JP2009193381A - 土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラム - Google Patents

土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】少ない労力で高品質な施工計画書を作成することができる土木工事施工計画書作成支援システムを提供すること。
【解決手段】システム100は、土木工事の工種種別を表示して登録する工事情報設定部131と、登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意事項確認部132と、登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目と、課題項目とを表示して登録する施工内容確認部133と、登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章作成部140と、登録された課題項目と、この課題項目に対応する設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する計画書作成部170と、作成された施工計画書を各項目に対応付けて記憶する履歴情報格納部190とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は土木工事の施工計画書の作成を支援する土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラムに係り、特に、総合評価方式における技術提案書としての施工計画書の作成に適した土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラムに関する。
近年、公共工事や民間工事における施工業者の競争入札の際に、各入札業者が作成する施工計画書の内容を考慮して落札業者を決定することが広く行われている。施工計画書とは、施工業者が計画する具体的な施工計画等を記載した技術提案書であり、その施工業者の工事の品質を判断する際の指標となるものである。
特に、公共工事では、工事の品質確保の観点から法整備が進められており、多くの地方公共団体が、施工計画書の内容を考慮して入札業者を総合的に評価する総合評価方式を導入している。評価の良し悪しは、落札業者の決定に大きく影響する。したがって、質の高い施工計画書を作成することは、各種施工業者にとって非常に重要な作業となっている。通常、施工計画書には、少なくとも、工種および種別(以下「工種種別」という)に対応して設定した、工事の課題、課題の設定理由、および課題を解決するための具体的な施工計画を記載することが求められている。また、施工計画は、工種種別に対応した留意判断事項について判断および調査を行い、その判断結果および調査結果に基づいて作成される必要がある。
ところで、各種工事の中で、土木工事は、工種種別の数が多く、また、工事ごとに適用される工種種別が大きく異なるという特徴がある。したがって、特に土木工事については、必要な施工計画書を作成するのに、膨大な手間と時間が掛かっていた。このような施工計画書の作成の労力を軽減するための技術の蓄積はなく、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、通常、施工計画書の提出自体は対価を得られるものではなく、また、施工計画書の提出により工事の受注が保証されるものではない。したがって、施工計画書の作成は、できるだけ少ない労力で行い、施工計画書の作成コストを抑えることが望ましい。一方で、作成にかける労力を低減した結果として低品質の施工計画書を提出すると、落札の可能性は低くなる。したがって、少ない労力で高品質な施工計画書を作成することが求められる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、少ない労力で高品質な施工計画書を作成することができる土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の土木工事施工計画書作成支援システムは、土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録手段と、登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録手段と、登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録手段と、課題項目を表示して登録する課題項目登録手段と、登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録手段と、登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成手段と、作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶手段とを具備する構成を採る。
本発明の土木工事施工計画書作成支援方法は、土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録工程と、登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録工程と、登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録工程と、課題項目を表示して登録する課題項目登録工程と、登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録工程と、登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成工程と、作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶工程とを有するようにした。
