JP2009193218A - ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システム - Google Patents

ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システム Download PDF

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Abstract

【課題】
装置内の各モジュールに設定されていた設定情報が削除されてしまうことなくファームウェアの更新が行われるファームウェア更新装置およびファームウェア更新システムを提供する。
【解決手段】
PC10において、プリンタ30より各モジュールのファームウェアのバージョン番号が取得され、サーバ20より最新版のファームウェアのバージョン番号が取得され、更新が必要なファームウェアが特定され、ファームウェアの更新に際して各モジュールに設定される設定情報のうち保存が必要な設定情報がストレージ13に記憶され、サーバ20から取得された最新版のファームウェアを各モジュールに更新した後、ストレージ13に記憶された設定情報が各モジュールに再設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システムに関する。
複写装置、印刷装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、それらの機能が組み合わされた複合機などは、装置内に複数の構成部分(モジュール)を備える。
これら装置内のモジュールは、不揮発性メモリにファームウェアが記憶されて、モジュールとしての動作を行う。
そして、これらファームウェアは、新機能追加や不具合防止の為に開発される新しいバージョンのファームウェアに更新が行われるようになっている。
ファームウェアの更新に関する技術として、特許文献1では、管理装置が、第1主装置ファームウェアと第1付属装置ファームウェアと更新の手順を示すファイルとを取得して、そのファイルに基づいてファームウェアの更新処理が行われることで、適切な手順でファームウェアの更新作業が行われる管理装置およびそのプログラムが提案されている。
また、特許文献2では、新しいソフトウェア部品をロードしてバージョンアップする場合にそのソフトウェア部品の識別子とバージョン情報とを共にロードすることで、簡単なバージョンアップの管理を可能にしたソフトウェアのバージョンアップ方法が提案されている。
また、特許文献3によれば、サーバ装置内の組み合わせ管理制御プログラムとクライアント内のエージェントプログラムを備え、各モジュールのバージョンが最適な組み合わせになるアップデートを行うサーバ装置およびデータ処理装置およびデータ処理方法および記憶媒体が提案されている。
また、特許文献4によれば、インストール用記憶媒体に、更新対象のプログラムデータと共にインストールを許可する全ての旧プログラム群バージョンデータを記憶させ、予め指定された組み合わせ以外のプログラム群を搭載したプログラム搭載機器であれば、インストール用記憶媒体からのプログラムの更新を禁じるプログラム搭載機器のプログラム更新方法が提案されている。
特開2004−118586号公報 特開平11−143694号公報 特開2006−243912号公報 特開平7−160510号公報
しかし、上記特許文献による技術によれば、ファームウェアが更新される際に、モジュールに設定されていた設定情報(例えば、ユーザ情報や、ログ情報など)が削除されてしまう場合もある。
そこで、この発明は、装置の各モジュールのファームウェアが更新される際に、各モジュールに設定されていた設定情報が削除されてしまうことなくファームウェアの更新が行われるファームウェア更新装置およびファームウェア更新システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1の発明のファームウェア更新装置は、複数の構成部分を含む更新対象装置から各構成部分のファームウェアの版情報を取得する版情報取得手段と、前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの更新に際して、前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報をファームウェア提供装置から取得する更新版情報取得手段と、前記版情報取得手段で取得した前記各構成部分のファームウェアの版情報と前記更新版情報取得手段で取得した前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報とを比較して更新が必要なファームウェアを特定する更新ファームウェア特定手段と、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新後に前記更新対象装置に対して設定する設定情報を、ファームウェアの更新前に前記更新対象装置から一時保存する保存手段と、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアを前記ファームウェア提供装置から取得するファームウェア取得手段と、前記保存手段による前記設定情報の保存後に前記ファームウェア取得手段で取得したファームウェアで前記特定手段で特定したファームウェアを更新する更新手段と、前記更新手段による前記ファームウェアの更新後に前記保存手段で保存した前記設定情報を前記更新対象装置に対して設定する設定手段とを具備するように構成される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記保存手段は、保存が必要な設定情報の中で暗号化が必要な設定情報は暗号化して保存するように構成される。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新に際して正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別する判別手段を更に具備し、前記更新手段は、前記判別手段で判別した組み合わせおよび順番で前記ファームウェアの更新を行うように構成される。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ファームウェア提供装置は、前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの一覧と前記ファームウェアの正常動作が可能な組み合わせおよび順番を示す動作保証情報を記憶し、前記判別手段は、前記ファームウェア提供装置に対して前記動作保証情報を問い合わせることにより前記正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別するように構成される。
