JP2009194639A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信回路入力に重畳した送信周波数変調信号の漏洩成分を高精度にキャンセルすることができる通信装置を提供すること。
【解決手段】通信装置は、入力された第1のベースバンド信号を第1の変調方式で変調して、送信周波数の変調信号に変換する送信回路と、第2の変調方式で変調された受信周波数の受信信号を、第2のベースバンド信号に復調する受信回路と、送信回路から出力された送信周波数の変調信号をアンテナに導き、アンテナで受信された受信信号を受信回路に導くアンテナ共用器と、送信回路に入力される第1のベースバンド信号及び受信回路で復調して得られた第2のベースバンド信号から、アンテナ共用器で受信回路側に漏洩した送信周波数の変調信号の成分をキャンセルするためのキャンセル信号を生成して、当該キャンセル信号を受信回路に出力するキャンセル信号生成回路とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】通信装置は、入力された第1のベースバンド信号を第1の変調方式で変調して、送信周波数の変調信号に変換する送信回路と、第2の変調方式で変調された受信周波数の受信信号を、第2のベースバンド信号に復調する受信回路と、送信回路から出力された送信周波数の変調信号をアンテナに導き、アンテナで受信された受信信号を受信回路に導くアンテナ共用器と、送信回路に入力される第1のベースバンド信号及び受信回路で復調して得られた第2のベースバンド信号から、アンテナ共用器で受信回路側に漏洩した送信周波数の変調信号の成分をキャンセルするためのキャンセル信号を生成して、当該キャンセル信号を受信回路に出力するキャンセル信号生成回路とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信システムの少なくとも一部で同時送受信を行う通信装置に係り、特に、受信信号に漏洩した送信信号をキャンセルする通信装置に関する。
携帯電話等の移動体通信端末による無線通信では、様々な無線通信方式が用いられている。様々な無線通信方式のうち、例えばW−CDMA方式では、送信周波数と受信周波数でそれぞれ異なった周波数が用いることにより、送信と受信を同時に行う同時送受信による無線通信が行われる。
図6は、同時送受信が可能な無線通信方式で通信を行う携帯電話端末の一例を示すブロック図である。図6に示す携帯電話端末AA1は、送信回路AA2と、受信回路AA3と、アンテナ共用器AA4と、アンテナAA5とを備える。
送信回路AA2は、図示しないベースバンド部から出力される送信ベースバンド信号を変調し、送信信号を出力する。送信回路AA2は、変調器AA6、帯域通過フィルタAA7、及び電力増幅器AA8等を有する。
受信回路AA3は、アンテナ共用器AA4から入力された受信信号を復調して、図示しないベースバンド部に受信ベースバンド信号を出力する。受信回路AA3は、低雑音増幅器AA9、復調器AA11、及びチャネル選択フィルタAA12等を有する。
アンテナ共用器AA4は、送信回路AA2から出力された送信信号をアンテナAA5に導き、同時に、アンテナAA5で受信された受信信号を受信回路AA3に導く。アンテナ共用器AA4は、送信信号を通過させるが受信信号は阻止する送信用フィルタAA13と、受信信号を通過させるが送信信号は阻止する受信用フィルタAA14とを有する。
次に、携帯電話端末AA1の動作について説明する。携帯電話端末AA1は、送信動作と受信動作を同時に行う同時送受信動作を行う。まず、送信動作について説明する。変調器AA6は、図示しないベースバンド部から出力される送信ベースバンド信号を変調し、送信周波数変調信号を出力する。変調器AA6から出力された送信周波数変調信号は、帯域通過フィルタAA7により受信周波数帯域の雑音が抑圧された後、電力増幅器AA8で増幅され、アンテナ共用器AA4を介してアンテナAA5から放射される。
なお、アンテナ共用器AA4に入力された送信周波数変調信号は、送信用フィルタAA13を通過し、アンテナAA5に導かれると共に、その一部は受信用フィルタAA14にも印加される。しかし、送信周波数の信号は、受信フィルタAA14の通過帯域外にあるため、受信用フィルタAA14を通過しない。