本発明の土木工事施工計画書作成支援プログラムは、コンピュータに、土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録処理と、登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録処理と、登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録処理と、課題項目を表示して登録する課題項目登録処理と、登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録処理と、登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成処理と、作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶処理とを実行させるようにした。
本発明によれば、ユーザは、登録した項目に対応して表示される項目の中から選択して登録する作業を繰り返すことにより施工計画書を作成することができるので、少ない労力で施工計画書を作成することができる。また、土木工事の工種および種別を基点として対応する項目を選択肢として順次表示し、登録内容に基づいて施工計画書を作成するので、内容に過不足の無い高品質な施工計画書を作成することができる。また、過去に作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目のうち対応付けが行われた項目で検索することができるので、ユーザは、参考にすべき過去の施工計画書の内容を容易に参照することができ、更に少ない労力でかつ更に高品質な施工計画書を作成することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システムの構成を示すシステム構成図である。
本実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システムは、例えばパーソナルコンピュータにおいてCPU(central processing unit)のプログラム実行によりソフトウェア的に実現されるものである。図1に示す土木工事施工計画書作成支援システム100は、キーボードおよびポインティングデバイス等の入力装置(図示せず)を有しており、ユーザによる各種の選択操作および文字入力操作を受け付ける。また、土木工事施工計画書作成支援システム100は、液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)を有しており、ユーザによる選択操作および文字入力操作を受け付けるための各種画面を表示する。
図1において、土木工事施工計画書作成支援システム100は、情報登録用データ格納部110、項目選択部130、文章作成部140、書式データ格納部150、添付資料入力部160、計画書作成部170、情報出力部180、履歴情報格納部190を有する。
情報登録用データ格納部110は、土木工事施工計画書(以下単に「施工計画書」という)の作成に用いられる各種項目および各種情報を予め格納している。情報登録用データ格納部110は、項目リンク情報格納部111、工種種別格納部112、カテゴリ格納部113、留意判断項目格納部114、施工計画項目格納部115、法令・基準情報格納部116、留意事項ヒント格納部117、課題項目格納部118、および質問情報格納部119を有する。
項目リンク情報格納部111は、各種項目と各種情報とのリンク関係を規定する項目リンク情報を格納する。項目リンク情報は、ある項目が登録されたときに、その登録された項目に関連するもののみに絞って他の項目や情報をユーザに提示するための情報である。
工種種別格納部112は、土木工事における工種および種別を格納する。
カテゴリ格納部113は、工事条件を分類したカテゴリを格納する。
留意判断項目格納部114は、土木工事に際して留意、判断および調査等をすべき事項(以下、適宜「留意事項」という)の種類を示す留意判断項目を格納する。
施工計画項目格納部115は、土木工事における施工計画の種類を示す施工計画項目を格納する。
法令・基準情報格納部116は、土木工事に関連する各種の法令情報や基準書情報の種類を示す情報項目および各情報項目に対応する情報を格納する。
留意事項ヒント格納部117は、留意事項の文章を作成する際のヒントとなる留意事項ヒントを格納する。
課題項目格納部118は、土木工事に際して検討すべき課題の種類を示す課題項目を格納部する。
質問情報格納部119は、ユーザによる文章作成を促すための質問内容である質問情報を格納する。
項目選択部130は、項目リンク情報に従って、情報登録用データ格納部110に格納された項目を選択肢として画面に表示し、ユーザにより選択された項目を施工計画書の記載項目として登録する。項目選択部130は、工事情報設定部131、留意事項確認部132、施工内容確認部133、法令・基準書確認部134、および課題項目設定部135を有する。
工事情報設定部131は、土木工事ごとに、工事場所、発注者、工事コード、工種、および種別などの所定の情報(以下、適宜「工事情報」と総称する)を、ユーザ操作を受けて登録する。
留意事項確認部132は、登録された工種および種別との組み合わせ(以下「工種種別」という)に対応する留意判断項目を表示し、ユーザにより選択された留意判断項目を登録する。
施工内容確認部133は、登録された工種種別、カテゴリ、および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示し、ユーザにより選択された施工計画項目を登録する。
法令・基準書確認部134は、登録された工種種別、カテゴリ、留意判断項目、および施工計画項目に対応する法令情報および基準書情報の情報項目を表示し、ユーザにより情報項目が選択されたとき、選択された情報項目に対応する情報を表示する。
課題項目設定部135は、課題項目を表示し、ユーザにより選択された課題項目を登録する。
文章作成部140は、項目選択部130で登録された項目ごとに、ユーザによる文章入力を受け付け、入力された文章を施工計画書の記載文章として登録する。文章作成部140は、留意事項作成部141、施工計画作成部142、設定理由作成部143、および文章作成補助部144を有する。
