JP2009185852A - 既設管補修方法 - Google Patents

既設管補修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009185852A
JP2009185852A JP2008024783A JP2008024783A JP2009185852A JP 2009185852 A JP2009185852 A JP 2009185852A JP 2008024783 A JP2008024783 A JP 2008024783A JP 2008024783 A JP2008024783 A JP 2008024783A JP 2009185852 A JP2009185852 A JP 2009185852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
leading
existing pipe
existing
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008024783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5280699B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Ooka
伸吉 大岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshika KK
Original Assignee
Yoshika KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshika KK filed Critical Yoshika KK
Priority to JP2008024783A priority Critical patent/JP5280699B2/ja
Publication of JP2009185852A publication Critical patent/JP2009185852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5280699B2 publication Critical patent/JP5280699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

【課題】補修対象の既設管内へ新管ピースを順次継ぎ足しながら挿入することにより該既設管内に更生管を形成する更生管形成工程と、更生管と既設管との間に経時硬化性の充填材を充填する充填工程とを含む既設管補修方法において、更生管が既設管に対して略同心的になるように施行すること。
【解決手段】更生管形成工程で、一番目の新管ピース8−1の装入方向前部に接続される先頭管4の前方に、この先頭管を既設管100と同心的に維持するための先導装置1を配置し、この先導装置を新管ピースの挿入動作と同期的に既設管内を移動させ、充填材充填工程で、既設管内へ挿入中の新管ピースと既設管との間に充填材を注入する。
【選択図】図6

Description

本発明は、下水管や取付け管などの既設の管内に更生管を形成し、該既設管を更生するための既設管補修方法に関する。
日本の下水道普及率は平均68%であり、都市部でほぼ100%に近い普及率である。このような現状において、下水管の新設は一部地方を除いて殆どなくなり、既設の老朽化下水管の維持管理が重要なものとなっている。既設下水管の総延長は約36万kmであり、そのうち耐用年数が50年を越えた下水管は7000km以上となっている。また、今後、数千kmずつ増加する見込みである。
一般に、下水管など地中に埋設されている既設管は、設置からの年数の経過による様々な変形、例えば、ズレによる段差の発生や、径の変化などが生じることは不可避である。また、変形が生じなくても老朽化に伴って交換が必要になる。このような様々な事情から、老朽化既設管は、埋設から数十年後には新管と交換するか或いは何等かの補修が必要になる。
