JP2009191880A - 管継手 - Google Patents

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隆生 佐島
Sho Tsuruoka
祥 鶴岡
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NIPPON KANSEN KOGYO KK
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Abstract

【課題】強い接続強度と接続信頼性が得られる例えば船舶等に設けられる油圧配管等の高圧流体の管の接続に有用な管継手を提供することを目的とする。
【解決手段】一対のフランジ部2、2を面合せし、両フランジ部2、2をボルト6とナット7により結合する。またフランジ部2、2の後方に設けられた管固定部4にその後端外縁部の外表面であるテーパ面12から中心孔18側へフランジ部2に向って斜ネジ孔13を斜設し、この斜ネジ孔13に変形可能な詰物14を挿入してネジ棒15を螺入する。すると詰物14は、ネジ棒15の先端面によりフランジ部2及び管固定部4から成る継手体1Aの中心孔18に挿入された管20Aの外表面に強く押し付けられて断面くさび形に変形し、この外表面に強く密接する。これによりきわめて強い接続強度と接合信頼性が得られる管継手1を実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば船舶等に設けられる油圧配管等の高圧流体の管の接続に有用な管継手に関するものである。
例えば、船舶等に設けられる油圧配管等の高圧流体の管の接続には、きわめて高い接続強度と接合信頼性が要求されるため、従来、一般には溶接による接続が行われてきた。
しかしながら、溶接による管接続には多大な手間と労力を要することから、溶接によらずに高い接続強度と接合信頼性が得られる管継手の実現が求められていた。
そこで本発明は、高い接続強度と接合信頼性が得られる油圧配管等の高圧流体の管の接続に有用な管継手を提供することを目的とする。
このために本発明の管継手は、互いに面合わせして接合される一対のフランジ部と、面合わせされたフランジ部同士を結合する結合具と、フランジ部の後方に設けられた管固定部と、この管固定部にその外表面側から中心孔側へこの中心孔に貫通するように前記フランジ部に向って斜設された斜ネジ孔と、この斜ネジ孔に螺入されるネジ棒と、このネジ棒の先端に挿入されて前記フランジ部及び前記管固定部から成る継手体の中心孔に挿入された管の外表面に当接する前記ネジ棒よりも硬度が小さい変形可能な詰物とから成り、前記ネジ棒を前記斜ネジ孔に螺入することにより、前記詰物を前記ネジ棒の先端面で押圧して断面くさび形に変形させて前記管の外表面に密接させるようにした。
また望ましくは、請求項1記載の管継手において、前記管の外表面に接する前記斜ネジ孔の先端部外側を緩勾配の拡開面とした。
本発明によれば、一対のフランジ部同士を面合わせして両者をボルト・ナットなどの結合具により結合するとともに、斜ネジ孔にネジ棒を螺入すれば、詰物はネジ棒の先端部により管の外表面に斜方向へ強く押圧される。したがってこれにより、管をフランジ部すなわち管の接続方向へ向って強く押し付ける水平分力が生じるとともに、管の外表面にしっかり密接するように詰物の先端部は断面くさび形に変形する。したがってきわめて高い接続強度と接合信頼性が得られる管継手を実現できる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における管継手の分解斜視図、図2は同接続状態の管継手の断面図、図3(a)、(b)は同詰物の変形を示す管継手の要部断面図である。
図1において、管継手1は、一対の継手体1A、1Bから成っている。継手体1Aと継手体1Bは、一方の継手体1Aのフランジ部2の接合面には第1のOリングを嵌着するための溝部8(後述)が設けられていることを除けば同一構造である。よって以下、一方の継手体1Aについて説明する。なお、継手体1Aと継手体1Bの同一要素には同一符号を付している。
図1および図2において、継手体1Aは、円板状のフランジ部2と、フランジ部2の後面中央から後方へ延出する胴管部3と、胴管部3の後方に設けられた管固定部4を一体形成して成っている。フランジ部2、胴管部3、管固定部4から成る継手体1Aには、管20Aを挿入するための中心孔18が形成されている。なお、胴管部3は無くてもよいものであり、この場合には、管固定部4は長めに形成することが望ましい。
図1に示すように、フランジ部2には、ボルト孔5が複数個(本例ではサークル上の90度毎に計4個)形成されている。図2に示すように、左右一対のフランジ部2、2同士は互いに面合わせして接合され、ボルト孔5にボルト6を挿入し、ボルト6にナット7を螺着することにより一体的に結合される。したがってボルト6とナット7は、面合わせされたフランジ部2、2同士を結合する結合具となっている。
図2の部分拡大図Aに示すように、一方のフランジ部2の表面(相手方のフランジ部2との接合面)にはサークル状の溝部8が形成されており、溝部8には第1のOリング9が嵌着されている。両フランジ部2、2を面合せしてボルト6、ナットを締着し、両フランジ2、2を結合すれば、第1のOリング9は溝部8内で押し潰され、フランジ部2、2間の水密性が確保される。また図2の部分拡大図Bに示すように、フランジ部2の中心孔18の先端部には突部10が突設されており、突部10の内側には第2のOリング11が当接されている。
図1および図2において、管固定部4の後端外縁部はテーパ面12になっている。テーパ面12には、その内周面にネジが形成された斜ネジ孔13がサークル上にピッチをおいて複数個(本例では、図1に示すように8個)斜設されている。詳しくは、図2に示すように斜ネジ孔13は、管固定部4の外表面側(後端外縁部)に設けられたテーパ面12から中心孔18側へ、この中心孔18に貫通するように前方のフランジ部2に向って斜設されている。
各斜ネジ孔13には円柱形の詰物14が挿入される。詰物14は、例えば真ちゅうや硬質ゴムなどの望ましくは管固定部4よりも柔かい変形可能・自在な素材から成っている。斜ネジ孔13にはこれに詰物14を挿入した後、ネジ棒15が螺入される。なお、図1において、左側の継手体1Bに挿入される詰物14とネジ棒15は省略している。左側の継手体1Bの詰物14とネジ棒15は、右側の継手体1Aの詰物14及びネジ棒15と対称である。このように、詰物14は、ネジ棒15の先端に挿入される。詰物14は、ネジ棒15や接続対象管である左右2つの管20A、20Bよりも硬度が小さい柔らかい素材から成っており、これによりネジ棒15を斜ネジ孔13に螺入すれば、管20A、20Bの外表面を極力傷つけたり変形させたりせずに、詰物14はネジ棒15の先端面により管20A、20Bの外表面に強く圧接されて変形するようになっている。なお、斜ネジ孔13の内周面には、必ずしも斜ネジ孔13の全長に亘ってネジを形成する必要はなく、詰物14が納まる先端部分にはネジは形成しなくてもよい。
この管継手1は上記のような構成により成り、次に2つの管20A、20Bの接続方法を説明する。図2に示すように左右一対のフランジ部2、2を面合わせし、ボルト孔5にボルト6を挿入し、ボルト6の先端部にナット7を螺着することにより、左右のフランジ部2、2を一体的に結合する。また一対の継手体1A、1Bの中心孔18に左右から管20A、20Bを挿入し、管20A、20Bの先端を第2のOリング11に当接させる。この場合、望ましくは管20A、20Bの外表面若しくは継手体1A、1Bの中心孔18の内表面にエポキシ樹脂などのボンド16を塗布しておく。
次に、斜ネジ孔13に詰物14を挿入した後、ネジ棒15を螺入する。図3(a)は、当初(ネジ棒15の先端面を詰物14の後面に軽く押し当てた状態)を示している。さて、ネジ棒15を斜ネジ孔13にネジ込んでいくと、これよりも硬度の小さい詰物14はネジ棒15の先端面に押圧されて、図3(b)に示すようにその先端部は管20Aの外表面に密着するように断面くさび形に変形し、この外表面に強く密接する。またネジ棒15を斜方向にネジ込むと、詰物14を介して管20Aには前方のフランジ部2、すなわち管20Aと管20Bの接続方向へ向う水平分力Fが発生し、管20Aの先端は第2のOリング11に強く圧接される。なお、ボンド16を塗布している場合には、その後ボンド16は自然硬化あるいは積極的な加熱による熱硬化によって硬化する。このようにボンド16を塗布することにより、継手体1A、1Bと管20A、20Bをよりしっかり密着させて信頼性の高い接合を実現することができ、またボンド16により隙間がしっかり充填されて接合部の機密・密閉性をより十分に確保することができる。以上は、一方の管20Aへのネジ棒15の螺入方法を説明したが、他方の管20Bへのネジ棒15の螺入方法もこれと同様である。
以上のように、この管継手1によれば、管20Aと管20Bをしっかり接続することができる。特に、ネジ棒15を斜ネジ孔13に強くネジ込むことにより、詰物14は上述のように断面くさび形に変形して管20A、20Bの外表面にしっかり強く押し付けられて密接するので、きわめて強い接続強度と接合信頼性を得ることができ、したがって殊に船舶等に設けられる高圧油圧管等の高圧流体用の管継手としてきわめて有用である。なお、ボンド16は必ずしも必要ではないが、これを塗布すれば、継手体1A、1Bと管20A、20Bをよりしっかり密着させて水密性と接合信頼性を確保することができる。
(実施の形態2)
図4(a)、(b)は、本発明の実施の形態2における詰物の変形を示す管継手の要部断面図である。図4(a)、(b)に示すもの以外の構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2の斜ネジ孔13’の管20Aの外表面に接する先端部外側(図4(a)、(b)では先端部の上面側)は、継手体1Aの半径方向における外側よりも緩勾配のテーパ状の拡開面17になっている。したがって図4(b)に示すようにネジ棒15を強くネジ込むと、詰物14はネジ棒15の先端面に押圧されて拡開面17内に充てんされるようにより広く拡開して変形し、実施の形態1よりもより広い面積で管20A、20Bの外表面に密接する。したがって実施の形態1よりもより大きな接続強度と接合信頼性が期待できる。
本発明によれば、一対のフランジ部同士を面合わせして両者をボルト・ナットなどの結合具により結合するとともに、斜ネジ孔にネジ棒を螺入すれば、詰物はネジ棒の先端面により管の外表面に斜方向へ強く押圧される。したがってこれにより、管をフランジ部へ向って強く押し付ける水平分力が生じるとともに、管の外表面にしっかり密接するようにその先端部は断面くさび形に変形する。よってきわめて高い接続強度と接合信頼性を得ることができるので、殊に船舶等に設けられる油圧配管等の高圧流体の管の管継手として有用である。
本発明の実施の形態1における管継手の分解斜視図 本発明の実施の形態1における接続状態の管継手の断面図 (a)(b)本発明の実施の形態1における詰物の変形を示す管継手の要部断面図 (a)(b)本発明の実施の形態2における詰物の変形を示す管継手の要部断面図
符号の説明
1 管継手
1A、1B 継手体
2 フランジ部
4 管固定部
5 ボルト孔
6 ボルト(結合具)
7 ナット(結合具)
12 テーパ面
13、13’ 斜ネジ孔
14 詰物
15 ネジ棒
16 ボンド
17 拡開面
18 中心孔
20A、20B 管

Claims (2)

  1. 互いに面合わせして接合される一対のフランジ部と、面合わせされたフランジ部同士を結合する結合具と、フランジ部の後方に設けられた管固定部と、この管固定部にその外表面側から中心孔側へこの中心孔に貫通するように前記フランジ部に向って斜設された斜ネジ孔と、この斜ネジ孔に螺入されるネジ棒と、このネジ棒の先端に挿入されて前記フランジ部及び前記管固定部から成る継手体の中心孔に挿入された管の外表面に当接する前記ネジ棒よりも硬度が小さい変形可能な詰物とから成り、前記ネジ棒を前記斜ネジ孔に螺入することにより、前記詰物を前記ネジ棒の先端面で押圧して断面くさび形に変形させて前記管の外表面に密接させるようにしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記管の外表面に接する前記斜ネジ孔の先端部外側を緩勾配の拡開面としたことを特徴とする請求項1記載の管継手。
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