次に、受信動作について説明する。アンテナAA5で受信された受信周波数変調信号は、アンテナ共用器AA4に入力される。アンテナ共用器AA4に入力された受信周波数変調信号は、受信用フィルタAA14を通過し、受信回路AA3の低雑音増幅器AA9に導かれると共に、その一部は送信用フィルタAA13にも印加される。しかし、受信周波数変調信号は、送信フィルタAA13の通過帯域外にあるため、送信用フィルタAA13を通過しない。
入力された受信周波数変調信号は、低雑音増幅器AA9で増幅され、復調器AA11により受信ベースバンド信号に復調される。さらに、復調された受信ベースバンド信号は、チャネル選択フィルタAA12によって隣接チャネル信号が除去された後、図示しないベースバンド部に出力される。
しかし、上記説明した携帯電話端末AA1では、送信周波数と受信周波数が近接している場合、受信用フィルタAA14による送信周波数での抑圧量が不十分となり、送信周波数変調信号の一部が受信回路AA3へ漏洩する。受信回路AA3へ漏洩した送信周波数変調信号は、受信周波数変調信号に対する妨害波となり、低雑音増幅器AA9又は復調器AA11を飽和させ、利得抑圧を生じさせる。その結果、受信機としての雑音指数が劣化する。
この問題に対し、特許文献1や特許文献2等では、送信周波数変調信号の一部を分岐し、振幅及び位相を調整した信号により、受信回路入力に重畳した送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルする。図7は、特開2003−273770に開示されている、送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルする携帯電話端末を示すブロック図である。しかし、当該携帯電話端末では、送信側に挿入される方向性結合器18による損失が増大するため、送信回路2で必要とされるパワーの増大を招く。
また、近年の高速データ通信への要求を実現するため、広帯域変調信号を採用する無線通信方式が増えている。しかし、それらの無線通信方式に特許文献1や特許文献2に開示された構成を適用すると、アンテナ共用器の周波数特性が無視できず、送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルする効果が低下する。
一般にフィルタでは、遮断帯域での良好な抑圧特性を実現するため、遮断帯域に減衰極を配置する。図8は、図6に示した携帯電話端末のアンテナ共用器AA4が有する受信用フィルタAA14の特性例を示す図である。図8に示すように、受信用フィルタAA14の通過帯域である受信周波数帯に比べて、遮断帯域である送信周波数帯は利得及び群遅延の偏差が大きいため、キャンセル対象である送信周波数変調信号の漏洩成分は、元の送信周波数変調信号に波形歪みが重畳されてしまう。このため、キャンセル信号の振幅及び位相をいかに制御しても、受信信号内の漏洩成分がキャンセルしきれず残留する。
図9は、受信用フィルタAA14の周波数特性例及び理想矩形スペクトルを持つ送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルしたときの残留成分を示す図である。なお、特性の軌跡が重なることで図の可視性が下がるため、送信周波数変調信号の漏洩成分、キャンセル信号及び残留成分はオフセットをかけて表示している。変調信号の帯域幅が狭い場合、変調信号帯域内でのフィルタ応答(利得、群遅延)は一定と近似することができる。図9中に示した変調信号帯域幅BWの信号は、送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルする携帯電話端末の構成を適用すると、漏洩成分のキャンセル効果としての抑圧量は19.3dBが得られる。
ここで、変調信号帯域幅を10倍の10BWとする。キャンセル効果が低下する原因である利得及び群遅延の偏差は、一般に帯域幅が広がるほど大きくなる。図9の例では、キャンセル信号の振幅及び位相を最適制御した場合でも、漏洩成分のキャンセル効果としての抑圧量は3.8dBしか得られない。
本発明の目的は、無線通信システムの少なくとも一部で同時送受信を行う通信方式において、送信回路の損失増大を回避しつつ、受信回路入力に重畳した送信周波数変調信号の漏洩成分を高精度にキャンセルすることができる通信装置を提供することである。
