JP2009195084A - アクチュエーターおよび光学装置 - Google Patents

アクチュエーターおよび光学装置 Download PDF

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徹 大坪
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Abstract

【課題】要求される駆動体の変位量を確保しつつ小型化を図ることができるアクチュエーターおよび光学装置を提供すること。
【解決手段】リニア駆動部407を実現する面対向リニアアクチュエーターが、巻き線の中心方向に直交する平面内に直線上に配列された複数のコイル602aと、少なくとも一部がコイルの内周部にそれぞれ挿入されたヨーク603と、ヨーク603の一端側に対向して配置され、複数のコイル602aが通電状態にある場合に複数のコイル602aの配列方向に沿って変位するように磁化されたマグネット301と、を備えたことを特徴とするため、コイル602aへの通電によってマグネット301を直線移動することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、光量を調整するために光軸に交差する方向に移動する光学部材を駆動するアクチュエーターおよび当該アクチュエーターを備えた光学装置に関する。
従来、ヨークの周囲に巻回されたコイルに通電することによって、コイルの近傍に配置されたマグネットを、コイルの軸心方向に対して直交する軸心を中心として回動させるようにしたアクチュエーターがあった。このようなアクチュエーターは、たとえばレンズ装置に適用され、レンズ装置が備えた絞り羽根の駆動に用いられる。レンズ装置において、アクチュエーターはマグネットを絞り羽根に連結し、マグネットの回転にともなって絞り羽根を駆動する。
また、従来、光軸に対して平行に動くリニアモータと、このリニアモータの駆動方向を略光軸を中心として回動する回転運動に変換する駆動方向変換手段と、この駆動方向変換手段と連動して絞り径が変化する絞りユニットとを備えた絞り羽根駆動装置があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、従来、長円状の案内孔が形成されたアイリス羽根と、開放状態で案内孔が所定角度をもって重ね合わされた状態で、両案内孔に挿入された可動子を中心として、可動子の移動方向と略直交する方向の対向する位置で回転自在に固定し、互いに逆方向に回転するアイリス羽根の湾曲部により同心状の開口部の直径を連続的に変化させて光量調整をおこなうようにしたアイリス絞り装置があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
特開平5−88233号公報 特開平7−140518号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、近年のレンズの大口径化およびレンズ装置の小型化という要求にしたがって、地板に確保できるアクチュエーターを設置するための領域は小さくなってきていることに対応してアクチュエーターを設置するための領域にあわせてアクチュエーターの小型化を考慮しタレット絞り(一枚羽根の丸穴開口を有したもの)をシャッターに使用した場合に、アクチュエーターが駆動対象とする光学部材の駆動距離、すなわちアクチュエーターにおける駆動体の変位量およびタレット絞りを地板に設けられた口径から退避させるためのスペース(タレット絞り収納スペース)を確保することができないという問題があった。
また、上述した特許文献1、2を含む従来の技術では、いずれも、駆動力を発生させるとともに発生させた駆動力を絞り羽根に伝達するための機構が大型化する傾向にあり、これによって上記の羽根駆動装置やアイリス絞り装置あるいはこれらの装置を搭載したレンズ装置などが大型化してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、要求される駆動体の変位量およびタレット絞りを地板に設けられた口径から退避させるためのスペース(タレット絞り収納スペース)を確保しつつ小型化を図ることができるアクチュエーターおよび光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるアクチュエーターは、巻き線の中心方向に直交する平面内に直線上に配列された複数のコイルと、少なくとも一部が前記コイルの内周部にそれぞれ挿入されたヨークと、前記ヨークの一端側に対向して配置され、前記複数のコイルが通電状態にある場合に前記複数のコイルの配列方向に沿って変位するように磁化されたマグネットと、を備えたことを特徴とする。この発明によれば、コイルへの通電によってマグネットを直線移動することができる。
また、この発明にかかるアクチュエーターは、上記の発明において、前記コイルの内周側に挿入される略筒形状からなり、自身の内周側に挿入された前記ヨークを支持する支持部材を備え、前記ヨークが、前記マグネットとは反対側の端部において連結されており、連結部分を前記支持部材における前記マグネットとは反対側の端部に当接させることによって前記マグネットに対する位置が定められていることを特徴とする。この発明によれば、ヨークとマグネットとの距離の調整を容易におこなうことができる。
また、この発明にかかるアクチュエーターは、長手形状からなるマグネットと、前記マグネットの長手方向の両端部において前記マグネットにそれぞれ対向するとともにそれぞれ連結された一対の鉄心部を備えたヨークと、前記ヨークの両端部においてそれぞれ巻回されたコイルと、を備え、前記コイルが通電状態にある場合に前記長手方向に沿って前記マグネットを変位させることを特徴とする。この発明によれば、簡易な構成によってコイルへの通電によってマグネットを直線移動することができる。
