JP2009189657A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することにより、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できるようにする。
【解決手段】特別遊技実行後の遊技の状態を、特別遊技が開始された後、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に最初に当選したときに報知するようにした。したがって、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、「大当たり」か否かの抽選や、遊技者の操作に基づかずに遊技者に報知することができる。よって、特別遊技実行後の遊技の状態を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、「大当たり」後の遊技の状態を報知するために用いて好適なものである。
従来から、遊技球の始動入賞口への入賞を契機として抽選を行うと共に図柄の変動表示を開始し、抽選の結果に応じて、変動表示を開始した図柄を停止表示させるようにする遊技機がある。この種の遊技機では、抽選に当選し「大当たり」すると大入賞口を開放して特別遊技を実行し、遊技者に大きな利益を与える。そして、特別遊技が終了すると、抽選に当選するまで当該抽選の当選確率を通常遊技よりも高確率にする確変モード等に遊技状態が移行するようにしている。
以上のような遊技機において、特別遊技の実行後に、確変モードに遊技状態に移行するのか否かを、「大当たり」時に停止表示させる図柄によって遊技者に報知するようにする技術がある(特許文献1を参照)。
特開平7−194802号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載の技術では、「大当たり」か否かを表示する図柄の表示タイミングで(予め決められたタイミングで)、特別遊技の実行後の遊技状態を報知している。したがって、特別遊技の実行後の遊技状態を、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知することが困難であるという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することにより、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤の遊技領域に形成された始動入賞口と、前記始動入賞口に遊技球が入賞した後に、所定の遊技条件が成立したことに基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技実行判定手段と、前記特別遊技実行判定手段により、特別遊技を実行すると判定されると、前記遊技盤の遊技領域に形成された大入賞口を開放して特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、前記始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部と、前記遊技領域における、前記始動入賞口及び前記大入賞口とは異なる所定の通過領域を遊技球が通過すると抽選を行う第2の抽選手段と、前記第2の抽選手段による抽選の当選に基づいて、前記開閉部を開閉させる始動入賞口開閉手段と、前記特別遊技の実行が開始された後に、前記第2の抽選手段による抽選の結果に基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する報知手段とを有することを特徴とする。
かかる構成では、始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選の結果に基づいて、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する。したがって、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、「大当たり」か否かの抽選や、遊技者の操作に基づかずに遊技者に報知することができる。よって、特別遊技の実行後の遊技に関する情報を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できる。
また、請求項2に記載の発明は、前記始動入賞口に遊技球が入賞すると抽選を行う第1の抽選手段を有し、前記特別遊技実行判定手段は、前記第1の抽選手段による抽選の結果に基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定することを特徴とする。
かかる構成では、始動入賞口に遊技球が入賞したことにより行われる抽選の結果に基づいて実行された特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を、始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選の結果に基づいて報知する。したがって、例えば、所謂第一種パチンコ機における特別遊技の実行後の遊技に関する情報を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できる。
また、請求項3に記載の発明は、前記報知手段は、前記特別遊技が実行されているときに、前記第2の抽選手段による抽選に当選したことに基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする。
かかる構成では、特別遊技が実行されているときに、開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選したことに基づいて、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する。例えば、特別遊技が実行されているときには、開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選する確率を、当該特別遊技が実行される前の通常遊技を実行しているときと同じ確率にした場合、当該抽選に当選する確率は低くなり、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報が報知されづらくなり、遊技者にとってより一層予測困難なタイミングで特別遊技の実行後の遊技に関する情報を報知することができる。
具体的に、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報は、例えば、請求項4に記載の発明のように、前記第2の抽選手段による抽選に当選したとき、前記第2の抽選手段による当選に基づく前記開閉部の動作を開始させるとき、前記第2の抽選手段による当選に基づいて前記開閉部が動作しているとき、又は前記第2の抽選手段による当選に基づく前記開閉部の動作を終了させるときに、報知することができる。
また、請求項5に記載の発明は、前記開閉手段は、前記特別遊技が実行された後、所定の条件が成立するまでは、通常遊技よりも前記始動入賞口に遊技球を案内し易くするように前記開閉部を開閉させ、前記報知手段は、前記開閉部が、前記始動入賞口に遊技球を案内し易い状態になっているときに、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする。
かかる構成では、開閉部は、特別遊技が実行された後、所定の条件が成立するまでは、通常遊技よりも始動入賞口に遊技球を案内し易くするように動作する。そして、開閉部がこのような状態になっているときに、始動入賞口に遊技球を案内し易い状態になっているときに、開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選したことに基づいて、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する。このように、開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選する確率を高確率にしたり、開閉部の開放時間を長時間にしたりすること等で、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報が長期間報知されないことを可及的に防止することができる。
また、請求項6に記載の発明は、前記始動入賞口に遊技球が入賞すると、前記大入賞口を開閉する大入賞口開閉手段を有し、前記特別遊技実行判定手段は、前記大入賞口開閉手段により前記大入賞口が開いているときに当該大入賞口に入賞した遊技球が所定の領域を通過したか否かに基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定することを特徴とする。
かかる構成では、始動入賞口に遊技球が入賞することにより大入賞口が開いているときに当該大入賞口に入賞した遊技球が所定の領域を通過することに基づいて実行された特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を、始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選の結果に基づいて報知する。したがって、例えば、所謂第二種パチンコ機における特別遊技の実行後の遊技に関する情報を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できる。
また、請求項7に記載の発明は、前記特別遊技の実行が開始された後に、前記第2の抽選手段による抽選に当選したことに基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする。
かかる構成では、始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選したことに基づいて、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する。したがって、開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選に当選する確率を調整することにより、特別遊技の実行後の遊技に関する情報を報知するタイミングになる確率を異ならせることができる。
本発明によれば、特別遊技の実行が開始された後に、始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部を動作させるか否かを判断するための抽選の結果に基づいて、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知するので、特別遊技の実行後の遊技状態を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知できる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、遊技機の一例として、いわゆる第一種パチンコ機を例に挙げて説明する。
(遊技機100)
図1は、本実施形態の遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。
図1において、遊技機(パチンコ機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤160(ゲージ盤)と、遊技盤160を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
遊技盤160には、複数の釘101、風車102a、102b、普通図柄作動ゲート103、普通電動役物104、センター飾り部品105、特別図柄表示装置106、装飾図柄表示装置107、普通図柄表示装置108、外レール110、及び内レール109などが遊技部品として設けられている。また、遊技盤160には、一般入賞口111、始動入賞口112、大入賞口113、及びアウト口114が形成されている。
内レール109と外レール110は、発射された遊技球を、遊技領域115へ案内するためのものである。
釘101や、風車102a,102bは、遊技領域115の所定の位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図1の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び大入賞口113への遊技球の通過(以下、必要に応じて入賞と称する)や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
特別図柄表示装置106は、装飾図柄表示装置107の一側面に設けられており、例えば、特別図柄を表示する7セグメントLED116と、遊技球の始動入賞口112への入賞数を表示する4つのLED117とを備えて構成されている。ここで、特別図柄とは、遊技球の始動入賞口112への入賞を契機として行われる抽選の結果に応じて、「大当たり」を発生させるか否かを示すための図柄である。
本実施形態では、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づいて、7セグメントLED116を発光させて、「大当たり」に対応する特別図柄である「0」〜「7」の何れかと、「ハズレ」に対応する特別図柄である「−」とを変動表示させた後に、これらの特別図柄のうちの1つを停止表示させるようにしている。
また、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の保留数を表示する4つのLED117は、始動入賞口112に遊技球が入賞する度に順次発光し、また、特別図柄の変動表示を開始する際に順次消灯する。即ち、前記保留数の上限値に対応する4つのLED117の発光数により、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の現在の保留数を遊技者に報知する。このように、本実施形態では、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の保留数の上限値を4つとしている。そして、この保留数が4つである場合に始動入賞口112に遊技球が入賞した場合には、その遊技球の入賞に基づく抽選を行わずに、始動入賞口112への入賞に対応する数の賞球のみを行うようにしている。
装飾図柄表示装置107は、遊技者に視認されやすいように、遊技領域115のほぼ中央位置に設けられており、例えば、装飾図柄などの演出画像を表示する液晶表示装置を備えて構成されている。この装飾図柄表示装置107は、横一列に表示される3つの装飾図柄を、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに表示する。ここで、装飾図柄とは、前記抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。
本実施形態では、装飾図柄表示領域118a〜118cに、装飾図柄として、例えば「0」〜「9」、及び「A」〜「F」を、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」の順番で、図1の上から下に向けて変動表示させた後に、「0」〜「9」、及び「A」〜「F」の何れか1つを装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させるようにしている。そして、装飾図柄表示領域118a〜118cに、特定の装飾図柄の組み合わせが停止表示した場合に、「大当たり」としている。一方、装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示された装飾図柄の組み合わせが、前記特定の装飾図柄の組み合わせの何れにも該当しない場合には、「ハズレ」としている。
尚、本実施形態では、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄と、装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄とが意味する内容を一致させるようにしている。例えば、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄が「大当たり」を示すものであるならば、装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄も「大当たり」を示すものになるようにしている(即ち、前記特定の装飾図柄の組み合わせになるようにしている)。
以上のように、本実施形態では、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるようにして、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないようにしている。
また、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄だけでなく、装飾図柄の背景となる背景画像や、大当たりの期待感を遊技者に与えるようにするためのキャラクタ画像などの付随画像も演出画像として表示する。付随画像としては静止画像及び動画像の一方、または双方(例えば、静止した背景画像内でキャラクタ画像が変動する場合など)が表示可能である。具体的に、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄表示領域118a〜118cに装飾図柄を変動表示させるとともに、背景画像やキャラクタ画像(双方の場合もある)などの付随画像を表示させる。その後、装飾図柄表示領域118a、118cに同じ装飾図柄を停止表示させ、いわゆるリーチ状態を形成した場合、リーチ状態時のために用意された付随画像に切り換えて、「大当たり」への期待感を遊技者に与えた後に、変動中の残りの装飾図柄を装飾図柄表示領域118bに停止表示させる。このように、装飾図柄表示装置107は、「大当たり」への期待感を遊技者に与えられるように、様々な表示(演出)を行う。
装飾図柄表示装置107の下方には、普通電動役物104が設けられている。この普通電動役物104は、始動入賞口112へ遊技球を案内するために開閉動作する。
この普通電動役物104の下方には、大入賞口113が形成されている。この大入賞口113は、「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に、大入賞口扉120が倒伏して開放する。本実施形態では、特別遊技において、15回の単位遊技が実行されるようにしている。
センター飾り部品105は、装飾図柄表示装置107を保護したり、遊技機100を装飾したりするなどの役割を果たす。
普通図柄作動ゲート103は、例えば、普通図柄作動ゲート103内を遊技球が上から下へ向けて通過することが可能なように構成されている。
普通図柄表示装置108は、例えば、普通図柄を表示する7セグメントLED122と、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123とを備えて構成されている。ここで、普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、普通電動役物104を開放させるか否かを示すための図柄である。
普通図柄表示装置108は、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過に基づいて、7セグメントLED122を発光させて、普通図柄として例えば「7」及び「−」を交互に変動表示させた後に、「7」又は「−」の何れかを停止表示させる。そして、「7」が停止表示された場合に、「当たり」とし、普通電動役物104を開放させる。一方、「−」が停止表示された場合には、「ハズレ」とし、普通電動役物104を開放させない。
また、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123は、普通図柄作動ゲート103を遊技球が通過する度に順次発光し、また、普通図柄の変動表示を開始する際に順次消灯する。即ち、4つのLED123の発光数により、普通図柄作動ゲート103の通過数を遊技者に報知する。
一般入賞口111は、普通図柄作動ゲート103と、普通電動役物104との間に設けられており、この一般入賞口111に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が払い出される。
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、及び大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。尚、回収された遊技球は、遊技機100の外部に放出される。
遊技機枠は、外枠124、前枠125、透明板126、扉127、及び球皿ユニット128を備えている。
外枠124は、開口部分を有し、遊技機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構などにより、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
また、前枠125は、遊技球を発射させるための機構や、遊技盤160を着脱可能に収容させるための機構や、遊技球を誘導又は回収するための機構などを有する。
透明板126は、遊技盤160を保護するためのものであり、例えば透明なガラス板である。遊技者は、この透明板126を介して、遊技盤160の遊技領域115を透視しながら遊技を行う。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構などにより、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
球皿ユニット128は、前枠125の下方に設けられており、遊技球(貸球及び賞球)を一定量貯留する上球皿128a及び下球皿128b、遊技球を貯留するための機構、遊技球を発射させるための機構に遊技球を送り出すための機構、貯留中の遊技球を遊技者の操作に基づいて出球収容箱(いわゆるドル箱)に抜き出すための球抜き機構、上球皿128aにある遊技球を遊技者の操作に基づいて下球皿128bに送り出すための機構、発射ハンドル131、及び演出操作スイッチ132等を有する。また、球皿ユニット128は、スピーカ133も有する。スピーカ133は、演出としての効果音等の音情報を再生出力する。
演出操作スイッチ132は、いわゆるPUSHボタンであり、例えば、装飾図柄表示装置107に表示される演出画像に基づく操作を遊技者が行うためのものである。
発射ハンドル131は、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる際に遊技者により操作される。遊技者が発射ハンドル131を回動操作すると、回動角度に応じた速度で、遊技球が、内レール109及び外レール110により案内されて遊技領域115に向けて発射される。
(規定遊技の概要)
ここで、遊技機100における規定遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が上球皿132aに置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル131を、図1に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘101や風車102などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
そして、遊技球が、始動入賞口112に入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が上球皿128a又は下球皿128bに払い出されるとともに、特別図柄表示装置106と装飾図柄表示装置107が、図柄の変動表示を開始する。その後、特別図柄表示装置106に所定の特別図柄が停止表示するとともに、装飾図柄表示装置107に所定の装飾図柄の組み合わせ(例えば同じ装飾図柄)が停止表示すると、「大当たり」となり、通常遊技から特別遊技に遊技が移行する。
特別遊技では、大入賞口扉120が倒伏して、大入賞口113が開放する。この開放した大入賞口113に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、本実施形態では、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に特定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120が起立して、大入賞口113が閉鎖する。以下の説明では、前記特定個数が10個の場合、即ち、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120を起立させるようにする場合を例に挙げて説明する。
尚、本実施形態では、このような大入賞口113の開閉動作が15回行われるようにしている。
このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
また、遊技球が、普通図柄作動ゲート103を通過すると、普通図柄表示装置108(7セグメントLED122)が普通図柄の変動表示を開始する。その後、普通図柄表示装置108(7セグメントLED122)に所定の普通図柄(本実施形態では「7」)が停止表示すると、普通電動役物104が開閉動作を行う。普通電動役物104が開放すると、始動入賞口112の上方にある釘(いわゆる命釘)の間を通過しなくても、遊技球が始動入賞口112に入賞することが可能になる。
本実施形態では、特別遊技の実行後に、「確変モード」及び「時短モード」の何れかのモードに移行するようにしている。
ここで、「確変モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後に、「通常モード」よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成するようにするモードである。また、この「確変モード」では、特別遊技の実行後、次の特別遊技が開始するまでの間、普通電動役物104の動作を「通常モード」のときと異ならせて、始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにもしている。
一方、「時短モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後、例えば100回の特別図柄変動に関する遊技が実行されるまで、普通電動役物104の動作を「通常モード」と異ならせて、遊技球が始動入賞口112に入賞しやすい状態を形成し、前記所定の回数の遊技が実行されると「通常モード」に戻るモードをいう。
これら「確変モード」及び「時短モード」では、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間が「通常モード」よりも短くなるようにしている。
以上のように、特別遊技の実行後に「確変モード」に移行した場合には、次の特別遊技が開始するまで、持ち球を可及的に減らさないようにすることができる。また、「時短モード」に移行した場合でも、特別遊技の実行後、暫くの間は、持ち球を可及的に減らさないようにすることができる。
また、本実施形態では、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)を、「大当たり」時の装飾図柄の組み合わせで報知せず、後述するように、「大当たり」して特別遊技の実行が開始された後、普通電動役物104を最初に開放するタイミングに合わせて報知するようにしている。
尚、遊技球が、一般入賞口111に入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。また、遊技球が何れの入賞口にも入賞しなかった場合には、遊技球は、アウト口114に流入する。
(システム構成)
次に、遊技機100の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、遊技機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
遊技機100の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
(メイン制御基板201)
メイン制御基板201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインターフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
メインCPU201aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU201aは、ROM201bに記憶されているプログラム及びデータなどを読み出し、これらに基づいて遊技機100全体の制御を行う。
ROM201bには、メインCPU201aが、後述する図6〜図10に示す処理、及びその他の遊技の制御を行うのに必要なプログラム及びデータなどが記憶されている。また、RAM201cは、メインCPU201aが各種の制御を行うときのワークエリアなどとして用いられ、データなどを一時的に記憶する。
I/F回路201dは、メイン制御基板201と、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、及び払出制御基板206との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。ただし、メイン制御基板201とサブ制御基板202との間では、メイン制御基板201からサブ制御基板202への信号の送信は行われるが、サブ制御基板202からメイン制御基板201への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
また、I/F回路201dは、乱数発生器220に接続されており、乱数発生器220から発生した乱数を示す信号を受信する。
乱数発生器220は、ハードウェアの乱数発生器である。具体的に説明すると、乱数発生器220は、例えば、10進法で0〜65535の範囲の乱数を昇順に1つずつ(+1ずつ)一定時間毎に発生させる。また、0〜65535の範囲の乱数を発生させる周期(0〜65535の範囲の乱数を全て発生させるのに要する時間)は、例えば13[msec]である。
また、I/F回路201dは、遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から、受電基板207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力によりメイン制御基板201は後述する各種の処理を行うことが可能になる。
(サブ制御基板202)
サブ制御基板202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプ202h、及びインターフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプ202hは、音源回路202gに接続されている。更に、I/F回路202iには、受電基板207、電飾基板208、及び演出操作スイッチ132が接続されている。
サブCPU202aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU202aは、ROM202bに記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板202全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。
ROM202bには、サブCPU202aが、後述する図11に示す処理、及びその他の遊技中の演出を実行するのに必要なプログラムや、種々のデータが記憶されている。また、RAM202cは、サブCPU202aが各種の制御を行うときのワークエリアなどとして用いられ、データなどを一時的に記憶する。
尚、ROM202b及びRAM202cとしては、それぞれメイン制御基板201に設けられたROM201b及びRAM201cと同一のものを用いてもよいが、これらよりも容量の大きいものを用いるのが好ましい。
I/F回路202iは、メイン制御基板201からの信号の受信の際に、タイミングの制御などを行う。
I/F回路202iは、演出操作スイッチ132の操作を検出し、その検出信号をサブCPU202aに送信する。これにより、サブCPU202aは、演出操作スイッチ132の操作などを認識することができる。
装飾図柄表示装置107は、液晶表示装置を備えて構成され、画像制御プロセッサ202dに接続されている。画像データROM202eには、装飾図柄表示装置107に表示されるキャラクタ、文字、及び背景などの画像データが記憶されている。
また、ビデオRAM202fは、装飾図柄表示装置107に表示しようとする画像を、画像制御プロセッサ202dが作成するときに用いられるメモリである。画像データROM202eから読み出された画像データは、ビデオRAM202fに展開され、展開された画像データに基づく画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。尚、液晶表示装置の代わりに、例えばプラズマディスプレイなどを用いて装飾図柄表示装置107を構成するようにしてもよいということは言うまでもない。
音源回路202gは、遊技の演出に応じた音声信号を生成するためのものであり、アンプ202hに接続されている。音源回路202gで生成された音声信号に基づく音声は、アンプ202hで増幅され、スピーカ133から出力される。
更に、本実施形態では、演出用周辺機器として、スピーカ133の他に、遊技の状態に応じて点灯又は消灯する電飾部品130が設けられている。電飾部品130としては、例えば、リーチ状態が形成された場合に点灯する電飾部品(LED)、特別遊技の実行中に点灯する電飾部品(LED)、賞球時に点灯する電飾部品(LED)などが挙げられる。
尚、これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出の出力を行うものであり、サブ制御基板202によってのみ制御され、メイン制御基板201によっては制御されない。
また、前述したように、メイン制御基板201からサブ制御基板202への信号の送信は行われるが、サブ制御基板202からメイン制御基板201への信号の送信は行われない。また、I/F回路202iは、遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から、受電基板207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力によりサブ制御基板202は後述する各種の処理を行うことが可能になる。
(電飾基板208)
電飾基板208には、前述した電飾部品130が接続されており、遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
(入賞口基板203)
入賞口基板203には、始動入賞口112への遊技球の入賞を検出するセンサである始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲート114への遊技球の通過を検出するセンサである普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口111への遊技球の入賞を検出するセンサである一般入賞口スイッチ212と、大入賞口113への遊技球の入賞を検出するセンサである大入賞口スイッチ213とが接続されている。
入賞口基板203は、これら始動入賞口スイッチ210、普通図柄作動ゲートスイッチ211、一般入賞口スイッチ212、及び大入賞口スイッチ213から送信された信号に基づいて、遊技球がどの領域を通過したのかを識別し、識別した結果を示す遊技球通過信号をメイン制御基板201に送信する。
更に、入賞口基板203には、普通電動役物104を開放させるための普通電動役物ソレノイド215と、大入賞口113を開放させるための大入賞口ソレノイド216とが接続されている。
入賞口基板203は、メイン制御基板201から普通電動役物開放指示信号を入力すると、普通電動役物104を駆動させるための電流を普通電動役物ソレノイド215に出力する。これにより、普通電動役物104が開閉動作を行う。
また、入賞口基板203は、メイン制御基板201から大入賞口開放指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流を大入賞口ソレノイド216に出力する。これにより、大入賞口113が開放する。一方、メイン制御基板201から大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流の出力を中止する。これにより、大入賞口113が閉鎖する。
(LED駆動基板204)
LED駆動基板204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動基板204は、後述するようにしてメイン制御基板201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLED116や、入賞数を表示する4つのLED117を発光させる。また、LED駆動基板204は、メイン制御基板201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて、普通図柄表示装置108に配設されている7セグメントLED122や、ゲート通過数を表示する4つのLED123を発光させる。
(発射制御基板205)
発射制御基板205には、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル131に接続されている。発射制御基板205は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号をメイン制御基板201に送信する。これにより、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が操作されたことを認識する。
そして、メイン制御基板201は、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していない場合に発射許可信号を発射制御基板205に送信する。そうすると、発射制御基板205は、遊技球が遊技領域115に向けて発射されるように発射ハンドル131を制御する。
一方、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留している場合には、メイン制御基板201は、発射不許可信号を発射制御基板205に送信する。これにより、発射制御基板205は、遊技球が遊技領域115に向けて発射されないように発射ハンドル131を制御する。
(払出制御基板206)
払出制御基板206は、後述するようにしてメイン制御基板201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が上球皿128a又は下球皿128bに払い出されるように、遊技機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を上球皿128a又は下球皿128bに払い出す。
尚、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、及び払出制御基板206は、受電基板207を介して電源装置209から供給された電力に基づいて動作する。
(受電基板207)
受電基板207は、遊技機100の内部に配置されている電源スイッチ219がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、前述したように、メイン制御基板201、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、及び電飾基板208に分配する。
次に、メイン制御基板201の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板201の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(入賞判定部301)
入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部301は、前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、及び大入賞口113何れを通過したのかを判定する。
入賞判定部301は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(払出指示部303)
払出指示部303は、入賞判定部301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
また、遊技球が一般入賞口111を通過したと入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。更に、遊技球が大入賞口113を通過したと入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。
これにより、払出制御基板206は、前記賞球数信号に示されている賞球数に応じた払い出しがなされるように、払出装置218を制御する。
払出指示部303は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(特別図柄抽選部304)
特別図柄抽選部304は、入賞判定部301により、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと判定されると、そのときに乱数発生器220で発生している乱数を取得して抽選を行う。本実施形態では、乱数発生器220から取得した乱数は、特別図柄の当否に係る乱数と、特別図柄変動パターン決定用の乱数と、特別図柄決定用の乱数との3つの乱数を兼ねたものである。
特別図柄抽選部304は、RAM202c内の特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が一つも記憶されていない場合、取得した乱数を当選判定部305に出力する。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されている場合には、取得した乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。本実施形態では、この特別図柄抽選部304で取得した乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の記憶順が識別できるようにしている。そして、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を、当選判定部305に出力するとともに、出力した乱数を前記特別図柄用乱数記憶領域から削除する。
特別図柄抽選部304は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部305)
当選判定部305は、特別図柄抽選部304から乱数が出力されると、その乱数に対応する変動パターンを、抽選テーブル314から取得する。抽選テーブル314には、乱数発生器220から取得される乱数(乱数の範囲)と、変動パターンとが互いに対応付けられて登録されている。ここで、変動パターンは、『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのか』と、『特別図柄の変動表示時間(以下、特別図柄変動表示時間と称する)』とを少なくとも識別可能なものである。すなわち、抽選テーブル314に登録されている変動パターンには、少なくともこれら2つの情報が予め紐付けられている。
当選判定部305は、この抽選テーブル314から取得した変動パターンに基づいて、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。そして、当選判定部305は、「大当たり」に該当する場合には、特別遊技を実行した後に「確変モード」及び「時短モード」の何れのモード(遊技状態)に移行するのかを判断する。そして、「大当たり」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されているボーナスフラグをオンすると共に遊技情報報知フラグをオンする。ここで、遊技情報報知フラグがオンされることにより、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)を報知することが示される。尚、以下の説明では、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)を報知することを、必要に応じて、特別遊技実行後の遊技の状態を報知すると称する。
また、「確変モード」に移行する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグをオンする。一方、「時短モード」に移行する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている時短フラグをオンする。
更に、当選判定部305は、抽選テーブル314から取得した変動パターンに基づいて特別図柄変動表示時間を判定し、更に特別図柄を判定する。特別図柄変動表示時間としては、例えば5秒、10秒、20秒、30秒、40秒が規定されている。また、停止表示させる特別図柄は、「ハズレ」に相当する「−」又は「当たり」に相当する「0」〜「7」である。
また、本実施形態では、「確変モード」に移行している場合と、その他の場合(「時短モード」に移行している場合、及び「通常モード」を行っている場合)とで異なる抽選テーブル314を用いて、前述した「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかの判定を行うようにしている。
具体的に説明すると、本実施形態では、「確変モード」に移行している場合に使用する抽選テーブル(以下では、確変用抽選テーブルと称する)314と、「時短モード」に移行している場合、及び「通常モード」で遊技を行っている場合に使用する抽選テーブル314(以下では、通常用抽選テーブルと称する)との2つの抽選テーブルが設けられている。
そして、「確変モード」に移行している場合の方が、「時短モード」に移行している場合、及び「通常モード」で遊技を行っている場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、前記2つの抽選テーブルの内容が設定されている。
尚、当選判定部305は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。抽選テーブル314は、メイン制御基板201に設けられているROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄表示指示部306)
特別図柄表示指示部306は、当選判定部305により判定された結果に基づいて、特別図柄変動表示時間と、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄とを決定する。
本実施形態では、確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(前記「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、そうでない場合よりも(前記「通常モード」で遊技を行っている場合よりも)、特別図柄変動表示時間を格段に短くするようにしている。
ここで、前述したように、「大当たり」に該当した場合には、「0,1,2,3,4,5,6,7」のいずれか1つを特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、「−」を特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。
そして、特別図柄表示指示部306は、このようにして決定した停止図柄や、特別図柄変動表示時間等に基づく表示パターンを形成し、この表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106におけるLED116は、前記特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示を行う。
特別図柄表示指示部306は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(大入賞口開放指示部307)
大入賞口開放指示部307は、当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定され、フラグ記憶部302内のボーナスフラグがオンされると、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放する。
その後、例えば10個の遊技球が大入賞口113を通過したと判断するか、又は大入賞口113が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、大入賞口113が閉鎖する。
そして、大入賞口開放指示部307は、大入賞口113が15回開放されたか否かを判定する。即ち、15回の単位遊技が消化したか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技における全ての単位遊技が消化していない場合には、大入賞口開放指示部307は、前記大入賞口開放指示信号を入賞口基板203に送信して、次の単位遊技に移行させ、前述したようにして大入賞口113を開閉させるための動作を全ての単位遊技が消化するまで繰り返し行う。
一方、特別遊技の全ての単位遊技が消化した場合には、特別遊技が終了したので、大入賞口113を開放させない。
大入賞口開放指示部307は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(時短動作計数部308)
時短動作計数部308は、「時短モード」における遊技回数を計数し、「時短モード」が終了したか否かを判定する。ここで、遊技回数とは特別図柄抽選部304における抽選結果の出力回数をいう。
具体的に時短動作計数部308は、フラグ記憶部302を参照し、時短フラグがオンの状態でボーナスフラグがオフされると、特別図柄抽選部304における抽選結果が出力されるたびに時短回数に1を加算する。即ち、現在の遊技が、「時短モード」における何遊技目に該当するのかを計数する。そして、加算値が規定値と一致するか否かを判定する。この判定の結果、これらが一致する場合には、現在の遊技で「時短モード」が終了であるので、時短動作計数部308は、フラグ記憶部302に記憶されている時短フラグをオフする。尚、前記において、規定値とは、「時短モード」における遊技回数の規定値をいい、その値は、例えば「100」である。
また、時短動作計数部308は、以上のようにして計数を行っている最中に、ボーナスフラグがオンされると、その計数を中止するとともに、計数値をリセットする。計数を行っている最中に、ボーナスフラグがオンされたということは、「時短モード」中に「大当たり」になったということであるので、現在の遊技が、「時短モード」における何遊技目に該当するのかを計数する必要がないからである。
尚、時短動作計数部308は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄抽選部309)
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、前記普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されていない場合には(即ち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部310に出力する。
一方、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が、3つ以下の場合には、その取得した乱数を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させる。このように、本実施形態では、この普通図柄抽選部309で取得した乱数を、前記普通図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の記憶順を識別できるようにしている。そして、普通図柄抽選部304は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を、当選判定部310に出力するとともに、出力した乱数を前記普通図柄用乱数記憶領域から削除する。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部310)
当選判定部310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
本実施形態では、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が、「通常モード」で遊技を行っている場合よりも、「当たり」になる確率が格段に高くなるように、当選判定部310で使用される各抽選テーブルの内容が設定されている。これにより、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の普通図柄の当選確率が高くなる。したがって、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が、「通常モード」で遊技を行っている場合よりも、普通電動役物104の開放頻度が高くなり、可及的に持ち球を減らさずに、遊技を進行させることができるようになる。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄表示指示部311)
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部310により判定された抽選結果に基づいて、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄を決定し、普通図柄抽選部309に送信する。
本実施形態では、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、それらがオンされていない場合よりも(「通常モード」で遊技を行っている場合よりも)、前記普通図柄変動表示時間を格段に短くするようにしている。
ただし、「確変モード」又は「時短モード」時の普通電動役物104の動作が、「通常モード」時の普通電動役物104の動作よりも遊技者にとって有利になるようにしていれば、必ずしも前述したようにする必要はない。例えば、普通電動役物104の当選確率、開放時間、及び開放回数の何れか1つ又は2つを、「確変モード」又は「時短モード」時と「通常モード」時とで異ならせるようにしてもよい。
また、当選判定部310の判定の結果、「当たり」に該当する場合には、例えば「7」を普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、例えば「−」を普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定するようにしている。
普通図柄表示指示部311は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(普通電動役物駆動指示部312)
普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、当選判定部310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ及び時短フラグの状態に応じて普通電動役物104の動作態様を異ならせるようにしている。
また、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、それらがオンされていない場合よりも(「通常モード」で遊技を行っている場合よりも)、始動入賞口112に遊技球が入賞し易くなるように普通電動役物104の動作態様を決定するようにしている。
そして、普通電動役物駆動指示部312は、決定した動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。
普通電動役物駆動指示部312は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(演出コマンド生成部313)
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定された結果と、当選判定部305で判定された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間と、時短動作計数部308で計数された遊技回数(「時短モード」における遊技回数)等に基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
前述したように、本実施形態では、当選判定部305は、始動入賞口112に遊技球が入賞したときに乱数発生器220で発生した乱数に対応する変動パターンを抽選テーブル314から取得する。そうすると、演出コマンド生成部313は、その変動パターンを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信(出力)する。
また、本実施形態では、始動入賞口112に遊技球が入賞したことが、入賞判定部301によって判定されると、演出コマンド生成部313は、そのことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板に送信(出力)する。
更に、本実施形態では、当選判定部310の判定の結果、「当たり」に該当するときに、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされている場合、演出コマンド生成部313は、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであることを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信(出力)する。そして、演出コマンド生成部313は、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグをオフする。
演出コマンド生成部313は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
次に、サブ制御基板202の機能的な構成について説明する。図4は、サブ制御基板202の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(演出コマンド解析部701)
演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析し、解析した結果を、装飾図柄決定部702、演出表示パターン決定部703、音声生成部706、遊技情報報知判定部707に出力する。
具体的に演出コマンド解析部701は、例えば、変動パターンを示す演出コマンドをメイン制御基板201から入力すると、その変動パターンに予め紐付けられている情報(『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのかを示す情報』と、『特別図柄変動表示時間を示す情報』)を例えばROM202bから読み出す。そして、演出コマンド解析部701は、当該遊技で「大当たり」するか否かということと、特別図柄変動表示時間とを判断し、判断した結果を、装飾図柄決定部702、演出表示パターン決定部703、音声生成部706、及び遊技情報報知判定部707に出力する。
また、メイン制御基板201から、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態を含む演出コマンドが入力されると、演出コマンド解析部701は、そのフラグの状態に基づいて、当該遊技が、特別遊技及び通常遊技の何れであるのかということと、当該遊技の遊技状態が「確変モード」、「時短モード」、及び「通常モード」の何れかであるのかを判断し、判断した結果を、装飾図柄決定部702、演出表示パターン決定部703、音声生成部706、及び遊技情報報知判定部707に出力する。
また、メイン制御基板201から、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであることを含む演出コマンドが入力されると、演出コマンド解析部701は、そのことを示す情報を遊技情報報知判定部707に出力する。
尚、演出コマンド解析部701が行う処理はこれらに限定されるものではなく、コマンドの内容に応じた処理が適宜実行されることになる。
演出コマンド解析部701は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(遊技情報報知判定部707)
遊技情報報知判定部707は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)の報知を開始する場合には、遊技情報報知継続フラグをオンする。前述したように、遊技情報報知継続フラグがオンされることにより、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)の報知を継続する状態であることが示される。一方、遊技情報報知継続フラグがオフされることにより、特別遊技の実行後に「確変モード」及び「時短モード」の何れに移行したか(又は移行するか)の報知を行わない状態であることが示される。
また、遊技情報報知判定部707は、演出コマンド解析部701から出力される情報に基づいて、「確変モード」のときに「大当たり」して「ボーナスフラグ」がオンされたと判定した場合に、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了すると判定する。更に、遊技情報報知判定部707は、演出コマンド解析部701から出力される情報に基づいて、「時短モード」のときに「大当たり」して「ボーナスフラグ」がオンされたと判定した場合、又は「時短モード」から「通常モード」に移行したと判定した場合にも、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了すると判定する。そして、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了すると判定すると、遊技情報報知判定部707は、遊技情報報知継続フラグをオフする。
遊技情報報知判定部707は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(装飾図柄決定部702)
装飾図柄決定部702は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する。本実施形態では、演出コマンド解析部701から出力された『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのかを示す情報』が、「大当たり」を示すものである場合には、例えば「000」、「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」、「777」、「888」、「999」、「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」、「EEE」、「FFF」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
一方、演出コマンド解析部701から出力された『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのかを示す情報』が、「ハズレ」を示すものである場合には、3つの装飾図柄が同じにならない組み合わせを装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
尚、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせの決定は、例えば抽選により行うようにすればよい。
装飾図柄決定部702は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(演出表示パターン決定部703)
演出表示パターン決定部703は、装飾図柄決定部702により、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンド解析部701から出力された『特別図柄変動表示時間を示す情報』に応じて、演出表示パターン記憶部704に記憶されている複数の演出表示パターンの1つを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。演出表示パターン記憶部704に記憶されている演出表示パターンには、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)等が設定されている。
本実施形態では、演出表示パターン決定部703は、遊技情報報知継続フラグがオンされている場合には、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を含む演出表示パターンを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。
図5は、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像の一例を示す図である。
図5の左図に示すように、遊技情報報知継続フラグがオフされている場合には、図1に示したように、装飾図柄表示領域118a〜118cに装飾図柄を変動表示させる。その後、遊技情報報知判定部707により、特別遊技実行後の遊技の状態を報知すると判定され、遊技情報報知継続フラグがオンされると、図5の右図に示すように、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を遊技情報表示領域118dに表示する。図5(a)では、特別遊技実行後の遊技の状態が「確変モード」であることを示し、図5(b)では、特別遊技実行後の遊技の状態が「時短モード」であることを示している。本実施形態では、遊技情報報知継続フラグがオンされている間は、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を遊技情報表示領域118dに表示するようにしている。そして、遊技情報報知継続フラグがオフされると、図5の左図に示すように、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像の表示を終了する。
演出表示パターン決定部703は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現され、演出表示パターン記憶部704は、サブ制御基板202に設けられているROM202bを用いることにより実現される。
(画像生成部705)
画像生成部705は、装飾図柄決定部702で決定された装飾図柄の組み合わせ、演出表示パターン決定部703で決定された演出表示パターン、及び演出コマンド解析部701から出力された情報などに基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データなどを生成する。
例えば、規定遊技時には、画像生成部705は、装飾図柄表示装置107で停止表示させる装飾図柄の組み合わせが装飾図柄決定部702で決定され、且つ表示パターンが演出表示パターン決定部703で決定された場合には、これらの内容に応じた装飾図柄が表示されるような画像データを生成する。
尚、画像生成部705で生成される画像データは、以上のような演出画像を表示するものに限定されるものではない。
画像生成部705は、例えば、サブ制御基板202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
(音声生成部706)
音声生成部706は、演出コマンド解析部701から出力された演出コマンドに関する情報に基づいて、音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部701から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、演出表示パターン決定部703により決定された演出表示パターンに合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
尚、音声生成部706で生成される音声データはこれらに限定されるものではない。
また、音生成部706は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、音源回路202g、及びアンプ202hを用いることにより実現される。
尚、メイン制御基板201及びサブ制御基板202に、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
次に、図6〜図11のフローチャートを参照しながら、以上のようにして構成された本実施形態の遊技機100における処理動作の一例について説明する。
(メイン制御基板201の処理動作)
図6は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図6のステップS1において、メイン制御基板201は、遊技球発射処理を行う。この遊技球発射処理の具体例を説明すると、まず、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを示す前記発射操作検出信号が、発射制御基板205から送信された後に、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留しているか否かを判定する。
この判定の結果、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していない場合には、メイン制御基板201は、発射許可信号を発射制御基板205に送信するとともに、遊技球が遊技領域115に向けて発射されたことを示す演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。これにより、遊技球が遊技領域115中に発射されるとともに、遊技中の演出が開始する。
一方、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留している場合には、メイン制御基板201は、発射不許可信号を発射制御基板205に送信するとともに、遊技球が遊技領域115中に発射できないことを示す演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。この場合には、遊技者が発射ハンドル131を操作しても、遊技球が遊技領域115に向けて発射されない。また、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していることを、電飾部品130を点灯させることで遊技者に報知する。
次に、ステップS2において、メイン制御基板201は、一般入賞処理を行う。この一般入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、一般入賞口111に入賞した場合に行われる処理である。一般入賞処理の詳細については、図7を用いて後述する。
次に、ステップS3において、メイン制御基板201は、普通図柄作動ゲート通過処理を行う。この普通図柄作動ゲート通過処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、普通図柄作動ゲートを通過した場合に行われる処理である。普通図柄作動ゲート通過処理については、図8−1及び図8−2を用いて後述する。
次に、ステップS4において、メイン制御基板201は、始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、始動入賞口112に入賞した場合に行われる処理である。始動入賞処理の詳細については、図9−1及び図9−2を用いて後述する。
次に、ステップS5において、メイン制御基板201は、特別遊技実行処理を行う。この特別遊技実行処理は、特別図柄表示装置106及び装飾図柄表示装置107に所定の図柄が停止表示されて「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に行われる処理である。特別遊技実行処理の詳細については、図10を用いて後述する。
以上のように、メイン制御基板201では、初期化処理を行った後は、遊技球発射処理、一般入賞処理、普通図柄作動ゲート通過処理、始動入賞処理、及び特別遊技実行処理を繰り返し行うが、以下の図7〜図10に示すように、本実施形態では、遊技の状態に応じて、不必要な処理を省略しながら、各処理を繰り返し実行するようにしている。また、本実施形態では、4[msec]毎に割り込み信号を発生させて、図6のフローチャートによる処理を実行している。
(一般入賞処理)
次に、図7のフローチャートを参照しながら、図6のステップS2における一般入賞処理の詳細について説明する。
図7のステップS11において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS12に進み、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、電飾部品130を点灯させるなどして、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS12の処理を行う必要がないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
(普通図柄作動ゲート通過処理)
次に、図8−1、図8−2のフローチャートを参照しながら、図6のステップS3における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図8−1のステップS21において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定する、この判定の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS22に進み、普通図柄抽選部309は、乱数を発生させて抽選を行う(即ち乱数の取得を行う)。
次に、ステップS23において、普通図柄抽選部309は、普通図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、普通図柄が変動表示中の場合には、ステップS24に進み、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。この判定の結果、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS25に進み、普通図柄抽選部309は、普通図柄の抽選結果(ステップS22で取得した乱数)を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させて、図6に示したメインフローチャートに戻る。
尚、ステップS24において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
一方、ステップS23において、普通図柄が変動表示中でないと判定された場合には、ステップS26に進み、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS27に進み、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS28に進み、普通図柄抽選部309は、普通図柄の抽選結果(ステップS22で取得した乱数)を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
次に、ステップS29において、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS30に進む。
一方、ステップS26において、乱数が記憶されていないと判定した場合には、ステップS27〜S29を省略してステップS30に進む。
また、ステップS27において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
以上のようにして、普通図柄の抽選結果(乱数)が得られると、ステップS30に進み、普通図柄抽選部309は、得られた乱数を当選判定部310に出力する。
次に、ステップS31において、当選判定部310は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグまたは確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」または「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS32に進み、当選判定部310は、「時短モード」または「確変モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンされていないと判定した場合には、「通常モード」であると判断して、ステップS33に進み、当選判定部310は、「通常モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
以上のように、ステップS32、ステップS33で抽選テーブルを選択すると、図8−2のステップS34に進み、当選判定部310は、ステップS30で普通図柄抽選部309から出力された抽選の結果(乱数)が、選択した抽選テーブルにおいて「当たり」に該当するのか否かを判定する。即ち、普通図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
この判定の結果、普通図柄の抽選に当選した場合には、ステップS35に進み、演出コマンド生成部313は、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグがオフされている場合には、ステップS36、S37を省略してステップS38に進む。一方、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされている場合には、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであると判定し、ステップS36に進む。ステップS36に進むと、演出コマンド生成部313は、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであることを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信(出力)する。
次に、ステップS37において、演出コマンド生成部313は、フラグ記憶部302に記憶されている遊技情報報知フラグをオフする。
次に、ステップS38において、普通図柄表示指示部311と普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。更に、普通図柄表示指示部311と普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。即ち、「時短モード」または「確変モード」のいずれかに移行中であるか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされており、「時短モード」または「確変モード」に移行中である場合には、ステップS39に進む。ステップS39において、「時短モード」に移行中である場合には、普通図柄表示指示部311は、「時短モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。また、演出コマンド生成部313は、ステップS34の判定結果に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
一方、「確変モード」に移行中である場合には、普通図柄表示指示部311は、「確変モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。また、演出コマンド生成部313は、ステップS34の判定結果に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS40において、普通電動役物駆動指示部312は、「時短モード」または「確変モード」におけるデフォルトの動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。尚、前記普通電動役物開放信号は、普通図柄表示装置108に普通図柄が停止表示した後に送信される。
また、ステップS38において、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンでないと判定された場合には、「通常モード」であるので、ステップS41に進み、普通図柄表示指示部311は、「通常モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。また、演出コマンド生成部313は、ステップS34の判定結果に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS42において、普通電動役物駆動指示部312は、「通常モード」におけるデフォルトの動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。尚、前記普通電動役物開放信号は、普通図柄表示装置108に普通図柄が停止表示した後に送信される。
ステップS34において、普通図柄の抽選に当選していないと判定された場合には、ステップS43に進み、普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。更に、普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。これらの判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされており、「時短モード」または「確変モード」に移行中である場合には、ステップS44に進み、普通図柄表示指示部311は、「時短モード」または「確変モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。また、演出コマンド生成部313は、ステップS34の判定結果に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS43において、時短フラグ及び確変フラグがいずれもオンでないと判定された場合には、「通常モード」であるので、ステップS45に進み、普通図柄表示指示部311は、「通常モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。また、演出コマンド生成部313は、ステップS34の判定結果に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
図8−1のステップS21において、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過していないと判定された場合には、ステップS46に進み、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている前記普通図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS47に進む。一方、乱数が記憶されていない場合には、図6に示したメインフローチャートに戻る。ステップS47において、普通図柄抽選部309は、普通図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、普通図柄が変動表示中でない場合には、前述したステップS29に進む。一方、普通図柄が変動表示中の場合には、図6に示したメインフローチャートに戻る。
(始動入賞処理)
次に、図9−1、図9−2のフローチャートを参照しながら、図6のステップS4における始動入賞処理の詳細について説明する。
図9−1のステップS61において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が始動入賞口112に入賞した場合には、ステップS62に進み、特別図柄抽選部304は、乱数発生器220で発生している乱数に基づいて抽選を行う。
次に、ステップS63において、特別図柄抽選部304は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオフされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオフされている場合には、ステップS64に進み、特別図柄抽選部304は、特別図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、特別図柄が変動表示中の場合には、ステップS65に進み、特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する(抽選の結果の保留があるか否かを判定する)。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS66に進み、特別図柄抽選部304は、抽選の結果(ステップS62で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
一方、ステップS63において、ボーナスフラグがオフされていない(オンされている)と判定した場合には、特別遊技の実行中であるので、ステップS65に進む。
尚、ステップS65において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うこともできないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
一方、ステップS64において、特別図柄が変動表示中でないと判定された場合には、ステップS67に進み、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS68に進み、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS69に進み、特別図柄抽選部304は、抽選の結果(ステップS62で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
次に、ステップS70において、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS71に進む。
一方、ステップS67において、乱数が記憶されていないと判定した場合には、ステップS68〜S70を省略してステップS71に進む。
また、ステップS68において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うことができないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
以上のようにして、抽選の結果(乱数)が得られると、ステップS71に進み、特別図柄抽選部304は、得られた乱数を当選判定部305に出力する。
次に、ステップS72において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、確変フラグがオンされている場合には、「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS73に進み、当選判定部305は、「確変モード」である場合に使用する確変用抽選テーブル314を抽出する。
一方、確変フラグがオンされていない場合には、ステップS74に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグがオンされている場合には、「時短モード」に移行中であると判断して、ステップS75に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短回数に1を加算する。即ち、現在の遊技が「時短モード」における何遊技目に該当するのか(「時短モード」における遊技回数)を計数する。そして、演出コマンド生成部313は、この「時短モード」における遊技回数を示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS76において、当選判定部310は、「時短モード」である場合に使用する通常用抽選テーブル314を抽出する。
次に、ステップS77において、当選判定部305は、時短動作計数部308の計数値を参照することにより、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了したか否かを判定する。この判定の結果、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了した場合には、ステップS78に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオフする。
尚、ステップS77において、規定の遊技回数を消化していないと判定した場合には、「時短モード」が継続中であるので、ステップS78の処理を省略する。
また、ステップS74において、時短フラグがオンされていないと判定した場合には、「通常モード」であるので、ステップS79に進み、当選判定部305は、「通常モード」で使用する通常用抽選テーブル314を抽出する。
以上のように、ステップS73、S76、S79で抽選テーブル314を抽出すると、図9−2のステップS80に進み、当選判定部305は、ステップS71で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(乱数)に対応する変動パターンを、抽出した抽選テーブル314から取得し、取得した変動パターンに基づいて、「大当たり」か否かを判定する。
この判定の結果、「大当たり」である場合には、ステップS81に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオンする。そしてステップS82に進む。一方、「大当たり」していない場合には、このステップS81の処理を省略してステップS82に進む。
そして、ステップS82において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、遊技情報報知フラグをオンする。
次に、ステップS83において、特別図柄表示指示部306は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグ又は確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグ又は確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」又は「確変モード」のうちの何れかのモードを実行している最中であるので、ステップS84に進み、特別図柄表示指示部306は、ステップS80、S83による判定結果に基づいて、時短、確変モード用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、前記特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。
一方、時短フラグ又は確変フラグがオンされていない場合には、「通常モード」であるので、ステップS85に進み、特別図柄表示指示部306は、ステップS80、S83による判定結果に基づいて、「通常モード」用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。
ステップS86において、演出コマンド生成部313は、ステップS80で当選判定部305により取得された変動パターンを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS87において、特別図柄表示装置106は、特別図柄を変動表示させた後に、停止表示すべき特別図柄を停止表示する。また、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS88において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされている場合には、ステップS89に進み、当選判定部305は、「確変モード」に移行することを示す特別図柄(いわゆる確変図柄)が特別図柄表示装置106に停止表示されたか否かを判定する。
この判定の結果、確変図柄が特別図柄表示装置106に停止表示された場合には、ステップS90に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグをオンする。また、演出コマンド生成部313は、特別遊技を実行した後に、確変モードに移行することを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107は、特別遊技を実行した後に、確変モードに移行することを装飾図柄表示装置107に表示する。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
一方、確変図柄が停止表示されていない場合には、「時短モード」に移行するので、ステップS91に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオンする。また、演出コマンド生成部313は、特別遊技を実行した後に、時短モードに移行することを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107は、特別遊技を実行した後に、時短モードに移行することを装飾図柄表示装置107に表示する。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
尚、図9−1のステップS61において、遊技球が始動入賞口112を通過していないと判定された場合には、ステップS92に進み、特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS93に進む。そして、特別図柄抽選部304は、特別図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、特別図柄が変動表示中でない場合には、前述したステップS70に進む。
一方、ステップS92において乱数が記憶されていない場合と、ステップS93において特別図柄が変動表示中であると判定された場合には、ステップS62以降の処理を行う必要がないので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
(特別遊技実行処理)
次に、図10のフローチャートを参照しながら、図6のステップS5における特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図10のステップS101において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされていない場合には、ステップS102以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、図6に示したメインフローチャートに戻る。
一方、ボーナスフラグがオンされている場合には、ステップS102に進む。ステップS102において、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放され、15ラウンドからなる特別遊技のうちの1ラウンド(単位遊技)が開始する。
次に、ステップS103において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。
この判定の結果、遊技球が大入賞口113を通過した場合には、ステップS104に進み、演出コマンド生成部313は、遊技球が大入賞口113を通過したことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、遊技球が大入賞口113を通過したことを示す映像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、15個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
尚、ステップS103において、遊技球が大入賞口113に入賞していないと判定された場合には、ステップS104の処理を省略してステップS105に進む。
次に、ステップS105において、大入賞口開放指示部307は、大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過したか否かを判定する。この判定の結果、所定時間が経過している場合には、単位遊技の終了であるので、ステップS106に進み、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、大入賞口113が閉鎖される。
次に、ステップS107において、大入賞口開放指示部307は、特別遊技における全ての単位遊技(即ち、特別遊技)が終了したか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技が終了した場合には、ステップS108に進み、演出コマンド生成部313は、特別遊技の終了を示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、特別遊技の終了を示す映像が、装飾図柄表示装置107に表示される。
そして、ステップS109において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオフし、図6に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS105において、大入賞口113が開放されてから所定時間が経過していないと判定した場合には、ステップS110に進み、大入賞口開放指示部307は、入賞判定部301から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、10個以上の遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。この判定の結果、大入賞口113を通過した遊技球が10個以上である場合には、単位遊技の終了であるので、前述したステップS106に進み、大入賞口113を閉鎖させる。
一方、大入賞口113を通過した遊技球が10個以上でない場合には、単位遊技が継続中であるので、図6に示したメインフローチャートに戻る。
また、ステップS107において、特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS111に進み、演出コマンド生成部313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、次の単位遊技に進んだことを示す映像が、装飾図柄表示装置107に表示される。そして、図6に示したメインフローチャートに戻る。
尚、演出コマンド生成部313が生成する演出コマンドの内容や、演出コマンドを送信するタイミングは、前述したフローチャートに示したものに限定されない。
(サブ制御基板202の処理動作)
図11は、サブ制御基板202における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。尚、本実施形態では、4[msec]毎に割り込み信号を発生させて、図11のフローチャートによる処理を実行している。
図11のステップS201において、演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを受信したか否かを判定する。この判定の結果、演出コマンドを受信していない場合には、後述するステップS206に進んでその他の処理が行われる。
一方、演出コマンドを受信した場合にはステップS202に進み、演出コマンド解析部701は、受信した演出コマンドを解析する。
次に、ステップS203において、遊技情報報知判定部707は、ステップS202における解析の結果に基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始しない場合には、後述するステップS207に進む。
一方、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始する場合には、ステップS204に進み、遊技情報報知判定部707は、遊技情報報知継続フラグをオンする。
次に、ステップS205において、演出表示パターン決定部703は、ステップS202における解析の結果に基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態を判断し、判断した特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を含む演出表示パターンを、演出表示パターン記憶部704に記憶されている複数の演出表示パターンの中から1つ選び、選んだ演出表示パターンを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。これにより、図5の右図に示したように、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像が遊技情報表示領域118dに表示される。
次に、ステップS206においてその他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
ステップS203において、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始しないと判定された場合には、ステップS207に進む。ステップS207に進むと、遊技情報報知判定部707は、ステップS202における解析の結果に基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了するか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了しない場合には、ステップS208に進み、遊技情報報知判定部707は、遊技情報報知継続フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、遊技情報報知継続フラグがオンされている場合には、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を継続している最中であるので、前述したステップS205に進み、演出表示パターン決定部703は、ステップS202における解析の結果に基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態を判断し、判断した特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を含む演出表示パターンを選択する。一方、遊技情報報知継続フラグがオフされている場合には、ステップS206に進んでその他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
一方、ステップS207において、特別遊技実行後の遊技の状態を報知することを終了すると判定されると、ステップS209に進む。ステップS209に進むと、遊技情報報知判定部707は、遊技情報報知継続フラグをオフする。
次に、ステップS210において、演出表示パターン決定部703は、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を含まない演出表示パターンを、演出表示パターン記憶部704に記憶されている複数の演出表示パターンの中から1つ選び、選んだ演出表示パターンを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。これにより、図5の左図に示したように、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像を含まない演出画像が表示される。そして、ステップS206に進んでその他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
以上のように本実施形態では、特別遊技が開始されてから、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に最初に当選したときに、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するようにした。したがって、特別遊技の終了後の遊技に関する情報を、「大当たり」か否かの抽選や、遊技者の操作に基づかずに遊技者に報知することができる。よって、特別遊技実行後の遊技の状態を、遊技者にとって予測困難なタイミングで報知することができ、遊技者にとって意外性のあるタイミングで報知することができる。このとき、特別遊技が開始された後、普通電動役物104を動作させるか否かの当選確率を調整することにより、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するタイミングになる確率を異ならせることができる。
そして、普通電動役物104を動作させるか否かの当選確率が相対的に高くない“特別遊技の実行中”に、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に当選した場合に、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するようにしているので、当該抽選に当選する確率は低くなり、特別遊技が終了した後の遊技に関する情報が報知されづらくなる。したがって、遊技者にとってより一層予測困難なタイミングで特別遊技の実行後の遊技に関する情報を報知することができる。
また、普通電動役物104を動作させるか否かの当選確率が相対的に高くなる“特別遊技の実行終了後”に、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に当選した場合に、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するので、特別遊技実行後の遊技の状態が報知されないままその遊技の状態が終了してしまうこと(又は特別遊技実行後の遊技の状態が長期間報知されないこと)を可及的に防止することができる。
尚、本実施形態では、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を、特別遊技が開始されてから、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に最初に当選したときに開始するようにした。しかしながら、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングはこのようなものに限定されない。例えば、特別遊技が開始された後、最初に普通電動役物104の動作を開始させるときや、特別遊技が開始された後、最初に普通電動役物104の動作を行っているとき(普通電動役物104が開いているとき)や、特別遊技が開始された後、最初に普通電動役物104の動作を終了させるときに、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するようにしてもよい。また、例えば、特別遊技が開始された後、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に、所定回連続して当選しなかったことに基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するようにしてもよい。更に、これとは逆に、特別遊技が開始された後、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選に、所定回連続して当選したことに基づいて、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するようにしてもよい。また、例えば、特別遊技が開始された後、又は特別遊技が実行された後、普通電動役物104を動作させるか否かを判断するための抽選の何回目の当選で、特別遊技実行後の遊技の状態の報知するのかを、例えば、抽選で決定するようにしてもよい。このようにした場合、特別遊技が開始されてから(又は特別遊技が実行されてから)の当該抽選の当選回数が、前記決定された回数になると、特別遊技実行後の遊技の状態の報知することになる。
また、本実施形態では、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始すると、その遊技の状態が変わるまで特別遊技実行後の遊技の状態の報知を継続するようにしたが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、特別遊技実行後の遊技の状態を1回(1変動表示期間)だけ報知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、特別遊技実行後の遊技の状態を報知する演出として、演出画像の表示を行うようにしたが、特別遊技実行後の遊技の状態を報知する演出は、画像に限定されるものではない。例えば、特別遊技実行後の遊技の状態を報知する演出として、音声やランプ等を発生させるようにしてもよいし、演出画像と音声とを組み合わせてもよい。
また、本実施形態では、特別遊技実行後の遊技の状態として、「時短モード」及び「確変モード」の何れのモードであるかを報知するようにした。しかしながら、特別遊技実行後の遊技に関する情報を報知するようにしていれば、どのような情報を報知してもよい。例えば、「時短モード」のときには、その「時短モード」の残り回数を、特別遊技実行後の遊技の状態が「時短モード」であることを示す情報に加えて(又は代えて)報知してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態では、遊技機として、所謂第一種パチンコ機を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、遊技機として、通常遊技よりも遊技者にとって有利な状態である特別遊技が複数種類存在する1種2種パチンコ機を例に挙げて説明する。
具体的に本実施形態の遊技機は、2種類の特別遊技を実行することが可能である。第1の特別遊技は、従来(旧規則)の第一種パチンコ機における特別遊技に類似する特別遊技である。第2の特別遊技は、従来(旧規則)の第二種パチンコ機における特別遊技に類似する特別遊技である。ここで、本実施形態の遊技機では、これら第1の特別遊技と第2の特別遊技とが同時に実行されないように排他制御を実行する。
また、本実施形態の遊技機は、第1の特別遊技及び第2の特別遊技が終了すると、普通図柄の当選確率を通常遊技時よりも高確率にすると共に、普通図柄の当選に伴い開放される可動役物によって、第2の始動入賞口への遊技球の入賞を通常遊技時よりも容易にする特定遊技を実行する。ここで、特定遊技は、特別図柄の変動表示回数が設定回数になるまで実行される。この設定回数は、例えば、第1の特別遊技及び第2の特別遊技に移行することが決定された後に定められる。尚、以下では、特定遊技を行う回数(特別図柄の変動表示回数)を、必要に応じて特定遊技の実行回数と称する。また、特定遊技の実行回数として0回が設定されると、特定遊技を行わずに通常遊技を行うことになる。
本実施形態の遊技機では、第2始動入賞口1104に遊技球が入賞すると、第2の特別遊技に遊技が移行する。従って、特定遊技中は、第2の特別遊技に遊技が移行する可能性が高まる。このように、本実施形態の遊技機では、第1の特別遊技及び第2の特別遊技が実行されると、その終了後に特定遊技が発生する可能性がある。従って、第2の特別遊技が何度も繰り返し発生する可能性があり、所謂連チャンを獲得できるという期待感を遊技者に与えることができる。
本実施形態では、以上のような1種2種パチンコ機を遊技機の一例として挙げて、その構成及び動作の一例を詳細に説明する。このように本実施形態と前述した第1の実施形態とは、主として、本発明の適用対象とする遊技機の種類が異なる。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付すこと等により、詳細な説明を省略する。
(遊技機1000)
図12は、本実施形態の遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。図12に示すように、本実施形態の遊技機は、従来の(旧規則でいうところの)第一種パチンコ機の特徴と、第二種パチンコ機の特徴とを混在させたような構成を有する。
図12において、遊技機(パチンコ機)1000は、遊技盤面を構成する遊技盤160(ゲージ盤)と、遊技盤160を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
遊技盤160には、複数の釘101、風車102a、102b、普通図柄作動ゲート103、普通電動役物1001、センター飾り部品1003、特別図柄表示装置106、装飾図柄表示装置107、普通図柄表示装置108、外レール110、及び内レール109などが遊技部品として設けられている。また、遊技盤160には、一般入賞口111、第1始動入賞口112a、112b、第1大入賞口113、第2始動入賞口1004、及びアウト口114等が形成されている。
特別図柄表示装置106は、内レール109の側方に設けられており、例えば、特別図柄を表示する7セグメントLED116と、遊技球の第1始動入賞口112a、112bへの入賞数を表示する4つのLED117とを備えて構成されている。
ここで、特別図柄を変動表示させる時間は、特別図柄を変動表示させる前に定められ、定められた時間の間、特別図柄を変動表示させた後、特別図柄のうちの1つを停止表示させる。そして、「大当たり」に対応する特別図柄が停止表示されると、第1大入賞口113が開放して第1の特別遊技に移行する。以下の説明では、特別図柄を変動表示させる時間を、必要に応じて特別図柄変動表示時間と称する。
特別図柄を変動表示させている間に、普通電動役物1001によって形成される第2始動入賞口に遊技球が入賞して第2の特別遊技に移行すると、特別図柄変動表示時間の計測を中断する。その後、第2の特別遊技が終了すると、特別図柄変動表示時間の計測を再開し、定められた特別図柄変動表示時間が経過するまで特別図柄を変動表示させる。このようにすることによって、第2の特別遊技が実行されている間に特別図柄が停止表示されることが防止され、第1の特別遊技が実行されるのを防止できる。
普通電動役物1001は、第2始動入賞口1004へ遊技球を案内するために開閉動作する。普通電動役物1001が設けられている。この普通電動役物1001が開放すると、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞し易い状態になる。
センター飾り部品1003は、遊技領域115の略中央の領域に設けられている。このセンター飾り部品1003の片側には、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞した場合に開閉動作する羽根型電動役物1007が取り付けられている。この羽根型電動役物1007が開くと、第2大入賞口1008が開放し、センター飾り部品1003の内部に遊技球が流入するようになっている。
センター飾り部品1003の内部には、特定領域1005と流出領域1006とが形成されている。また、センター飾り部品1003の内部には、第2大入賞口1008からセンター飾り部品1003の内部に流入した遊技球を、特定領域1005及び流出領域1006の何れかへ誘導する誘導装置1009が形成されている。誘導装置1009は、長短複数の回転羽根を有する2つの回転体を備えている。これら2つの回転体は、常に回転しており、それぞれの長い回転羽根同士が近接したときに、その上へ落下した遊技球を特定領域1005へ誘導する。一方、長い回転羽根同士が近接していないときは、その上へ落下した遊技球を流出領域1006へ誘導する。
本実施形態では、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞することにより、第2の特別遊技の第1段階が実行される。その後、開放した第2大入賞口1008に遊技球が入賞し、センター飾り部品1003の内部の特定領域1005を遊技球が通過した場合には、第2の特別遊技の第2段階が実行される。一方、センター飾り部品1003の内部の流出領域1006を遊技球が通過した場合には、第2の特別遊技の第2段階が実行されず、第1段階で第2の特別遊技が終了する。
尚、第1の作動条件が成立して第1の特別遊技が実行されている間に、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞した場合には、第2大入賞口1008を開放せずに、第2の特別遊技に移行しないようにしている。このようにすることによって、第1の特別遊技が実行されている間に、第2の特別遊技が実行されるのを防止することができる。
第1大入賞口113は、第1の特別遊技、及び第2の特別遊技の第2段階において開閉する。第1の特別遊技では、その第1の特別遊技が実行される前に定められた1回以上15回以下の単位遊技が実行されるようにしている。また、第2の特別遊技の第2段階では、その第2の特別遊技の第1段階が実行される前に、2回以上15回以下の単位遊技を実行すると定められた場合に、1回以上14回以下の単位遊技が実行されるようにしている。すなわち、本実施形態では、第2の特別遊技の第1段階で1回目の単位遊技が実行されるので、第2の特別遊技の第1段階が実行される前に定められた単位遊技の回数から「1」を減算した回数の単位遊技が、第2の特別遊技の第2段階で実行される。
尚、図12に示すように、本実施形態では、遊技者から見て相対的に右側の遊技領域に遊技球を発射させることにより、第1始動入賞口112b、第2始動入賞口1004、第2大入賞口1008に遊技球が入賞し易くなるように遊技盤面が構成されている(すなわち、第1始動入賞口112b、第2始動入賞口1004、第2大入賞口1008については、所謂右打ちをすることにより、遊技球が格段に入賞し易くなるように遊技盤面が構成されている)。一方、第1始動入賞口112aについては、遊技者から見て相対的に左側の遊技領域に遊技球を発射させた方が、右側の遊技領域に遊技球を発射させた場合よりも、遊技球が入賞し易くなるように遊技盤面が構成されている。
(規定遊技の概要)
ここで、遊技機1000における規定遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が上球皿128aに置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル131を、図12に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘や風車などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
そして、遊技球が、第1始動入賞口112a、112bに入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が上球皿128a又は下球皿128bに払い出されると共に、特別図柄表示装置106及び装飾図柄表示装置107が、それぞれ特別図柄及び装飾図柄の変動表示を開始する。その後、特別図柄表示装置106に所定の特別図柄が停止表示するとともに、装飾図柄表示装置107に所定の装飾図柄の組み合わせ(例えば同じ装飾図柄)が停止表示すると、第1の作動条件が成立して「大当たり」となり、通常遊技から第1の特別遊技に遊技が移行する。
第1の特別遊技では、第1大入賞口113が開放する。この開放した第1大入賞口113に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、本実施形態では、第1大入賞口113が29.5秒開放するか、又は第1大入賞口113に特定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、第1大入賞口113が閉鎖して単位遊技が終了する。尚、以下の説明では、第1大入賞口113が29.5秒開放するか、又は第1大入賞口113に9個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、第1大入賞口113を閉鎖させるようにする場合を例に挙げて説明する。
前述したように、本実施形態では、第1の特別遊技に遊技が移行する前に定められた回数の単位遊技が実行されるようにしている。具体的に、1回以上、15回以下の単位遊技が行われるようにしている。
また、前述したように、特別図柄を変動表示させている間に、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞して第2の特別遊技に移行し、第2の作動条件が成立すると、特別図柄変動表示時間の計測を中断する。これにより、第2の特別遊技が実行されている間に、第1の特別遊技が実行されるのを防止することができる。そして、第2の作動条件が解除されると、特別図柄変動表示時間の計測を再開し、特別図柄変動表示時間の残りの時間、特別図柄を変動表示させた後、停止表示させる。
遊技球が、普通図柄作動ゲート103を通過すると、装飾図柄表示装置107が普通図柄の変動表示を開始する。その後、装飾図柄表示装置107の普通図柄表示領域に所定の普通図柄(本実施形態では「7」)が停止表示すると、普通電動役物1001が一時的に開放する。
そして、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞すると、第2の特別遊技の第1段階に遊技が移行する。そうすると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が払い出されると共に、羽根型電動役物1007を開閉させて、第2大入賞口1008を一時的に開放する。本実施形態では、第2始動入賞口に遊技球が入賞すると羽根型電動役物1007を、例えば1.8秒間、1回開閉させて、第2大入賞口1008を一時的に開放する。
その後、第2大入賞口1008に遊技球が入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、センター飾り部品1003の内部の特定領域1005を遊技球が通過した場合には、第2の特別遊技の第2段階が実行される。尚、前述したように、本実施形態では、第2の特別遊技の第1段階に遊技が移行する前に定められた回数の単位遊技が実行されるようにしている。具体的に、1回以上、14回以下の単位遊技が、第2の特別遊技の第2段階で行われるようにしている。
また、前述したように、第1の作動条件が成立し、第1の特別遊技が実行されている間に、第2始動入賞口に遊技球が入賞した場合には、第2大入賞口1008を開放せずに、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)を払い出す。このようにすることによって、第1の特別遊技が実行されている間に、第2の特別遊技が実行されるのを防止する。
以上のように、第1及び第2の特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
本実施形態では、第1及び第2の特別遊技の実行後に、特定遊技に遊技が移行するようにしている。
ここで、特定遊技とは、普通電動役物1001の動作を通常遊技時と異ならせて、遊技球が普通電動役物1001の内部に流入しやすい(すなわち第2始動入賞口1004に入賞しやすい)状態を形成する。具体的に説明すると、例えば、通常遊技時における普通図柄の当選確率を65000分の1程度の低確率にするのに対し、特定遊技時における普通図柄の当選確率を1.003分の1程度の高確率にする。このように、通常遊技時と特定遊技時とで普通図柄の当選確率を格段に異ならせることにより、特定遊技時の優位性を明確にすることによって、遊技性を明確にするのが好ましい。
更に、本実施形態では、通常遊技時における普通電動役物1001の開放時間と開放回数とを特定遊技時と異ならせるようにしている。具体的に説明すると、通常遊技時には、普通電動役物1001を0.5秒間、1回開放するのに対し、特定遊技時には、普通電動役物1001を3秒間、2回開放する。このようにすることにより、特定遊技時の優位性をより一層明確にすることができる。ただし、特定遊技時の普通電動役物1001の動作が、通常遊技時の普通電動役物1001の動作よりも遊技者にとって有利になるようにしていれば、必ずしも前述したようにする必要はない。例えば、普通電動役物1001の当選確率、開放時間、及び開放回数の何れか1つ又は2つを通常遊技時と特定遊技時とで異ならせるようにしてもよい。
本実施形態では、第1及び第2の特別遊技を行った後に実行される特定遊技の実行回数を、それぞれ第1及び第2の特別遊技が実行される前に、そのときの遊技状態に応じて、0回以上100回以下の範囲で設定する。具体的に説明すると、例えば、第1の特別遊技を行った後に実行される特定遊技の実行回数を、第1の特別遊技の実行前に、0回以上30回以下の範囲で設定する。また、第2の特別遊技を行った後に実行される特定遊技の実行回数を、第2の特別遊技の実行前に、0回以上100回以下の範囲で設定する。特定遊技の実行回数は、例えば、抽選を行うことにより設定される。尚、特定遊技の実行回数は、これらに限定されるものではない。また、特定遊技の実行回数は、特定遊技が開始される前であれば、特別遊技の実行中や、特別遊技の実行後に決定してもよい。尚、前述したように、特定遊技の実行回数として0回が設定された場合には、特定遊技が実行されずに通常遊技が実行される。
また、特定遊技を実行している間は、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間を、通常遊技を実行しているときよりも短くするようにしている。例えば、通常遊技時には、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間として、10秒、30秒、1分など様々な時間が設定されるが、特定遊技時には、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間として、6秒が設定されるようにしている。尚、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間は、これらに限定されるものではない。ただし、特定遊技時の方が通常遊技時よりも、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間が短くなるようにするのが好ましい。
以上のように、第1及び第2の特別遊技の実行後に特定遊技に遊技が移行した場合には、所謂右打ちをすることにより、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞しやすくなるので、持ち球を可及的に減らさないようにすることができると共に、第2の特別遊技へ遊技が移行することを遊技者に期待させることができる。
尚、遊技球が何れの入賞口にも入賞しなかった場合には、遊技球は、アウト口114に流入する。
(システム構成)
次に、遊技機1000の内部構成等のシステム構成について説明する。図13は、遊技機1000のシステム構成の一例を示すブロック図である。
遊技機1000の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
(入賞口基板203)
入賞口基板203には、第1始動入賞口スイッチ210a、210bと、第2始動入賞口スイッチ210cと、第1大入賞口スイッチ213aと、第2大入賞口スイッチ213bと、特定領域検出スイッチ220と、流出領域検出スイッチ221と、普通図柄作動ゲートスイッチ211とが接続されている。
第1始動入賞口スイッチ210a、210bは、夫々、第1始動入賞口112a、112bへの遊技球の入賞を検出するためのものである。第2始動入賞口スイッチ210cは、第2始動入賞口1004への遊技球の入賞を検出するためのものである。第1大入賞口スイッチ213aは、第1大入賞口113への遊技球の入賞を検出するためのものである。第2大入賞口スイッチ213bは、第2大入賞口1008への遊技球の入賞を検出するためのものである。
特定領域検出スイッチ220は、センター飾り部品1003の内部に形成された特定領域1005への遊技球の通過を検出するためのものである。流出領域検出スイッチ221は、センター飾り部品1003内の内部に形成された流出領域1006への遊技球の通過を検出するためのものである。普通図柄作動ゲートスイッチ211は、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を検出するためのものである。
入賞口基板203は、第1始動入賞口スイッチ210a、210b、第2始動入賞口スイッチ210c、第1大入賞口スイッチ213a、第2大入賞口スイッチ213b、特定領域検出スイッチ220、流出領域検出スイッチ221、及び普通図柄作動ゲートスイッチ211から送信された信号に基づいて、遊技球がどの領域を通過したのかを識別し、識別した結果を示す遊技球通過信号をメイン制御基板201に送信する。
更に、入賞口基板203には、普通電動役物1001を開放させるための普通電動役物ソレノイド215と、第1大入賞口113を開放させるための第1大入賞口ソレノイド216aと、第2大入賞口1008を開放させるための第2大入賞口ソレノイド216bと、誘導装置1009を駆動させるための誘導装置ソレノイド222とが接続されている。
入賞口基板203は、メイン制御基板201から普通電動役物開放指示信号を入力すると、普通電動役物1001を駆動させるための電流を普通電動役物ソレノイド215に出力する。これにより、普通電動役物1001が開閉動作を行う。
また、入賞口基板203は、メイン制御基板201から第1大入賞口開放指示信号を入力すると、第1大入賞口113を開放させるための電流を第1大入賞口ソレノイド216aに出力する。これにより、第1大入賞口113が開放する。一方、メイン制御基板201から第1大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、第1大入賞口113を閉鎖させるための電流の出力を中止する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖する。
また、入賞口基板203は、メイン制御基板201から第2大入賞口開放指示信号を入力すると、第2大入賞口1008を開放させるための電流を第2大入賞口ソレノイド216bに出力する。これにより、羽根型電動役物1007が開閉して第2大入賞口1008が開放する。一方、メイン制御基板201から第2大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、第2大入賞口1008を閉鎖させるための電流の出力を中止する。これにより、第2大入賞口1008が閉鎖する。
更に、入賞口基板203は、メイン制御基板201から誘導装置駆動信号を入力すると、誘導装置1009を動作させるための電流を誘導装置ソレノイド222に出力する。これにより、誘導装置1009が回転する。
次に、メイン制御基板201の機能的な構成について説明する。図14は、メイン制御基板201の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(入賞判定部1301)
入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部1301は、遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、第1始動入賞口112a、112b、第2始動入賞口1004、第1大入賞口113、第2大入賞口1008、特定領域1005、及び流出領域1006の何れを通過(入賞)したのかを判定する。
入賞判定部1301は、遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したと判定すると、フラグ記憶部1302に記憶されている第1作動条件成立フラグがオンされているか否かを判定する。第1作動条件成立フラグは、第1の特別遊技が実行されているときにオンされるフラグである。この判定の結果、第1作動条件成立フラグがオンされていない場合、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグと第1段階実行フラグとをオンする。ここで、第2作動条件成立フラグは、第2の特別遊技が実行されているときにオンされるフラグである。第1段階実行フラグは、第2の特別遊技の第1段階が実行されているときにオンされるフラグである。入賞判定部1301は、このようにしてフラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグと第1段階実行フラグとをオンすると共に遊技情報報知フラグをオンする。ここで、遊技情報報知フラグがオンされることにより、特別遊技の実行後に「特定遊技」及び「通常遊技」の何れに移行したか(又は移行するか)を報知することが示される。尚、以下の説明では、特別遊技の実行後に「特定遊技」及び「通常遊技」の何れに移行したか(又は移行するか)を報知することを、必要に応じて、特別遊技実行後の遊技の状態を報知すると称する。
そして、入賞判定部1301は、オンした第2作動条件成立フラグに基づく第2の特別遊技における単位遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、1回以上15回以下の何れかが、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数として決定される。
また、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグをオンすると、そのオンした第2作動条件成立フラグに基づく第2の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、0回以上100回以下の何れかが、第2の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数として決定される。
その後、入賞判定部1301は、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したことに伴って行われる羽根型電動役物1007の開閉動作が終了すると、フラグ記憶部1302に記憶されている第1段階実行フラグをオフする。
そして、入賞判定部1301は、遊技球通過信号に基づいて、第2大入賞口1008に入賞した遊技球がセンター飾り部品1003内に形成されている特定領域1005を通過したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が特定領域1005を通過した場合であって、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数が「2」以上である場合、入賞判定部301は、フラグ記憶部302に記憶されている第2段階実行フラグをオンする。第2段階実行フラグは、第2の特別遊技の第2段階が実行されているときにオンされるフラグである。
一方、遊技球が特定領域1005を通過していない場合、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグをオフして、第2の特別遊技を終了する。
尚、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したときに、フラグ記憶部1302に記憶されている第1作動条件成立フラグがオンされている場合、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグと第1段階実行フラグとをオンせず、第2の特別遊技を実行しない。これにより、第1の特別遊技が実行されているときに第2の特別遊技が実行されることを防止することができる。
入賞判定部1301は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。また、フラグ記憶部302は、メイン制御基板201に設けられているRAM201cを用いることにより実現される。
(払出指示部1303)
払出指示部1303は、入賞判定部1301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、第1始動入賞口112a、112b又は第2始動入賞口1004に遊技球が入賞したと入賞判定部1301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
また、第1大入賞口113又は第2大入賞口1008に遊技球が入賞したと入賞判定部1301が判定すると、払出指示部1303は、賞球数が「15」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。
これにより、払出制御基板206は、賞球数信号に示されている賞球数に応じた払い出しがなされるように、払出装置218を制御する。
払出指示部1303は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄抽選部1304)
特別図柄抽選部304は、入賞判定部1301により、遊技球が第1始動入賞口112a、112bへ入賞したと判定されると、そのときに乱数発生器220で発生している乱数を取得して抽選を行う。本実施形態では、乱数発生器220から取得した乱数は、特別図柄の当否に係る乱数と、特別図柄変動パターン決定用の乱数と、特別図柄決定用の乱数との3つの乱数を兼ねたものである。
特別図柄抽選部1304は、RAM202c内の特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が一つも記憶されていない場合、取得した乱数を当選判定部1305に出力する。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されている場合には、取得した乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。本実施形態では、この特別図柄抽選部1304で取得した乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の記憶順が識別できるようにしている。そして、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を、当選判定部1305に出力するとともに、出力した乱数を前記特別図柄用乱数記憶領域から削除する。
特別図柄抽選部1304は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部1305)
当選判定部1305は、特別図柄抽選部1304から乱数が出力されると、その乱数に対応する変動パターンを、抽選テーブル314から取得する。抽選テーブル1314には、乱数発生器220から取得される乱数(乱数の範囲)と、変動パターンとが互いに対応付けられて登録されている。ここで、変動パターンは、『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのか』と、『特別図柄変動表示時間とを少なくとも識別可能なものである。すなわち、抽選テーブル1314に登録されている変動パターンには、少なくともこれら2つの情報が予め紐付けられている。
当選判定部1305は、この抽選テーブル1314から取得した変動パターンに基づいて、特別図柄抽選部1304による抽選の結果が「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。そして、当選判定部1305は、「大当たり」に該当する場合に、フラグ記憶部1302に記憶されている第1作動条件成立フラグをオンすると共に遊技情報報知フラグをオンする。
そして、当選判定部1305は、オンした第1作動条件成立フラグに基づく第1の特別遊技における単位遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、1回以上15回以下の何れかが、第1の特別遊技における単位遊技の実行回数として決定される。
前述したように、本実施形態では、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグがオンされている場合の方が(特定遊技を実行している場合の方が)、そうでない場合よりも(通常遊技を実行している場合よりも)、特別図柄変動表示時間を短くするようにしている。
本実施形態では、特別図柄の変動パターンに含まれる通常遊技時の特別図柄変動表示時間として、例えば10秒、30秒、1分の何れかが選択されるようにする。一方、特定遊技時の特別図柄変動表示時間として、例えば6秒が選択されるようにする。このようにして、本実施形態では、通常遊技時と特定遊技時とで、特別図柄変動表示時間が変わるようにしている。また、各特別図柄の変動パターンは、「ハズレ」に相当する「−」または「大当たり」に相当する「0」〜「7」が予め規定された確率にそれぞれ規定されている。尚、本実施形態では、通常遊技時と特定遊技時とで、「大当たり」になる確率を同じにしている。
尚、当選判定部1305は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄表示指示部1306、特別図柄表示時間計測部1315)
特別図柄表示指示部1306は、当選判定部1305により判定された結果に基づいて、特別図柄変動表示時間と、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄とを判別する。
前述したように、「大当たり」に該当した場合には、「0,1,2,3,4,5,6,7」のいずれか1つを特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として判別する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、「−」を特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として判別する。
そして、特別図柄表示指示部1306は、このようにして判別した停止図柄や、特別図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、この表示パターンを示す特別図柄変動表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示を開始する。尚、本実施形態では、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグがオンされている場合(特定遊技が実行されている場合)と、そうでない場合とで異なる態様で特別図柄を変動表示させている。
また、特別図柄表示指示部1306は、形成した表示パターンに含まれる特別図柄変動表示時間の計測を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を開始する。
特別図柄表示指示部1306は、以上のようにして特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を行っている間、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグがオンされたか否かを判定する。この判定の結果、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグがオンされた場合には、特別図柄変動表示時間の計測の中断を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を中断する。その後、フラグ記憶部1302に記憶されている第2作動条件成立フラグがオフされると、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の再開を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を再開する。
特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄表示指示部1306により形成された表示パターンに含まれる特別図柄変動表示時間の計測を終了すると、特別図柄変動表示時間の計測の終了を特別図柄表示指示部1306に指示する。これにより、特別図柄表示指示部1306は、前述したようにして形成した表示パターンに基づいて特別図柄を停止表示するための特別図柄停止表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。そして、特別図柄表示装置106は、特別図柄を停止表示する。
また、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数を、遊技球の第1始動入賞口112a、112bへの入賞に基づく抽選結果の現在の保留数として、特別図柄用保留ランプ20に表示させるための保留数表示指示信号をLED駆動回路204に送信する。これにより、遊技球の第1始動入賞口112a、112bへの入賞に基づく抽選結果の現在の保留数が表示される。
特別図柄表示指示部1306及び特別図柄表示時間計測部1315は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される
(大入賞口開放指示部1307)
大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部1302に記憶されている第1作動条件成立フラグがオンされると、入賞口基板203に、第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が開放する。
その後、例えば9個の遊技球が第1大入賞口113に入賞したと判断するか、又は第1大入賞口113が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に第1大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖する。
大入賞口開放指示部1307は、前述したようにして当選判定部1305で決定された第1の特別遊技における単位遊技の実行回数だけ、第1大入賞口113が開放されたか否かを判定する。この判定の結果、第1の特別遊技における全ての単位遊技が消化していない場合には、大入賞口開放指示部1307は、第1大入賞口開放指示信号を入賞口基板203に送信して、次の単位遊技に移行させ、前述したようにして第1大入賞口113を開閉させるための動作を全ての単位遊技が消化するまで繰り返し行う。
一方、第1の特別遊技の全ての単位遊技が消化した場合、大入賞口開放指示部1307は、第1大入賞口113を開放させずに、フラグ記憶部302に記憶されている第1作動条件成立フラグをオフする。これにより、第1の特別遊技が終了する。そして、大入賞口開放指示部1307は、当選判定部1305により決定された特定遊技の実行回数が「1」以上である場合、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグをオンする。
大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部1302に記憶されている第1作動条件成立フラグ及び第1段階実行フラグがオンされると、入賞口基板203に、第2大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口1008が開放する。そして、所定時間(例えば1.8秒間)が経過すると、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第2大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第2大入賞口1008が閉鎖する。
その後、フラグ記憶部1302に記憶されている第2段階実行フラグがオンされると、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が開放する。例えば9個の遊技球が第1大入賞口113に入賞したと判断するか、又は第1大入賞口113が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に第1大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖する。
大入賞口開放指示部1307は、前述したようにして入賞判定部1301で決定された第2の特別遊技における単位遊技の実行回数だけ、第1大入賞口113が開放されたか否かを判定する。この判定の結果、第2の特別遊技における全ての単位遊技が消化していない場合には、大入賞口開放指示部1307は、第2大入賞口開放指示信号を入賞口基板203に送信して、次の単位遊技に移行させ、前述したようにして第1大入賞口113を開閉させるための動作を全ての単位遊技が消化するまで繰り返し行う。
一方、第2の特別遊技の全ての単位遊技が消化した場合、大入賞口開放指示部1307は、第1大入賞口113を開放させずに、フラグ記憶部302に記憶されている第2作動条件成立フラグ及び第2段階実行フラグをオフする。これにより、第2の特別遊技が終了する。そして、大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグをオンする。
大入賞口開放指示部1307は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特定遊技回数計数部1308)
特定遊技回数計数部1308は、特定遊技の実行回数を計数し、特定遊技が終了したか否かを判定する。ここで、特定遊技の実行回数とは特別図柄抽選部1304における抽選結果の出力回数をいう。
具体的に特定遊技回数計数部1308は、フラグ記憶部1302を参照し、特定遊技実行フラグがオンされると、特別図柄抽選部1304における抽選結果が出力されるたびに特定遊技の実行回数に「1」を加算する。すなわち、現在の遊技が、特定遊技における何遊技目に該当するのかを計数する。そして、加算値が決定値と一致するか否かを判定する。この判定の結果、これらが一致する場合には、現在の遊技で特定遊技が終了であるので、特定遊技回数計数部1308は、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグをオフする。尚、前記において決定値とは、特定遊技実行フラグにおける遊技回数の決定値をいい、その値は、前述したように入賞判定部1301や当選判定部1305で決定される。
また、特定遊技回数計数部1308は、特別遊技が実行されると、特定遊技の実行回数の計数を中止するとともに、計数値をリセットするのが好ましい。特別遊技を実行している最中は、特定遊技を実行しないのが好ましいからである。
尚、特定遊技回数計数部1308は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄抽選部1309)
普通図柄抽選部1309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部1301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されていない場合には(すなわち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部1310に出力する。
一方、普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が、3つ以下の場合には、その取得した乱数を、普通図柄用乱数記憶領域に記憶させる。このように、本実施形態では、この普通図柄抽選部1309で取得した乱数を、普通図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の記憶順を識別できるようにしている。そして、普通図柄抽選部1304は、普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を、当選判定部1310に出力するとともに、出力した乱数を普通図柄用乱数記憶領域から削除する。
普通図柄抽選部1309は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部1310)
当選判定部1310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部1309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
本実施形態では、特定遊技を実行している場合の方が、通常遊技を実行している場合よりも、「当たり」になる確率が格段に高くなるように、当選判定部310で使用される各抽選テーブルの内容が設定されている。これにより、特定遊技を実行している場合の普通図柄の当選確率が高くなる。従って、特定遊技を実行している場合の方が、通常遊技を実行している場合よりも、普通電動役物1001の開放頻度が高くなるので、可及的に持ち球を減らさずに、遊技を進行させることができるようになる。更に、普通電動役物1001の開放頻度が高くなると、第2大入賞口1008の開放頻度も高くなるので、第2の特別遊技に移行する可能性を高くすることができる。
普通図柄抽選部1309は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄表示指示部1311)
普通図柄表示指示部1311は、フラグ記憶部1302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部1310により判定された抽選結果に基づいて、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に停止表示させる普通図柄を決定する。
本実施形態では、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグがオンされている場合の方が(特定遊技を実行している場合の方が)、特定遊技実行フラグがオンされていない場合よりも(通常遊技を実行している場合よりも)、普通図柄変動表示時間を格段に短くするようにしている。
また、当選判定部1310の判定の結果、「当たり」に該当する場合には、例えば「7」を、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に停止表示させる普通図柄として決定する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、例えば「−」を、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に停止表示させる普通図柄として決定する
また、普通図柄表示指示部1311は、普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数を、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過の保留数として、普通図柄用保留ランプ21に表示させるための保留数表示指示信号をLED駆動回路204に送信する。これにより、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過の保留数が表示される。
普通図柄表示指示部1311は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(普通電動役物駆動指示部1312)
普通電動役物駆動指示部1312は、フラグ記憶部1302に記憶されているフラグの状態、当選判定部1310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物1001の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部1312は、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグの状態に応じて普通電動役物1001の動作態様を異ならせるようにしている。
また、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグがオンされている場合の方が(特定遊技を実行している場合の方が)、特定遊技実行フラグがオンされていない場合よりも(通常遊技を実行している場合よりも)、第2始動入賞口1004に遊技球が入賞しやすいように普通電動役物1001の動作態様を決定するようにしている。
そして、普通電動役物駆動指示部1312は、決定した動作態様を示す普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物1001は、普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。
普通電動役物駆動指示部1312は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(演出コマンド生成部1313)
演出コマンド生成部1313は、入賞判定部1301で判定された結果と、当選判定部1305で判定された結果と、フラグ記憶部1302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部1306で決定された特別図柄変動表示時間と、特定遊技回数計数部1308で計数された遊技回数(特定遊技の実行回数)と、普通図柄表示指示部1311で決定された普通図柄変動表示時間及び停止表示する普通図柄などに基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
本実施形態でも、第1の実施形態の形態と同様に、当選判定部1310の判定の結果、「当たり」に該当するときに、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされている場合、演出コマンド生成部1313は、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであることを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信(出力)する。そして、演出コマンド生成部1313は、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグをオフする。
演出コマンド生成部1313は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
尚、サブ制御基板202の機能的な構成は、図4に示したものと同じである。
次に、図15〜図20のフローチャートを参照しながら、以上のようにして構成された本実施形態の遊技機1000における処理動作の一例について説明する。
(メイン制御基板201の処理動作)
図15は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図15のステップS1001において、メイン制御基板201は、図4のステップS1と同様にして遊技球発射処理を行う。
次に、ステップS1002において、メイン制御基板201は、図4のステップS2(図5)と同様にして一般入賞処理を行う。
次に、ステップS1003において、メイン制御基板201は、普通図柄作動ゲート通過処理を行う。この普通図柄作動ゲート通過処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、普通図柄作動ゲートを通過した場合に行われる処理である。普通図柄作動ゲート通過処理については、図16−1及び図16−2を用いて後述する。
次に、ステップS1004において、メイン制御基板201は、第1始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、第1始動入賞口112a、112bに入賞した場合に行われる処理である。第1始動入賞処理の詳細については、図17−1〜図17−3を用いて後述する。
次に、ステップS1005において、メイン制御基板201は、第2始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、第2始動入賞口(普通電動役物)26に入賞した場合に行われる処理である。第1始動入賞処理の詳細については、図18を用いて後述する。
次に、ステップS1006において、メイン制御基板201は、第1特別遊技実行処理を行う。この第1特別遊技実行処理は、特別図柄表示装置106及び装飾図柄表示装置107に所定の図柄が停止表示されて「大当たり」となり、第1の特別遊技に移行した場合に行われる処理である。第1特別遊技実行処理の詳細については、図19を用いて後述する。
次に、ステップS1007において、メイン制御基板201は、第2特別遊技実行処理を行う。この第2特別遊技実行処理は、遊技球が、第2始動入賞口1004に入賞して、第2特別遊技の第1段階が行われた後に行われる処理である。第2特別遊技実行処理の詳細については、図20を用いて後述する。
以上のように、メイン制御基板201では、初期化処理を行った後は、遊技球発射処理、普通図柄作動ゲート通過処理、第1始動入賞処理、第2始動入賞処理、第1特別遊技実行処理、及び第2特別遊技実行処理を繰り返し行うが、以下の図16〜図20に示すように、本実施形態では、遊技の状態に応じて、不必要な処理を省略しながら、各処理を繰り返し実行するようにしている。
(普通図柄作動ゲート通過処理)
次に、図16−1、図16−2のフローチャートを参照しながら、図15のステップS1003における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図8−1を用いて説明したように、図16−1のステップS21〜S30、S46、S47の処理を行うことにより、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したことに基づく普通図柄の抽選結果(ステップS22で取得した乱数)が当選判定部1310に出力される。
次に、ステップS1101において、当選判定部1310は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、特定遊技実行フラグがオンされている場合には、特定遊技を実行していると判断して、ステップS1102に進み、当選判定部1310は、特定遊技を実行している場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、特定遊技実行フラグがオンされていないと判定した場合には、ステップS1103に進み、当選判定部1310は、通常遊技を実行している場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
以上のように、ステップS1102、S1103で抽選テーブルを選択すると、図16−2のステップS1104に進み、当選判定部1310は、ステップS30で普通図柄抽選部1309から出力された抽選の結果(乱数)が、選択した抽選テーブルにおいて「当たり」に該当するのか否かを判定する。すなわち、普通図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
この判定の結果、普通図柄の抽選に当選した場合には、ステップS1105に進み、演出コマンド生成部1313は、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグがオフされている場合には、ステップS1106、S1107を省略してステップS1108に進む。一方、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグがオンされている場合には、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであると判定し、ステップS1106に進む。ステップS1106に進むと、演出コマンド生成部1313は、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングであることを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信(出力)する。
次に、ステップS1107において、演出コマンド生成部1313は、フラグ記憶部1302に記憶されている遊技情報報知フラグをオフする。
次に、ステップS1108において、普通図柄表示指示部1311と普通電動役物駆動指示部1312は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、特定遊技実行フラグがオンされている場合には、ステップS1109に進む。ステップS1109において、普通図柄表示指示部1311は、特定遊技を実行している場合におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す普通図柄表示指示信号を演出コマンド生成部1313に送信する。演出コマンド生成部1313は、普通図柄表示指示信号に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に、普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作で、普通図柄が表示される。
次に、ステップS1110において、普通電動役物駆動指示部1312は、特定遊技を実行している場合におけるデフォルトの動作態様を示す普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物1001は、普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。尚、普通電動役物開放信号は、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に普通図柄が停止表示した後に送信される。
また、ステップS1108において、特定遊技実行フラグがオンされていないと判定された場合には、ステップS1111に進み、普通図柄表示指示部1311は、通常遊技を実行している場合におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す普通図柄表示指示信号を演出コマンド生成部1313に送信する。演出コマンド生成部1313は、普通図柄表示指示信号に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に、普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作で、普通図柄が表示される。
次に、ステップS1112において、普通電動役物駆動指示部1312は、通常遊技を実行している場合におけるデフォルトの動作態様を示す普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物1001は、普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。尚、普通電動役物開放信号は、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に普通図柄が停止表示した後に送信される。
ステップS1104において、普通図柄の抽選に当選していないと判定された場合には、ステップS1113に進み、普通図柄表示指示部1311は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、特定遊技実行フラグがオンされている場合には、ステップS1114に進む。ステップS1114において、普通図柄表示指示部1311は、特定遊技を実行している場合におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号を演出コマンド生成部1313に送信する。演出コマンド生成部1313は、普通図柄表示指示信号に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に、普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作で、普通図柄が表示される。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1113において、特定遊技実行フラグがオンされていないと判定された場合には、ステップS1115に進み、普通図柄表示指示部1311は、通常遊技を実行している場合におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号を演出コマンド生成部313に送信する。演出コマンド生成部1313は、普通図柄表示指示信号に基づく演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107の表示画面内の普通図柄表示領域に、普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作で、普通図柄が表示される。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
(第1始動入賞処理)
次に、図17−1〜図17−3のフローチャートを参照しながら、図15のステップS1004における第1始動入賞処理の詳細について説明する。
図17−1のステップS1201において、入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1始動入賞口112a、112bに入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が第1始動入賞口112a、112bに入賞していない場合には、後述するステップS1242に進む。一方、遊技球が第1始動入賞口112a、112bに入賞した場合には、ステップS1202に進む。ステップS1202において、払出指示部1303は、賞球数が「4」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球(遊技球が)が、上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS1203において、特別図柄表示指示部1306は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第2作動条件成立フラグがオンされていない場合には、第1の特別遊技に遊技を移行させることが可能であると判定し、後述する図17−2のステップS1211に進む。一方、第2作動条件成立フラグがオンされている場合には、第1の特別遊技に遊技を移行させることが不可能であると判定し、ステップS1204に進む。ステップS1204において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を行っているか否かを判定して、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されているか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されている場合には、後述するステップS1209に進む。
一方、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されていない場合には、ステップS1205に進む。ステップS1205において、特別図柄抽選部1304は、乱数発生器220で発生している乱数に基づいて抽選を行う。
次に、ステップS1206において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS1207に進む。ステップS1207において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS1208に進み、特別図柄抽選部1304は、特別図柄の抽選結果(ステップS1205で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1206において、前記特別図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されていないと判定した場合には、乱数の数を判別する必要はないので、ステップS1207を省略してステップS1208に進む。
また、ステップS1207において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下でない場合には、ステップS1205で取得した乱数を記憶させることができないので、ステップS1208を省略して図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1204において、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されていると判定された場合には、ステップS1209に進む。ステップS1209において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の中断を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を中断する。
次に、ステップS1210において、演出コマンド生成部1313は、特別図柄変動表示時間の計測の中断したことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、特別図柄変動表示時間の計測が中断されたことを知ることができる。そして、前述したステップS1205に進み、ステップS1201で判定された、第1始動入賞口112a、112bへの遊技球の入賞に基づく抽選を行う。
ステップS1203において、第2作動条件成立フラグがオンされていないと判定された場合には、図17−2のステップS1211に進む。ステップS1211において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断しているか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断している場合には、後述するステップS1237に進む。
一方、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断していない場合には、ステップS1212に進み、特別図柄抽選部1304は、乱数発生器220で発生している乱数に基づいて抽選を行う。
次に、ステップS1213において、特別図柄表示指示部1306は、フラグ記憶部1302を参照して、第1作動条件成立フラグがオフされているか否かを判定する。この判定の結果、第1作動条件成立フラグがオフされていない(オンされている)場合には、第1の特別遊技の実行中であるので、ステップS1214に進む。ステップS1214において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS1212で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別通図柄の表示も行うこともできないので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS1215に進む。ステップS1215おいて、特別図柄抽選部1304は、特別図柄の抽選結果(ステップS1212で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1213において、第1作動条件成立フラグがオフされていると判定された場合には、ステップS1216に進み、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を行っているか否かを判定して、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されているか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄が変動表示中の場合には、後述するステップS1239に進む。一方、特別図柄が変動表示中でない場合には、ステップS1217に進む。ステップS1217において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS1218に進む。ステップS1218において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS1212で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別通図柄の表示も行うこともできないので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS1219に進む。ステップS1219において、特別図柄抽選部1304は、特別図柄の抽選結果(ステップS1212で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
次に、ステップS1220において、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、図17−3のステップS1221に進む。
尚、ステップS1217において、乱数が記憶されていないと判定した場合には、ステップS1218〜S1220を省略して図17−3のステップS1221に進む。
以上のようにして、特別図柄の抽選結果(乱数)が得られると、図17−3のステップS1221に進み、特別図柄抽選部1304は、得られた乱数を当選判定部1305に出力する。
次に、ステップS1222において、当選判定部1305は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、特定遊技実行がオンされている場合には、特定遊技を実行していると判断して、ステップS1223に進み、特定遊技回数計数部1308は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技の実行回数に「1」を加算する。すなわち、現在の遊技が、特定遊技における何遊技目に該当するのかを計数する。そして、演出コマンド生成部1313は、この特定遊技における遊技回数を示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1224において、特定遊技回数計数部1308は、特定遊技の実行回数の加算値が決定値と一致するか否かを判定して、特定遊技が終了したか否かを判定する。ここで、決定値とは、特定遊技の実行回数の決定値をいい、その値は、図17−3のステップS1228や、図18のステップS1308で決定される。この判定の結果、特定遊技が終了した場合には、ステップS1225に進む。ステップS1225において、特定遊技回数計数部1308は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグをオフする。そして、ステップS1226に進む。
ステップS1222において、特定遊技実行がオンされていないと判定された場合には、特定遊技の実行回数を加算するなどの処理を行う必要はないので、ステップS1223〜S1225を省略して、ステップS1226に進む。
また、ステップS1224において、特定遊技が終了していないと判定された場合には、特定遊技実行フラグをオフする必要はないので、ステップS1225を省略して、ステップS1226に進む。
以上のようにしてステップS1226に進むと、当選判定部1305は、ステップS1221で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(特別図柄の当否に係る乱数)が、抽選テーブルにおいて「大当たり」に該当するのか否かを判定する。すなわち、特別図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
この判定の結果、特別図柄の抽選に当選した場合には、ステップS1227に進み、当選判定部1305は、フラグ記憶部1302を参照して、第1作動条件成立フラグをオンする。そしてステップS1228に進む。ステップS1228において、当選判定部1305は、オンした第1作動条件成立フラグに基づく第1の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、0回以上30回以下の何れかが、第1の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数として決定される。
次に、ステップS1229において、当選判定部1305は、オンした第1作動条件成立フラグに基づく第1の特別遊技における単位遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、1回以上15回以下の何れかが、第1の特別遊技における単位遊技の実行回数として決定される。
次に、ステップS1230において、当選判定部1305は、フラグ記憶部1302を参照して、遊技情報報知フラグをオンする。そして、ステップS1231に進む。
ステップS1226において、特別図柄の抽選に当選していないと判定された場合には、このステップS1227から1230の処理を省略してステップS1231に進む。
以上のようにしてステップS1231に進むと、特別図柄表示指示部1306は、フラグ記憶部1302を参照して、特定遊技実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、特定遊技実行フラグがオンされている場合には、ステップS1232に進み、特別図柄表示指示部1306は、ステップS1226、S1231による判定結果に基づいて、特定遊技実行用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。そして、ステップS1234に進む。
一方、特定遊技実行フラグがオンされていない場合には、ステップS1233に進み、特別図柄表示指示部1306は、ステップS1226、S1231による判定結果に基づいて、通常遊技実行用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示動作を行う。そして、ステップS1234に進む。
ステップS1234に進むと、特別図柄表示装置106は、特別図柄の変動表示を開始するための表示処理を行う。
次に、ステップS1235において、特別図柄表示指示部1306は、ステップS1232、S1233で形成した表示パターンに含まれる特別図柄変動表示時間の計測を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を行う。
次に、ステップS1236において、演出コマンド生成部1313は、ステップS1222〜S1231における処理の結果と、特別図柄変動表示時間の計測が開始されたこととを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
図17−2のステップS1211において、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断していると判定された場合には、ステップS1237に進む。ステップS1237において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の再開を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を再開する。
次に、ステップS1238において、演出コマンド生成部1313は、特別図柄変動表示時間の計測が再開されたことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
図17−2のステップS1216において、特別図柄が変動表示中であると判定された場合には、ステップS1239に進む。ステップS1239に進むと、特別図柄表示指示部1306は、ステップS1232、S1233で形成された表示パターンに含まれる特別図柄変動表示時間の計測が特別図柄表示時間計測部1315によって終了したか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄変動表示時間の計測が終了した場合には、ステップS1240に進む。ステップS1240において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の終了を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を終了する。
次に、ステップS1241において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄を停止表示するための特別図柄停止表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄を停止表示する。そして、前述したステップS1214に進む。
ステップS1239において、特別図柄変動表示時間の計測が終了していない場合には、特別図柄を停止表示させる必要はないので、ステップS1240〜S1241を省略して、前述したステップS1214に進む。
図17−1のステップS1201において、遊技球が第1始動入賞口112a、112bを通過していないと判定された場合には、ステップS1242に進む。ステップS1242において、特別図柄表示指示部1306は、ステップS1232、S1233で形成された表示パターンに含まれる特別図柄変動表示時間の計測が特別図柄表示時間計測部1315によって終了したか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄変動表示時間の計測が終了した場合には、ステップS1243に進む。ステップS1243において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の終了を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を終了する。
次に、ステップS1244において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄を停止表示するための特別図柄停止表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106は、特別図柄を停止表示する。そして、ステップS1245に進む。
ステップS1242において、特別図柄変動表示時間の計測が終了していない場合には、特別図柄を停止表示させる必要はないので、ステップS1243〜S1244を省略して、ステップS1245に進む。
以上のようにしてステップS1245に進むと、特別図柄表示指示部1306は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第2作動条件成立フラグがオンされている場合には、図15に示したメインフローチャートに戻る。一方、第2作動条件成立フラグがオンされていない場合には、第1の特別遊技に遊技を移行させることが可能であると判定し、ステップS1246に進む。
ステップS1246において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断しているか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断している場合には、ステップS1247に進む。ステップS1247において、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄変動表示時間の計測の再開を、特別図柄表示時間計測部1315に指示する。これにより、特別図柄表示時間計測部1315は、特別図柄変動表示時間の計測を再開する。
次に、ステップS1248において、演出コマンド生成部1313は、特別図柄変動表示時間の計測が再開されたことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、ステップS1249に進む。
ステップS1246において、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を中断していない場合には、特別図柄変動表示時間の計測が再開する必要はないので、ステップS1247〜S1248を省略してステップS1249に進む。
以上のようにしてステップS1249に進むと、特別図柄抽選部1304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数があるか否かを判定する。この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数がないと判定した場合には、特別通図柄の表示も行うことができないので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数がある場合には、ステップS1250に進む。ステップS1250おいて、特別図柄表示指示部1306は、特別図柄表示時間計測部1315が特別図柄変動表示時間の計測を行っているか否かを判定して、特別図柄表示装置106に特別図柄が変動表示されているか否かを判定する。この判定の結果、特別図柄が変動表示されている場合には、図15に示したメインフローチャートに戻る。一方、特別図柄が変動表示されていない場合には、前述した図17−2のステップS1220に進む。
(第2始動入賞処理)
次に、図18のフローチャートを参照しながら、図15のステップS1005における第2始動入賞処理の詳細について説明する。
図18のステップS1301において、入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞していない場合には、図15のメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞した場合には、ステップS1302に進む。ステップS1302において、演出コマンド生成部1313は、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、遊技球が第2始動入賞口1004に入賞したことを知ることができる。
次に、ステップS1303において、払出指示部1303は、賞球数が「4」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球(遊技球が)が、上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS1304において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第1作動条件成立フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第1作動条件成立フラグがオンされている場合には、第2の特別遊技を実行できないので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
一方、第1作動条件成立フラグがオンされていない場合には、ステップS1305に進む。ステップS1305において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグと第1段階実行フラグとをオンする。
次に、ステップS1306において、入賞判定部1301は、オンした第2作動条件成立フラグに基づく第2の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、0回以上100回以下の何れかが、第2の特別遊技が実行された後の特定遊技の実行回数として決定される。
次に、ステップS1307において、入賞判定部1301は、オンした第2作動条件成立フラグに基づく第2の特別遊技における単位遊技の実行回数を、例えば抽選により決定する。前述したように、本実施形態では、1回以上15回以下の何れかが、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数として決定される。
次に、ステップS1308において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、遊技情報報知フラグをオンする。
次に、ステップS1309において、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第2大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口1008が開放する。そして、所定時間(例えば1.8秒間)が経過すると、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第2大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第2大入賞口1008が閉鎖する。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
(第1特別遊技実行処理)
次に、図19のフローチャートを参照しながら、図15のステップS1006における第1特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図19のステップS1401において、大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部1302を参照して、第1作動条件成立フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第1作動条件成立フラグがオンされていない場合には、ステップS1402以降の処理を行う必要がないので(第1の特別遊技に移行しないので)、図15に示したメインフローチャートに進む。
一方、第1作動条件成立フラグがオンされている場合には、ステップS1402に進む。ステップS1402において、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が開放され、第1特別遊技のうちの1ラウンド(単位遊技)が開始する。
次に、ステップS1403において、入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1大入賞口113に入賞したか否かを判定する。
この判定の結果、遊技球が第1大入賞口113に入賞した場合には、ステップS1404に進む。ステップS1404において、払出指示部1303は、賞球数が「15」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、15個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS105において、演出コマンド生成部1313は、遊技球が第1大入賞口113を通過したことを含む演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1406において、大入賞口開放指示部1307は、第1大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過したか否かを判定する。この判定の結果、所定時間が経過していない場合には、後述するステップS1413に進む。一方、所定時間が経過している場合には、単位遊技の終了であるので、ステップS1407に進み、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に第1大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖される。
次に、ステップS1408において、大入賞口開放指示部1307は、単位遊技の実行回数に「1」を加算する。
次に、ステップS1409において、大入賞口開放指示部1307は、単位遊技の実行回数が、図17−3のステップS1229で決定された回数になったか否かを判定して、第1の特別遊技における全ての単位遊技(すなわち、第1の特別遊技)が終了したか否かを判定する。この判定の結果、第1の特別遊技が終了した場合には、ステップS1410に進み、演出コマンド生成部1313は、第1の特別遊技の終了を示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1411において、大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部302を参照して、第1作動条件成立フラグをオフする。
そして、ステップS1412において、大入賞口開放指示部1307は、図17−3のステップS1228で決定された特定遊技の実行回数が「1」以上であれば、フラグ記憶部1302に記憶されている特定遊技実行フラグをオンし、そうでなければ特定遊技実行フラグをオンしない。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1406において、第1大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過していないと判定された場合には、ステップS1413に進む。ステップS113において、大入賞口開放指示部1307は、入賞判定部1301から送信された遊技球通過信号に基づいて、9個以上の遊技球が第1大入賞口113を通過したか否かを判定する。この判定の結果、第1大入賞口113を通過した遊技球が9個以上である場合には、単位遊技の終了であるので、前述したステップS1407に進み、第1大入賞口113を閉鎖させる。
一方、第1大入賞口113を通過した遊技球が9個以上でない場合には、単位遊技が継続中であるので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
また、ステップS1409において、第1の特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS1414に進み、演出コマンド生成部1313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
(第2特別遊技実行処理)
次に、図20のフローチャートを参照しながら、図15のステップS1007における第2特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図20のステップS1501において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第2段階実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第2段階実行フラグがオンされていない場合には、後述するステップS1514に進む。
一方、第2段階実行フラグがオンされている場合には、ステップS1502に進む。ステップS1502において、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に、第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が開放する。
次に、ステップS1503において、入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1大入賞口113に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が第1大入賞口113に入賞した場合には、ステップS1504に進む。ステップS1504において、払出指示部1303は、賞球数が「15」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、15個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS1505において、演出コマンド生成部1313は、遊技球が第1大入賞口113を通過したことを含む演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1506において、大入賞口開放指示部1307は、第1大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過したか否かを判定する。この判定の結果、所定時間が経過していない場合には、後述するステップS1512に進む。一方、所定時間が経過している場合には、単位遊技の終了であるので、ステップS1507に進む。ステップS1507において、大入賞口開放指示部1307は、入賞口基板203に第1大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖される。
次に、ステップS1508において、大入賞口開放指示部1307は、単位遊技の実行回数に「1」を加算する。
次に、ステップS1509において、大入賞口開放指示部1307は、単位遊技の実行回数が、図18のステップS1307で決定された回数になったか否かを判定して、第2の特別遊技における全ての単位遊技(すなわち、第2の特別遊技)が終了したか否かを判定する。この判定の結果、第2の特別遊技が終了した場合には、ステップS1510に進む。ステップS1510において、演出コマンド生成部1313は、第2の特別遊技の終了を含む演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1511において、大入賞口開放指示部1307は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグ及び第2段階実行フラグをオフする。これにより、第2の特別遊技が終了する。そして、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1509において、第2の特別遊技が終了していない場合には、ステップS1513に進む。ステップS1513において、演出コマンド生成部1313は、第2の特別遊技の継続を含む演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。
ステップS1506において、第1大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過していないと判定された場合には、ステップS1512に進む。ステップS1512において、大入賞口開放指示部1307は、入賞判定部1301から送信された遊技球通過信号に基づいて、9個以上の遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。この判定の結果、大入賞口113を通過した遊技球が9個以上である場合には、単位遊技の終了であるので、前述したステップS1507に進み、第1大入賞口113を閉鎖させる。
一方、第1大入賞口113を通過した遊技球が9個以上でない場合には、単位遊技が継続中であるので、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1501において、第2段階実行フラグがオンされていない場合には、ステップS1514に進む。ステップS1514において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第1段階実行フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、第1段階実行フラグがオンされていない場合には、図15に示したメインフローチャートに戻る。
一方、第1段階実行フラグがオンされている場合には、ステップS1515に進む。ステップS1515において、入賞判定部1301は、入賞口基板203から送信された遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2大入賞口1008に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が第2大入賞口1008に入賞していない場合には、後述するステップS1524に進む。一方、遊技球が第2大入賞口1008に入賞した場合には、ステップS1516に進む。
ステップS1516において、入賞判定部1301は、遊技球通過信号に基づいて、第2大入賞口1008に入賞した遊技球がセンター飾り部品1003内に形成されている特定領域1005を通過したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が特定領域1005を通過していない場合には、後述するステップS1522に進む。
一方、遊技球が特定領域1005を通過した場合には、ステップS1517に進む。ステップS1517において、入賞判定部1301は、図18のステップS1307で決定された第2の特別遊技における単位遊技の実行回数が「1」であるか否かを判定する。この判定の結果、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数が「1」でない場合(すなわち、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数が「2」以上である場合)には、ステップS1518に進む。
ステップS1518において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第2段階実行フラグをオンする。そして、ステップS1519に進む。
ステップS1517において、第2の特別遊技における単位遊技の実行回数が1であると判定された場合には、第2の特別遊技の第2段階を行わないので、ステップS1518を省略してステップS1519に進む。
以上のようにしてステップS1519に進むと、演出コマンド生成部1313は、遊技球が特定領域1005を通過したことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS1520において、払出指示部1303は、賞球数が「15」であることを示す賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、15個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
次に、ステップS1521において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第1段階実行フラグがオフし、図15に示したメインフローチャートに戻る。
ステップS1516において、遊技球が特定領域1005を通過していないと判定された場合には、ステップS1522に進む。ステップS1522において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグをオフする。
次に、ステップS1523において、演出コマンド生成部1313は、第2の特別遊技が終了したことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、前述したステップS1520に進み、遊技球を払い出す。
ステップS1515において、遊技球が第2大入賞口1008に入賞していないと判定された場合には、ステップS1524に進む。ステップS1524において、入賞判定部1301は、フラグ記憶部1302を参照して、第2作動条件成立フラグをオフする。
次に、ステップS1525において、演出コマンド生成部1313は、第2の特別遊技が終了したことを含む演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。そして、前述したステップS1521に進み、第1段階実行フラグがオフされる。ステップS1524、S1525の処理を行った場合には、遊技球は第2大入賞口1008に入賞していないので、ステップS1522、S1523の処理を行った場合とは異なり、遊技球の払い出しが行われない。
尚、演出コマンド生成部1313が生成する演出コマンドの内容や、演出コマンドを送信するタイミングは、図16〜図20のフローチャートに示したものに限定されない。
前述したように、特別遊技実行後の遊技の状態の報知する際のサブ制御基板202における処理動作は、第1の実施形態と同様にして行われ、そのフローチャートは、図11に示したようなものになる。
以上のようにすることによって、第一種パチンコ機だけでなく、第二種パチンコ機においても、前述した第1の実施形態で説明したのと同様の効果を得ることができる。更に、本実施形態のように、所謂1種2種パチンコ機に適用した場合、遊技者は、第1の特別遊技の実行中は、大入賞口113に遊技球を入賞させるような操作を行うことになるが、第1の特別遊技の実行後の遊技の状態を知りたい場合、第1の特別遊技の実行中に一時的に所謂右打ちを行って普通図柄作動ゲート103に遊技球を通過させることになる。ただし、所謂1種2種パチンコ機において、第1の特別遊技の実行中に、普通図柄作動ゲート103に遊技球を通過させてしまうと、特定遊技による利益を遊技者が受けられなくなる虞がある。例えば、特定遊技中の特別図柄の変動表示時間を通常遊技のときよりも格段に短くすると共に、特定遊技中の普通図柄の変動表示時間を通常遊技のときよりも格段に短くしたとする。そうすると、例えば、第1の特別遊技の終了間際に普通図柄作動ゲート103に遊技球が通過して普通図柄の変動表示が開始した後、その変動表示が終了するまでの間に、特定遊技で規定されている回数の特別図柄の変動表示が行われてしまい、遊技球が普通電動役物1001の内部に流入しやすい状態が形成されないまま、特定遊技が終了してしまうことがある。そこで、第1の特別遊技実行後の遊技の状態を知りたい遊技者は、第1の特別遊技の実行中の出来るだけ早い段階で一時的に所謂右打ちを行って普通図柄作動ゲート103に遊技球を通過させることになる。本実施形態では、このような従来にはない新たな遊技の方法を遊技者に提供することができる。そして、このような遊技の方法を提供できることから、特別遊技の実行中に、普通図柄の変動表示が終了する時間に関する情報を、画像やランプ等を用いて遊技者に報知する構成を採用することができる。遊技者は、この情報により、特定遊技の実行を確保できることを確認した上で普通図柄作動ゲート103に遊技球を通過させるための操作(例えば右打ち)を行うことができる。
尚、本実施形態では、第1の特別遊技実行後の遊技の状態と、第2の特別遊技実行後の遊技の状態とを報知するようにした。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はなく、第1の特別遊技実行後の遊技の状態と、第2の特別遊技実行後の遊技の状態との何れか一方のみを報知するようにしてもよい。第2の特別遊技実行後の遊技の状態のみを報知する場合には、例えば図17−3のステップS1230の処理を行わないようにする。また、第2の特別遊技実行後の遊技の状態のみを報知する場合には、例えば図18のステップS1308の処理を行わないようにする。
また、本実施形態では、特別遊技実行後の遊技の状態として、「特定遊技」及び「通常遊技」の何れの遊技であるかを報知するようにした。具体的に説明すると、特別遊技実行後の遊技の状態が特定遊技のときには、図5に示した遊技情報表示領域118dに特定遊技であることを示す情報(例えば、「特定遊技」という文字情報や「やったね!」という文字情報)を表示し、特別遊技実行後の遊技の状態が通常遊技のときには、図5に示した遊技情報表示領域118dに通常遊技であることを示す情報(例えば「通常遊技」という文字情報や「残念」という文字情報)を表示するようにした。しかしながら、特別遊技実行後の遊技に関する情報を報知するようにしていれば、どのような情報を報知してもよい。例えば、図17−3のステップS1228、図18のステップS1306で決定された特定遊技の実行回数と特定遊技の残り回数との少なくとも何れか一方を、特別遊技実行後の遊技の状態が「特定遊技」であることを示す情報に加えて(又は代えて)報知してもよい。
また、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を開始するタイミングや、特別遊技実行後の遊技の状態の報知を継続する期間や、特別遊技実行後の遊技の状態を報知する演出の内容等については、本実施形態においても、前述した第1の実施形態で説明した種々の変形例を採用することができる。
尚、前述した各本実施形態で説明したパチンコ機以外のタイプのパチンコ機にも本実施形態を適用可能である。例えば、前述した所謂潜伏確変タイプの第一種パチンコ機や、転落タイプの第一種パチンコ機にも前述した各本実施形態を適用可能である。
以上説明した本発明の各実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体、又はかかるプログラムを伝送する伝送媒体も本発明の実施の形態として適用することができる。また、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体などのプログラムプロダクトも本発明の実施の形態として適用することができる。上記のプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
また、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態を示し、遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態を示し、遊技機のシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、メイン制御基板の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、サブ制御基板の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、特別遊技実行後の遊技の状態を報知するための演出画像の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、メイン制御基板における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、一般入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図8−1に続くフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、始動入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図9−1に続くフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、特別遊技実行処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、サブ制御基板における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態を示し、遊技機のシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示し、メイン制御基板の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示し、メイン制御基板における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図16−1に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、第1始動入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図17−1に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図17−2に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、第2始動入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、第1特別遊技実行処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、第2特別遊技実行処理の詳細について説明するフローチャートである。
符号の説明
100、1000 遊技機
103 普通図柄作動ゲート
104、1001 普通電動役物
106 特別図柄表示装置
107 装飾図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
112、1004 始動入賞口
113、1008 大入賞口
201 メイン制御基板
202 サブ制御基板
1005 特定領域
1006 流出領域

Claims (7)

  1. 遊技盤の遊技領域に形成された始動入賞口と、
    前記始動入賞口に遊技球が入賞した後に、所定の遊技条件が成立したことに基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技実行判定手段と、
    前記特別遊技実行判定手段により、特別遊技を実行すると判定されると、前記遊技盤の遊技領域に形成された大入賞口を開放して特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記始動入賞口へ遊技球を案内するために開閉する開閉部と、
    前記遊技領域における、前記始動入賞口及び前記大入賞口とは異なる所定の通過領域を遊技球が通過すると抽選を行う第2の抽選手段と、
    前記第2の抽選手段による抽選の当選に基づいて、前記開閉部を開閉させる始動入賞口開閉手段と、
    前記特別遊技の実行が開始された後に、前記第2の抽選手段による抽選の結果に基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知する報知手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記始動入賞口に遊技球が入賞すると抽選を行う第1の抽選手段を有し、
    前記特別遊技実行判定手段は、前記第1の抽選手段による抽選の結果に基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記報知手段は、前記特別遊技が実行されているときに、前記第2の抽選手段による抽選に当選したことに基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記報知手段は、前記第2の抽選手段による抽選に当選したとき、前記第2の抽選手段による当選に基づく前記開閉部の動作を開始させるとき、前記第2の抽選手段による当選に基づいて前記開閉部が動作しているとき、又は前記第2の抽選手段による当選に基づく前記開閉部の動作を終了させるときに、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記開閉手段は、前記特別遊技が実行された後、所定の条件が成立するまでは、通常遊技よりも前記始動入賞口に遊技球を案内し易くするように前記開閉部を開閉させ、
    前記報知手段は、前記開閉部が、前記始動入賞口に遊技球を案内し易い状態になっているときに、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記始動入賞口に遊技球が入賞すると、前記大入賞口を開閉する大入賞口開閉手段を有し、
    前記特別遊技実行判定手段は、前記大入賞口開閉手段により前記大入賞口が開いているときに当該大入賞口に入賞した遊技球が所定の領域を通過したか否かに基づいて、特別遊技を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 前記報知手段は、前記特別遊技の実行が開始された後に、前記第2の抽選手段による抽選に当選したことに基づいて、前記特別遊技が終了した後の遊技に関する情報を報知することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機。
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