JP2009193285A - ディスク制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から供給される電力が遮断された場合にキャッシュデータを保持したとき、データが外部に漏洩することを防止することが可能なディスク制御装置を提供すること。
【解決手段】このディスク制御装置20は、ホスト装置30から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置(HDD)10a〜10hに記憶させるとともにHDDに記憶されているデータをホスト装置へ送る。ディスク制御装置は、ホスト装置とHDDとの間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリ23a2〜23d2を備える。ディスク制御装置は、キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化し、暗号化されたデータを不揮発性メモリ23a3〜23d3に記憶させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置とハードディスクドライブ装置との間のデータの授受を制御するディスク制御装置に関する。
複数のハードディスクドライブ装置(HDD)を備えるディスク制御装置が知られている。ところで、HDDが単位時間あたりに記憶し得る最大のデータ量は、揮発性メモリが単位時間あたりに記憶し得る最大のデータ量よりも少ない。
そこで、この種のディスク制御装置の一つは、キャッシュメモリとしての揮発性メモリを備える。キャッシュメモリは、外部装置とHDDとの間で授受されるデータを一時的に記憶する。
これによれば、例えば、特定の記憶領域にてHDDにデータを記憶させる(書き込む)旨を表す指示が比較的短い時間内に複数回発生した場合、それらの指示が発生する毎にキャッシュメモリに記憶されているデータが更新される。従って、ディスク制御装置は、最後に発生した指示に基づくデータのみをHDDに記憶させることができる。即ち、HDDへのアクセス回数(HDDからデータを読み出す回数及び/又はHDDにデータを書き込む回数)を減少させることができる。
ところで、ディスク制御装置に供給されている電力が不意に遮断された場合(例えば、停電時等)、キャッシュメモリへ供給される電力も遮断されるのでキャッシュメモリ内のデータは消去される。従って、HDDに未だ記憶させていない(転送していない)データが、キャッシュメモリ内に存在していた場合、このデータをHDDに記憶させることができない。
そこで、特許文献1に記載のディスク制御装置は、バッテリと不揮発性メモリとを備える。このディスク制御装置は、ディスク制御装置に供給される電力が不意に遮断された場合、バッテリによりキャッシュメモリへ電力を供給するとともに、キャッシュメモリ内のデータを不揮発性メモリに記憶(退避)させる。これによれば、停電時においても、キャッシュメモリ内のデータを不揮発性メモリに保持させることができる。
特開2006−268419号公報
しかしながら、上記ディスク制御装置においては、不揮発性メモリがディスク制御装置の外部へ取り出された場合、不揮発性メモリ内のデータも容易に取得されてしまうという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「キャッシュメモリに供給される電力が遮断された場合にキャッシュデータを保持したとき、データが外部に漏洩する場合が生じること」を解決することが可能なディスク制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるディスク制御装置は、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送る装置である。
更に、このディスク制御装置は、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるディスクシステムは、
データを記憶するハードディスクドライブ装置と、外部装置から受け取ったデータを前記ハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るディスク制御装置と、を含むシステムである。
更に、このディスクシステムは、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるディスク制御方法は、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置を制御するための方法である。
更に、このディスク制御方法は、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理工程と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるディスク制御プログラムは、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置に、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、キャッシュメモリに供給される電力が遮断された場合にキャッシュデータを保持しながら、そのデータが外部に漏洩することを防止することができる。
本発明の一形態であるディスク制御装置は、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送る装置である。
更に、このディスク制御装置は、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を備える。
これによれば、キャッシュメモリ内のデータ(キャッシュデータ)が暗号化され、暗号化されたデータが第1の不揮発性メモリに記憶される。従って、電力の供給が遮断されることにより、キャッシュメモリ内のデータが消去された場合であっても、第1の不揮発性メモリにデータを保持させることができる。
更に、第1の不揮発性メモリに記憶されるデータは暗号化されたデータである。従って、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータが不正に取得された場合であっても、暗号化前のデータ(キャッシュデータ)が容易に取得されることを防止することができる。即ち、キャッシュデータが外部に漏洩することを防止することができる。
この場合、上記ディスク制御装置は、
外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するバッテリを備え、
前記第1の記憶処理手段は、前記バッテリが前記キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
これによれば、例えば、バッテリがキャッシュメモリへ電力を供給していない場合においても暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる場合と比較して、第1の不揮発性メモリにデータを記憶させる回数を減少させることができる。この結果、第1の不揮発性メモリに障害が発生する(第1の不揮発性メモリの状態が異常状態となる)可能性を低減することができる。
更に、この場合、
前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
上記ディスク制御装置は、
前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を備えることが好適である。
これによれば、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータが不正に取得された場合であっても、第1の不揮発性メモリが復号化キー情報を記憶している場合と比較して、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータが復号化される可能性を低減することができる。
加えて、上記ディスク制御装置は、
前記暗号化キー情報を生成するキー情報生成手段を備え、
前記暗号化処理手段は、前記生成された暗号化キー情報を受け付け、当該受け付けた暗号化キー情報に基づいて前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化するように構成されることが好適である。
これによれば、キャッシュメモリ内のデータを暗号化する基となる暗号化キー情報を変更することができる。従って、一定の暗号化キー情報に基づいてデータが暗号化される場合と比較して、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータから暗号化前のデータが取得される可能性をより一層低減することができる。
更に、前記キー情報生成手段は、前記復号化キー情報を生成するように構成され、
前記第2の記憶処理手段は、前記生成された復号化キー情報を受け付け、当該受け付けた復号化キー情報を前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