また、この発明にかかる光学装置は、光軸方向に貫通する開口を形成する複数の羽根を備え、当該複数の羽根が前記光軸方向に交差する方向に変位することによって前記開口の開口径を調整する光学装置であって、前記複数の羽根を前記光軸方向に交差する方向に変位可能に支持する地板と、前記地板に設けられて、かつ前記開口の開口径が最大となる状態で前記光軸方向において前記開口に干渉しない位置に設けられた請求項1〜3のいずれか一つに記載のアクチュエーターと、を備え、前記アクチュエーターが備えたマグネットは前記複数の羽根に連結され、前記アクチュエーターが備えたコイルが通電状態にある場合に前記マグネットの変位にともなって前記複数の羽根を変位させることを特徴とする。この発明によれば、装置を大型化することなく複数の羽根の変位量を確保することができる。
また、この発明にかかる光学装置は、上記の発明において、前記マグネットが、前記複数の羽根に設けられた孔に嵌合し、前記マグネットの本体に一体成形された連結軸を備えたことを特徴とする。この発明によれば、マグネットおよび複数の羽根を連結する機構を簡易な構成によって実現するとともに、連結軸を容易かつ精度良く製造することができる。
また、この発明にかかる光学装置は、上記の発明において、前記連結軸が、前記コイルに対する前記ヨークの挿入方向に直交する方向に前記マグネットの本体から突出し、前記光軸方向に前記地板を貫通するように設けられ、前記複数の羽根は、前記地板を間にして前記アクチュエーターとは反対側において前記連結軸に連結されることを特徴とする。この発明によれば、簡易な構成によって、複数の羽根が変位する空間とマグネットが変位する空間とを仕切ることができる。
また、この発明にかかる光学装置は、上記の発明において、前記地板または前記アクチュエーターの少なくとも一方に設けられて、前記アクチュエーターが前記光軸に近接する方向への前記マグネットの移動を規制する規制部を備えたことを特徴とする。この発明によれば、簡易な構成によって、正規の位置からのマグネットの移動を防止することができる。
また、この発明にかかる光学装置は、上記の発明において、前記アクチュエーターが、前記開口の外縁部に沿って湾曲した形状からなることを特徴とする。この発明によれば、マグネットの変位量を確保しつつ、アクチュエーターを設置場所の形状に応じた形状とすることができる。
本発明にかかるアクチュエーターおよび光学装置によれば、コイルへの通電によってマグネットを直線移動することができるので、同等なマグネットの変位量を得られる従来のアクチュエーターと比較して小型化を図ることができるという効果を奏する。これによって、要求される駆動体の変位量を確保しつつ小型化を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるアクチュエーターおよび光学装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置について説明する。図1、図2、図3、図4および図5は、この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図である。図1においてはシャッタ装置を正面から見た状態を示し、図2においてはシャッタ装置を背面から見た状態を示している。図3においてはシャッタ装置を正面側から見た斜視状態を示し、図4においてはシャッタ装置を背面側から見た斜視状態を示している。図5においては図4に示した状態のシャッタ装置を背面から見た状態を示している。
図1、図2、図3および図4において、光学装置を実現するシャッタ装置100は、絞り羽根101、102、103と、絞り仕切板104と、シャッタ羽根401、402、403、404と、シャッタ羽根仕切板405と、地板105と、ロータ駆動部406と、リニア駆動部407と、を備えている。この実施の形態1においては、シャッタ羽根401、402、403、404によって複数の羽根が実現されている。地板105は、光軸方向に地板105を貫通する開口201を備えている。開口201は、シャッタ装置100における最大開口径以上の開口径で開口している。
また、地板105は、ロータ駆動軸501が挿入される長孔408と、連結軸としてのリニア駆動軸409が挿入される長孔410と、を備えている。長孔408は、ロータ駆動部406が備えるロータ駆動軸501の移動軌跡に沿った円弧形状からなる。さらに、地板105は、絞り羽根101、102、103を支持する絞り軸411、412と、シャッタ羽根401、402、403、404を支持するシャッタ軸413、414、415、416と、を備えている。
また、地板105は、リニア駆動部407におけるマグネット301が光軸に近接する方向へ移動することを規制する規制部としての壁部202を備えている。壁部202は、地板105から光軸方向に沿って突出する略平板形状からなり、地板105に一体成形されている。壁部202は連続した一部材に限るものではなく、たとえばマグネット301の光軸に近接する方向への移動を規制するように地板105から突出した複数の突起であってもよい。この場合、突起の数は特に限定されるものではない。
絞り羽根101、102、103は、光軸方向に地板105を貫通する絞り開口を形成する。絞り羽根101、103は、それぞれ、絞り軸411が挿入される孔417、418を備えており、絞り軸411を中心として絞り仕切板104の面に沿って回動可能に設けられている。絞り羽根102は、絞り軸412が挿入される孔419を備えており、絞り軸412を中心として絞り仕切板104の面に沿って回動可能に設けられている。
