JP2009191685A - ディーゼルエンジンの過給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来るディーゼルエンジンの過給装置を提供する。
【解決手段】本発明は、排気通路50に配置されたタービン62の回転により吸気通路20に配置されたコンプレッサ66を回転させて吸気通路の空気を過給する排気ターボ過給機60と、吸気通路に配置されたコンプレッサ35を電動により回転させて吸気通路の空気を過給する電動過給機34と、燃焼室容積及びピストンによる排気容積によって定まる圧縮比を変更させる圧縮比可変手段104、8aと、加速時に、電動過給機を作動させると共に圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する制御手段100と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、排気通路50に配置されたタービン62の回転により吸気通路20に配置されたコンプレッサ66を回転させて吸気通路の空気を過給する排気ターボ過給機60と、吸気通路に配置されたコンプレッサ35を電動により回転させて吸気通路の空気を過給する電動過給機34と、燃焼室容積及びピストンによる排気容積によって定まる圧縮比を変更させる圧縮比可変手段104、8aと、加速時に、電動過給機を作動させると共に圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する制御手段100と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディーゼルエンジンの過給装置に係り、特に、排気ターボ過給機及び電動過給機を有するディーゼルエンジンの過給装置に関する。
従来、所謂ターボラグを解消するために、排気圧によるターボ過給機の上流の吸気通路に電動による過給機を設けたエンジンが知られている(例えば、特許文献1)。
また、排気圧によるターボ過給機の上流の吸気通路に電動による過給機を設け、車両の加速要求時に電動による過給機を作動させ、吸気通路内の圧力が所定値に達したのちに電動による過給機の作動力を低下させるエンジンが知られている(特許文献2)。
また、排気圧によるターボ過給機の上流の吸気通路に電動による過給機を設け、車両の加速要求時に電動による過給機を作動させ、吸気通路内の圧力が所定値に達したのちに電動による過給機の作動力を低下させるエンジンが知られている(特許文献2)。
ところで、上述した特許文献1及び2のエンジンはガソリンエンジンに適用可能なものであるが、ディーゼルエンジンについては、特許文献1及び2の排気圧によるターボ過給機及び電動によるターボ過給機では解決出来ない問題が生じている。即ち、ディーゼルエンジンでは、加速時に、吸入空気量がある程度増加した後に燃料の増量を行わないとスモークが発生してしまうので、加速時において、エンジンがある程度まで高回転になるまでの間吸入空気量が少なくなり、十分な燃料の増量を行えず、車両の加速性が悪いという問題が生じている。特に、排気ターボ過給機による過給の場合は、その過給機自体が作動するまでのタイムロス及び吸気が始まった後にも吸気管内を空気が移動する分のタイムロスがあり、それらにより、吸入空気量が少なくなり、スモーク発生を防止するために十分な燃料の増量を行えないのである。これらの結果、エンジン回転数の上昇が遅れてしまう。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、ディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来るディーゼルエンジンの過給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明によれば、排気通路に配置されたタービンの回転により吸気通路に配置されたコンプレッサを回転させて吸気通路の空気を過給する排気ターボ過給機と、吸気通路に配置されたコンプレッサを電動により回転させて吸気通路の空気を過給する電動過給機と、エンジンの圧縮比を変更させる圧縮比可変手段と、加速時に、電動過給機を作動させると共に圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、加速時に、電動過給機を作動させるので排気ターボ過給機による過給遅れを軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減し、さらに、圧縮比を低下させることによりピストンの運動の抵抗を軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量により、ディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
また、本発明において、好ましくは、圧縮比可変手段は吸気弁の閉時期を遅角させて圧縮比を低下させる。
このように構成された本発明においては、圧縮比を低下させることによりピストンの運動の抵抗を軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減するが、圧縮比可変手段は吸気弁の閉時期を遅角させて圧縮比を低下させるので空気の吹き返しによる空気充填量の低下が懸念される。しかし、このような空気充填量の低下の分を、電動過給機を作動させることにより補うので、加速トルクを確保することが出来る。
このように構成された本発明においては、圧縮比を低下させることによりピストンの運動の抵抗を軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減するが、圧縮比可変手段は吸気弁の閉時期を遅角させて圧縮比を低下させるので空気の吹き返しによる空気充填量の低下が懸念される。しかし、このような空気充填量の低下の分を、電動過給機を作動させることにより補うので、加速トルクを確保することが出来る。