本発明は、入力された第1のベースバンド信号を第1の変調方式で変調して、送信周波数の変調信号に変換する送信回路と、第2の変調方式で変調された受信周波数の受信信号を、第2のベースバンド信号に復調する受信回路と、前記送信回路から出力された前記送信周波数の変調信号をアンテナに導き、前記アンテナで受信された前記受信信号を前記受信回路に導くアンテナ共用器と、前記送信回路に入力される前記第1のベースバンド信号及び前記受信回路で復調して得られた前記第2のベースバンド信号から、前記アンテナ共用器で前記受信回路側に漏洩した前記送信周波数の変調信号の成分をキャンセルするためのキャンセル信号を生成して、当該キャンセル信号を前記受信回路に出力するキャンセル信号生成回路と、を備える通信装置を提供する。
上記通信装置では、前記受信回路は、前記送信周波数の変調信号の漏洩成分を含む受信信号と、前記キャンセル信号生成回路から入力された前記キャンセル信号とを合成する結合器を備える。
上記通信装置では、前記キャンセル信号生成回路は、前記第2のベースバンド信号から、前記送信周波数の変調信号の漏洩成分のベースバンド信号を検出する検出回路と、前記検出回路により検出された前記漏洩成分のベースバンド信号の位相に基づいて、前記第1のベースバンド信号の位相を制御する移相回路と、前記移相回路によって位相が制御された前記第1のベースバンド信号を前記第1の変調方式で変調する変調器と、前記検出回路により検出された前記漏洩成分のベースバンド信号の振幅に基づいて、前記変調器により変調された信号の振幅を制御する増幅器と、を有し、前記増幅器から出力される信号が、前記キャンセル信号である。
上記通信装置では、前記検出回路は、ゼロIFに変換した受信信号から、前記漏洩成分をアンダーサンプルにより抽出する。
上記通信装置では、前記検出回路は、前記受信信号の帯域内に存在する外来妨害信号を除去するフィルタを有する。
上記通信装置では、前記キャンセル信号生成回路は、前記第2のベースバンド信号が占める周波数帯域を複数の帯域に分割し、各周波数帯域の信号の振幅及び位相を検出する検出回路と、前記第1のベースバンド信号が占める周波数帯域を複数の帯域に分割する帯域分割部と、前記検出回路により検出された各周波数帯域の信号の位相に基づいて、帯域分割部によって分割された各周波数帯域の信号の位相を制御する移相回路と、前記移相回路によって位相が制御された各周波数帯域の信号を結合する帯域結合部と、前記帯域結合部で得られた信号を前記第1の変調方式で変調する変調器と、前記検出回路により検出された各周波数帯域の信号の位相に基づいて、前記変調器により変調された信号の振幅を制御する増幅器と、を有し、前記増幅器から出力される信号が、前記キャンセル信号である。
本発明に係る通信装置によれば、送信回路の損失増大を回避しつつ、受信回路入力に重畳した送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルすることができ、漏洩成分に起因する受信回路の特性劣化を回避することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。なお、図1において、図6に示した携帯電話端末AA1の構成要素と対応する部分には同一符号を付した。図1に示す携帯電話端末AE1は、送信回路AA2と、受信回路AE2と、アンテナ共用器AA4と、アンテナAA5と、キャンセル信号生成回路AE3とを備える。
図1は、第1の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。なお、図1において、図6に示した携帯電話端末AA1の構成要素と対応する部分には同一符号を付した。図1に示す携帯電話端末AE1は、送信回路AA2と、受信回路AE2と、アンテナ共用器AA4と、アンテナAA5と、キャンセル信号生成回路AE3とを備える。
送信回路AA2は、図示しないベースバンド部から出力される送信ベースバンド信号を変調し、送信信号を出力する。送信回路AA2は、変調器AA6、帯域通過フィルタAA7、及び電力増幅器AA8等を有する。
受信回路AE2は、アンテナ共用器AA4から入力された受信信号を復調して、図示しないベースバンド部に受信ベースバンド信号を出力する。受信回路AE2は、結合器AE4、低雑音増幅器AA9、復調器AA11、及びチャネル選択フィルタAA12等を有する。なお、結合器AE4と低雑音増幅器AA9の前後の順番は変更しても良い。