留意事項作成部141は、登録された留意判断項目ごとに、ユーザによる文章入力を受け付け、ユーザにより入力された留意事項の文章を登録する。
施工計画作成部142は、登録された施工計画項目ごとに、登録された課題項目に対応付けて、ユーザにより入力された施工計画の内容(以下、単に「施工計画」という)の文章を登録する。
設定理由作成部143は、登録された課題項目に対応付けて、ユーザにより入力された課題設定理由の文章を登録する。
文章作成補助部144は、施工計画作成部142で施工計画の文章入力を受け付ける際に、施工計画に関する質問情報を表示して、ユーザの文章作成を補助する。また、文章作成補助部144は、設定理由作成部143で設定理由の文章入力を受け付ける際に、設定理由に関する質問情報を表示して、ユーザの文章作成を補助する。
書式データ格納部150は、施工計画書の書式データ(以下単に「書式データ」という)を格納する。書式データは、項目選択部130で登録された項目と、文章作成部140で登録された文章と、添付資料入力部160で登録された添付資料とを用いて、どのように施工計画書を構成するかを規定するデータである。
添付資料入力部160は、現場写真や調査結果の画像データ等、施工計画書に添付または挿入される資料(以下「添付資料」と総称する)の入力を受け付け、入力された添付資料を登録する。
計画書作成部170は、書式データ格納部150に格納された書式データに基づき、項目選択部130で登録された項目と、文章作成部140で登録された文章と、添付資料入力部160で登録された添付資料とを用いて、施工計画書のデータを作成する。
情報出力部180は、計画書作成部170で作成された施工計画書のデータを、データ出力またはプリンタ出力する。
履歴情報格納部190は、計画書作成部170で作成された施工計画書のデータを、その施工計画書のデータの作成に用いられた工事コード、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目に対応付けて、履歴情報として格納する。
ここで、土木工事施工計画書作成支援システム100が取り扱う各種情報および項目リンク情報の概要について説明する。
図2は、土木工事施工計画書作成支援システム100が取り扱う各種情報および項目リンク情報の概要を示す図である。図2において、各矢印の方向は、項目リンク情報が規定する提示項目および提示情報の絞り込み、または入力文章の対応付けが行われる方向である。
図2に示すように、例えば、留意判断項目は、工種種別およびカテゴリにリンクしている。これは、留意判断項目格納部114に格納された留意判断項目のうち、登録された工種種別に対応する留意判断項目や付加的に選択されたカテゴリに対応する留意判断項目以外は、原則として、施工計画書への記載が不要であるということを示す。また、施工計画項目は、工種種別、カテゴリ、および留意判断項目にリンクしている。これは、施工計画項目格納部115に格納された施工計画項目のうち、登録された工種種別および留意判断項目の組み合わせに対応する施工計画項目や付加的に選択されたカテゴリに対応する施工計画項目以外の施工計画項目は、原則として、施工計画書への記載が不要であるということを示す。
工種種別、留意判断項目、およびカテゴリを考慮しない場合、施工計画書に記載すべきと判断される可能性のある施工計画項目の数は膨大である。このような膨大な数の施工計画項目を選択肢として提示しても、ユーザがその中から必要なものを選択するのには、時間と手間が掛かる。そこで、本実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システム100は、項目リンク情報に従ってユーザに提示する項目や情報を必要なものにのみ絞り込むことにより、ユーザが施工計画書を作成するのに要する時間と手間を軽減する。
例えば、上記した施工計画項目の場合、工種種別、留意判断項目、およびカテゴリに基づいて絞り込まれ、また、留意判断項目は既に工種種別およびカテゴリに基づいて絞り込まれたものであることから、そのユーザに提示される数は大幅に低減されることになる。
また、例えば、設定理由は、課題項目にリンクしており、課題項目ごとに対応付けて設定理由の登録が行われる。
また、例えば、履歴情報は、工事コード、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目にリンクしており、工事コード、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の1つまたは複数の組み合わせに基づいて、対応するもののみがユーザに提示される。
項目リンク情報は、具体的には、各種項目ごとに用意された項目別マスタと、各マスタを対応付けた管理マスタとにより構成される。
図3および図4は、項目リンク情報の構成の一例を示す図である。項目リンク情報を構成する情報は、主に、項目別マスタと、管理マスタに分かれる。
図3に示すように、項目リンク情報は、項目別マスタとして、工種マスタ201、種別マスタ202、留意判断項目マスタ203、施工計画マスタ204、法令マスタ205、基準書マスタ206、カテゴリマスタ207、および課題マスタ208を含む。
また、図4に示すように、項目リンク情報は、管理マスタとして、工種種別マスタ211、項目管理マスタ212、留意判断項目情報213、施工計画情報214、および工事支援情報215を含む。
工種種別マスタ211は、工種マスタ201にリスト化された工種と、種別マスタにリスト化された種別との対応付けを規定する。
項目管理マスタ212は、工種種別マスタ210にリスト化された工種種別と、施工計画マスタにリスト化された施工計画項目、法令マスタ205にリスト化された法令情報と、基準書マスタ206にリスト化された基準書情報との対応付けを規定する。
留意判断項目情報213は、カテゴリマスタ207にリスト化されたカテゴリと、留意判断項目マスタ203にリスト化された留意判断項目との対応付けを規定する。
施工計画情報214は、カテゴリマスタ207にリスト化されたカテゴリと、施工計画マスタ204にリスト化された施工計画項目との対応付けを規定する。
