JP2017156914A - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017156914A
JP2017156914A JP2016038662A JP2016038662A JP2017156914A JP 2017156914 A JP2017156914 A JP 2017156914A JP 2016038662 A JP2016038662 A JP 2016038662A JP 2016038662 A JP2016038662 A JP 2016038662A JP 2017156914 A JP2017156914 A JP 2017156914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
information
overwrite
information processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016038662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6510446B2 (ja
Inventor
諭弘 羽生
Satohiro Haniyu
諭弘 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2016038662A priority Critical patent/JP6510446B2/ja
Publication of JP2017156914A publication Critical patent/JP2017156914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6510446B2 publication Critical patent/JP6510446B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮する。
【解決手段】通信端末1aは、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部14と、記憶部14に記憶されたファイルのうち通信端末1bのファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成する情報生成部151と、ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び上書き禁止ファイル情報をストレージ装置2に送信する送信部155と、を有し、通信端末1bは、一以上のブロックのデータ及び上書き禁止ファイル情報をストレージ装置2から受信する受信部156と、記憶部14に記憶されているファイルのうち上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、上書きする領域以外の記憶媒体に退避させ、記憶媒体に退避させたファイルを記憶部14における退避前の領域に上書きするファイル管理部154と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
コンピュータやスマートフォン等の情報処理装置の記憶媒体に格納されているファイルを管理するファイルシステムが知られている。特許文献1においては、ファイル内の複数のブロックデータのうち、変更が発生したブロックデータを抽出し、抽出したブロックデータをバックアップする技術が開示されている。
特開2009−163334号公報
従来の技術においては、バックアップ世代情報を含む管理情報(メタ情報)を各ファイルに関連付けて記憶し、世代ごとにファイルを読み出しできるようにしている。このようにすることで、ファイルをバックアップする情報処理装置が、変更が発生したファイルを抽出し、抽出したファイルをバックアップすることが可能になる。
ところで、情報処理装置の記憶媒体に格納されているファイルの中には、他の情報処理装置においてバックアップしたファイルを読み込んでしまうと不整合が発生してしまうファイルが存在する。従来は、このようなファイルをバックアップしないようにするために、バックアップをする情報処理装置において、バックアップを除外する対象となるファイルを抽出する処理が必要であったため、バックアップに長時間を要していた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮することを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理システムは、第1情報処理装置及び第2情報処理装置を有し、前記第1情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶された前記ファイルのうち前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成する情報生成部と、前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、を有し、前記第2情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する第2記憶部と、前記一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置から受信する受信部と、前記第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させ、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きするファイル管理部と、を有する。
前記第1情報処理装置は、前記第1記憶部に記憶された複数のファイルに含まれる一以上のブロックを前記第2情報処理装置に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出するブロック管理部をさらに有し、前記送信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置に送信し、前記受信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置から受信し、前記ファイル管理部は、前記第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを前記記憶媒体に退避させ、前記変更ブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きしてもよい。
前記情報生成部は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置の状態を示す情報を含むファイルを特定するための情報を含む上書き禁止ファイル情報を生成してもよい。
前記情報生成部は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置に固有の情報を含むファイルを特定するための情報を含む上書き禁止ファイル情報を生成し、前記ファイル管理部は、前記上書き禁止ファイル情報が示すファイルを前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記情報生成部は、前記第1記憶部に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンを示す情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、前記ファイル管理部は、前記上書き禁止ファイル情報が示しているバージョンよりも新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアを前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記情報生成部は、前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルの種類を示す情報に基づいて前記上書き禁止ファイル情報を生成し、前記ファイル管理部は、前記上書き禁止ファイル情報が示す種類のファイルを前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記情報生成部は、ユーザにより設定された種類のファイルを特定するための情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、前記ファイル管理部は、前記上書き禁止ファイル情報が示す種類のファイルを前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記情報生成部は、ユーザにより選択されたファイルを特定するための情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、前記ファイル管理部は、前記上書き禁止ファイル情報が示すファイルを前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記ファイル管理部は、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための情報を追加することにより前記上書き禁止ファイル情報を更新し、更新後の上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記記憶媒体に退避させてもよい。
前記ファイル管理部は、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための追加情報を作成し、前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルと前記追加情報に対応するファイルとを、前記記憶媒体に退避させてもよい。
本発明の第2の態様の情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記ファイルのうち他の情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成する情報生成部と、前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、を有する。
本発明の第3の態様の情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ、及び前記記憶部に記憶されたファイルのうち上書きをしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報をストレージ装置から受信する受信部と、前記記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させ、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記記憶部における退避前の領域に上書きするファイル管理部と、を有する。
本発明の第4の態様の情報処理方法は、第1情報処理装置が記憶しているファイルを第2情報処理装置に転送させるための情報処理方法であって、前記第1情報処理装置が実行する、前記第1情報処理装置の第1記憶部に記憶されたファイルのうち前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成するステップと、前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信するステップと、前記第2情報処理装置が実行する、前記一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を受信するステップと、前記第2情報処理装置の第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させるステップと、前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きするステップと、を有する。
本発明によれば、情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る情報処理システムSの構成を示す図である。 ブロックデータについて説明するための図である。 通信端末1の構成を示す図である。 通信端末1aから通信端末1bに変更ブロックのデータを転送する場合の処理シーケンスを示す図である。 変形例1における通信シーケンス図である。 変形例2における通信シーケンス図である。
[情報処理システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、通信端末1aと、通信端末1bと、ストレージ装置2とを有する。
通信端末1a及び通信端末1bは、各種の情報を記憶して、内蔵するCPU(Central Processing Unit)によって情報を処理する情報処理装置である。情報処理システムSは、通信端末1aに記憶されたデータをストレージ装置2にバックアップし、ストレージ装置2にバックアップされたデータを通信端末1bでリストアすることができる情報転送システムである。バックアップとは、自身の記憶媒体に格納されたデータを他の記憶媒体に転送する処理である。リストアとは、他の記憶媒体にバックアップされたデータの転送を受けて、転送されたデータを自身の記憶媒体に格納する処理である。
本実施形態においては、通信端末1aと通信端末1bとが異なる情報処理装置(それぞれ第1情報処理装置及び第2情報処理装置)である場合について説明するが、通信端末1aが、データをリストアする通信端末1bとしても使用され、通信端末1a内のデータを一時的にストレージ装置2にバックアップした後に、通信端末1aでリストアしてもよい。なお、以下の説明において、通信端末1a及び通信端末1bの両方に該当する事項を説明する場合に、通信端末1と称する場合がある。
通信端末1aは、一以上のファイルを含むデータD1を記憶媒体に記憶している。データD1に含まれるファイルは、複数のブロックから構成されており、通信端末1aは、ブロック単位で、バックアップする対象となるデータを抽出することができる。本明細書においては、各ブロックのデータをブロックデータと称することがある。
図2は、ブロックデータについて説明するための図である。図2(a)は、データD1が複数のファイルA,B,C,Dを含むことを示している。図中の数字は、データサイズ(KB)を示している。
図2(b)は、各ファイルが複数のブロックデータで構成されていることを示している。ファイルAは、ブロックデータa,b,c,dで構成され、ファイルBは、ブロックデータe,f,g,h,i,jで構成され、ファイルCは、ブロックデータk,lで構成され、ファイルDは、ブロックデータm,n,oで構成されている。ブロックデータのサイズは例えば10KBであり、ファイルサイズよりも小さい。
図2(c)は、通信端末1aの記憶媒体に記憶されているデータD1のうち、網点で示すデータが変更されたことを示している。ファイルAにおける3KBのデータ、ファイルBにおける14KBのデータ、及びファイルDにおける5KBのデータが変更されており、ファイルCは変更されていない。
仮に、通信端末1aのユーザが、図2(c)に示す変更が発生する前に、通信端末1aに記憶されているデータD1を通信端末1bにバックアップしていたとする。この場合、ユーザは、通信端末1aに記憶されているデータD1の一部に変更が発生すると、変更された内容を通信端末1bにも反映させたい。このような場合、ユーザは、通信端末1aにおいて変更されたデータをストレージ装置2にバックアップしてから、通信端末1bでリストアすることができる。ファイル単位でバックアップをする場合、ファイルA、ファイルB及びファイルDをバックアップする必要があるので、図2(d)に示すように、通信端末1aは、合計130KBのデータをストレージ装置2に送信しなければならない。
これに対して、本実施形態における通信端末1aは、図2(e)に示すように、変更が発生したデータを含むブロックデータc,i,j,oを抽出し、抽出したブロックデータc,i,j,oのみをストレージ装置2に送信する。このようにすることで、ストレージ装置2に送信するデータの容量は40KBとなるので、ファイル単位でバックアップする場合に比べて、データの送信量が少なく、バックアップ処理の高速化を実現することができる。
図1においては、変更が発生したブロックデータが2つである場合を示しており、変更が発生したブロックデータは、ブロックデータd1、ブロックデータd2として示されている。ここで、変更が発生したブロックデータの中には、通信端末1bに記憶させるべきでないブロックデータがある。例えば、通信端末1の端末の状態に関するデータ及び通信端末1の識別情報等の通信端末1に固有のデータのように、通信端末1bに通信端末1aのデータを記憶させてしまうと、通信端末1bにおけるその後の処理に悪影響が生じ得るブロックデータは、通信端末1bに記憶させるべきではない。図1においては、斜線で示すブロックデータd2が、通信端末1bに記憶させるべきではなく、通信端末1bに記憶されているファイルへの上書きを禁止する対象のファイル(以下、上書き禁止ファイルという)に含まれるブロックデータであるとする。
通信端末1aにおいて、変更が発生したブロックデータが、このような上書き禁止ファイルに含まれるブロックデータであるかを照合し、ブロックデータd2をバックアップする対象から除外する処理をすると、バックアップするブロックデータd1をストレージ装置2に送信するまでの処理時間が長くなってしまう。そこで、本実施形態の通信端末1aは、上書き禁止ファイルに含まれるブロックデータd2を、バックアップする対象から除外することなくストレージ装置2に送信するとともに、上書き禁止ファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を含む上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信する。通信端末1aは、上書き禁止ファイルリストLを予め作成しておくことができるので、上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信したとしても、ブロックデータのバックアップを実行する際の処理時間に影響しない。
通信端末1bにおいては、ストレージ装置2にバックアップされたブロックデータをリストアする前に、上書き禁止ファイルリストLを受信し、上書き禁止ファイルリストLに含まれている上書き禁止ファイルを、ストレージ装置2、通信端末1b内の別パーティション、通信端末1bに接続されるメモリカード、インターネット上のクラウド等の記憶媒体に退避させる。その後、通信端末1bは、ストレージ装置2にバックアップされたブロックデータを受信し、受信した全てのブロックデータを記憶部に記憶させることにより、記憶部に記憶されていたファイルを上書きする。
続いて、通信端末1bは、例えばストレージ装置2に退避させていた上書き禁止ファイルを取得して、記憶部に上書きする。このようにすることで、通信端末1aからストレージ装置2に送信されたブロックデータd2が上書きされていない状態のデータD2を生成することができる。
このように、本実施形態に係る情報処理システムSにおいては、ブロックデータ単位でバックアップする場合に、バックアップ時の処理時間を延ばすことなく、バックアップする必要がないファイルに含まれるブロックデータをバックアップ先の通信端末1bが保持しないようにすることができる。通信端末1aがデータをバックアップする頻度は、通信端末1bがデータをリストアする頻度よりも高いと考えられるので、情報処理システムSは、通信端末1aにおけるバックアップ時間が長くならないようにできる点で、記憶しているデータのうちの一部のデータをブロックデータ単位でバックアップする際に好適である。
[通信端末1の構成]
図3は、通信端末1の構成を示す図である。以下の説明においては、図3に示す通信端末1が通信端末1aとして動作する場合について説明する。通信端末1は、通信部11と、表示部12と、操作部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。制御部15は、情報生成部151と、ブロック管理部153及びファイル管理部154を有するファイルシステム部152と、送信部155と、受信部156とを有する。
通信部11は、ストレージ装置2との間でデータを送受信するための通信インタフェースを有する。通信部11が、LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)等の無線通信回線を介してストレージ装置2との間でデータを送受信する場合、通信部11は、無線通信ユニットを含む。通信部11は、送信部155から入力されたデータをストレージ装置2に送信する。また、通信部11は、ストレージ装置2から受信したデータを受信部156に入力する。
