JP2009192635A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適な表示動作を行いつつも、共通電極を制御するためのドライバICのサイズやコストを削減する。
【解決手段】電気光学装置(100)は、画素電極(9a)と、共通電極(11)と、電気光学物質(50)と、第1電圧と第2電圧とが所定周期で変化し、且つ隣接する共通電極間で互いに第1電圧と第2電圧となるように、共通電圧信号を共通電極に供給する共通線駆動回路(110)とを備え、共通電極は、連続した所定数の行に対応する複数の共通電極を一群とするN個(但し、Nは3以上の整数)の共通電極群を構成し、共通電極群の夫々の先頭の水平ラインからのライン数が同じ水平ラインに対応する共通電極が、同一の共通電極制御線に電気的に接続されるように形成されていると共に、共通電極制御線は所定数の水平ラインの夫々に対応するように所定数本形成されており、共通線駆動回路は、所定数本の共通電極制御線に対して、所定期間の1/Nのタイミングで第1電圧から第2電圧へと又は第2電圧から第1電圧へと切り替わる共通電圧信号を供給する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及びこのような電気光学装置を備える電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置として、一対の素子基板及び対向基板間に、電気光学物質の一例である液晶が挟持される液晶装置が一例としてあげられる。素子基板上における複数の画素が配列されてなる画素領域には、走査線及びデータ線の交差に対応して画素電極を含む画素部が形成されることにより、複数の画素部がマトリクス状に平面配列される。そして、各画素部には、画素スイッチング素子として、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下適宜、「TFT」と称する)が含まれる。電気光学装置の駆動時、各画素部において、走査線より走査信号が供給されることにより画素スイッチング素子がオン状態となると、データ線より画素スイッチング素子を介して画素電極に画像信号が供給される。また、典型的には、複数の画素電極に対応して、画素領域の概ね全体に、複数の画素部に共通に共通電極(或いは、対向電極)がベタ状に形成されている。そして、液晶装置の駆動時には、画素電極と共通電極との間の電位差に基づく印加電圧が液晶に印加される。その結果、液晶の配向や秩序が制御され、画像表示が可能となる。
このような液晶装置においては、液晶の焼きつきを防止するために、液晶に対して交流電圧を印加する技術が開発されている。この技術では、共通電極に印加される共通電圧信号の電圧(電位)を1水平走査期間毎にハイレベルの電圧からローレベルの電圧へ又はローレベルの電圧からハイレベルの電圧へと交互に切り替えている。
しかしながら、1水平走査期間毎にベタ状の共通電極全体の電圧を切り替える必要があるため、基板内の寄生容量への電荷の充放電も1水平走査期間毎に発生することとなる。これは、液晶装置としての消費電力が大きくなってしまうため好ましくない。そこで、特許文献1に開示されたように、奇数行の共通電極と偶数行の共通電極とを物理的に分割すると共に、奇数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧と偶数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧とを相異なるものにする技術が開発されている。この技術によれば、共通電圧信号の電圧の切り替えを、1垂直走査期間(例えば、1フレーム期間又は1フィールド期間)毎に行えばよいため、寄生容量への電荷の充放電も1垂直走査期間毎に行われることとなる。従って、低消費電力化を実現することができる。
特開平8−298638号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、共通電圧信号の電圧の切替が1垂直走査期間毎に行われるため、共通電圧信号の電圧が切り替わってから各水平ライン(言い換えれば、各行)の走査線にハイレベルの走査信号が供給される(言い換えれば、各水平ラインに対応する画素スイッチング素子としてのTFTのゲートがオン状態になる)までの間の期間が、水平ライン毎にばらついてしまうという技術的な問題点を有している。この場合、時間の経過と共に、液晶パネル内でのリーク電流等の影響によって画素電極の電圧が変動してしまいかねず、水平ライン毎に輝度差が発生しかねないという技術的な問題点を誘発しかねない。つまり、好適な表示動作を維持できかねないという技術的な問題点を誘発しかねない。
このような問題点を解決するためには、共通電極を水平ライン毎に物理的に分割することが一つの対策として考えられる。しかしながら、これでは、水平ライン毎に設けられる共通電極に共通電圧信号を印加するために、共通電圧信号を供給するための共通電極制御線を水平ライン毎に設ける必要がある。言い換えれば、共通電圧信号を供給するためのドライバICの制御出力が増大することになる。これは、共通電極制御線を設けるための物理的なスペースの増大や、共通電極制御線を設けるためのコストの増大や、ドライバICのサイズ及びコストの増大をまねいてしまいかねない。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば好適な表示動作を行いつつも、共通電極を制御するためのドライバICのサイズやコストの削減を実現する電気光学装置、及びこのような電気光学装置を備える電子機器を提供することを課題とする。
(電気光学装置)
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素電極と、1水平ライン毎の前記画素電極に対応して設けられた複数の共通電極と、前記画素電極と前記共通電極との間に印加される電界に応じて駆動される電気光学物質と、第1電圧と前記第1電圧よりも電位の低い第2電圧とが所定周期で変化し、且つ隣接する前記共通電極間で互いに前記第1電圧と前記第2電圧となるように、共通電圧信号を前記共通電極に供給する共通線駆動回路とを備え、前記共通電極は、連続した所定数の水平ラインに対応する複数の前記共通電極を一群としてN個(但し、Nは3以上の整数)の共通電極群を構成し、前記共通電極群の夫々の先頭の水平ラインからのライン数が同じ水平ラインに対応する夫々の前記共通電極が、同一の共通電極制御線に電気的に接続されるように形成されていると共に、前記共通電極制御線は前記所定数の水平ラインの夫々に対応するように前記所定数本形成されており、前記共通線駆動回路は、前記所定数本の共通電極制御線の夫々に対して、前記所定期間の1/Nのタイミングで前記第1電圧から前記第2電圧へと又は前記第2電圧から前記第1電圧へと切り替わる前記共通電圧信号を供給する。
本発明の電気光学装置によれば、例えば液晶装置等の電気光学装置が備える共通電極に対して共通電圧信号を供給することにより、電気光学装置を駆動することができる。本発明に係る電気光学装置は、例えば画像信号が供給されるデータ線と走査信号が供給される走査線との交差位置に対応するように設けられる複数の画素電極と、1以上の水平ライン毎に設けられる(言い換えれば、1つの走査線毎若しくは2以上の走査線毎に、1つずつ設けられる)複数の共通電極とを備えている。つまり、本発明においては、通常ベタ状に形成される共通電極が、1水平ライン毎(例えば、走査線に沿って)若しくは2以上の水平ライン毎(例えば、2以上の走査線に沿って)に、電気的に独立して形成されている。そして、水平ライン毎に、各水平ラインに属する複数の画素電極の一部と共通電極との間の電位差に起因した電圧が電気光学物質に印加されることで、画像表示等が行われる。