既設管の補修方法として、例えば特開昭7−91567号公報(特許文献1)および特開2003−301690号公報(特許文献2)に開示されているように、予め製造された新管ピースを既設管内に順次継ぎ足しながら挿入して既設管内に更生管を設け、更に、既設管と更生管との間に設けた間隙に経時硬化性充填材を注入して硬化させ、既設管と更生管とを一体化し、低下した既設管の機能を回復させる既設管補修方法が提案されている。
特開昭7−91567号公報 特開2003−301690号公報
上記従来の既設管補修方法によれば、上記のように既設管と更生管との間の間隙に経時硬化性充填材を注入して硬化させて既設管と更生管とを一体化し、低下した既設管の機能を回復させることができる。
ところで、既設管は、本来的に、直線的に延伸している部分だけでなく、緩やかに屈曲している部分も有しており、また、長い年月の間の地盤の変化により、継ぎ目部で折曲していたり、段差が生じていたりすることがある。また、長年月の間に既設管が座屈状態になっている場合もある。
既設管内に更生管を形成するために新管ピースを挿入していく際、特に先頭の新管ピースは、既設管の上記屈曲部で既設管に接触したり、上記段差部や座屈部に突き当たったりするため、円滑な挿入を阻害されてしまう場合がある。
本発明の目的は、既設管に屈曲部、段差部、座屈部などが生じていても、既設管内への新管ピースの挿入を円滑に行えるようにすることである。
上記目的を達成するために、請求項1に係る既設管補修方法は、補修対象の既設管内へ既製の新管ピースを順次継ぎ足しながら挿入することにより該既設管内に更生管を形成する更生管形成工程と、上記更生管と上記既設管との間に経時硬化性の充填材を充填する充填材充填工程とを含む方法において、
上記更生管形成工程は、
先頭管の装入方向前部に接続される先頭管の前方に、この先頭管を上記既設管と略同心的に維持するための先導装置を配置し、この先導装置を上記新管ピースの挿入動作と同期的に上記既設管内を移動させ、
上記充填材充填工程は、
上記既設管内へ挿入中の上記新管ピースと上記既設管との間に上記充填材を注入することで行われる、ことを特徴とする。
この構成によれば、先頭管の挿入方向先端縁部と既設管との間は、上記先導装置の作用により、常に一定の間隔に維持され、これにより先頭管は、その挿入動作中に、その挿入方向先端縁部が既設管の内周面や段差部に接触することなく円滑に進行せしめられ、したがって、このように進行せしめられる先頭管の先導によって既設管内への新管ピースの円滑な挿入が達成される。そして、更生管の形成と共に充填材の注入が行われるので、既設管の更生を効率よく、迅速に行うことができる。
請求項2に係る既設管補修方法は、
上記更生管形成工程の開始前に、上記既設管の全長分の長さと可撓性とを有する円筒状膜の一端縁部全周を上記既設管の一端側開口部の縁部全周に密着固定する円筒状膜固定工程を行い、上記更生管形成工程は、上記新管ピースを、上記円筒状膜を先頭管の挿入方向先端縁部で反転させて上記先頭管の外周側へ送り込みつつ、上記既設管に挿入することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、先頭管の挿入方向先端縁部と既設管との間が、先導装置の作用により、常に一定の間隔に維持されている状態になっているので、円筒状膜は、上記挿入方向先端縁部で反転する際、既設管の内周面に接触することなく、したがって擦過などによる損傷を受けることなく、常に好ましい状態で先頭管の外周側へ送られる。
このように既設管内へ装入された円筒状膜は、上記充填材を円筒状膜と更生管との間の間隙に注入する際、充填材が既設管のひび割れ部や継ぎ目部から漏出しないように作用する。また、地震などの地変により、更生後の既設管に変形、亀裂、段差などが生じた場合に、上記円筒状膜はこれら変形、亀裂、段差などにより生じる隙間等を被覆し、カバーすることができ、修理が行われるまでの応急的な密閉性を確保することができる。
請求項3に係る既設管補修方法は、
上記充填材充填工程が、上記既設管内へ挿入中の上記新管ピースと上記円筒状膜との間に上記充填材を注入することで行われることを特徴とする。
この構成によれば、更生管の形成と共に円筒状膜の装入と充填材の注入が並行して行われるので、円筒状膜を装入する場合の既設管の更生を効率よく、迅速に行うことができる。