アンテナ共用器AA4は、送信回路AA2から出力された送信信号をアンテナAA5に導き、同時に、アンテナAA5で受信された受信信号を受信回路AE2に導く。アンテナ共用器AA4は、送信信号を通過させるが受信信号は阻止する送信用フィルタAA13と、受信信号を通過させるが送信信号は阻止する受信用フィルタAA14とを有する。
キャンセル信号生成回路AE3は、受信回路AE2が受信した信号から、送信回路AA2に起因する漏洩成分を検出し、漏洩成分をキャンセルする信号を生成する。キャンセル信号生成回路AE3は、検出回路AE5、制御回路AE6、移相回路AE7、変調器AE8、及び可変利得増幅器AE9を有する。キャンセル信号生成回路AE3が有する各構成要素については後述する。キャンセル信号生成回路AE3によって生成された漏洩成分をキャンセルする信号は、受信回路AE2の結合器AE4の第2の入力に導かれる。
次に、携帯電話端末AE1の動作について説明する。携帯電話端末AE1は、送信動作と受信動作を同時に行う同時送受信動作を行う。まず、送信動作について説明する。変調器AA6は、図示しないベースバンド部から出力される送信ベースバンド信号を変調し、送信周波数変調信号を出力する。変調器AA6から出力された送信周波数変調信号は、帯域通過フィルタAA7により受信周波数帯域の雑音が抑圧された後、電力増幅器AA8で増幅され、アンテナ共用器AA4を介してアンテナAA5から放射される。
なお、アンテナ共用器AA4に入力された送信周波数変調信号は、送信用フィルタAA13を通過し、アンテナAA5に導かれると共に、その一部は受信用フィルタAA14にも印加される。ここで、送信周波数変調信号は、一部が受信用フィルタAA14を通過して、受信回路AE2に漏洩する。
次に、受信動作について説明する。アンテナAA5で受信された受信周波数変調信号は、アンテナ共用器AA4に入力される。アンテナ共用器AA4に入力された受信周波数変調信号は、受信用フィルタAA14を通過し、受信回路AE2の結合器AE4の第1の入力に導かれると共に、その一部は送信用フィルタAA13にも印加される。しかし、受信周波数変調信号は、送信フィルタAA13の通過帯域外にあるため、送信用フィルタAA13を通過しない。
結合器AE4は、第1の入力に印加された受信周波数変調信号及び送信周波数変調信号の漏洩成分と、キャンセル信号生成回路AE3から第2の入力に印加された信号とを合成し、低雑音増幅器AA9に出力する。なお、説明のため、送信開始直後のキャンセル信号生成回路AE3の出力は0であり、結合器AE4の出力は受信用フィルタAA14を通過した成分のみとする。
結合器AE4からの出力信号は、低雑音増幅器AA9で増幅され、復調器AA11により受信ベースバンド信号に復調される。さらに、復調された受信ベースバンド信号は、チャネル選択フィルタAA12によって隣接チャネル信号および送信周波数漏洩成分が除去された後、図示しないベースバンド部に出力される。
本実施形態では、復調器AA11によって復調された受信ベースバンド信号は、キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5にも入力される。検出回路AE5は、受信ベースバンド信号から送信周波数変調信号の漏洩成分の振幅及び位相を検出し、制御回路AE6に出力する。
図2は、キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5の第1の内部構成例を示すブロック図である。図2に示すように、検出回路AE5は、AD変換器AF1、復調器AF2、およびフィルタAF3等を有する。
受信回路AE2の復調器AA11に入力される受信周波数変調信号を「RxI*cos(2πfRxt)−RxQ*sin(2πfRxt)」、送信周波数変調信号の漏洩成分を「LkI*cos(2πfTxt)−LkQ*sin(2πfTxt)」とする。なお、「fRx」は受信周波数、「fTx」は送信周波数とする。また、「fTx<fRx」の関係を有し、送信周波数変調信号の漏洩成分の帯域幅を「BW」とする。
ここで、復調器AA11が直交復調器であるとして、同相側の出力は、(fTx+fRx)成分を無視すると、
[RxI*cos(2πfRxt)−RxQ*sin(2πfRxt)+LkI*cos(2πfTxt)−LkQ*sin(2πfTxt)]*2cos(2πfRxt)
=RxI+LkI*cos(2πfTRt)+LkQ*sin(2πfTRt) …(1)