このような電気光学装置を駆動するため(特に、共通電極に対して共通電圧信号を供給するために)、本発明に係る電気光学装置は共通線駆動回路を備えている。
共通線駆動回路は、電気光学装置が備える複数の共通電極の夫々に対して共通電圧信号を供給する。ここで、本発明に係る共通線駆動回路は、相隣接する2つの共通電極の電圧が互いに異なる電圧(つまり、第1電圧及び第2電圧)となるように、複数の共通電極の夫々に対して共通電圧信号を供給する。言い換えれば、共通線駆動回路は、奇数行に属する共通電極の電圧と、偶数行に属する共通電極の電圧とが相互に異なる電圧となるように、複数の共通電極の夫々に対して共通電圧信号を供給する。例えば、一の共通電極に対して相対的に高い第1電圧の共通電圧信号を供給する一方で、一の共通電極に隣接する他の共通電極に対して相対的に低い第2電圧の共通電圧信号を供給する。加えて、本発明に係る共通線駆動回路は、各水平ラインの共通電極の電圧が所定期間毎に第1電圧から第2電圧へと又は第2電圧から第1電圧へと切り替わるように、複数の共通電極の夫々に対して共通電圧信号を供給する。例えば、一の所定期間において一の共通電極に相対的に高い第1電圧の共通電圧信号を供給すると共に、一の所定期間に続く他の所定期間において一の共通電極に相対的に高い第2電圧の共通電圧信号を供給する。尚、「所定期間」とは、書く共通電極の電圧を切り替える期間として、駆動方式に対応して予め設定される期間を意味し、例えば、一垂直走査期間、フレーム期間、フィールド期間等が一例としてあげられる。
本発明に係る電気光学装置では特に、複数の共通電極は、連続した複数の水平ラインに対応する所定数の共通電極を一群とするN個の共通電極群にグループ化されている。
また、本発明に係る電気光学装置では、各共通電極群の先頭の水平ラインからのライン数が同じ水平ラインに対応する共通電極が、同一の共通電極制御線に電気的に接続されている。言い換えれば、N個の共通電極群の夫々の内部における同一水平ラインに対応する共通電極に対して共通電圧信号を供給する共通電極制御線(言い換えれば、例えば、同一水平ラインに対応する複数の共通電極に対してまとめて共通電圧信号を供給する共通電極制御線)が形成されている。ここに、「先頭の水平ラインからのライン数が同じ水平ラインに対応する共通電極(言い換えれば、同一水平ラインに対応する共通電極)」とは、個々の共通電極群の中での水平ラインの順番が同一である共通電極を示す趣旨であり、電気光学装置全体としての水平ラインの順番が同一である必要はない。例えば、第1共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極と、第1共通電極群とは異なる第2共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極と、・・・、第1共通電極群から第N−1共通電極群とは異なる第N共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極の夫々に共通電圧信号を供給する共通電極制御線が形成されている。
また、この共通電極制御線は、所定数の水平ラインの夫々に対応するように所定数本形成されている。具体的には、例えば、第1共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極と、第2共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極と、・・・、第N共通電極群の内部における1番目の水平ラインに対応する共通電極との夫々に共通電圧信号を供給する共通電極制御線が形成され、第1共通電極群の内部における2番目の水平ラインに対応する共通電極と、第2共通電極群の内部における2番目の水平ラインに対応する共通電極と、・・・、第N共通電極群の内部における2番目の水平ラインに対応する共通電極との夫々に共通電圧信号を供給する共通電極制御線とが形成されている。言い換えれば、k(但し、kは1以上の整数)本の共通電極制御線が形成されているとすれば、j(但し、jは、1≦j≦kを満たす整数)番目の共通電極制御線は、第1共通電極群の内部におけるj番目の水平ラインに対応する共通電極と、第2共通電極群の内部におけるj番目の水平ラインに対応する共通電極と、・・・、第N共通電極群の内部におけるj番目の水平ラインに対応する共通電極とに対して、まとめて共通電圧信号を供給する。
従って、本発明に係る電気光学装置によれば、1本の共通電極制御線を用いて、複数水平ラインの共通電極に対して共通電圧信号を供給することができる。従って、1本の共通電極制御線を用いて1水平ラインの共通電極に対して共通電圧信号を供給する態様と比較して、電気光学装置全体としての共通電極制御線の数を1/Nに削減することができる。これにより、共通電極制御線を設けるための物理的なスペースの削減や、共通電極制御線を設けるためのコストの削減を図ることができる。更には、共通電極制御線に対して共通電圧信号を供給するドライバIC等の共通線駆動回路の制御出力をも削減することができるため、共通線駆動回路のサイズやコストをも削減することができる。
このような所定数本の共通電極制御線には、共通線駆動回路の動作により、所定期間の1/Nのタイミングで第1電圧から第2電圧へと又は第2電圧から第1電圧へと切り替わる共通電圧信号が供給される。ここで、連続した所定数の水平ラインに対応する共通電極が各共通電極群に属しているため、1本の共通電極制御線が共通電圧信号を供給する各共通電極が対応する各水平ラインの間の間隔は、概ね同一の間隔を有している。具体的には、j番目の共通電極制御線は、第1共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極と、第2共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極と、・・・、第N共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極とに共通電圧信号を供給するため、これらの共通電極が対応する水平ラインの間の間隔は、概ね同一となる。加えて、各水平ラインの画素スイッチング素子は、水平ライン毎に順番にオン状態へと切り替わるのが一般的である。従って、所定期間の1/Nのタイミングで第1電圧から第2電圧へと又は第2電圧から第1電圧へと切り替わる共通電圧信号を共通電極制御線に供給すれば、ある水平ライン上で共通電圧信号の電圧が切り替わってから、該水平ラインの画素スイッチング素子がオン状態になるまでの間の期間が、水平ライン毎に大きくばらつくことは殆ど或いは全くなくなる。具体的には、所定期間の1/Nのタイミングで第1電圧から第2電圧へと又は第2電圧から第1電圧へと切り替わる共通電圧信号をj番目の共通電極制御線に供給すれば、第1共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極に供給される共通電圧信号の電圧が切り替わってから第1共通電極群中のj番目の水平ラインの画素スイッチング素子がオン状態になるまでの間の期間と、第2共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極に供給される共通電圧信号の電圧が切り替わってから第2共通電極群中のj番目の水平ラインの画素スイッチング素子がオン状態になるまでの間の期間と、・・・、第N共通電極群中のj番目の水平ラインに対応する共通電極に供給される共通電圧信号の電圧が切り替わってから第N共通電極群中のj番目の水平ラインの画素スイッチング素子がオン状態になるまでの間の期間とが、概ね同一の期間となる。従って、時間の経過と共に、電気光学装置の内部でのリーク電流等の影響によって画素電極の電圧が変動してしまうとしても、水平ライン毎に輝度差が発生することは殆ど或いは全くなくなる。従って、好適な表示動作を維持することができる。
本発明の電気光学装置の一の態様では、前記共通電極は、奇数個の共通電極群を構成している。つまり、Nは奇数である。
この態様によれば、所定期間の1/Nという固定されたタイミングで電圧が切り替わる共通電圧信号を供給すれば、電圧が異なる共通電圧信号を相隣接する共通電極に供給し且つ所定期間毎に電圧が切り替わる共通電圧信号を各共通電極に供給することができる。
仮に共通電極が偶数個の(例えば、4個の)共通電極群を構成しているとすれば、まず、第1共通電極群の共通電極の電圧が相対的に高くなり、所定の期間の1/4が経過した時点で、第2共通電極群の共通電極の電圧が相対的に低くなり、更に所定の期間の1/4が経過した時点で、第3共通電極群の共通電極の電圧が相対的に高くなり、更に所定の期間の1/4が経過した時点で、第4共通電極群の共通電極の電圧が相対的に低くる。その後、所定期間毎に各共通電極の電圧を切り替える必要があるため、更に所定の期間の1/4が経過した時点で、再び第1共通電極群の共通電極の電圧を相対的に低くする必要がある。しかしながら、共通電圧信号の電圧が所定期間の1/N(つまり、1/4)のタイミングで反転しているがゆえに、実際には、更に所定の期間の1/4が経過した時点で、第1共通電極群の共通電極の電圧が相対的に高くなってしまう。その結果、常に同じ電圧が液晶にかかり、焼き付き等の不都合が生ずる。
一方で、共通電極が奇数個の(例えば、3個の)共通電極群を構成しているとすれば、まず、第1共通電極群の共通電極の電圧が相対的に高くなり、所定の期間の1/3が経過した時点で、第2共通電極群の共通電極の電圧が相対的に低くなり、更に所定の期間の1/3が経過した時点で、第3共通電極群の共通電極の電圧が相対的に高くなる。その後、更に所定の期間の1/3が経過した時点で、第1共通電極群の共通電極の電圧が相対的に低くなる。従って、共通電圧信号の電圧を切り替えるタイミングを固定したままで(つまり、共通電圧信号の電圧を切り替えるタイミングを動的に変えることなく)、好適な共通電圧信号を供給することができる。従って、比較的簡易な態様で共通電圧信号を供給することができる。
上述の如く共通電極が奇数個の共通電極群を構成している電気光学装置の態様では、前記共通電極は、3個の共通電極群を構成しているように構成してもよい。つまり、Nは3であるように構成してもよい。
このように構成すれば、共通電極群の数(言い換えれば、N)を増加させれば、共通電極制御線の数が削減される利点が得られる一方で消費電力が増大する不都合が生ずるというトレードオフの関係を考慮して、電気光学装置としての消費電力を好適に削減しつつ、共通電極制御線の本数を好適に削減することができる。つまり、バランスよく消費電力を削減しつつ、共通電極制御線の本数を削減することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記共通電極は、連続した奇数個の水平ラインに対応する複数の前記共通電極を一群として前記共通電極群を構成している。
この態様によれば、共通電極が奇数個の共通電極群を構成する態様と同様に、所定期間の1/Nという固定されたタイミングで電圧が切り替わる共通電圧信号を供給すれば、互いに異なる電圧の共通電圧信号を相隣接する共通電極に供給し且つ所定期間毎に電圧が切り替わる共通電圧信号を各共通電極に供給することができる。
つまり、共通電圧信号の電圧が切り替わるタイミングを固定したままで(つまり、共通電圧信号の電圧が切り替わるタイミングを動的に変えることなく)、好適な共通電圧信号を供給することができる。従って、比較的簡易な態様で共通電圧信号を供給することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記所定期間は、1フレーム期間又は1フィールド期間であり、前記共通線駆動回路は、前記所定数本の共通電極制御線の夫々に対して、1/Nフレーム期間又は1/Nフィールド期間毎に前記第1電圧から前記第2電圧へと又は前記第2電圧から前記第1電圧へと切り替わる前記共通電圧信号を供給する。
この態様によれば、通常の画像表示における一般的な期間である1フレーム期間や1フィールド期間を考慮して、上述した各種効果を好適に享受することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記共通線駆動回路は、前記走査線、前記データ線及び前記画素電極の形成された基板の一辺に設けられている。
この態様によれば、基板外に駆動回路を形成する電気光学装置において、上述した効果をより好適に享受することができる。
上述の如く走査線、データ線及び画素電極の形成された基板の一辺に共通線駆動回路が設けられている電気光学装置の態様では、前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、前記データ線に画像信号を供給するデータ線駆動回路を備え、前記走査線駆動回路、前記データ線駆動回路及び前記共通線駆動回路は、1つのICとして前記基板の一辺に設けられているように構成してもよい。
このように構成すれば、基板外に駆動回路を形成する電気光学装置において、上述した効果をより好適に享受することができる。
上述の如く走査線、データ線及び画素電極の形成された基板の一辺に共通線駆動回路が設けられている電気光学装置の態様では、前記共通電極は前記基板に形成されているように構成してもよい。
このように構成すれば、基板外に駆動回路を形成する電気光学装置において、上述した効果をより好適に享受することができる。
(電子機器)
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置(或いは、その各種態様)備えているため、上述した本発明の電気光学装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができる。つまり、上述した本発明の電気光学装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができる投射型表示装置、テレビ、携帯電話、電子手帳、携帯オーディオプレーヤ、ワードプロセッサ、デジタルカメラ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から更に明らかにされよう。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。尚、以下では、本発明に係る電気光学装置の一例として、液晶装置を用いて説明を進める。
(1)液晶装置の基本構成