請求項4に係る既設管補修方法は、
上記先頭管の上記挿入方向先端縁部は、滑らかな外表面形状を有していることを特徴とする。
この構成によれば、円筒状膜を、滑らかな外表面形状の先端縁部により、損傷することなく円滑に反転させることができる。
請求項5に係る既設管補修方法は、
上記充填材の注入が、上記先頭管の上記挿入方向先端縁部の近傍に設けたノズルから、上記新管ピースの挿入動作中に行われることを特徴とする。
この構成によれば、新管ピースの挿入動作中に、既設管と先頭管との間、もしくは円筒状膜と先頭管との間に生じる間隙への充填材の注入が、上記ノズルから容易に行うことができ、しかも充填材の注入が上記間隙に対して直接的に行われるので、充填材を上記間隙に確実に満遍なく行き渡らせることができる。
また、先頭管と既設管との間が常に一定の間隔に維持されることにより、先頭管と既設管との間の間隙、もしくは円筒状膜と先頭管との間に生じる間隙へ注入される充填材は、先頭管の周囲に均質な厚さの充填材層を形成し、延いては形成される更生管の周囲に均質な厚さの充填材層を形成するので、結果としてもたらされる更生後の既設管は、全体的に均一な所期の強度を与えられたものになる。
請求項6に係る既設管補修方法は、
上記先導装置が、上記新管ピースの挿入動作と同期的な走行を可能にする走行手段と、上記先頭管の前方部内に嵌入し、該先頭管を、前記既設管と同心的になるよう内側から支持する支持部とを有していることを特徴とする。
この構成によれば、先頭管を既設管に対して同心的に保持しながら既設管内を移動させることが容易に行える。
請求項7に係る既設管補修方法は、
上記走行手段が、上記先導装置を上記既設管に対して同心的に維持しつつ走行させるように上記先導装置の周囲に設けられた複数の車輪と、上記先導装置を上記新管ピース挿入方向へ牽引する牽引ロープとを有していることを特徴とする。
この構成によれば、牽引ロープを新管ピースの挿入動作に合わせて牽引操作することにより、新管ピースと先導装置との同期的移動を容易に行うことができる。
請求項8に係る既設管補修方法は、
上記先導装置の支持部が、上記先頭管の上記挿入方向先端縁部付近の内周面に対して、上記円筒状膜の厚さ若しくはそれより若干小さい寸法で、該円筒状膜が上記挿入方向先端縁部方向へ引っ張られた際に破損することなく通り抜け可能な間隙を存して対向している円環状シール部であることを特徴とする。
上記充填材は、新管ピースの挿入動作中に、先頭管とこの新管ピースの外周側へ導入された円筒状膜との間に注入されるが、注入された充填材は上記挿入方向先端縁部へも達する。この挿入方向先端縁部へ達した充填材は、円筒状膜が挿入方向先端縁部に対してある程度の接触圧をもって摺接した状態になっていることにより、それ以遠への漏出はある程度阻止されるが、充填材は加圧状態にあるので、挿入方向先端縁部に対する円筒状膜の接触圧の大きさによっては、充填材の圧力の方が勝り、両者の間から充填材が漏出することもある。
請求項8に記載の構成によれば、先頭管の挿入方向先端縁部付近の内周面と先導装置の円環状シール部との間の間隙は、円筒状膜によって完全に封鎖された状態になり、充填材の漏出を十分に阻止することができる。
請求項9に係る既設管補修方法は、
上記円環状シール部が、該円環状シール部の周方向へ直列的に連接して配列され、上記円筒状膜を上記新管ピースの挿入方向先端縁部付近の内周面へ向けて押圧すると共に上記挿入方向先端縁部の方向へ送るよう回転可能に上記先導装置に軸受けされた複数の弾性回転ローラを有していることを特徴とする。
この構成によれば、弾性回転ローラが円筒状膜を上記内周面へ押圧していることにより、この内周面と円筒状膜との間からの充填材の漏出が確実に阻止され、それと共に回転ローラの回転作用により、円筒状膜が上記内周面と回転ローラとの間の間隙を円滑に移動せしめられる。
請求項10に係る既設管補修方法は、
上記円環状シール部が、上記円筒状膜に対する摩擦係数の小さな外周面を有するリング材であることを特徴とする。
この構成によれば、リング材の外周面によって、円筒状膜が上記内周面に全周に亙って密接せしめられ、それによって該内周面と円筒状膜との間からの充填材の漏出が防止され、また、円筒状膜がリング材の外周面に対して円滑に摺動することができる。