となる。ここで、「fTR=fRx−fTx」である。
[RxI*cos(2πfRxt)−RxQ*sin(2πfRxt)+LkI*cos(2πfTxt)−LkQ*sin(2πfTxt)]*2cos(2πfRxt)
=RxI+LkI*cos(2πfTRt)+LkQ*sin(2πfTRt) …(1)
となる。ここで、「fTR=fRx−fTx」である。
なお、W−CDMAを例に取ると、10*log{(LkI^2+LkQ^2)/(RxI^2+RxQ^2)}は80dB前後になるので、RxIの成分は十分小さいとして以降の検討では無視する。ただし、受信信号の近傍に強電界妨害波が存在している場合もあるので、復調器AA11の出力から検出回路AE5への信号ラインにフィルタを挿入し、妨害波の影響軽減を図ってもよい。
なお、同相側の出力に送信周波数漏洩信号の同相および直交成分が含まれているので、復調器AA11の直交側の出力は使用しない。
キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5内のAD変換器AF1のサンプル周波数をfsとする。ここで、fs/2>fTR+BW/2なるfsを選択することで、折り返し雑音の重畳を回避し、送信周波数漏洩信号に起因する妨害波成分を抽出する事ができる。
AD変換器AF1の出力は、復調器AF2により復調され、フィルタAF3により周波数2fTRの折り返し成分を除去されて、送信周波数変調信号の漏洩成分のベースバンド信号LkI,LkQに変換され、制御回路AE6に出力する。
図3は、キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5の第2の内部構成例を示すブロック図である。なお、図2に相当する部分には同一符号を付した。図3に示すように、検出回路AE5bは、AD変換器AF1b、復調器AF2b、及びフィルタAF3b等を有する。
キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5b内のAD変換器AF1bのサンプル周波数をfsbとし、
「BW/2<fTR−nfsb<fsb−BW/2」
を満たす整数nが存在するようなfsbを選択すれば、アンダーサンプル効果により、AD変換器AF1bの出力は、「LkI*cos(2πfTR’t)+LkQ*sin(2πfTR’t)」と等価となる。なお、fTR’=fTR−nfsbである。
「BW/2<fTR−nfsb<fsb−BW/2」
を満たす整数nが存在するようなfsbを選択すれば、アンダーサンプル効果により、AD変換器AF1bの出力は、「LkI*cos(2πfTR’t)+LkQ*sin(2πfTR’t)」と等価となる。なお、fTR’=fTR−nfsbである。
ここで、帯域幅BWの変調信号を折り返し雑音の影響を回避してサンプルするため、fsb>2BWであることが要求される。しかし、図2に記載の構成と比較して、AD変換器のサンプル周波数を下げることができるので、回路の低消費電力化を果たすことができる。
図4は、キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5の第3の内部構成例を示すブロック図である。なお、図2に相当する部分には同一符号を付した。図4に示すように、検出回路AE5cは、AD変換器AF1c、及び復調器AF2c等を有する。
キャンセル信号生成回路AE3が有する検出回路AE5c内のAD変換器AF1cのサンプル周波数をfscとする。
「BW/2>fTR−nfscまたはfTR−nfsc<fsc−BW/2」
を満たす整数nが存在する場合、AD変換器AF1cの出力と、
2cos(2πfTR”t)の乗算結果:
「LkI+LkI*cos(4πfTR”t)+LkQ*sin(4πfTR”t)」
は、第1項(ベースバンド成分)と第2項+第3項(2fTR”成分)が重なり、図2および図3で示したような、フィルタによる分離ができない。なお、fTR“=fTR−nfscである。
「BW/2>fTR−nfscまたはfTR−nfsc<fsc−BW/2」
を満たす整数nが存在する場合、AD変換器AF1cの出力と、
2cos(2πfTR”t)の乗算結果:
「LkI+LkI*cos(4πfTR”t)+LkQ*sin(4πfTR”t)」
は、第1項(ベースバンド成分)と第2項+第3項(2fTR”成分)が重なり、図2および図3で示したような、フィルタによる分離ができない。なお、fTR“=fTR−nfscである。