加えて、上記ディスク制御装置は、
前記第1の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリと、前記暗号化処理手段と、前記第1の記憶処理手段と、を含むキャッシュ用モジュールを備えることが好適である。
また、本発明の他の態様におけるディスク制御装置は、
前記第1の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリを構成する第1のキャッシュメモリと、前記暗号化処理手段を構成し且つ第1の暗号化キー情報に基づいて前記第1のキャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する第1の暗号化処理手段と、前記第1の暗号化処理手段によって暗号化された第1のデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成された前記第1の記憶処理手段と、を含む第1のキャッシュ用モジュールと、
前記第2の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリを構成する第2のキャッシュメモリと、前記第1のデータを復号化するための情報である第1の復号化キー情報を前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成された前記第2の記憶処理手段と、を含む第2のキャッシュ用モジュールと、
を備えることが好適である。
この場合、前記第2のキャッシュ用モジュールは、前記暗号化処理手段を構成し且つ第2の暗号化キー情報に基づいて前記第2のキャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する第2の暗号化処理手段を含み、
前記第2の記憶処理手段は、前記第2の暗号化処理手段によって暗号化された第2のデータを前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成され、
前記第1の記憶処理手段は、前記第2のデータを復号化するための情報である第2の復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
また、本発明の他の態様におけるディスク制御装置は、
前記キャッシュ用モジュールと、前記外部装置又は前記ハードディスクドライブ装置と、の間のデータの授受を制御するとともに、不揮発性メモリを有する制御用モジュールを備え、
前記制御用モジュールが有する不揮発性メモリは、前記第2の不揮発性メモリを構成することが好適である。
これによれば、キャッシュ用モジュールが第2の不揮発性メモリを有する場合(即ち、復号化キー情報をキャッシュ用モジュール内の不揮発性メモリが記憶している場合)と比較して、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータが復号化される可能性を低減することができる。
この場合、上記ディスク制御装置は、
前記制御用モジュールを複数備え、
前記第2の記憶処理手段は、前記復号化キー情報を分割した部分情報を前記複数の制御用モジュールのそれぞれが有する前記不揮発性メモリに分散して記憶させるように構成されることが好適である。
これによれば、復号化キー情報を分割した部分情報が、複数の制御用モジュールのそれぞれが有する不揮発性メモリに分散して記憶される。従って、1つの不揮発性メモリが復号化キー情報を記憶している場合と比較して、第1の不揮発性メモリ内の暗号化されたデータが復号化される可能性を低減することができる。
更に、この場合、上記ディスク制御装置は、
前記キャッシュ用モジュールと前記外部装置との間のデータの授受を制御する外部装置制御用モジュールと、
前記キャッシュ用モジュールと前記ハードディスクドライブ装置との間のデータの授受を制御するディスク制御用モジュールと、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間の経路を切り替える切替器と、
を備え、
前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール及び前記切替器のそれぞれが、前記制御用モジュールを構成することが好適である。
加えて、この場合、
前記復号化キー情報は、第1の部分情報と、第2の部分情報と、第3の部分情報と、からなり、
前記第2の記憶処理手段は、前記外部装置制御用モジュールが有する前記不揮発性メモリに前記第1の部分情報を記憶させ、前記ディスク制御用モジュールが有する前記不揮発性メモリに前記第2の部分情報を記憶させ、且つ、前記切替器が有する前記不揮発性メモリに前記第3の部分情報を記憶させるように構成されることが好適である。
更に、この場合、上記ディスク制御装置は、
前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール、及び、前記切替器のそれぞれを複数備え、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間の経路であって、前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール、及び、前記切替器のそれぞれを1つずつ経由する経路を複数形成するように構成されることが好適である。
これによれば、外部装置制御用モジュール、ディスク制御用モジュール、及び、切替器の状態が異常状態となった場合であっても、正常状態にある外部装置制御用モジュール、ディスク制御用モジュール、及び、切替器を経由する経路を使用することができる。この結果、外部装置とハードディスクドライブ装置との間でデータを正常に授受することができる。更に、いずれの経路が使用される場合であっても、経路上の外部装置制御用モジュール、ディスク制御用モジュール、及び、切替器から復号化キー情報を生成するために必要なすべての部分情報(第1の部分情報、第2の部分情報及び第3の部分情報)を取得することができる。
また、上記ディスク制御装置のいずれかは、
前記第1の記憶処理手段により前記暗号化されたデータが前記第1の不揮発性メモリに記憶された後に前記キャッシュメモリ内のデータを消去するデータ消去手段を備えることが好適である。
これによれば、キャッシュメモリ内のデータが漏洩することを確実に防止することができる。
また、本発明の他の形態であるディスクシステムは、
データを記憶するハードディスクドライブ装置と、外部装置から受け取ったデータを前記ハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るディスク制御装置と、を含むシステムである。
更に、上記ディスクシステムは、
前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を備える。
この場合、上記ディスクシステムは、
外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するバッテリを備え、
前記第1の記憶処理手段は、前記バッテリが前記キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
更に、この場合、前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
上記ディスクシステムは、
前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を備えることが好適である。
また、本発明の他の形態であるディスク制御方法は、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置を制御するための方法である。
更に、このディスク制御方法は、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理工程と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理工程と、
を含む。
この場合、前記第1の記憶処理工程は、外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するように構成されたバッテリが、当該キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
更に、この場合、前記暗号化処理工程は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
上記ディスク制御方法は、
前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理工程を含むことが好適である。
また、本発明の他の形態であるディスク制御プログラムは、
外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置に、