請求項11に係る既設管補修方法は、
上記円筒状膜が、上記先頭管もしくは上記挿入される新管ピース内に配置された円筒状膜供給装置から引き出され、上記先頭管の挿入方向先端縁部へ導かれることを特徴とする。
この構成によれば、比較的損傷を受けやすい上記円筒状膜は、その供給源としての円筒状膜供給装置から先頭管の挿入方向先端縁部までの間で、その送り移動中に、損傷を与えられるような部材に何等接触することがなく、屈曲などの変形も受けないので、その機能を十分に発揮し得る万全な状態で新管ピースの外周と既設管との間へ送り込まれる。そして、円筒状膜供給装置を、先頭管もしくは挿入される新管ピース内に設置するだけで、円筒状膜の布設のための準備が整うので、準備作業が極めて簡単になる。円筒状膜の引き出し可能な状態とは、例えば、円筒状膜を折り畳んだ状態または巻いた状態で引き出し可能に収納容器に収容した状態である。
請求項12に係る既設管補修方法は、
上記円筒状膜は、その供給装置が、新管ピース挿入方向前方側にある到達側マンホールの内部または外部に配置されており、上記供給装置から、未補修の既設管内を通り、更に上記先導装置を通り抜け、上記先導装置の進行方向の後方側から上記先頭管の挿入方向先端縁部へ導かれることを特徴とする。
この構成によれば、円筒状膜を、既設管内へ挿入される新管ピースに影響されることなく、先頭管の挿入方向先端縁部へ給送することができる。この構成は、既設管が小径で、円筒状膜供給装置を新管ピース内へ置くことができない場合に特に有利である。
請求項13に係る既設管補修方法は、
上記先頭管に代え、この先頭管と同様に、先端縁部が上記円筒状膜用の滑らかな反転面になっており、この先端縁部の近傍に上記充填材の注入ノズルが設けられ、後端部が後接の新管ピースと結合可能になされている一番目の新管ピースを用いることを特徴とする。
先頭管を使用する場合、この先頭管は最終的には到達側マンホールの内部へ押出されることになるが、円筒状膜敷設の場合には、先頭管が到達側マンホール内へ脱落してしまうと、円筒状膜の正常な状態での支持が損なわれてしまう。そのため、最終位置まで挿入された一番目の新管ピースの周囲に円筒状膜が最後まで最適な形で配置されるよう、到達側マンホール内には既設管に連接して先頭管の長さと同じかそれよりも幾分長い寸法の擬似管が取り付けられ、この擬似管内に先頭管が送り込まれる。これにより、円筒状膜は、擬似管内に送り込まれた先頭管によって一番目の新管ピースの先方まで延在した状態になり、一番目の新管ピースの周囲に好ましい形で配置される。その際、充填材も擬似管内の先頭管と円筒状膜との間に、必要な範囲で注入される。充填材が固化した後、一番目の新管ピースの先端の位置において管口処理が行われ、その処理によって擬似管はその内部の先頭管と共に既設管から切り離され、到達側マンホールから取り出される。
請求項13に記載の構成によれば、先頭管の役目を担う一番目の新管ピースが到達側マンホールに到達した時点で更生管形成作業とともに円筒状膜敷設作業も十分な形で完了し、したがって、上述のような擬似管を取り付ける処理を更に行う必要がない。そして、到達側マンホールが、擬似管を取り付け難い状況になっている場合とか、擬似管を取り付けて作業を行うのに不適当な場合には、一番目の新管ピースを先頭管として利用することは極めて有利である。
本発明に係る既設管補修方法によれば、既設管の内部に更生管を、両者間に略均一な厚みの充填材を注入した状態で効率良く形成して既設管を更生することができ、また、円筒状膜を既設管と更生管との間に敷設する場合に、円筒状膜を損傷のない良好な状態で既設管と更生管との間に円滑にかつ効率よく装入することができ、既設管の補修が想定通りに確実に行える。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態に係る既設管補修方法の補修対象として、図9に示した一般的な構成の下水道施設を例に説明する。
