JP2009193507A - 逆走防止システム - Google Patents

逆走防止システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009193507A
JP2009193507A JP2008036009A JP2008036009A JP2009193507A JP 2009193507 A JP2009193507 A JP 2009193507A JP 2008036009 A JP2008036009 A JP 2008036009A JP 2008036009 A JP2008036009 A JP 2008036009A JP 2009193507 A JP2009193507 A JP 2009193507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
reverse running
stationary object
image data
host vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008036009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5044436B2 (ja
Inventor
Wataru Ike
渉 池
Koichi Nakao
功一 中尾
Masaki Nakamura
正樹 中村
Tomoaki Ishikawa
知章 石川
Maki Yoshida
真樹 吉田
Kiyoshi Tsurumi
潔 鶴見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2008036009A priority Critical patent/JP5044436B2/ja
Publication of JP2009193507A publication Critical patent/JP2009193507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5044436B2 publication Critical patent/JP5044436B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】より早期に自車両の逆走を検出して自車両の逆走を防止する逆走防止システムを提供すること。
【解決手段】自車両に搭載された撮像装置2の出力に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定し合流路から本線に合流する自車両がその本線を逆走するのを防止する逆走防止システム100は、撮像装置2が順次撮像した画像データのそれぞれにおける合流路周辺の静止物Eを抽出する静止物抽出手段10と、自車両の移動に応じて画像データ上の位置を変える静止物Eの変位パターンを取得する変位パターン取得手段11と、静止物Eの変位パターンに基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段12と、逆走していると判定された場合に逆走の防止を支援する逆走防止支援手段13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の逆走を防止する逆走防止システムに関し、特に、高速道路等の合流路から本線に進入する車両が本線を逆走してしまうのを防止する逆走防止システムに関する。
従来、自車両の前方を撮像するカメラが取得した道路標識の画像データに基づいて自車両が逆走しているか否かを判定し、逆走していると判定した場合に警報を発する装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2007−293390号公報 特開2007−140883号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の装置は、自車両が逆走している最中に撮影した自車両前方の画像データに含まれる道路標識に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定するので、自車両が実際にある程度の距離に亘って逆走を行った後でしか自車両が逆走していることを検出することができず、自車両が逆走していることを判定するまでに時間が掛かり過ぎてしまうという問題がある。
上述の点に鑑み、本発明は、より早期に自車両の逆走を検出して自車両の逆走を防止する逆走防止システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る逆走防止システムは、自車両に搭載された撮像装置の出力に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定し合流路から本線に合流する自車両が該本線を逆走するのを防止する逆走防止システムであって、前記撮像装置が順次撮像した画像データのそれぞれにおける合流路周辺の所定の静止物を抽出する静止物抽出手段と、自車両の移動に応じて前記画像データ上の位置を変える前記静止物の変位パターンを取得する変位パターン取得手段と、前記静止物の変位パターンに基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段と、逆走していると判定された場合に逆走の防止を支援する逆走防止支援手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る逆走防止システムであって、前記変位パターン取得手段は、前記静止物の前記画像データにおける平行移動パターン又は回転パターンを取得することを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る逆走防止システムであって、前記静止物は、道路標識、道路標示、ガードレール、中央分離帯、防音壁、照明柱を含むことを特徴とする。