前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、前記第1の記憶処理手段は、外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するように構成されたバッテリが、当該キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されることが好適である。
更に、この場合、前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
上記ディスク制御プログラムは、更に、上記ディスク制御装置に、
前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を実現させるためのプログラムであることが好適である。
上述した構成を有するディスクシステム、ディスク制御方法、又は、ディスク制御プログラムの発明であっても、上記ディスク制御装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、ディスク制御装置、ディスクシステム、ディスク制御方法、及び、ディスク制御プログラムの各実施形態について図1〜図7を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1に示したように、第1実施形態に係るディスクシステム1は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成するシステムである。ディスクシステム1は、図示しない外部の商用電源から電力が供給されることにより駆動される。ディスクシステム1は、プロセッサ及びメモリ等を備えるホスト装置(外部装置)30に接続されている。
ディスクシステム1は、ディスクエンクロージャ10と、ディスク制御装置20と、を備える。ディスクエンクロージャ10は、複数(本例では、8個)のハードディスクドライブ装置(HDD)10a〜10hを有する。
ディスク制御装置20は、複数(本例では、2つ)のホストディレクタ(外部装置制御用モジュール)21a,21bと、複数(本例では、2つ)のディスクディレクタ(ディスク制御用モジュール)22a,22bと、複数(本例では、4つ)のキャッシュディレクタ(キャッシュ用モジュール)23a〜23dと、複数(本例では、4つ)のバッテリ24a〜24dと、複数(本例では、2つ)のスイッチ(切替器)25a,25bと、サービスプロセッサ26と、を含む。
ホストディレクタ21a,21b、ディスクディレクタ22a,22b、キャッシュディレクタ23a〜23d、バッテリ24a〜24d、及び、スイッチ25a,25bのそれぞれは、ディスク制御装置20の本体に着脱可能に装着されている。
なお、本明細書においては、ホストディレクタ21aは、ホストディレクタ#0とも表記され、ホストディレクタ21bは、ホストディレクタ#1とも表記される。ディスクディレクタ22a,22b、キャッシュディレクタ23a〜23d、バッテリ24a〜24d、及び、スイッチ25a,25bも、図1に示したように、ホストディレクタ21a,21bと同様に、ディスクディレクタ#0,#1、キャッシュディレクタ#0〜#3、バッテリ#0〜#3、及び、スイッチ#0,#1とも表記される。
各ホストディレクタ21a,21bは、ホスト装置30とキャッシュディレクタ23a〜23dとの間のデータの授受を制御するモジュールである。各ホストディレクタ21a,21bは、ホスト装置30と接続されている。各ホストディレクタ21a,21bは、スイッチ25a,25bのそれぞれと接続されている。各ホストディレクタ21a,21bは、図示しないプロセッサとファームウェア等を記憶する不揮発性メモリとを備える。各ホストディレクタ21a,21bは、プロセッサがそのファームウェアを実行することにより、後述するように作動する。
各ディスクディレクタ22a,22bは、ディスクエンクロージャ10とキャッシュディレクタ23a〜23dとの間のデータの授受を制御するモジュールである。各ディスクディレクタ22a,22bは、ディスクエンクロージャ10と接続されている。各ディスクディレクタ22a,22bは、スイッチ25a,25bのそれぞれと接続されている。各ディスクディレクタ22a,22bは、図示しないプロセッサとファームウェア等を記憶する不揮発性メモリとを備える。各ディスクディレクタ22a,22bは、プロセッサがそのファームウェアを実行することにより、後述するように作動する。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、スイッチ25a,25bのそれぞれと接続されている。キャッシュディレクタ23a〜23dには、バッテリ24a〜24dが1つずつ接続されている。キャッシュディレクタ23a〜23dは、プロセッサ23a1〜23d1(プロセッサ#0〜#3)と、揮発性メモリ(本例では、DRAM(Dynamic Random Access Memory))であるキャッシュメモリ23a2〜23d2(キャッシュメモリ#0〜#3)と、ファームウェア等を記憶する不揮発性メモリ(本例では、フラッシュメモリ)23a3〜23d3(不揮発性メモリ#0〜#3)と、をそれぞれ1つずつ含む。
更に、各キャッシュディレクタ23a〜23dは、接続されたバッテリ24a〜24dから供給される電流を検出するように構成されている。
また、各キャッシュディレクタ23a〜23dは、プロセッサ23a1〜23d1がそのファームウェアを実行することにより、後述するように作動する。
なお、本例では、キャッシュメモリ23a2〜23d2はDRAMであったが、SRAM(Static Random Access Memory)等、他の揮発性メモリであってもよい。また、本例では、不揮発性メモリは、フラッシュメモリであったが、MRAM(Magnetic Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)等、他の不揮発性メモリであってもよく、HDDであってもよい。
各バッテリ24a〜24dは、外部の商用電源からキャッシュディレクタ23a〜23dへ供給される電力が遮断されることにより、接続されたキャッシュディレクタ23a〜23dに電力を供給するように構成されている。
本例では、外部の商用電源からディスクシステム1へ供給される電力を、キャッシュディレクタ23a〜23dへ供給するための配線(電力供給線)と、バッテリ24a〜24dの出力端子と、が接続されている。即ち、この実施形態においては、外部の商用電源からキャッシュディレクタ23a〜23dへ供給される電力が遮断されると、バッテリ24a〜24dが放電することにより電力供給線の電圧が維持される。即ち、バッテリ24a〜24dからキャッシュディレクタ23a〜23dへ電力が供給される。
各スイッチ25a,25bは、ホスト装置30とディスクエンクロージャ10との間の経路を切り替えるモジュールである。各スイッチ25a,25bは、サービスプロセッサ26と接続されている。各スイッチ25a,25bは、図示しないプロセッサとファームウェア等を記憶する不揮発性メモリとを備える。各スイッチ25a,25bは、プロセッサがそのファームウェアを実行することにより、下記のように作動する。
各スイッチ25a,25bは、サービスプロセッサ26からの接続指示情報に応じて、各ホストディレクタ21a,21bと1つのキャッシュディレクタ23a〜23dとを接続するとともに、各ディスクディレクタ22a,22bと1つのキャッシュディレクタ23a〜23dとを接続する。
即ち、ホストディレクタ21a,21b、ディスクディレクタ22a,22b及びスイッチ25a,25bのそれぞれは、キャッシュディレクタ23a〜23dと、ホスト装置30又はディスクエンクロージャ10と、の間のデータの授受を制御する制御用モジュールを構成している。
また、サービスプロセッサ26は、ファームウェア等を記憶する図示しない不揮発性メモリを備える。サービスプロセッサ26は、そのファームウェアを実行することにより、下記のように作動する。
サービスプロセッサ26は、ホスト装置30とディスクエンクロージャ10との間の経路であって、ホストディレクタ21a,21b、ディスクディレクタ22a,22b、キャッシュディレクタ23a〜23d、及び、スイッチ25a,25bのそれぞれを1つずつ経由する経路を形成するように、接続指示情報をスイッチ25a,25bへ送る。
更に、サービスプロセッサ26は、制御用モジュール(ホストディレクタ21a,21b、ディスクディレクタ22a,22b、キャッシュディレクタ23a〜23d、及び、スイッチ25a,25b)のそれぞれの状態が異常状態であるか否かを検出するように構成されている。サービスプロセッサ26は、制御用モジュールのいずれかの状態が異常状態であることを検出した場合、制御用モジュールのうちの正常状態にある制御用モジュールのみを経由する経路を形成するように、接続指示情報をスイッチ25a,25bへ送る。
加えて、サービスプロセッサ26は、上記ファームウェアを実行することにより、後述するようにも作動する。
ホスト装置30は、書込要求情報又は読出要求情報をディスクアレイ装置1へ送る(出力する)。
