JP2009194491A - 動画検閲装置、動画検閲方法、動画検閲プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

動画検閲装置、動画検閲方法、動画検閲プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Mitsuhiro Wagatsuma
光洋 我妻
Yukinobu Taniguchi
行信 谷口
Tadashi Nakanishi
正 仲西
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Abstract

【課題】本発明は、著作権侵害やそれ以外の基準を含めた動画検閲を効率的に行うことができるサムネイル一覧を生成表示することを実現することで、従来の動画検閲技術の持つ問題点の解決を図る新たな動画検閲技術の提供を目的とする。
【解決手段】検閲対象の動画データをシーンに分割するとともに、その入力した動画データに含まれる各種イベントを検出する。そして、検出したイベントの契機で、分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出し、その抽出したサムネイル画像について、検出したイベントの検出結果に基づいて重要度を算出して、その算出した重要度の順に、抽出したサムネイル画像を並び替えて一覧表示する。検閲対象の動画データから抽出したサムネイル画像を重要度の高いものから並べて一覧表示することで、公開可否の判断の手間を軽減するとともに、その判断そのものの高速化を図ることを実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般のユーザーが動画を投稿して公開、共有できる動画投稿共有サイトなどにおいて、動画公開の可否判断の手掛かりとなる情報を見やすく提示し、公開可否の判断の作業負担を低減することで公開可否の判断を効率化する動画検閲装置およびその方法と、その動画検閲装置の実現に用いられる動画検閲プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。
現在インターネット上には、一般のユーザーが自分の手元にある動画ファイルをアップロードして不特定多数の人に公開することを目的とした動画投稿共有サイトを多数見ることができる。
このようなサイトの運営側には、公開することが法律や自サイトの運営ポリシーに抵触するコンテンツなどを削除する義務がある。例えば、
・著作権を侵害するコンテンツ
・肖像権など、著作権以外の権利を侵害するコンテンツ
・その他、動画共有サイトが有害と定めるコンテンツ
を公開しないようにチェックする必要がある。
しかし、数多くの動画がアップロードされるようになると、全ての動画ファイルの全ての内容を人間が確認した上で判断を下すのは時間とコストがかかるという問題がある。
一方、アップロードされた動画が公開可能かどうかを自動的に判定するのは非常に難しいため、最終的には人間が判断せざるを得ない。例えば、投稿された動画が公序良俗違反にあたるか否かを判定するためには高度な動画内容の解釈が必要になるので、コンピュータで自動化することは困難である。
これら違法・有害なコンテンツが公開されることを防ぐ最も愚直な方法は、動画共有サイトにアップロードされた動画を公開前に人間が見てチェックすることである。
しかしながら、膨大なコンテンツをすべてチェックするには多大な労力を必要とするという問題点があった。また、そのためにアップロードから公開まで多くの時間を要してしまうという問題点があった。
ここで、投稿動画の権利保護に関する技術として以下のような従来技術が存在する。
(1)著作物の利用の管理に関する技術
下記の特許文献1には、デジタル画像・動画などのファイルに、消去や改竄が不可能な透かし情報を予め埋め込み、著作物の使用条件を管理するサーバーを用意し、著作物の使用条件違反をチェックする方法が開示されている。
この技術によれば、透かしの埋め込まれた著作物は計算機で自動的に、高精度で管理することができる。
しかしながら、この技術を使うには、著作物に透かしを埋め込むという大きな手間が必要であり、特定の著作物の保護には効果が期待できるが、一般に普及する動画の著作権を保護することはできない。
また、動画共有サイトが公開できない動画は肖像権など著作権以外の権利の侵害に係るモノや、サイトが独自に設けた倫理規定に違反するものなど、著作権の使用条件に抵触するものだけではない。
(2)動画サムネイル一覧に関する従来技術
アップロードされた動画コンテンツを高速にチェックするには、内容を代表するサムネイルを抽出し、それらから判断する方法が考えられる。
下記の特許文献2には、動画の中で輝度が大きく変化する時刻をカット点として検出し、カット点の時刻の画像をサムネイルとして抽出して、一覧表示する方法が開示されている。
このような従来の技術では、映像のストーリーを素早く判断することが主目的であり、サムネイルは時間軸に沿って並べられるのが原則であった。
しかしながら、公開可否判断を行う場合には、シーンを代表するサムネイルが並べられる順番は時間順が最適とは言えず、必ずしも効率化につながらないという問題があった。例えば、エンドロールが流れるシーンを見れば、その動画の公開が著作権の侵害に係ることが明らかな映像の場合、エンドロールのシーンのサムネイルを見るまで公開可否判断ができない。
特開平11−39263号公報:“著作物の使用条件違反チェック方法及び装置及び著作物の使用条件違反チェックプログラムを格納した記憶媒体” 特開平8−214210号公報(特許第2839132号):“映像カット点検出方法及び装置”
前述したように、動画投稿共有サイトの運営側には、公開することが法律や自サイトの運営ポリシーに抵触するコンテンツなどを削除する義務がある。
しかるに、アップロードされた動画が公開可能かどうかを自動的に判定するのは非常に難しいため、最終的には人間が判断せざるを得ない。
これから、従来技術では、人間がアップロードされた動画が公開可能かどうかを判定して、公開不可能であるコンテンツについては削除するようにしていた。
しかしながら、膨大なコンテンツをすべてチェックするには多大な労力を必要とするという問題点があった。また、そのためにアップロードから公開まで多くの時間を要してしまうという問題点があった。
一方、投稿動画の権利保護に関する技術として、著作物の利用の管理に関する技術や動画サムネイル一覧に関する技術が存在するが、これらの技術をそのまま適用しても、この問題点を解決することはできない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、著作権侵害やそれ以外の基準を含めた動画検閲を効率的に行うことができるサムネイル一覧を生成表示することを実現することで、従来の動画検閲技術の持つ問題点の解決を図る新たな動画検閲技術の提供を目的とする。
動画共有サイトにおける著作権の侵害は、テレビ局などでプロの手によって作られた動画コンテンツが著作者に無断で二次配布されるという形式をとることが非常に多い。そのようなコンテンツにはテロップやロゴが含まれることが多く、また、BGMが含まれることが多く、また、一定上の大きさで人の顔が映っていることも多い。
本発明は、この点に着目して、動画データを構成する画像ごとに、テロップやロゴ(テロップの一種と見なせる)の有無や、BGMの有無や、人の顔の有無を用いた重要度を導入することで、公開可否判定にとって重要なシーンを手早く探すことができるようにする手段を提供する。
すなわち、本発明の動画検閲装置は、従来の動画検閲技術の持つ問題点の解決を図るために、(1)検閲対象の動画データを入力する入力手段と、(2)入力手段の入力した動画データをシーンに分割する分割手段と、(3)入力手段の入力した動画データに含まれる各種イベントを検出する検出手段と、(4)検出手段の検出したイベントの契機で、分割手段の分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出する抽出手段と、(5)抽出手段の抽出したサムネイル画像について、検出手段の検出したイベントの検出結果に基づいて重要度を算出する算出手段と、(6)算出手段の算出した重要度の順に、抽出手段の抽出したサムネイル画像を並び替えて一覧表示する表示手段とを備えるように構成する。
以上の各処理手段はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
このように構成される本発明の動画検閲装置では、検閲対象の動画データを入力すると、その入力した動画データをシーンに分割するとともに、例えば、テロップの出現を検出したり、動画中に映る人の顔を検出したり、BGMの出現を検出することで、その入力した動画データに含まれる各種イベントを検出する。
そして、検出したイベントの契機で、分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出し、その抽出したサムネイル画像について、検出したイベントの検出結果に基づいて重要度を算出して、その算出した重要度の順に、抽出したサムネイル画像を並び替えて一覧表示する。
このように、本発明の動画検閲装置では、検閲対象の動画データから抽出したサムネイル画像を重要度の高いものから並べて一覧表示することで、公開可否の判断の手間を軽減するとともに、その判断そのものの高速化を図ることを実現する。
このとき、本発明の動画検閲装置では、テレビ局などによって編集された動画データにはテロップやロゴが用いられることが多く、これらが入っていることを確認することで、動画データの公開が著作権上問題のある動画データであることが明らかになる場合が多いことに着目して、テロップを検出した場合のサムネイル画像に対して高い重要度を与えることで、著作権上の問題がないのかを効率的に判断できるようにする。
また、テレビ局などによって編集され、著作権上問題のある動画データは人の顔が大きく写っているシーンがあることが多い点に着目して、顔が写っているシーンを検出した場合のサムネイル画像に対して高い重要度を与えることで、その人物が著名人であった場合など、動画データの公開にあたって著作権・肖像権上問題があることをすぐに判断できるようにする。