また、第四の発明は、第一乃至第三の何れかの発明に係る逆走防止システムであって、前記逆走防止支援手段は、逆走であると判定された場合に、音声メッセージ若しくは警報を音声出力させたり、テキストメッセージ若しくはグラフィック情報を表示させたり、自車両の加速を制限させたり、或いは、自車両を減速させたりすることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、より早期に自車両の逆走を検出して自車両の逆走を防止する逆走防止システムを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る逆走防止システムの構成例を示すブロック図であり、逆走防止システム100は、制御装置1、画像センサ2、ナビゲーション装置3、音声出力装置4、表示装置5及びスロットル制御装置6を含む。
制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、例えば、静止物抽出手段10、変位パターン取得手段11、逆走判定手段12及び逆走防止支援手段13のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
画像センサ2は、自車両周辺を撮像するための装置であり、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の撮像素子を有するカメラであって、自車両後方のナンバープレート付近に設置され、自車両後方の路面を撮像する。
画像センサ2は、白黒カメラ、カラーカメラ又は赤外線カメラであってもよく、自車両の前方又は側方に設置され、自車両の前方又は側方を撮像するようにしてもよい。
ナビゲーション装置3は、GPS(Global Positioning System)機能により取得される自車両の位置情報(緯度、経度、高度)と、ハードディスクやDVD等に記憶された地図情報とに基づいて目的地までの経路を示し、自車両を目的地まで誘導するための装置である。
また、ナビゲーション装置3は、自車両の位置情報と地図情報とに基づいて、高速道路等の合流路を走行する自車両が本線への合流地点に到着したことを検出し、その検出結果を制御装置1に出力する。自車両がその本線を逆走しようとしているか否かを判定する処理(以下、「逆走判定処理」とし、詳細は後述される。)を、制御装置1が適時に開始させることができるようにするためであり、本線への合流が行われない地点で制御装置1が逆走判定処理を無闇に開始させることがないようにするためである。
音声出力装置4は、各種音声情報を出力するための装置であり、例えば、車載スピーカや警報ブザーであって、制御装置1が出力する制御信号に基づいて音声メッセージや警報音を音声出力する。
表示装置5は、各種映像情報を出力するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイであって、制御装置1が出力する制御信号に基づいてテキストメッセージやグラフィック情報を映像出力する。
スロットル制御装置6は、スロットルバルブの開度を制御するための装置であり、例えば、制御装置1が出力する制御信号に基づいてスロットルバルブの最大開度を制限し、自車両の加速を制限したり、自車両を減速させたりできるようにする。
次に、制御装置1が有する各種手段について説明する。
静止物抽出手段10は、画像センサ2が取得した画像データにおける特定の静止物を抽出するための手段であり、例えば、画像センサ2が取得した画像データにグレースケール化、二値化、エッジ検出等の画像処理を施し、更に、それら画像処理によって得られた画像データにハフ変換処理を適用して路面上の区画線に対応する直線を抽出する。
具体的には、静止物抽出手段10は、画像データの所定範囲(画像センサ2の設置位置、設置角度、又は、視野角等に基づいて予め決定される。)にある画素のみを、所定の静止物が存在し得る範囲(例えば、区画線が存在し得るとしてハフ変換処理を適用する範囲)としながら、ハフ変換処理によって得られる所定長さ以上の線分を区画線(例えば、車道中央線、車線境界線又は車道外側線等があり、合流路と本線との間に設置される太い破線を含む。)として抽出する。
なお、静止物抽出手段10は、同様の方法により、区画線以外の道路標示、道路標識、ガードレール、中央分離帯、防音壁、照明柱等の所定長さ以上の線分をその輪郭に含む静止物を抽出するようにしてもよい。
また、静止物抽出手段10は、オプティカルフローによる動体物の認識アルゴリズムを利用して、画像データ上を変位する静止物のオプティカルフローを検出し、検出したオプティカルフローの形状に基づいて所定の静止物を抽出するようにしてもよい。
変位パターン取得手段11は、静止物抽出手段10が抽出した静止物の変位パターンを取得するための手段であり、例えば、抽出した静止物(車道外側線)に対応する直線と所定の直線(例えば、画像データの横軸又は縦軸である。)との間の角度を静止物毎に時系列でRAMに記憶しながら、各静止物の変位パターン(車道外側線の回転パターン)を取得する。
また、変位パターン取得手段11は、抽出した静止物(照明柱)に対応する直線上の一点と画像データの縦軸上の一点(例えば、右端の縦軸上の一点である。)との間の距離を時系列でRAMに記憶しながら、照明柱の変位パターン(横軸上の平行移動パターン)を取得するようにしてもよい。
更に、変位パターン取得手段11は、オプティカルフローによる動体物の認識アルゴリズムを利用して得られた各静止物の速度場を時系列でRAMに記憶しながら、各静止物の変位パターンを取得するようにしてもよい。
逆走判定手段12は、自車両が逆走しているか否かを判定するための手段であり、例えば、自車両後方のナンバープレート付近に設置された画像センサ2の出力に基づいて変位パターン取得手段11が取得した車道外側線の回転パターンが反時計回りであり、かつ、所定角度以上の車道外側線の回転が検知された場合、自車両が逆走を開始したものと判定する。
また、逆走判定手段12は、照明柱の平行移動パターンが左から右への反転を含む場合に、自車両が逆走を開始したものと判定するようにしてもよい。
逆走防止支援手段13は、自車両の逆走防止を支援する手段であり、例えば、逆走判定手段12により自車両が逆走していると判定された場合に、音声出力装置4、表示装置5又はスロットル制御装置6に制御信号を出力し、自車両が逆走していることや今後取るべき運転操作に関する音声メッセージや警報を音声出力させたり、テキストメッセージやグラフィック情報を映像出力させたり、或いは、自車両の加速を制限させたり自車両を減速させたりする。
図2及び図3は、高速道路の合流地点における自車両の動きと自車両後方のナンバープレート付近に設置された画像センサ2が撮像する画像データとの間の関係を示す図であり、図2は、自車両が合流路から本線に正しく合流したときの関係を示し、図3は、自車両が本線を逆走したときの関係を示す。
図2(A)は、自車両が合流路から本線に正しく合流するときの自車両の移動軌跡を示し、図2(B)は、図2(A)における自車両の四つの位置V1〜V4のそれぞれで画像センサ2が撮像した自車両後方の画像データG1〜G4を示し、図2(C)は、図2(B)における四つの画像データG1〜G4のそれぞれに画像処理及びハフ変換処理を施して車道外側線Eを表す直線L1を抽出した後の加工済み画像データP1〜P4を示す。
自車両が合流路から本線に正しく合流する場合、車道外側線Eを表す直線L1と画像データの横軸との間の角度θは、加工済み画像データP1及びP2に示すように、ほとんどその値を変えることなく推移し、場合によっては、加工済み画像データP3及びP4に示すように、車道外側線Eを表す直線L1が画像データ外に逸脱して検出することができなくなる。
一方、図3(A)は、自車両が本線を逆走しようとするときの自車両の軌跡を示し、図3(B)は、図3(A)における自車両の五つの位置V11〜V15のそれぞれで画像センサ2が撮像した自車両後方の画像データG11〜G15を示し、図3(C)は、図3(B)における五つの画像データG11〜G15のそれぞれに画像処理及びハフ変換処理を施して車道外側線Eを表す直線L1を抽出した後の加工済み画像データP11〜P15を示し、図3(D)は、加工済み画像データP11〜P15を重畳表示させた図を示す。
自車両が本線を逆走しようとする場合、車道外側線Eを表す直線L1と画像データの横軸との間の角度θは、加工済み画像データP11〜P15が示すように、直線L1が反時計回り(図3(D)参照。)に回転するにつれて徐々に減少する(角度θは、加工済み画像データP11及びP12でプラスの値を示し、加工済み画像データP13でゼロの値を示し、加工済み画像データP14及びP15でマイナスの値を示す。)。
以上の事実より、逆走判定手段12は、直線L1の回転パターンが反時計回りのときに、すなわち、直線L1と画像データの横軸との間の角度θが減少しながらゼロになったときに、自車両が逆走を開始したものと判定することができる。
また、逆走判定手段12は、角度θが減少しながらゼロを超えて所定の値(例えば、−10度)になったときに、自車両が逆走を開始したものと判定するようにしてもよい。
また、逆走判定手段12は、所定時間(例えば、合流地点に至った時点から30秒間である。)又は所定走行距離(例えば、合流地点に至った時点から50メートル走行する期間である。)に亘って角度θの変動が所定角度(例えば、±5度)未満となった場合、自車両が本線を逆走することなく本線に正しく合流したものと判定するようにしてもよい。
図4は、図3と同様、自車両が本線を逆走しようとする場合における、高速道路の合流地点における自車両の動きと自車両後方のナンバープレート付近に設置された画像センサ2が撮像する画像データとの間の関係を示す図であり、静止物として照明柱Lを抽出する点において図3の場合と相違する。
図4(A)は、自車両が本線を逆走しようとするときの自車両の軌跡を示し、図4(B)は、図4(A)における自車両の五つの位置V21〜V25のそれぞれで画像センサ2が撮像した自車両後方の画像データG21〜G25を示し、図4(C)は、図4(B)における五つの画像データG21〜G25のそれぞれに画像処理及びハフ変換処理を施して照明柱Rを表す直線L2を抽出した後の加工済み画像データP21〜P25を示し、図4(D)は、加工済み画像データP21〜P25を重畳表示させた図を示す。
自車両が本線を逆走しようとする場合、照明柱Rを表す直線L2上の一点と画像データの右端の縦軸上の一点との間の距離Dは、加工済み画像データP21〜P25が示すように、一旦増大した後減少に転ずる(距離Dは、増大しながら加工済み画像データP23で最大値となった後、減少に転ずる。)。
以上の事実より、逆走判定手段12は、直線L2の平行移動パターンが左から右に反転するパターン(図4(D)参照。)であるときに、すなわち、直線L2上の一点と画像データの右端の縦軸上の一点との間の距離Dが増大から減少に転じたときに、自車両が逆走を開始したものと判定することができる。
また、逆走判定手段12は、所定時間(例えば、合流地点に至った時点から30秒間である。)又は所定走行距離(例えば、合流地点に至った時点から50メートル走行する期間である。)に亘って距離Dの反転が見られない場合、自車両が本線を逆走することなく本線に正しく合流したものと判定するようにしてもよい。
次に、図5を参照しながら、逆走防止システム100による逆走防止処理の流れについて説明する。なお、図5は、逆走防止処理の流れを示すフローチャートであり、逆走防止システム100は、自車両が高速道路等の合流地点に到達したことをナビゲーション装置3が検出したときにこの逆走防止処理を開始させ、所定時間又は所定走行距離に亘って、或いは、自車両が本線に正しく合流したと判定されるまで、この逆走防止処理を繰り返し実行するものとする。
最初に、逆走防止システム100の制御装置1は、自車両の後方に向けて設置された画像センサ2により自車両後方の路面にある道路標示の画像データを取得する(ステップS1)。
その後、制御装置1は、静止物抽出手段10により、取得した画像データをグレースケール化し、かつ、エッジ検出を行うことで、道路標示の輪郭を強調させた画像データを生成する(ステップS2)。
なお、制御装置1は、画像センサ2の設置位置、設置角度及び視野角等に基づいてグレースケール化及びエッジ検出等の画像処理を施す範囲を限定するようにしてもよい。画像処理に要する処理負荷を低減させるためである。
その後、制御装置1は、静止物抽出手段10により、道路標示の輪郭を強調させた画像データにハフ変換処理を適用し、道路標示を表す直線を抽出する(ステップS3)。
更に、制御装置1は、静止物抽出手段10により、抽出した直線のそれぞれの位置とそれらの線分長さとに基づいて、抽出した直線の中から車道外側線を表す直線を抽出する(ステップS4)。
その後、制御装置1は、変位パターン取得手段11により、画像データ上の車両外側線を表す直線と画像データの横軸との間の角度θを導き出し(ステップS5)、導き出した角度θを時系列でRAMに記憶する(ステップS6)。
その後、制御装置1は、逆走判定手段12により、RAMに記憶された角度θを読み出し、角度θの推移パターンが所定の推移パターンと一致するか否かを判定する(ステップS7)。
角度θの推移パターンが所定の推移パターンと一致する場合(ステップS7のYES)、すなわち、車両外側線を表す直線が反時計回りに回転していることを表す推移パターンを逆走判定手段12が検出した場合(角度θが所定角度以上に亘って減少し続けることを逆走判定手段12が検出した場合)、制御装置1は、自車両が本線を逆走しようとしているものと判定し、逆走防止支援手段13により、音声出力装置4に制御信号を出力して警報を音声出力させるようにする(ステップS8)。
一方、角度θの推移パターンが所定の推移パターンと一致しない場合(ステップS7のNO)、制御装置1は、逆走防止支援手段13により音声出力装置4に向けて制御信号を出力することなく、一旦この逆走防止処理を終了させるようにする。
以上の構成により、逆走防止システム100は、自車両が逆走を開始させようとするときにその行為を検知するので、画像センサ2で撮像した道路標識の配置や態様に基づいて逆走中であるか否かを判定するよりも早く自車両の逆走を検出して自車両の逆走を早期に防止することができる。
また、逆走防止システム100は、色情報に左右されることなく、形状が比較的単純であり、かつ、他車両等の存在によって遮蔽され難い静止物(道路標示やガードレール等である。)の変位パターンに基づいて自車両が逆走しているか否かを判定するので、雨天走行時、曇天走行時又は夜間走行時等にも効果的であり、気象条件や道路の混雑状況にも左右され難い高い信頼性を実現させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、逆走防止システム100は、車道外側線を表す直線の回転パターンや照明柱を表す直線の平行移動パターンに基づいて逆走しているか否かを判定するが、ナビゲーション装置3が検出した自車両の走行軌跡、操舵角センサが検出した操舵角の大きさ等をも考慮しながら、自車両が逆走しているか否かを総合的に判断するようにしてもよい。
本発明に係る逆走防止システムの構成例を示すブロック図である。 高速道路の合流地点において自車両が正しく合流する際の自車両の動きと自車両後方に設置された画像センサが撮像する画像データとの間の関係を示す図である。 高速道路の合流地点において自車両が逆走する際の自車両の動きと自車両後方に設置された画像センサが撮像する画像データとの間の関係を示す図(その1)である。 高速道路の合流地点において自車両が逆走する際の自車両の動きと自車両後方に設置された画像センサが撮像する画像データとの間の関係を示す図(その2)である。 逆走防止処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御装置
2 画像センサ
3 ナビゲーション装置
4 音声出力装置
5 表示装置
6 スロットル制御装置
10 静止物抽出手段
11 変位パターン取得手段
12 逆走判定手段
100 逆走防止システム
E 車道外側線
G1〜G4、G11〜G15、G21〜G25 画像データ
P1〜P4、P11〜P15、P21〜P25 加工済み画像データ
R 照明柱
V1〜V4、V11〜V15、V21〜V25 自車両位置

Claims (4)

  1. 自車両に搭載された撮像装置の出力に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定し合流路から本線に合流する自車両が該本線を逆走するのを防止する逆走防止システムであって、
    前記撮像装置が順次撮像した画像データのそれぞれにおける合流路周辺の所定の静止物を抽出する静止物抽出手段と、
    自車両の移動に応じて前記画像データ上の位置を変える前記静止物の変位パターンを取得する変位パターン取得手段と、
    前記静止物の変位パターンに基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段と、
    逆走していると判定された場合に逆走の防止を支援する逆走防止支援手段と、
    を備えることを特徴とする逆走防止システム。
  2. 前記変位パターン取得手段は、前記静止物の前記画像データにおける平行移動パターン又は回転パターンを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の逆走防止システム。
  3. 前記静止物は、道路標識、道路標示、ガードレール、中央分離帯、防音壁、照明柱を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の逆走防止システム。
  4. 前記逆走防止支援手段は、逆走であると判定された場合に、音声メッセージ若しくは警報を音声出力させたり、テキストメッセージ若しくはグラフィック情報を表示させたり、自車両の加速を制限させたり、或いは、自車両を減速させたりする、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の逆走防止システム。
JP2008036009A 2008-02-18 2008-02-18 逆走防止システム Expired - Fee Related JP5044436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036009A JP5044436B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 逆走防止システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036009A JP5044436B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 逆走防止システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009193507A true JP2009193507A (ja) 2009-08-27
JP5044436B2 JP5044436B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=41075439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008036009A Expired - Fee Related JP5044436B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 逆走防止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5044436B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123541A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP2012058948A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Denso Corp 車両の逆走検知装置
JP2012078226A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Denso Corp 車両用運転支援装置
JP2013530435A (ja) * 2010-04-20 2013-07-25 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車のための車道推移を求める方法
JP2018084873A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 株式会社デンソーテン 逆走防止装置、逆走防止方法および逆走防止システム
JP2018092603A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 株式会社リコー 情報処理装置、撮像装置、機器制御システム、移動体、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
JP2019096358A (ja) * 2019-03-11 2019-06-20 株式会社コムテック 逆走警報装置
US10452932B2 (en) 2015-10-09 2019-10-22 Denso Corporation Information processing device

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06171392A (ja) * 1992-10-05 1994-06-21 Toyota Motor Corp 走行車線逸脱防止装置
JPH0981757A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Mitsubishi Electric Corp 車両位置検出装置
JP2006344164A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Denso Corp 車両転回検出装置および当該装置を備えた車両用ナビゲーション装置
JP2007140883A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Alpine Electronics Inc カメラ利用逆走検出装置
JP2007293390A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Fujifilm Corp 逆走警報装置
JP2008003801A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2008181328A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2009122744A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Toyota Motor Corp 車両用逆走検出装置
JP2009122825A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Clarion Co Ltd 走行状況判定装置
JP2009129281A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Toyota Motor Corp 逆走防止装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06171392A (ja) * 1992-10-05 1994-06-21 Toyota Motor Corp 走行車線逸脱防止装置
JPH0981757A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Mitsubishi Electric Corp 車両位置検出装置
JP2006344164A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Denso Corp 車両転回検出装置および当該装置を備えた車両用ナビゲーション装置
JP2007140883A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Alpine Electronics Inc カメラ利用逆走検出装置
JP2007293390A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Fujifilm Corp 逆走警報装置
JP2008003801A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2008181328A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toyota Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2009122744A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Toyota Motor Corp 車両用逆走検出装置
JP2009122825A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Clarion Co Ltd 走行状況判定装置
JP2009129281A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Toyota Motor Corp 逆走防止装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123541A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP2013530435A (ja) * 2010-04-20 2013-07-25 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動車のための車道推移を求める方法
US10776634B2 (en) 2010-04-20 2020-09-15 Conti Temic Microelectronic Gmbh Method for determining the course of the road for a motor vehicle
JP2012058948A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Denso Corp 車両の逆走検知装置
JP2012078226A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Denso Corp 車両用運転支援装置
CN102663896A (zh) * 2010-10-01 2012-09-12 株式会社电装 车辆行驶辅助装置
US10452932B2 (en) 2015-10-09 2019-10-22 Denso Corporation Information processing device
JP2018084873A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 株式会社デンソーテン 逆走防止装置、逆走防止方法および逆走防止システム
JP2018092603A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 株式会社リコー 情報処理装置、撮像装置、機器制御システム、移動体、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
JP7052265B2 (ja) 2016-11-30 2022-04-12 株式会社リコー 情報処理装置、撮像装置、機器制御システム、移動体、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
JP2019096358A (ja) * 2019-03-11 2019-06-20 株式会社コムテック 逆走警報装置
JP7056948B2 (ja) 2019-03-11 2022-04-19 株式会社コムテック 逆走警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5044436B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5044436B2 (ja) 逆走防止システム
JP4820712B2 (ja) 路面標示認識システム
EP3315911B1 (en) Vehicle position determination device and vehicle position determination method
JP4421549B2 (ja) 運転支援装置
JP4915739B2 (ja) 運転支援装置
JP5375958B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5569365B2 (ja) 案内装置、案内方法、及び案内プログラム
JP6926976B2 (ja) 駐車支援装置及びコンピュータプログラム
US10825186B2 (en) Information processing device, information processing method, and computer program product
EP2141678A1 (en) Driving support system
WO2014129312A1 (ja) 車線境界線逸脱抑制装置
JP2006209510A (ja) 画像認識装置及び画像認識方法
JP2008027309A (ja) 衝突判定システム、及び衝突判定方法
JP2007235642A (ja) 障害物検知システム
JP2002314989A (ja) 車両用周辺監視装置
JP4775034B2 (ja) 画像認識システムおよび画像認識方法
JP2010210477A (ja) ナビゲーション装置
WO2007032427A1 (ja) 運転支援装置、撮影制御方法、撮影制御プログラムおよび記録媒体
JP5986206B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、移動体、プログラム、および領域設定方法
JP4968369B2 (ja) 車載装置及び車両認識方法
JP2006003994A (ja) 道路標識認識装置
JP4687381B2 (ja) 車両認識方法及び車載装置
JP2011103058A (ja) 誤認識防止装置
JP6718025B2 (ja) 車両周辺の小物体領域を識別する装置及び方法
JP2008249634A (ja) 対象物検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120713

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5044436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees