JP2009190854A - 段ボールシートの蛇行修正装置 - Google Patents

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【課題】中芯紙を押し潰すことなく段ボールシートの蛇行を修正する。
【解決手段】一方向に走行する連続した段ボールシートSの走行路の下方に、その段ボールシートSの幅方向に延びる一対の平行に配置された下部ローラ22を設け、その一対の下部ローラ間の上側に昇降可能な上部ローラを設ける。上部ローラを下降停止状態に保持し、その上部ローラで段ボールシートSを弾性変形の限界内で押圧して、一対の下部ローラに接する側の段ボールシートSの下表面が、その一対の下部ローラの共通接線を越えて下方に位置するよう段ボールシートSを変形させ、一対の下部ローラと上部ローラに対する接触面積の増大により各ローラと段ボールシートの接触部で滑りが生じるのを防止する。段ボールシートSが蛇行した際に、一対の下部ローラと上部ローラを相対的な位置関係を保つ状態で段ボールシートSの走行方向に対して傾斜させて、段ボールシートSの蛇行を修正する。
【選択図】図2

Description

この発明は、所定の高さの段を有し剛性のある走行中の段ボールシートの蛇行修正装置に関する。
一般に、一方向に走行する鋼板やシート等の連続したウェブを幅方向にスリットし、あるいは、長さ方向に切断することは普通に行われているが、上記ウェブが蛇行すると、切断精度が低下するため、ウェブの走行経路に蛇行修正装置を設けて、ウェブに蛇行が生じた際に、その蛇行を修正することがおこなわれている。
蛇行修正装置として、図8(a)および(b)に示したもの、あるいは、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。図8(a)に示す蛇行修正装置においては、一方向に走行するウェブWの幅方向に延びる上下一対のローラ40、41でウェブWを挟持し、ウェブWが蛇行した場合に、そのウェブWを挟持する状態を保って一対のローラ40、41をウェブWの走行方向に対して傾斜させるようにしている。この場合、ウェブWが走行方向に対して、例えば、右側に蛇行すると、一対のローラ40、41を右側の端部が左側の端部より下流側に位置するよう傾斜させてウェブWの蛇行を修正するようにしている。
また、図8(b)に示す蛇行修正装置においては、ウェブWの走行路に2本のローラ42、43をウェブWの走行方向に位置をずらして設け、その両ローラ42、43間にウェブWを挿通させて、ローラ42、43に対するウェブWの巻付け角を大きくして接触面積の拡大を図り、上記ウェブWが蛇行した際に、相対的な位置関係を保つ状態で2本のローラ42、43をウェブWの走行方向に傾斜させるようにしている。
さらに、特許文献1に記載された蛇行修正装置においては、入口可動ロールと出口可動ロールを平行に配置し、その入口可動ロールと出口可動ロールを平行で位置関係が変わらず、互いの距離が保たれた状態で平面的に回転させてウェブの蛇行を修正するようにしている。
特開2007−261245号公報
ところで、図8(a)に示す蛇行修正装置においては、上下一対のローラ40、41のニップ圧が低いと、ローラ40、41とウェブWの相互間で滑りが生じて蛇行を修正することができないため、上記ニップ圧を高める必要がある。このため、ウェブWが段ボールシートであると、その段ボールシートの所定の高さを有する段に成形された波状の中芯紙が押し潰されて、段ボールシートの強度が低下することになり、段ボールシートの蛇行修正用に採用することができない。
一方、図8(b)に示す蛇行修正装置においては、2本のローラ42、43間の間隔が大きくなり過ぎると、各ローラ42、43に対するウェブWの巻付き角が小さくなって接触面積が小さくなり、各ローラ42、43とウェブWの相互間で滑りが生じて蛇行を修正することができなくなるため、各ローラ42、43を近接する配置とする必要がある。このため、ウェブWが段ボールシートであると、その段ボールシートは剛性を有するために各ローラ42、43の接触部位で急激に折れ曲がって折曲げ筋が形成され、あるいは、段ボールシートの波状の段に成形された中芯紙が押し潰されて、段ボールシートの強度が低下することになり、図8(a)に示す蛇行修正装置と同様に、段ボールシートの蛇行修正用に採用することができない。
また、特許文献1に記載された蛇行修正装置においては、入口可動ロールおよび出口可動ロールに対するウェブの巻付き角(接触角)が特許文献1に記載の図1および図2に示す例で180°、図3および図4に示す例で90°と極めて大きいため、ウェブWが波状の段に成形された中芯紙を備える剛性を有する段ボールシートであると、その段ボールシートは各ロールの接触部位で急激に折れ曲がって折曲げ筋が形成され、あるいは、段ボールシートの波状の段に成形された中芯紙が押し潰されて、段ボールシートの強度が低下することになり、本明細書の図8(a)、(b)に示す蛇行修正装置と同様に、段ボールシートの蛇行修正用に採用することができない
この発明の課題は、中芯紙を押し潰すことなく段ボールシートの蛇行を修正することができるようにした段ボールシートの蛇行修正装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、第1の発明においては、一方向に走行する連続した段ボールシートの走行路に、その段ボールシートの幅方向に延びて段ボールシートの下面を支持する下部ローラと、その下部ローラの上側に上部ローラとを設け、前記下部ローラと上部ローラの一方を2本として平行に配置し、他方のローラを1本として一方の2本のローラ間に位置させて平行に配置し、前記下部ローラと上部ローラの少なくとも一方を昇降自在として下部ローラの外周上部と上部ローラの外周下部間の上下方向の間隔を調整自在とし、前記下部ローラと上部ローラとが段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧して、一方の2本のローラに接する側の段ボールシートの表面が、その2本のローラの共通接線を越えて2本のローラ間に入り込むようなローラ位置関係を保つ状態で上部ローラと下部ローラを段ボールシートの走行方向に対して左右両方向に傾動自在とした構成を採用したのである。
上記の構成からなる段ボールシートの蛇行修正装置においては、段ボールシートの走行時、下部ローラと上部ローラとで段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧し、その押圧により段ボールシートを弾性変形させ、各ローラに対する接触面積の増大により、各ローラと段ボールシートの接触部で滑りが生じることのないようなローラ位置関係を保持しておく。
そして、段ボールシートが走行方向に向けて右側に蛇行した際には、下部ローラと上部ローラとを平行に保った状態で、その右側の端部が左側の端部より下流側に位置するよう傾斜状態に姿勢を変換し、また、段ボールシートが走行方向に向けて左側に蛇行した際には、下部ローラおよび上部ローラを平行状態を保つ状態で、その左側の端部が右側の端部より下流側に位置するよう傾斜状態に姿勢を変換する。
上記のように、下部ローラと上部ローラとを平行に保った状態で傾斜状態とすると、段ボールシートに対する各ローラの接触回転により、段ボールシートに幅方向への送り分力が作用し、その送り分力により段ボールシートは、その幅中心線がマシンセンタと一致する方向に移動し、蛇行が修正される。
また、上記の課題を解決するため、第2の発明においては、一方向に走行する連続した段ボールシートの走行路の両側に、その段ボールシートの走行方向に対して斜め方向にスライド可能とされ、かつ、そのスライド方向が相反する方向とされた一対のスライドブロックを設け、各スライドブロックの上面または下面に設けられた支軸のそれぞれを中心にして回転可能な一対の旋回台により前記段ボールシートの下面を支持する下部ローラと、その下部ローラの上側に配置された上部ローラのそれぞれ両端部を回転自在に支持し、その上部ローラと下部ローラの一方を2本として平行に配置し、他方のローラを1本として一方の2本のローラ間に位置させて平行に配置し、前記下部ローラと上部ローラの少なくとも一方を昇降自在に支持し、その昇降自在のローラを昇降動させる昇降装置を前記一対の旋回台で支持し、前記一対のスライドブロックの一方をスライドさせる移動装置を設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなる第2の発明において、昇降自在のローラの上下方向への位置調整により、下部ローラと上部ローラとで段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧し、その押圧により段ボールシートを弾性変形させ、各ローラに対する接触面積の増大により、各ローラと段ボールシートの接触部で滑りが生じることのないようなローラ位置関係を保つ状態で移動装置の作動により一方のスライドブロックを段ボールシートの一側縁に近接するよう段ボールシートの走行方向の下流側へ向けて斜め方向に移動させると、ローラを介して他方のスライドブロックに押し込み力が付与され、その他方のスライドブロックが段ボールシートの他側縁から離反する方向に向けて斜め方向にスライドする。
このとき、一対のスライドブロックは相反する斜め方向に向けてスライド可能な支持であるため、一対のスライドブロックのそれぞれに支持された旋回台のそれぞれが支軸を中心にして同方向に旋回し、上部ローラと下部ローラとが平行する状態を保って傾斜状態とされ、その上部ローラと下部ローラの接触回転により段ボールシートに幅方向への送り分力を付与することができる。
上記と逆に、一方のスライドブロックを段ボールシートの一側縁から離反するよう段ボールシートの上流方向に移動させると、一対の旋回台はそれぞれ上記とは逆の方向に旋回して下部ローラおよび上部ローラが平行な状態を保って上記と逆の方向に傾斜し、その下部ローラと上部ローラの接触回転により段ボールシートに幅方向への送り分力を付与することができる。
したがって、例えば、段ボールシートが走行方向に向けて右側に蛇行した際に、下部ローラおよび上部ローラを、段ボールシートの右側縁と対向する一端部が他端部より段ボールシートの走行方向の下流側に位置する傾斜状態とすることにより、各ローラとの接触によって段ボールシートに左方向の送り分力を付与することができ、その送り分力によって段ボールシートの蛇行を修正することができる。
上記のように、第1の発明および第2の発明のいずれの発明においても、下部ローラと上部ローラとで段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧し、その押圧により段ボールシートを弾性変形させ、各ローラに対する接触面積の増大により、各ローラと段ボールシートの接触部で滑りが生じることのないようなローラ位置関係を保つ状態で下部ローラおよび上部ローラを傾斜状態に姿勢を変換することにより、段ボールシートに幅方向への送り分力を付与することができ、その送り分力によって段ボールシートの蛇行を確実に修正することができる。
また、下部ローラと上部ローラは段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧するため、段ボールシートを塑性変形させることがなく、中芯紙を押し潰すことなく段ボールシートの蛇行を修正することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、矢印に示す方向に走行する所定の高さの段を有する剛性のある段ボールシートSの走行路の両側には、一対のベースプレート1が固定され、その一対のベースプレート1のそれぞれ上面に支持枠2a、2bが固定されている。
図4および図5に示すように、一対の支持枠2a、2bは対向一対の支持片3を有し、その対向一対の支持片3によって一対の平行に配置されたガイドロッド4の両端部が支持されている。一対のガイドロッド4は段ボールシートSの走行方向に対して傾斜しており、一方の支持枠2aに支持された一対のガイドロッド4と他方の支持枠2bに支持されたガイドロッド4は、図2に示すようにそれぞれ段ボールシートSの走行方向の下流側へ向かう方向へ逆向きに対称的な傾斜とされ、各ガイドロッド4に沿ってスライドブロック5a、5bがスライド自在に支持されている。
一対のスライドブロック5a、5bは、逆向きに対称的な傾斜となっている一対のガイドロッド4にそれぞれ沿って段ボールシートSの走行方向に対して斜め方向にスライド自在とされ、かつ、そのスライド方向が相反する方向とされており、一方のスライドブロック5aは移動装置10によって移動されるようになっている。
移動装置10は、支持枠2aの一方の支持片3によってスプロケット11を回転自在に支持し、そのスプロケット11の軸心上に形成されたねじ孔12にねじ軸13をねじ係合し、そのねじ軸13の一端部をスライドブロック5aに回転自在に連結し、上記支持枠2aに支持されたモータ14によりスプロケット11を回転させることによって、ねじ軸13を軸方向に移動させてこのねじ軸13に取り付けられているスライドブロック5aをスライドさせる構成とされている。
スライドブロック5a、5bのそれぞれ上面には支軸6が起立し、その支軸6を中心にして旋回台20a、20bが回転自在に支持されている。図6に示すように、旋回台20a、20bのそれぞれの上面には、一対の軸受21が段ボールシートSの走行方向に間隔をおいて設けられ、左右で対向する軸受21によって一対の下部ローラ22の端部がそれぞれ回転自在に支持されている。
一対の下部ローラ22は、平行の配置とされて段ボールシートSの下面を支持し、その一対の下部ローラ22は旋回台20aに支持されたローラ駆動用モータ31によって段ボールシートSの走行方向に回転されるようになっている。
図1および図3に示すように、一対の旋回台20a、20bには、段ボールシートSを跨ぐように配置された門形フレーム24の両側の支柱24aの下端が支持されている。フレーム24の両側の支柱24aには左右で対向する一対の軸受25が昇降自在に支持され、その一対の軸受25によって上部ローラ26の両端部が回転自在に支持されている。
上部ローラ26は、一対の下部ローラ22間の上方に配置されて、その一対の下部ローラ22と平行している。ここで、一対の下部ローラ22は、これらの対向内周面間に上部ローラ26の外径より小さい間隔が形成される配置とされており、蛇行修正にはより効果的であるが、前記間隔が前記外径より大きくなるような配置とされてもよい。
上部ローラ26は、門形フレーム24の上面両端部に支持された昇降装置としてのシリンダ30により昇降動され、下降時に段ボールシートSを押し下げ、下部ローラ22と上部ローラ26とが段ボールシートSを弾性変形の限界内で押圧して、図7に示すように、下部ローラ22に接する側の段ボールシートSの下表面を、その2本の下部ローラ22の共通接線を越えて下部ローラ22間に入り込ませる位置が下降停止位置とされている。
上記上部ローラ26の下降停止状態では、段ボールシートSの上下表面と下部ローラ22および上部ローラ26との接触面積が大きく取れるので、各ローラ22、26と段ボールシートSとの接触部で滑りを防止することができる。その滑りをより確実に防止するため、下部ローラ22および上部ローラ26の表面にウレタン等の摩擦係数の高い柔軟性を有する層を設けておくのが好ましい。
図6に示すように、下部ローラ22の一方は、旋回台20aに支持されたモータ31により駆動されて段ボールシートSの走行方向に回転され、その一方の下部ローラ22の回転はベルト伝動装置32を介して他方の下部ローラ22に伝達されるようになっている。
実施の形態で示す段ボールシートの蛇行修正装置は上記の構造からなり、段ボールシートSの走行時には、シリンダ30の作動により上部ローラ26を下降させて、その下降停止位置で保持しておくと共に、一対の下部ローラ22をローラ駆動モータ31の駆動によって段ボールシートSの走行方向に回転させておくようにする。
ここで、上部ローラ26を下降させて下限位置に保持することにより、所定の高さの段を有し剛性のある段ボールシートSは、下部ローラ22と上部ローラ26で押圧されて、図7に示すように、2本の下部ローラ22と接する下表面が、その下部ローラ22の共通接線の下方に位置するよう弾性変形の限界内で変形し、各ローラ22、26との接触面積が増加して段ボールシートSとの接触部で滑りが生じるのが防止される。
上記のような上部ローラ26の下降停止状態において、図4に示すモータ14の駆動によりねじ軸13を回転させて、一方のスライドブロック5aを段ボールシートSの一側縁に近接するよう段ボールシートSの走行方向の下流側へ向けて斜め方向に移動させると、一対の下部ローラ22を介して他方のスライドブロック5bに押し込み力が付与され、その他方のスライドブロック5bが段ボールシートSの他側縁から離反するよう段ボールシートSの走行方向の上流側へ向けて斜め方向にスライドする。すなわち、一対のスライドブロック5a、5bは相反する斜め方向に向けてスライドする。
このとき、図6に示すように、スライドブロック5aに支持された旋回台20aは支軸6に対して左回りに旋回し、これに伴ってスライドブロック5bに支持された旋回台20bも支軸6に対して左回りに旋回する。従って、一対の下部ローラ22は平行状態を保ったままスライドブロック5a側の右側の一端部が左側の他端部より段ボールシートSの走行方向の下流側に位置する傾斜状態とされる。
また、旋回台20a、20bのそれぞれで支持された門形フレーム24も傾斜状態とされ、その門形フレーム24に支持された上部ローラ26も一対の下部ローラ22と平行する状態を保って傾斜状態とされ、その上部ローラ26と一対の下部ローラ22の接触回転により段ボールシートSに幅方向への送り分力Fが付与される。
上記と逆に、一方のスライドブロック5aを段ボールシートSの一側縁から離反するよう段ボールシートSの走行方向の上流側へ向けて斜め方向に移動させると、一対の旋回台20a、20bはそれぞれ上記とは逆の方向に旋回し、一対の下部ローラ22および上部ローラ26は平行な状態を保って上記と逆の方向に傾斜状態とされ、その一対の下部ローラ22と上部ローラ26の接触回転により段ボールシートSに上記とは逆向きの幅方向への送り分力が付与される。
したがって、例えば、段ボールシートSが走行方向に向けて右側に蛇行した際に、一対の下部ローラ22および上部ローラ26を、図6に示すように、段ボールシートSの右側縁と対向する一端部が他端部より段ボールシートSの走行方向の下流側に位置する傾斜状態とすることにより、各ローラ22、26との接触によって段ボールシートSに左方向の送り分力Fを付与することができ、その送り分力Fによって段ボールシートSは、その幅中心線がマシンセンタと一致する方向に移動し、蛇行が修正される。
このように、上部ローラ26を下降させて下限位置に停止保持すると、段ボールシートSは下表面の一部が2本の下部ローラ22の共通接線より下方に位置するよう変形して上部ローラ26および一対の下部ローラ22への接触面積を増加させるため、一対の下部ローラ22および上部ローラ26を平行する状態を保って傾斜状態に姿勢を変換することにより、一対の下部ローラ22および上部ローラ26から段ボールシートSに幅方向への送り分力を付与することができ、その送り分力によって段ボールシートSの蛇行を確実に修正することができる。
また、上部ローラ26は段ボールシートSを弾性変形の限界内で押圧して、一対の下部ローラに押し付けるため、段ボールシートSを塑性変形させることがなく、中芯紙を押し潰すことなく段ボールシートSの蛇行を修正することができる。
なお、段ボールシートSの弾性変形の限界は、その中芯紙の波形の形状や大きさおよび使用する紙質によって異なる。
実施の形態では、下部ローラ22を2本とし、上部ローラ26を1本としたが、下部ローラ22を1本とし、上部ローラ26を2本としてもよく、あるいは、下部ローラ22および上部ローラ26のそれぞれを複数本としてもよい。下部ローラ22および上部ローラ26を複数本とする場合、下部ローラ22と上部ローラ26が段ボールシートSの走行方向に半ピッチ位置がずれる千鳥状の配置とする。
また、実施の形態では、上部ローラ26のみを昇降自在に支持したが、下部ローラ22のみを昇降自在とし、あるいは、下部ローラ22と上部ローラ26の双方を共に昇降自在としてもよく、上部ローラ26と下部ローラ22とが相対的に接近、離反できるような構造であればよい。
さらに、実施の形態では、スライドブロック5a、5bの上面に設けられた支軸6を中心にして旋回台20a、20bを回転自在に支持したが、スライドブロック5a、5bの下面に支軸を設け、その支軸を中心にして旋回台20a、20bを回転自在に支持してもよい。
この発明に係る段ボールシートの蛇行修正装置の実施の形態を示す縦断正面図 図2は図1の平面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図1のIV−IV線に沿った断面図 下部ローラの支持部を拡大して示す断面図 段ボールシートの蛇行修正状態を示す平面図 上部ローラの下降停止状態を示す断面図 (a)は、従来のウェブ蛇行修正装置を示す断面図、(b)は、従来のウェブ蛇行修正装置の他の例を示す断面図
符号の説明
S 段ボールシート
5a スライドブロック
5b スライドブロック
6 支軸
10 移動装置
20a 旋回台
20b 旋回台
22 下部ローラ
26 上部ローラ
30 シリンダ(昇降装置)

Claims (2)

  1. 一方向に走行する連続した段ボールシートの走行路に、その段ボールシートの幅方向に延びて段ボールシートの下面を支持する下部ローラと、その下部ローラの上側に上部ローラとを設け、前記下部ローラと上部ローラの一方を2本として平行に配置し、他方のローラを1本として一方の2本のローラ間に位置させて平行に配置し、前記下部ローラと上部ローラの少なくとも一方を昇降自在として下部ローラの外周上部と上部ローラの外周下部間の上下方向の間隔を調整自在とし、前記下部ローラと上部ローラとが段ボールシートを弾性変形の限界内で押圧して、一方の2本のローラに接する側の段ボールシートの表面が、その2本のローラの共通接線を越えて2本のローラ間に入り込むようなローラ位置関係を保つ状態で上部ローラと下部ローラを段ボールシートの走行方向に対して左右両方向に傾動自在とした段ボールシートの蛇行修正装置。
  2. 一方向に走行する連続した段ボールシートの走行路の両側に、その段ボールシートの走行方向に対して斜め方向にスライド可能とされ、かつ、そのスライド方向が相反する方向とされた一対のスライドブロックを設け、各スライドブロックの上面または下面に設けられた支軸のそれぞれを中心にして回転可能な一対の旋回台により前記段ボールシートの下面を支持する下部ローラと、その下部ローラの上側に配置された上部ローラのそれぞれ両端部を回転自在に支持し、その上部ローラと下部ローラの一方を2本として平行に配置し、他方のローラを1本として一方の2本のローラ間に位置させて平行に配置し、前記下部ローラと上部ローラの少なくとも一方を昇降自在に支持し、その昇降自在のローラを昇降動させる昇降装置を前記一対の旋回台で支持し、前記一対のスライドブロックの一方をスライドさせる移動装置を設けた段ボールシートの蛇行修正装置。
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