絞り羽根101、102、103は、それぞれが絞り仕切板104の面に沿って回動することによって、絞り開口を通過する光量が最大となる最大開口径から絞り開口を通過する光量が最小となる最小開口径までの範囲で、絞り開口の開口径を調整することが可能とされている。
絞り仕切板104は、光軸方向に絞り仕切板104を貫通する開口420を備えている。開口420は最大開口またはそれ以上の開口径で開口する。また、絞り仕切板104は、絞り羽根101、102、103が回動駆動する空間と、シャッタ羽根401、402、403、404が側回動駆動する空間とを仕切る。絞り羽根101は、NDフィルタ421を備えている。NDフィルタ421については公知の技術であるため説明は省略する。
絞り羽根101、102、103は、それぞれ、リニア駆動部407が備えるマグネット301のリニア駆動軸409が挿入される長孔422、423、424を備えている。絞り仕切板104は、リニア駆動軸409が挿入される長孔425を備えている。
シャッタ羽根401、402、403、404は、光軸方向に地板105を貫通するシャッタ開口の開閉をおこなう。シャッタ羽根401、402、403、404は、それぞれ、シャッタ軸413、414、415、416が挿入される孔503、402a、403a、404aを備えており、各シャッタ軸413、414、415、416を中心としてシャッタ羽根仕切板405の面に沿って回動可能に設けられている。
シャッタ羽根401、402、403、404は、それぞれがシャッタ羽根仕切板405の面に沿って回動することによって、シャッタ開口を通過する光量が最大となる最大開口径からシャッタ開口を閉塞するまでの範囲で、シャッタ開口の開口径を調整することが可能とされている。
シャッタ羽根仕切板405は、光軸方向にシャッタ羽根仕切板405を貫通する開口426を備えている。また、シャッタ羽根仕切板405は、シャッタ羽根401、402、403、404が回動駆動する空間と、地板105側の空間とを仕切る。
シャッタ羽根401、402、403、404は、それぞれ、ロータマグネット203を備えたロータ駆動軸501が挿入される長孔427、428、429、430を備えている。シャッタ羽根仕切板405は、ロータマグネット203が備えたロータ駆動軸501が挿入される長孔431を備えている。長孔431は、ロータ駆動軸501の移動軌跡に沿って円弧形状からなる。シャッタ羽根仕切板405は、リニア駆動軸409を光軸方向において回避する形状からなる。
ロータ駆動部406は、ヨーク(鉄心、強磁性体)302と、ロータマグネット(永久磁石)203と、コイル303と、を備えている。コイル303は、光軸に直交する方向を軸芯として巻回されている。ロータマグネット203は、光軸と平行な軸を中心として回転可能に支持されている。
つぎに、リニア駆動部407について説明する。図6および図7は、リニア駆動部407を示す分解斜視図である。図6および図7は、分解した状態のリニア駆動部407をそれぞれ異なる方向から見た状態を示している。図6および図7において、リニア駆動部407は、コイルボビン601と、空芯コイル(巻き線)602と、ヨーク(鉄心、強磁性体)603と、マグネット(永久磁石)301と、を備えている。
リニア駆動部407は、面対向リニアアクチュエーターによって実現されている。この実施の形態1において、面対向リニアアクチュエーターは、空芯コイル(巻き線)602とヨーク(鉄心、強磁性体)603とマグネット(永久磁石)301において、マグネット301の磁化方向(着磁方向)に対し、空芯コイル602へ通電した場合におけるマグネット301の駆動方向が垂直な向きへ往復運動するアクチュエーターとする。
コイルボビン601は、コイルボビン本体601aと、複数(この実施の形態においては3つ)の支持部601bと、を備えている。コイルボビン本体601aは、光軸に直交する方向を長手方向とする長手形状であって、内周側に空間を有した角筒の一側面を除いた略コの字形状からなる。この形状により、コイルボビン本体601aは、コイルボビン本体601aの長手方向にわたって開口する溝部を備える。コイルボビン本体601aは、地板105側に突出する突起(コイルからげ部)を備えており、地板105に固定されている。
支持部601bは、コイルボビン本体601aから光軸に直交する方向に突出しており、複数(この実施の形態においては3つ)設けられている。支持部601bは、内周側に空間を有した角筒形状からなる。支持部601bの先端部分には、支持部601bの先端部からコイルボビン本体601a側に凹むように各支持部601bを切り欠いた切り欠き部601cが設けられている。
3つの支持部601bのうち両側に位置する支持部601bにおいては、中央に位置する支持部601bに対向する位置に1つの切り欠き部601cが設けられている。3つの支持部601bのうち中央に位置する支持部601bにおいては、両側に位置する支持部601bに対向する位置に2つの切り欠き部601cが設けられている。コイルボビン601におけるコイルボビン本体601aおよび支持部601bは、一体成形されている。
空芯コイル602は、それぞれが内周側に空間を有した状態で巻回された巻き線からなるコイル602aを、コイルボビン601における支持部601bの配列方向に沿って複数(この実施の形態においては3つ)連結することによって構成されている。空芯コイル602は、コイルボビン601における各支持部601bをそれぞれ各コイル602aに挿入することによってコイルボビン601に支持されている。
ヨーク603は、各支持部601bの空間に対向するとともに支持部601bの突出方向に平行な方向を長手方向とする複数(この実施の形態においては3つ)の鉄心部603aを備えている。ヨーク603は、強磁性体によって成型されている。鉄心部603aは、コイルボビン本体601aとは反対側の端部において連結部603bによって連結されており、これにより光軸方向からヨーク603を見た場合に略E文字状となる形状からなる。