表示部12は、情報を表示するディスプレイである。操作部13は、ユーザが操作を行うためのデバイスであり、例えば、表示部12に重ねて設けられたタッチパネルである。ユーザは、操作部13を用いて、記憶部14に記憶されたデータをバックアップする処理を起動させることができる。
記憶部14は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、制御部15がプログラムを実行する際に用いる各種のデータを記憶している。図1におけるデータD1は、記憶部14に記憶されている。
制御部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、情報生成部151、ファイルシステム部152、ブロック管理部153、ファイル管理部154、送信部155及び受信部156として機能する。
情報生成部151は、記憶部14に記憶されたファイルのうち上書きを禁止するファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を含む上書き禁止ファイルリストLを生成する。情報生成部151は、生成した上書き禁止ファイルリストLを送信部155に入力する。情報生成部151は、以下に説明するさまざまな条件に基づいて、上書き禁止ファイルリストLを生成する。
情報生成部151は、例えば、データ転送元の通信端末1a又はデータ転送先の通信端末1bの状態を示す情報を含むファイルを特定するための情報(以下、ファイルIDという)を上書き禁止ファイルリストLに入れる。通信端末1a又は通信端末1bの状態を示す情報は、例えば、電池残量情報、記憶部14の使用可能領域の残量を示す情報等のように、ハードウェア資源に関連する情報である。また、情報生成部151は、通信端末1a又は通信端末1bに固有の情報を含むファイルのファイルIDを上書き禁止ファイルリストLに入れる。通信端末1aは、このような情報を上書き禁止ファイルとすることにより、通信端末1bに、通信端末1に固有の情報が保存されてしまうことを防止できる。
また、情報生成部151は、記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンを示す情報を含む上書き禁止ファイルリストLを作成してもよい。この情報は、データの転送先である通信端末1bのファイル管理部154により、新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアを上書きしないようにするために用いられる。
また、情報生成部151は、所定の種類のファイルのファイルIDを上書き禁止ファイルリストLに入れてもよい。例えば、情報生成部151は、ユーザにより設定された拡張子のファイルを上書き禁止ファイルリストLに入れる。ユーザが、通信端末1bでメールを送信した記録は残しておくという設定をした場合、情報生成部151は、メールに関連するファイルのファイルIDを上書き禁止ファイルリストに入れる。
ファイルシステム部152は、記憶部14にブロックデータ又はファイルを書き込んだり、記憶部14に記憶されたブロックデータ又はファイルを読み出したりする。ファイルシステム部152は、ブロック単位でファイル内のデータを書き込み又は読み出しを実行するブロック管理部153と、ファイル単位で書き込み又は読み出しを実行するファイル管理部154とを有している。ファイルシステム部152は、記憶部14に記憶された全てのファイルや差分ブロックをストレージ装置2にバックアップする際にはブロック管理部153を用いて処理を実行し、上書き禁止ファイルリストLに基づいてファイルを削除する際には、ファイル管理部154を用いて処理を実行する。
ブロック管理部153は、操作部13を介して、記憶部14に記憶されたデータD1を通信端末1bに転送する処理が起動された場合に、ストレージ装置2にバックアップする対象となるブロックデータを抽出する。ブロック管理部153は、例えば、前回、データD1内のファイルに含まれる一以上のブロックのデータをストレージ装置2に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出する。ブロック管理部153は、抽出したデータを、送信部155を介してストレージ装置2に送信する。
ブロック管理部153は、例えば記憶部14に記憶されたブロックデータの変更履歴を参照することにより、前回のバックアップ日時以降に変更されたブロックを特定することにより、変更ブロックを抽出する。ブロック管理部153は、通信端末1aから通信端末1bに初めてデータD1を転送する場合、データD1の全てのブロックを変更ブロックとして抽出する。
また、ブロック管理部153は、ストレージ装置2に転送されたデータをリストアする通信端末1bとして機能する場合に、ストレージ装置2から変更ブロックのデータを受信して、記憶部14に上書きする。
ファイル管理部154は、通信端末1aが送信した上書き禁止ファイルリストLを、ストレージ装置2を介して受信する。そして、ファイル管理部154は、上書き禁止ファイルリストLに示されているファイルを、当該ファイルが記憶されている領域と異なる記憶媒体に退避させる。ファイル管理部154は、例えば、上書き禁止ファイルリストLに示されているファイルをストレージ装置2等の記憶媒体に送信して退避させる。
続いて、ファイル管理部154は、ブロック管理部153がストレージ装置2から変更ブロックのデータを受信して、記憶部14に上書きした後に、ストレージ装置2等の記憶媒体に退避させていたファイルを取得して、記憶部14に上書きする。このようにすることで、上書き禁止ファイルリストLに書かれていたファイルを上書きすることなく、その他のファイルが通信端末1aから通信端末1bに転送される。
通信端末1bのファイル管理部154は、上書き禁止ファイルリストLに、アプリケーションソフトウェアのバージョンを示す情報が含まれている場合、自身の記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンと、上書き禁止ファイルリストLにおいて示されるアプリケーションソフトウェアのバージョンとを比較し、自身の記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンの方が新しい場合に、記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアをストレージ装置2に退避させる。このようにすることで、通信端末1bのアプリケーションソフトウェアが、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアに戻ってしまうことを防止できる。
送信部155は、情報生成部151から入力された上書き禁止ファイルリストL、及びブロック管理部153から入力された変更ブロックのデータを、通信部11を介してストレージ装置2に送信する。
受信部156は、ストレージ装置2に転送されたデータをリストアする通信端末1bとして機能する場合に、通信端末1aがストレージ装置2に送信した上書き禁止ファイルリストL、及び変更ブロックのデータを、通信部11を介して受信する。受信部156は、受信した上書き禁止ファイルリストLをファイル管理部154に入力し、変更ブロックのデータをブロック管理部153に入力する。
[データ転送シーケンス]
図4は、通信端末1aから通信端末1bに変更ブロックのデータを転送する場合の処理シーケンスを示す図である。
まず、通信端末1aにおいては、情報生成部151が、予め上書き禁止ファイルリストLを作成する(S11)。その後、ユーザがバックアップの操作を行うと(S12)、ファイル管理部154が、変更ブロックのデータを記憶部14から読み出して、バックアップ用のデータを作成する(S13)。送信部155は、バックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信し、ストレージ装置2がバックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLを記憶媒体に格納する。
なお、通信端末1aは、バックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLとともに、バックアップデータのリストアを許可する端末を認証するためのパスワード等の認証情報をストレージ装置2に送信してもよい。この場合、ストレージ装置2は、バックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLに関連付けて認証情報を記憶媒体に格納する。
その後、通信端末1bにおいて、ユーザがリストアの操作を行うと(S21)、送信部155は、上書き禁止ファイルリストLの転送を要求するリストア要求を送信する。ストレージ装置2は、リストア要求に応じて、上書き禁止ファイルリストLを通信端末1bに送信する。なお、ストレージ装置2が、バックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLに関連付けて認証情報を記憶している場合、ストレージ装置2は、通信端末1bに対してパスワードを要求する。ストレージ装置2は、通信端末1aにより設定されたパスワードと一致していることを条件として、上書き禁止ファイルリストLを通信端末1bに送信する。
通信端末1bは、上書き禁止ファイルリストLを受信すると、ファイル管理部154が、記憶部14に記憶されているファイルから、上書き禁止ファイルリストLにおいて指定されている上書き禁止ファイルを抽出する(S22)。続いて、通信端末1bは、ファイル管理部154が抽出した上書き禁止ファイルを、ストレージ装置2に送信することにより、上書きされない記憶領域に退避させる。
ストレージ装置2は、通信端末1bから上書き禁止ファイルを受信すると、記憶媒体に記憶していたバックアップデータを通信端末1bに送信する。通信端末1bは、バックアップデータを受信すると、ブロック管理部153が、全てのバックアップデータを記憶部14に上書きする(S23)。通信端末1bは、ブロック管理部153が全てのバックアップデータを記憶部14に上書きすると、ストレージ装置2に終了通知を送信する。
ストレージ装置2は、終了通知を受信すると、記憶媒体に記憶していた上書き禁止ファイルを通信端末1bに送信する。通信端末1bは、上書き禁止ファイルを受信すると、ファイル管理部154が、受信した上書き禁止ファイルを記憶部14に上書きする(S24)。このようにすることで、通信端末1bの記憶部14には、ステップS23で全てのバックアップデータを上書きする前に記憶されていた上書き禁止ファイルが復元される。通信端末1bは、上書き禁止ファイルを復元させた後に再起動する(S25)。これ以降、ユーザは、記憶部14に記憶されたファイルにアクセスすることが可能になる。
以上の手順により、通信端末1aから通信端末1bに、上書き禁止ファイル以外のファイルに含まれる変更ブロックのデータを選択的に転送することができる。
[変形例1]
上記の説明において、通信端末1bは、通信端末1aがストレージ装置2に送信した上書き禁止ファイルリストLに基づいて、上書き禁止ファイルを抽出したが、ユーザが、通信端末1aにおいてバックアップ処理をした後に通信端末1bのファイルを変更し、変更後のファイルの上書きをしたくないと考える場合がある。そこで、通信端末1bは、ユーザから、上書き禁止ファイルを追加する操作を受け付けて、追加された上書き禁止ファイルもストレージ装置2に退避させる。
図5は、変形例1における通信シーケンス図である。図5においては、図4において、通信端末1aがストレージ装置2にバックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLを送信した後の処理が示されている。
通信端末1bは、上書き禁止ファイルを追加する操作をユーザから受けると(S31)、追加する上書き禁止ファイルを特定するための追加情報を含む上書き禁止追加リストを作成する(S32)。その後、ユーザがリストア操作を行うと(S21)、通信端末1bは、ステップS22において、ストレージ装置2から受信した上書き禁止ファイルリストLにおいて示されているファイルとともに、ステップS32で作成した上書き禁止追加リストにおいて示されているファイルを抽出する。通信端末1bは、このようにして抽出したファイルを上書き禁止ファイルとしてストレージ装置2に送信する。これ以降の処理は、図4に示した通信シーケンス図と同様である。
このようにすることで、ユーザが、通信端末1aが上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信した後に通信端末1bのファイルを変更し、変更後のファイルを残しておきたいと考えた場合に、変更後のファイルが上書きされてしまうことを防止できる。
[変形例2]
変形例1における通信端末1bは、リストア操作が行われる前の上書き禁止ファイルを追加するユーザの操作に応じて上書き禁止追加リストを作成したが、リストア操作が行われた後に、上書き禁止ファイルを追加する操作を受け付けてもよい。図6は、変形例2における通信シーケンス図である。この場合、通信端末1bは、上書き禁止ファイルを追加する操作をユーザから受けると(S41)、上書き禁止ファイルへの追加を要求されたファイルを特定するための情報を上書き禁止ファイルリストLに追加して禁止ファイルリストLを更新する(S42)。そして、通信端末1bは、更新後の上書き禁止ファイルリストLに対応するファイルを、ストレージ装置2に退避させる。
このようにすることで、変形例1と同様に、ユーザが、通信端末1aが上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信した後に通信端末1bのファイルを変更し、変更後のファイルを残しておきたいと考えた場合に、変更後のファイルが上書きされてしまうことを防止できる。
[情報処理システムSによる効果]
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムSは、バックアップ元となる通信端末1aにおいて、上書きを禁止する対象のファイルを特定するための情報を含む上書き禁止ファイルリストLを生成し、通信端末1aからストレージ装置2に対して、バックアップデータ及び上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置に送信する。そして、バックアップ先となる通信端末1bが、上書き禁止ファイルリストLにおいて示されている上書き禁止ファイルをストレージ装置2に退避させた後に、全てのバックアップデータを記憶部14に記憶させる。その後、ストレージ装置2に退避させていた上書き禁止ファイルを記憶部14に記憶させる。
このようにすることで、通信端末1aにおいては、バックアップする対象となるデータを高速にストレージ装置2に送信することができ、かつ、通信端末1bの記憶部14に記憶されている上書きするべきでないファイルが、通信端末1aがストレージ装置2に送信したファイルによって上書きされることを防止できる。
通信端末1aは、通信端末1の状態や通信端末1の識別情報等のように通信端末1に固有の情報を含むファイルを上書き禁止ファイルとすることにより、通信端末1bに固有の情報が上書きされることを防止できる。
また、通信端末1aは、アプリケーションソフトウェアのバージョン情報を示す情報を含む上書き禁止ファイルリストを作成してもよい。この場合、通信端末1bは、自身の記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンと、上書き禁止ファイルリストLにおいて示されるアプリケーションソフトウェアのバージョンとを比較し、自身の記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンの方が新しい場合に、記憶部14に記憶されているアプリケーションソフトウェアを退避させる。このようにすることで、通信端末1bのアプリケーションソフトウェアが、古いバージョンのアプリケーションソフトウェアに戻ってしまうことを防止できる。
また、通信端末1bにおいては、ユーザから、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための追加情報を作成し、上書き禁止ファイルリストLに対応するファイルと追加情報に対応するファイルとを、ストレージ装置2に退避させてもよい。また、通信端末1bにおいては、ユーザから、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための情報を追加することにより上書き禁止ファイルリストLを更新し、更新後の上書き禁止ファイルリストLに対応するファイルを、ストレージ装置2に退避させてもよい。
このようにすることで、ユーザが、通信端末1aが上書き禁止ファイルリストLをストレージ装置2に送信した後に通信端末1bのファイルを変更し、変更後のファイルを残しておきたいと考えた場合に、変更後のファイルが上書きされてしまうことを防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 通信端末
2 ストレージ装置
11 通信部
12 表示部
13 操作部
14 記憶部
15 制御部
151 情報生成部
152 ファイルシステム部
153 ブロック管理部
154 ファイル管理部
155 送信部
156 受信部
S 情報処理システム

Claims (13)

  1. 第1情報処理装置及び第2情報処理装置を有し、
    前記第1情報処理装置は、
    複数のブロックを含むファイルを記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された前記ファイルのうち前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成する情報生成部と、
    前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記第2情報処理装置は、
    複数のブロックを含むファイルを記憶する第2記憶部と、
    前記一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置から受信する受信部と、
    前記第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させ、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きするファイルシステム部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記第1情報処理装置は、前記第1記憶部に記憶された複数のファイルに含まれる一以上のブロックを前記第2情報処理装置に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出するブロック管理部をさらに有し、
    前記送信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置に送信し、
    前記受信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を前記ストレージ装置から受信し、
    前記ファイルシステム部は、前記第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを前記記憶媒体に退避させ、前記変更ブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きする、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報生成部は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置の状態を示す情報を含むファイルを特定するための情報を含む上書き禁止ファイル情報を生成する、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報生成部は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置に固有の情報を含むファイルを特定するための情報を含む上書き禁止ファイル情報を生成し、
    前記ファイルシステム部は、前記上書き禁止ファイル情報が示すファイルを前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報生成部は、前記第1記憶部に記憶されているアプリケーションソフトウェアのバージョンを示す情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、
    前記ファイルシステム部は、前記上書き禁止ファイル情報が示しているバージョンよりも新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアを前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報生成部は、前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルの種類を示す情報に基づいて前記上書き禁止ファイル情報を生成し、
    前記ファイルシステム部は、前記上書き禁止ファイル情報が示す種類のファイルを前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記情報生成部は、ユーザにより設定された種類のファイルを特定するための情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、
    前記ファイルシステム部は、前記上書き禁止ファイル情報が示す種類のファイルを前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記情報生成部は、ユーザにより選択されたファイルを特定するための情報を含む前記上書き禁止ファイル情報を生成し、
    前記ファイルシステム部は、前記上書き禁止ファイル情報が示すファイルを前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記ファイルシステム部は、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための情報を追加することにより前記上書き禁止ファイル情報を更新し、更新後の上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記ファイルシステム部は、上書きを禁止するファイルを追加することを要求されたことに応じて、追加を要求されたファイルを特定するための追加情報を作成し、前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルと前記追加情報に対応するファイルとを、前記記憶媒体に退避させる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記ファイルのうち他の情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成する情報生成部と、
    前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、
    を有する情報処理装置。
  12. 複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、
    ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ、及び前記記憶部に記憶されたファイルのうち上書きをしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報をストレージ装置から受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させ、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記記憶部における退避前の領域に上書きするファイルシステム部と、
    を有する情報処理装置。
  13. 第1情報処理装置が記憶しているファイルを第2情報処理装置に転送させるための情報処理方法であって、
    前記第1情報処理装置が実行する、
    前記第1情報処理装置の第1記憶部に記憶されたファイルのうち前記第2情報処理装置のファイルを上書きしないファイルを特定するための上書き禁止ファイル情報を生成するステップと、
    前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報をストレージ装置に送信するステップと、
    前記第2情報処理装置が実行する、
    前記一以上のブロックのデータ及び前記上書き禁止ファイル情報を受信するステップと、
    前記第2情報処理装置の第2記憶部に記憶されているファイルのうち前記上書き禁止ファイル情報に対応するファイルを、前記一以上のブロックのデータで上書きする領域以外の記憶媒体に退避させるステップと、
    前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記記憶媒体に退避させたファイルを前記第2記憶部における退避前の領域に上書きするステップと、
    を有する情報処理方法。
JP2016038662A 2016-03-01 2016-03-01 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP6510446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038662A JP6510446B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038662A JP6510446B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017156914A true JP2017156914A (ja) 2017-09-07
JP6510446B2 JP6510446B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=59809812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016038662A Expired - Fee Related JP6510446B2 (ja) 2016-03-01 2016-03-01 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6510446B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019192023A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2020038554A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 キヤノン株式会社 デバイス管理システム及び方法
JP7435292B2 (ja) 2020-06-17 2024-02-21 富士通株式会社 データ処理装置及びデータ処理プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102465A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Toshiba Corp 携帯情報端末、情報記録制御方法、及び、情報記録制御プログラム
JP2004152279A (ja) * 2002-10-08 2004-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd プログラム更新方法および端末装置
JP2009193218A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Fuji Xerox Co Ltd ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102465A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Toshiba Corp 携帯情報端末、情報記録制御方法、及び、情報記録制御プログラム
JP2004152279A (ja) * 2002-10-08 2004-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd プログラム更新方法および端末装置
JP2009193218A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Fuji Xerox Co Ltd ファームウェア更新装置およびファームウェア更新システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019192023A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社沖データ 画像形成装置
JP7040261B2 (ja) 2018-04-26 2022-03-23 沖電気工業株式会社 画像形成装置
JP2020038554A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 キヤノン株式会社 デバイス管理システム及び方法
US11405390B2 (en) 2018-09-05 2022-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Device management system, and method
JP7171324B2 (ja) 2018-09-05 2022-11-15 キヤノン株式会社 デバイス管理システム及び方法
JP7435292B2 (ja) 2020-06-17 2024-02-21 富士通株式会社 データ処理装置及びデータ処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6510446B2 (ja) 2019-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102026225B1 (ko) 블록 체인을 이용하여 데이터를 관리하는 장치 및 방법
US10025811B2 (en) Method and apparatus for deduplicating encrypted data
EP3278225B1 (en) Disaster recovery as a service
JP6510446B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法
US10152383B2 (en) Expedited device backup, wipe, and enrollment
CN110389859B (zh) 用于复制数据块的方法、设备和计算机程序产品
CN110046000B (zh) 小程序运行方法和装置
US20170244857A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, control method of information processing apparatus, image forming apparatus, control method of image forming apparatus, and program
CN114816225A (zh) 存储集群的管理方法、装置、电子设备及存储介质
KR20120018965A (ko) 모바일 단말과 휴대용 컴퓨팅 기기를 위한 파일 백업, 복원 및 데이터 영구삭제 서비스 제공 시스템 및 그 방법
US11838207B2 (en) Systems for session-based routing
US10185735B2 (en) Distributed database system and a non-transitory computer readable medium
CN113253956B (zh) 打印文件处理方法及装置
US10680877B2 (en) Information transmission, sending, and acquisition method and device
US11409700B2 (en) Method, electronic device and computer program product for snapshot replication
JP2020035184A (ja) アプリケーションプログラムおよびデータ転送システム
JP6510445B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法
JP4877249B2 (ja) 情報処理システム
US9880904B2 (en) Supporting multiple backup applications using a single change tracker
JP6551206B2 (ja) ファイル保存システム、サーバー、ファイル保存方法及びファイル保存プログラム
US11487704B2 (en) Method, a device, and a computer program product for adjusting a storage space
CN114422538B (zh) 多云存储系统、多云数据读写方法及电子设备
JP6231957B2 (ja) データ復元装置及びデータ復元方法
JP2022082006A (ja) ストレージ装置
CN115080313A (zh) 数据回滚方法以及相关设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6510446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees