データ量を算出して、前記抽出されたグループ情報に対応すると共に前記受信手段により受信される複数の医用画像データの全データ量とする全データ量算出手段を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記グループ情報は、前記複数の医用画像データを患者単位でグループ化する患者情報と、検査単位でグループ化する検査情報と、シリーズ単位でグループ化するシリーズ情報との少なくとも何れか一つを含むことを特徴としている。
請求項5に記載のプログラムは、コンピュータを、
グループ情報を含む複数の医用画像データの受信を行う受信手段、
前記受信手段により受信された医用画像データからグループ情報を抽出する抽出手段、
前記抽出手段により抽出されたグループ情報に対応する前記医用画像データが格納可能なデータ格納領域を複数のデータ格納領域を有する記憶装置の中から判別する判別手段、
前記判別手段により判別されたデータ格納領域に前記受信手段により受信された前記複数の医用画像データを前記グループ単位で記憶する制御を行う記憶制御手段、
として機能させることを特徴としている。
請求項1及び5に記載の発明によれば、受信した医用画像データから抽出したグループ情報に対応する医用画像データの格納が可能なデータ格納領域を判別して、そのデータ格納領域にグループ単位で医用画像データを記憶するため、複数のデータ格納領域にアクセスすることなく、一つのデータ格納領域にアクセスだけで医用画像データをグループ単位で参照することができる。これにより、グループ化された医用画像データの格納先の管理が容易になると共に記憶装置へのアクセス時間を短くすることができる。従って、グループ化された医用画像データを複数のデータ格納領域を有する記憶装置に記憶する際のデータ管理の効率化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、始めに受信した先頭の医用画像データから抽出したグループ情報に対応する複数の医用画像データの全データ量を算出し、当該全データ量のデータが格納可能なデータ格納領域を記憶装置の中から判別するため、グループ単位の複数の医用画像データの一枚目を受信した段階でデータの格納先を決定できる。従って、記憶装置へのデータ記憶の処理効率の向上を図ることができる。
請求項3に記載に発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、記憶装置に既に記憶された医用画像データの中で、抽出手段が抽出したグループ情報と同一のグループ情報に対応する医用画像データの全データ量を算出して、受信手段が受信するグループ単位の医用画像データの全データ量とするため、モダリティ等の外部機器との通信を行うことなく、医用画像管理装置側で全データ量を算出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、グループ情報は、患者情報、検査情報及びシリーズ情報の何れか一つを含むため、患者や検査、シリーズといった単位でグループ化された医用画像データの医用画像データを複数のデータ格納領域を有する記憶装置に記憶する際のデータ管理の効率化を図ることができる。
以下、本発明の医用画像管理装置を図1のPACS1に適用した場合の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
〔放射線科システムの概要〕
先ず、PACS1を有する放射線科システムSの概要について図1を用いて説明する。図1は、放射線科システムSのシステム構成の一例を示すブロック図である。図1によれば、放射線科システムSは、PACS1と、第1NAS(Network Attached Storage)2と、第2NAS3と、RIS4と、ビューア5と、イメージャ6と、モダリティM(M1,M2)とが通信ネットワークN2に接続されて、それぞれがデータ通信可能に構成されている。また、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)4は、院内ネットワークN1を介してHIS(Hospital Information System:病院情報システム)7とデータ通信可能に構成されている。
HIS7は、CPU(Central Processing Unit)や記憶部、入力部、表示部、通信部等を有するコンピュータにより構成され、医療事務会計や診療予約、電子カルテの管理、検査及び薬剤等の各部門へのオーダリング等、病院内の情報を統括的に管理するオーダリングシステムである。
HIS7は、医師から放射線科システムSでの撮影依頼を受け付けて、その撮影依頼の内容を含むオーダー情報を生成する。そして、そのオーダー情報を院内ネットワークN1を介してRIS4に送信する。オーダー情報は、撮影を行う患者の氏名やID、性別等の患者情報と、医師がオーダーした検査を識別する検査ID、検査部位、撮影方向及び体位といった検査条件を示す検査情報とを含むデータである。