図9に示すように、所定間隔を置いて設置されたマンホール101と102との間には、既設管としての下水道本管100が配置されている。図示のように、老朽化下水道本管100には亀裂110、ひび割れ111、離脱部112などが発生している。以下の説明では、マンホール101が発進側マンホール、マンホール102が到達側マンホールとなっている。図中103は、捕集桝から下水道本管へ伸びる取付管を示している。
以下に詳述するように、このような老朽化下水道本管100を補修するため、発進側マンホール101から下水道本管100内へ新管ピースが順次継ぎ足されて挿入され、この挿入が到達側マンホール102に達するまで行われて下水道本管内100に更生管が形成される。
下水道本管100とその内部に形成される更生管との間の間隙には円筒状膜が装入され、される。
図1〜図7に示す第1の実施の形態では、上述のとおり、下水道本管100とその内部に形成される更生管との間の間隙に円筒状膜を装入し、この円筒状膜と更生管との間には充填材を注入する場合を例示しているが、本発明は、この円筒状膜を装入せず、下水道本管100内に更生管を形成する方法も含むものである。
上記新管ピースは、所定の長さを有する、例えばヒューム管、合成樹脂管(例えば、PE管、PB管、塩ビ管)、陶管、鋼管等である。この新管ピースには、その前端部及び後端部に、これら新管ピースを互いに接続するための接続部が形成されている。例えば、新管ピースの前端部にはソケット部が設けられ、後端部には該ソケット部へ差し込まれるプラグ部が設けられており、2つの新管ピースを接続するには、前側の新管ピースの後端部に設けられたプラグ部が、後側の新管ピースの前端部に設けられたソケット部に嵌め込まれる。上記プラグ部に雄ネジを設け、上記ソケット部に雌ネジを設け、これらネジの螺合によって前後の新管ピースを接続するようにしてもよい。
上記円筒状膜は、柔軟性、可撓性、伸縮性、不透水性、耐摩耗性及び所定の耐圧性を有し、材料としては、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロンなどの有機系樹脂材料が適しており、補強のためにガラスチップなどを混入させることも可能である。また、円筒状膜は、拡張した状態において、下水道本管100の内壁に密着し得る外径を有するように構成されている。
上記充填材は、例えばセメントミルク、水ガラス、ベントナイト等、硬化時間や粘度が自由に調整可能の水硬化性材料である。
図1には、発進側マンホール101と、このマンホールから延在している補修すべき老朽化下水道本管100の一部が中央縦断面にて示されており、この下水道本管100には亀裂110、ひび割れ111、離脱部112が発生している。
図1には、この下水道本管100を補修する際に使用される先導装置1が、下水道本管100に引き込まれた状態で示されており、この先導装置1は、円筒状の本体部10と、この本体部に同心的に設けられた円環状シール部11と、この円環状シール部に接続して本体部10に設けられ、円錐台状の表面を有し、本体部10と同心的な案内部材12とを有している。
上記本体部10の周囲には、この本体部10を下水道本管100に対して同心的に維持しつつ下水道本管100内を走行させるための複数の車輪13が装着されている。
上記円環状シール部11は、円筒状本体部10と同心的に設けられ、上記円筒状膜に対して摩擦係数の小さい材料で形成された外表面を有するリング材11aで形成するか、あるいは図7に示すような回転ローラ14によって形成されている。
上記先導装置1は、図8に示すように、到達側マンホール102内に設置されたウインチ9に牽引ロープ90にて接続されており、ウインチ9による巻上げ作用により下水道本管100内を到達側マンホール102へ向けて、所定の速度で移動するようになされている。この場合、先導装置1の移動は下記新管ピースの挿入動作と同期的に行われ、その移動速度は同新管ピースの挿入速度と同じになされる。
上記車輪13と牽引ロープ90は、下記新管ピースの挿入動作と同期的な先導装置1の走行を可能にする走行手段として作用する部材である。また、上記円環状シール部11は先導装置1の支持部として作用する部材である。