工事支援情報215は、履歴情報格納部190に格納された施工計画書の工事コードと、施工計画マスタ204にリスト化された施工計画項目と、課題マスタ208にリスト化された課題項目との対応付けを規定する。
図1の項目選択部130および文章作成部140は、このような構成の項目リンク情報を参照することにより、提示する項目および情報の絞り込みや、情報の対応付けを行う。
このような構成の土木工事施工計画書作成支援システム100によれば、ユーザは、登録した項目に対応して表示される項目の中から選択して登録する作業を繰り返すことにより、内容に過不足の無い施工計画書を簡単に作成することができる。
また、例えば、土木工事においては、複数の工種に同一または類似する種別が存在しており、個別に施工が行われるものの、留意事項や課題、施工計画を共通とする場合が多い。例えば、コンクリート打設は、複数の工種において実施される。このような場合に、本実施の形態の土木工事施工計画書作成支援システム100によれば、異なる工種での共通部分をまとめて扱うことができ、重複した作業を低減することができるだけでなく、記載内容の重複を低減することができる。
以下、上述のように構成された土木工事施工計画書作成支援システム100の動作について説明する。
ユーザは、土木工事施工計画書作成支援システム100が表示する各種画面によるナビゲーションを受けて、工事の設計書、特記仕様書、および数量表などの各種設計図書を参照しながら、選択・入力操作を行うことにより、施工計画書の作成を行う。
まず、土木工事施工計画書作成支援システム100の動作の概要について説明する。
図5は、土木工事施工計画書作成支援システム100の動作の概要を示す図である。
土木工事施工計画書作成支援システム100は、画面の表示内容と画面遷移とにより、ユーザの業務のナビゲーションを行う。具体的には、土木工事施工計画書作成支援システム100は、図5に示すように、ユーザに対し、作業フロー確認画面で作業フローの確認をさせ(S1000)、次いで、工事情報の設定(S2000)、留意事項の確認(S3000)、施工内容の確認(S4000)、法令および基準書の確認(S5000)、施工計画の作成(S6000)、および課題の設定理由の作成(S7000)を支援する。
具体的には、ステップS1000において、図1の項目選択部130は、作業フロー確認画面を表示して、作業を行うステップの選択を受け付ける。
そして、ステップS2000において、図1の工事情報設定部131は、後述する案件登録画面において工種種別の選択を受け付け、選択された工種種別を登録する。
そして、ステップS3000において、図1の留意事項確認部132は、後述する留意判断項目ページにおいて留意判断項目の選択を受け付け、選択された留意判断項目を登録する。このとき、留意事項確認部132は、項目リンク情報に基づいて、ステップS2000で登録された工種種別に対応するものを選択肢として表示する。
そして、ステップS4000において、図1の課題項目設定部135は、後述する課題設定ページにおいて、課題項目の選択を受け付ける。また、図1の施工内容確認部133は、施工計画項目の選択を受け付けて登録する。このとき、施工内容確認部133は、項目リンク情報に基づいて、ステップS2000で登録された工種種別およびステップS3000で登録された留意判断項目に対応するものを選択肢として表示する。
そして、ステップS5000において、図1の法令・基準書確認部134は、後述する法令・基準書一覧ページにおいて、ステップS2000で登録された工種種別およびステップS4000で登録された施工計画項目に対応する法令情報および基準書情報の一覧を表示する。
そして、ステップS6000において、図1の施工計画作成部142は、後述する施工計画詳細画面および簡易な施工計画詳細画面において、施工計画の文章入力を受け付け、入力された文章を、ステップS4000で登録された課題項目に対応付けて登録する。このとき、このとき、図1の文章作成補助部144は、適宜、後述する文章作成補助画面において、サンプル文を作成し、ユーザの文章作成を補助する。
そして、ステップS7000において、図1の設定理由作成部143は、簡易な施工計画詳細画面において、課題の設定理由の文章入力を受け付け、入力された文章を、ステップS4000で登録された課題項目に対応付けて登録する。
このように、土木工事施工計画書作成支援システム100は、ユーザの作業をナビゲーションし、施工計画書の作成に必要な情報を順次登録する。
次に、ユーザ操作に従って遷移する表示画面の様子を示しながら、新規に施工計画書の作成が開始されたときの土木工事施工計画書作成支援システム100の動作の一例について説明する。
図6は、案件登録画面を示す図である。図6に示す案件登録画面301は、工事コード、工事名、工事場所、工事概要、発注者等を含む工事情報の登録を受け付ける。特に、案件登録画面301は、工種種別登録欄411において工事種別を表示してユーザ選択を受け付け、登録ボタン412のクリックにより、選択された工事種別を登録する。
このように、案件登録画面301では、工事コードと工事種別とを含む各種工事情報の登録が行われる。
図7は、案件詳細画面の法令・基準書一覧ページを示す図である。案件詳細画面は、複数のページをタブの選択により切り替えて表示することができる画面であり、例えば、図3の登録ボタン412がクリックされたときに表示される。
図7に示す法令・基準書一覧ページ302は、登録法令・基準書表示欄421において、登録された工種種別に対応する法令情報および基準書情報の名称を表示対象として一覧表示する。法令・基準書一覧ページ302は、削除ボタン422のクリックにより、該当する情報を一覧から削除し、情報の名称のクリックにより、該当する情報の詳細を表示する。なお、削除ボタンの機能は、以降説明する各画面および各ページで同様となっている。
また、法令・基準書一覧ページ302は、基準書検索ボタン425のクリックにより、表示されていない情報を一覧に追加するための基準書検索画面を表示する。