RIS4は、CPUや記憶部、入力部、表示部、通信部等を有してコンピュータにより構成され、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行い、放射線科システムS内の情報を統括的に管理するオーダリングシステムである。RIS4はHIS7から送信されたオーダー情報を受信し、そのオーダー情報に基づいて、撮影を行うモダリティを判別して、当該オーダー情報をモダリティMに送信する。
モダリティMは、CTやCR、MRI、乳房撮影装置、超音波診断装置等であり、撮影技師の操作に従って撮影して得られた画像のデータ信号をDICOM規格に則したデジタルデータに変換して医用画像データD1を生成する。モダリティMは、生成した医用画像データD1をPACS1に送信する。
例えば、CRは、被写体に放射線を照射して、その被写体を透過した放射線をプレート状の輝尽性蛍光体に吸収させる。そして、この輝尽性蛍光体を例えばレーザ光で走査しながら励起することにより、この輝尽性蛍光体が蓄積している放射線エネルギを発光させ、その発光を光電変換して得られた放射線画像のデータ信号をデジタル変換して被写体の画像データ、即ち医用画像データD1を生成する。
図2に、医用画像データD1のデータ構造の一例を示す。図2(a)によれば、医用画像データD1は、ヘッダ情報D3と実画像データD5とを有して構成される。実画像データD5は、モダリティMによって撮影された被写体の撮影画像の画像データであり、DICOM規格に準拠したデータ形式である。
ヘッダ情報D3は、図2(b)に示すように、AE(Application Entity)タイトルD31、患者情報D32、検査情報D33及びシリーズ情報D34を有して構成される。ヘッダ情報D3に含まれるデータは、HIS7及びRIS4から受信したオーダー情報に基づいて設定され、例えば、DICOM規格に則ったデータで記述される。尚、図2(b)に示すヘッダ情報D3は、本実施形態において主要なデータを模式化しものであり、他のデータの図示は省略している。
AEタイトルD31は、医用画像データD1の生成を行ったモダリティMを識別するためにDICOM規格により予め定められた識別データである。患者情報D32は、撮影を行う患者毎に複数の医用画像データD1をグループ化するデータであり、当該患者の氏名やID、生年月日、性別等が含まれる。検査情報D33は、医師がオーダリングした検査毎に複数の医用画像データD1をグループ化するデータであり、当該検査を識別するユニークな検査IDや検査日時、検査内容等が含まれる。シリーズ情報D34は、医師がオーダリングした一つの検査で撮影される複数の医用画像データD1をシリーズ毎にグループ化するデータであり、当該シリーズを識別するユニークなシリーズIDやモダリティMの種別、当該シリーズ内における各医用画像データD1の画像番号(シリーズ番号)等が含まれる。
患者情報D32、検査情報D33及びシリーズ情報D34は、モダリティMの撮影により複数生成される医用画像データD1をグループ化するグループ情報である。ここで、グループ情報とは、複数の医用画像データD1を検査やシリーズといった一つの単位としてまとめて扱うためのデータである。
例えば、ある患者に対して複数の検査が医師にオーダリングされたとすると、図2(a)に示すように、“01”、“02”、“03”といった検査IDを有する検査情報D33がモダリティMによってヘッダ情報D3内に設定される。また、各検査において異なるモダリティMで撮影を行う場合には、そのモダリティM毎に“01”、“02”、“03”といったシリーズIDが振られたシリーズ情報D34が設定される。
即ち、図2(c)に示す画像番号が“01”、“02”、“03”、“04”、・・・と設定された医用画像データD1は、シリーズIDが“01”のシリーズを一単位としてグループ化され、更に、検査IDが“01”の検査を一単位としてグループ化されることとなる。
ビューア5は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、医用画像データD1に基づいた医用画像を表示出力する表示端末装置である。読影医等が再生表示する医用画像データD1を指定すると、その医用画像データD1がPACS1から読み出されて再生表示される。
イメージャ6は、フィルムデジタイザ等により構成され、医用画像データD1に基づいた医用画像を記録媒体上に画像形成して出力する画像形成装置である。読影医等が画像形成する医用画像データD1を指定すると、その医用画像データD1がPACS1から読み出されて、熱感光フィルム等の記録媒体上に医用画像が画像形成されて出力される。
