JP2009186925A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない部品点数でパネル割れを抑制できる映像表示装置を提供する。
【解決手段】前面パネルと背面パネルとを有し、前面パネルの主面と背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、背面パネルにおける前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシ5aと、表示パネルおよび金属シャーシ5aを内包する筐体と、金属シャーシ5aの背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブ6と、金属シャーシ5aを筐体に取り付ける取り付け部材とを備える。金属シャーシ5aの背面パネルに接合された面の裏面は、中央部12と、中央部12以外の領域である外縁部13とを有し、リブ6は、外縁部13にのみ配置され、配置位置における封止部材の内側端部16の金属シャーシ5aへの投影領域を横切るように配置される。
【選択図】図6
【解決手段】前面パネルと背面パネルとを有し、前面パネルの主面と背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、背面パネルにおける前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシ5aと、表示パネルおよび金属シャーシ5aを内包する筐体と、金属シャーシ5aの背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブ6と、金属シャーシ5aを筐体に取り付ける取り付け部材とを備える。金属シャーシ5aの背面パネルに接合された面の裏面は、中央部12と、中央部12以外の領域である外縁部13とを有し、リブ6は、外縁部13にのみ配置され、配置位置における封止部材の内側端部16の金属シャーシ5aへの投影領域を横切るように配置される。
【選択図】図6
Description
本発明は、プラズマディスプレイ装置等の映像表示装置に関し、特に、落下等の衝撃によるパネル破損を防止するための金属シャーシのリブに関する。
図12は、一般的なプラズマディスプレイ装置の断面図であり、図13は、図12の部分拡大図である。表示パネル101は、前面パネル102と背面パネル104と封止部材103とを有する。前面パネル102と背面パネル104は、それぞれの主面の縁部に配置された封止部材103により、所定の隙間を隔てて接着されている。前面パネル102、封止部材103および背面パネル104に囲まれる空間には、希ガスが封入されており、この空間に電界が印加されることにより、放電が生じて光が発せられる。
金属シャーシ105は、機械的剛性と熱伝導性の双方が良好なアルミニウム等で形成され、背面パネル104における前面パネル102との接合面の裏面に、熱伝導性の高い両面テープ(図示せず)を介して面状に接着されている。金属シャーシ105は、取り付け部材107を介して、筐体108の内部に固定されている。表示パネル101から発せられた光は、筐体108の前面開口部110の内側に取り付けられた前面保護パネル109を透過して出力される。前面保護パネル109には、カラーフィルタ(図示せず)が貼り付けられており、表示パネル101から発せられた光のうち、所定の周波数の光が出力される。
このような構成のプラズマディスプレイ装置において、特に輸送中における落下等の衝撃により、パネル破損(パネル割れ)が生じる場合がある。図14は、落下衝撃時におけるプラズマディスプレイ装置の部分断面図である。金属シャーシ105が撓み、それに従い前面パネル102および背面パネル104が撓む。前面パネル102および背面パネル104の撓みが大きくなると、パネル割れ111が発生する。パネル割れ111は、特に、図14に示すように、前面パネル102における封止部材103の内側端部近傍を起点とする場合が多い。
前面パネル102にパネル割れ111が生じると、前面パネル102、封止部材103および背面パネル104に囲まれる空間から希ガスが逃げる。あるいはこの密閉空間が減圧されている場合には、密閉空間に空気が入る。このため、表示パネル101が発光しなくなる。
このようなパネル割れを防止するために、金属シャーシ105にリブを設けた構成の映像表示装置(プラズマディスプレイ装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図15は、リブを設けた構成の映像表示装置における金属シャーシ105の背面パネル104との接合面の裏面の構成を示す斜視図である。他の構成は図12に示すプラズマディスプレイ装置と同様である。リブ112は、金属シャーシ105の対向する辺の間に亘って配置されている。この構成により、映像表示装置の落下時において、金属シャーシ105の撓み量が低減され、それに伴い前面パネル102(図13参照)および背面パネル104の撓み量が低減し、前面パネル102の割れを防ぐことができる。
また、金属シャーシ105の裏面には、図示しないが回路基板が複数配置されている。リブ112には、通気孔113が設けられ、回路基板から発生する熱は、通気孔113を通して映像表示装置外に逃がされる。
特開2000−112370号公報
しかしながら、上記従来の映像表示装置では、金属シャーシ105の全面にリブ112が配置されているため、部品点数が多くなり、コストがかかることが問題である。
本発明の映像表示装置は、上記課題を解決するために、少ない部品点数で効果的にパネル割れを防止できる映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の映像表示装置は、前面パネルと背面パネルとを有し、前記前面パネルの主面と前記背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、前記背面パネルにおける前記前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシと、前記表示パネルおよび前記金属シャーシを内包する筐体と、前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブと、前記金属シャーシを前記筐体に取り付ける取り付け部材とを備える。上記課題を解決するために、前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面は、中央部と、前記中央部以外の領域である外縁部とを有し、前記リブは、前記外縁部にのみ配置され、前記配置位置における前記封止部材の内側端部の前記金属シャーシへの投影領域を横切るように配置されたことを特徴とする。
この構成により、リブが封止部材の内側端部の金属シャーシへの投影領域を横切るように配置されるため、リブによる表示パネルの撓み量を軽減することができる。このため、少ない部品点数で、パネル割れを防止することができる。
また、本発明の第2の映像表示装置は、前面パネルと背面パネルとを有し、前記前面パネルの主面と前記背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、前記背面パネルにおける前記前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシと、前記表示パネルおよび前記金属シャーシを内包する筐体と、前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブと、前記金属シャーシを前記筐体に取り付ける取り付け部材とを備える。上記課題を解決するために、前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面は、中央部と、前記中央部以外の領域である外縁部とを有し、前記リブは、前記外縁部にのみに、長手方向が配置位置における前記投影領域の長手方向に対して略平行配置され、配置位置における前記封止部材の内側端部の前記金属シャーシへの投影領域を、前記リブの幅方向において横切るように配置されたことを特徴とする。
この構成により、リブの長手方向全体に渡って、リブが幅方向において、封止部材の内側端部の金属シャーシへの投影領域を横切るように配置されるため、リブによる表示パネルの撓み量を軽減することができる。このため、少ない部品点数で、パネル割れを防止することができる。
本発明は、外縁部のみにリブを設けることにより、少ない部品点数でパネル割れを防止できる映像表示装置を提供することができる。
本発明に係る映像表示装置は、上記構成を基本として、以下のような様々な態様をとることができる。すなわち、第1の映像表示装置において、前記リブの長手方向は、配置位置における前記投影領域の長手方向に対して垂直方向である構成にすることができる。このような構成により、リブの長手方向がパネルの撓み方向に対して垂直となり、リブによる表示パネルの撓み量を軽減することができる。このため、少ない部品点数で、パネル割れを防止することができる。
また、前記リブの長さは、前記金属シャーシの短辺の長さの5%以上、20%以下とすることが好ましい。また、前記リブの長さは、2cm以上、15cm以下とすることが好ましい。また、前記リブは、前記投影領域内部から、前記投影領域の内側端部から1cm以上、5cm以下前記投影領域の外側の部分まで配置されていることが好ましい。リブの長さがこのような範囲にあれば、少ない部品点数で、パネル割れを防止することができると共に、中央部の領域を大きくとることができる。このため、中央部に大きな回路基板を配置することができる。
第1および第2の発明において、前記リブの幅は、前記金属シャーシの短辺の長さの5%以上、20%以下とすることが好ましい。また、前記リブの幅は、2cm以上、15cm以下とすることが好ましい。リブの長さがこのような範囲にあれば、少ない部品点数で、パネル割れを防止することができると共に、中央部の領域を大きくとることができる。このため、中央部に大きな回路基板を配置することができる。
また、前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面の角部には、2つの前記投影領域における内側端部を斜めに横切る斜めリブをさらに備えた構成にすることができる。この構成により、1つのリブで表示パネルの長辺方向、短辺方向の2方向の撓みを軽減することができる。
また、前記斜めリブの長さは、前記金属シャーシの短辺の長さの10%以上、30%以下とすることが好ましい。前記斜めリブの長さは、5cm以上、20cm以下とすることが好ましい。斜めリブの長さがこのような範囲にあれば、表示パネルの長辺方向、短辺方向の2方向の撓みを軽減することができる。また、リブの長さが短いために、リブ枚数が軽減でき、中央部が大きくなることにより、より大きな回路基板を配置することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示す斜視図である。本実施の形態では、映像表示装置としてプラズマディスプレイ装置を例に説明する。図2は、図1のプラズマディスプレイ装置の分解斜視図である。便宜上、図2の向かって右側を前、左側を後ろと称す。図3は、図1のA−A断面図(台座部の図示は省略)である。図4は、図3におけるリブ6の配置位置における拡大図である。なお、図3において、表示パネル1の詳細な構成の図示を省略している。
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示す斜視図である。本実施の形態では、映像表示装置としてプラズマディスプレイ装置を例に説明する。図2は、図1のプラズマディスプレイ装置の分解斜視図である。便宜上、図2の向かって右側を前、左側を後ろと称す。図3は、図1のA−A断面図(台座部の図示は省略)である。図4は、図3におけるリブ6の配置位置における拡大図である。なお、図3において、表示パネル1の詳細な構成の図示を省略している。
図2に示すように、B−B線に沿って、表示パネル1と金属シャーシ5が結合され、金属シャーシ5と結合された表示パネル1が、前面筐体8a、側面筐体8bおよび背面筐体8cに内包されて、図1に示すプラズマディスプレイ装置が形成される。
図3に示すように、表示パネル1は、金属シャーシ5に配置されている。図4に示すように、表示パネル1は、前面パネル2と背面パネル4とが、封止部材3により接着されて構成されている。封止部材3は、前面パネル2と背面パネル4のそれぞれ対向する主面の縁部に配置され、封止部材3の厚さの分だけ、前面パネル2と背面パネル4との間に隙間が生じている。前面パネル2および背面パネル4としては、ガラス基板などが用いられる。封止部材3により封止された前面パネル2と背面パネル4との間の密閉空間には、NeやXeなどの希ガスが注入されている。この密閉空間に電界を印加することにより、放電が起こり、発光する。
背面パネル4における前面パネル2との接着面の裏面は、熱伝導性の高い両面テープ(図示せず)により、金属シャーシ5と接着されている。金属シャーシ5は、機械的剛性と熱伝導性の双方が良好なアルミニウムなどで形成されている。金属シャーシ5における表示パネル1との接着面(以下、前面5aと称す)の裏面(以下、背面5bと称す)には、プラズマディスプレイ装置が落下した際に、金属シャーシ5の撓みを低減するリブ6が配置されている。なお、リブ6の詳細な構成については後述する。
図3に示すように、筐体8は、表示パネル1の前方に、表示パネル1に平行に配置された前面筐体8aと、表示パネル1の後方に配置された背面筐体8cと、前面筐体8aと背面筐体8cとを結合する側面筐体8bとを有する。前面筐体8aには、表示パネル1から発せられた光が透過するように、開口部10が形成されている。背面筐体8cには、第1通気孔11aと、第2通気孔11bとが形成されている。
前面保護パネル9は、強化ガラスあるいはプラスチックなどで形成され、前面筐体8aの内側に開口部10を塞ぐように配置されている。取り付け部材7は、側面筐体8bに取り付けられ、金属シャーシ5および前面保護パネル9を固定する。
図5は、リブ6の構成を示す斜視図である。リブ6は板状であり、最長辺と最短辺で構成される面(リブ底部6a)が背面5bに接合されている。リブ底部6aでリブ6を背面5bに結合させることで、金属シャーシ5の撓み量を低減することができる。リブ6の背面5bへの接合は、接着剤による接着であってもよいし、リベット溶接のような溶接であってもよい。
なお、最長辺と次に長い辺で構成される面でリブ6を背面5bに結合させてもよい。この場合、リブ6の背面5bからの高さが低くなるために、プラズマディスプレイ装置の厚さを薄くすることができる。リブ6の背面5bにおける配置位置についての詳細は後述する。金属シャーシ5は、取り付け部材7を介して筐体8に固定されている。
図6は、背面5bの構成を示す平面図である。背面5bの中心には、リブ6が配置されていない領域を有し、この領域を中央部12と規定する。また、背面5bにおける中央部12の外側全ての領域を外縁部13と規定する。外縁部13は、パネル接着領域14における封止領域15(図6におけるドットハッチングを付した領域)および封止領域15の近傍領域を含む。中央部12には、回路基板(図示せず)が配置されている。なお、回路基板には、半導体素子あるいは半導体チップを搭載したプリント基板だけでなく、半導体素子、モジュール化された半導体チップなどを含む。
パネル接着領域14は、前面5aにおいて、表示パネル1が接着する領域であり、図6では一点鎖線で囲まれた領域である。封止領域15は、前面パネル2と背面パネル4とを接着する封止部材3が配置されている領域が背面5bに投影された領域である。封止領域内側端部16は、封止領域15の中央部12側の端部である。リブ6は、長手方向が封止領域15の長手方向に対して垂直に配置され、封止領域内側端部16を横切るように配置されている。また、外縁部13におけるリブ6とリブ6との間に、回路基板を配置してもよい。この位置に配置しても、従来の構成より比較的自由に配線を形成することができる。
中央部12には、リブ6が配置されていないので、配置される回路基板の形状、大きさを自由に選択することができる。
次に、プラズマディスプレイ装置の落下衝撃時の状態について説明する。前面保護パネル9を下(図3において、左側が下)にして、プラズマディスプレイ装置が落下すると、落下衝撃により金属シャーシ5が撓む。金属シャーシ5が撓むことにより、前面パネル2、背面パネル4が撓む。図15に示す従来のプラズマディスプレイ装置と比べて、金属シャーシ5の背面5bの中央付近には、リブが設けられていないので、中央付近における前面パネル2、背面パネル4の撓み量が多くなる。しかし、パネル割れが生じやすい封止領域内部側端部16上にリブ6が配置されているので、金属シャーシ5の撓み量が従来の構成と同程度に少ない。このため、前面パネル2、背面パネル4の撓み量もリブ6が中央部12にも配置されている従来の構成と同程度に少ない。
このように、前面パネル2の撓み量が少ないので、パネル割れを防ぐことができる。つまり、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置において、背面5b上のリブ6は、パネル割れの生じやすい封止部材3が配置された近傍の撓みを低減するものである。
以上のように、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置では、パネル割れが生じやすい封止領域内側端部16を横切るようにリブ6が配置されている。このため、落下衝撃などを受けた場合においても、金属シャーシ5の撓み量が少なく、前面パネル2の撓み量も少ない。したがって、前面パネル2のパネル割れを防ぐことができる。
また、背面5bにおいてリブ6が配置されていない中央部12を有することにより、隣接する回路基板間の配線を容易に形成することができる。また、中央部12には、リブ6が必要ないことから、部品コストを抑えることができる。
なお、リブ6の長さは、2cm〜15cmとすることが好ましい。また、リブ6は、少なくとも封止領域内側端部16から内側に1cmから、封止領域15の一部までの領域に配置されているとパネル割れを防止する効果がある。また、リブ6の長さは、金属シャーシ5の短辺の長さの5%〜20%の長さとすると、大きな表示パネルに対してもリブがこの範囲内にあれば、パネル割れを防止することができる。
また、リブ6の長さが上記範囲にあれば、パネル割れを防止することができると共に、中央部12の領域が大きくとることができる。このため、中央部12に大きな回路基板を配置することができる。大きな回路を配置することができるため、電子素子を複数の回路基板に配分する必要がなく、電子素子間の配線が容易になるなど組立て工数が減少し、コストを削減することができる。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置は、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置において背面5bにさらに斜めリブが配置された構成である。その他の構成においては、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置と同様であり、同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す平面図である。本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置は、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置において背面5bにさらに斜めリブが配置された構成である。その他の構成においては、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置と同様であり、同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
背面5bの角部において、封止領域15の長手方向に対して斜めに斜めリブ21が配置されている。斜めリブ21は、図5に示したリブ6と同様、側面が背面5bに接合された板状であり、角部において直交する2つの封止領域内側端部16を横切るように配置されている。斜めリブ21の長さは、金属シャーシ5の短辺の長さの10%〜30%の長さであることが好ましい。また、斜めリブ21の長さは、5cm〜20cmであることが好ましい。斜めリブ21の長さが上記範囲内にあれば、パネル割れを防止することができる。
このような構成のプラズマディスプレイ装置において、落下衝撃時には、金属シャーシ5が撓む。金属シャーシ5が撓むことにより、前面パネル2、背面パネル4が撓む。図15に示す従来のプラズマディスプレイ装置と比べて、金属シャーシ5の背面5bの中央付近には、リブが設けられていないので、中央付近における前面パネル2、背面パネル4の撓み量が多くなる。しかし、パネル割れが生じやすい封止領域内部側端部16上に斜めリブ21が配置されているので、金属シャーシ5の撓み量が少ない。このため、前面パネル2、背面パネル4の撓み量も斜めリブ21が中央部12にも配置されている従来の構成と同程度に少ない。
このように、前面パネル2の撓み量が少なくなるので、パネル割れを防ぐことができる。つまり、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置において、背面5b上の斜めリブ21は、パネル割れの生じやすい封止部材3が配置された近傍の撓みを低減するものである。
以上のように、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置では、パネル割れが生じやすい2つの封止領域内側端部16を横切るように斜めリブ21が配置されている。このため、落下衝撃などを受けた場合においても、金属シャーシ5の撓み量が少なく、前面パネル3の撓み量も少ない。したがって、前面パネル3のパネル割れを防ぐことができる。
また、中央部12には、リブ6が配置されていないので、配置される回路基板の形状、大きさを自由に選択することができる。
さらに、本実施の形態では、背面5bにおいて、リブ6が配置されていない中央部12を有することにより、隣接する回路基板間の配線を容易に形成することができる。また、中央部12には、リブ6が必要ないことから、部品コストを抑えることができる。
なお、実施の形態1および2において、リブ6および斜めリブ21が板状の場合を例に示したがこの構成に限定されない。図8および図9は、リブ6または斜めリブ21の変形例を示す斜視図である。図8に示すリブ61は、断面L字状に形成されている。リブ61において、L字状の一辺(リブ部61b)がリブとして機能し、もう一辺(リブ底部61a)が背面5bと接合する。リブ底部61aにより、リブ61と背面5bとの接合面積が増加するので接合が容易になり、組立作業性を向上させることができる。また、背面5bとの接合部分においても、撓み低減効果が生じるので、パネル割れを抑制することができる。
また、図9に示すリブ62は、断面コ字状に形成されている。リブ62におけるコ字状の上下部分(第1リブ部62b、第2リブ部62c)がリブとして機能し、側辺部(リブ底部62a)が背面5bと接合する。このようにリブ62が形成することにより、L字状に形成されたリブ61と同一の接合面積で、リブを2つ配置することと同様であるため、撓み低減効果が増加し、パネル割れをさらに抑制することができる。また、2つのリブ6を設ける箇所にリブ62を配置することで、組立工数を減少させることができる。また、リブ62をリブ底部62aにより金属シャーシ6に接着させるので、組立作業性を向上させることができる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す平面図である。図11は、実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す斜視図である。本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置は、金属シャーシ5の背面5bにリブ62が配置された構成である。その他の構成においては、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置と同様であり、同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す平面図である。図11は、実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の金属シャーシ5の背面5bの構成を示す斜視図である。本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置は、金属シャーシ5の背面5bにリブ62が配置された構成である。その他の構成においては、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置と同様であり、同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図10および図11に示すリブ62は、図9に示したように断面コ字状に形成されている。リブ62におけるコ字状の上下部分(第1リブ部62b、第2リブ部62c)がリブとして機能し、側辺部(リブ底部62a)が背面5bと接合する。図10に示すように、リブ62は、リブ底部62aの長手方向が、背面5bの長辺方向における封止領域15の長手方向と略平行に、封止領域内側端部16の長辺上全体に亘って配置されている。また、リブ底部62aは、幅方向において、背面5bの長辺方向における封止領域内側端部16を横切るように配置されている。
このような構成のプラズマディスプレイ装置において、落下衝撃時には、金属シャーシ5が撓む。金属シャーシ5が撓むことにより、前面パネル2、背面パネル4が撓む。図15に示す従来のプラズマディスプレイ装置と比べて、金属シャーシ5の背面5bの中央付近には、リブが設けられていないので、中央付近における前面パネル2、背面パネル4の撓み量が多くなる。
しかし、金属シャーシ5の長辺方向の撓みは、封止領域内側端部16の長辺上全体に亘って配置されたリブ62の第1リブ部62bおよび第2リブ部62cにより低減される。また、金属シャーシ5の短辺方向の撓みは、パネル割れが生じやすい封止領域内部側端部16を横切るように配置されたリブ底部62aにより低減される。このため、前面パネル2、背面パネル4の撓み量もリブ62が中央部12にも配置されている従来の構成と同程度に少ない。
このように、前面パネル2の撓み量が少なくなるので、パネル割れを防ぐことができる。つまり、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置において、背面5b上のリブ62は、パネル割れの生じやすい封止部材3が配置された近傍の撓みを低減するものである。
以上のように、本実施の形態に係るプラズマディスプレイ装置では、金属シャーシ5の長辺方向における撓みは、封止領域内側端部16の長辺上全体に亘って配置されたリブ62の第1リブ部62bおよび第2リブ部62cにより低減される。また、金属シャーシ5の短辺方向における撓みは、幅方向において、背面5bの長辺方向における封止領域内側端部16を横切るように配置されたリブ底部62aにより低減される。このため、落下衝撃などを受けた場合においても、金属シャーシ5の撓み量が少なく、前面パネル3の撓み量も少ない。したがって、前面パネル3のパネル割れを防ぐことができる。
また、中央部12には、リブ62が必要ないことから、部品点数が低減することができ、部品コストを抑えることができる。
また、中央部12には、リブ62が配置されていないので、配置される回路基板の形状、大きさを自由に選択することができる。さらに、本実施の形態では、背面5bにおいて、リブ6が配置されていない中央部12を有することにより、隣接する回路基板間の配線を容易に形成することができる。
なお、本実施の形態では、金属シャーシ5の長辺方向にリブ62が配置された構成を示したが、金属シャーシ5の短辺方向における封止領域内側端部16に配置しても上記効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、断面コ字状のリブ62を用いたが、例えば、図8に示した断面L字状のリブ61を用いても上記効果は得られる。
また、実施の形態1〜3において、映像表示装置としてプラズマディスプレイ装置を例に説明したが、これに限定されない。例えば、液晶ディスプレイ装置のように、前面パネルと背面パネルからなる表示パネルに金属シャーシの背面が接合された構成の映像表示装置であれば、同様にパネル割れを防止することができる。
なお、側面筐体8bが前面筐体8aおよび背面筐体8cと独立して形成された場合を示したが、前面筐体8aまたは背面筐体8cと一体形成されていてもよい。
本発明は、輸送時の落下等によるパネルの破損を防止することができ、プラズマディスプレイ装置等の映像表示装置に適用することができる。
1 表示パネル
2 前面パネル
3 封止部材
4 背面パネル
5 金属シャーシ
5a 前面
5b 背面
6、61、62 リブ
6a、61a、62a リブ底部
7 取り付け部材
8 筐体
8a 前面筐体
8b 側面筐体
8c 背面筐体
9 前面保護パネル
10 開口部
12 中央部
13 外縁部
14 パネル接着領域
15 封止領域
16 封止領域内側端部
21 斜めリブ
61b リブ部
62b 第1リブ部
62c 第2リブ部
2 前面パネル
3 封止部材
4 背面パネル
5 金属シャーシ
5a 前面
5b 背面
6、61、62 リブ
6a、61a、62a リブ底部
7 取り付け部材
8 筐体
8a 前面筐体
8b 側面筐体
8c 背面筐体
9 前面保護パネル
10 開口部
12 中央部
13 外縁部
14 パネル接着領域
15 封止領域
16 封止領域内側端部
21 斜めリブ
61b リブ部
62b 第1リブ部
62c 第2リブ部
Claims (11)
- 前面パネルと背面パネルとを有し、前記前面パネルの主面と前記背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、
前記背面パネルにおける前記前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシと、
前記表示パネルおよび前記金属シャーシを内包する筐体と、
前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブと、
前記金属シャーシを前記筐体に取り付ける取り付け部材とを備えた映像表示装置において、
前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面は、中央部と、前記中央部以外の領域である外縁部とを有し、
前記リブは、
前記外縁部にのみ配置され、
前記配置位置における前記封止部材の内側端部の前記金属シャーシへの投影領域を横切るように配置されたことを特徴とする映像表示装置。 - 前記リブの長手方向は、配置位置における前記投影領域の長手方向に対して垂直方向である請求項1記載の映像表示装置。
- 前記リブの長さは、前記金属シャーシの短辺の長さの5%以上、20%以下である請求項1または2に記載の映像表示装置。
- 前記リブの長さは、2cm以上、15cm以下である請求項1または2に記載の映像表示装置。
- 前記リブは、前記投影領域内部から、前記投影領域の内側端部から1cm以上、5cm以下前記投影領域の外側の部分まで配置されている請求項1または2に記載の映像表示装置。
- 前面パネルと背面パネルとを有し、前記前面パネルの主面と前記背面パネルの主面とが対向した状態で外縁を封止部材により接着された表示パネルと、
前記背面パネルにおける前記前面パネルと接着された面の裏面に面状接合された金属シャーシと、
前記表示パネルおよび前記金属シャーシを内包する筐体と、
前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面に配置されたリブと、
前記金属シャーシを前記筐体に取り付ける取り付け部材とを備えた映像表示装置において、
前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面は、中央部と、前記中央部以外の領域である外縁部とを有し、
前記リブは、
前記外縁部にのみに、長手方向が配置位置における前記投影領域の長手方向に対して略平行配置され、
配置位置における前記封止部材の内側端部の前記金属シャーシへの投影領域を、前記リブの幅方向において横切るように配置されたことを特徴とする映像表示装置。 - 前記リブの幅は、前記金属シャーシの短辺の長さの5%以上、20%以下である請求項1または6に記載の映像表示装置。
- 前記リブの幅は、2cm以上、15cm以下である請求項1または6に記載の映像表示装置。
- 前記金属シャーシの前記背面パネルに接合された面の裏面の角部には、2つの前記投影領域における内側端部を斜めに横切る斜めリブをさらに備えた請求項1〜8のいずれか一項に記載の映像表示装置。
- 前記斜めリブの長さは、前記金属シャーシの短辺の長さの10%以上、30%以下である請求項9記載の映像表示装置。
- 前記斜めリブの長さは、5cm以上、20cm以下である請求項9記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008029381A JP2009186925A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 映像表示装置 |
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JP2008029381A JP2009186925A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 映像表示装置 |
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JP2009186925A true JP2009186925A (ja) | 2009-08-20 |
Family
ID=41070200
Family Applications (1)
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JP2008029381A Withdrawn JP2009186925A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 映像表示装置 |
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JP (1) | JP2009186925A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017050651A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | グローブライド株式会社 | 平面スピーカ |
-
2008
- 2008-02-08 JP JP2008029381A patent/JP2009186925A/ja not_active Withdrawn
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