図1に示すように、発進側マンホール101から先導装置1を下水道本管100内へ導入した後、発進側マンホール101内に置かれ、円筒状膜を折り畳んだ状態または巻いた状態で引き出し可能に収容している円筒状膜収納容器2から引き出された円筒状膜20の一端縁部の全周が下水道本管100の一端側開口部100aの縁部全周に密着固定される。この密着固定は、下水道本管100の一端側開口部100aに嵌合する差込部30と開口部100aの縁部100bに当接するフランジ部31とを有するゴム等の弾性材料製の環状エンドパッキン3を用いて、円筒状膜20の一端部が縁部100bとフランジ部31とに挟まれるように差込部30を開口部100aに差し込むことによって行われる。この結果、円筒状膜20は、図1に示すように、一端縁部が下水道本管100の一端側開口部100aの縁部100bの全周に密着固定され、先導装置1の案内部材12の円錐台状表面に案内され、収納容器2へ導かれた状態になる。
次に、図2に示すように、先頭管4が発進側マンホール101内へ降ろされ、該マンホール内に設置された載置台(図示せず)の上に、下水道本管100と同心的に配置される。その際、円筒状膜収納容器2は先頭管4内へ移される。
先頭管4は、円筒状に形成され、後述の新管ピースと略同じ外径を有し、新管ピース挿入方向の先端縁部40が上記円筒状膜に対して摩擦係数の小さな円弧状の凸面として形成されている。
先頭管4には、先端縁部40の側から、上記先導装置1の案内部材12および円環状シール部11が嵌入するようになされており、このように嵌入した場合に、先導装置1の円環状シール部11は先頭管4の内周面の先端縁部40付近の内周面部41に対向するようになされている。この場合、内周面部41の内径と円環状シール部11の外径は、これら内周面部41と円環状シール部11との間に、上記円筒状膜の厚さ若しくはそれより若干小さい寸法で、該円筒状膜が上記先端縁部40の方向へ引っ張られた際に破損することなく通り抜け可能な間隙が形成されるように決められている。
また、先頭管4には上記内周面部41に近接して充填材注入ノズル42が取り付けられており、このノズルは充填材供給管50を介して充填材貯留槽5へ連結される。充填材貯留槽5は、発進側マンホール101付近において、地上に配置されるか或いは作業車上に配置される。
また、先頭管4には、先端縁部40と反対側の端部に後述の新管ピースとの接続部43が設けられており、この接続部43は、例えば、新管ピースの前端部にソケット部が設けられている場合には、該ソケット部に差し込まれるプラグ部として形成される。
先頭管4が、図2に示すように、発進側マンホール101内の所定の位置に配置された後、元押装置6が作動せしめられる。この元押装置はジャッキ作用を行うもので、押動部材60を、図2に示すような後方位置と、図4に示すような前方位置との間を往復動させる。先頭管4は、元押装置6によって、図2に示す位置から図3に示すように、先導装置1の案内部材12および円環状シール部11が先頭管4内に嵌入し、円環状シール部11が先頭管4の内周面部41に対向し、円環状シール部11と内周面部41との間に円筒状膜20を挟んだ状態になるまで押動される。
次いで、先頭管4へのこのような先導装置1の嵌入を維持した状態で、先頭管4は元押装置6によって押動され、先導装置1はウインチ9(図8参照)によって到達側マンホール102へ向けて牽引される。この場合、明らかなように、先頭管4と先導装置1の移動は互いに同調せしめられる。
円筒状膜20の一端縁部が上述のように下水道本管100の一端側開口部100aの縁部100bの全周に固定されているので、円筒状膜20は、前進する先頭管4の先端縁部40の押出し作用によって収納容器2から順次新しく引き出され、先導装置1の円環状シール部11と先頭管4の内周面部41との間を両側から適度の力で押圧された状態で通過せしめられ、先端縁部40で反転され、先頭管4の外周側へ送り込まれる。