ヨーク603は、鉄心部603aを連結する連結部603bを切り欠き部601cに当接させることによってコイルボビン本体601aに対する位置決めがなされている。鉄心部603aの先端のコイルボビン本体601aに対する位置は、切り欠き部601cの深さ(支持部601bの先端部から切り欠き部601cの底面までの距離)を調整することによって調整することができる。
マグネット301は、コイルボビン本体601aの溝部601cに挿入され、コイルボビン本体601aに対してコイルボビン本体601aの長手方向にスライド可能とされている。マグネット301は、溝部601cの底面に当接した状態で挿入されており、溝部601cの底面に当接した状態のまま溝部601cの底面に沿ってスライドする。
この実施の形態1においては、壁部202が地板105に設けられているものとして説明したが、壁部202は地板105に設けられているものに限らない。壁部202は、たとえばコイルボビン601に設けられていてもよい。この場合、具体的には、たとえばコイルボビン601におけるコイルボビン本体601a部を内周側に空洞を有する角筒形状とし、内周側にマグネット301を収容した状態とすることによってマグネット301の落下を防止するようにしてもよい。
マグネット301が備えたリニア駆動軸409は、マグネット本体610からコイルボビン本体601aの長手方向に直交する方向、すなわち光軸方向に突出している。マグネット本体610およびリニア駆動軸409は一体成形されている。リニア駆動軸409は、コイルボビン本体601aに設けられた切り欠き部601d、長孔410および長孔425を光軸方向に貫通して絞り羽根101、102、103を支持する。
つぎに、ヨーク603とマグネット301との位置関係について説明する。図8はリニア駆動部407を示す側面図であり、図9は図8におけるA−A断面図である。図8および図9において、マグネット301の光軸方向における寸法は、コイルボビンの溝部601cの光軸方向における寸法と同等とされている。これにより、マグネット301のスライドに際して、マグネット301のコイルボビンに対するがたつきを抑制することができ、マグネット301を光軸に直交する方向に精度よくスライドさせることができる。
マグネット301がスライドする際のスライド方向への推力、および、ヨーク603とマグネット301との間に作用する磁力によってヨーク603がマグネット301を保持する保持力は、鉄心部603aの先端とマグネット301との間のギャップによって調整することができる。マグネット301は、溝部601cの底面に当接しているため、鉄心部603aの先端とマグネット301とのギャップGは、溝部601cの底面に対する鉄心部603aの先端の位置を調整することによって調整することができる。
溝部601cの底面に対する鉄心部603aの先端の位置は、切り欠き部601cの深さ(支持部601bの先端部から切り欠き部601cの底面までの距離)を調整することによって調整する。溝部601cの底面に対する鉄心部603aの先端の位置の調整に際しては、具体的には、たとえば、初期の金型を用いて成形したコイルボビンに鉄心部603aを挿入し、溝部601cにマグネット301を挿入した状態における上記推力および保持力を測定する。
そして、測定の結果、推力および保持力が弱い場合には、切り欠き部601cの深さを深くする。すなわち、支持部601bの先端部から切り欠き部601cの底面までの距離が長くなるようなコイルボビンを成形する。試作段階においては切り欠き部601cを削ることによって切り欠き部601cの深さを深くすることができる。
量産段階においては、コイルボビン601の成形に用いる金型を変更する必要があるが、切り欠き部601cの部分を入れ子を用いて成形し、この入れ子の大きさを変更することによって切り欠き部601cの深さを調整することができる。この場合、入れ子は、切り欠き部601cの深さが浅くなるように変更することも可能である。
上述したように、この発明の実施の形態1によれば、リニア駆動部407を実現する面対向リニアアクチュエーターが、巻き線の中心方向に直交する平面内に直線上に配列された複数のコイル602aと、少なくとも一部がコイルの内周部にそれぞれ挿入されたヨーク603と、ヨーク603の一端側に対向して配置され、複数のコイル602aが通電状態にある場合に複数のコイル602aの配列方向に沿って変位するように磁化されたマグネット301と、を備えたことを特徴とするため、コイル602aへの通電によってマグネット301を直線移動することができる。これによって、同等なマグネットの変位量を得られる従来のアクチュエーターと比較して小型化を図ることができるので、要求される駆動体の変位量を確保しつつ小型化を図ることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、コイル602aの内周側に挿入される略筒形状からなり、自身の内周側に挿入されたヨーク603を支持する支持部601bを備え、ヨーク603が、マグネット301とは反対側の端部において連結されており、連結部603bを支持部601bにおけるマグネット301とは反対側の端部に当接させることによってマグネット301に対する位置が定められていることを特徴とするため、ヨーク603とマグネット301との距離の調整を容易におこなうことができる。