書込要求情報は、書込データと、書込位置を表す書込位置情報と、を含み、書込データをその書込位置にてHDD10a〜10hに書き込む(記憶させる)ことを要求する旨を表す情報である。また、読出要求情報は、読出位置を表す読出位置情報を含み、その読出位置にてHDD10a〜10hに記憶されているデータを読み出すことを要求する旨を表す情報である。
次に、上記のように構成されたディスクシステム1の作動について説明する。
先ず、ホスト装置30からの書込要求情報に従って書込データをHDD10a〜10hに記憶させるためのディスクシステム1の作動について説明する。
各ホストディレクタ21a,21bは、ホスト装置30からの書込要求情報を受け取る。各ホストディレクタ21a,21bは、受け取った書込要求情報を、スイッチ25a,25bにより接続されたキャッシュディレクタ23a〜23dへ送る。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、ホストディレクタ21a,21bから書込要求情報を受け取る。各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った書込要求情報をキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶させる。このとき、各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った書込要求情報に含まれる書込位置情報と同一の書込位置情報を含む書込要求情報が既にキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されている場合、記憶されている書込要求情報を受け取った書込要求情報に置換(更新)する。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った書込要求情報の記憶が完了すると、書込完了情報をホストディレクタ21a,21bへ送る。
なお、本明細書において、キャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されている書込要求情報は、キャッシュデータとも呼ばれるデータである。
各ディスクディレクタ22a,22bは、予め設定されたタイミングにて(例えば、予め設定された時間が経過する毎に)、キャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されている書込要求情報を読み出す。
各ディスクディレクタ22a,22bは、読み出した書込要求情報に含まれる書込データを、その書込要求情報に含まれる書込位置情報に応じた位置にてHDD10a〜10hに記憶させる(書き込む)。更に、各ディスクディレクタ22a,22bは、読み出した書込要求情報をキャッシュメモリ23a2〜23d2から消去する。
即ち、キャッシュメモリ23a2〜23d2は、ホスト装置30とHDD10a〜10hとの間で授受されるデータを一時的に記憶している、と言うことができる。
次に、ホスト装置30からの読出要求情報に従ってHDD10a〜10hに記憶されているデータを読み出すためのディスクシステム1の作動について説明する。
各ホストディレクタ21a,21bは、ホスト装置30からの読出要求情報を受け取る。各ホストディレクタ21a,21bは、受け取った読出要求情報を、スイッチ25a,25bにより接続されたキャッシュディレクタ23a〜23dへ送る。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、ホストディレクタ21a,21bから読出要求情報を受け取る。各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った読出要求情報に含まれる読出位置情報と同一の読出位置情報を含む被読出情報がキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されている場合、その被読出情報をホストディレクタ21a,21bへ送る。被読出情報は、HDD10a〜10hから読み出された読出データと、その読出データが記憶されているHDD10a〜10h内の位置に応じた読出位置情報と、を含む情報である。
一方、各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った読出要求情報に含まれる読出位置情報と同一の読出位置情報を含む被読出情報がキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されていない場合、その読出要求情報をディスクディレクタ22a,22bへ送る。
各ディスクディレクタ22a,22bは、各キャッシュディレクタ23a〜23dから読出要求情報を受け取ると、その読出要求情報に含まれる読出位置情報に応じた位置にてHDD10a〜10hに記憶されているデータをHDD10a〜10hから読み出す。各ディスクディレクタ22a,22bは、読み出した読出データと読出位置情報とを含む被読出情報をキャッシュディレクタ23a〜23dへ送る。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け取った被読出情報をキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶させるとともにホストディレクタ21a,21bへ送る。更に、ホストディレクタ21a,21bは、キャッシュディレクタ23a〜23dから被読出情報を受け取ると、受け取った被読出情報をホスト装置30へ送る。
次に、外部の商用電源からのディスクシステム1への電力の供給が不意に遮断されることにより、ディスク制御装置20の作動が正常に終了しなかった場合に、キャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されているキャッシュデータ(書込要求情報)を保持するためのディスクシステム1の作動について説明する。
先ず、サービスプロセッサ26は、乱数を生成し生成した乱数に基づいて、暗号化キー情報(本例では、96バイトの情報)と、その暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための復号化キー情報(本例では、96バイトの情報)と、からなる組を表すキー組情報を生成する(キー情報生成手段)。具体的には、サービスプロセッサ26は、ディスク制御装置20の起動時に4つのキー組情報を生成する。
この4つのキー組情報は、暗号化キー情報#0及び復号化キー情報#0を表すキー組情報、暗号化キー情報#1及び復号化キー情報#1を表すキー組情報、暗号化キー情報#2及び復号化キー情報#2を表すキー組情報、並びに、暗号化キー情報#4及び復号化キー情報#4を表すキー組情報からなる。
そして、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ23a〜23dへ、生成した4つの暗号化キー情報#0〜#4を1つずつ送る。更に、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ23a〜23dへ、そのキャッシュディレクタ23a〜23dへ送る暗号化キー情報を含むキー組情報以外の3つのキー組情報に含まれる復号化キー情報を送る。
即ち、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ23a(キャッシュディレクタ#0)へ、暗号化キー情報#0と、復号化キー情報#1〜#3と、を送る(配布する)。同様に、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ#1へ暗号化キー情報#1と復号化キー情報#0,#2,#3とを送り、キャッシュディレクタ#2へ暗号化キー情報#2と復号化キー情報#0,#1,#3とを送り、キャッシュディレクタ#3へ暗号化キー情報#3と復号化キー情報#0〜#2とを送る。
各キャッシュディレクタ23a〜23dは、サービスプロセッサ26からの、1つの暗号化キー情報と3つの復号化キー情報とを受け付ける。各キャッシュディレクタ23a〜23dは、受け付けた暗号化キー情報及び復号化キー情報をキャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶させる。これにより、各キャッシュメモリ23a2〜23d2に記憶されている情報は、図2に示したように、1つの暗号化キー情報と、その暗号化キー情報を含むキー組情報以外の3つのキー組情報に含まれる復号化キー情報(即ち、その暗号化キー情報と対応しない復号化キー情報)と、を含む。
更に、サービスプロセッサ26は、予め設定された時間(本例では、1時間)が経過する毎に、新たな4つのキー組情報の生成と、暗号化キー情報及び復号化キー情報のキャッシュディレクタ23a〜23dへの配布と、を行う。
ここでは、キャッシュディレクタ23a(キャッシュディレクタ#0)に着目して説明を続ける。