ここで、上記乗算結果(a)と、復調器AA11の直交側のサンプル出力と、
−2sin(2πfTR”t)の乗算結果(d)を加算することで、2fTR”成分を除去し、ベースバンド成分LkIを得ることができる。同様に、復調器AA11の同相側のサンプル出力と2sin(2πfTR”t)の乗算結果(b)および復調器AA11の直交側のサンプル出力と2cos(2πfTR”t)の乗算結果(c)を加算することで、2fTR”成分を除去し、ベースバンド成分LkQを得ることができる。
−2sin(2πfTR”t)の乗算結果(d)を加算することで、2fTR”成分を除去し、ベースバンド成分LkIを得ることができる。同様に、復調器AA11の同相側のサンプル出力と2sin(2πfTR”t)の乗算結果(b)および復調器AA11の直交側のサンプル出力と2cos(2πfTR”t)の乗算結果(c)を加算することで、2fTR”成分を除去し、ベースバンド成分LkQを得ることができる。
以上のような構成をとる事で、fTRが異なる複数の帯域についても、fsを変えることなく対応することができる。
制御回路AE6は、送信ベースバンド信号の位相及び検出回路AE5が検出した送信周波数変調信号の漏洩成分のベースバンド信号の位相から、結合器AE4の出力において、受信用フィルタAA14を通過した送信周波数変調信号の漏洩成分の位相とキャンセル信号生成回路AE3から出力されるキャンセル信号の位相の差が180°となるような角度情報φを移相回路AE7へ出力する。
移相回路AE7は、入力された送信ベースバンド信号を角度φだけ回転させて、変調器AE8に出力する。送信ベースバンド信号をTxI及びTxQとし、移相回路AE7の出力をTxIr及びTxQrとすると、両者の関係は以下のようになる。
TxIr=TxI*cosφ−TxQ*sinφ …(2)
TxQr=TxI*sinφ+TxQ*cosφ …(3)
TxIr=TxI*cosφ−TxQ*sinφ …(2)
TxQr=TxI*sinφ+TxQ*cosφ …(3)
なお、移相回路AE7による上記移相処理は、ベースバンド領域において計算処理により行うものであるが、特許文献1(特開平1−174018号公報)で説明されている、高周波領域における可変位相器による処理によって実現してもよい。
変調器AE8は、移相回路AE7の出力を変調する。変調器AE8から出力された変調信号は、可変利得増幅器AE9で増幅された後、結合器AE4の第2の入力に印加される。
また、制御回路AE6は、送信ベースバンド信号の振幅及び検出回路AE5が検出した送信周波数変調信号の漏洩成分のベースバンド信号の振幅から、結合器AE4の出力において、受信用フィルタAA14を通過した送信周波数変調信号の漏洩成分の振幅とキャンセル信号生成回路AE3から出力されるキャンセル信号の振幅が等しくなるような利得制御情報を可変利得増幅器AE9へ出力する。可変利得増幅器AE9は、制御回路AE6から入力された利得制御情報に基づいて、変調器AE8から出力された変調信号を増幅する。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話端末によれば、アンテナ共用器AA4で受信回路AE2への入力信号に重畳した送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルするため、漏洩成分に起因する受信回路の特性劣化を回避することができる。また、図7に示した送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルする携帯電話端末と比較すると、本実施形態の携帯電話端末では、送信側に方向性結合器を設ける必要がないため、送信回路で必要とされるパワーの増大を回避することができる。その結果、消費電力を低減できる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。なお、図5において、図1に示した携帯電話端末AE1の構成要素と対応する部分には同一符号を付した。図5に示す携帯電話端末AG1は、送信回路AA2と、受信回路AE2と、アンテナ共用器AA4と、アンテナAA5と、キャンセル信号生成回路AG2とを備える。送信回路AA2、受信回路AE2、アンテナ共用器AA4、及びアンテナAA5に関しては、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図5は、第2の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。なお、図5において、図1に示した携帯電話端末AE1の構成要素と対応する部分には同一符号を付した。図5に示す携帯電話端末AG1は、送信回路AA2と、受信回路AE2と、アンテナ共用器AA4と、アンテナAA5と、キャンセル信号生成回路AG2とを備える。送信回路AA2、受信回路AE2、アンテナ共用器AA4、及びアンテナAA5に関しては、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
キャンセル信号生成回路AG2は、フーリエ変換(DFT)回路AG3、検出回路AE5、制御回路AG4、DFT回路AG5、移相回路AG6、利得可変回路AG8、逆フーリエ変換(IDFT)回路AG7、変調器AE8、及び可変利得増幅器AE9を有する。検出回路AE5、変調器AE8及び可変利得増幅器AE9に関しては、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
検出回路AE5は、第1の実施形態と同様の動作により送信周波数変調信号の漏洩成分LkIおよびLkQを検出し、DFT回路AG5に印加する。DFT回路AG5によりN個の離散スペクトルに変換された送信周波数変調信号の漏洩成分は、制御回路AG4において、同じくDFT回路AG3によりN個の離散スペクトルに変換された送信ベースバンド信号と各周波数成分毎に振幅および位相を比較される。
制御回路AG4は、DFT回路AG3およびDFT回路AG5の出力を元に、各周波数成分において、受信用フィルタAA14を通過した送信周波数変調信号の漏洩成分の位相とキャンセル信号生成回路AE3から出力されるキャンセル信号の位相の差が、結合器AE4の出力において180°となるような角度情報φi(i=1〜N)を移相回路AG6へ出力する。
また、制御回路AG4は、DFT回路AG3およびDFT回路AG5の出力を元に、各周波数成分において、受信用フィルタAA14を通過した送信周波数変調信号の漏洩成分の振幅とキャンセル信号生成回路AE3から出力されるキャンセル信号の振幅の差Gi(i=1〜N)を利得可変回路AG8へ出力する。
移相回路AG6は、送信ベースバンド信号を各周波数成分毎に角度φiだけ回転させて、利得可変回路AG8に出力する。
利得可変回路AG8は、AG8の出力信号を各周波数成分毎に利得Giだけ変化させ、各周波数成分における振幅比が、送信周波数変調信号の漏洩成分の振幅比と等しくなるよう制御する。
利得可変回路AG8の出力は、IDFT回路AG7に印加される。
IDFT回路AG7は、逆フーリエ変換を行うことによって、利得可変回路AG8から出力された離散スペクトルを時間軸信号TxIsおよびTxQsに変換し、変調器AE8および可変利得増幅器AE9によりキャンセル信号に変換する。
なお、可変利得増幅器AE9の利得は、結合器AE4の出力において、受信用フィルタAA14を通過した送信周波数変調信号の漏洩成分の振幅とキャンセル信号生成回路AE3から出力されるキャンセル信号の振幅が等しくなるような値を取る。
なお、OFDMやSC−FDMAといったマルチキャリア系の変調方式を採用する通信装置では、DFT回路AG3、AG5およびIDFT回路AG7を変復調回路と共用、または同一構成とすることで、回路規模の縮小あるいは回路設計工数の削減効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話端末によれば、周波数帯域を細分化した帯域毎に位相の制御を行うことができるため、より正確に送信周波数変調信号の漏洩成分をキャンセルすることができる。
本発明に係る通信装置は、無線通信システムの少なくとも一部で同時送受信を行う通信装置等として有用である。特に、LTE等のデータ通信方式や、OFDM送信回路、MIMOへの適用が考えられる。
AA1 携帯電話端末
AA2 送信回路
AA3 受信回路
AA4 アンテナ共用器
AA5 アンテナ
AA6 変調器
AA7 帯域通過フィルタ
AA8 電力増幅器
AA9 低雑音増幅器
AA11 復調器
AA12 チャネル選択フィルタ
AA13 送信用フィルタ
AA14 受信用フィルタ
AE1 携帯電話端末
AE2 受信回路
AE3 キャンセル信号生成回路
AE4 結合器
AE5 検出回路
