JP2009187993A - Soiウエハの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体基板上に開口部と段差を有する絶縁膜上に、エピタキシャル成長により半導体膜を形成した後研磨することにより、高精度に膜厚を制御された薄膜のSOI層を形成する際にも、SOI層中に残留結晶欠陥が少なく結晶品質の高いSOIウエハの製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体基板1に、段差のついた第一第二絶縁膜2、3を形成し、該絶縁膜2、3の第二開口部5bにエピタキシャル層5a成長させ、該エピタキシャル層5aが前記第二開口部5aから横方向に延び、前記第二絶縁膜3を覆うように成長させた際のエピタキシャル膜厚を3μm以下に制御し、続いて、CMP研磨により前記第一絶縁膜2をストッパとして該エピタキシャル層5aを研磨し、前記第一第二絶縁膜2、3の段差の厚みとちょうど同じ厚さに制御されたSOI層を有するSOIウエハとする。
【選択図】 図10
【解決手段】半導体基板1に、段差のついた第一第二絶縁膜2、3を形成し、該絶縁膜2、3の第二開口部5bにエピタキシャル層5a成長させ、該エピタキシャル層5aが前記第二開口部5aから横方向に延び、前記第二絶縁膜3を覆うように成長させた際のエピタキシャル膜厚を3μm以下に制御し、続いて、CMP研磨により前記第一絶縁膜2をストッパとして該エピタキシャル層5aを研磨し、前記第一第二絶縁膜2、3の段差の厚みとちょうど同じ厚さに制御されたSOI層を有するSOIウエハとする。
【選択図】 図10
Description
本発明は、エピタキシャル成長技術を使い、低コストで結晶品質が高いSOI(Silicon On Insulator)ウエハを製造する方法に関する。
現在主流であるSOIウエハの製造方法としては、貼り合わせ法、水素イオン打ち込み法、酸素イオン打ち込みによるSIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法、あるいは前二法の組み合わせによる方法などが知られている(たとえば、特許文献1〜6)。ただし、以下、説明するSOIウエハとはシリコン半導体基板を用いるものに限らず、他の半導体材料であってもよい。
これらの製造方法には、次のような問題がある。
第1に、貼り合わせにおける密着度は界面に露出している元素や、格子の終端状態に大幅に左右され、また、界面の処理履歴による影響を強く受ける。そのため、貼り合わせ界面の制御が重要にもかかわらず、その制御が困難である。また、不良が発生した場合に表面の1格子〜数格子分だけの情報を得る分析評価技術が十分でないことから、不良原因の調査解明も困難である。
第2に、貼り合わせは高精度を要求する工程が増えることに直結する。
第3に、貼り合わせはシリコンウエハを2枚使うことになるから、材料の無駄が多い。
第4に、貼りあわせたウエハを引き剥がすとき、パーティクルが発生してウエハの汚染源となる。
これらの製造方法には、次のような問題がある。
第1に、貼り合わせにおける密着度は界面に露出している元素や、格子の終端状態に大幅に左右され、また、界面の処理履歴による影響を強く受ける。そのため、貼り合わせ界面の制御が重要にもかかわらず、その制御が困難である。また、不良が発生した場合に表面の1格子〜数格子分だけの情報を得る分析評価技術が十分でないことから、不良原因の調査解明も困難である。
第2に、貼り合わせは高精度を要求する工程が増えることに直結する。
第3に、貼り合わせはシリコンウエハを2枚使うことになるから、材料の無駄が多い。
第4に、貼りあわせたウエハを引き剥がすとき、パーティクルが発生してウエハの汚染源となる。
第5に、水素イオン打ち込みによって引き剥がし領域を形成する場合、SOIウエハ表面の平坦度や元素組成は、水素イオン打ち込みの精度によって規定される。しかし、水素イオン打ち込みは、1×1012cm-2以上のドーズ量で水素イオンをシリコンの結晶格子に打ち込むものであるから、打ち込まれたイオンの動きは多数個の動きを確率的にしか制御することができない。つまり、ある特定の1個のイオンを、特定の経路を決めて、特定の目的位置に到達させる操作を繰り返し、1×1012cm-2以上のドーズ量を達成することは事実上できない。
第6に、半導体デバイスとして使用する領域を水素イオンが通過する場合、上記と同じ理由により、結晶格子に与えるダメージを完全に排除することはできない。また、結晶格子を回復させる工程を入れる場合、さらに工程数とコストが増えることになる。
さらに、また、絶縁膜上にシリコン半導体膜(以下、SOI層とする)をエピタキシャル成長させる方法も公知である(たとえば、非特許文献1、2)。この方法によるSOIウエハを用いた縦型のMOS型半導体装置であるトップゲート型表面高注入構造を有するIGBTに関する記述がある(特許文献7)
またさらに、SOIウエハを用いたトップゲート型のMOS型半導体装置についての記述と共に、絶縁膜上に10μmの厚いシリコンエピタキシャル層を形成すると、シリコンエピタキシャル層中に大きな残留応力が発生し、転位などの結晶欠陥ができる。この結果、前記厚さ10μmのシリコンエピタキシャル層を厚さ1μmに減厚しても中に結晶欠陥が残ることが避けられないという趣旨の記述がある。さらに、所定の厚さのシリコンエピタキシャル層を薄く研磨して形成されるSOI層の実施例として、絶縁膜の凹部上に厚さ4μmのシリコンエピタキシャル層を形成する記述がある。また、この際、横方向(表面に平行な方向)にも4μm拡がるが、4μmの広がりでは前記凹部を充填するのに不足する場合は、必要な広がり面積を満たす多結晶を絶縁膜の厚さ0.7μmを超える厚さの1μmの厚さに積層することも記載されている(特願2007−103387号―0006段落、0012段落および0022段落)。
第6に、半導体デバイスとして使用する領域を水素イオンが通過する場合、上記と同じ理由により、結晶格子に与えるダメージを完全に排除することはできない。また、結晶格子を回復させる工程を入れる場合、さらに工程数とコストが増えることになる。
さらに、また、絶縁膜上にシリコン半導体膜(以下、SOI層とする)をエピタキシャル成長させる方法も公知である(たとえば、非特許文献1、2)。この方法によるSOIウエハを用いた縦型のMOS型半導体装置であるトップゲート型表面高注入構造を有するIGBTに関する記述がある(特許文献7)
またさらに、SOIウエハを用いたトップゲート型のMOS型半導体装置についての記述と共に、絶縁膜上に10μmの厚いシリコンエピタキシャル層を形成すると、シリコンエピタキシャル層中に大きな残留応力が発生し、転位などの結晶欠陥ができる。この結果、前記厚さ10μmのシリコンエピタキシャル層を厚さ1μmに減厚しても中に結晶欠陥が残ることが避けられないという趣旨の記述がある。さらに、所定の厚さのシリコンエピタキシャル層を薄く研磨して形成されるSOI層の実施例として、絶縁膜の凹部上に厚さ4μmのシリコンエピタキシャル層を形成する記述がある。また、この際、横方向(表面に平行な方向)にも4μm拡がるが、4μmの広がりでは前記凹部を充填するのに不足する場合は、必要な広がり面積を満たす多結晶を絶縁膜の厚さ0.7μmを超える厚さの1μmの厚さに積層することも記載されている(特願2007−103387号―0006段落、0012段落および0022段落)。
一方、前記SOI層をエピタキシャル成長により形成する方法には、SOI層を精度よく所望の厚さにすることが困難であるという問題点がある。また、シリコン半導体基板の表面を覆う絶縁膜に複数の窓部を開口し、その窓部に露出する半導体表面からSOI層をエピタキシャル成長させる方法であるため、複数の窓部から独立してエピタキシャル成長する膜が相互に衝突する界面を中心に転位などの結晶欠陥が発生しやすい。そのため、結晶品質の低いSOI層しか得られないという問題点がある。このような種々の問題があるため、前記SOI層をエピタキシャル成長させる方法は、現在に至るまで実用化されていない。
特開2000−30995号公報
特開2001−85648号公報
特開2001−144275号公報
特開2002−261259号公報
特開2003−37255号公報
特開2001−28354号公報
特開2007−157861号公報
Journal of Crystal Growth, vol. 63, (1983), pp. 493 − 526、
Japanese Journal of Applied Physics, vol. 28, (1989), pp. 440
前記エピタキシャル成長法では、Si酸化膜(または絶縁膜)上でエピタキシャル成長させると、接触部近傍で多結晶化しやすいことが知られている。そこで、この多結晶化を回避するために、Si酸化膜(または絶縁膜)上には直接エピタキシャル成長させないようにする方法として、シリコン結晶を成長させるガスソース(例えばモノシラン、ジクロロシラン、トリクロルシランなど)と逆にシリコン結晶のエッチング作用のあるガスソース(例えばHCl)を同時供給し開口部からシリコン半導体膜を厚さ方向と横方向にエピタキシャル成長(エピタキシャル横方向成長)させてシリコン半導体膜で埋める方法が知られている。
しかし、図12に示すような形状で第一絶縁膜2、第二絶縁膜3上の縦方向に厚いシリコンエピタキシャル層を形成すると、前述のように、膜中に大きな残留応力が発生してしまうため、シリコンエピタキシャル層中のうち、絶縁膜に接する近傍に結晶欠陥14が形成される。このため、第一絶縁膜2をストッパとしてCMP(Chemical Mechanical Polisher)などを使って研磨して薄膜のシリコン半導体膜としても、図13のようになり、研磨後にも結晶欠陥14は残留したままとなり無くならないのだと考えられる。従って、このような製造方法では、残留結晶欠陥14の影響で、良好な特性を示す結晶品質の高いシリコン半導体膜が作成できないという点が問題である。
しかし、図12に示すような形状で第一絶縁膜2、第二絶縁膜3上の縦方向に厚いシリコンエピタキシャル層を形成すると、前述のように、膜中に大きな残留応力が発生してしまうため、シリコンエピタキシャル層中のうち、絶縁膜に接する近傍に結晶欠陥14が形成される。このため、第一絶縁膜2をストッパとしてCMP(Chemical Mechanical Polisher)などを使って研磨して薄膜のシリコン半導体膜としても、図13のようになり、研磨後にも結晶欠陥14は残留したままとなり無くならないのだと考えられる。従って、このような製造方法では、残留結晶欠陥14の影響で、良好な特性を示す結晶品質の高いシリコン半導体膜が作成できないという点が問題である。
本発明は、以上説明した点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、半導体基板上に開口部と段差を有する絶縁膜上に、エピタキシャル成長により半導体膜を形成した後研磨することにより、高精度に膜厚を制御された薄膜のSOI層を形成する際にも、SOI層中に残留結晶欠陥が少なく結晶品質の高いSOIウエハの製造方法を提供することである。
特許請求の範囲の請求項1記載の発明によれば、半導体基板の表面に第一絶縁膜を形成する工程と、第一絶縁膜に第一開口部を形成する工程と、第二絶縁膜を全面に形成して、絶縁膜に第二絶縁膜だけの部分と第一絶縁膜と第二絶縁膜との積層絶縁膜部分との段差を形成する工程と、前記第一開口部内の第二絶縁膜に第二開口部を形成し前記半導体基板表面を露出させる工程と、第二開口部内の前記半導体基板表面をシード層として成長するエピタキシャル層が少なくとも第二絶縁膜上の一部を覆うと共に、前記エピタキシャル層を、前記積層絶縁膜の表面よりは少なくとも厚く、3μmよりは薄い膜厚に形成する工程と、前記エピタキシャル層を前記積層絶縁膜の表面をストッパとして研磨して前記積層絶縁膜表面と面一の厚さのSOI層を形成する工程を有するSOIウエハの製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、前記エピタキシャル層を形成後、さらに、少なくとも一部が多結晶膜もしくはアモルファス膜から成る膜を形成して前記第一開口部を充填させた後、前記積層絶縁膜の表面をストッパとして研磨して前記積層絶縁膜表面と面一の厚さのSOI層を形成する工程を有する特許請求の範囲の請求項1記載のSOIウエハの製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、前記SOI層と前記半導体基板とを導電接続するために設けられる第二開口部が半導体ユニットパターン1個当たり複数設けられている特許請求の範囲の請求項1または2に記載のSOIウエハの製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、前記エピタキシャル層を形成後、さらに、少なくとも一部が多結晶膜もしくはアモルファス膜から成る膜を形成して前記第一開口部を充填させた後、前記積層絶縁膜の表面をストッパとして研磨して前記積層絶縁膜表面と面一の厚さのSOI層を形成する工程を有する特許請求の範囲の請求項1記載のSOIウエハの製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、前記SOI層と前記半導体基板とを導電接続するために設けられる第二開口部が半導体ユニットパターン1個当たり複数設けられている特許請求の範囲の請求項1または2に記載のSOIウエハの製造方法とする。
特許請求の範囲の請求項4記載の発明によれば、前記半導体基板の主面が(100)面またはこれと等価な面であるシリコン半導体基板であり、前記第二絶縁膜に設けられる第二開口部が<010>またはこれと等価な方位を向いたストライプ形状である特許請求の範囲の請求項3記載のSOIウエハの製造方法とする。
本発明によれば、半導体基板上に開口部と段差を有する絶縁膜上に、エピタキシャル成長により半導体膜を形成した後研磨することにより、高精度に膜厚を制御された薄膜のSOI層を形成する際にも、SOI層中に残留結晶欠陥が少なく結晶品質の高いSOIウエハの製造方法を提供することができる。
以下、本発明にかかるSOIウエハの製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
図1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その1)である。図2−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その2)、図2−2は図2−1の斜視図である。図3−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その3)、図3−2は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの異なる製造工程を示す断面図である。図4−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その4)、図4−2は図4−1の斜視図である。図5−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その5)、図5−2は図5−1の斜視図である。図6は絶縁膜上に形成されるシリコンエピタキシャル層の厚さと結晶欠陥との関係図である。図7−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その6)、図7−2は図7−1の斜視図である。図8は前記図5の異なる製造工程を示す断面図(その1)である。図9は前記図8の異なる製造工程を示す断面図(その2)である。図10は前記図5の異なる製造工程を示す断面図(その3)である。図11は本発明のSOIウエハを用いたIGBTの要部断面図である。
図1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その1)である。図2−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その2)、図2−2は図2−1の斜視図である。図3−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その3)、図3−2は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの異なる製造工程を示す断面図である。図4−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その4)、図4−2は図4−1の斜視図である。図5−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その5)、図5−2は図5−1の斜視図である。図6は絶縁膜上に形成されるシリコンエピタキシャル層の厚さと結晶欠陥との関係図である。図7−1は本発明の実施例1にかかるSOIウエハの製造工程を示す断面図(その6)、図7−2は図7−1の斜視図である。図8は前記図5の異なる製造工程を示す断面図(その1)である。図9は前記図8の異なる製造工程を示す断面図(その2)である。図10は前記図5の異なる製造工程を示す断面図(その3)である。図11は本発明のSOIウエハを用いたIGBTの要部断面図である。
本発明の実施例1に係わるSOIウエハの製造方法を、図1〜図7に示す断面図または斜視図を参照して、順を追って詳細に説明する。以下の実施例では、半導体材料としてシリコン半導体結晶(以下シリコンと略記する)を用いて説明するが、本発明はシリコン以外の半導体材料にも適用可能である。
まず、はじめに、図1のシリコン基板の断面図に示すようにシリコン基板1を準備しその表面に熱酸化またはCVDなどによって、たとえば、厚さ0.7μmの第一絶縁膜2を形成する。シリコン基板1の主面は(100)面であることが望ましい。シリコン基板1はCZ法やFZ法によって製造したシリコンウエハであり、導電型はデバイスの用途によってn型、p型、ノンドープのいずれでもよく、不純物濃度も用途に合わせて選べばよい。第一絶縁膜2は、一般的には熱酸化膜を使うのが、信頼性からも量産性の点からもすぐれている。しかし、CVDによるTEOS(Tetra EtylOxy Silicate)、HTO(High Temperature Oxide)、PSG(Phospho Silicate Glass)などの酸化膜を使ってもよいし、窒化珪素膜を使ってもよい。
次に、フォトリソグラフィーによって第一絶縁膜2に所定のパターンの窓開け処理を施す。このとき形成された第一開口部4aのユニットパターンを、図2−1の断面図および図2−2の斜視図に示す。第一絶縁膜2の第一開口部4aの広さは、SOI領域に作り込む半導体素子のサイズによって、任意に決定して構わない。続いて、表面に新たに厚さ0.1μmの第二絶縁膜3を形成する。第二絶縁膜3として熱酸化膜を使う場合は、図3−1の断面図に示すように、新たに酸化される酸化膜は第一絶縁膜2の有無にかかわらず、シリコン基板1との界面に形成されることから、第二絶縁膜3は第一絶縁膜2の下にもぐり込む構造になる。一方、第二絶縁膜3としてCVDによる前記TEOS、HTO、PSGなどの酸化膜や窒化珪素膜などのようにデポジット膜を使う場合は、図3−2に断面図を示すように、第二絶縁膜3が第一絶縁膜2の表面を覆う形になる。以下の説明では、図3−1のフローを採用するが、第一絶縁膜2および第二絶縁膜3の積層順を入れ替えれば、容易に図3−2のフローに読み替えることができる。
まず、はじめに、図1のシリコン基板の断面図に示すようにシリコン基板1を準備しその表面に熱酸化またはCVDなどによって、たとえば、厚さ0.7μmの第一絶縁膜2を形成する。シリコン基板1の主面は(100)面であることが望ましい。シリコン基板1はCZ法やFZ法によって製造したシリコンウエハであり、導電型はデバイスの用途によってn型、p型、ノンドープのいずれでもよく、不純物濃度も用途に合わせて選べばよい。第一絶縁膜2は、一般的には熱酸化膜を使うのが、信頼性からも量産性の点からもすぐれている。しかし、CVDによるTEOS(Tetra EtylOxy Silicate)、HTO(High Temperature Oxide)、PSG(Phospho Silicate Glass)などの酸化膜を使ってもよいし、窒化珪素膜を使ってもよい。
次に、フォトリソグラフィーによって第一絶縁膜2に所定のパターンの窓開け処理を施す。このとき形成された第一開口部4aのユニットパターンを、図2−1の断面図および図2−2の斜視図に示す。第一絶縁膜2の第一開口部4aの広さは、SOI領域に作り込む半導体素子のサイズによって、任意に決定して構わない。続いて、表面に新たに厚さ0.1μmの第二絶縁膜3を形成する。第二絶縁膜3として熱酸化膜を使う場合は、図3−1の断面図に示すように、新たに酸化される酸化膜は第一絶縁膜2の有無にかかわらず、シリコン基板1との界面に形成されることから、第二絶縁膜3は第一絶縁膜2の下にもぐり込む構造になる。一方、第二絶縁膜3としてCVDによる前記TEOS、HTO、PSGなどの酸化膜や窒化珪素膜などのようにデポジット膜を使う場合は、図3−2に断面図を示すように、第二絶縁膜3が第一絶縁膜2の表面を覆う形になる。以下の説明では、図3−1のフローを採用するが、第一絶縁膜2および第二絶縁膜3の積層順を入れ替えれば、容易に図3−2のフローに読み替えることができる。
次に、フォトリソグラフィーにより、第二絶縁膜3に、図4−1の断面図、図4−2の斜視図に示すようなストライプ状の第二開口部4bを形成する。第二開口部4bの底部にはシリコン基板1の表面が露出する。このとき、第二開口部4bのストライプ方向は<010>またはこれに等価な<001>方向であることが望ましい。次に、第二開口部4b底部に露出するシリコン基板1の表面をシード層としてシリコンエピタキシャル成長を行い、シリコンエピタキシャル層5aがシリコン基板1から出発して、第二絶縁膜3の厚さ(0.1μm)を越えると第二絶縁膜3上を横方向(表面に沿う方向)に延び、第二絶縁膜3および第一絶縁膜2の一部を覆うまで成膜する。ただし、この状態は、第二開口部4bの端部から直角方向の第一開口部4aの端部までの長さが3μm未満のときである。この状態を図5−1の断面図、図5−2の斜視図に示す。その理由は、前記シリコンエピタキシャル層5aの第二絶縁膜3上における膜厚は、第二絶縁膜3上に積層される第一絶縁膜2の表面よりは厚く、3μm以下とすることが本発明の特徴だからである。その理由は後述する。膜厚が3μm以下ということは、エピタキシャル層の成長は横方向と縦方向(厚さ方向)の成長速度がほぼ同じであることを前提にするので、横方向への広がりも3μm以下になるからである。
シリコンエピタキシャル層5aを成長させる原料ガス成分としては、よく知られたTCS(トリクロルシラン:SiHCl3)とHCLガスまたはDCS(ジクロルシラン:SiH2Cl2)とHCLガスをそれぞれ用いることができる。
次に、前述のシリコンエピタキシャル層の膜厚を本発明では3μm以下とする理由について説明する。図6は、絶縁膜上に形成されたシリコンエピタキシャル層の厚さと、シリコンエピタキシャル層に生成する結晶欠陥数との関係図である。図6は、絶縁膜上に形成されたシリコンエピタキシャル層の厚さを4μm以上にすると、層内に結晶欠陥が生成され、しかも層の厚さが増加するにつれて、欠陥数が急激に増加することを示している。図6からはシリコンエピタキシャル層の厚さが3μm以下では結晶欠陥が発生しないことを示している。これが膜厚を3μm以下とする根拠である。
一方、第二開口部4bの端部から直角方向の第一開口部4aの端部までの長さが3μmより長い場合は、後述の実施例2で説明する。次に、第一絶縁膜2をストッパとして前記CMPなどを使ってシリコンエピタキシャル層5aの研磨を行い、第一絶縁膜2の表面と面一のSOI層5bを形成する。通常、シリコンを研磨する仕様のCMPによれば、第一絶縁膜2として熱酸化膜を用いた場合、熱酸化膜の研磨レートは極めて遅く、シリコンとの選択比は100〜300程度に達する。従って熱酸化膜が極めて優秀なストッパとしてはたらく。その結果、図7−1の断面図、図7−2の斜視図に示すようなSOIウエハが完成する。
次に、前述のシリコンエピタキシャル層の膜厚を本発明では3μm以下とする理由について説明する。図6は、絶縁膜上に形成されたシリコンエピタキシャル層の厚さと、シリコンエピタキシャル層に生成する結晶欠陥数との関係図である。図6は、絶縁膜上に形成されたシリコンエピタキシャル層の厚さを4μm以上にすると、層内に結晶欠陥が生成され、しかも層の厚さが増加するにつれて、欠陥数が急激に増加することを示している。図6からはシリコンエピタキシャル層の厚さが3μm以下では結晶欠陥が発生しないことを示している。これが膜厚を3μm以下とする根拠である。
一方、第二開口部4bの端部から直角方向の第一開口部4aの端部までの長さが3μmより長い場合は、後述の実施例2で説明する。次に、第一絶縁膜2をストッパとして前記CMPなどを使ってシリコンエピタキシャル層5aの研磨を行い、第一絶縁膜2の表面と面一のSOI層5bを形成する。通常、シリコンを研磨する仕様のCMPによれば、第一絶縁膜2として熱酸化膜を用いた場合、熱酸化膜の研磨レートは極めて遅く、シリコンとの選択比は100〜300程度に達する。従って熱酸化膜が極めて優秀なストッパとしてはたらく。その結果、図7−1の断面図、図7−2の斜視図に示すようなSOIウエハが完成する。
本発明によれば、シリコンエピタキシャル層5aの厚さを3μm以下としたので、このシリコンエピタキシャル層5aが形成される絶縁膜表面に接触する近傍に転位などの結晶欠陥が生成されず、研磨後のSOI層5bにも残留結晶欠陥が残らない。さらに、SOI層5bの膜厚は第二絶縁膜3と、第一絶縁膜2および第二絶縁膜3の積層部との間の段差によって決定される。一般に絶縁膜の膜厚制御は、現在では技術的に容易であり、数100Å〜数μmの絶縁膜厚さをウエハ面内・ウエハ間・ロット間での各ばらつきを2〜3%以内に抑えることができる高精度を有している。従って、前記第一絶縁膜2の厚さを基準として研磨により形成するSOI層5bの膜厚もこれらとほぼ同じ厚さ範囲、同じばらつき範囲で高精度に形成することができる。
第二絶縁膜3上にSOI層を形成するための領域である第一絶縁膜2に設けられた第一開口部について、第一開口部内に設けられる第二開口部4bの端部から直角方向の第一開口部4aの端部までの長さが3μmより長い場合について、説明する。
前記実施例1で説明したように、結晶性の良いシリコンエピタキシャル層5aを作成するために、第二絶縁膜3上のシリコンエピタキシャル層5aの厚さを3μm以下にすることは、第二開口部4b端部から第二絶縁膜3の表面を横方向に成長するシリコンエピタキシャル層5aの長さも基本的に3μm程度に制限されることを意味する。このため、第一開口部4aをシリコンエピタキシャル層5aで充填するためには、第一開口部4aの大きさに設計上の制約ができてしまうが、以下の方法により、その制約の無いSOI層を有するSOIウエハを製造することができる。
まず、図4−1のような第二開口部4bに、図8のようなシリコンエピタキシャル層5aを第二絶縁膜3の上の厚さが3μm以内になるように前記実施例1に記載と同様に成長させる。当然ながら、第一開口部をシリコンエピタキシャル層5aで完全に充填することはできず、未充填部が残る。次に図9のように減圧もしくは常圧CVDによりモノシラン(SiH4)を原料ガスとして用いて多結晶シリコン層13を、第一絶縁膜2、第二絶縁膜3およびシリコンエピタキシャル層5aを覆うように形成する。この多結晶シリコン層13の厚さは、少なくとも第一開口部4aの前記未充填部を充填できる厚さとする。しかし、多結晶シリコン層13の膜厚はさらに厚く形成してもシリコンエピタキシャル層5aの厚さのようには結晶欠陥の発生数の多寡には関係しないので、それほど気にする必要はないが、次工程で研磨するので厚くしすぎると膜の形成に時間とコストがかかり、さらに研磨時間も多くかかるだけなので、少ないに越したことはない。次に、シリコンエピタキシャル層5aと多結晶シリコン層13を第一絶縁膜2の表面を基準に研磨すると、図10に示すように、第一絶縁膜2の表面と面一に研磨されたSOI層が形成される。本実施例2によれば、シリコンエピタキシャル層5aの厚さを3μm以下に制限したことから、前記図6に示すように結晶欠陥を無くすことができる。実施例1に比べると、SOI層の面積を大きくできる点がメリットである。実施例2によれば、SOI層の面積が大きい場合でも良好な結晶性のSOI層を一部有するSOIウエハが得られる。従って、このSOIウエハを用いて、半導体デバイスの作成に適用する際には、良好な結晶性SOIを必要とする機能要素については、シリコンエピタキシャル層の部分に形成し、特性的に問題ない機能要素については多結晶SOI層に形成すると良い。
前記実施例1で説明したように、結晶性の良いシリコンエピタキシャル層5aを作成するために、第二絶縁膜3上のシリコンエピタキシャル層5aの厚さを3μm以下にすることは、第二開口部4b端部から第二絶縁膜3の表面を横方向に成長するシリコンエピタキシャル層5aの長さも基本的に3μm程度に制限されることを意味する。このため、第一開口部4aをシリコンエピタキシャル層5aで充填するためには、第一開口部4aの大きさに設計上の制約ができてしまうが、以下の方法により、その制約の無いSOI層を有するSOIウエハを製造することができる。
まず、図4−1のような第二開口部4bに、図8のようなシリコンエピタキシャル層5aを第二絶縁膜3の上の厚さが3μm以内になるように前記実施例1に記載と同様に成長させる。当然ながら、第一開口部をシリコンエピタキシャル層5aで完全に充填することはできず、未充填部が残る。次に図9のように減圧もしくは常圧CVDによりモノシラン(SiH4)を原料ガスとして用いて多結晶シリコン層13を、第一絶縁膜2、第二絶縁膜3およびシリコンエピタキシャル層5aを覆うように形成する。この多結晶シリコン層13の厚さは、少なくとも第一開口部4aの前記未充填部を充填できる厚さとする。しかし、多結晶シリコン層13の膜厚はさらに厚く形成してもシリコンエピタキシャル層5aの厚さのようには結晶欠陥の発生数の多寡には関係しないので、それほど気にする必要はないが、次工程で研磨するので厚くしすぎると膜の形成に時間とコストがかかり、さらに研磨時間も多くかかるだけなので、少ないに越したことはない。次に、シリコンエピタキシャル層5aと多結晶シリコン層13を第一絶縁膜2の表面を基準に研磨すると、図10に示すように、第一絶縁膜2の表面と面一に研磨されたSOI層が形成される。本実施例2によれば、シリコンエピタキシャル層5aの厚さを3μm以下に制限したことから、前記図6に示すように結晶欠陥を無くすことができる。実施例1に比べると、SOI層の面積を大きくできる点がメリットである。実施例2によれば、SOI層の面積が大きい場合でも良好な結晶性のSOI層を一部有するSOIウエハが得られる。従って、このSOIウエハを用いて、半導体デバイスの作成に適用する際には、良好な結晶性SOIを必要とする機能要素については、シリコンエピタキシャル層の部分に形成し、特性的に問題ない機能要素については多結晶SOI層に形成すると良い。
ところで、本発明にかかる前記SOI層5bは、第二絶縁膜3に設けられた第二開口部4bを埋めるシリコンエピタキシャル層5aを介してシリコン基板1に接続されている。従って、SOI層5bとシリコン基板1との間に電流を流すような半導体素子を作製するためのウエハとして好適である。図11は、図10に示すSOIウエハに、SOI層5bとシリコン基板1との間に電流を流す半導体素子として、トップゲート型表面高注入構造を有するIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を作製した状態を示す断面図である。シリコン基板1は、ドリフト領域となるn-型の半導体領域である。SOI層5bのうち、シリコンエピタキシャル層5aからなる部分には、少なくともp型チャネル領域(pベース領域)7を形成する。n+型エミッタ領域8やp+型ボディ領域6はSOI層5bのうち、多結晶部分13に形成しても良好な特性が得られる。前記チャネル領域7上には、ゲート絶縁膜10を介してゲート電極9が設けられている。エミッタ電極11は、n+型エミッタ領域8とp+型ボディ領域6とに共通に導電接触している。また、シリコン基板1の裏面側には、p型のコレクタ層15とコレクタ電極12が設けられている。
以上説明したように、本発明にかかるSOI層5bは、第二開口部4bにおいてシリコンエピタキシャル層5aを介してシリコン基板1と電気的につながっているSOIウエハに好ましく適用される。このことは、前述の図11に示すIGBTを作成する場合のように、SOI領域とシリコン基板1との間に電流を流すような半導体素子を形成する場合は有利にはたらく。図11に示す断面図ではトップゲート型表面高注入構造の高耐圧IGBTを典型的な適用例として採用したが、IGBT以外にも、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)、絶縁ゲート型サイリスタ、高耐圧ダイオードなどにも適用可能である。
以上説明したように、本発明にかかるSOI層5bは、第二開口部4bにおいてシリコンエピタキシャル層5aを介してシリコン基板1と電気的につながっているSOIウエハに好ましく適用される。このことは、前述の図11に示すIGBTを作成する場合のように、SOI領域とシリコン基板1との間に電流を流すような半導体素子を形成する場合は有利にはたらく。図11に示す断面図ではトップゲート型表面高注入構造の高耐圧IGBTを典型的な適用例として採用したが、IGBT以外にも、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)、絶縁ゲート型サイリスタ、高耐圧ダイオードなどにも適用可能である。
また、本発明のSOIウエハは貼り合わせ技術を用いないので、貼り合わせた基板の密着度の安定性の問題や、不良原因の解明の問題や、製造コストの問題や、材料が無駄になるという問題や、ウエハの汚染の問題を回避することができる。また、イオン打ち込み技術を用いないので、SOIウエハ表面の平坦度や元素組成のばらつきの問題や、結晶格子のダメージの問題や、製造コストの問題を回避することができる。
1…シリコン基板
2…第一絶縁膜
3…第二絶縁膜
4a…第一開口部
4b…第二開口部
5a…シリコンエピタキシャル層
5b…SOI層
6…p+型ボディ領域
7…p型ベース領域、p型チャネル領域
8…n+型エミッタ領域
9…ゲートポリシリコン電極
10…ゲート絶縁膜
11…エミッタ電極
12…コレクタ電極
13…多結晶シリコン層
14…結晶欠陥
15…p型コレクタ層。
2…第一絶縁膜
3…第二絶縁膜
4a…第一開口部
4b…第二開口部
5a…シリコンエピタキシャル層
5b…SOI層
6…p+型ボディ領域
7…p型ベース領域、p型チャネル領域
8…n+型エミッタ領域
9…ゲートポリシリコン電極
10…ゲート絶縁膜
11…エミッタ電極
12…コレクタ電極
13…多結晶シリコン層
14…結晶欠陥
15…p型コレクタ層。
Claims (4)
- 半導体基板の表面に第一絶縁膜を形成する工程と、第一絶縁膜に第一開口部を形成する工程と、第二絶縁膜を全面に形成して、絶縁膜に第二絶縁膜だけの部分と第一絶縁膜と第二絶縁膜との積層絶縁膜部分との段差を形成する工程と、前記第一開口部内の第二絶縁膜に第二開口部を形成し前記半導体基板表面を露出させる工程と、第二開口部内の前記半導体基板表面をシード層として成長するエピタキシャル層が少なくとも第二絶縁膜上の一部を覆うと共に、前記エピタキシャル層を、前記積層絶縁膜の表面よりは少なくとも厚く、第二絶縁膜上の膜厚が3μmよりは薄い膜厚に形成する工程と、前記エピタキシャル層を前記積層絶縁膜の表面をストッパとして研磨して前記積層絶縁膜表面と面一の厚さのSOI層を形成する工程を有することを特徴とするSOIウエハの製造方法。
- 前記エピタキシャル層を形成後、さらに、少なくとも一部が多結晶膜もしくはアモルファス膜から成る膜を形成して前記第一開口部を充填させた後、前記積層絶縁膜の表面をストッパとして研磨して前記積層絶縁膜表面と面一の厚さのSOI層を形成する工程を有することを特徴とする請求項1記載のSOIウエハの製造方法。
- 前記SOI層と前記半導体基板とを導電接続するために設けられる第二開口部が半導体ユニットパターン1個当たり複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のSOIウエハの製造方法。
- 前記半導体基板の主面が(100)面またはこれと等価な面であるシリコン半導体基板であり、前記第二絶縁膜に設けられる第二開口部が<010>またはこれと等価な方位を向いたストライプ形状であることを特徴とする請求項3記載のSOIウエハの製造方法。
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---|---|---|---|
JP2008023434A JP2009187993A (ja) | 2008-02-04 | 2008-02-04 | Soiウエハの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014515192A (ja) * | 2011-04-14 | 2014-06-26 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 水平部材を含むスペーサを有するウェハ |
WO2023082563A1 (zh) * | 2021-11-13 | 2023-05-19 | 无锡华润上华科技有限公司 | 绝缘体上半导体结构及其制造方法 |
-
2008
- 2008-02-04 JP JP2008023434A patent/JP2009187993A/ja active Pending
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