上述のように、先導装置1は下水道本管100に対して常に同心的になるよう構成され、配置されているので、この先導装置1の円環状シール部11に円筒状膜20を介して内周面部41が支持された状態の先頭管4も、下水道本管100に対して同心的に維持されることになる。従って、先頭管4の先端縁部40と下水道本管100との間には、全周的に一様な間隙が常にもたらされる。従って、円筒状膜20は、先端縁部40で反転する際、全周的に一様な間隙を通過することになり、下水道本管100の内面に接触することなく、従って擦過などの損傷を何等受けることなく先頭管4の外周側へ送り込まれもしくは導入される。また、円筒状膜20は、先頭管4内に配置された収納容器2から引き出され、案内部材12を通過した後、直接的に先端縁部40へ向うので、途中で障害物に接して損傷を受ける可能性は全くない。従って、下記新管ピースによって構成される更生管の外周側へは、機能を十分に発揮し得る損傷のない円筒状膜20が確実に装入される。
先頭管4の押動が図3の状態から更に進み、ノズル42の吐出口44が環状エンドパッキン3の差込部30を通過した後、ノズル42には充填材供給管50を介して充填材貯留槽5から充填材がポンプ供給され、吐出口44から先頭管4と円筒状膜20との間に充填される。図4には、元押装置6による先頭管4の押動が終了した時点の状態が示されており、円筒状膜20と先頭管4との間の間隙に充填された充填材7は、先頭管4の周囲に均質な厚さの充填材層を形成する。充填材により下水道本管100の内周面に圧接された円筒状膜20は、例えば亀裂110からの充填材の漏出を防止する。
加圧注入される充填材は、先頭管4の先端縁部40へも達するが、円筒状膜20が内周面部41と円環状シール部11とによってきっちりと挟まれているので、内周面部41と円筒状膜20との間を抜けて充填材が漏出することは防止される。また、円筒状膜20は先端縁部40の方向へ移動するので、この動きによっても、内周面部41と円筒状膜20との間への充填材の進入が抑制される。
次に、図5に示すように、発進側マンホール101内へ一番目の新管ピース8−1が降ろされ、発進側マンホール101内の載置台(図示せず)の上に、下水道本管100内に挿入された先頭管4と同心的に配置される。
なお、その際、充填材供給管50を新管ピース8−1内を通過させるには、充填材供給管50の中途の適宜箇所に、係合・離脱可能の接続端部を設けておき、新管ピース8−1を上記載置台へ配置する前にこの接続端部を離脱させておき、新管ピース8−1の配置後に両方の接続端部を新管ピース8−1内へ挿入し、あるいは一方の接続端部を新管ピース8−1内を通過させ、その上で両接続端部を係合させるようにする。
次いで、新管ピース8−1は元押装置6によって先頭管4へ向けて押動され、この押動によって先頭管4の後端部に設けたプラグ部43が新管ピース8−1の先端部に設けたソケット部80に嵌合し、これによって先頭管4に新管ピース8−1が接続される。この接続が行われた後も継続して新管ピース8−1が押動され、この押動操作は、図6に示すように、新管ピース8−1が下水道本管100内へ完全に押込まれるまで行われる。新管ピース8−1のこの押動操作中、上記先導装置1による先頭管4の支持作用と充填材注入も継続して行われる。従って、図6に示すように、先頭管4と新管ピース8−1の周囲には円筒状膜に覆われた均一な厚さの充填材層7が形成される。
このように新管ピース8−1を挿入した後、必要に応じて、円筒状膜収納容器2をこの新管ピース8−1内へ移し変えてもよい。この移し変えは、作業員が先頭管4及び新管ピース8内へ立ち入って行う。このように円筒状膜収納容器2が先頭管4もしくは新管ピース8−1内に配置されているので、後続の新管ピースを下水道本管100内へ挿入する際、円筒状膜収納容器2から引き出される円筒状膜20がこれら後続の新管ピースに接触することはなく、損傷を受けることはない。
先頭管4に後接された上記新管ピース8−1の挿入作業と同様にして、新たな新管ピースが、直前の新管ピースに接続されながら次々に下水道本管100内へ挿入され、最終的に発進側マンホール101と到達側マンホール102の間の下水道本管100内に、新管ピースからなる更生管が、均一な厚さの充填材にて包囲された状態で形成される。充填材が固化すると、下水道本管100と更生管とが充填材によって一体化され、亀裂、ひび割れ、離脱部が補修され、高強度で、耐久性のある更生既設管がもたらされる。