また、動画データにBGMが使われている場合は、編集を経た可能性があり著作権上問題がある動画データである場合があるだけでなく、そのBGM自体に著作権上の問題があるということもある点に着目して、BGMを検出した場合のサムネイル画像に対して高い重要度を与えることで、著作権上の問題がないのかを効率的に判断できるようにする。
本発明によれば、動画共有サイトなどの運営にあたって必要となる動画データのチェックを行うオペレータは、動画データの公開の可否を、テロップがあるシーンや、人の顔の映るシーンや、BGMがあるシーンなど、判断する上で重要なシーンからチェックすることができるようになる。
これにより、本発明によれば、公開対象の動画データを検閲する場合に、オペレータの負担を軽減し、公開の可否の判断に必要な時間を削減することができるようになる。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
図1に、本発明を具備する動画検閲装置10の装置構成を図示する。
この図に示すように、本発明の動画検閲装置10は、動画データ入力手段11と、動画データ・メタデータ記憶手段12と、シーン分割手段13と、イベント検出手段14と、サムネイル抽出手段15と、重要度算出手段16と、サムネイル一覧表示手段17と、公開可否入力手段18とを備える。
この動画データ入力手段11は、検閲対象となる動画データを入力する。動画データ・メタデータ記憶手段12は、動画データ入力手段11の入力した動画データと、その動画データのメタデータとを記憶する。シーン分割手段13は、動画データ入力手段11の入力した動画データをシーンに分割する。
イベント検出手段14は、動画データ入力手段11の入力した動画データに出現するイベントを検出するものであって、例えば、動画データに出現するテロップを検出するテロップ検出手段140と、動画データに出現する人の顔を検出する顔検出手段141と、動画データに出現するBGM(Background music)を検出するBGM検出手段142とを備える。
サムネイル抽出手段15は、イベント検出手段14の検出したイベントの検出結果に基づいて、シーン分割手段13の分割したシーン毎にサムネイル画像を抽出する。重要度算出手段16は、サムネイル抽出手段15の抽出したサムネイル画像についての重要度を算出する。サムネイル一覧表示手段17は、重要度算出手段16の算出した重要度を参照しつつ、サムネイル抽出手段15の抽出したサムネイル画像を一覧表示する。公開可否入力手段18は、サムネイル一覧表示手段17の表示するサムネイル画像に応答してオペレータ(動画データの検閲者)から入力される公開可否の情報を入力する。
図2に、このように構成される本発明の動画検閲装置10の実行するフローチャートの一例を図示する。
次に、このフローチャートに従って、本発明の動画検閲装置10の実行する処理について詳細に説明する。
本発明の動画検閲装置10は、図2のフローチャートに示すように、まず最初に、ステップS11で、動画データ入力手段11にて、検閲対象となる動画データを入力して動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。
動画投稿サイトの場合には、一般ユーザーからインターネットを経由して動画ファイルがサーバーにアップロードされるので、その動画ファイルを読み込むのである。
続いて、ステップS12で、シーン分割手段13にて、例えば、前述した特許文献2に開示されているカット検出技術を用いて、入力した動画データをシーン毎に分割して、その分割の時刻をメタデータとして動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。
ここで、シーン分割手段13は、ショットの切り替えが少ない場合には、色ヒストグラムの変化を検知して一つのショットを複数のシーンに分けることも可能である。逆に、ショットの切り替えが多い場合には、ショットの類似度を計算して、類似するシーンを統合することによりシーンの数を減らすことも可能である。例えば、ドラマの対話シーンで登場人物A、Bのショットが繰り返される場合、ショットの繰り返しパターンを検出することにより対話シーンを検出することが可能である。
続いて、ステップS13で、イベント検出手段14にて、動画データに出現する各種イベントを検出する。
例えば、イベント検出手段14としてテロップ検出手段140が用意されている場合には、ステップS130で、テロップ検出手段140にて、例えば、下記の参考文献1〜3に記載されているテロップ検出技術を用いてテロップを検出して、そのテロップが出現する時刻とそのテロップの大きさとそのテロップの速度とをメタデータとして動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。ここで、テロップの大きさとは、テロップの文字を内包する最小の長方形の領域の画面に対する割合のことである。
参考文献1:特開2004−94967(特許第3825774号)“文字領域判定 方法および装置および記録媒体”