第1NAS2及び第2NAS3は、図3に示すような記憶装置80,90を有するファイルサーバ専用機であり、CPUやネットワークインターフェイス等を備えて構成される。第1NAS2及び第2NAS3は、通信ネットワークN2を介して接続されたPACS1やビューア5、イメージャ6等の外部機器からの要求に応じて、記憶装置80,90に記憶されたデータの送受信を行って、記憶装置80,90のデータの書き込み及び読み出しを行うファイル管理機能を実現する。
このファイル管理機能により、PACS1は、第1NAS2及び第2NAS3が有する記憶装置80,90に直接アクセスしたかのように、データの参照や書き込みを行うことができる。尚、NASに関する技術は、公知技術であるためその詳細な説明は省略する。
PACS1は、モダリティMから受信した医用画像データD1に含まれる実画像データD5を第1NAS2や第2NAS3が有する記憶装置80,90の複数のデータ格納領域に適宜振り分けて格納し、その格納先をデータベース化して管理する医用画像管理装置である。
具体的には、モダリティMから検査単位やシリーズ単位でグループ化された複数の医用画像データD1を受信すると、その医用画像データD1に含まれるヘッダ情報D3に基づいて、そのグループ化された複数の医用画像データD1の全データ量を算出する。そして、その全データ量以上の空き領域を有する記憶装置80,90のデータ格納領域を選択して、検査単位やシリーズ単位といったグループ単位でまとめて記憶する。これより、一グループに属する医用画像データD1を、複数のデータ格納領域に分けて記憶することなく、一つのデータ格納領域で管理することができるようになる。
〔PACSの機能構成〕
次に、PACS1の機能構成について図3及び4を参照して説明する。図3は、PACS1の機能構成の一例を示すブロック図である。図3によれば、PACS1は、CPU10と、入力部20と、表示部30と、通信部40と、ROM(Read Only Memory)50と、RAM(Random Access Memory)60と、記憶部70とを備えて構成される。
CPU10は、各機能部の動作の制御と、機能部間のデータ入出力の制御等を行うことでPACS1を統括的に管理・制御する制御部である。具体的には、入力部20から入力される操作信号に応じてROM50や記憶部70に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従った処理を実行する。そして、その処理結果に基づいて、表示部30の表示画面の更新や記憶部70へのデータの記憶、外部機器とのデータ通信等を行う。
入力部20は、カーソルキーやテンキー等の各種キー群や、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを備えて構成される。入力部20は、ユーザに押下されたキーに対応する操作信号や、ポインティングデバイスにより指定された画面上の座標位置に対応する操作信号をCPU10に出力する。
表示部30は、CRT(Cathode-ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU10の制御に基づいた表示画面の表示を行う。通信部40は、LANインターフェイス等により構成され、通信ネットワークN2を介して介して第1NAS2や第2NAS3、モダリティM等の外部機器との間でデータ通信を行う機能部である。
ROM50は、不揮発性の半導体メモリで構成され、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。RAM60は、書き換え可能な半導体素子で構成され、CPU10が実行する各種プログラムやこれらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する。
記憶部70は、磁気的、光学的な記憶媒体にデータの読み書きを行う機能部であり、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。図3によれば、記憶部70は、画像管理DB71を記憶している。
画像管理DB71は、モダリティMから受信した医用画像データD1に含まれる実画像データD5を第1NAS2及び第2NAS3の有する複数のデータ格納領域の何れに記憶しているかを管理するためのデータベースである。
図3に示すように、第1NAS2及び第2NAS3それぞれは、医用画像データD1を記憶する記憶装置80,90を備えて構成される。記憶装置80,90は、HDD等の記憶媒体によって構成され、データ格納領域としての複数のパーティションを有して構成される。