キャッシュディレクタ#0のプロセッサ#0は、図3にフローチャートにより示したキャッシュデータ保持処理プログラムを起動時に実行する。
具体的には、プロセッサ#0は、ステップ305にて、バッテリ#0からキャッシュディレクタ#0に電力が供給されるまで待機する。本例では、プロセッサ#0は、バッテリ#0からキャッシュディレクタ#0へ供給される電流であってキャッシュディレクタ#0によって検出された電流が閾値電流以上である場合にバッテリ#0からキャッシュディレクタ#0に電力が供給されていると判定する。
いま、外部の商用電源からのディスクシステム1への電力の供給が不意に遮断されることにより、バッテリ#0からキャッシュディレクタ#0へ供給される電流が閾値電流以上となった場合を想定して説明を続ける。
この場合、プロセッサ#0は、ステップ305にて「Yes」と判定してステップ310に進み、暗号化処理を行う。即ち、プロセッサ#0は、キャッシュメモリ#0に記憶されている、キャッシュデータ#0と、暗号化キー情報#0と、復号化キー情報#1〜#3と、を読み出す。次いで、プロセッサ#0は、読み出したキャッシュデータ#0を、読み出した暗号化キー情報#0に基づいて暗号化する。なお、ステップ305の処理が実行されることは、暗号化処理手段(暗号化処理工程)の機能が達成されることに対応している。
更に、プロセッサ#0は、ステップ315にて、暗号化した暗号化データ#0と、読み出した復号化キー情報#1〜#3と、を不揮発性メモリ#0に記憶させる(書き込む)。即ち、書込処理が実行される。なお、ステップ315の処理が実行されることは、第1の記憶処理手段(第1の記憶処理工程)の機能及び第2の記憶処理手段(第2の記憶処理工程)の機能が達成されることに対応している。
そして、プロセッサ#0は、ステップ320にて、キャッシュメモリ#0からすべての情報を消去する。即ち、消去処理が実行される。これによれば、キャッシュメモリ#0内のデータが漏洩することを確実に防止することができる。なお、ステップ320の処理が実行されることは、データ消去手段の機能が達成されることに対応している。
また、キャッシュディレクタ23b〜23d(キャッシュディレクタ#1〜#3)も、キャッシュディレクタ#0と同様に作動する。
これにより、各不揮発性メモリ#0〜#3に記憶されている情報は、図4に示したように、1つの暗号化データと、その暗号化データを暗号化する基となった暗号化キー情報を含むキー組情報以外の3つのキー組情報に含まれる復号化キー情報と、を含む。
即ち、不揮発性メモリ#0には暗号化キー情報#0に基づいて暗号化された暗号化データ#0と復号化キー情報#1〜#3とが記憶され、不揮発性メモリ#1には暗号化キー情報#1に基づいて暗号化された暗号化データ#1と復号化キー情報#0,#2,#3とが記憶され、不揮発性メモリ#2には暗号化キー情報#2に基づいて暗号化された暗号化データ#2と復号化キー情報#0,#1,#3とが記憶され、不揮発性メモリ#3には暗号化キー情報#3に基づいて暗号化された暗号化データ#3と復号化キー情報#0〜#2とが記憶されている。
このように、上述したディスク制御装置20において、
キャッシュディレクタ#0は、不揮発性メモリ#0(第1の不揮発性メモリ)と、キャッシュメモリ#0(第1のキャッシュメモリ)と、暗号化キー情報#0(第1の暗号化キー情報)に基づいてキャッシュメモリ#0が記憶しているデータを暗号化する第1の暗号化処理手段と、暗号化された暗号化データ#0(第1のデータ)と復号化キー情報#1(第2の復号化キー情報)とを不揮発性メモリ#0に記憶させる第1の記憶処理手段と、を含む第1のキャッシュ用モジュールを構成し、
キャッシュディレクタ#1は、不揮発性メモリ#1(第2の不揮発性メモリ)と、キャッシュメモリ#1(第2のキャッシュメモリ)と、暗号化キー情報#1(第2の暗号化キー情報)に基づいてキャッシュメモリ#1が記憶しているデータを暗号化する第2の暗号化処理手段と、暗号化された暗号化データ#1(第2のデータ)と復号化キー情報#0(第1の復号化キー情報)とを不揮発性メモリ#1に記憶させる第2の記憶処理手段と、を含む第2のキャッシュ用モジュールを構成している、と言うことができる。
同様に、暗号化キー情報#0を第1の暗号化キー情報として扱うとともに、暗号化キー情報#2を第2の暗号化キー情報として扱うと、キャッシュディレクタ#0は、第1のキャッシュ用モジュールを構成し、キャッシュディレクタ#2は、第2のキャッシュ用モジュールを構成している、と言うことができる。同様に、暗号化キー情報#0を第1の暗号化キー情報として扱うとともに、暗号化キー情報#3を第2の暗号化キー情報として扱うと、キャッシュディレクタ#0は、第1のキャッシュ用モジュールを構成し、キャッシュディレクタ#3は、第2のキャッシュ用モジュールを構成している、と言うことができる。なお、暗号化キー情報#1、暗号化キー情報#2又は暗号化キー情報#3を第1の暗号化キー情報として扱う場合も、上述した場合と同様である。
次に、外部の商用電源からのディスクシステム1への電力の供給が不意に遮断された後にその電力の供給が再開した場合に、不揮発性メモリ#0〜#3に保持しておいたデータに基づいてキャッシュメモリ#0〜#3にキャッシュデータを復元するためのディスクシステム1の作動について説明する。
サービスプロセッサ26は、ディスク制御装置20の作動が終了する場合(例えば、シャットダウンが指示された場合)、ディスク制御装置20の作動が正常に終了した旨を表す正常終了情報を、サービスプロセッサ26が備える不揮発性メモリに記憶させる。即ち、例えば、外部の商用電源からの電力の供給が不意に遮断されることにより、ディスク制御装置20の作動が正常に終了しなかった場合(異常終了時)、不揮発性メモリは正常終了情報を記憶していない。
一方、サービスプロセッサ26は、ディスク制御装置20の作動が開始する場合(起動が指示された場合)において、サービスプロセッサ26が備える不揮発性メモリに正常終了情報が記憶されていないとき、キー要求情報をキャッシュディレクタ#0〜#3のそれぞれへ送る。キー要求情報は、復号化キー情報の送信を要求する旨を表す情報である。
各キャッシュディレクタ#0〜#3は、キー要求情報を受け取ると、不揮発性メモリ#0〜#3に記憶されている3つの復号化キー情報を読み出し、読み出した3つの復号化キー情報をサービスプロセッサ26へ送る。
サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ#0〜#3から復号化キー情報を受け取ると、各キャッシュディレクタ#0〜#3へ、対応する1つの復号化キー情報#0〜#3を含む復号指示情報を送る。即ち、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ#0へ復号化キー情報#0を送る。同様に、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ#1へ復号化キー情報#1を送り、キャッシュディレクタ#2へ復号化キー情報#2を送り、キャッシュディレクタ#3へ復号化キー情報#3を送る。
ここでは、キャッシュディレクタ23a(キャッシュディレクタ#0)に着目して説明を続ける。
キャッシュディレクタ#0のプロセッサ#0は、図5にフローチャートにより示したキャッシュデータ復元処理プログラムを起動時に実行する。
具体的には、プロセッサ#0は、ステップ505にて、復号指示情報を受信するまで待機する。この状態においては、プロセッサ#0は、サービスプロセッサ26から復号指示情報を受け取っている(受信している)。
従って、プロセッサ#0は、ステップ505にて「Yes」と判定してステップ510に進み、復号化処理を行う。即ち、プロセッサ#0は、不揮発性メモリ#0から暗号化データ#0を読み出す。更に、プロセッサ#0は、読み出した暗号化データ#0を、復号指示情報に含まれる復号化キー情報#0に基づいて復号化する。
次いで、プロセッサ#0は、ステップ515にて、復号化したデータ(キャッシュデータ)#0をキャッシュメモリ#0に書き込む。即ち、書込処理が実行される。そして、プロセッサ#0は、ステップ520にて、不揮発性メモリ#0からすべての情報を消去する。即ち、消去処理が実行される。
なお、キャッシュディレクタ23b〜23d(キャッシュディレクタ#1〜#3)も、キャッシュディレクタ#0と同様に作動する。
これにより、各キャッシュメモリ#0〜#3がキャッシュデータ#0〜#3を記憶している状態(即ち、外部の商用電源からのディスクシステム1への電力の供給が不意に遮断される直前のキャッシュメモリ#0〜#3の状態)が復元(再現)される。
以上、説明したように、本発明によるディスクシステムの第1実施形態によれば、キャッシュメモリ#0〜#3内のデータが暗号化され、暗号化されたデータ#0〜#3が第1の不揮発性メモリ#0〜#3に記憶される。従って、電力の供給が遮断されることにより、キャッシュメモリ#0〜#3内のデータが消去された場合であっても、不揮発性メモリ#0〜#3にそのデータ(暗号化データ)を保持させることができる。