参考文献2:特開2000−194851(特許第3467195号)“文字領域抽 出方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体”
参考文献3:特開平11−239363号(特許第3435334号)“映像中文字 領域抽出装置および方法およびその方法を記録した記録媒体”
また、例えば、イベント検出手段14として顔検出手段141が用意されている場合には、ステップS131で、顔検出手段141にて、例えば、下記の参考文献4に記載されている顔検出技術を用いて人の顔を検出する。そして、動画データの中で一定以上、例えば大きさが画面全体の1/10以上の顔が検出されたら、その検出時刻、その顔の個数、その顔の大きさをメタデータとして動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。ここで、顔の大きさとは、顔を内包する最小の長方形の領域の画面全体に対する割合のことである。
参考文献4:特開2005−157911“顔領域検出方法及び装置及びプログラム 及び顔領域検出プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶 媒体”
また、例えば、イベント検出手段14としてBGM検出手段142が用意されている場合には、ステップS132で、BGM検出手段142にて、例えば、下記の参考文献5に記載されているBGM検出技術を用いてBGMの有無を判断し、その判断結果の情報をメタデータとして動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。
参考文献5:特開平10−187182号(特許第3475317号)“映像分類方 法及び装置”
このようにして、ステップS13で動画データに出現する各種イベントを検出すると、続いて、ステップS14で、サムネイル抽出手段15にて、イベント検出手段14の検出したイベントの検出結果(動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶されている)に基づいて、分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出する。
サムネイル画像の抽出方法としては様々なものが考えられるが、例えば、(1)最も多くのテロップ文字が出現するフレームをサムネイル画像とする、(2)前述した参考文献4などに記載されている顔検出技術を用いて抽出した正面を向いた顔の写ったフレームをサムネイル画像とする、(3)BGMの開始時刻のフレームをサムネイル画像とするといった方法が考えられる。さらに、肖像権の判断に重要な顔領域のみを切り出してサムネイル画像とすることも可能である。顔領域のみの切り出し方法としては、顔を内包する最小の長方形の領域を切り出す方法がある。
続いて、ステップS15で、重要度算出手段16にて、サムネイル画像毎に重要度Iを算出してメタデータとして動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶する。
重要度Iの算出方法としては様々な方法を用いることが可能である。例えば、サムネイル画像毎に、テロップが検出されている場合には、予め定めた定数(例えば5)をIに加算し、さらに、顔が検出されている場合には、顔の大きさに応じた値をIに加算し、さらに、BGMが検出されている場合には、予め定めた定数(例えば3)をIに加算することで、重要度Iを算出する。このとき、テロップの大きさや種類に応じて、Iに加算する値を変えるようにしてもよい。
また、例えば、
I=(スクロールテロップの大きさ)×10
+(静止しているテロップの大きさ)×5
+(顔を内包する最小の長方形の領域の画面全体に対する割合)×1
を算出し、これを重要度Iとしてサムネイル画像毎に算出するようにしてよい。
この算出方法では、映画やテレビ番組の最後に流れるスクロールテロップ(出演者や著作権者の情報を含むテロップ)、通常のテロップ、顔の順に重要性が高いとして重要度Iを算出している。さらに、その時刻前後にBGMを検出している場合には、Iにさらに3を加算するというようなことも実現も可能である。
このようにして、ステップS15でサムネイル画像の重要度を算出すると、続いて、ステップS16で、サムネイル一覧表示手段17にて、サムネイル抽出手段15の抽出したサムネイル画像を一覧表示する。
図3に、サムネイル一覧表示手段17の表示するサムネイル画像一覧表示の一例を図示する。
この図に示す例では、サムネイル一覧表示手段17は、表示エリア21で、検閲対象の動画データ(動画データ入力手段11の入力した動画データ)を表示し、表示エリア22で、シーン毎の代表画像のサムネイル画像を時系列順に並べて表示し、表示エリア23で、それらのサムネイル画像を重要度Iの高い順に並べて表示する。
ここで、サムネイル一覧表示手段17は、表示エリア23で、例えば、左上に最も重要度Iの高いサムネイル画像を表示し、右下に最も重要度Iの低いサムネイル画像を表示することで、サムネイル画像の重要度Iの順番が分かるように表示する。
また、表示エリア22には、時刻移動キー(図中に示す矢印の記載されるキー)が用意されており、サムネイル一覧表示手段17は、この時刻移動キーに対してのオペレータの操作に応答して、表示エリア22に表示するサムネイル画像の時刻を移動させるようにしている。
また、表示エリア22と表示エリア23に並べられたサムネイル画像について、その前後にBGMがある場合には、サムネイル一覧表示手段17は、BGMがあることが分かるように視覚的に表示する。例えば、図中に示すように、“♪”のマークを表示することで、そのサムネイル画像にBGMがあることが分かるように表示する。
また、表示エリア22と表示エリア23に並べられた各サムネイル画像がオペレータによりクリックされると、サムネイル一覧表示手段17は、そのサムネイル画像を含むシーンを表示エリア21に動画データとして流れるように表示する。
このようにして、ステップS16でサムネイル画像を一覧表示すると、オペレータがサムネイル一覧表示手段17の表示する情報に基づいて検閲対象の動画データの公開の可否を判断して、その判断結果に基づいて、図3に示す表示エリア24に設けられる“公開許可ボタン”か“公開不許可ボタン”のいずれかをクリックしてくる。
これから、続いて、ステップS17で、オペレータが“公開許可ボタン”か“公開不許可ボタン”をクリックしてくるのを待って、オペレータがクリックしてくると、オペレータが“公開許可ボタン”をクリックしたのか、“公開不許可ボタン”をクリックしたのかを判断する。
この判断処理により、オペレータが“公開許可ボタン”をクリックしたことを判断するときには、ステップS18に進んで、動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶されている検閲対象の動画データに対して、公開可マークを付与して、処理を終了する。
一方、この判断処理により、オペレータが“公開不許可ボタン”をクリックしたことを判断するときには、ステップS19に進んで、動画データ・メタデータ記憶手段12に記憶されている検閲対象の動画データに対して、公開不可マークを付与して、処理を終了する。
このようにして、本発明の動画検閲装置10では、検閲対象の動画データから抽出したサムネイル画像を重要度の高いものから並べて一覧表示することから、動画データの公開可否の判断にあたって、その判断の手間を軽減することができるようになるとともに、その判断そのものの高速化を図ることができるようになる。
以上に説明した実施形態例では、重要度Iの算出方法を予め本発明の動画検閲装置10の側で定義しておくことで説明したが、この重要度Iの算出方法を、動画データの公開可否の判断を行うオペレータが決定できるようにすることも可能である。
この構成を実現する場合には、例えば、図4に示すように、サムネイル一覧表示手段17が、サムネイル画像の一覧を表示する画面に重要度算出式設定ボタン25を表示するようにして、この重要度算出式設定ボタン25がオペレータによりクリックされると、図1には記載していない重要度算出式設定手段が呼び出されて、その呼び出された重要度算出式設定手段が、図5に示すような重要度算出式設定画面を表示して、この重要度算出式設定画面を介してオペレータと対話することで重要度算出式を設定するようにする。
この重要度算出式設定画面が用意されることで、オペレータは、例えば、テロップが検出されている場合には5をIに加算し、顔が検出されている場合には4をIに加算し、BGMが検出されている場合には3をIに加算することで、重要度Iを算出したいと考えるときには、この重要度算出式設定画面を使って、
I=5×A+4×D+3×G
という重要度算出式を設定することになる。
また、
I=(スクロールテロップの大きさ)×10
+(静止しているテロップの大きさ)×5
+(顔を内包する最小の長方形の領域の画面全体に対する割合)×1
という算出式に従って重要度Iを算出したいと考えるときには、この重要度算出式設定画面を使って、
I=10×B+5×C+1×F
という重要度算出式を設定することになる。
動画データの公開可否の判断を行うオペレータは、公開可否の判断対象となる動画データの属性を知っており、これから、動画データの公開可否の判断を行うオペレータが重要度Iの算出方法を決定できるようにすることで、その判断を正確に行うことが可能になる。
本発明は、動画データを公開してもよいのか否かの判断を行う場合に用いられるものであり、本発明を用いることで、公開可否の判断を行うオペレータの負担を軽減し、公開の可否の判断に必要な時間を削減することができるようになる。
本発明の動画検閲装置の装置構成図である。 本発明の動画検閲装置の実行するフローチャートである。 サムネイル画像一覧表示の一例である。 重要度算出式設定ボタンの表示処理の説明図である。 重要度算出式設定画面の一例である。
符号の説明
10 動画検閲装置
11 動画データ入力手段
12 動画データ・メタデータ記憶手段
13 シーン分割手段
14 イベント検出手段
15 サムネイル抽出手段
16 重要度算出手段
17 サムネイル一覧表示手段
18 公開可否入力手段
140 テロップ検出手段
141 顔検出手段
142 BGM検出手段

Claims (10)

  1. 動画データの検閲に用いられる動画検閲装置であって、
    検閲対象の動画データを入力する入力手段と、
    前記入力手段の入力した動画データをシーンに分割する分割手段と、
    前記入力手段の入力した動画データに含まれる各種イベントを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出したイベントの契機で、前記分割手段の分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段の抽出したサムネイル画像について、前記検出手段の検出したイベントの検出結果に基づいて重要度を算出する算出手段と、
    前記算出手段の算出した重要度の順に、前記抽出手段の抽出したサムネイル画像を並び替えて一覧表示する表示手段とを備えることを、
    特徴とする動画検閲装置。
  2. 請求項1に記載の動画検閲装置において、
    前記検出手段が、テロップの出現を検出し、
    前記抽出手段が、テロップが検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、テロップが検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲装置。
  3. 請求項1に記載の動画検閲装置において、
    前記検出手段が、動画中に映る人の顔を検出し、
    前記抽出手段が、顔が検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、より大きく顔が検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲装置。
  4. 請求項1に記載の動画検閲装置において、
    前記検出手段が、BGMの出現を検出し、
    前記抽出手段が、BGMが検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、BGMが検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲装置。
  5. 入力手段と分割手段と検出手段と抽出手段と算出手段と表示手段とを備える動画検閲装置で実行されて、動画データの検閲に用いられる動画検閲方法であって、
    前記入力手段が、検閲対象の動画データを入力し、
    前記分割手段が、前記入力手段の入力した動画データをシーンに分割し、
    前記検出手段が、前記入力手段の入力した動画データに含まれる各種イベントを検出し、
    前記抽出手段が、前記検出手段の検出したイベントの契機で、前記分割手段の分割したシーン毎に1枚以上のサムネイル画像を抽出し、
    前記算出手段が、前記抽出手段の抽出したサムネイル画像について、前記検出手段の検出したイベントの検出結果に基づいて重要度を算出し、
    前記表示手段が、前記算出手段の算出した重要度の順に、前記抽出手段の抽出したサムネイル画像を並び替えて一覧表示することを、
    特徴とする動画検閲方法。
  6. 請求項5に記載の動画検閲方法において、
    前記検出手段が、テロップの出現を検出し、
    前記抽出手段が、テロップが検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、テロップが検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲方法。
  7. 請求項5に記載の動画検閲方法において、
    前記検出手段が、動画中に映る人の顔を検出し、
    前記抽出手段が、顔が検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、より大きく顔が検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲方法。
  8. 請求項5に記載の動画検閲方法において、
    前記検出手段が、BGMの出現を検出し、
    前記抽出手段が、BGMが検出されたフレームをサムネイル画像として抽出し、
    前記算出手段が、BGMが検出された時刻のサムネイル画像の重要度がより高い値となるようにサムネイル画像の重要度を算出することを、
    特徴とする動画検閲方法。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画検閲装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるための動画検閲プログラム。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画検閲装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるための動画検閲プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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