これによって、高精度な動作をおこなう面対向アクチュエーターを容易に提供することができ、面対向アクチュエーターおよび面対向アクチュエーターを備えたシャッタ装置100の製造コストの低減を図ることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、光軸方向に貫通する絞り開口を形成する複数の絞り羽根101、102、103を備え、絞り羽根101、102、103が軸方向に交差する方向に変位することによって絞り開口の開口径を調整するシャッタ装置100であって、絞り羽根101、102、103を光軸方向に交差する方向に変位可能に支持する地板105と、地板105に設けられて、かつ絞り開口の開口径が最大となる状態で光軸方向において絞り開口に干渉しない位置に設けられた面対向アクチュエーターと、を備え、面対向アクチュエーターが備えたマグネット301は絞り羽根101、102、103に連結され、面対向アクチュエーターが備えたコイル602aが通電状態にある場合にマグネット301の変位にともなって絞り羽根101、102、103を変位させることを特徴とするため、シャッタ装置100を大型化することなく絞り羽根101、102、103の変位量を確保することができる。このように、同等なマグネットの変位量を得られる従来のアクチュエーターと比較して小型化された面対向アクチュエーターを用いることによって、要求される絞り羽根101、102、103の変位量を確保しつつシャッタ装置100の小型化を図ることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、マグネット301が、絞り羽根101、102、103に設けられた孔に嵌合し、マグネット301の本体に一体成形されたリニア駆動軸409を備えたことを特徴とするため、マグネット301および絞り羽根101、102、103を連結する機構を簡易な構成によって実現するとともに、マグネット301本体610との一体成型によってリニア駆動軸409を容易かつ精度良く製造することができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、リニア駆動軸409が、コイル602に対するヨーク603の挿入方向に直交する方向にマグネット本体610から突出し、光軸方向に地板105を貫通するように設けられ、絞り羽根101、102、103は、地板105を間にして面対向アクチュエーターとは反対側においてリニア駆動軸409に連結されることを特徴とするため、簡易な構成によって、絞り羽根101、102、103が変位する空間とマグネット301が変位する空間とを仕切ることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、面対向アクチュエーターに設けられて、面対向アクチュエーターが光軸に近接する方向へのマグネット301の移動を規制する壁部202を備えたことを特徴とするため、簡易な構成によって、正規の位置からのマグネット301の移動を防止することができる。これによって、面対向アクチュエーターの動作における信頼性の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明にかかる実施の形態2について説明する。この発明にかかる実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図10、図11、図12および図13は、この発明にかかる実施の形態2のシャッタ装置100を示す説明図である。
図10においては、シャッタ装置100を正面から見た状態を示している。図11においては開き状態にあるシャッタ装置100を背面から見た状態を示しており、図12においてはそのB−B断面を示している。また、図13においては閉じ状態にあるシャッタ装置100を背面から見た状態を示している。
図10、図11、図12および図13において、シャッタ装置1000は、上述したシャッタ装置100における絞り羽根101、102、103に代えて、複数の羽根としての絞り羽根1001、1002、1003を備えている。絞り羽根1001、1002、1003は、地板105に設けられた面対向リニアアクチュエーター1100が備えたリニア駆動軸1106に連結されており、面対向リニアアクチュエーター1100によって回転駆動される。
また、シャッタ装置1000は、上述したシャッタ装置100におけるシャッタ羽根401、402、403、404に代えて、複数の羽根としてのシャッタ羽根1004、1005を備えている。シャッタ羽根1004、1005は、地板105に設けられた面対向リニアアクチュエーター1101が備えたリニア駆動軸1106に連結されており、面対向リニアアクチュエーター1101によって回転駆動される。図11において、符号1110はコイルを示している。また、図11において、符号1111はヨークを示している。
図14は、面対向リニアアクチュエーター1100、1101の動作を示す説明図である。図14における上側の図は面対向リニアアクチュエーター1100、1101におけるマグネット301が開位置にある状態を示し、図14における下側の図は面対向リニアアクチュエーター1100、1101におけるマグネット1401が閉位置にある状態を示している。
図14において、面対向リニアアクチュエーター1100、1101におけるマグネット1401は、2極に分極されている。マグネット1401は、コイルに通電されることにより開位置または閉位置に位置づけられる。マグネット1401は、開位置と閉位置との間における距離D1を移動する。
絞り羽根1001、1002およびシャッタ羽根1004、1005は、それぞれ、面対向リニアアクチュエーター1100、1101におけるマグネット301が開位置に位置づけられている場合に図10に示した状態となり、マグネット1401が閉位置に位置づけられている場合に図13に示した状態となる。