先ず、本実施形態に係る液晶装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1のH−H’断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置100では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置する枠状或いは額縁状のシール領域に設けられたシール材52により互いに貼り合わされている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のスペーサが散布されている。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101、走査線線駆動回路104及び共通線駆動回路110を含む駆動回路120及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFT(Thin Film Transistor)や走査線Y1からYn、データ線X1からXm及び共通配線COM1からCOMn等の配線が作り込まれた積層構造が形成されている。具体的には、画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線Y1からYn、データ線X1からXm等の配線の上層に共通電極11、絶縁層12及び画素電極9aがこの順に形成されている。つまり、本実施形態に係る液晶装置100は、画素電極9aと共通電極11との間に生ずる電界によって液晶層50の配向状態を制御する横電界駆動方式(特に、FFS方式)を採用している。ここで、画素電極9aは、画像表示領域10aを構成する各画素を形成するようにマトリクス状に設けられている。一方で、共通電極11は、1つの行に属する画素電極9aに対応する共通電極が、行(水平ライン)毎に設けられている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、遮光膜23が形成されている。遮光膜23は、例えば遮光性金属膜等から形成されており、対向基板20上の画像表示領域10a内で、例えば格子状等にパターニングされている。そして、遮光膜23上に配向膜8が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
(2)液晶装置の詳細な構成
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る液晶装置100の要部の電気的な構成について説明する。ここに、図3は、本実施形態に係る液晶装置100の要部の電気的な構成を概念的に示すブロック図である。
図3において、本実施形態に係る液晶装置100は、そのTFTアレイ基板10上の画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域に、走査線駆動回路104、データ線駆動回路101、共通線駆動回路110等を含む駆動回路120が設けられている。
走査線駆動回路104は、走査信号を、走査線Y1からYn(但し、nは1以上の整数)に順次供給する。例えば、ある走査線Ya(但し、aは、1≦a≦nを満たす整数)にハイレベルの走査信号が供給されると、この走査線Yaに接続されたTFT116が全てオン状態となり、この走査線Yaに対応する画素部70が全て選択される。
データ線駆動回路101は、画像信号を、データ線X1からXm(但し、mは1以上の整数)に順次供給し、オン状態のTFT116を介してこの画像信号に基づく画像電圧を画素電極9aに書き込む。
共通線駆動回路110は、後に詳述するように、第1電圧VCOMH又は第1電圧VCOMHよりも電位が低い第2電圧VCOMLを、共通線COM1からCOMnに供給する。より具体的には、共通線駆動回路110は、a行目の共通線COMaの電圧が少なくとも1フレーム期間毎に第1電圧VCOMHから第2電圧VCOMLへと又は第2電圧VCOMLから第1電圧VCOMHへと切り替わるように、共通線COMaに対して共通電圧信号を供給する。例えば、共通線駆動回路110は、ある1フレーム期間(特に、そのうちの画像信号を液晶に書き込む時点)において、共通線COMaの電圧が、相対的に高位な第1電圧VCOMHである場合には、次の1フレーム期間(特に、そのうちの画像信号を液晶に書き込む時点)において、共通線COMaの電圧が、相対的に低位な第2電圧VCOMLとなるように共通線COMaに共通電圧信号を供給する。他方、共通線駆動回路110は、ある1フレーム期間(特に、そのうちの画像信号を液晶に書き込む時点)において、共通線COMaの電圧が、相対的に低位な第2電圧VCOMLである場合には、次の1フレーム期間(特に、そのうちの画像信号を液晶に書き込む時点)において、共通線COMaの電圧が、相対的に高位な第1電圧VCOMHとなるように共通線COMaに共通電圧信号を供給する。また、共通線駆動回路110は、互いに隣接する共通線COMa−1の電圧と共通線COMaの電圧とが互いに異なるように、共通電圧信号を供給する。つまり、共通線駆動回路110は、共通線COMa−1の電圧を、相対的に高位な第1電圧VCOMHとする一方で、共通線COMaの電圧を、相対的に低位な第2電圧VCOMLとするように、共通電圧信号を供給する。
但し、本実施形態においては、共通線駆動回路110は、共通線COM1からCOMnに対して直接的に共通電圧信号を供給することに代えて、後述する共通電極制御線Lに対して共通電圧信号を供給することで、共通線COM1からCOMnに対して間接的に共通電圧信号を供給している。係る構成については、後に詳述する(図4から7参照)。
本実施形態に係る液晶装置100には、更に、そのTFTアレイ基板10の中央を占める画像表示領域10aに、マトリクス状に配列された複数の画素部70が設けられている。
画素部70は、画素スイッチング用のTFT116、画素電極9a、液晶素子118、共通電極11及び蓄積容量119を備えている。
TFT116は、ソース端子がデータ線X1〜Xmのいずれかに電気的に接続され、ゲート端子が走査線Y1からYnのいずれかに電気的に接続され、ドレイン端子が画素電極9aに電気的に接続されている。画素スイッチング用のTFT116は、走査線駆動回路104から供給される走査信号によってオン状態及びオフ状態が切り換えられる。
液晶素子118は、画素電極9a、共通電極11並びに画素電極9a及び共通電極11間に位置する液晶から構成されている。画素電極9aは、TFT116を介してデータ線X1からXmのいずれかと電気的に接続されている。共通電極11は、共通線COM1からCOMnのいずれかと電気的に接続されている。尚、画素電極9a及び共通電極11は、上述したように、いずれもTFTアレイ基板10上に設けられている。液晶装置100の動作時には、データ線X1からXm及びTFT116を介して供給された画像信号の電圧を有する画素電極9aと、共通電極制御線L及び共通線COM1からCOMnを介して供給された共通電圧信号(つまり、第1電圧VCOMH又は第2電圧VCOML)の電圧を有する共通電極11との間には、TFTアレイ基板10の基板面に沿った横電界が生じる。液晶は、当該横電界に応じて駆動されることによって、即ち、当該横電界に応じて分子集合の配向や秩序が変化することによって、光を変調し、階調表示を可能とする。
蓄積容量119は、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、液晶素子118と並列に付加されている。蓄積容量119を構成する一方の電極は、画素電極9aに電気的に接続され、他方の電極は、共通電極11に電気的に接続されている。
以上の液晶装置100は、以下のように動作する。
まず、走査線駆動回路104から走査線Yaにハイレベルの走査信号を供給することで、走査線Yaに接続された全てのTFT116をオン状態にして、走査線Yaに、共通線COM1からCOMnの電圧に応じて、正極性の画像信号と負極性の画像信号とを、1水平走査期間毎に交互に供給する。具体的には、共通線COMaの電圧が第1電圧VCOMHであれば、第1電圧VCOMHに対して負極性の画像信号をデータ線X1からXmに供給する。他方、共通線COMaの電圧が第2電圧VCOMLであれば、第2電圧VCOMLに対して正極性の画像信号をデータ線X1からXmに供給する。
これにより、走査線駆動回路104で選択した全ての画素部70に、データ線駆動回路101からデータ線X1からXm及びTFT116を介して画像信号が供給される、この画像信号に基づく画像電圧が画素電極9aに書き込まれる。これにより、画素電極9aと共通電極11との間に電位差が生じて、駆動電圧が液晶に印加される。
(3)共通電極制御線の構成
続いて、図4から図6を参照して、共通電極制御線の具体的な態様について説明を進める。ここに、図4は、共通電極11(或いは、共通線COM1からCOMn)を分割する態様の一具体例を概念的に示す平面図であり、図5は、共通電極制御線Lと共通線COM1からCOMnとの関係を示す表であり、図6は、共通電極制御線Lの具体的な構成の一具体例を概念的に示す平面図である。
図4に示すように、共通電極制御線Lを導入するために、本実施形態においては、画像表示領域10aが、連続した所定数の行が属する領域を一群とする複数の分割領域に区分されている。従って、各分割領域には、概ね同数の行が属している。ここで、分割領域の数は、奇数であることが好ましい。加えて、各分割領域に属する行の数は、奇数であることが好ましい。尚、ここでは、画像表示領域10aを物理的に分割する(つまり、画像を表示する領域を物理的に複数設ける)必要はなく、あくまでグループ化という観点から複数の分割領域に分割(言い換えれば、区分又は分類)されれば足りる。
以下、説明の簡略化のため、本実施形態に係る液晶装置100が80行の表示ラインから構成されており且つ画像表示領域10aが3つの分割領域に分割される例について説明する。この場合、図4に示すように、画像表示領域10aは、第1行目から第27行目の表示ラインが属する分割領域#1と、第28行目から第54行目の表示ラインが属する分割領域#2と、第55行目から第80行目の表示ラインが属する分割領域#3とに分割されている。
このような分割を前提として、本実施形態では、各分割領域#1から#3の夫々の先頭行からの行数が同一である3つの共通線COMに対して1本の共通電極制御線Lを用いて共通電圧信号を供給するように、共通電極制御線Lが設けられる。
具体的には、図5及び図6に示すように、分割領域#1の先頭から1行目に位置する共通線COM1と、分割領域#2の先頭から1行目に位置する共通線COM28と、分割領域#3の先頭から1行目に位置する共通線COM55との夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する共通電極制御線L1が設けられる。同様に、分割領域#1の先頭から2行目に位置する共通線COM2と、分割領域#2の先頭から2行目に位置する共通線COM29と、分割領域#3の先頭から2行目に位置する共通線COM56との夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する共通電極制御線L2が設けられる。
以下同様に、それぞれの分割領域#1から#3の先頭行から26行目までに位置する共通線に、共通電圧信号をまとめて供給する共通電極制御線がそれぞれ設けられる。そして、分割領域#1の先頭から27行目に位置する共通線COM27と、分割領域#2の先頭から27行目に位置する共通線COM54と、分割領域#3の先頭から27行目に位置する共通線COM81との夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する共通電極制御線L27が設けられる。但し、共通線COM81が実際に存在しないため、仮想的に又は擬似的に共通線COM81が存在するものとして取り扱うことが好ましい。
このように、80行の表示ラインから構成されると共に画像表示領域10aが3つの分割領域#1から#3に分割される例においては、27本の共通電極制御線L1からL27が設けられる。まとめると、分割領域#1の先頭からX(但し、Xは、1≦X≦27を満たす整数)行目に位置する共通線COMXと、分割領域#2の先頭からX行目に位置する共通線COM27+Xと、分割領域#3の先頭からX行目に位置する共通線COM54+Xとの夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する共通電極制御線LXが設けられる。
尚、画像表示領域10aを分割することで得られる複数の分割領域の夫々に含まれる共通線COMの数が一致しない場合には、上述したように、仮想的に又は擬似的に共通線が存在するものとして取り扱うことが好ましい。例えば、A(但し、Aは1以上の整数)行の表示ラインから構成される画像表示領域10aをB(但し、Bは1以上の整数)個の分割領域に分割する場合について考察する。このとき、AがBの倍数である場合には、画像表示領域10aを、A/B行の表示ラインが属するB個の分割領域に好適に分割することができる。他方、AがBの倍数でない場合には、仮想的に又は擬似的にα(但し、αは、1≦α<Bを満たす整数)個の共通線COMが存在するものとして取り扱うことが好ましい。これにより、画像表示領域10aを、(A+α)/B行の表示ラインが属するB個の分割領域に好適に分割することができる。
(4)共通電極制御線を介した共通電圧信号の供給動作
続いて、図7を参照して、共通線駆動回路110から共通電極制御線Lへの共通電圧信号の供給動作について説明を進める。ここに、図7は、共通線駆動回路110から共通電極制御線Lへの共通電圧信号の供給動作を概念的に示すタイミングチャートである。
図7に示すように、各共通電極制御線Lには、共通線駆動回路110から、1/3フレーム毎に電圧が切り替わる共通電圧信号が供給される。つまり、各共通電極制御線Lには、共通線駆動回路110から、1フレームを分割領域の数で除算した期間毎に電圧が切り替わる共通電圧信号が供給される。
具体的には、図7に示すように、1行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されるタイミングで、共通電極制御線L1には、相対的に低い電圧の共通電圧信号(具体的には、第2電圧VCOML)が供給される。これにより、共通線COM1、共通線COM28及び共通線COM55の夫々の電圧が、第2電圧VCOMLとなる。同時に、1行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。このとき、28行目及び55行目の表示ラインに位置する画素部70のTFT116はオフ状態となっているため、共通線COM28及び共通線COM55の夫々の電圧が、共通線COM1の電圧と同じになったとしても特段の悪影響は生じない。
その後、2行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されるタイミングで、共通電極制御線L2には、相対的に高い電圧の共通電圧信号(具体的には、第1電圧VCOMH)が供給される。これにより、共通線COM2、共通線COM29及び共通線COM56の夫々の電圧が、第1電圧VCOMHとなる。同時に、2行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。3行目以降の表示ラインにおいても同様の動作が繰り返される。
その後、1行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点で、28行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給される。このタイミングで、共通電極制御線L1には、相対的に高い電圧の共通電圧信号(具体的には、第1電圧VCOMH)が供給される。つまり、電圧が第2電圧VCOMLから第1電圧VCOMHへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L1に供給される。これにより、共通線COM1、共通線COM28及び共通線COM55の夫々の電圧が、第1電圧VCOMHとなる。同時に、28行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。このとき、1行目及び55行目の表示ラインに位置する画素部70のTFT116はオフ状態となっているため、共通線COM1及び共通線COM55の夫々の電圧が、共通線COM28の電圧と同じになったとしても特段の悪影響は生じない。
その後、2行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点で、29行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給される。このタイミングで、共通電極制御線L2には、相対的に低い電圧の共通電圧信号(具体的には、第2電圧VCOML)が供給される。つまり、電圧が第1電圧VCOMHから第2電圧VCOMLへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L2に供給される。これにより、共通線COM2、共通線COM29及び共通線COM56の夫々の電圧が、第2電圧VCOMLとなる。同時に、29行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。30行目以降の表示ラインについても同様の動作が繰り返される。
その後、28行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点(言い換えれば、1行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから2/3フレーム期間が経過した時点)で、55行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給される。このタイミングで、共通電極制御線L1には、相対的に低い電圧の共通電圧信号(具体的には、第2電圧VCOML)が供給される。つまり、電圧が第1電圧VCOMHから第2電圧VCOMLへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L1に供給される。これにより、共通線COM1、共通線COM28及び共通線COM55の夫々の電圧が、第2電圧VCOMLとなる。同時に、55行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。このとき、1行目及び28行目の表示ラインに位置する画素部70のTFT116はオフ状態となっているため、共通線COM1及び共通線COM28の夫々の電圧が、共通線COM55の電圧と同じになったとしても特段の悪影響は生じない。
その後、29行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点(言い換えれば、2行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから2/3フレーム期間が経過した時点)で、56行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給される。このタイミングで、共通電極制御線L2には、相対的に高い電圧の共通電圧信号(具体的には、第1電圧VCOMH)が供給される。つまり、電圧が第2電圧VCOMLから第1電圧VCOMHへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L2に供給される。これにより、共通線COM2、共通線COM29及び共通線COM56の夫々の電圧が、第1電圧VCOMHとなる。同時に、56行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。57行目以降の表示ラインについても同様の動作が繰り返される。
その後、55行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点で、1行目の走査線にハイレベルの走査信号が再度供給される。このタイミングで、共通電極制御線L1には、相対的に高い電圧の共通電圧信号(具体的には、第1電圧VCOMH)が供給される。つまり、電圧が第2電圧VCOMLから第1電圧VCOMHへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L1に供給される。これにより、共通線COM1、共通線COM28及び共通線COM55の夫々の電圧が、第1電圧VCOMHとなる。同時に、1行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。
その後、56行目の走査線にハイレベルの走査信号が供給されてから1/3フレーム期間が経過した時点で、2行目の走査線にハイレベルの走査信号が再度供給される。このタイミングで、共通電極制御線L2には、相対的に低い電圧の共通電圧信号(具体的には、第2電圧VCOML)が供給される。つまり、電圧が第1電圧VCOMHから第2電圧VCOMLへと切り替わった共通電圧信号が共通電極制御線L2に供給される。これにより、共通線COM2、共通線COM29及び共通線COM56の夫々の電圧が、第2電圧VCOMLとなる。同時に、2行目の表示ラインに位置する画素部70の画素電極9aに対して、相対的に高い極性を有する画像信号が印加され、液晶への書込みが行われる。3行目以降の表示ラインについても同様の動作が繰り返される。
このように、本実施形態に係る液晶装置100によれば、1本の共通電極制御線Lを用いて、複数行の共通線COM(或いは、共通電極11)に対して共通電圧信号を供給することができる。従って、1本の共通電極制御線Lを用いて各行の共通線COM(或いは、共通電極11)に対して共通電圧信号を供給する態様と比較して、共通電極制御線Lの数を削減することができる。具体的には、1本の共通電極制御線Lを用いて各行の共通線COM(或いは、共通電極11)に対して共通電圧信号を供給する態様と比較して、共通電極制御線Lの数を、1/N(但し、Nは、分割領域の数)に削減することができる。例えば、上述した例によれば、1本の共通電極制御線Lを用いて各行の共通線COM(或いは、共通電極11)に対して共通電圧信号を供給する態様と比較して、共通電極制御線Lの数を、1/3に削減することができる。これにより、共通電極制御線Lを設けるための物理的なスペースの削減や、共通電極制御線Lを設けるための費用コストの削減を図ることができる。更には、共通電極制御線Lに対して共通電圧信号を供給する共通線駆動回路110の制御出力の数をも同様に削減することができる。このため、共通線駆動回路110の物理的なサイズや共通線駆動回路110を製造するための費用的なコストをも削減することができる。
加えて、共通電極制御線Lには、1/N(但し、Nは、分割領域の数)フレーム期間毎に電圧が第1電圧VCOMHから第2電圧VCOMLへと又は第2電圧VCOMLから第1電圧VCOMHへと切り替わる共通電圧信号が供給されるため、全ての行において、共通電圧信号の電圧が切り替わるタイミングと走査信号がハイレベルになるタイミングとの間の期間を概ね同一とすることができる。これについて、図8及び図9を参照しながらより詳細に説明する。ここに、図8は、奇数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧と偶数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧とを1フレーム期間毎に切り替える比較例に係る液晶装置において、奇数行である先頭行の画素電極の電圧と走査線の走査信号、偶数行である最終行の画素電極の電圧と走査線の走査信号、を概念的に示すタイミングチャートであり、図9は、本実施形態に係る液晶装置100において、共通線COM1、COM28及びCOM55に供給される共通電圧信号と、1行目の走査線、28行目の走査線及び55行目の走査線に供給される走査信号を概念的に示すタイミングチャートである。
図8に示すように、奇数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧と偶数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧とを1フレーム期間毎に切り替える比較例に係る液晶装置においては、共通電極に印加される共通電圧信号の電圧が切り替わってから、各行の走査線にハイレベルの走査信号が供給されるまでの間の期間が、各行毎にばらついてしまう。このとき、液晶装置100内部のリーク電流等の影響により、画素電極9aの電圧(言い換えれば、画素電荷)は、図8中の太い点線で示すように変動してしまいかねない。このため、液晶に印加される実効電圧が行毎に(言い換えれば、表示ライン毎に)ばらついてしまい、その結果、行毎に輝度差が発生しかねない。これは、好適な画像表示動作という観点からは決して好ましいものではない。
しかるに、本実施形態に係る液晶装置100によれば、図9に示すように、共通電極に印加される共通電圧信号の電圧が切り替わってから、各行の走査線にハイレベルの走査信号が供給されるまでの間の期間が、行毎に大きくばらつくことは殆どなくなる。典型的には、共通電極に印加される共通電圧信号の電圧が切り替わってから、各行の走査線にハイレベルの走査信号が供給されるまでの間の期間を、全ての行において概ね同一にすることができる。従って、時間の経過と共に、液晶装置100の内部でのリーク電流等の影響によって画素9aの電圧が変動してしまうとしても、行毎に輝度差が発生することは殆ど或いは全くなくなる。従って、好適な画像表示動作を維持することができる。
加えて、本実施形態では、各分割領域に奇数個の行が属しており且つ分割領域の数が奇数であるため、1/Nフレーム期間毎に(つまり、固定的なタイミングで)電圧が切り替わる共通電圧信号を供給すれば、上述した共通電極制御線Lが設けられる場合であっても、相隣接する2つの行の共通電極11の電圧を互いに異なる電圧にすることができると共に、各行の共通電極11の電圧を1フレーム毎に切り替えることができる。
仮に分割領域の数が偶数個(例えば、4個)であるとすれば、まず、分割領域#1の1行目の共通電極11の電圧が相対的に高くなり、1/4フレーム期間が経過した時点で、分割領域#2の1行目の共通電極11の電圧が相対的に低くなり、更に1/4フレーム期間が経過した時点で、分割領域#3の1行目の共通電極11の電圧が相対的に高くなり、更に1/4フレーム期間が経過した時点で、分割領域#4の1行目の共通電極11の電圧が相対的に低くなる。ここで、1フレーム期間毎に各行の共通電極11の電圧を切り替える必要があるため、更に1/4フレーム期間が経過した時点で、分割領域#1の1行目の共通電極11の電圧を相対的に低くする必要がる。しかしながら、共通電圧信号の電圧が1/4フレーム期間毎に切り替わるがゆえに、実際には、更に1/4フレーム期間が経過した時点で、分割領域#1の1行目の共通電極11の電圧が相対的に高くなってしまうという不都合が生ずる。
一方で、複数の共通電極が奇数個の(例えば、3個の)共通電極群に分割されているとすれば、まず、分割領域#1の1行目の共通電極11の電圧が相対的に高くなり、1/3フレーム期間が経過した時点で、分割領域#2の1行目の共通電極11の電圧が相対的に低くなり、更に1/3フレーム期間が経過した時点で、分割領域#3の1行目の共通電極11の電圧が相対的に高くなる。その後、更に1/3フレーム期間が経過した時点で、分割領域#1の1行目の共通電極11の電圧が相対的に低くなる。つまり、分割領域の数が奇数個である限りは、共通電圧信号の電圧を切り替えるタイミングを、1フレーム期間を分割領域の数で除算した期間に固定したままで、好適な共通電圧信号を供給することができる。従って、比較的簡易な態様で共通電圧信号を供給することができる。
同様に、仮に、各分割領域に偶数個の行(例えば、28個の行)が属しているとすれば、上述の共通電極制御線L1は、分割領域#1の先頭から1行目に位置する共通線COM1と、分割領域#2の先頭から1行目に位置する共通線COM29と、分割領域#3の先頭から1行目に位置する共通線COM57との夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する必要がある。しかしながら、共通線COM1と、共通線COM29と、共通線COM57とは、いずれも奇数行に属する共通線であるため、少なくとも画像信号を書き込む時点においては、共通線COM1と、共通線COM29と、共通線COM57とに供給される共通電圧信号の電圧は同一である必要がある。しかしながら、共通線駆動回路110から供給される共通電圧信号は、1/3フレーム期間毎に電圧が切り替わるため、上述の要件を満たすことはできない。
一方で、各分割領域に奇数個の行(例えば、27個の行)が属しているとすれば、上述の共通電極制御線L1は、分割領域#1の先頭から1行目に位置する共通線COM1と、分割領域#2の先頭から1行目に位置する共通線COM28と、分割領域#3の先頭から1行目に位置する共通線COM55との夫々に、共通電圧信号をまとめて供給する必要がある。共通線COM1と共通線COM55とはいずれも奇数行に属する共通線であり、共通線COM28は偶数行に属する共通線であるため、少なくとも画像信号を書き込む時点においては、共通線COM1及び共通線COM57に供給される共通電圧信号の電圧と、共通線COM28に供給される共通電圧信号の電圧とは異なる必要がある。ここで、共通線駆動回路110から供給される共通電圧信号は、1/3フレーム期間毎に電圧が切り替わるため、1行目の画素部70に画像信号を書き込む時点での共通線COM1に供給される共通電圧信号の電圧と、28行目の画素部70に画像信号を書き込む時点での共通線COM28に供給される共通電圧信号の電圧とは、異なる関係にある。同様に、28行目の画素部70に画像信号を書き込む時点での共通線COM28に供給される共通電圧信号の電圧と、55行目の画素部70に画像信号を書き込む時点での共通線COM55に供給される共通電圧信号の電圧とは、異なる関係にある。従って、各分割領域に奇数個の行が属している限りは、1/Nフレーム期間毎に(つまり、固定的なタイミングで)電圧が切り替わる共通電圧信号を供給すれば、上述の要件を満たすことができる。
尚、上述の説明では、画素電極9aと共通電極11とがTFT基板10上に設けられつつも夫々異なる層に設けられると共に、画素電極9aと共通電極11とが絶縁層12を間に挟持し、液晶層50側の画素電極9aに開口部を有するFFS方式を採用する液晶装置100について説明を進めているが、液晶層50側に、開口部を有する共通電極11を設けるように構成してもよい。また、画素電極9aと共通電極11とが同じ層に設けられるIPS方式を採用する液晶装置においても、上述した構成を採用することで、上述した各種効果を享受することができることは言うまでもない。また、横電界駆動方式を採用する液晶装置のみならず、例えばTN(ツイスト・ネマティック)方式や、ECB(複屈折電界効果)方式や、VA(垂直配向)方式等の縦電界駆動方式を採用する液晶装置においても、上述した構成を採用することで、上述した各種効果を相応に享受することができる。
(5)電子機器
続いて、図10及び図11を参照しながら、上述の液晶装置100を具備してなる電子機器の例を説明する。
図10は、上述した液晶装置100が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。図10において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、上述した液晶装置100を含んでなる液晶表示ユニット1206とから構成されている。液晶表示ユニット1206は、液晶装置100の背面にバックライトを付加することにより構成されている。
次に、上述した液晶装置100を携帯電話に適用した例について説明する。図11は、電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。図11において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、半透過反射型の表示形式を採用し、且つ上述した液晶装置1と同様の構成を有する液晶装置1005を備えている。
これらの電子機器においても、上述した液晶装置100を含んでいるため、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、図10及び図11を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた直視型の表示装置や、液晶プロジェクタ等の投射型の表示装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう駆動装置、電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 図1のH−H’断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の要部の電気的な構成を概念的に示すブロック図である。 共通電極(或いは、共通線)を分割する態様の一具体例を概念的に示す平面図である。 共通電極制御線と共通線との関係を示す表である。 共通電極制御線の具体的な構成の一具体例を概念的に示す平面図である。 共通線駆動回路から共通電極制御線への共通電圧信号の供給動作を概念的に示すタイミングチャートである。 奇数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧と偶数行の共通電極に印加される共通電圧信号の電圧とを1フレーム期間毎に切り替える比較例に係る液晶装置において、奇数行である先頭行の画素電極の電圧と走査線の走査信号、偶数行である最終行の画素電極の電圧と走査線の走査信号、を概念的に示すタイミングチャートである。 本実施形態に係る液晶装置において、共通線COM1、COM28及びCOM55に供給される共通電圧信号と、1行目の走査線、28行目の走査線及び55行目の走査線に供給される走査信号を概念的に示すタイミングチャートである。 液晶装置が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。 液晶装置が適用された携帯電話の斜視図である。
符号の説明
1…液晶装置、11…共通電極、101…データ線駆動回路、104…走査線駆動回路、110…共通線駆動回路、Y1〜Yn…走査線、COM1〜COMn…共通線、L…共通電極制御線

Claims (9)

  1. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素電極と、
    1水平ライン毎の前記画素電極に対応して設けられた複数の共通電極と、
    前記画素電極と前記共通電極との間に印加される電界に応じて駆動される電気光学物質と、
    第1電圧と前記第1電圧よりも電位の低い第2電圧とが所定周期で変化し、且つ隣接する前記共通電極間で互いに前記第1電圧と前記第2電圧となるように、共通電圧信号を前記共通電極に供給する共通線駆動回路と、
    を備え、
    前記共通電極は、連続した所定数の水平ラインに対応する複数の前記共通電極を一群としてN個(但し、Nは3以上の整数)の共通電極群を構成し、
    前記共通電極群の夫々の先頭の水平ラインからのライン数が同じ水平ラインに対応する夫々の前記共通電極が、同一の共通電極制御線に電気的に接続されるように形成されていると共に、前記共通電極制御線は前記所定数の水平ラインの夫々に対応するように前記所定数本形成されており、
    前記共通線駆動回路は、前記所定数本の共通電極制御線の夫々に対して、前記所定期間の1/Nのタイミングで前記第1電圧から前記第2電圧へと又は前記第2電圧から前記第1電圧へと切り替わる前記共通電圧信号を供給することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記共通電極は、奇数個の共通電極群を構成していることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記共通電極は、3個の共通電極群を構成していることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記共通電極は、連続した奇数個の水平ラインに対応する複数の前記共通電極を一群として前記共通電極群を構成していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記所定期間は、1フレーム期間又は1フィールド期間であり、
    前記共通線駆動回路は、前記所定数本の共通電極制御線の夫々に対して、1/Nフレーム期間又は1/Nフィールド期間毎に前記第1電圧から前記第2電圧へと又は前記第2電圧から前記第1電圧へと切り替わる前記共通電圧信号を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記共通線駆動回路は、前記走査線、前記データ線及び前記画素電極の形成された基板の一辺に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、前記データ線に画像信号を供給するデータ線駆動回路を備え、
    前記走査線駆動回路、前記データ線駆動回路および前記共通線駆動回路は、1つのICとして前記基板の一辺に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記共通電極は前記基板に形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電気光学装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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