また、請求項5の発明のファームウェア更新システムは、複数の構成部分を含む更新対象装置と、前記更新対象装置の各構成部分の更新ファームウェアを提供するファームウェア提供装置と、前記ファームウェア提供装置から前記更新ファームウェアを取得して前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアを更新するファームウェア更新装置とを有し、前記ファームウェア更新装置は、前記更新対象装置から各構成部分のファームウェアの版情報を取得する版情報取得手段と、前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの更新に際して、前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報を前記ファームウェア提供装置から取得する更新版情報取得手段と、前記版情報取得手段で取得した前記各構成部分のファームウェアの版情報と前記更新版情報取得手段で取得した前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報とを比較して更新が必要なファームウェアを特定する更新ファームウェア特定手段と、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新後に前記更新対象装置に対して設定する設定情報を、ファームウェアの更新前に前記更新対象装置から一時保存する保存手段と、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアを前記ファームウェア提供装置から取得するファームウェア取得手段と、前記保存手段による前記設定情報の保存後に前記ファームウェア取得手段で取得したファームウェアで前記特定手段で特定したファームウェアを更新する更新手段と、前記更新手段による前記ファームウェアの更新後に前記保存手段で保存した前記設定情報を前記更新対象装置に対して設定する設定手段とを具備するように構成される。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記ファームウェア提供装置は、前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの一覧と前記ファームウェアの正常動作が可能な組み合わせおよび順番を示す動作保証情報を記憶する記憶手段を具備し、前記ファームウェア更新装置は、前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新に際して正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を前記ファームウェア提供装置に問い合わせる問合せ手段と、前記問合せ手段による問合せに基づき正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別する判別手段とを更に具備し、前記更新手段は、前記判別手段で判別した組み合わせおよび順番で前記ファームウェアの更新を行うように構成される。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記保存手段は、前記決定手段で決定した保存が必要な設定情報の中で暗号化が必要な設定情報は暗号化して保存するように構成される。
請求項1の発明によれば、各構成部分に設定されていた設定情報が削除されることなく構成部分のファームウェアの更新が行われる。
また、請求項2の発明によれば、各構成部分に設定されていた設定情報が暗号化されて保存される。
また、請求項3の発明によれば、ファームウェアの更新に際して更新対象装置が正常動作するという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、ファームウェアの更新に際して更新対象装置が正常動作するという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、各構成部分に設定されていた設定情報が暗号化されて保存される。
また、請求項6の発明によれば、ファームウェアの更新に際して更新対象装置が正常動作するという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、各構成部分に設定されていた設定情報が暗号化されて保存される。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明に係わるファームウェアアップデートシステム100の構成について図1を参照して説明を行う。
図1は、ファームウェアアップデートシステム100の構成を示した模式図である。
図1に示すように、ファームウェアアップデートシステム100は、アップデートされるファームウェアがインストールされているプリンタ30とパーソナルコンピュータ10(以下PC10と呼ぶ)とがローカルネットワーク1で接続され、PC10はインターネット2を介してサーバ20と接続される。 サーバ20からはアップデートパッケージがプリンタ30に送信されて、プリンタ30にインストールされてるファームウェアのアップデートが行われる。
PC10は、中央処理装置と記憶装置(ストレージ13)とを備えるパーソナルコンピュータである。
そして、PC10は、ネットワーク機能11、アップデータ機能12、ストレージ13を備える。
ネットワーク機能11は、インターネット2とローカルネットワーク1とに接続されて、サーバ20、プリンタ30と情報の授受を行う。 そして、ネットワーク機能11は、更に、サーバ20からファームウェアの更新パッケージを受信するファームウェア取得機能111を有する。
アップデータ機能12は、プリンタ30内に格納される各モジュールのファームウェアをアップデートする機能を司る。 そして、アップデータ機能12は、更に、バージョン番号取得機能121、最新版バージョン番号取得機能122、更新ファームウェア特定機能123、判別機能124、バックアップ情報決定機能125、ファームウェア更新機能126、リストア機能127を有する。