上述したように、この実施の形態2によれば、絞り羽根1001、1002およびシャッタ羽根1004、1005をともに面対向リニアアクチュエーター1100、1101によって駆動することによって、絞り羽根1001、1002およびシャッタ羽根1004、1005の駆動にかかる機構が占める空間を小さくすることができる。これによって、この実施の形態2のシャッタ装置1000を備えたレンズ装置および撮像装置の小型化を図ることができる。
(実施の形態3)
つぎに、この発明にかかる実施の形態3について説明する。この発明にかかる実施の形態3においては、上述した実施の形態1、2と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図15、図16、図17および図18は、この発明にかかる実施の形態3のシャッタ装置1500を示す説明図である。
図15においては、シャッタ装置1500を正面から見た状態を示している。図16においては開き状態にあるシャッタ装置を背面から見た状態を示しており、図17においてはそのC−C断面を示している。また、図18においては閉じ状態にあるシャッタ装置を背面から見た状態を示している。
図15、図16、図17および図18において、シャッタ装置1500は、上述したシャッタ装置1000における面対向リニアアクチュエーター1100、1101に代えて、長手方向リニアアクチュエーター1501を備えている。長手方向リニアアクチュエーター1501は、コイルボビン1601とコイル1602とヨーク1603とマグネット1604とを備えている。
この実施の形態3において、長手方向リニアアクチュエーター1501は、コイル(巻き線)1602とヨーク(鉄心、強磁性体)1603とマグネット(永久磁石)1604において、マグネット1604の磁化方向(着磁方向)に対し、コイル1602へ通電した場合におけるマグネット1604の駆動方向が垂直な向きへ往復運動するアクチュエーターとする。
図19は、長手方向リニアアクチュエーター1501の動作を示す説明図である。図19における上側の図は長手方向リニアアクチュエーター1501におけるマグネット1604が開位置にある状態を示し、図19における下側の図は長手方向リニアアクチュエーター1501におけるマグネット1604が閉位置にある状態を示している。
図19において、長手方向リニアアクチュエーター1501におけるヨーク1603は、略C文字形状からなり、両端部をそれぞれマグネット1604の長手方向における両端部に対向させた状態で、コイルボビン1601に支持されている。ヨーク1603の両端部には、それぞれコイル1602が設けられている。コイル1602は、巻き線の軸心がマグネット1604の長手方向に平行になるような状態で、それぞれヨーク1603の両端部に巻回されている。
マグネット1604は、長手方向に沿って2極に分極されている。マグネット1604において長手方向の一端側には、リニア駆動軸1901が設けられている。マグネット301は、コイル1602における通電状態により、いずれか一方のコイル1602側へ引きつけられて開位置または閉位置に位置づけられる。マグネット1604は、開位置と閉位置との間における距離D2を移動する。
絞り羽根1001、1002、1003およびシャッタ羽根1004、1005は、それぞれ、長手方向リニアアクチュエーター1501におけるマグネット1604が開位置に位置づけられている場合に図15に示した状態となり、マグネット1604が閉位置に位置づけられている場合に図18に示した状態となる。
上述したように、この実施の形態3によれば、絞り羽根1001、1002およびシャッタ羽根1004、1005をともに長手方向リニアアクチュエーター1501によって駆動することによって、絞り羽根1001、1002およびシャッタ羽根1004、1005の駆動にかかる機構が占める空間を小さくすることができる。これによって、この実施の形態3のシャッタ装置1500を備えたレンズ装置および撮像装置の小型化を図ることができる。
また、この発明の実施の形態3によれば、長手形状からなるマグネット1604と、マグネット1604の長手方向の両端部においてマグネット1604にそれぞれ対向するとともにそれぞれ連結された一対の鉄心部603aを備えたヨーク1603と、ヨーク1603の両端部においてそれぞれ巻回されたコイル1602と、を備え、コイル1602が通電状態にある場合に長手方向に沿ってマグネット1604を変位させることを特徴とするため、簡易な構成によってコイル1602への通電によってマグネット1604を直線移動することができる。これによって、同等なマグネットの変位量を得られる従来のアクチュエーターと比較して小型化を図ることができるので、要求される駆動体の変位量を確保しつつ小型化を図ることができる。
(実施の形態4)
つぎに、この発明にかかる実施の形態4について説明する。この発明にかかる実施の形態4においては、上述した実施の形態1、2、3と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図20および図21は、この発明にかかる実施の形態4のシャッタ装置が備える長手方向リニアアクチュエーターを示す説明図である。図20においては、長手方向リニアアクチュエーターおよびその近傍が示されている。
図20において、長手方向リニアアクチュエーター2001は、地板105に設けられた開口201の外縁部に沿って湾曲した形状からなる。長手方向リニアアクチュエーター2001のヨーク2002において、一対の鉄心部2002aを連結する連結部2002bおよび各鉄心部2002aは、地板105に設けられた開口201の外縁部に沿って湾曲している。各鉄心部2002aが開口201の外縁部に沿って湾曲しているため、各鉄心部2002aに巻回されたコイル2003も開口201の外縁部に沿って湾曲している。