図8は、基準書検索画面を示す図である。図8に示す基準書検索画面303は、カテゴリ選択欄431においてカテゴリの一覧を表示してユーザ選択を受け付け、選択されたカテゴリに対応する基準書情報の名称を、基準書表示欄432に表示候補として一覧表示する。また、基準書検索画面303は、別ページにおいて、入力キーワードによる基準書情報報検索を行い、検索された情報を、参照候補に追加する。そして、基準書検索画面303は、一覧表示した基準書情報の名称に対するユーザ選択を受け付け、追加ボタン433のクリックにより、選択された基準書情報を表示対象に追加し、図7の法令・基準書一覧ページ302に戻る。同様に、図7の法令検索ボタン424のクリックにより、法令情報の表示対象への追加が可能となっている。
このように、法令・基準書一覧ページ302では、表示対象となる法令情報および基準書情報がリスト化される。ユーザは、法令・基準書一覧ページ302における情報の名称のクリックにより、必要に応じて参照すべき法令情報または基準書情報を簡単に参照することができる。
図9は、案件情報画面の留意判断項目ページを示す図である。図9に示す留意判断項目ページ304は、留意判断項目一覧441において、登録された工種種別に対応する留意判断項目を、登録候補として一覧表示する。留意判断項目ページ304は、要不要チェックボックス442に対するユーザのチェックを受け付け、変更ボタン443のクリックにより、チェックの入った留意判断項目を登録する。
また、留意判断項目ページ304は、変更ボタン443のクリックにより、要不要チェックボックス442にチェックの入った留意判断項目(つまり登録されている項目)が上位に配置されるように、留意判断項目一覧441をソートする。
また、留意判断項目ページ304は、工種種別選択ボタン444または工事条件選択ボタン445のクリックにより、表示されていない留意判断項目を一覧に追加するための留意判断項目検索画面を表示する。
図10は、留意判断項目検索画面を示す図である。図10に示す留意判断項目検索画面305は、工種種別選択欄451において工種種別を一覧表示してユーザ選択を受け付け、選択された工事種別に対応する留意判断項目を、留意判断項目表示欄452に一覧表示する。または、カテゴリ選択欄453においてカテゴリを一覧表示してユーザ選択を受け付け、選択されたカテゴリに対応する留意判断項目を、留意判断項目表示欄452に一覧表示する。また、留意判断項目検索画面305は、別ページにおいて、入力キーワードによる留意判断項目検索を行い、検索された情報を、一覧に追加する。そして、留意判断項目検索画面305は、一覧表示した留意判断項目に対するユーザ選択を受け付け、追加ボタン454のクリックにより、選択された留意判断項目を登録候補に追加し、図9の留意判断項目ページ304に戻る。
また、図9に示す留意判断項目ページ304は、留意判断項目のクリックにより、対応する留意事項ヒントを表示して留意事項の文章を入力するための留意判断項目詳細画面を表示する。
図11は、留意判断項目詳細画面を示す図である。図11に示す留意判断項目詳細画面306は、他工事選択欄461において、同一の留意判断項目が登録された過去の工事の一覧を表示してユーザ選択を受け付け、選択された工事で登録された留意事項の文章を、履歴情報欄462に表示する。また、留意判断項目詳細画面306は、留意判断項目に対応して予め用意された留意事項ヒントを、ヒント欄463に表示する。そして、留意判断項目詳細画面306は、留意事項入力欄464において留意事項の文章のユーザ入力を受け付け、登録ボタン465のクリックにより、入力された留意事項を対応する留意判断項目に対応付けて登録する。
図9に示す留意判断項目ページ304は、ファイル出力ボタン447のクリックにより、要不要チェックボックス442にチェックの入っている留意判断項目および留意事項をファイル出力する。
このように、留意判断項目ページ304では、過去の同一の留意判断項目が登録された工事の情報やヒントを参照しながら、留意判断項目および留意事項を登録することができる。登録された留意判断項目および留意事項は、適宜プリントアウトすることができ、現地調査においても参照することができる。
図12は、案件詳細画面の資料添付ページを示す図である。図12に示す資料添付ページ307は、追加ボタン471のクリックにより、指定された場所から追加資料を取得して所定の格納領域に格納し、その追加資料のファイル名を格納ファイル一覧472に追加する。格納ファイル一覧472に追加された資料は、添付資料として登録される。
このように、資料添付ページ307では、添付資料の登録が行われる。
図13は、案件詳細画面の課題設定ページを示す図である。図13の課題設定ページ308は、課題項目選択欄481において、課題項目の一覧をプルダウン表示してユーザ選択を受け付ける。また、課題設定ページ308は、施工計画一覧482において、登録された工種種別、カテゴリ、および留意判断項目に対応する施工計画項目を、登録候補として一覧表示する。課題設定ページ308は、施工計画一覧482で施工計画項目を一覧表示し、施工計画項目のクリックにより、該当する施工計画項目についての施工計画の文章入力および課題項目との対応付けを行うための施工計画詳細画面を表示する。
図14は、施工計画詳細画面を示す図である。図14に示す施工計画詳細画面309は、課題項目選択欄491において課題項目のユーザ選択を受け付ける。また、施工計画詳細画面309は、他工事選択欄492において、同一の施工計画項目が登録された過去の工事を一覧表示してユーザ選択を受け付け、選択された工事で登録された施工計画の文章を、履歴情報欄493に表示する。また、施工計画詳細画面309は、施工計画項目に対応して予め用意された施工計画のポイントを、ポイント欄494に表示する。そして、施工計画詳細画面309は、施工計画入力欄495(初期状態では空欄)において施工計画の文章のユーザ入力を受け付ける。すなわち、施工計画詳細画面309は、過去の施工計画の登録内容と、施工計画の文章入力欄とを、一画面に同時表示する。
また、施工計画詳細画面309は、文章作成ボタン496のクリックにより、文章作成を補助するための文章作成補助画面をポップアップ表示する。