更に、不揮発性メモリ#0〜#3に記憶されるデータは暗号化されたデータ(暗号化データ)#0〜#3である。従って、不揮発性メモリ#0〜#3内の暗号化されたデータ(暗号化データ)#0〜#3が不正に取得された場合であっても、暗号化前のデータ(キャッシュデータ)が容易に取得されることを防止することができる。即ち、キャッシュデータが外部に漏洩することを防止することができる。
また、上記第1実施形態は、バッテリ#0〜#3がキャッシュディレクタ#0〜#3(キャッシュメモリ#0〜#3)へ電力を供給している場合に暗号化されたデータ#0〜#3を不揮発性メモリ#0〜#3に記憶させるように構成されている。
これによれば、バッテリ#0〜#3がキャッシュメモリ#0〜#3へ電力を供給していない場合においても暗号化されたデータ#0〜#3を不揮発性メモリ#0〜#3に記憶させる場合と比較して、不揮発性メモリ#0〜#3にデータを記憶させる回数を減少させることができる。この結果、不揮発性メモリ#0〜#3に障害が発生する(不揮発性メモリ#0〜#3の状態が異常状態となる)可能性を低減することができる。
また、上記第1実施形態は、暗号化されたデータ(暗号化データ)#0〜#3を復号化するための情報である復号化キー情報#0〜#3を、その暗号化データ#0〜#3が記憶されている第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成されている。即ち、上記第1実施形態は、暗号化データ#0を復号化するための情報である復号化キー情報#0を、その暗号化データ#0が記憶されている第1の不揮発性メモリ#0と異なる第2の不揮発性メモリ#1〜#3に記憶させるように構成されている。
これによれば、第1の不揮発性メモリ内の暗号化データが不正に取得された場合であっても、第1の不揮発性メモリがその暗号化データを復号化するための復号化キー情報を記憶している場合と比較して、その暗号化データが復号化される可能性を低減することができる。
また、上記第1実施形態は、暗号化キー情報を生成し、生成した暗号化キー情報に基づいてキャッシュメモリ#0〜#3が記憶しているデータを暗号化するように構成されている。
これによれば、キャッシュメモリ#0〜#3内のデータを暗号化する基となる暗号化キー情報#0〜#3を変更することができる。従って、一定の暗号化キー情報に基づいてデータが暗号化される場合と比較して、不揮発性メモリ#0〜#3内の暗号化されたデータ(暗号化データ)#0〜#3から暗号化前のデータ(キャッシュデータ)が取得される可能性をより一層低減することができる。
加えて、上記第1実施形態は、各不揮発性メモリ#0〜#3に、1つの暗号化データと、その暗号化データを復号化するための復号化キー情報以外のすべての復号化キー情報と、を記憶させるように構成されている。即ち、上記第1実施形態は、1つの復号化キー情報を複数の不揮発性メモリに記憶させるように構成されている。
これによれば、不揮発性メモリ#0〜#3の1つから復号化キー情報#0〜#3を取得できない場合(例えば、キャッシュディレクタ#0〜#3の1つが取り外された場合、又は、キャッシュディレクタ#0〜#3の1つに障害が発生している場合)であっても、他の不揮発性メモリ#0〜#3から復号化キー情報#0〜#3を取得することができる。従って、不揮発性メモリ#0〜#3に記憶されている暗号化データ#0〜#3を確実に復号化することができる。
なお、上記第1実施形態においては、各不揮発性メモリ#0〜#3に、1つの暗号化データと、その暗号化データを復号化するための復号化キー情報以外のすべての復号化キー情報と、を記憶させるように構成されていた。ところで、上記第1実施形態は、各不揮発性メモリ#0〜#3に、1つの暗号化データと、その暗号化データを復号化するための復号化キー情報以外の復号化キー情報のうちの1つと、を記憶させるように構成されていてもよい。即ち、上記第1実施形態は、1つの復号化キー情報を1つの不揮発性メモリにのみ記憶させるように構成されていてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るディスクシステムについて説明する。第2実施形態に係るディスクシステムは、上記第1実施形態に係るディスクシステムに対して、復号化キー情報を分割した部分情報をホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチに分散して記憶させる点のみにおいて相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
サービスプロセッサ26は、上記第1実施形態と同様に、4つのキー組情報を生成する。そして、サービスプロセッサ26は、生成したキー組情報に含まれる復号化キー情報#0〜#3を3つのキー部分情報(本例では、32バイトの情報)に分割する。即ち、復号化キー情報#0は、キー部分情報#0A(第1の部分情報)、キー部分情報#0B(第2の部分情報)及びキー部分情報#0C(第3の部分情報)に分割される。同様に、復号化キー情報#1はキー部分情報#1A、キー部分情報#1B及びキー部分情報#1Cに分割され、復号化キー情報#2はキー部分情報#2A、キー部分情報#2B及びキー部分情報#2Cに分割され、復号化キー情報#3はキー部分情報#3A、キー部分情報#3B及びキー部分情報#3Cに分割される。
そして、サービスプロセッサ26は、ホストディレクタ#0,#1のそれぞれへ、分割されたキー部分情報(第1の部分情報)#0A〜#3Aを送る。ホストディレクタ#0は、図6に示したように、サービスプロセッサ26からのキー部分情報#0A〜#3Aを受け取り、受け取ったキー部分情報#0A〜#3Aを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#10に記憶させる。同様に、ホストディレクタ#1も、キー部分情報#0A〜#3Aを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#11に記憶させる。
更に、サービスプロセッサ26は、ディスクディレクタ#0,#1のそれぞれへ、分割されたキー部分情報(第2の部分情報)#0B〜#3Bを送る。ディスクディレクタ#0は、サービスプロセッサ26からのキー部分情報#0B〜#3Bを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#20に記憶させる。同様に、ディスクディレクタ#1も、キー部分情報#0B〜#3Bを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#21に記憶させる。
加えて、サービスプロセッサ26は、スイッチ#0,#1のそれぞれへ、分割されたキー部分情報(第3の部分情報)#0C〜#3Cを送る。スイッチ#0は、サービスプロセッサ26からのキー部分情報#0C〜#3Cを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#30に記憶させる。同様に、スイッチ#1も、キー部分情報#0C〜#3Cを自モジュール内の不揮発性メモリ(第2の不揮発性メモリ)#31に記憶させる。
このように、復号化キー情報#0〜#3を分割したキー部分情報#0C〜#3Cは、複数の制御用モジュールのそれぞれが有する不揮発性メモリ#10〜#31に分散して記憶される。即ち、この処理が実行されることは、第2の記憶処理手段の機能が達成されることに対応している。
また、サービスプロセッサ26は、キャッシュディレクタ#0〜#3へ、暗号化キー情報#0〜#3を1つずつ送る。キャッシュディレクタ#0〜#3のそれぞれは、受け取った暗号化キー情報#0〜#3をキャッシュメモリ#0〜#3に記憶させる。
これにより、上記第1実施形態と同様に、外部の商用電源からのディスクシステム1への電力の供給が遮断された場合には、キャッシュメモリ#0〜#3に記憶されているキャッシュデータ#0〜#3が暗号化キー情報#0〜#3に基づいて暗号化され、暗号化された暗号化データ#0〜#3が不揮発性メモリ#0〜#3に記憶される(図7を参照。)。
一方、サービスプロセッサ26は、ディスク制御装置20の作動が開始する場合(起動が指示された場合)において、サービスプロセッサ26が備える不揮発性メモリに正常終了情報が記憶されていないとき、キー要求情報を、制御用モジュール(ホストディレクタ#0,#1、ディスクディレクタ#0,#1及びスイッチ#0,#1)のそれぞれへ送る。
各制御用モジュールは、キー要求情報を受け取ると、不揮発性メモリ#10〜#31に記憶されているキー部分情報#0A〜#3Cを読み出し、読み出したキー部分情報#0A〜#3Cをサービスプロセッサ26へ送る。
サービスプロセッサ26は、制御用モジュールからキー部分情報#0A〜#3Cを受け取ると、受け取ったキー部分情報#0A〜#3Cから復号化キー情報#0〜#3を生成する。サービスプロセッサ26は、各キャッシュディレクタ#0〜#3へ、生成した復号化キー情報#0〜#3であって、送り先のキャッシュディレクタに対応する復号化キー情報#0〜#3を含む復号指示情報を送る。
これにより、上記第1実施形態と同様に、キャッシュディレクタ#0〜#3は、不揮発性メモリ#0〜#3に記憶されている暗号化された暗号化データ#0〜#3を復号化し、復号化したデータ(キャッシュデータ)をキャッシュメモリ#0〜#3に記憶させる。