長手方向リニアアクチュエーター2001のマグネット2004は、地板105に設けられた開口201の外縁部に沿って湾曲している。連結部2002b、各鉄心部2002aおよびマグネット2004は、開口201の中心を中心とする円弧に沿って湾曲している。すなわち、連結部2002bおよび各鉄心部2002a、マグネット2004、コイル2003は、同一位置を中心とする円弧とされている。
開位置において、マグネット2004は、鉄心部2002aに対して距離L離間した位置に位置づけられる。この状態からコイル2003に対して通電をおこなうと、開口201の中心を中心とする円弧に沿ってマグネット2004が変位し、閉位置に位置づけられる。マグネット2004は、閉位置においても、鉄心部2002aに対して所定距離離間した位置に位置づけられる。
図20および図21において、符号2005は、ガイド部を示している。ガイド部2005は、開口201の中心を中心とする円弧において、マグネット2004よりも外周側に設けられている。これによって、マグネット2004がスライドした場合にも、マグネット2004の位置がずれてしまうことを防止できる。
上述したように、この発明の実施の形態4によれば、長手方向リニアアクチュエーター2001が、開口201の外縁部に沿って湾曲した形状からなることを特徴とするため、マグネット2004の変位量を確保しつつ、長手方向リニアアクチュエーター2001を設置場所の形状に応じた形状とすることができる。これによって、長手方向リニアアクチュエーター2001の取り付けスペースが地板105のように湾曲した形状である場合にも、大きな取り付けスペースを確保することなく、マグネット2004の移動距離を確保することができる。
(実施の形態5)
つぎに、この発明にかかる実施の形態5について説明する。この発明にかかる実施の形態5においては、上述した実施の形態1、2、3、4と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図22、図23および図24は、この発明にかかる実施の形態5のシャッタ装置が備える面対向リニアアクチュエーター2200を示す説明図である。図22、図23および図24においては、面対向リニアアクチュエーター2200およびその近傍が示されている。
図22、図23および図24において、面対向リニアアクチュエーター2200は、一対の鉄心部2201aを備えたヨーク2201を複数(この実施の形態5においては2つ)備えている。各ヨーク2201におけるそれぞれの鉄心部2201aは、光軸に交差する方向(光軸を中心とする円の半径方向)を長手方向としているため、すべて非平行とされている。各ヨーク2201におけるそれぞれの鉄心部2201aの先端は、開口201の中心を中心とする同一円周上に位置づけられている。各ヨーク2201におけるそれぞれの鉄心部2201aの先端には、コイル2210が設けられている。
面対向リニアアクチュエーター2200は、各ヨーク2201におけるそれぞれの鉄心部2201aの先端、すなわちコイル2210の配列方向を長手方向とするマグネット2202を備えている。マグネット2202の長手方向は、開口201の中心を中心とする同一円周方向とされている。マグネット2202は、長手方向に沿って4つに分極されている。
鉄心部2201aの先端とマグネット2202とは、距離Lだけ離間している。図22において、符号2203は、マグネット2202の落下を防止するための壁部である。壁部2203は、開口201の外縁部に沿って円弧上に湾曲している。
図22に示した状態においてコイル2003に対して通電をおこなうと、開口201の中心を中心とする円弧に沿ってマグネット2202が変位し、図23に示した位置を経由して、図24に示した閉位置に位置づけられる。
上述したように、この実施の形態5によれば、開口201あるいは地板105の大きさなどに応じてヨーク2201の配列個数およびマグネット2202の分極数を可変とすることにより、所望する大きさの開口201に沿ってマグネット2202を変位させることができ、マグネット2202の移動量を確保することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コイルへの通電によってマグネットを直線移動することができるので、同等なマグネットの変位量を得られる従来のアクチュエーターと比較して小型化を図ることができ、要求される駆動体の変位量およびタレット絞りを地板に設けられた口径から退避させるためのスペース(タレット絞り収納スペース)を確保しつつ小型化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかるアクチュエーターおよび光学装置は、変位量を確保しつつも設置領域に制限がある状態で使用されるアクチュエーターおよびこのアクチュエーターを備えた光学装置に有用であり、特に、レンズ装置におけるシャッタ羽根や絞り羽根などを駆動するアクチュエーターおよびこのアクチュエーターを備えた光学装置に適している。
この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態1のシャッタ装置を示す説明図(その5)である。 リニア駆動部を示す分解斜視図(その1)である。 リニア駆動部を示す分解斜視図(その2)である。 リニア駆動部を示す側面図である。 図8におけるA−A断面図である。 この発明にかかる実施の形態2のシャッタ装置を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態2のシャッタ装置を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態2のシャッタ装置を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態2のシャッタ装置を示す説明図(その4)である。 