図15は、施工計画詳細画面309が表示する文章作成補助画面を示す図である。図15の文章作成補助画面310は、作成文章選択欄501で、文章パターンの一覧をプルダウン表示してユーザ選択を受け付ける。そして、文章作成補助画面310は、選択された文章パターンに対応する質問情報を表示して入力欄502への文字列入力を受け付け、文章作成ボタン503のクリックにより、入力された文字列を文章に組み立てて文章表示欄504に表示する。
図16は、文章作成補助画面310が文章の組み立てに使用するテンプレートの一例を示す図である。テンプレート710は、文章パターンに対応付けて、質問内容と、入力された文字列に付加する接続文と、文字列を文章に登場させる順序とを規定している。
文章作成補助画面310は、テンプレート710に規定された順序に従って、質問内容とこれに対応する記入欄502を配置する。そして、文章作成補助画面310は、記入欄502に記入された文字列にテンプレート710に規定された対応する接続文を付加し、テンプレート710に規定された順序で配置して、文章を自動構成する。
図15の文章作成補助画面310が閉じられると、文章作成補助画面310の文章表示欄504の文章が、図14の施工計画詳細画面309の施工計画入力欄495に転記される。施工計画詳細画面309は、自動生成された施工計画入力欄495の文章であっても、その文章に対するユーザ編集を受け付けるとともに、構文チェックボタン497のクリックにより、その文章に対する構文チェックを行う。そして、文章作成補助画面310は、登録ボタン498のクリックにより、入力・編集された施工計画を、選択された課題項目に対応付けて登録する。なお、構文チェックボタンの機能は、以降説明する各画面および各ページで同様となっている。
このように、施工計画詳細画面309では、適宜、ユーザの入力文字列をテンプレートに当て嵌めて文章を自動生成することができるので、文章作成を簡単に行うことができる。また、過去の類似する工事の情報やポイントを参照しながら施工計画を作成することができるので、必要な記載事項の漏れを防ぐことができる。また、テンプレートを使用した場合には、画一的な文章となる可能性が高くなるが、過去に作成された施工計画と比較することができるので、同一の文章とならないように文章を修正することができる。
また、図13の課題設定ページ308は、種種別選択ボタン484または工事条件選択ボタン485のクリックにより、表示されていない施工計画項目を施工計画一覧482に追加するための、施工計画検索画面を表示する。
図17は、施工計画検索画面を示す図である。図17に示す施工計画検索画面312は、工種種別選択欄521において工種種別を一覧表示してユーザ選択を受け付け、選択された工種種別に対応する施工計画項目を、施工計画表示欄522に登録候補として一覧表示する。または、施工計画検索画面312は、カテゴリ選択欄523においてカテゴリを一覧表示してユーザ選択を受け付け、選択されたカテゴリに対応する施工計画項目を、施工計画表示欄523に登録候補として一覧表示する。また、施工計画検索画面312は、施工計画項目のクリックにより、別画面において、同一の施工計画項目が登録された過去の工事の一覧を表示し、更に一覧から選択された工事において登録された施工計画を表示する。そして、施工計画検索画面312は、一覧表示した施工計画項目に対するユーザ選択を受け付け、追加ボタン524のクリックにより、選択された施工計画項目を登録候補に追加し、図13の課題設定ページ308に戻る。
なお、課題項目としては、例えば、課題についての発注者からの指定の有無、各工種の設計数量、設計金額および主要構造物との関係、自然条件、社会条件、契約図書の内容、現地調査により把握される工事箇所の状況などから、最も適切なものがユーザによって選択される。
また、施工計画は、ユーザが、選択しようとしている工法が現場状況にマッチしているかなど、設計照査により問題を提起し、課題から考えられる対策を抽出および絞り込むことにより、作成される。このとき、施工計画詳細画面309の履歴情報欄493に表示される他工事の施工計画が良いヒントとなる。
図18は、案件情報画面の簡易な施工計画ページを示す図である。図18に示す簡易な施工計画ページ313は、課題項目一覧531において、登録された課題項目を一覧表示し、課題項目のクリックにより、該当する課題項目についての文章作成を行うための簡易な施工計画詳細画面を表示する。
図19は、簡易な施工計画詳細画面を示す図である。図19の簡易な施工計画詳細画面314は、施工計画入力欄541(初期状態では空欄)において施工計画の文章のユーザ入力を受け付け、設定理由入力欄542(初期状態では空欄)において設定理由の文章のユーザ入力を受け付ける。また、簡易な施工計画詳細画面314は、施工計画取得ボタン543のクリックにより、課題項目に対応付けて登録した施工計画を取得し、施工計画入力欄541に転記する。
更に、簡易な施工計画詳細画面314は、文章作成ボタン544、545のクリックにより、施工計画入力欄541および設定理由入力欄542における文章作成を補助するための文章作成補助画面を表示する。
図20は、簡易な施工計画詳細画面314が表示する設定理由入力欄542の文章作成補助画面を示す図である。図20の文章作成補助画面315は、図15の文章作成補助画面310とほぼ同様の構成となっているが、更に、表現選択欄551において、文章表現の一覧をプルダウン表示してユーザ選択を受け付ける。そして、文章作成補助画面315は、文章作成ボタン552のクリックにより、図15の文章作成補助画面310と同様に、選択された文章表現および入力された文字列を、テンプレートを用いて文章に組み立てて文章表示欄553に表示する。文章表示欄553の文章は、図19の簡易な施工計画詳細画面314の簡易な設定理由入力欄542に転記される。
図19の簡易な施工計画詳細画面314は、登録ボタン546のクリックにより、入力された設定理由および施工計画を対応する課題項目に対応付けて登録する。
なお、課題の設定理由は、ユーザが、問題解決のための最新技術の利用など、課題抽出からの工夫点を選定することにより、作成される。