即ち、第1NAS2の記憶装置80は、第1パーティション81、第2パーティション82、第3パーティション83、・・・といった複数のデータ領域に分割され、第2NAS3の記憶装置90は、第1パーティション91、第2パーティション92、第3パーティション93、・・・といった複数のデータ領域に分割されている。これらのパーティションは、個々に識別可能なパーティションIDが予め割り振られている。
尚、記憶装置80,90のHDDを論理的な分割により作成したパーティションによって複数のデータ格納領域を有することとしたが、HDD等の記憶媒体を物理的に複数設けることで、複数のデータ格納領域を有することとしてもよい。
図4に、画像管理DB71のデータ構成の一例を示す。図4によれば、画像管理DB71は、患者情報72、検査情報73、シリーズ情報74、パーティションID75及び格納先アドレス76をリレーショナルに対応付けて記憶するデータベースである。CPU10は、受信した医用画像データD1を格納する記憶装置80,90のパーティションを決定すると、そのパーティションのパーティションIDを取得する。
また、その医用画像データD1に含まれるヘッダ情報D3の患者情報D32、検査情報D33及びシリーズ情報D34を抽出して、取得したパーティションIDと対応付けて画像管理DB71に記憶すると共に、格納先として決定したパーティションの医用画像データD1を記憶するアドレスを第1NAS2及び第2NAS3から取得して、格納先アドレス76として対応付けて記憶する。
読影医等のユーザは、医用画像データD1の表示出力や印刷出力を行う際には、対象となる患者のIDや氏名、検査IDや検査日時、シリーズIDや検査部位といった様々な情報をPACS1等から入力する。PACS1は、この入力された患者情報や検査情報、シリーズ情報に対応付けられたパーティションID75と格納先アドレス76を画像管理DB71から検索して読み出す。そして、そのパーティションID75で示されるパーティションの格納先アドレス76に、通信ネットワークN2を介してアクセスして医用画像データD1を読み出す。
〔PACSの具体的な動作〕
次に、PACS1の具体的な動作について図5及び6を参照して説明する。図5は、PACS1の具体的な動作を説明するためのフローチャートであり、図6は、PACS1のPACS1の動作例を示す図である。
先ず、CPU10は、検査やシリーズといった単位でグループ化された複数の医用画像データD1のうちの、一枚目の医用画像データD1をモダリティMから受信すると(ステップS1)、その医用画像データD1からヘッダ情報D3を分離する。例えば、過去に受信した医用画像データD1に含まれるシリーズIDとは異なるシリーズIDを含む医用画像データD1を受信した場合に、グループ化された複数の医用画像データD1のうちの1枚目(始め)の医用画像データD1を受信した判定する。
CPU10は、分離した抽出したヘッダ情報D3を解析して(ステップS3)、患者情報D32、検査情報D33及びシリーズ情報D34を抽出する(ステップS5)。そして、画像管理DB71を参照して(ステップS7)、既に記憶装置80,90に格納した医用画像データD1の履歴に基づいてグループ化された複数の医用画像データD1を格納するために必要なデータ容量を算出する(ステップS9)。
具体的に、CPU10は、抽出した患者情報D32、検査情報D33及びシリーズ情報D34に含まれる患者ID、モダリティMの種別、シリーズIDを取得する。そして、取得した患者IDを含む患者情報72を画像管理DB71から検索し、その患者情報72に対応付けられたシリーズ情報74のうち、抽出したモダリティMの種別及びシリーズIDを含むシリーズ情報74を選択する。
この選択したシリーズ情報74のシリーズ番号に基づいて過去に生成された一シリーズ内の医用画像データD1の枚数を計算することで、ステップS1において受信した医用画像データD1と同一の患者に対して過去に行った同じモダリティMで同一の検査部位を撮影した際の撮影枚数を取得する。そして、その撮影枚数と実画像データD5のデータ量とを乗算することで、シリーズ単位でグループ化された全データを記憶するために必要なデータ容量を算出する。
尚、実画像データD5の一枚ずつのデータ量は、モダリティM毎の各検査部位を撮影した際のデータサイズ(画像サイズ(行×列)×格納ビット数)を予めテーブル化して取得しておいたり、画像管理DB71に基づいて同一のモダリティM及び検査部位で撮影して得られた実画像データD5のデータ量のサンプルを第1NAS2及び第2NAS3から取得することとしてもよい。また、受信した医用画像データD1の患者が過去に同じ検査を行っていない場合には、他の患者が行った同一の検査に基づいてシリーズ単位の全データ量を算出することとしてもよい。