面対向リニアアクチュエーターの動作を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態3のシャッタ装置を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態3のシャッタ装置を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態3のシャッタ装置を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態3のシャッタ装置を示す説明図(その4)である。 長手方向リニアアクチュエーターの動作を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態4のシャッタ装置が備える長手方向リニアアクチュエーターを示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態4のシャッタ装置が備える長手方向リニアアクチュエーターを示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態5のシャッタ装置が備える面対向リニアアクチュエーターを示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態5のシャッタ装置が備える面対向リニアアクチュエーターを示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態5のシャッタ装置が備える面対向リニアアクチュエーターを示す説明図(その3)である。
符号の説明
100 シャッタ装置
105 地板
201 開口
301 マグネット(永久磁石)
401、402、403、404 シャッタ羽根
407 リニア駆動部
409 リニア駆動軸
601 コイルボビン
602 空芯コイル(巻き線)
603 ヨーク(鉄心、強磁性体)
603a 鉄心部
1001、1002、1003 絞り羽根
1004、1005 シャッタ羽根
1100、1101 面対向リニアアクチュエーター
1500 シャッタ装置
1602 コイル(巻き線)
1603 ヨーク(鉄心、強磁性体)
1604 マグネット(永久磁石)

Claims (8)

  1. 巻き線の中心方向に直交する平面内に直線上に配列された複数のコイルと、
    少なくとも一部が前記コイルの内周部にそれぞれ挿入されたヨークと、
    前記ヨークの一端側に対向して配置され、前記複数のコイルが通電状態にある場合に前記複数のコイルの配列方向に沿って変位するように磁化されたマグネットと、
    を備えたことを特徴とするアクチュエーター。
  2. 前記コイルの内周側に挿入される略筒形状からなり、自身の内周側に挿入された前記ヨークを支持する支持部材を備え、
    前記ヨークは、前記マグネットとは反対側の端部において連結されており、連結部分を前記支持部材における前記マグネットとは反対側の端部に当接させることによって前記マグネットに対する位置が定められていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター。
  3. 長手形状からなるマグネットと、
    前記マグネットの長手方向の両端部において前記マグネットにそれぞれ対向するとともにそれぞれ連結された一対の鉄心部を備えたヨークと、
    前記ヨークの両端部においてそれぞれ巻回されたコイルと、
    を備え、
    前記コイルが通電状態にある場合に前記長手方向に沿って前記マグネットを変位させることを特徴とするアクチュエーター。
  4. 光軸方向に貫通する開口を形成する複数の羽根を備え、当該複数の羽根が前記光軸方向に交差する方向に変位することによって前記開口の開口径を調整する光学装置であって、
    前記複数の羽根を前記光軸方向に交差する方向に変位可能に支持する地板と、
    前記地板に設けられて、かつ前記開口の開口径が最大となる状態で前記光軸方向において前記開口に干渉しない位置に設けられた請求項1〜3のいずれか一つに記載のアクチュエーターと、
    を備え、
    前記アクチュエーターが備えたマグネットは前記複数の羽根に連結され、前記アクチュエーターが備えたコイルが通電状態にある場合に前記マグネットの変位にともなって前記複数の羽根を変位させることを特徴とする光学装置。
  5. 前記マグネットは、前記複数の羽根に設けられた孔に嵌合し、前記マグネットの本体に一体成形された連結軸を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記連結軸は、前記コイルに対する前記ヨークの挿入方向に直交する方向に前記マグネットの本体から突出し、前記光軸方向に前記地板を貫通するように設けられ、
    前記複数の羽根は、前記地板を間にして前記アクチュエーターとは反対側において前記連結軸に連結されることを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
  7. 前記地板または前記アクチュエーターの少なくとも一方に設けられて、前記アクチュエーターが前記光軸に近接する方向への前記マグネットの移動を規制する規制部を備えたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の光学装置。
  8. 前記アクチュエーターは、前記開口の外縁部に沿って湾曲した形状からなることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の光学装置。
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