JP2006236049A - 最適な電子チケットを選択するプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する。
【解決手段】電子チケット抽出部は、電子チケット記憶部に記憶された複数の電子チケットの中から、提供されたデジタルコンテンツに対応した複数の電子チケットを抽出する。次に、電子チケット選択部は、抽出された複数の電子チケットについて、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較して、優先度順に電子チケットを認証処理部へ提供する。この際、電子チケット選択部は、料金の支払い方法に関する比較(S201,S202)、付与ポイントの比較(S203)、利用回数の有無の比較(S204,S205)、有効期限に関する比較(S206)、利用回数の残数の比較(S207)の各利用条件の比較を行って電子チケットの優先順位を判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は複数の電子チケットのうちから最適な電子チケットを選択する技術に関する。
画像データや文書データといったデジタルコンテンツの不正利用や不正横流しを阻止する技術として、電子チケットの技術が知られている(特許文献1、特許文献2など)。
電子チケットを利用したシステムとして次の例を挙げることができる。デジタルコンテンツの提供者は、デジタルコンテンツを暗号化(カプセル化)してからユーザに配信する。その暗号化を解くために電子チケットが必要となる。電子チケットは、例えば、ユーザが利用するコンピュータなどのハードウェアの固有情報にあわせて発行され、ユーザに提供される。これにより、正規のユーザが電子チケットに対応するコンピュータを利用する場合にのみデジタルコンテンツの利用を許可することが可能になる。
電子チケットには、さらに、ユーザの操作権限を付与することもできる。例えば、デジタルコンテンツの印刷操作や編集操作などの権限をユーザに与えるかどうかを設定することができる。これにより、例えば、ユーザに対してデジタルコンテンツの閲覧のみを許可して他の操作を制限することなどが可能になる。
特開平10−93550号公報 特開2000−48076号公報
上述したように、電子チケットの技術によって、デジタルコンテンツの不正利用などを阻止しつつ、様々なコンテンツ提供形態が実現できる。例えば、一つのデジタルコンテンツに対して複数の電子チケットが提供されてもよい。
従来、あるデジタルコンテンツに対して有効な電子チケットが複数存在する場合、ユーザが電子チケットの内容を比較して所望の電子チケットを選択していた。電子チケットの選択権がユーザに与えられることは、電子チケットの利用の自由度を高める一面もある。しかし、例えば、複数の電子チケットに対して互いに異なる利用条件が付与されている場合、利用条件を比較しながら選択する手間をユーザに強いることになる。特に、ユーザにとって有利なチケットを適切に選択することは容易とは限らない。
例えば、二つのコンテンツA,Bを無制限に利用できる電子チケット1と、二つのコンテンツB,Cを特定回数だけ利用できる電子チケット2をユーザが所有していた場合、コンテンツBを利用するために電子チケット2を用いると、電子チケット2の利用回数が減る結果、コンテンツCの利用可能な回数が減ってしまう。これはユーザにとって有利なチケット選択とはいえない。
本発明は、このような背景において成されたものであり、その目的は、コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の好適な態様であるプログラムは、コンテンツの利用権を付与するための複数の電子チケットのうちから最適な電子チケットを選択するプログラムであって、コンテンツに対応した複数の電子チケットを抽出する抽出手段、前記抽出された複数の電子チケットのうちから、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較することによって、当該コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する選択手段、としてコンピュータを機能させる、ことを特徴とする。
望ましくは、前記選択手段は、前記利用条件の比較から優先度の高い電子チケットを検索することによって前記最適な電子チケットを選択することを特徴とする。望ましくは、前記選択手段は、利用料金の支払い方法が買い切りである電子チケットを優先度の高い電子チケットとすることを特徴とする。望ましくは、前記選択手段は、付与されているポイントの多い電子チケットを優先度の高い電子チケットとすることを特徴とする。望ましくは、前記選択手段は、電子チケットに設定された利用回数に基づいて電子チケットの優先度を判断することを特徴とする。望ましくは、前記選択手段は、電子チケットに設定された有効期限に基づいて電子チケットの優先度を判断することを特徴とする。望ましくは、前記選択手段は、優先度の判定基準に基づいて優先度の高い電子チケットを検索することを特徴とする。