CPU10は、ステップS9において、グループ単位の医用画像データD1を記憶するための必要なデータ容量を算出すると、次に、第1NAS2及び第2NAS3にアクセスして、記憶装置80,90の各パーティションの空き容量を順次取得する(ステップS11)。そして、その取得した空き容量がステップS9において算出した必要容量以上であるか否かを判別し(ステップS13)、当該必要容量以上ではないと判別した場合は(ステップS13;No)、次のパーティションの空き容量を取得してステップS13の判別を行う。
また、ステップS13において、取得した空き容量がグループ単位の医用画像データD1を格納するための必要容量以上であると判別した際には(ステップS13;Yes)、その空き容量を有すパーティションをデータ格納先として選択して、モダリティMから受信した一グループの医用画像データD1から実画像データD5を分離して、当該実画像データD5第1NAS2又は第2NAS3に転送して当該パーティションにまとめて格納する(ステップS15)。
そして、格納した医用画像データD1のヘッダ情報D3と、格納したパーティションのパーティションIDと格納先アドレスとに基づいて画像管理DB71を更新して(ステップS17)、図5に示すフローチャートの処理を終了する。
この画像管理DB71は、記憶装置80,90に格納した医用画像データD1のグループ毎の管理情報(患者情報72、検査情報73、シリーズ情報74、パーティションID75及び格納先アドレス76)が記憶されるため、そのグループ内の医用画像データD1が複数のパーティションに分けられて記憶される場合よりも、その管理情報のデータ量が少なくなる。
例えば、図6に示すシリーズ単位の複数の医用画像データD11〜D17のうち、医用画像データD11を始めに受信したとする。CPU10は、この医用画像データD11のヘッダ情報D3と画像管理DB71に基づいて、その撮影の対象となった患者が過去に行った検査で同一の検査部位を撮影した際に生成された医用画像データD1(過去データ)を格納するために必要なデータ容量を算出する。
このとき、そのデータ容量を1GByteと算出した場合、CPU10は、1GByte以上の空き容量を有するパーティションを記憶装置80,90の中から探索する。図6においては、パーティションP1及びP2それぞれの空き容量が約200Byte、5GByteであるため、パーティションP2を一シリーズの複数の医用画像データD30を格納するデータ格納領域として選択して格納する。
以上、本実施形態によれば、グループ化された複数の医用画像データD1のうち、最初に受信した医用画像データD1が有するヘッダ情報D3に基づいて、そのグループ化された複数の医用画像データD1を格納するために必要なデータ容量を算出して、グループ単位の医用画像データD1を格納するパーティションを決定する。このため、一枚目の医用画像データD1を受信した時点で、グループ化された医用画像データD1の格納先の決定が可能である。これにより、2枚目以降に受信した医用画像データD1を逐次記憶装置80,90に転送して記憶することができ、医用画像データD1の記憶に係る処理時間を短くし、その処理能率の向上が図れる。
また、グループ単位の医用画像データD1を一つのパーティションにまとめて格納するため、格納先の管理が容易になる。また、シリーズや検査といった単位でグループ化された医用画像データD1の表示出力や印刷出力がユーザにより指定された際には、一つのパーティションにアクセスすれば良いため、複数のパーティションで分けて管理するよりも、そのアクセス時間が短くなる。
また、医用画像データD1のうちの実画像データD5を分離して、第1NAS2や第2NAS3に記憶するため、患者情報等の個人情報と、実画像データD5とを別々に一元管理することができる。このため、各NASに直接アクセスされたとしても、個人情報等の漏洩を防止できセキュリティの向上が図れる。
尚、上述した実施形態では、医用画像データD1をシリーズ単位でパーティションに格納する場合を一例にとって説明したが、検査単位や患者単位で複数の医用画像データD1を格納することとしてもよい。この場合、シリーズ、検査、患者といった順でグループ化される医用画像データD1の枚数が増えるため、グループ化された医用画像データD1の格納先の管理がより容易になる。
また、グループ化された医用画像データD1の格納先を決定する際に、グループ化の単位が大きな順にデータ容量を算出して、格納先を決定することとしてもよい。具体的には、患者単位でグループ化された医用画像データD1の格納可能なパーティションを判別し、そのパーティションがある場合はそのまま格納するが、患者単位での格納が容量不足によりできない場合は、検査単位でグループ化された医用画像データD1の格納可能なパーティションを判別する。
そして、その検査単位で格納可能なパーティションがある場合はそのまま格納するが、格納できない場合には、シリーズ単位でグループ化された医用画像データD1の格納可能なパーティションを判別する。このように、格納可能なパーティションの判別を、大きなグループから小さなグループへと順に落としていくことで、格納する医用画像データD1のグループ化の単位を大きくすることができるため、医用画像データD1の格納先の管理が容易になる。
また、通信ネットワークN2上に設けられた第1NAS2及び第2NAS3の記憶装置80,90に医用画像データD1の格納することとして説明したが、PACS1に直接接続した外付けの記憶装置や記憶部70に記憶することとしてもよく、そのシステム構成例は、適宜変更可能である。
放射線科システムのシステム構成の一例を示すブロック図。 医用画像データのデータ構成の一例を示す図。 PACSの機能構成の一例を示すブロック図。 画像管理データベースのデータ構成の一例を示す図。 PACSの具体的な動作を説明するためのフローチャート。 PACSの動作例を示す図。
符号の説明
1 PACS
2 第1NAS
3 第2NAS
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 通信部
50 ROM
60 RAM
70 記憶部
71 画像管理DB
72 患者情報
73 検査情報
74 シリーズ情報
75 パーティションID
76 格納先アドレス
80 記憶装置
81 パーティション
82 パーティション
D1 医用画像データ
D3 ヘッダ情報
D31 AEタイトル
D32 患者情報
D33 検査情報
D34 シリーズ情報
D5 実画像データ
M モダリティ

Claims (5)

  1. 複数のデータ格納領域を有する記憶装置を用いて医用画像データの記憶管理を行う医用画像管理装置において、
    グループ情報を含む複数の医用画像データの受信を行う受信手段と、
    前記受信手段により受信された医用画像データからグループ情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたグループ情報に対応する前記医用画像データの当該グループ単位での格納が可能なデータ格納領域を前記記憶装置の中から判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別されたデータ格納領域に前記受信手段により受信された前記複数の医用画像データを前記グループ単位で記憶する制御を行う記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像管理装置。
  2. 前記抽出手段は、
    前記グループ情報に対応する医用画像データのうち、前記受信手段において最初に受信した先頭の医用画像データからグループ情報を抽出し、
    前記判別手段は、
    前記抽出されたグループ情報に対応すると共に前記受信手段により受信される複数の医用画像データの全データ量を算出し、当該全データ量のデータが格納可能なデータ格納領域を前記記憶装置の中から判別するデータ量判別手段を有することを特徴とする請求項1に記載の医用画像管理装置。
  3. 前記判別手段は、
    前記記憶装置に既に記憶された医用画像データの中で、前記抽出手段により抽出されたグループ情報と同一のグループ情報に対応する医用画像データの全データ量を算出して、前記抽出されたグループ情報に対応すると共に前記受信手段により受信される複数の医用画像データの全データ量とする全データ量算出手段を有することを特徴とする請求項2に記載の医用画像管理装置。
  4. 前記グループ情報は、前記複数の医用画像データを患者単位でグループ化する患者情報と、検査単位でグループ化する検査情報と、シリーズ単位でグループ化するシリーズ情報との少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像管理装置。
  5. コンピュータを、
    グループ情報を含む複数の医用画像データの受信を行う受信手段、
    前記受信手段により受信された医用画像データからグループ情報を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段により抽出されたグループ情報に対応する前記医用画像データが格納可能なデータ格納領域を複数のデータ格納領域を有する記憶装置の中から判別する判別手段、
    前記判別手段により判別されたデータ格納領域に前記受信手段により受信された前記複数の医用画像データを前記グループ単位で記憶する制御を行う記憶制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014200558A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社東芝 医用画像表示装置及び医用画像提供システム

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