AE6 制御回路
AE7 移相回路
AE8 変調器
AE9 可変利得増幅器
AF1 AD変換器
AF2 復調器
AF3 フィルタ
AF4 振幅計算回路
AF5 位相計算回路
AG1 携帯電話端末
AG2 キャンセル信号生成回路
AG3 検出回路
AG4 制御回路
AG5 FFT回路
AG6 移相回路
AG7 IFFT回路
AA2 送信回路
AA3 受信回路
AA4 アンテナ共用器
AA5 アンテナ
AA6 変調器
AA7 帯域通過フィルタ
AA8 電力増幅器
AA9 低雑音増幅器
AA11 復調器
AA12 チャネル選択フィルタ
AA13 送信用フィルタ
AA14 受信用フィルタ
AE1 携帯電話端末
AE2 受信回路
AE3 キャンセル信号生成回路
AE4 結合器
AE5 検出回路
AE6 制御回路
AE7 移相回路
AE8 変調器
AE9 可変利得増幅器
AF1 AD変換器
AF2 復調器
AF3 フィルタ
AF4 振幅計算回路
AF5 位相計算回路
AG1 携帯電話端末
AG2 キャンセル信号生成回路
AG3 検出回路
AG4 制御回路
AG5 FFT回路
AG6 移相回路
AG7 IFFT回路
Claims (6)
- 入力された第1のベースバンド信号を第1の変調方式で変調して、送信周波数の変調信号に変換する送信回路と、
第2の変調方式で変調された受信周波数の受信信号を、第2のベースバンド信号に復調する受信回路と、
前記送信回路から出力された前記送信周波数の変調信号をアンテナに導き、前記アンテナで受信された前記受信信号を前記受信回路に導くアンテナ共用器と、
前記送信回路に入力される前記第1のベースバンド信号及び前記受信回路で復調して得られた前記第2のベースバンド信号から、前記アンテナ共用器で前記受信回路側に漏洩した前記送信周波数の変調信号の成分をキャンセルするためのキャンセル信号を生成して、当該キャンセル信号を前記受信回路に出力するキャンセル信号生成回路と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記受信回路は、
前記送信周波数の変調信号の漏洩成分を含む受信信号と、前記キャンセル信号生成回路から入力された前記キャンセル信号とを合成する結合器を備えることを特徴とする通信装置。 - 請求項1又は2に記載の通信装置であって、
前記キャンセル信号生成回路は、
前記第2のベースバンド信号から、前記送信周波数の変調信号の漏洩成分のベースバンド信号を検出する検出回路と、
前記検出回路により検出された前記漏洩成分のベースバンド信号の位相に基づいて、前記第1のベースバンド信号の位相を制御する移相回路と、
前記移相回路によって位相が制御された前記第1のベースバンド信号を前記第1の変調方式で変調する変調器と、
前記検出回路により検出された前記漏洩成分のベースバンド信号の振幅に基づいて、前記変調器により変調された信号の振幅を制御する増幅器と、を有し、
前記増幅器から出力される信号が、前記キャンセル信号であることを特徴とする通信装置。 - 請求項3に記載の通信装置であって、
前記検出回路は、ゼロIFに変換した受信信号から、前記漏洩成分をアンダーサンプルにより抽出することを特徴とする通信装置。 - 請求項3又は4に記載の通信装置であって、
前記検出回路は、前記受信信号の帯域内に存在する外来妨害信号を除去するフィルタを有することを特徴とする通信装置。 - 請求項1又は2に記載の通信装置であって、
前記キャンセル信号生成回路は、
前記第2のベースバンド信号が占める周波数帯域を複数の帯域に分割し、各周波数帯域の信号の振幅及び位相を検出する検出回路と、
前記第1のベースバンド信号が占める周波数帯域を複数の帯域に分割する帯域分割部と、
前記検出回路により検出された各周波数帯域の信号の位相に基づいて、帯域分割部によって分割された各周波数帯域の信号の位相を制御する移相回路と、
前記移相回路によって位相が制御された各周波数帯域の信号を結合する帯域結合部と、
前記帯域結合部で得られた信号を前記第1の変調方式で変調する変調器と、
前記検出回路により検出された各周波数帯域の信号の位相に基づいて、前記変調器により変調された信号の振幅を制御する増幅器と、を有し、
前記増幅器から出力される信号が、前記キャンセル信号であることを特徴とする通信装置。
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