望ましくは、前記抽出手段および前記選択手段に加え、前記判定基準を設定する判定基準設定手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。望ましくは、前記判定基準設定手段は、判定基準を設定するためのユーザインターフェース画面を生成することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の好適な態様である電子チケット処理装置は、コンテンツの利用権を付与するための複数の電子チケットのうちから最適な電子チケットを選択する電子チケット処理装置であって、コンテンツに対応した複数の電子チケットを抽出する抽出手段と、前記抽出された複数の電子チケットのうちから、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較することによって、当該コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
本発明により、コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態を説明するための図であり、図1には、本発明に係るプログラムに従って動作するコンピュータの内部の機能構成が示されている。本発明に係るプログラムによって、コンピュータ10は、複数の電子チケット100を扱う電子チケット処理装置として機能する。
コンピュータ10は、CPU、メモリ、ハードディスクなどの図示しないハードウェア構成を備えている。そして、本発明に係るプログラムとハードウェア構成とが協働することによって、図1に示す電子チケット記憶部20、電子チケット抽出部30、電子チケット選択部40、認証処理部50、判定基準設定部60の各機能が実現される。例えば主としてCPUとメモリとによって、電子チケット抽出部30、電子チケット選択部40、認証処理部50、判定基準設定部60の機能が実現される。また、例えばハードディスク内部の記憶領域を電子チケット記憶部20として利用する。
図1に示すコンピュータ10内部の機能は、一つのプログラムによって実現されてもよいが、複数のプログラムによって実現されてもよい。例えば、電子チケット記憶部20や認証処理部50の機能を認証処理プログラムによって実現し、そして、その認証処理プログラム(あるいは、認証処理プログラムを含んだアプリケーションプログラム)をサポートするツールとして提供されるチケット選択プログラムによって、電子チケット抽出部30、電子チケット選択部40、判定基準設定部60の機能が実現されてもよい。
コンピュータ10は、画像データや文書データといったデジタルコンテンツを利用するユーザの端末装置である。デジタルコンテンツは、例えば、コンテンツ提供側のコンテンツ配信サーバなどから提供される。デジタルコンテンツは、不正利用や不正横流しを阻止するためにカプセル化処理が施された状態で提供される。このカプセル化を解くために電子チケット100が必要となる。
電子チケット100は、例えば、ユーザが利用するコンピュータ10などのハードウェアの固有情報にあわせて発行され、チケット発行サーバなどからユーザに提供される。もちろん、コンテンツ提供側のコンテンツ配信サーバで電子チケットを生成してユーザに提供してもよい。電子チケット100を利用したコンテンツ提供により、例えば、正規のユーザが電子チケット100に対応するコンピュータ10を利用する場合にのみデジタルコンテンツの利用を許可することが可能になる。なお、正規のユーザが利用する複数の端末装置で利用できる電子チケット100が生成されてもよい。
電子チケット100には、さらに、コンテンツの利用条件も付与される。例えば、デジタルコンテンツの印刷操作や編集操作などの権限をユーザに与えるかどうかを設定することができる。利用条件を適切に設定することにより、例えば、ユーザに対してデジタルコンテンツの閲覧のみを許可して他の操作を制限することなどが可能になる。
あるデジタルコンテンツに対して有効な電子チケット100は、一枚(一枚分のデータ)とは限らず、一つのデジタルコンテンツに対して複数の電子チケット100が有効な場合もある。逆に、一枚の電子チケット100に複数のデジタルコンテンツが対応してもよい。電子チケット記憶部20には、ある一つのデジタルコンテンツに対応した複数の電子チケット100が記憶され、さらに、他のデジタルコンテンツに対応した電子チケット100も記憶されている。
図1には、電子チケット100によるコンテンツの利用条件の付与状態が概念的に示されている。本実施形態の電子チケット100には、利用条件として、印刷、アノテーション編集、文書編集などのユーザ操作権限の設定の他、支払い方法、付与ポイント、有効期限、利用回数といった利用条件が示されている。もちろん、電子チケット100に付与することができる条件は、図1に示す条件に限定されない。なお、図1において、印刷、アノテーション編集、文書編集の各操作権限のうち、操作が許可されているものには、その操作項目の下欄に丸印が付されている。つまり、図1の例では、印刷とアノテーション編集が許可されており、他の操作は許可されていない状態を示している。