図21は、案件詳細画面の施工計画書作成ページを示す図である。図21の施工計画書作成ページ316は、課題表示欄561において、登録された課題項目を一覧表示してユーザ選択を受け付ける。そして、設定理由の出力を指定する設定理由出力チェックボックス563、および出力ファイル形式を指定するファイル形式チェックボックス564に対するユーザのチェックを受け付ける。また、施工計画書作成ページ316は、追加ボタン565のクリックにより、指定された追加資料のファイル名を取得して、そのファイル名を出力ファイル一覧566に追加する。そして、施工計画書作成ページ316は、データ出力ボタン567のクリックにより、指定された課題項目に対応付けて登録された施工計画(および設定理由)に基づいて施工計画書を作成し、作成した施工計画書を、指定された出力ファイル形式でデータ出力する。
図22は、上記手順により最終的に作成される施工計画書の一例を示す図である。図22に示すように、施工計画書800には、まず、出力を指定された課題項目810が配置され、続いて、課題項目810に対応付けて登録された設定理由820と、課題項目810に対応付けて登録された施工計画項目830および施工計画項目830に対応する施工計画840が配置される。
一旦作成された施工計画書の内容は、後から任意に修正可能となっている。例えば、提案内容の実効性、費用、人員等を審査し、適宜修正することにより、高品質かつ実情に即した内容の施工計画書を作成することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、土木工事施工計画書作成支援システム100は、土木工事の工種種別を表示して登録し、登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録し、登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する。そして、土木工事施工計画書作成支援システム100は、課題項目を表示して登録し、登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録し、登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する。これにより、ユーザは、登録した項目に対応して表示される項目の中から選択して登録する作業を繰り返すことにより施工計画書を作成することができるので、少ない労力で施工計画書を作成することができる。また、工種種別を基点として対応する項目を選択肢として順次表示し、登録内容に基づいて施工計画書を作成するので、内容に過不足の無い高品質な施工計画書を作成することができる。
また、本実施の形態によれば、土木工事施工計画書作成支援システム100は、作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する。これにより、過去に作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目のうち対応付けが行われた項目で検索することができ、過去に作成された施工計画書の中から、文章作成の際に参考にすべき施工計画書を検索して表示することができる。すなわち、過去に作成された情報のうち類似した情報を簡単に抽出し、参考情報として表示することや、再利用することが可能となる。
また、本実施の形態の土木工事施工計画書作成支援システム100は、ユーザが指定したタイミングで、作成中の文章と同一の種類の文章を、検索した施工計画書から抽出して表示する。これにより、ユーザは、文章作成の際に参考にすべき文章を参考にしながら、より簡単に、かつ適切な文章を入力することができる。
なお、本実施の形態では、過去の施工計画書の内容のうち、留意事項および施工計画についてのみ入力欄と同時表示させるようにしたが、課題の設定理由についても入力欄と同時表示させるようにしてもよい。
本発明に係る土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラムは、少ない労力で高品質な施工計画書を作成することができる土木工事施工計画書作成支援システム、土木工事施工計画書作成支援方法、および土木工事施工計画書作成支援プログラムとして有用である。
本発明の一実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システムの構成を示すシステム構成図 本実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システムが取り扱う各種情報および項目リンク情報の概要を示す図 本実施の形態における項目リンク情報の構成のうち項目別マスタに関する部分の構成の一例を示す図 本実施の形態における項目リンク情報の構成のうち管理マスタに関する部分の構成の一例を示す図 本実施の形態に係る土木工事施工計画書作成支援システムの動作の概要を示す図 本実施の形態における案件登録画面を示す図 本実施の形態における法令・基準書一覧ページを示す図 本実施の形態における基準書検索画面を示す図 本実施の形態における留意判断項目ページを示す図 本実施の形態における留意判断項目検索画面を示す図 本実施の形態における留意判断項目詳細画面を示す図 本実施の形態における資料添付ページを示す図 本実施の形態における課題設定ページを示す図 本実施の形態における施工計画詳細画面を示す図 本実施の形態における施工計画詳細画面が表示する文章作成補助画面を示す図 本実施の形態における文章の組み立てに使用されるテンプレートの一例を示す図 本実施の形態における施工計画検索画面を示す図 本実施の形態における簡易な施工計画ページを示す図 本実施の形態における簡易な施工計画詳細画面を示す図 本実施の形態における簡易な施工計画詳細画面が表示する文章作成補助画面を示す図 本実施の形態における施工計画書作成ページを示す図 本実施の形態において最終的に作成される施工計画書の一例を示す図
符号の説明
100 土木工事施工計画書作成支援システム
110 情報登録用データ格納部
111 項目リンク情報格納部
112 工種種別格納部
113 カテゴリ格納部
114 留意判断項目格納部
115 施工計画項目格納部