以上、説明したように、本発明によるディスクシステムの第2実施形態は、復号化キー情報#0〜#3を、制御用モジュール内の不揮発性メモリ#10〜#31に記憶させるように構成されている。これによれば、復号化キー情報#0〜#3をキャッシュディレクタ(キャッシュ用モジュール)23a〜23d内の不揮発性メモリ23a3〜23d3に記憶させる場合と比較して、不揮発性メモリ23a3〜23d3内の暗号化されたデータが復号化される可能性を低減することができる。
更に、上記第2実施形態は、復号化キー情報#0〜#3のそれぞれを分割したキー部分情報#0C〜#3Cを、複数の制御用モジュールのそれぞれが有する不揮発性メモリ#10〜#31に分散して記憶させるように構成されている。
これによれば、1つの不揮発性メモリが復号化キー情報#0〜#3を記憶している場合と比較して、復号化キー情報#0〜#3が取得される可能性を低減することができる。即ち、不揮発性メモリ23a3〜23d3内の暗号化されたデータが復号化される可能性を低減することができる。
加えて、上記第2実施形態は、ホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチのそれぞれを複数備える。
これによれば、ホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチの状態が異常状態となった場合であっても、正常状態にあるホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチを経由する経路を使用することができる。この結果、ホスト装置30とディスクエンクロージャ10との間でデータを正常に授受することができる。
更に、上記第2実施形態は、複数のホストディレクタ21a,21bのそれぞれの不揮発性メモリ#10,#11に同一のキー部分情報#0A〜#3Aを記憶させる。加えて、上記第2実施形態は、複数のディスクディレクタ22a,22bのそれぞれの不揮発性メモリ#20,#21に同一のキー部分情報#0B〜#3Bを記憶させる。更に、上記第2実施形態は、複数のスイッチ25a,25bのそれぞれの不揮発性メモリ#30,#31に同一のキー部分情報#0C〜#3Cを記憶させる。
これによれば、ホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチの状態が異常状態となることにより、上記経路が変更された場合であっても(即ち、いずれの経路が使用される場合であっても)、経路上のホストディレクタ、ディスクディレクタ、及び、スイッチから復号化キー情報を生成するために必要なすべてのキー部分情報を取得することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態は、暗号化されたデータを不揮発性メモリ23a3〜23d3に記憶させた後にキャッシュメモリ23a2〜23d2内のデータを消去するように構成されていた。ところで、上記各実施形態は、キャッシュメモリ23a2〜23d2内のデータを消去しないように構成されていてもよい。この場合であっても、キャッシュディレクタ23a〜23dがディスク制御装置20から取り外されることにより、キャッシュメモリ23a2〜23d2に電力が供給されなくなると、キャッシュメモリ23a2〜23d2内のデータは消去される(揮発する)ので、キャッシュメモリ23a2〜23d2内のデータが漏洩することを防止することができる。
また、上記各実施形態は、暗号化キー情報と異なる復号化キー情報に基づいて暗号化データを復号化するように構成されていたが、暗号化キー情報と同一の復号化キー情報(即ち、暗号化キー情報)に基づいて暗号化データを復号化するように構成されていてもよい。
また、上記各実施形態は、復号化キー情報を、キャッシュディレクタ#0〜#3内の不揮発性メモリ#0〜#3、又は、制御用モジュール内の不揮発性メモリ#10〜#31に記憶させるように構成されていたが、その他の不揮発性メモリ(例えば、サービスプロセッサ26が有する不揮発性メモリ)に記憶させるように構成されていてもよく、HDD10a〜10hに記憶させるように構成されていてもよい。
本発明は、複数のハードディスクドライブ装置を備えるディスクアレイシステム等に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るディスクシステムの概略構成を表す図である。 図1に示したキャッシュディレクタのキャッシュメモリ及び不揮発性メモリに記憶されている情報を表す図である。 図1に示したキャッシュディレクタのプロセッサが実行するキャッシュデータ保持処理プログラムを示したフローチャートである。 図1に示したキャッシュディレクタのキャッシュメモリ及び不揮発性メモリに記憶されている情報を表す図である。 図1に示したキャッシュディレクタのプロセッサが実行するキャッシュデータ復元処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る制御用モジュールの不揮発性メモリ及びキャッシュディレクタの不揮発性メモリに記憶されている情報を表す図である。 本発明の第2実施形態に係る制御用モジュールの不揮発性メモリ及びキャッシュディレクタの不揮発性メモリに記憶されている情報を表す図である。
符号の説明
1 ディスクシステム
10 ディスクエンクロージャ
10a〜10h HDD
20 ディスク制御装置
21a,21b ホストディレクタ
22a,22b ディスクディレクタ
23a,23b キャッシュディレクタ
23a1〜23d1 プロセッサ
23a2〜23d2 キャッシュメモリ
23a3〜23d3 不揮発性メモリ
24a〜24d バッテリ
25a,25b スイッチ
26 サービスプロセッサ
30 ホスト装置

Claims (23)

  1. 外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るディスク制御装置であって、
    前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
    前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
    前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
    を備えるディスク制御装置。
  2. 請求項1に記載のディスク制御装置であって、
    外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するバッテリを備え、
    前記第1の記憶処理手段は、前記バッテリが前記キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスク制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のディスク制御装置であって、
    前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
    前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を備えるディスク制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のディスク制御装置であって、
    前記暗号化キー情報を生成するキー情報生成手段を備え、
    前記暗号化処理手段は、前記生成された暗号化キー情報を受け付け、当該受け付けた暗号化キー情報に基づいて前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化するように構成されたディスク制御装置。
  5. 請求項4に記載のディスク制御装置であって、
    前記キー情報生成手段は、前記復号化キー情報を生成するように構成され、
    前記第2の記憶処理手段は、前記生成された復号化キー情報を受け付け、当該受け付けた復号化キー情報を前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスク制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のディスク制御装置であって、
    前記第1の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリと、前記暗号化処理手段と、前記第1の記憶処理手段と、を含むキャッシュ用モジュールを備えるディスク制御装置。
  7. 請求項3に記載のディスク制御装置であって、
