JP2009186805A - プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイパネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減する。
【解決手段】走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、初期化期間において下降する傾斜波形電圧を発生させるミラー積分回路56およびミラー積分回路56に定電流を供給する定電流発生回路58を有する走査電極駆動回路43とを備え、走査電極駆動回路43は、定電流発生回路58から出力される定電流でミラー積分回路56を動作させるか、定電流発生回路58の入力信号でミラー積分回路56に備えられたスイッチング素子Q14にスイッチング動作をさせるかを切換える切換え回路59を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるプラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えば分圧比で5%のキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としては、サブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般に用いられている。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
初期化期間では各走査電極に初期化波形を印加し、各放電セルで初期化放電を発生させる。それにより、続く書込み動作のために必要な壁電荷を各電極上に形成するとともに、書込み放電を安定して発生させるためのプライミング粒子(書込み放電を発生させるための励起粒子)を発生させる。
書込み期間では、走査電極に順次走査パルスを印加(以下、この動作を「走査」とも記す)するとともに、データ電極には表示すべき画像信号に対応した書込みパルスを印加する(以下、これらの動作を総称して「書込み」とも記す)。それにより、走査電極とデータ電極との間で選択的に書込み放電を発生させ、選択的に壁電荷を形成する。
続く維持期間では、表示させるべき輝度に応じた所定の回数の維持パルスを走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に印加する。それにより、書込み放電による壁電荷形成が行われた放電セルで選択的に放電を起こし、その放電セルを発光させる。これにより画像表示を行う。
また、サブフィールド法の中でも、緩やかに変化する電圧波形を用いて初期化放電を行い、さらに維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行うことで、階調表示に関係しない発光を極力減らしコントラスト比を向上させた駆動方法が開示されている。
具体的には、複数のサブフィールドのうち、1つのサブフィールドの初期化期間においては全ての放電セルに初期化放電を発生させる全セル初期化動作を行い、他のサブフィールドの初期化期間においては直前の維持期間で維持放電を行った放電セルにのみ初期化放電を発生させる選択初期化動作を行う。このように駆動することによって、画像の表示に関係のない発光に依存して変化する黒表示領域の輝度(以下、「黒輝度」と略記する)は全セル初期化動作における微弱発光だけとなり、コントラストの高い画像表示が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−242224号公報
近年、パネルの高精細化にともない放電セルのさらなる微細化が進んでいる。この微細化された放電セルでは、壁電荷が失われる電荷抜けと呼ばれる現象が生じやすいことが確認されており、この電荷抜けが発生すると、放電不良が発生して画像表示品質を劣化させたり、あるいは、放電の発生に必要な印加電圧が上昇する等の問題が生じる。
電荷抜けが発生する主な原因の1つに書込み動作時の放電ばらつきがある。例えば、書込み動作時の放電ばらつきが大きく、書込み放電が強く発生してしまうと、発光させる放電セルと非発光の放電セルとが隣接したところで、発光させる放電セルが非発光の放電セルから壁電荷を奪ってしまうことがあり、電荷抜けが発生する。
したがって、書込み放電をできるだけ安定に発生させることが、電荷抜けを防止するためには重要である。
一方、近年ではパネルのさらなる大画面化、高精細化が進められており、それにともない、プラズマディスプレイ装置を構成する部品において、パネルを駆動するための大電流を流すことができる定格値の高い比較的高価かつ大きな部品の使用点数が増加する傾向にある。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、パネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減することができるプラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明のプラズマディスプレイ装置は、走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたパネルと、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、初期化期間において下降する傾斜波形電圧を発生させるミラー積分回路およびミラー積分回路に定電流を供給する定電流発生回路を有する走査電極駆動回路とを備え、走査電極駆動回路は、ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に、定電流発生回路から出力される定電流で下降する傾斜波形電圧を発生させる動作をさせるか、定電流発生回路への入力信号にもとづくスイッチング動作をさせるかのいずれかの動作に切換える切換え回路を有することを特徴とする。
これにより、初期化動作における下降する傾斜波形電圧を発生させるためのミラー積分回路のスイッチング素子と、走査電極駆動回路の基準電位Aを負の電圧Vaに維持するためのスイッチング素子とを1つにまとめることができる。また、切換え回路により、ミラー積分回路のスイッチング素子に、下降する傾斜波形電圧を発生させるための信号とパルス波形を発生させるための信号とのいずれかを選択的に入力することができる。これにより、パネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減することができる。
また、このプラズマディスプレイ装置においては、ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子をIGBTで構成したことを特徴とする。これにより、大電流を流す際に生じる損失を低減することができる。
また、このプラズマディスプレイ装置において、切換え回路は、ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に、書込み期間においては走査パルス電圧を発生させるためのスイッチング動作をさせ、初期化期間においては下降する傾斜波形電圧を発生させるための動作をさせてもよい。これにより、ミラー積分回路のスイッチング素子に、初期化動作における下りランプ波形電圧を発生させるための動作と、書込み期間に負のパルス電圧Vaを発生させるためのスイッチング動作とを切換えて行わせることが可能となる。
また、本発明のパネルの駆動方法は、走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたパネルを、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、初期化期間において下降する傾斜波形電圧を発生させるミラー積分回路およびミラー積分回路に定電流を供給する定電流発生回路を有する走査電極駆動回路を用いて駆動するパネルの駆動方法であって、書込み期間においては、ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に定電流発生回路への入力信号にもとづくスイッチング動作をさせて走査パルス電圧を発生させる動作をさせ、初期化期間においてはミラー積分回路に定電流発生回路から出力される定電流で下降する傾斜波形電圧を発生させる動作をさせることを特徴とする。
これにより、ミラー積分回路のスイッチング素子に、初期化動作における下りランプ波形電圧を発生させるための動作と、書込み期間に負のパルス電圧Vaを発生させるためのスイッチング動作とを切換えて動作させることができるので、パネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減することができる。
本発明によれば、パネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減することができるプラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。
また、保護層26は、放電セルにおける放電開始電圧を下げるために、パネルの材料として使用実績があり、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)ガスを封入した場合に2次電子放出係数が大きく耐久性に優れたMgOを主成分とする材料から形成されている。
背面板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面板21と背面板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして、内部の放電空間には、ネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。なお、本実施の形態では、発光効率を向上させるためにキセノン分圧を約10%とした放電ガスを用いている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。また、放電ガスの混合比率も上述した数値に限られるわけではなく、その他の混合比率であってもよい。
図2は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜走査電極SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜維持電極SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜データ電極Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。そして、m×n個の放電セルが形成された領域がパネル10の表示領域となる。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作の概要について説明する。本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置は、サブフィールド法、すなわち1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行う。それぞれのサブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
各サブフィールドにおいて、初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。加えて、放電遅れを小さくし書込み放電を安定して発生させるためのプライミング粒子(放電のための起爆剤=励起粒子)を発生させるという働きを持つ。このときの初期化動作には、全ての放電セルで初期化放電を発生させる全セル初期化動作と、直前のサブフィールドで維持放電を行った放電セルだけで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化動作とがある。
書込み期間では、後に続く維持期間において発光させるべき放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、輝度重みに比例した数の維持パルスを表示電極対24に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。このときの比例定数を「輝度倍率」と呼ぶ。
本実施の形態では、1フィールドを10のサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第10SF)で構成し、各サブフィールドはそれぞれ、例えば(1、2、3、6、11、18、30、44、60、81)の輝度重みを持つものとする。そして、第1SFの初期化期間では全セル初期化動作を行い、第2SF〜第10SFの初期化期間では選択初期化動作を行うものとする。これにより、画像の表示に関係のない発光は第1SFにおける全セル初期化動作の放電にともなう発光のみとなり、維持放電を発生させない黒表示領域の輝度である黒輝度は全セル初期化動作における微弱発光だけとなって、コントラストの高い画像表示が可能となる。また、各サブフィールドの維持期間においては、それぞれのサブフィールドの輝度重みに所定の輝度倍率を乗じた数の維持パルスを表示電極対24のそれぞれに印加する。また、維持期間の最後に傾斜波形電圧を発生させており、これにより、続くサブフィールドの書込み期間における書込み動作を安定させている。
しかし、本実施の形態は、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではなく、また、画像信号等にもとづいてサブフィールド構成を切換える構成であってもよい。
続いて、駆動電圧波形の概要および駆動回路の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図である。図3には、2つのサブフィールドの駆動電圧波形、すなわち全セル初期化動作を行うサブフィールド(以下、「全セル初期化サブフィールド」と呼称する)の第1サブフィールド(第1SF)と、選択初期化動作を行うサブフィールド(以下、「選択初期化サブフィールド」と呼称する)の第2サブフィールド(第2SF)とを示しているが、他のサブフィールドにおける駆動電圧波形もほぼ同様である。また、以下における走査電極SCi、維持電極SUi、データ電極Dkは、各電極の中から画像データにもとづき選択された電極を表す。
まず、全セル初期化サブフィールドである第1SFについて説明する。
第1SFの初期化期間前半部では、データ電極D1〜データ電極Dm、維持電極SU1〜維持電極SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する第1の傾斜波形電圧(以下、「上りランプ波形電圧」と呼称する)を印加する。
なお、本実施の形態では、この上りランプ波形電圧を約1.3V/μsecの勾配にして発生させている。
この上りランプ波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUn、データ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が持続して起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜データ電極Dm上部および維持電極SU1〜維持電極SUn上部には正の壁電圧が蓄積される。この電極上部の壁電圧とは、電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜維持電極SUnには正の電圧Ve1を印加し、データ電極D1〜データ電極Dmには0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧(以下、「下りランプ波形電圧」と呼称する)を印加する。この間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUn、データ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が持続して起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部の負の壁電圧および維持電極SU1〜維持電極SUn上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜データ電極Dm上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により、全ての放電セルに対して初期化放電を行う全セル初期化動作が終了する。
なお、図3の第2SFの初期化期間に示したように、初期化期間の前半部を省略した駆動電圧波形を各電極に印加してもよい。すなわち、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve1を、データ電極D1〜データ電極Dmに0(V)をそれぞれ印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnに放電開始電圧以下となる電圧(例えば、0(V))から電圧Vi4に向かって緩やかに下降する下りランプ波形電圧を印加する。これにより前のサブフィールドの維持期間で維持放電を起こした放電セルでは微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCi上部および維持電極SUi上部の壁電圧が弱められる。また直前の維持放電によってデータ電極Dk(k=1〜m)上部に十分な正の壁電圧が蓄積されている放電セルでは、この壁電圧の過剰な部分が放電され書込み動作に適した壁電圧に調整される。一方、前のサブフィールドで維持放電を起こさなかった放電セルについては放電することはなく、前のサブフィールドの初期化期間終了時における壁電荷がそのまま保たれる。このように前半部を省略した初期化動作は、直前のサブフィールドの維持期間で維持動作を行った放電セルに対して初期化放電を行う選択初期化動作となる。
続く書込み期間では、走査電極SC1〜走査電極SCnに対しては順次走査パルス電圧を印加し、データ電極D1〜データ電極Dmに対しては発光させるべき放電セルに対応するデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加して、各放電セルに選択的に書込み放電を発生させる。
書込み期間では、まず維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を、走査電極SC1〜走査電極SCnに電圧Vcを印加する。
そして、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Vaを印加するとともに、データ電極D1〜データ電極Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。このときデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(Vd−Va)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に放電が発生する。また、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を印加しているため、維持電極SU1上と走査電極SC1上との電圧差は、外部印加電圧の差である(Ve2−Va)に維持電極SU1上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなる。このとき、電圧Ve2を、放電開始電圧をやや下回る程度の電圧値に設定することで、維持電極SU1と走査電極SC1との間を、放電には至らないが放電が発生しやすい状態とすることができる。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に発生する放電を引き金にして、データ電極Dkと交差する領域にある維持電極SU1と走査電極SC1との間に放電を発生させることができる。こうして、発光させるべき放電セルに書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vdを印加しなかったデータ電極D1〜データ電極Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、まず走査電極SC1〜走査電極SCnに正の維持パルス電圧Vsを印加するとともに維持電極SU1〜維持電極SUnにベース電位となる接地電位、すなわち0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vsに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。
そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜走査電極SCnにはベース電位となる0(V)を、維持電極SU1〜維持電極SUnには維持パルス電圧Vsをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとに交互に輝度重みに輝度倍率を乗じた数の維持パルスを印加し、表示電極対24の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間の最後には、走査電極SC1〜走査電極SCnに、ベース電位となる0(V)から電圧Versに向かって緩やかに上昇する第2の傾斜波形電圧(以下、「消去ランプ波形電圧」と呼称する)を印加する。これにより、微弱な放電を持続して発生させ、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCiおよび維持電極SUi上の壁電圧の一部または全部を消去している。
具体的には、維持電極SU1〜維持電極SUnを0(V)に戻した後、ベース電位となる0(V)から放電開始電圧を超える電圧Versに向かって上昇する第2の傾斜波形電圧である消去ランプ波形電圧を、第1の傾斜波形電圧である上りランプ波形電圧よりも急峻な勾配、例えば約10V/μsecの勾配で発生させ、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する。すると、維持放電を起こした放電セルの維持電極SUiと走査電極SCiとの間で微弱な放電が発生する。そして、この微弱な放電は、走査電極SC1〜走査電極SCnへの印加電圧が上昇する期間、持続して発生する。そして、上昇する電圧があらかじめ定めた所定電位である電圧Versに到達したら、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する電圧をベース電位となる0(V)まで降下させる。
このとき、この微弱な放電で発生した荷電粒子は、維持電極SUiと走査電極SCiとの間の電圧差を緩和するように、維持電極SUi上および走査電極SCi上に壁電荷となって蓄積されていく。これにより、データ電極Dk上の正の壁電荷を残したまま、走査電極SC1〜走査電極SCn上と維持電極SU1〜維持電極SUn上との間の壁電圧は、走査電極SCiに印加した電圧と放電開始電圧の差、すなわち(電圧Vers−放電開始電圧)の程度まで弱められる。この消去ランプ波形電圧によって発生させる維持期間の最後の放電を「消去放電」と呼称する。
なお、本実施の形態では、電圧Versの電圧値を維持パルス電圧Vs(ここでは、200(V))よりもやや低い電圧、例えば、190(V)に設定しているが、ここでは電圧Versの電圧値を、維持パルス電圧Vs−10(V)以上かつ維持パルス電圧Vs+10(V)以下の電圧範囲に設定することが望ましい。電圧Versの電圧値をこの上限値よりも大きくすると壁電圧の調整が過剰となり、また、下限値よりも小さくすると壁電圧の調整が不足して、それぞれ続く書込み動作を安定に行えない恐れがあるためである。
また、本実施の形態では、消去ランプ波形電圧の勾配を約10V/μsecにする構成を説明したが、この勾配は、2V/μsec以上20V/μsec以下に設定することが望ましい。勾配をこの上限値よりも急峻にすると壁電圧を調整するための放電が微弱な放電とならず、また、勾配をこの下限値よりも緩やかにすると放電そのものが微弱になりすぎてしまい、それぞれ壁電圧の調整がうまく行えない恐れがあるためである。
続くサブフィールドの動作は、維持期間の維持パルスの数を除いて上述の動作とほぼ同様であるため説明を省略する。以上が、本実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形の概要である。
次に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の構成について説明する。図4は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、入力された画像信号sigをサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。
タイミング発生回路45は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vにもとづき各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。
走査電極駆動回路43は、初期化期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する初期化波形電圧を発生するための初期化波形発生回路(図示せず)、維持期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路(図示せず)、複数の走査ICを備え書込み期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する走査パルス電圧を発生するための走査パルス発生回路(図示せず)を有する。そして、タイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜走査電極SCnをそれぞれ駆動する。
データ電極駆動回路42は、サブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜データ電極Dmに対応する信号に変換し、タイミング信号にもとづいて各データ電極D1〜データ電極Dmを駆動する。
維持電極駆動回路44は、維持パルス発生回路(図示せず)および電圧Ve1、電圧Ve2を発生するための回路(図示せず)を備え、タイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜維持電極SUnを駆動する。
次に、走査電極駆動回路43の詳細とその動作について説明する。
図5は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の走査電極駆動回路43の構成を示す回路図である。走査電極駆動回路43は、維持パルスを発生させる維持パルス発生回路50、初期化波形を発生させる初期化波形発生回路53、走査パルスを発生させる走査パルス発生回路54を備え、走査パルス発生回路54のそれぞれの出力はパネル10の走査電極SC1〜走査電極SCnのそれぞれに接続されている。なお、図5には、スイッチング素子Q13を用いた分離回路を示している。また、以下の説明においてスイッチング素子を導通させる動作を「オン」、遮断させる動作を「オフ」と表記し、スイッチング素子をオンさせる信号を「Hi」、オフさせる信号を「Lo」と表記する。なお、維持パルス発生回路50の構成は、続く図6を用いて説明するので、ここでは説明を省略する。
初期化波形発生回路53は、スイッチング素子Q11、コンデンサC10、コンデンサC10に電気的に直列に接続されたツェナーダイオードD10、抵抗R10を有し、電圧Vi2までランプ状に緩やかに上昇する初期化動作時の上りランプ波形電圧を発生する傾斜波形発生回路であるミラー積分回路55と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)からなるスイッチング素子Q14、コンデンサC12、コンデンサC12に電気的に直列に接続されたツェナーダイオードD11、抵抗R11を有し、電圧Vi4までランプ状に緩やかに下降する下りランプ波形電圧を発生するミラー積分回路56とを備えている。スイッチング素子Q14に用いるIGBTは、高電圧動作時にも低損失で制御が簡単であるという特徴を有する。そのため、大電流を流す際に生じる損失を低減することができる。
なお、ミラー積分回路55に備えられたツェナーダイオードD10は、全セル初期化動作時(ここでは、第1SFの初期化期間)において上りランプ波形電圧を発生させる前に駆動波形を急峻に電圧Vi1まで立ち上げるための働きを有する。すなわち、ミラー積分回路55の傾斜波形発生電位を切換える働きを有する。また、ミラー積分回路56に備えられたツェナーダイオードD11は、下りランプ波形電圧を発生させる前に駆動波形を急峻に電圧Vi3まで立ち下げるための働きを有する。すなわち、ミラー積分回路56の傾斜波形発生電位を切換える働きを有する。
また、ミラー積分回路55、ミラー積分回路56には、所定の電圧(例えば、15(V))から定電流を発生させる定電流発生回路57、定電流発生回路58がそれぞれ接続されている。例えば、初期化波形における上りランプ波形電圧を発生させる場合には、定電流発生回路57の入力端子INaに所定の電圧(例えば、15(V))を印加して入力端子INaを「Hi」にする。これにより定電流発生回路57からミラー積分回路55に定電流が供給される。ミラー積分回路55から出力される電圧はツェナーダイオードD10のツェナー電圧にもとづく電圧Vi1まで急峻に増加し、その後、抵抗R10およびコンデンサC10に向かって一定の電流が流れてスイッチング素子Q11のソース電圧がランプ状に上昇し、走査電極駆動回路43の出力電圧もランプ状に上昇する。
また、初期化波形における下りランプ波形電圧を発生させる場合には、後述する入力端子SCSUに所定の電圧(例えば、0(V))を印加して入力端子SCSUを「Lo」にするとともに、定電流発生回路58の入力端子INbに所定の電圧(例えば、15(V))を印加して入力端子INbを「Hi」にする。これにより定電流発生回路58からミラー積分回路56に定電流が供給される。ミラー積分回路56から出力される電圧はツェナーダイオードD11のツェナー電圧にもとづく電圧Vi3まで急峻に降下し、その後、抵抗R11およびコンデンサC12に向かって一定の電流が流れてスイッチング素子Q14のコレクタ電圧がランプ状に下降し、走査電極駆動回路43の出力電圧もランプ状に下降する。
なお、書込み期間においては、基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング動作が必要となるが、本実施の形態においては、ミラー積分回路56のスイッチング素子Q14に、下りランプ波形電圧を発生させるための動作と、書込み期間における基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング動作との両方の動作を行わせるように初期化波形発生回路53を構成している。
そのために、本実施の形態における初期化波形発生回路53は、入力端子INbに入力される信号で定電流発生回路58を動作させるか、入力端子INbに入力される信号をスイッチング素子Q14の制御信号としてそのまま使用するかを切換えるための切換え回路59を備える。
切換え回路59は、フォトカプラPC1、フォトカプラPC1の発光側ダイオード(以下、「1次側」とも記す)の電流制限のための抵抗R1、フォトカプラPC1の受光側トランジスタ(以下、「2次側」とも記す)の電流制限のための抵抗R2、フォトカプラPC1の動作にともなってスイッチング動作するスイッチング素子Q1、スイッチング素子Q1の電流制限のための抵抗R3、アノードをスイッチング素子Q1のコレクタに接続しカソードを入力端子INbに接続したダイオードD1、NPN型のトランジスタQ2とPNP型のトランジスタQ3と抵抗R4と抵抗R5と抵抗R6とで構成されたインピーダンス変換回路、アノードをスイッチング素子Q1のコレクタに接続しカソードをトランジスタQ2のベースに接続したダイオードD2、アノードをトランジスタQ3のベースに抵抗R6を介して接続しカソードを入力端子INbに接続したダイオードD3とを有する。
そして、定電流発生回路58からの出力でミラー積分回路56を動作させ下りランプ波形電圧を発生させるときには、切換え回路59の入力端子SCSUに、例えば0(V)を印加して「Lo」にする。これによりフォトカプラPC1の2次側は遮断され、スイッチング素子Q1のベースには電圧Vo(例えば、16(V))が印加されて、スイッチング素子Q1は導通する。そして、ダイオードD1およびダイオードD2のアノードは負の電圧Vaとなり、ダイオードD2のカソードをベースに接続されたトランジスタQ2は非動作状態となって、ミラー積分回路56は定電流発生回路58から出力される定電流で動作する。
また、入力端子INbからの入力信号でミラー積分回路56のスイッチング素子Q14にスイッチング動作をさせるときには、切換え回路59の入力端子SCSUに、例えば5(V)を印加して「Hi」にする。これによりフォトカプラPC1の2次側は導通し、2次側のコレクタ電位とエミッタ電位(ここでは、負の電圧Va)とはほぼ等しくなって、スイッチング素子Q1のベースには負の電圧Vaが印加される。したがって、スイッチング素子Q1のエミッタ電位(ここでは、負の電圧Va)とベース電位とはほぼ等しくなり、スイッチング素子Q1は非動作状態となる。これにより、スイッチング素子Q1のコレクタ電位、すなわちダイオードD1のアノード電位およびダイオードD2のアノード電位は、入力端子INbに印加される電圧により変化させることができるようになる。
例えば、入力端子INbが「Lo」(0(V))のときは、ダイオードD1が導通してダイオードD1およびダイオードD2のアノード電位は入力端子INbに印加されている電圧とほぼ等しい0(V)となり、ダイオードD2のカソード電位もほぼ0(V)となる。したがって、トランジスタQ2のベースを入力端子INbと同様に「Lo」にすることができる。
また、入力端子INbが「Hi」(例えば、15(V))のときは、ダイオードD1のアノードに接続された抵抗R3に電圧Vo(16(V))が印加されているので、ダイオードD1が導通してダイオードD1およびダイオードD2のアノード電位は入力端子INbに印加されている電圧とほぼ等しい15(V)となり、ダイオードD2のカソード電位もほぼ15(V)となる。このとき、入力端子INbに電圧Vo以上の電圧が印加されたときはダイオードD1が導通しないのでダイオードD1およびダイオードD2のアノード電位は電圧Voとなり、ダイオードD2のカソード電位もほぼ電圧Voとなる。したがって、いずれの場合においてもトランジスタQ2のベース電位を入力端子INbと同様に「Hi」にすることができる。
したがって、入力端子INbが「Hi」になるとトランジスタQ2のエミッタからは「Hi」が出力され、入力端子INbが「Lo」になるとトランジスタQ2のエミッタからは「Lo」が出力される。これにより、ミラー積分回路56のスイッチング素子Q14に、入力端子INbに印加される電圧に応じたスイッチング動作をさせることができる。
なお、ミラー積分回路56には、走査電極SC1〜走査電極SCnを駆動するための大電流を流さなければならず定格値の高い比較的高価かつ大きな部品を使用する必要がある。これは、書込み期間に基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング動作に関しても同様である。したがって、ミラー積分回路56とは別に、書込み期間に基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング素子を設ける構成では、大電流を流すことができる定格値の高い高価な部品がさらに必要となる。しかし、本実施の形態では、切換え回路59により、スイッチング素子Q14に、初期化動作における下りランプ波形電圧を発生させるための動作と、書込み期間に基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング動作とを切換えて動作させることができるので、定格値の高い高価な部品の使用点数を削減することができる。なお、切換え回路59は、定格値の低い比較的安価かつ小さな部品で構成することができるので、走査電極駆動回路43を構成する上でそれほど大きな負担とはならない。
走査パルス発生回路54は、走査電極SC1〜走査電極SCnのそれぞれに走査パルスを出力する複数の走査IC60(ここでは、走査IC(1)〜走査IC(12))と、電圧Vaに電圧Vscnを重畳した電圧Vcを走査IC60の高電圧側に印加するためのダイオードD31およびコンデンサC31と、2つの入力端子に入力される入力信号の大小を比較する比較器CP1と、比較器CP1の一方の入力端子に電圧(Va+Vset2)を印加するためのスイッチング素子SW1とを備えている。なお、比較器CP1の他方の入力端子は、基準電位Aに接続されている。
走査IC60は、低電圧側の入力端子である入力端子IN1と高電圧側の入力端子である入力端子IN2との2つの入力端子を有し、制御信号にもとづき、2つの入力端子に入力される信号のいずれかを出力する。そして、走査IC60のそれぞれには、制御信号として、書込み期間においてタイミング発生回路45から出力される走査開始信号SID(ここでは、走査開始信号SID(1))、制御信号OC1、および比較器CP1から出力される制御信号OC2が入力される。
走査開始信号SID、制御信号OC1は、走査IC60に動作を開始させるための信号である。例えば、走査IC(1)から走査パルスを出力させる場合、タイミング発生回路45は、制御信号OC1を「Lo」(例えば、0(V))にするとともに、走査開始信号SID(1)を「Lo」から「Hi」(例えば、5(V))に変化させ、走査IC(1)に動作の開始を指示する。走査IC(1)は、走査開始信号SID(1)の電圧変化を検知して動作を開始し、これにより走査IC(1)は走査IC(1)に接続された走査電極(例えば、走査電極SC1〜走査電極SC90)に印加する走査パルス電圧Vaを順次発生させる。走査IC(1)は、最後の走査電極(例えば、走査電極SC90)への走査が終了した後、シフトレジスター等を使って走査開始信号SID(1)を遅延させて作成した走査開始信号SID(2)を出力し、次段の走査IC(2)に供給する。なお、タイミング発生回路45から走査開始信号SID(2)を出力させる構成としてもかまわない。この走査開始信号SID(2)により、走査IC(2)は動作を開始する。以降、同様に、走査開始信号SID(n)が入力される走査IC(n)の動作が開始される。
制御信号OC2は、走査IC60の動作状態を切換えるための制御信号である。制御信号OC2は比較器CP1から出力される。比較器CP1は、スイッチング素子SW1がオンのときに電圧(Va+Vset2)と基準電位Aとを比較する。そして、基準電位Aの方が高い場合には「Lo」を、それ以外では「Hi」を、制御信号OC2として出力し、走査IC60に入力する。
そして、走査IC60は、この制御信号OC2が「Lo」のときには低電圧側の入力端子である入力端子IN1に入力される信号、ここでは基準電位Aの電圧を出力し、制御信号OC2が「Hi」のときには高電圧側の入力端子である入力端子IN2に入力される信号を出力する。これにより、下りランプ波形電圧の最低電圧を、電圧値の異なる複数の電圧で切換えて(例えば、スイッチング素子SW1がオフのときには電圧Vaにし、スイッチング素子SW1がオンのときには電圧(Va+Vset2)にして)発生させることができる。なお、スイッチング素子SW1のオン/オフは、タイミング発生回路45によって制御される。
また、走査パルス発生回路54は、初期化期間では初期化波形発生回路53の電圧波形を出力し、維持期間では維持パルス発生回路50の電圧波形を出力するように、タイミング発生回路45によって制御される。
図6は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の維持パルス発生回路50の構成を示す回路図である。なお、図6には、スイッチング素子Q25を用いた分離回路を示している。
維持パルス発生回路50は、電力回収回路51とクランプ回路52とを備えている。電力回収回路51は、電力回収用のコンデンサC21、スイッチング素子Q21、スイッチング素子Q22、逆流防止用のダイオードD21、逆流防止用のダイオードD22、共振用のインダクタL21を有している。なお、電力回収用のコンデンサC21は電極間容量Cpに比べて十分に大きい容量を持ち、電力回収回路51の電源として働くように、電圧値Vsの半分の約Vs/2に充電されている。クランプ回路52は、走査電極SC1〜走査電極SCnを電圧Vsにクランプするためのスイッチング素子Q23、走査電極SC1〜走査電極SCnを0(V)にクランプするためのスイッチング素子Q24を有している。そして、タイミング発生回路45から出力されるタイミング信号にもとづき各スイッチング素子を切換えて維持パルス電圧Vsを発生させる。
維持パルス発生回路50において、例えば、維持パルス波形を立ち上げる際には、スイッチング素子Q21をオンにして電極間容量CpとインダクタL21とを共振させ、電力回収用のコンデンサC21からスイッチング素子Q21、ダイオードD21、インダクタL21を通して走査電極SC1〜走査電極SCnに電力を供給する。そして、走査電極SC1〜走査電極SCnの電圧が電圧Vsに近づいた時点で、スイッチング素子Q23をオンにして、走査電極SC1〜走査電極SCnを電圧Vsにクランプする。なお、スイッチング素子Q25がオフであっても、MOSFETには、スイッチング動作を行う部分に対してボディダイオードと呼ばれる寄生ダイオードが逆並列(スイッチング動作を行う部分に対して並列に、かつスイッチング動作により電流が流れる方向とは逆方向が順方向となるよう)に生成されるため、スイッチング素子Q23をオンにすれば、このボディダイオードを介して走査電極SC1〜走査電極SCnを電圧Vsにクランプすることができる。
逆に、維持パルス波形を立ち下げる際には、スイッチング素子Q22をオンにして電極間容量CpとインダクタL21とを共振させ、電極間容量CpからインダクタL21、ダイオードD22、スイッチング素子Q22を通して電力回収用のコンデンサC21に電力を回収する。そして、走査電極SC1〜走査電極SCnの電圧が0(V)に近づいた時点で、スイッチング素子Q24をオンにして、走査電極SC1〜走査電極SCnを0(V)にクランプする。
続いて、これらの動作を、タイミングチャートを用いて説明する。
図7は、本発明の一実施の形態における全セル初期化期間の走査電極駆動回路43の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図面では全セル初期化動作時の駆動波形を例にして説明するが、選択初期化動作において下りランプ波形電圧を発生させる際も、ここに説明する下りランプ波形電圧を発生させる際と同様の制御を行うものとする。
また、図7では、全セル初期化動作を行う駆動電圧波形を期間T1〜期間T5で示した5つの期間に分割し、それぞれの期間について説明する。また、電圧Vi2は電圧Vrに等しいものとし、電圧Vi4は負の電圧Vaに電圧Vset2を重畳させた電圧(Va+Vset2)に等しいものとして説明する。また、図面にはスイッチング素子をオンさせる信号を「ON」、オフさせる信号を「OFF」と表記する。
また、図7には、スイッチング素子Q14における動作の違いを示すため、書込み期間の動作もあわせて示す。
まず、全セル初期化期間に初期化波形電圧を発生させる際の動作について説明する。
(期間T1)
期間T1では、維持パルス発生回路50のスイッチング素子Q21をオンにする。すると、電極間容量CpとインダクタL21とが共振し、電力回収用のコンデンサC21からスイッチング素子Q21、ダイオードD21、インダクタL21を通して走査電極SC1〜走査電極SCnの電圧が上がり始める。
(期間T2)
次に、維持パルス発生回路50のスイッチング素子Q23をオンにする。するとスイッチング素子Q23およびスイッチング素子Q25を介して走査電極SC1〜走査電極SCnに電圧Vsが印加され、走査電極SC1〜走査電極SCnの電位は電圧Vsとなる。
(期間T3)
次に、入力端子INaを「Hi」にする。これにより、走査電極駆動回路43の出力電圧は、電圧VsからツェナーダイオードD10のツェナー電圧にもとづく電圧Vi1まで急峻に増加する。その後、抵抗R10およびコンデンサC10に向かって一定の電流が流れ、スイッチング素子Q11のソース電圧がランプ状に上昇し、走査電極駆動回路43の出力電圧はランプ状に上昇し始める。
この出力電圧が電圧Vr(本実施の形態では、電圧Vi2と等しい)まで上昇したら、その後、入力端子INaを「Lo」にする。具体的には入力端子INaに、例えば0(V)を印加する。
期間T3では、このようにして、放電開始電圧以下となる電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vr(本実施の形態では、電圧Vi2と等しい)に向かって緩やかに上昇する第1の傾斜波形電圧である上りランプ波形電圧を発生させ、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する。この電圧上昇は、入力端子INaが「Hi」の間継続する。そして、この上りランプ波形電圧が上昇する間に走査電極SCiと維持電極SUiとの間の電圧差は放電開始電圧を超え、これにより、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に微弱な初期化放電を発生させることができ、この微弱な放電を上りランプ波形電圧が上昇する期間、継続させることができる。
(期間T4)
入力端子INaを「Lo」にすると走査電極SC1〜走査電極SCnの電圧が電圧Vsまで低下する。そしてその後、スイッチング素子Q23をオフにする。
(期間T5)
次に、切換え回路59の入力端子SCSUを「Lo」に維持したまま、下りランプ波形電圧を発生するミラー積分回路56の入力端子INbを「Hi」にする。すると、走査電極駆動回路43の出力電圧は、電圧VsからツェナーダイオードD11のツェナー電圧にもとづく電圧Vi3まで急峻に降下する。その後、抵抗R11およびコンデンサC12に向かって一定の電流が流れ、スイッチング素子Q14のコレクタ電圧がランプ状に下降し、走査電極駆動回路43の出力電圧はランプ状に下降し始める。
なお、このときスイッチング素子SW1をオンしておくと、比較器CP1において基準電位Aと電圧(Va+Vset2)とが比較されその結果が制御信号OC2として出力されるので、下りランプ波形電圧は、電圧(Va+Vset2)で降下を停止し、その後、電圧Vcまで上昇し電圧Vcを維持する波形とすることができる。なお、スイッチング素子SW1をオフにすれば、下りランプ波形電圧を電圧Vaまで降下させる波形とすることもできる。
そして、初期化期間が終了する直前に、入力端子INbを「Lo」とする。具体的には入力端子INbに、例えば0(V)を印加する。
期間T5では、このようにして、下りランプ波形電圧を発生させ、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する。
(書込み期間)
書込み期間では、切換え回路59の入力端子SCSUを「Hi」にする。これにより、スイッチング素子Q14は、入力端子INbに入力される信号にもとづくスイッチング動作を行うようになる。そして、走査電極SCiに走査パルス電圧を印加するタイミングで、入力端子INbを「Hi」にする。これにより、基準電位Aはスイッチング素子Q14を介して負の電圧Vaに接続され、走査電極SCiには負の走査パルス電圧Vaが印加される。
なお、図示はしていないが、スイッチング素子Q13は維持期間および期間T1〜期間T4の間はオンにし、期間T5およびそれ以降ではオフにする。また、スイッチング素子Q25は維持期間および期間T1〜期間T2の間はオンにし、期間T3および期間T4はオフ、期間T5およびそれ以降ではオンにする。
以上のようにして、走査電極駆動回路43は、初期化波形、および走査パルス電圧を発生させる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ミラー積分回路56のスイッチング素子Q14に、初期化動作における下りランプ波形電圧を発生させるための動作と、書込み期間に基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチング動作とを切換えて動作させることができるので、下りランプ波形電圧を発生させるためのミラー積分回路のスイッチング素子と、走査電極駆動回路の基準電位Aを負の電圧Vaに維持するためのスイッチング素子とを1つにまとめることができる。また、切換え回路59により、ミラー積分回路56のスイッチング素子Q14に、下りランプ波形電圧を発生させるための信号とパルス波形を発生させるための信号とのいずれかを選択的に入力して動作させることができる。これにより走査電極SC1〜走査電極SCnを駆動するための大電流を流すことができる定格値の高い比較的高価かつ大きな部品の使用点数を削減して、走査電極駆動回路43を構成することが可能となる。
なお、本実施の形態では、消去ランプ波形電圧を走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する構成を説明したが、最後の維持パルスを印加する電極が走査電極SC1〜走査電極SCnの場合には、消去ランプ波形電圧を維持電極SU1〜維持電極SUnに印加する構成とすることもできる。しかし、本実施の形態においては、最後の維持パルスを印加する電極を維持電極SU1〜維持電極SUnにし、消去ランプ波形電圧を走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する構成にする方が望ましい。
なお、本実施の形態では、電力回収回路51において、維持パルスの立ち上がりと立ち下がりとで1つのインダクタを共通に用いる構成を説明したが、複数のインダクタを用い、維持パルスの立ち上がりと立ち下がりとで異なるインダクタを使用する構成としてもかまわない。
また、本発明における実施の形態は、走査電極SC1〜走査電極SCnを第1の走査電極群と第2の走査電極群とに分割し、書込み期間を、第1の走査電極群に属する走査電極のそれぞれに走査パルスを印加する第1の書込み期間と、第2の走査電極群に属する走査電極のそれぞれに走査パルスを印加する第2の書込み期間とで構成する、いわゆる2相駆動によるパネルの駆動方法にも適用させることができ、上述と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明における実施の形態は、走査電極と走査電極とが隣り合い、維持電極と維持電極とが隣り合う電極構造、すなわち前面板21に設けられる電極の配列が、「・・・走査電極、走査電極、維持電極、維持電極、走査電極、走査電極、・・・」となる電極構造のパネルにおいても、有効である。
なお、本実施の形態において示した具体的な各数値、例えば電圧Versの電圧値や消去パルス波形電圧の勾配等は、表示電極対数1080の42インチのパネルの特性にもとづき設定したものであって、単に実施の形態の一例を示したものに過ぎない。本発明はこれらの数値に何ら限定されるものではなく、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて最適に設定することが望ましい。また、これらの各数値は、上述した効果を得られる範囲でのばらつきを許容するものとする。
本発明は、パネルを駆動するための大電流を流す定格値の高い部品の使用点数を削減することができるので、プラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法として有用である。
本発明の一実施の形態におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルの各電極に印加する駆動電圧波形図 本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 同プラズマディスプレイ装置の走査電極駆動回路の構成を示す回路図 同プラズマディスプレイ装置の維持パルス発生回路の構成を示す回路図 本発明の一実施の形態における全セル初期化期間の走査電極駆動回路の動作の一例を説明するためのタイミングチャート
符号の説明
1 プラズマディスプレイ装置
10 パネル
21 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25,33 誘電体層
26 保護層
31 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
50 維持パルス発生回路
51 電力回収回路
52 クランプ回路
53 初期化波形発生回路
54 走査パルス発生回路
55,56 ミラー積分回路
57,58 定電流発生回路
59 切換え回路
60 走査IC
PC1 フォトカプラ
Q1,Q11,Q13,Q14,Q21,Q22,Q23,Q24,Q25,SW1 スイッチング素子
C10,C12,C21,C31 コンデンサ
L21 インダクタ
D1,D2,D3,D21,D22,D31 ダイオード
D10,D11 ツェナーダイオード
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R10,R11 抵抗
Q2,Q3 トランジスタ
CP1 比較器

Claims (4)

  1. 走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、
    初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、前記初期化期間において下降する傾斜波形電圧を発生させるミラー積分回路および前記ミラー積分回路に定電流を供給する定電流発生回路を有する走査電極駆動回路とを備え、
    前記走査電極駆動回路は、前記ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に、前記定電流発生回路から出力される定電流で前記下降する傾斜波形電圧を発生させる動作をさせるか、前記定電流発生回路への入力信号にもとづくスイッチング動作をさせるかのいずれかの動作に切換える切換え回路を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子をIGBTで構成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記切換え回路は、前記ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に、前記書込み期間においては走査パルス電圧を発生させるためのスイッチング動作をさせ、前記初期化期間においては前記下降する傾斜波形電圧を発生させるための動作をさせることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルを、
    初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、前記初期化期間において下降する傾斜波形電圧を発生させるミラー積分回路および前記ミラー積分回路に定電流を供給する定電流発生回路を有する走査電極駆動回路を用いて駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記書込み期間においては、前記ミラー積分回路に備えられたスイッチング素子に前記定電流発生回路への入力信号にもとづくスイッチング動作をさせて走査パルス電圧を発生させる動作をさせ、前記初期化期間においては前記ミラー積分回路に前記定電流発生回路から出力される定電流で前記下降する傾斜波形電圧を発生させる動作をさせることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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