また、本発明において、好ましくは、制御手段は、変速機の変速段が低速段の加速時のみ、電動過給機を作動させると共に圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する。
このように構成された本発明においては、低速段による加速時にエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量によりディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
このように構成された本発明においては、低速段による加速時にエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量によりディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
また、本発明において、好ましくは、制御手段は、エンジン回転数が低回転領域の加速時のみ、電動過給機を作動させると共に圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する。
このように構成された本発明においては、エンジン回転数が低回転の加速時にエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量によりディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
このように構成された本発明においては、エンジン回転数が低回転の加速時にエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量によりディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
本発明のディーゼルエンジンの過給装置によれば、ディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの過給装置により制御されるディーゼルエンジンの全体構成図である。
エンジン本体1には複数の気筒2が設けられ、これらの気筒2には燃焼室2aが形成されている。各燃焼室2aに対して燃料噴射弁12が設けられている。各燃焼室2aには、吸気ポート4及び排気ポート6が開口し、これらのポートに吸気弁8および排気弁10が設けられている。吸気弁8には、吸気弁可変機構(VVT:バリアブルバルブタイミング装置)8aが設けられており、本実施形態では、この吸気弁可変機構8aにより吸気弁8の遅角を行うようにしている。
図1は、本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの過給装置により制御されるディーゼルエンジンの全体構成図である。
エンジン本体1には複数の気筒2が設けられ、これらの気筒2には燃焼室2aが形成されている。各燃焼室2aに対して燃料噴射弁12が設けられている。各燃焼室2aには、吸気ポート4及び排気ポート6が開口し、これらのポートに吸気弁8および排気弁10が設けられている。吸気弁8には、吸気弁可変機構(VVT:バリアブルバルブタイミング装置)8aが設けられており、本実施形態では、この吸気弁可変機構8aにより吸気弁8の遅角を行うようにしている。
吸気ポート4及び吸気弁8の上流側には、各気筒2に空気を供給する吸気通路20が接続され、排気ポート6及び排気弁10の下流側には、各気筒2から排気ガスを導出する排気通路50が接続されている。
吸気通路20には、サージタンク22と、サージタンク22から各気筒2の吸気ポート4毎に分岐する吸気マニホールド24が形成されている。吸気通路20の上流側には、エアクリーナ26が設けられており、このエアクリーナ26とサージタンク22との間には、吸気管28が延びている。この吸気管28のエアクリーナ26の下流には、吸気スロットル弁30が設けられている。また、吸気管28にはインタークーラ32が配置されている。
吸気管28のインタークーラ32とサージタンク22との間には電動過給機34が設けられている。電動過給機34は、モータ34aにより直接駆動されるコンプレッサ35を有する。また、吸気管28から電動過給機34をバイパスしてサージタンク22の上流側に連通する電動過給機バイパス通路36が設けられている。電動過給バイパス通路36には電動過給機バイパス弁38が設けられている。吸気管28の電動過給機34及び電動過給機バイパス弁38と、インタークーラ32との間には、吸気シャッター弁40が設けられている。
次に、排気通路50は、各気筒2の排気ポート6に接続される気筒別の排気マニホールド52と、その下流の排気管54と、排気管54の下流に接続された排気浄化装置56とを備えている。排気浄化装置56は、触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子(PM)を捕集するためのものであり、具体的には酸化触媒56aと、この酸化触媒の下流側に配置されたディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)56bとによって構成されている。
吸気通路20と排気通路50との間には、排気ターボ過給機60が設けられている。排気ターボ過給機60は、排気ガスのエネルギで駆動されて回転するタービン62と、このタービン62にシャフト64を介して連結されたコンプレッサ66とを備えている。排気ターボ過給機60のタービン62は排気管54に設けられ、コンプレッサ66は吸気管28に設けられている。この排気ターボ過給機60は、排気エネルギによるタービン62の回転に連動したコンプレッサ66の回転により吸気管28の吸気を過給するようになっている。そして、インタークーラ32がコンプレッサ66で過給された空気を冷却するように構成されている。
なお、上述した電動過給機34は、排気ターボ過給機60にモータを取り付けたタイプのものでも良い。
なお、上述した電動過給機34は、排気ターボ過給機60にモータを取り付けたタイプのものでも良い。
また、吸気通路20と排気通路50の間には、高圧用EGR通路70と、低圧用EGR通路80とが設けられている。高圧用EGR通路70は、排気管54のタービン62よりも上流側とサージタンク22との間を連通し、排気ターボ過給機60を駆動する前の比較的高温で圧力の高い排気ガスの一部を吸気通路20に還流するものである。高圧用EGR通路70にはEGR弁72と、このEGR弁72の上流側(排気側)のEGRクーラ74と、が設けられている。
また、低圧用EGR通路80は、排気管54の排気浄化装置56よりも下流側と吸気管28のコンプレッサ66よりも上流側との間を連通し、排気ターボ過給機60のタービン62を駆動した後の比較的圧力の低い排気ガスの一部を吸気通路20に還流するものである。低圧用EGR通路80には、EGR弁82と、このEGR弁82の上流側(排気側)のEGRクーラ84と、が設けられている。
次に、図2により本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの過給装置の制御系のシステムを説明する。図2は、本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの制御系ブロック図である。
ECU100は、CPU、メモリ、カウンタタイマー群、インターフェース並びにこれらのユニットを接続するバス等を有するマイクロプロセッサで構成された制御ユニットである。ECU100には、具体的には、電動過給機34(34a)、電動過給機バイパス弁38、及び、吸気弁可変機構8aに接続されている。
ECU100は、CPU、メモリ、カウンタタイマー群、インターフェース並びにこれらのユニットを接続するバス等を有するマイクロプロセッサで構成された制御ユニットである。ECU100には、具体的には、電動過給機34(34a)、電動過給機バイパス弁38、及び、吸気弁可変機構8aに接続されている。
このECU100は、機能的に、後述するように所定条件下で回転するように電動過給機34(34a)を制御すると共に電動過給機バイパス36の開閉を行うように電動過給機バイパス弁38を制御する電動過給機制御部102、及び、所定条件のときエンジンの圧縮比を変更する圧縮比可変制御部104を含んでいる。ここで、電動過給機制御部102は、電動過給機34を駆動させないときには電動過給機バイパス通路36の電動過給機バイパス弁38を開き、駆動させるときには電動過給機バイパス弁38を閉じる。こうすることにより、電動過給機34を駆動させないときには吸気を電動過給機バイパス通路36に導いて吸気抵抗を低減し、電動過給機34を駆動させるときには確実に吸気を電動過給機34のコンプレッサ35に導く。
ECU100には、アクセルの開度及び開度変化を検出するアクセル開度センサ110、変速段のポジションを検出するギアポジションセンサ112、及び、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ114が接続されており、ECU100は、これらの各センサからの入力信号を受け、上述した各制御部102及び104により、各装置34(34a)、38、8aを制御する。
次に、図3及び図4により、本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの過給装置の制御内容を説明する。図3は、本発明の実施形態によるディーゼルエンジンの過給装置の制御フローを示すフローチャートであり、図4は、本発明の実施形態による吸気バルブの遅角を説明するためのクランク角とバルブリフト量との関係を示す線図である。図3において、Sは各ステップを示す。
先ず、図3に示すように、S1において、アクセル開度センサ110、ギアポジションセンサ112及びエンジン回転数センサ114の各信号を読み込む。次に、S2において、アクセル開度センサ110の信号に基づいて、どれだけ運転者がアクセルを踏み込もうとしているかを判定し、それにより、車両が加速しているか否かを判定する。なお、車速センサにより加速を判定しても良い。S2において、加速していないと判定された場合には、S3乃至S5の処理を行う。
S3では、圧縮比可変制御部104により、吸気弁8の閉時期が通常の状態となるように吸気弁可変機構8aを制御する。具体的には、通常は、図4に破線で示すように、排気バルブの開放とオーバーラップするようなタイミングで吸気弁8を開く。
次に、S4及びS5において、電動過給機制御部102により、電動過給機34を停止させると共に電動過給機バイパス弁38を開く。これにより、電動過給機34による過給は行われない。
S3では、圧縮比可変制御部104により、吸気弁8の閉時期が通常の状態となるように吸気弁可変機構8aを制御する。具体的には、通常は、図4に破線で示すように、排気バルブの開放とオーバーラップするようなタイミングで吸気弁8を開く。
次に、S4及びS5において、電動過給機制御部102により、電動過給機34を停止させると共に電動過給機バイパス弁38を開く。これにより、電動過給機34による過給は行われない。
次に、S2において、車両が加速していると判定された場合には、S6乃至S10の処理を行う。
先ず、S6において、S1で読み込んだギアポジションセンサ112の信号により、ギアが低速段(例えば、1速、2速)に入っているか否かを判定する。S7では、S1で読み込んだエンジン回転数センサ114の信号により、エンジン回転数が低回転数(例えば、2500rpm以下)か否かを判定する。S6及びS7において、ギアが低速段に入り且つエンジンが低回転数である場合には、S8に進み、圧縮比可変制御部104により、吸気弁8の閉時期が通常の状態より遅角するように吸気弁可変機構8aを制御する。具体的には、図4に一点鎖線で示すように、排気バルブが閉まった後に吸気弁8を開くようなタイミングで吸気弁8を作動させる。これにより、ピストンが圧縮を始めているのに吸気弁8が開いているので、空気が少し吸気系に押し戻されて圧縮比が低下する。圧縮比が低下することで、ピストンの抵抗が軽減され、エンジン回転数の上昇をアシストすることが出来る。
先ず、S6において、S1で読み込んだギアポジションセンサ112の信号により、ギアが低速段(例えば、1速、2速)に入っているか否かを判定する。S7では、S1で読み込んだエンジン回転数センサ114の信号により、エンジン回転数が低回転数(例えば、2500rpm以下)か否かを判定する。S6及びS7において、ギアが低速段に入り且つエンジンが低回転数である場合には、S8に進み、圧縮比可変制御部104により、吸気弁8の閉時期が通常の状態より遅角するように吸気弁可変機構8aを制御する。具体的には、図4に一点鎖線で示すように、排気バルブが閉まった後に吸気弁8を開くようなタイミングで吸気弁8を作動させる。これにより、ピストンが圧縮を始めているのに吸気弁8が開いているので、空気が少し吸気系に押し戻されて圧縮比が低下する。圧縮比が低下することで、ピストンの抵抗が軽減され、エンジン回転数の上昇をアシストすることが出来る。
次に、S9及びS10において、電動過給機34を作動させると共に電動過給機バイパス弁38を閉じる。これにより、吸気はバイパス36を通らず、電動過給機34により過給される。そして、排気ターボ過給機60の過給遅れをカバーして、エンジン回転数の上昇をアシストすることが出来る。
S6及びS7の判定において、ギアが低速段に入っておらず、エンジンが低回転数でない場合には、S8の処理である吸気弁8の遅角化を行わず、S9及びS10により、電動過給機34を作動させると共に電動過給機バイパス弁38を閉じる。
S6及びS7の判定において、ギアが低速段に入っておらず、エンジンが低回転数でない場合には、S8の処理である吸気弁8の遅角化を行わず、S9及びS10により、電動過給機34を作動させると共に電動過給機バイパス弁38を閉じる。
以上のように構成された本発明の実施形態では、加速時に、電動過給機34を作動させるので排気ターボ過給機60による過給遅れを軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減し、さらに、圧縮比を低下させることによりピストンの運動の抵抗を軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減するので、適切な燃料の増量により、ディーゼルエンジンを積んだ車両の加速性を高めることが出来る。これらは、特に、変速機の変速段が低速段での加速時、及び、エンジン回転数が低回転領域の加速時に有効である。
また、圧縮比を低下させることによりピストンの運動の抵抗を軽減してエンジン回転数の上昇遅れを軽減するが、圧縮比可変制御部104及び吸気弁可変機構8aは吸気弁8の閉時期を遅角させて圧縮比を低下させるので空気の吹き返しによる空気充填量の低下が懸念される。しかし、このような空気充填量の低下の分を、電動過給機34を作動させることにより補うので、加速トルクを確保することが出来る。
2 気筒
8 吸気弁
8a 吸気弁可変機構
20 吸気通路
34 電動過給機
36 電動過給機バイパス通路
38 電動過給機バイパス弁
34a モータ
35 コンプレッサ
50 排気通路
56 排気浄化装置
60 排気ターボ過給機
62 タービン
66 コンプレッサ
8 吸気弁
8a 吸気弁可変機構
20 吸気通路
34 電動過給機
36 電動過給機バイパス通路
38 電動過給機バイパス弁
34a モータ
35 コンプレッサ
50 排気通路
56 排気浄化装置
60 排気ターボ過給機
62 タービン
66 コンプレッサ
Claims (4)
- 排気通路に配置されたタービンの回転により吸気通路に配置されたコンプレッサを回転させて吸気通路の空気を過給する排気ターボ過給機と、
吸気通路に配置されたコンプレッサを電動により回転させて吸気通路の空気を過給する電動過給機と、
エンジンの圧縮比を変更させる圧縮比可変手段と、
加速時に、上記電動過給機を作動させると共に上記圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とするディーゼルエンジンの過給装置。 - 上記圧縮比可変手段は吸気弁の閉時期を遅角させて圧縮比を低下させる請求項1に記載のディーゼルエンジンの過給装置。
- 上記制御手段は、変速機の変速段が低速段の加速時のみ、上記電動過給機を作動させると共に上記圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する請求項1又は請求項2に記載のディーゼルエンジンの過給装置。
- 上記制御手段は、エンジン回転数が低回転領域の加速時のみ、上記電動過給機を作動させると共に上記圧縮比可変手段により圧縮比を低下させるように制御する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジンの過給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008031869A JP2009191685A (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | ディーゼルエンジンの過給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008031869A JP2009191685A (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | ディーゼルエンジンの過給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=41073935
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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-
2008
- 2008-02-13 JP JP2008031869A patent/JP2009191685A/ja active Pending
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