    前記第1の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリを構成する第1のキャッシュメモリと、前記暗号化処理手段を構成し且つ第1の暗号化キー情報に基づいて前記第1のキャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する第1の暗号化処理手段と、前記第1の暗号化処理手段によって暗号化された第1のデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成された前記第1の記憶処理手段と、を含む第1のキャッシュ用モジュールと、
    前記第2の不揮発性メモリと、前記キャッシュメモリを構成する第2のキャッシュメモリと、前記第1のデータを復号化するための情報である第1の復号化キー情報を前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成された前記第2の記憶処理手段と、を含む第2のキャッシュ用モジュールと、
    を備えるディスク制御装置。
  8. 請求項7に記載のディスク制御装置であって、
    前記第2のキャッシュ用モジュールは、前記暗号化処理手段を構成し且つ第2の暗号化キー情報に基づいて前記第2のキャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する第2の暗号化処理手段を含み、
    前記第2の記憶処理手段は、前記第2の暗号化処理手段によって暗号化された第2のデータを前記第2の不揮発性メモリに記憶させるように構成され、
    前記第1の記憶処理手段は、前記第2のデータを復号化するための情報である第2の復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスク制御装置。
  9. 請求項6に記載のディスク制御装置であって、
    前記キャッシュ用モジュールと、前記外部装置又は前記ハードディスクドライブ装置と、の間のデータの授受を制御するとともに、不揮発性メモリを有する制御用モジュールを備え、
    前記制御用モジュールが有する不揮発性メモリは、前記第2の不揮発性メモリを構成するディスク制御装置。
  10. 請求項9に記載のディスク制御装置であって、
    前記制御用モジュールを複数備え、
    前記第2の記憶処理手段は、前記復号化キー情報を分割した部分情報を前記複数の制御用モジュールのそれぞれが有する前記不揮発性メモリに分散して記憶させるように構成されたディスク制御装置。
  11. 請求項10に記載のディスク制御装置であって、
    前記キャッシュ用モジュールと前記外部装置との間のデータの授受を制御する外部装置制御用モジュールと、
    前記キャッシュ用モジュールと前記ハードディスクドライブ装置との間のデータの授受を制御するディスク制御用モジュールと、
    前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間の経路を切り替える切替器と、
    を備え、
    前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール及び前記切替器のそれぞれが、前記制御用モジュールを構成するディスク制御装置。
  12. 請求項11に記載のディスク制御装置であって、
    前記復号化キー情報は、第1の部分情報と、第2の部分情報と、第3の部分情報と、からなり、
    前記第2の記憶処理手段は、前記外部装置制御用モジュールが有する前記不揮発性メモリに前記第1の部分情報を記憶させ、前記ディスク制御用モジュールが有する前記不揮発性メモリに前記第2の部分情報を記憶させ、且つ、前記切替器が有する前記不揮発性メモリに前記第3の部分情報を記憶させるように構成されたディスク制御装置。
  13. 請求項12に記載のディスク制御装置であって、
    前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール、及び、前記切替器のそれぞれを複数備え、
    前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間の経路であって、前記外部装置制御用モジュール、前記ディスク制御用モジュール、及び、前記切替器のそれぞれを1つずつ経由する経路を複数形成するように構成されたディスク制御装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載のディスク制御装置であって、
    前記第1の記憶処理手段により前記暗号化されたデータが前記第1の不揮発性メモリに記憶された後に前記キャッシュメモリ内のデータを消去するデータ消去手段を備えるディスク制御装置。
  15. データを記憶するハードディスクドライブ装置と、外部装置から受け取ったデータを前記ハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るディスク制御装置と、を含むディスクシステムであって、
    前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリと、
    前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
    前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
    を備えるディスクシステム。
  16. 請求項15に記載のディスクシステムであって、
    外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するバッテリを備え、
    前記第1の記憶処理手段は、前記バッテリが前記キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスクシステム。
  17. 請求項15又は請求項16に記載のディスクシステムであって、
    前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
    前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を備えるディスクシステム。
  18. 外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置を制御するためのディスク制御方法であって、
    前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理工程と、
    前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理工程と、
    を含むディスク制御方法。
  19. 請求項18に記載のディスク制御方法であって、
    前記第1の記憶処理工程は、外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するように構成されたバッテリが、当該キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスク制御方法。
  20. 請求項18又は請求項19に記載のディスク制御方法であって、
    前記暗号化処理工程は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
    前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理工程を含むディスク制御方法。
  21. 外部装置から受け取ったデータをハードディスクドライブ装置に記憶させるとともに当該ハードディスクドライブ装置に記憶されているデータを当該外部装置へ送るとともに、前記外部装置と前記ハードディスクドライブ装置との間で授受されるデータを一時的に記憶する揮発性メモリであるキャッシュメモリを備えるディスク制御装置に、
    前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化する暗号化処理手段と、
    前記暗号化されたデータを第1の不揮発性メモリに記憶させる第1の記憶処理手段と、
    を実現させるためのディスク制御プログラム。
  22. 請求項21に記載のディスク制御プログラムであって、
    前記第1の記憶処理手段は、外部からの前記キャッシュメモリへの電力の供給が遮断された場合に当該キャッシュメモリへ電力を供給するように構成されたバッテリが、当該キャッシュメモリへ電力を供給している場合に前記暗号化されたデータを前記第1の不揮発性メモリに記憶させるように構成されたディスク制御プログラム。
  23. 請求項21又は請求項22に記載のディスク制御プログラムであって、
    前記暗号化処理手段は、前記キャッシュメモリが記憶しているデータを暗号化キー情報に基づいて暗号化するように構成され、
    前記暗号化キー情報に基づいて暗号化されたデータを復号化するための情報である復号化キー情報を前記第1の不揮発性メモリと異なる第2の不揮発性メモリに記憶させる第2の記憶処理手段を備えるディスク制御プログラム。
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