116 法令・基準情報格納部
117 留意事項ヒント格納部
118 課題項目格納部
119 質問情報格納部
130 項目選択部
131 工事情報設定部
132 留意事項確認部
133 施工内容確認部
134 法令・基準書確認部
135 課題項目設定部
140 文章作成部
141 留意事項作成部
142 施工計画作成部
143 設定理由作成部
144 文章作成補助部
150 書式データ格納部
160 添付資料入力部
170 計画書作成部
180 情報出力部
190 履歴情報格納部

Claims (9)

  1. 土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録手段と、
    登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録手段と、
    登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録手段と、
    課題項目を表示して登録する課題項目登録手段と、
    登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録手段と、
    登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成手段と、
    作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶手段と、
    を有する土木工事施工計画書作成支援システム。
  2. 前記記憶手段に記憶された施工計画書のうち、作成中の施工計画書と、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の1つまたは複数を同一とする施工計画書の登録内容を表示する履歴情報表示手段、を更に有する、
    請求項1記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  3. 登録された工種種別、留意判断項目、および施工計画項目に対応する法令情報または基準書情報を表示する法令・基準書表示手段、を更に有する、
    請求項1記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  4. 前記文章登録手段は、
    質問情報を表示し、その質問情報に対応して入力された文字列を、テンプレートに当て嵌めて文章を構成する文章作成補助手段、を更に有する、
    請求項1記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  5. 前記文章登録手段は、
    入力中の文章を表示しながら前記文章入力を受け付け、
    前記履歴情報表示手段は、
    前記過去の施工計画書の登録内容を、前記文章登録手段により表示される入力中の文章と一画面に同時表示する、
    請求項2記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  6. 質問情報を表示しつつ回答を促す画面を提示するとともに、回答として入力された文字列を文章化して表示して文章の作成を補助する第1の文章作成補助手段と、
    前記第1の文章作成補助手段により文章化された文章を編集可能に表示するとともに、前記文章に関連する文章であって前記記憶手段に記憶された過去の施工計画書の一部を一画面に同時表示して文章の作成を補助する第2の文章作成補助手段と、
    を有する文章作成補助手段と、を更に有する、
    請求項1記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  7. 前記土木工事の工事条件を表示して選択を受け付ける工事条件選択手段と、
    選択された工事条件に対応する、項目留意判断項目、施工計画項目および課題項目の1つまたは複数を表示して、登録候補への追加を受け付ける項目追加手段、を更に有する、
    請求項1記載の土木工事施工計画書作成支援システム。
  8. 土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録工程と、
    登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録工程と、
    登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録工程と、
    課題項目を表示して登録する課題項目登録工程と、
    登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録工程と、
    登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成工程と、
    作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶工程と、
    を有する土木工事施工計画書作成支援方法。
  9. コンピュータに、
    土木工事の工種種別を表示して登録する工種種別登録処理と、
    登録された工種種別に対応する留意判断項目を表示して登録する留意判断項目登録処理と、
    登録された工種種別および留意判断項目に対応する施工計画項目を表示して登録する施工計画登録処理と、
    課題項目を表示して登録する課題項目登録処理と、
    登録された課題項目に対応付けて、課題項目の設定理由および登録された施工計画項目の施工計画に関する文章入力を受け付けて登録する文章登録処理と、
    登録された課題項目と、この課題項目に対応付けられた設定理由および施工計画に基づいて、施工計画書を作成する施工計画書作成処理と、
    作成された施工計画書を、留意判断項目、施工計画項目、および課題項目の少なくとも1つに対応付けて記憶する記憶処理と、
    を実行させる土木工事施工計画書作成支援プログラム。
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