印刷が許可されている場合、その電子チケット100を持つユーザは、カプセル化されたデジタルコンテンツのカプセル化を解除してコンテンツの内容を閲覧することに加え、コンテンツの内容を印刷(プリント)することが可能になる。また、アノテーション編集が許可されている場合、その電子チケット100を持つユーザは、カプセル化されたデジタルコンテンツのカプセル化を解除してコンテンツの内容を閲覧することに加え、コンテンツの内容に注釈などを挿入するアノテーション編集が可能になる。
文書編集が許可されている場合、その電子チケット100を持つユーザは、カプセル化されたデジタルコンテンツのカプセル化を解除してコンテンツの内容を閲覧することに加え、コンテンツ(文書)の内容を編集することが可能になる。なお、コンテンツが文書データではなく、画像データや音声データの場合には、例えば、画像や音声の編集を許可するようにしてもよい。
ちなみに、操作権限としてフルアクセスや転記などの権限を設定できるようにしてもよい。フルアクセスが許可されている場合、その電子チケット100を持つユーザは、カプセル化されたデジタルコンテンツの属性を変更してフルアクセスモードで利用することができる。フルアクセスモードでは、例えば、カプセル化を解除したオリジナルのデジタルコンテンツを自身のコンピュータ10内のハードディスクに格納して自由に取り扱うことが可能になる。
また、転記が許可されている場合、その電子チケット100を持つユーザは、カプセル化されたデジタルコンテンツのカプセル化を解除してコンテンツの内容を閲覧することに加え、コンテンツの内容をメモリ上で他のアプリケーションに転記することが可能になる。例えば、他の文書データなどにコピーすることができる。ただし、カプセル化が解除されたコンテンツをハードディスクなどへコピーすることは禁止される。
以上の各操作権限に加えて、電子チケット100には、支払い方法や付与ポイントの情報が示されている。支払い方法とは、その電子チケット100によってコンテンツを利用する場合の利用料金の支払い方法であり、買い切りと都度払いの二つの方法がある。買い切りとは、定額の利用料金を支払うことで無制限にチケット(コンテンツ)を利用することができる支払い方法である。一方、都度払いとは、チケット(コンテンツ)を利用する度に利用料金を支払う方法である。図1に示す例では、電子チケット100の支払い方法が買い切りとなっている。
付与ポイントとは、その電子チケット100の利用に応じてユーザに与えられるサービスポイントである。例えば、チケット(コンテンツ)を利用する度に所定ポイントが加算され、ポイント数に応じて、コンテンツ提供者などからユーザにサービスが与えられる。
さらに、電子チケット100には、そのチケットの有効期限や利用回数を設定することができる。図1に示す例では、電子チケット100には、2006年1月1日までの有効期限が設定されている。有効期限が設定されている場合、電子チケット100は、有効期限まで利用可能であり、有効期限後はチケットが無効になる。
また、図1に示す例では、電子チケット100には、10回の利用回数が設定されている。利用回数が設定されている場合、電子チケット100は、その利用回数だけ利用可能となる。例えば、印刷を5回利用し、さらに、アノテーション編集を5回利用すると、チケットの利用回数が10回となり10回目の利用後にチケットが無効になる。
電子チケット記憶部20には、複数の電子チケット100が記憶されており、その中には、あるデジタルコンテンツに対して有効な電子チケット100が複数存在している。さらに、あるデジタルコンテンツに有効な電子チケット100の各々には、互いに異なる利用条件の設定が成されている。本実施形態では、コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケット100の選択が行われる。
以下、本実施形態における電子チケット100の選択処理について説明する。なお、以下において図1に示した部分には図1の符号を付して説明する。
提供されたデジタルコンテンツをコンピュータ10で利用する場合、電子チケット抽出部30は、電子チケット記憶部20に記憶された複数の電子チケット100の中から、提供されたデジタルコンテンツに対応した複数の電子チケット100を抽出する。次に、電子チケット選択部40は、抽出された複数の電子チケット100について、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較して、優先度順に電子チケット100を認証処理部50へ提供する。
認証処理部50は、提供された電子チケット100を用いて認証処理を実行する。つまり、認証処理部50は、提供された電子チケット100を用いてカプセル化されたデジタルコンテンツを利用可能かどうかの確認処理を行う。認証結果が正しい場合には、その電子チケット100で許可された操作によってユーザがデジタルコンテンツを利用することができる。一方、認証結果が正しくない場合には、その電子チケット100の次に優先度が高い電子チケット100が電子チケット選択部40から認証処理部50に提供され、提供された電子チケット100によって認証処理が行われる。こうして、認証処理が正しく行われるまで電子チケット100の検索が行われる。
本実施形態において特徴的な処理の一つとして、電子チケット選択部40による電子チケット100の選択処理が挙げられる。
図2は、電子チケット選択部40による電子チケット100の選択処理を説明するためのフローチャートである。図2のフローチャートには、二枚の電子チケット(チケット1とチケット2)に関する優先度の比較が示されている。三枚以上の複数の電子チケットを比較する場合には、それら複数の電子チケットで実現できる二枚の電子チケットの組み合わせの全てについて、図2のフローチャートによって優先度の比較を行うことにより、三枚以上の全ての電子チケットについて優先度の比較を行うことができる。以下、図2のフローチャートに示す各ステップの処理について説明する。
(S201)電子チケット選択部40は、電子チケット抽出部30において抽出された、あるデジタルコンテンツに対応した複数の電子チケットに含まれるチケット1とチケット2のうち、チケット1の支払い方法が都度払いか否かを確認する。そして、チケット1の支払い方法が都度払いの場合には、チケット2を優先すべきであると判断して、本フローチャートを終了する。一方、チケット1の支払い方法が都度払いでない場合には、次のステップへ進む。
(S202)チケット1の支払い方法が都度払いでない場合、電子チケット選択部40は、チケット2の支払い方法が都度払いか否かを確認する。そして、チケット2の支払い方法が都度払いの場合には、チケット1を優先すべきであると判断して、本フローチャートを終了する。一方、チケット2の支払い方法が都度払いでない場合には、次のステップへ進む。
(S203)次に、電子チケット選択部40は、チケット1とチケット2の各々に付与されている付与ポイントのポイント数を比較する。そして、チケット1のポイント数の方が多い場合にはチケット1を優先すべきと判断し、また、チケット2のポイント数の方が多い場合にはチケット2を優先すべきと判断して本フローチャートを終了する。付与ポイント数が同じ(共に付与ポイントが無い場合も含む)場合には、次のステップへ進む。
(S204)次に、電子チケット選択部40は、チケット1に利用回数の制限が付されているか否かを確認する。そして、チケット1に利用回数の制限が付されていなければ、チケット1を優先すべきであると判断して本フローチャートを終了する。一方、チケット1に利用回数の制限が付されていれば次のステップへ進む。
(S205)チケット1に利用回数の制限が付されている場合、電子チケット選択部40は、チケット2に利用回数の制限が付されているか否かを確認する。そして、チケット2に利用回数の制限が付されていなければ、チケット2を優先すべきであると判断して本フローチャートを終了する。一方、チケット2に利用回数の制限が付されていれば次のステップへ進む。
(S206)さらに、電子チケット選択部40は、チケット1とチケット2の各々に付与されている有効期限を比較する。そして、チケット1の有効期限の方が近い場合、つまり、チケット1の方が先に有効期限が切れてしまう場合には、チケット1を優先すべきと判断し、また、チケット2の有効期限の方が近い場合には、チケット2を優先すべきと判断して本フローチャートを終了する。有効期限が同じ(共に有効期限が付与されていない場合も含む)場合には、次のステップへ進む。
(S207)そして、電子チケット選択部40は、チケット1とチケット2の各々に付されている利用回数の制限を比較して利用回数の残数が多い方を優先する。つまり、チケット1の方が利用回数の残数が多い場合にはチケット1を優先し、一方、チケット2の方が利用回数の残数が多い場合にはチケット2を優先して本フローチャートを終了する。なお、チケット1とチケット2の利用回数の残数が同じ場合には、チケット2の方を優先する。こうして、チケット1またはチケット2の何れか一方が優先される。
ちなみに、図2のフローチャートでは、S206において有効期限の近い方、つまり、有効期限が先に切れてしまう方を優先したが、逆に、有効期限が後に切れる方を優先してもよい。同様に、図2のフローチャートでは、S207において利用回数の残数が多い方を優先したが、逆に、利用回数の残数が少ない方を優先してもよい。
また、本実施形態では、図2のフローチャートに示した優先度の比較手順を変更することもできる。つまり、図2のフローチャートでは、料金の支払い方法に関する比較(S201,S202)、付与ポイントの比較(S203)、利用回数の有無の比較(S204,S205)、有効期限に関する比較(S206)、利用回数の残数の比較(S207)の順に各利用条件の比較を行っているが、これら利用条件の比較順を変更することもできる。さらに、図2のフローチャートに示した以外の利用条件を比較対象に加えてもよい。
こうした、利用条件の比較順の変更や比較のための利用条件の設定は、判定基準設定部60において実行される。つまり、判定基準設定部60は、例えば、予め登録されている判定基準として図2に示すフローチャートによる比較を設定する一方、ユーザからの判定基準の変更操作などに応じて判定基準の変更を行う。判定基準の変更操作をユーザから受け付ける際、判定基準設定部60は、判定基準を設定するためのユーザインターフェース(UI)画面を生成する。
図3は、判定基準を設定するためのUI画面を説明するための図である。判定基準設定画面300は、電子チケットの優先度を判定する際の判定基準を設定、変更するためのUI画面である。判定基準設定画面300は、例えばコンピュータのモニタに表示される。
判定基準設定画面300には、各利用条件を比較順に表示した比較順表示部304、利用条件の比較順(優先順)を変更するために優先順変更ボタン302、追加や削除すべき利用条件を表示した利用条件表示部306などが設けられている。
比較順表示部304には、現在設定されている比較順が表示される。現在設定されている比較順を変更する場合、ユーザは、まず、比較順表示部304において、順番の変更を望む利用条件にカーソルを合わせる。図3においては、「支払い方法」にカーソルが合わされている。そして、カーソルに対応する利用条件の優先順位を上げる場合には、優先順変更ボタン302の「上げる」ボタンを押す。一方、優先順位を下げる場合には、優先順変更ボタン302の「下げる」ボタンを押す。判定基準設定部60は、ユーザによる変更ボタン302の操作に応じて優先順位の変更を行い、その結果を比較順表示部304に反映させる。例えば、図3に示すように「有効期限」が「支払い方法」よりも優先順位が高く設定されている状態で、ユーザによって「支払い方法」の優先順位を上げる操作が行われると、「支払い方法」が「有効期限」よりも上位に(高い優先順位に)変更される。
また、現在設定されている比較順にさらに利用条件の項目を追加する場合、利用条件表示部306に表示される利用条件の項目のうち、追加を望む利用条件にカーソルを合わせてから「追加」ボタンを押す。例えば、図3に示すように、「利用回数」にカーソルが合わされた状態で「追加」ボタンが押されると、「利用条件」が判定基準として追加され、追加された結果が比較順表示部304に表示される。一方、現在設定されている比較順から利用条件の項目を削除する場合、比較順表示部304に表示されている利用条件の項目のうち、削除を望む利用条件にカーソルを合わせてから「除外」ボタンを押す。例えば、図3に示すように、「支払い方法」にカーソルが合わされた状態で「除外」ボタンが押されると、「支払い方法」が判定基準から削除され、さらに、削除された結果として比較順表示部304から「支払い方法」の表示も消える。
このように、判定基準設定画面300を利用することによって、ユーザは、判定基準の変更を容易に行うことができる。また、判定基準を設定する方法は、判定基準設定画面300のようにGUIを使って設定する方法以外にも、テキストエディタ等既存のツールを使い初期化ファイルやレジストリなどに設定し、それを読み込むようにしてもよい。例えば、有効期限が近いものを優先し、有効期限が同じなら残り利用回数が少ないものを優先する場合、以下のような文字列をテキストエディタで初期化ファイルに書いておき読み込ませる。
$ ValidityDate^A| RemainingTimes^ A
(ValidityDateは有効期限、RemainingTimesは残り利用回数、Aは昇順を表わす)
さらに、本実施形態では、電子チケット選択部40において優先度に応じて検索された電子チケットのうちから最終的に選択すべき電子チケットをユーザに選択させてもよい。
図4は、ユーザに電子チケットを選択させるUI画面を説明するための図である。図4(A)は、同一優先順位の電子チケットが存在する場合の選択画面である。先に説明した図2のフローチャートではチケット1またはチケット2のいずれか一方が選択される判定基準を説明した。しかし、判定基準設定部60によって判定基準が変更された場合、同一の優先順位のチケットが複数検索される可能性がある。そこで、同一優先順位の電子チケットが存在する場合、電子チケットの選択画面をコンピュータのモニタなどに表示させる。図4(A)の例では、チケットT1とチケットT2の二つのチケットが同一優先順位であり、それら電子チケットのうちの一方をユーザに選択させるための画面である。ユーザは選択すべきチケットにカーソルを合わせて選択ボタン操作などによって電子チケットを選択する。図4(A)の例では、チケットT1にカーソルが合わされた状態を示している。
また、電子チケット選択部40によって設定された優先順位をユーザが変更するようにしてもよい。図4(B)は、優先順位の変更画面を示す図であり、チケットT2、チケットT3、チケットT1の順に優先順位が設定された状態を示している。この状態で、ユーザがカーソルによって優先順位を変更したいチケットにカーソルを合わせて、優先順位を上位に変更するボタン操作、あるいは、優先順位を下位に変更するボタン操作などを行うことによって優先順位の変更を行う。図4(B)の例では、チケットT1にカーソルが合わされており、この状態でユーザが上位へ変更するボタン操作を行うと、チケットT1がチケットT3よりも上位に変更される。こうして、電子チケットの最終的な選択をユーザに任せる構成が実現できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、図1においては、電子チケット処理装置として機能するコンピュータ10を説明したが、コンピュータ10に換えて、PDA(personal digital assistance)などの携帯情報端末を電子チケット処理装置として利用してもよい。
本発明に係るプログラムに従って動作するコンピュータの内部の機能構成図である。 電子チケットの選択処理を説明するための図である。 判定基準を設定するためのUI画面を説明するための図である。 電子チケットを選択させるUI画面を説明するための図である。
符号の説明
20 電子チケット記憶部、30 電子チケット抽出部、40 電子チケット選択部、50 認証処理部、60 判定基準設定部。

Claims (10)

  1. コンテンツの利用権を付与するための複数の電子チケットのうちから最適な電子チケットを選択するプログラムであって、
    コンテンツに対応した複数の電子チケットを抽出する抽出手段、
    前記抽出された複数の電子チケットのうちから、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較することによって、当該コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する選択手段、
    としてコンピュータを機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、前記利用条件の比較から優先度の高い電子チケットを検索することによって前記最適な電子チケットを選択する、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、利用料金の支払い方法が買い切りである電子チケットを優先度の高い電子チケットとする、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、付与されているポイントの多い電子チケットを優先度の高い電子チケットとする、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、電子チケットに設定された利用回数に基づいて電子チケットの優先度を判断する、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、電子チケットに設定された有効期限に基づいて電子チケットの優先度を判断する、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段は、優先度の判定基準に基づいて優先度の高い電子チケットを検索する、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記抽出手段および前記選択手段に加え、
    前記判定基準を設定する判定基準設定手段、
    としてコンピュータを機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記判定基準設定手段は、判定基準を設定するためのユーザインターフェース画面を生成する、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. コンテンツの利用権を付与するための複数の電子チケットのうちから最適な電子チケットを選択する電子チケット処理装置であって、
    コンテンツに対応した複数の電子チケットを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された複数の電子チケットのうちから、それらの各々に含まれるコンテンツの利用条件を比較することによって、当該コンテンツを利用するユーザにとって有利な認証処理のために最適な電子チケットを選択する選択手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする電子チケット処理装置。

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