バージョン番号取得機能121は、プリンタ30の各モジュールにインストールされているファームウェアのバージョンの番号を取得する。
最新版バージョン番号取得機能122は、サーバ20から最新版のファームウェアのバージョンの番号を取得する。
更新ファームウェア特定機能123は、更新が必要なファームウェアを特定する。
判別機能124は、ファームウェアの更新に際してプリンタ30の正常動作が可能なファームウェアの更新順番を判別する。
バックアップ情報決定機能125は、ファームウェアが更新される際にバックアップが必要な設定情報を決定する。
ファームウェア更新機能126は、判別機能124で判別された順番で更新パッケージをプリンタ30に送信し、ファームウェアを更新させる。
リストア機能127は、バックアップされた各モジュールの設定情報を、ファームウェアの更新が終わった後に、各モジュールに対してリストア(再設定)する。
ストレージ13は、各種記憶装置で構成され、プリンタ30の各モジュールの設定情報などを記録する処理を行う。
また、サーバ20は、ネットワーク機能21、ダウンロードサービス機能22、ストレージ23を備える。
ネットワーク機能21は、インターネット2に接続されてPC10と情報の授受を行う。
ダウンロードサービス機能22は、PC10より要求された動作保証バージョンマトリックス24やファームウェアのアップデートパッケージなどをネットワーク機能21を通じてPC10に送信する処理を行う。
ストレージ23は、動作保証バージョンマトリックス24や、各ファームウェアのバージョン一覧25や、各モジュールのファームウェアを更新する更新パッケージ等を記憶する。
また、プリンタ30は、ネットワークモジュール31、ソフト制御モジュール32、ハード制御モジュール33、描画モジュール34を備える。
ネットワークモジュール31にはネットワーク制御ソフトウェア311がインストールされ、ネットワークモジュール31はローカルネットワーク1を介してPC10と情報を授受する(以下、ネットワークモジュール31を略してMPC、またインストールされているネットワーク制御ソフトウェア311を略してMPC-FWと呼ぶことがある。)。
ソフト制御モジュール32はプリンタ30で印刷される画像の描画データを生成するなどの画像形成の為のソフト的な制御を行う。そして、ソフト制御モジュール32には、ソフト制御モジュール32を動作させるファームウェアであるソフト制御ソフトウェア321がインストールされている(以下、ソフト制御モジュール32を略してESS、またソフト制御ソフトウェア321を略してESS-FWと呼ぶことがある)。
ハード制御モジュール33は、ハード制御ソフトウェア331がインストールされ、プリンタ30で印刷時に動作する描画モジュール34などのハードウェアの制御を行う(以下、ハード制御モジュール33を略してMCU、またハード制御ソフトウェア331を略してMCU-FWと呼ぶことがある)。
描画モジュール34は、図示しない感光体ドラムや転写ベルトや用紙搬送機構を備え、プリンタ30で画像形成を行う機能を担う。
このように構成されるファームウェアアップデートシステム100では、PC10が、プリンタ30の各モジュールにインストールされているファームウェアのアップデートの処理を行う。
次に、プリンタ30の各モジュールにインストールされているファームウェアがアップデートされるときに、ファームウェアアップデートシステム100で行われる処理について図2を参照して説明を行う。
図2は、プリンタ30の各モジュールにインストールされているファームウェアがアップロードされるときにファームウェアアップデートシステム100で行われる処理について示した模式図である。
図2に示すように、ファームウェアアップデートシステム100では、まず、プリンタ30の各モジュールにインストールされているファームウェアのバージョンを識別する番号であるバージョン番号がPC10に送られる(図2の(1))。
そして、PC10のアップデータ機能12は、プリンタ30から受信したファームウェアの最新版のバージョン番号と、プリンタ30の動作を保証する各モジュールにインストールされるファームウェアのバージョンの組み合わせである動作保証バージョンマトリックス24とをサーバ20から受信する(図2の(2))。
サーバ20から最新版のバージョン番号を受信したPC10では、アップデータ機能12が、最新版のバージョン番号とプリンタの各モジュールにインストールされているバージョン番号とを比較する(図2の(3))。そして、サーバ20からダウンロードするファームウェアのバージョンやプリンタ30の各モジュールにファームウェアがインストールされる順番や、プリンタ30へのインストール時に各モジュールに設定された設定情報がバックアップされるか否かなどが、PC10で決定される。
そして、サーバ20から、PC10で決定したプリンタ30へダウンロードされるファームウェアのアップデートパッケージがPC10へ送信される(図2の(4))。
そして、PC10は、プリンタ30のモジュールにファームウェアがインストールされる前に、プリンタ30のモジュールに設定されているPC10で決定した各設定情報のバックアップを行う(図2の(5))。
設定情報のバックアップが行われた後に、PC10は、サーバ20より取得したファームウェアのアップロードパッケージをプリンタ30に送信する(図2の(6))。そして、プリンタ30でアップロードパッケージが使用されてモジュールのファームウェアのアップロードが行われ、その後、PC10にバックアップされたモジュールの設定情報がプリンタ30内の各モジュールに対してリストアされる(図2の(6))。
次に、プリンタ30内のモジュールのファームウェアが更新される際にPC10で行われる処理について図3を参照して説明を行う。
図3は、PC10で行われる処理について示したフローチャートである。
PC10では、プリンタ30に搭載されているモジュールのファームウェアを更新する指示を受け付けると、PC10のバージョン番号取得機能121は、プリンタ30からモジュールのファームウェアのバージョンの番号を取得する(ステップ301)。 サーバ20から、プリンタ30にインストールされている各ファームウェアの最新版のバージョンの番号と、プリンタ30にインストールされている各ファームウェアが最新版のバージョンに更新される場合の設定情報のバックアップの必要性についての情報と、動作保証バージョンマトリックス24とがPC10のアップデータ機能12で取得する(ステップ302)。
PC10の更新ファームウェア特定機能123は、プリンタ30から受信したファームウェアのバージョンの番号と、サーバ20から受信した最新版のバージョンの番号とを図4に示すように比較して、最新版のバージョンになっていないファームウェアを更新が必要なファームウェアとして認識する(ステップ303)。サーバ20から受信した最新版のバージョンの番号が、更新するバージョンの番号となる。
例えば、図4に示すように、プリンタ30から受信したファームウェアのバージョンの番号(図4(a))とサーバ20に記憶される各ファームウェアの最新版のバージョンの番号(図4(b))とが比較されて、プリンタ30にインストールされる全てのファームウェア更新が必要と判断される。
更新が必要なファームウェアの種類が判明すると、次に、そのファームウェアを更新する順序が判別機能124により決定される。
ステップ303で特定されたファームウェアは更新の必要なファームウェアであるが、プリンタ30には、ファームウェアがインストールされるモジュールが複数存在し、それらモジュールにインストールされるファームウェアのバージョンによっては、各モジュールにインストールされるファームウェア同士が競合するなどして正常な動作が行われなくなる場合がある。 その為、正常な動作を保証する各モジュールにインストールされるファームウェアのバージョン番号の組み合わせが、動作保証バージョンマトリックス24として存在する。このように、動作保証バージョンマトリックス24とは、マトリックス内に記載されたファームウェアのバージョンの組み合わせではプリンタ30の動作を保証するというものである。
動作保証バージョンマトリックス24について図5を参照して説明を行う。
図5は、動作保証バージョンマトリックス24について示した表である。
図5に示すように、「ESS-FW」「MCU-FW」「MPC-FW」のファームウェアのバージョンの組み合わせが特定の組み合わせになっている場合には、プリンタ30が正常動作するように保証されている。例えば、図5に示すように「ESS-FW」「MCU-FW」「MPC-FW」のバージョンの組み合わせが、それぞれ「1.0」「1.2」「1.2」の場合は動作保証がされるが、それぞれ「1.2」「1.0」「1.0」の場合には動作保証バージョンマトリックス24に記載されていないので動作保証されない。
このように動作保証されない組み合わせが、ファームウェアの更新時に発生しないように考慮されて、ファームウェアの更新順番は決定される。
ファームウェアの更新順番の決定について説明する。
ステップ303で更新が必要なファームウェアが特定されると、次に、ステップ304でそれらファームウェアの更新順番が決定される。ステップ304のサブルーチンステップについて、図6を参照して説明を行う。
図6は、サブルーチンであるステップ304で行われる処理について示したフローチャートである。
図6のステップ601に示すように、まず、更新されるファームウェアの更新順番について、考えられる全ての更新順番が算出される。 図4(a)に示したプリンタにインストールされている更新前のバージョンから、図4(b)に示した最新版のバージョンに更新される場合には、「ESS-FW」「MCU-FW」「MPC-FW」の3つのファームウェアが更新される順番について考えられる順番は図7に示すように6つ算出される(ステップ601)。 算出された6つの順番うちの1つの順番は、例えば、パターン1に示す「ESS→MCU→MPC」のように更新される順番である。
次に、算出されたすべての更新順番について、動作が保証されるか否かの検証が行われる(ステップ602)。 算出された更新順番で更新された場合にプリンタ30が動作保証されるか否かについて図8を参照して説明する。 算出された更新順番は6パターンあり、図8(a)から図8(f)で、それらの更新順番で更新された場合に発生するファームウェアのバージョンの組み合わせと、その組み合わせ時における動作保証の内容を示す。
図8(a)は、「ESS→MCU→MPC」の順番で更新された場合の、想定されるファームウェアの組み合わせと、その組み合わせ時における動作保証の内容を示した表である。
1番目に「ESS」が更新された場合にはファームウェアのバージョンの組み合わせは、「ESS」「MCU」「MPC」のバージョンの番号がそれぞれ「1.0」「1.0」「1.0」となり、その組み合わせは図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証されない組み合わせだと判明される(図8の参照番号801)。次に、2番目に「MCU」が更新された場合には、ファームウェアの組み合わせは、「ESS」「MCU」「MPC」のバージョンの番号がそれぞれ「1.0」「1.2」「1.0」となり、その組み合わせは図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証されない組み合わせだと判明される(図8の参照番号802)。次に、3番目に「MPC」が更新された場合には、ファームウェアの組み合わせは、「ESS」「MCU」「MPC」のバージョンの番号がそれぞれ「1.0」「1.2」「1.2」となっており、その組み合わせは図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証される組み合わせだと判明される(図8の参照番号803)。図8(a)に示すように「ESS→MCU→MPC」の順番で更新された場合には、1番目と2番目の更新時に動作保証がされないので、「ESS→MCU→MPC」の順番は、更新の順番として不適だと判明される。
このように、考えられる6パターンの順番を検証していき、全ての場合で動作保証がされる更新に適した順番を探す。
次に、図8(f)に示す「MPC→MCU→ESS」の順番で更新される場合についての検証について説明する。
1番目に「MPC」が更新された場合にはファームウェアのバージョンの組み合わせは、「ESS」「MCU」「MPC」の順にそれぞれ「1.0」「1.0」「1.2」となる。このバージョンの組み合わせは、図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証される組み合わせである。 そして、2番目に「MCU」が更新された場合にはファームウェアのバージョンの組み合わせは、同様にそれぞれ「1.0」「1.2」「1.2」となる。このバージョンの組み合わせは、図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証される組み合わせである。最後に3番目として「ESS」が更新された場合のファームウェアのバージョンの組み合わせは、同様にそれぞれ「1.1」「1.2」「1.2」となる。このバージョンの組み合わせも、図5に示す動作保証バージョンマトリックス24に基づいて動作保証される組み合わせである。
このように、図8(f)に示す「MPC→MCU→ESS」の順番で更新される場合には、ファームウェアのバージョンの組み合わせが常に動作保証される組み合わせとなるので、この順番での更新が「ESS-FW」「MCU-FW」「MPC-FW」の3つのファームウェアの更新に適していると判明される(ステップ603)。
そして、判明された更新に適した更新順番で更新を行うように決定される(ステップ604)。
このように、ステップ601乃至604の処理によって、安全な更新順番が決定される(サブルーチンのステップ304)。
安全な更新順番がPC10の判別機能124で決定されると、その更新順番で更新が行われるときにプリンタ30のモジュールに設定されている設定情報のなかでバックアップが必要な設定情報をアップデータ機能12のバックアップ情報決定機能125は確認する(ステップ305)。
バックアップの必要性は、PC10がサーバ20から受信した、設定情報のバックアップの必要性についての情報に基づいて確認される。設定情報のバックアップの必要性についての情報は、サーバ20のストレージ23に記憶される。
PC10がサーバ20から受信した、設定情報のバックアップの必要性についての情報を図9に示す。図9に示すように、設定情報のバックアップの必要性についての情報は、モジュール毎に設定され、更新前と更新後のバージョンに応じてバックアップの必要性のある設定情報が記されている。 そして、バックアップの際に暗号化が必要か否かについても記されている。 例えば、モジュール「MCU」については、更新が「1.1→1.2」の場合には、バックアップの必要性の有る箇所は「温度調節」と「カウンタ」であり、カウンタのバックアップについては暗号化が必要であると記される(参照番号901)。 「カウンタ」は課金等の情報が含まれているので、暗号化が必要である。
このように、ファームウェアの更新の内容に応じて、モジュール内のバックアップの必要性のある設定情報が決定される(ステップ305)。そして、バックアップの必要性のある設定情報が決定されると、サーバ20より受信した、設定情報のバックアップの必要性についての情報に基づいて暗号化が必要な設定情報も決定される(ステップ306)。
このようにして、バックアップの必要性のある設定情報とバックアップの際の暗号化の必要性のある設定情報が決定される。 決定された更新処理についての情報を図10を参照して説明する。 図10に示すように、モジュール毎に更新される前と更新後のバージョンが決定され、そして、その更新においてバックアップされる設定情報とそれらのバックアップの際に暗号化が必要か否かが決定される。
次に、PC10は、サーバ20へ、ステップ304で決定された内容の更新が実行される更新パッケージを要求して、ファームウェア取得機能111でそれらを受信する(ステップ307)。
PC10は、サーバ20からファームウェアの更新パッケージを受信すると、プリンタ30に対して、ファームウェアが更新される各モジュールに設定された設定情報のバックアップをステップ305で決定された設定情報について要求する。 プリンタ30に対するバックアップの要求は、ステップ306で決定された暗号化が必要な設定情報については、暗号化されて記憶されるように要求される。
モジュールの設定情報のバックアップ先がPC10となっているので、プリンタ30に要求されたバックアップの情報がPC10に送信されてストレージ13に記憶される(ステップ308)。 バックアップ先がPC10以外の場所に予め指定されていた場合には、その指定先へバックアップされる。
PC10では、ステップ305で決定された設定情報であるバックアップ情報をストレージ13に記憶し、暗号化が要求される設定情報については暗号化して記憶する。
バックアップが必要な設定情報がバックアップされると、PC10のファームウェア更新機能126は、ステップ307でサーバ20から受信した更新パッケージでステップ304で決定された更新順番の最初の更新パッケージをプリンタ30に送信する(ステップ309)。
プリンタ30では、PC10から送られた更新パッケージに基づいて、最初の更新が行われる。最初の更新が行われると、更新されたモジュールのバックアップされたバックアップ情報がリストア機能127によりバックアップ先からリストアされる(ステップ309)。
プリンタ30で、ファームウェアの最初の更新とリストアが行われると、PC10のファームウェア更新機能126は、ステップ304で決定された更新順番に従って、次に更新されるファームウェアの更新パッケージをプリンタ30に送信する(ステップ309)。
そして、プリンタ30では、受信した更新パッケージが使用されて、次の更新順番に相当するモジュールにおいて、ファームウェアの更新と設定情報のリストアが行われる。
このようにステップ304で決定された更新順番に従って、プリンタ30の各モジュールのファームウェアの更新とリストアが行われる。
ファームウェアの更新はステップ304で決定された更新順番で更新される為、いくつかのファームウェアが更新されて1つのファームウェアの更新中に停電などが発生して再起動した場合でも、更新されたファームウェアの組み合わせは動作保証されるので、プリンタ30は正常に機能する。
例えば、図8(f)に示す更新順番で2番目の更新が終了した時点で再起動が発生した場合には、再起動後のファームウェアの組み合わせは「ESS」「MCU」「MPC」のバージョンの番号がそれぞれ「1.0」「1.2」「1.2」となり、この組み合わせは動作保証される組み合わせである。 それで2番目の更新が終了した時点で再起動が発生しても、再起動後にプリンタ30は正常に機能する。 更新順番に従って更新される全てのモジュールについて、ファームウェアが更新され、バックアップされた情報のリストアが行われると、ファームウェアアップデートシステム100におけるプリンタ30のモジュールにインストールされたファームウェアの更新処理は終了する。
尚、ステップ309で、単純に設定情報をリストアできない場合には、新しいファームウェアに適合するように設定情報が更新されてリストアが行われる。
単純に設定情報がリストアできない場合とは、例えば、新しいファームウェアでの設定情報の入力箇所のユーザ名やドキュメント名の文字列数が増えた場合や、ログのカウンタの桁数が増えた場合や、対応プロトコルが増えた場合があるが、このような場合には、リストア機能127がストレージ13に記憶する設定情報を新しいファームウェアに適合するように更新してプリンタ30に送信するように構成される。
尚、ステップ601では、更新前のファームウェアのバージョンの番号が「1.0」で最新版のファームウェアのバージョンの番号が「1.2」の場合には、「1.1」を飛ばして「1.0」から「1.2」と更新される順番が算出されるように説明したが、「1.0」から「1.2」への更新について「1.0」から「1.1」に更新されて次に「1.1」から「1.2」に更新される更新順番が算出されてもよい。
例えば、「ESS」が「1.0→1.1」に、「MCU」が「1.0→1.1」後に「1.1→1.2」に、「MPC」が「1.0→1.2」にそれぞれ更新される場合は、「MCU」が「1.0→1.2」と更新される場合と比べて、考えられる更新順番の種類が増大する。 そして、この増大した更新順番のパターンの中から安全な更新順番を探すように構成してもよい。 その場合には、安全な更新順番が決定されると、その更新順番での更新に伴う設定情報のバックアップの必要性についての情報をPC10が所持していない場合には、サーバ20からその情報を取得する。 すなわち、「MCU」が「1.0→1.2」に更新される際に「1.0→1.1」と「1.1→1.2」とに分けて更新される場合には、「1.0→1.1」についての設定情報のバックアップの必要性の情報と「1.1→1.2」についての設定情報のバックアップの必要性の情報をPC10が所持していない場合には、それらの情報がサーバ20より取得される。
尚、ステップ306で決定された暗号化が必要な設定情報については、モジュールの設定情報のバックアップ先で暗号化されて記憶されるのではなく、プリンタ30からバックアップ先への通信経路上での盗み見を防止するために、プリンタ30で暗号化されてバックアップ先に送信されてバックアップ先で記憶されるようにも構成できる。 その際には、プリンタ30には、ステップ306で決定された暗号化の必要な設定情報を暗号化する暗号化部と、リストア時にバックアップ先から受信した暗号化された設定情報を復号する復号化部とを有する。
次に、ファームウェアアップデートシステム100において、プリンタ30に搭載されるモジュールのファームウェアがアップデートされる場合でなくて、一般的な装置40に搭載されるモジュールのファームウェアがアップデートされる場合について説明を行う。
装置40は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、それらの機能を統合した複合機、など、複数のモジュールによって構成されて、各モジュールはインストールされるファームウェアによって動作する装置であればよい。 そして、そのモジュールにインストールされるファームウェアはバージョンアップされたファームウェアに更新される構成をとる。
図11に示すように、装置40には、装置40を動作させるモジュールA(41)、モジュールB(42)、モジュールC(43)、モジュールD(44)とが配置される。
モジュールA(41)、モジュールB(42)、モジュールC(43)、モジュールD(44)は、それぞれ装置40を構成している部品である。
そして、モジュールA(41)、モジュールB(42)、モジュールC(43)、モジュールD(44)には、それぞれ、ファームウェアがインストールされている。 モジュールにインストールされるファームウェアは、ファームウェアアップデートシステム100の機能により、新しいバージョンのファームウェアが出る度にその都度更新される。
次に、ファームウェアアップデートシステム100において、装置40にインストールされる各モジュールのファームウェアが更新される処理について図12を参照して説明を行う。
図12は、装置40が含まれるファームウェアアップデートシステム100でファームウェアが更新される処理を示したフローチャートである。
まず、PC10は、装置40にインストールされているファームウェアの更新の指示を受け付けると、バージョン番号取得機能121が装置40に搭載されるモジュールにインストールされるファームウェアのバージョンの番号を問い合わせる。
そして、PC10のバージョン番号取得機能121は、装置40からモジュールのファームウェアのバージョンの番号を取得する(ステップ1201)。 サーバ20から、装置40にインストールされている各ファームウェアの最新版のバージョンの番号と、装置40にインストールされている各ファームウェアが最新版のバージョンに更新される場合の設定情報のバックアップの必要性についての情報と、動作保証バージョンマトリックス24とがPC10のアップデータ機能12が取得する(ステップ1202)。
PC10の更新ファームウェア特定機能123は、装置40から受信したファームウェアのバージョンの番号と、サーバ20から受信した最新版のバージョンの番号と比較して、最新版のバージョンになっていないファームウェアの更新が必要なファームウェアの認識を行う(ステップ1203)。
そして、PC10の判別機能124は、更新が必要なファームウェアの更新順番を決定する(ステップ1204)。更新されるファームウェアの更新順番の決定について図13を参照して説明する。
まず、PC10の判別機能124は、ステップ1203で認識された更新の必要なファームウェアが更新される順番について、すべての考えられる順番を算出する(ステップ1301)。
そして、算出された全ての更新順番について、実際にそれらの更新順番でファームウェアの更新が行われたときに、最初から最後まで動作保証される状態が続くか否かの検証を行う(ステップ1302)。
動作保証の検証は、実施例1のステップ602で説明したように、算出された全ての更新順番のそれぞれで更新されて発生する各ファームウェアの組み合わせについて、動作保証される状態が最初から最後まで続くか否かが検証されて行われる。
そして、判別機能124によって、動作保証される状態が更新の最初から最後まで続く更新順番があると(ステップ1303)、その更新順番が、ファームウェアが更新される更新順番として決定される(ステップ1304)。
このようにして(ステップ1301乃至1304)、更新の必要なファームウェアが安全に更新される更新順番が決定されると、バックアップ情報決定機能125は、ステップ1202で受信した、設定情報のバックアップの必要性についての情報に基づいて、装置40のモジュールに設定されているバックアップの必要な設定情報を確認する(ステップ1205)。 また、アップデータ機能12は、ステップ1202で受信した、設定情報のバックアップの必要性についての情報に基づいて、ステップ1205で確認されたバックアップの必要な設定情報のうち暗号化が必要な設定情報の確認を行う(ステップ1206)。
次に、PC10は、サーバ20へ、ステップ1204で決定された内容の更新が行われる更新パッケージを要求して、ファームウェア取得機能111でそれらを受信する(ステップ1207)。
そして、PC10は、装置40に対して、ファームウェアが更新される各モジュールに設定された設定情報のバックアップをステップ1205で決定された設定情報について要求する。 バックアップの要求に関して、ステップ1206で決定された暗号化の必要な設定情報については、暗号化されて記憶されるように要求される。
バックアップ先がPC10に指定されている場合には、ステップ1205で決定された設定情報であるバックアップ情報がPC10のストレージ13に記憶される(ステップ1208)。
暗号化が必要な設定情報は暗号化されて記憶される。
バックアップが終了すると、ステップ1207でサーバ20から受信した更新パッケージがステップ1204で決定された更新順番に従って、ファームウェア更新機能126により装置40に送信される。
そして、最初に装置40に送信された更新パッケージにより、装置40のモジュールの1つのファームウェアが更新されると、更新されたモジュールについてのバックアップされたバックアップ情報がリストア機能127によりバックアップ先からリストアされる(ステップ1209)。
装置40にあるモジュールで、ファームウェアの最初の更新とリストアが行われると、PC10のファームウェア更新機能126は、ステップ1204で決定された更新順番に従って、次に更新されるファームウェアの更新パッケージを装置40に送信する(ステップ1209)。
そして、装置40では、受信した更新パッケージが使用されて、次の更新順番に相当するモジュールにおいて、ファームウェアの更新と設定情報のリストアが行われる。
このように、ステップ1204で決定された更新順番に従って、装置40の各モジュールのファームウェアの更新とリストアが行われる。
更新順番に従って更新される全てのモジュールについて、ファームウェアが更新され、バックアップされた情報のリストアが行われると、ファームウェアアップデートシステム100における装置40のモジュールにインストールされたファームウェアの更新処理は終了する。
尚、ステップ1209で、単純に設定情報をリストアできない場合(例えば、新しいファームウェアでの設定情報の入力箇所のユーザ名やドキュメント名の文字列数が増えた場合や、ログのカウンタの桁数が増えた場合や、対応プロトコルが増えた場合)には、リストア機能127がストレージ13に記憶する設定情報を新しいファームウェアに適合するように更新して装置40に送信するように構成される。
尚、ステップ1301では、更新前のファームウェアのバージョンの番号が「1.0」で更新される最新版のファームウェアのバージョンの番号が「1.2」の場合には、ステップ1301では、「1.1」を飛ばして「1.0」から「1.2」と更新されるだけではなく、実施例1と同じように、途中のバージョンである「1.1」が飛ばされないで「1.0」→「1.1」、「1.1」→「1.2」と複数回の更新処理によって最新版の「1.2」への更新が行われるようにして、安全な更新順番が算出されてもよい。
尚、ステップ1205で決定された暗号化が必要な設定情報については、モジュールの設定情報のバックアップ先で暗号化されて記憶されるのではなく、装置40からバックアップ先への通信経路上での盗み見を防止するために、装置40で暗号化されてバックアップ先に送信されてバックアップ先で記憶されるようにも構成できる。 その際には、装置40には、ステップ1205で決定された暗号化の必要な設定情報を暗号化する暗号化部と、リストア時にバックアップ先から受信した暗号化された設定情報を復号する復号化部とを有する。
この発明は、ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システムにおいて利用可能である。
ファームウェアアップデートシステム100の構成を示す模式図。 ファームウェアアップデートシステム100で行われる処理を示す模式図。 PC10で行われる処理を示したフローチャート。 プリンタ30にインストールされるファームウェアと最新版のファームウェアのバージョンの番号を示す表。 動作保証バージョンマトリックス24について示した表。 サブルーチンのステップ304での処理を示したフローチャート。 更新の順番について考えられる全ての順番を示した表。 すべての更新順番での動作保証の確認について示した表。 ファームウェアの更新処理に伴ってバックアップの必要性のある設定情報を示した表。 行われる更新処理とバックアップされる設定情報と暗号化の必要性とを示した表。 装置40を含んで構成されるファームウェアアップデートシステム100の構成を示す模式図。 装置40が含まれるファームウェアアップデートシステム100で行われる処理を示したフローチャート。 サブルーチンのステップ1204での処理を示したフローチャート。
符号の説明
1 ローカルネットワーク
2 インターネット
10 PC
11 ネットワーク機能
111 ファームウェア取得機能
12 アップデータ機能
121 バージョン番号取得機能
122 最新版バージョン番号取得機能
123 更新ファームウェア特定機能
124 判別機能
125 バックアップ情報決定機能
126 ファームウェア更新機能
127 リストア機能
13 ストレージ
20 サーバ
21 ネットワーク機能
22 ダウンロードサービス機能
23 ストレージ
24 動作保証バージョンマトリックス
25 各モジュールのバージョン一覧
30 プリンタ
31 ネットワークモジュール(MPC)
32 ソフト制御モジュール(ESS)
33 ハード制御モジュール(MCU)
34 描画モジュール

Claims (7)

  1. 複数の構成部分を含む更新対象装置から各構成部分のファームウェアの版情報を取得する版情報取得手段と、
    前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの更新に際して、前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報をファームウェア提供装置から取得する更新版情報取得手段と、
    前記版情報取得手段で取得した前記各構成部分のファームウェアの版情報と前記更新版情報取得手段で取得した前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報とを比較して更新が必要なファームウェアを特定する更新ファームウェア特定手段と、
    前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新後に前記更新対象装置に対して設定する設定情報を、ファームウェアの更新前に前記更新対象装置から一時保存する保存手段と、
    前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアを前記ファームウェア提供装置から取得するファームウェア取得手段と、
    前記保存手段による前記設定情報の保存後に前記ファームウェア取得手段で取得したファームウェアで前記特定手段で特定したファームウェアを更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記ファームウェアの更新後に前記保存手段で保存した前記設定情報を前記更新対象装置に対して設定する設定手段と
    を具備するファームウェア更新装置。
  2. 前記保存手段は、
    保存が必要な設定情報の中で暗号化が必要な設定情報は暗号化して保存する請求項1記載のファームウェア更新装置。
  3. 前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新に際して正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別する判別手段
    を更に具備し、
    前記更新手段は、
    前記判別手段で判別した組み合わせおよび順番で前記ファームウェアの更新を行う請求項1記載のファームウェア更新装置。
  4. 前記ファームウェア提供装置は、
    前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの一覧と前記ファームウェアの正常動作が可能な組み合わせおよび順番を示す動作保証情報を記憶し、
    前記判別手段は、
    前記ファームウェア提供装置に対して前記動作保証情報を問い合わせることにより前記正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別する請求項3記載のファームウェア更新装置。
  5. 複数の構成部分を含む更新対象装置と、
    前記更新対象装置の各構成部分の更新ファームウェアを提供するファームウェア提供装置と、
    前記ファームウェア提供装置から前記更新ファームウェアを取得して前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアを更新するファームウェア更新装置と
    を有し、
    前記ファームウェア更新装置は、
    前記更新対象装置から各構成部分のファームウェアの版情報を取得する版情報取得手段と、
    前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの更新に際して、前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報を前記ファームウェア提供装置から取得する更新版情報取得手段と、
    前記版情報取得手段で取得した前記各構成部分のファームウェアの版情報と前記更新版情報取得手段で取得した前記各構成部分の更新するファームウェアの版情報とを比較して更新が必要なファームウェアを特定する更新ファームウェア特定手段と、
    前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新後に前記更新対象装置に対して設定する設定情報を、ファームウェアの更新前に前記更新対象装置から一時保存する保存手段と、
    前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアを前記ファームウェア提供装置から取得するファームウェア取得手段と、
    前記保存手段による前記設定情報の保存後に前記ファームウェア取得手段で取得したファームウェアで前記特定手段で特定したファームウェアを更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記ファームウェアの更新後に前記保存手段で保存した前記設定情報を前記更新対象装置に対して設定する設定手段と
    を具備するファームウェア更新システム。
  6. 前記ファームウェア提供装置は、
    前記更新対象装置の各構成部分のファームウェアの一覧と前記ファームウェアの正常動作が可能な組み合わせおよび順番を示す動作保証情報を記憶する記憶手段
    を具備し、
    前記ファームウェア更新装置は、
    前記更新ファームウェア特定手段で特定したファームウェアの更新に際して正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を前記ファームウェア提供装置に問い合わせる問合せ手段と、
    前記問合せ手段による問合せに基づき正常動作が可能なファームウェアの組み合わせおよび順番を判別する判別手段と
    を更に具備し、
    前記更新手段は、
    前記判別手段で判別した組み合わせおよび順番で前記ファームウェアの更新を行う請求項5記載のファームウェア更新システム。
  7. 前記保存手段は、
    前記決定手段で決定した保存が必要な設定情報の中で暗号化が必要な設定情報は暗号化して保存する請求項5記載のファームウェア更新システム。
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