図7は、先導装置1に設けられた円環状シール部11の変形例を示している。この変形例によれば、円環状シール部11は、周方向へ環状列的に連接して配列され、上記円筒状膜を上記反転部へ送る方向へ回転するよう上記本体部10に軸受けされた複数の回転ローラ14を有している。これら回転ローラ14は、ゴムや樹脂などの弾性材料で形成され、本体部10の周方向に延在するように設けられた軸15によって軸受けされる。この変形例によれば、先頭管4の内周面部41と先導装置1の円環状シール部11との間を通過して先端縁部40へ向う円筒状膜20の走行が回転ローラ14の回転動作により極めて円滑に行われ、また、回転ローラ14の弾性作用により、円筒状膜20が内周面部41へ押付けられるので、先頭管4の外周部と円筒状膜20との間に注入される加圧状態の充填材が、内周面部41と円筒状膜20との間を抜けて先頭管4の内部へ漏出することが効果的に防止される。
図8は、下水道本管内100への新管ピース挿入時に、円筒状膜収納容器2を上記第1の実施の形態のように、先頭管4内もしくは後続の新管ピース8−1内に配置するのではなく、到達側マンホール102の外側に配置した場合の第2の実施の形態を示している。この場合にも、上記第1の実施の形態と同様に、下水道本管100に対して同心的に配置維持される先導装置1に設けた円環状シール部11が、先頭管4に設けた円環状案内面41に対向した状態に置かれ、また、下水道本管100に固定された一端部から延伸する円筒状膜20が、先頭管4の先端縁に設けた反転部40で反転し、円環状案内面41と円環状シール部11との間を通過するようになされている。また、先導装置1も同様に、ウインチ9により牽引ロープ90を介して、新管ピース8−1を始めとしてそれ以降の新管ピースの挿入動作に同調して下水道本管100内を移動せしめられる。
上記第1の実施の形態と異なっているのは、円環状案内面41と円環状シール部11との間へ送り込まれる円筒状膜20が、先導装置1の案内部材12の先端に設けた開口部14で折り返され、先導装置1の内部を通り、該先導装置の前端壁15設けられた丸孔16を通り、未補修の下水道本管100内を通過せしめられ、到達側マンホール102を経て円筒状膜供給装置2へ達するように導かれていることである。この構成は、下水道本管100が小径で、従って新管ピースで形成される更生管も小径なために、円筒状膜収納容器2を内部に配置しておけない場合に、下水道本管100内へ次々に挿入される新管ピースに影響されずに、円筒状膜20を先頭管4の外周側へ送ることができるという点で有利である。上記円筒状膜供給装置2は、到達側マンホール102の内部へ配置しておいてもよい。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、先頭管4を用いているが、このような先頭管4に代えて、一番目の新管ピース8−1を先頭管として利用するようにしてもよい。その場合には、一番目の新管ピース8−1には先頭管4と同様の先端縁部(40)、内周面部(41)、充填材注入ノズル(42)を設ける。このように、一番目の新管ピース8−1を先頭管として利用する場合には、上述のように、擬似管を取り付ける処理を更に行う必要がなく、また、到達側マンホールが、擬似管を取り付け難い状況になっている場合とか、擬似管を取り付けて作業を行うのに不適当な場合には、一番目の新管ピースを先頭管として利用することは極めて有利である。
また、上記第1及び第2の実施の形態は、円筒状膜を敷設する場合に関するものであるが、円筒状膜を敷設しない場合には、充填材の注入時に充填材が先頭管もしくは一番目の新管ピースの前部から逸出しないよう、それら先頭管もしくは一番目の新管ピースの先端外周部には、既設管との間を封鎖するためのゴム製、プラスチック製リングなどの封止部材が取り付けられる。
本発明の第1の実施の形態の最初の工程を説明する、発進側マンホール及びこのマンホールから延在している補修すべき既設管の一部の中央縦断面図である。 発進側マンホール内へ降ろされた先頭管を既設管へ挿入する準備を行なった状態を示す、図1と同様の断面図である。 元押装置により先頭管を既設管内へ挿入し、先行して既設管内に挿入された先導装置と係合させた状態を示す、図1と同様の断面図である。 先導装置との係合状態を維持した状態で先頭管全体を既設管内へ挿入した状態を示す、図1と同様の断面図である。 発進側マンホール内へ降ろされた一番目の新管ピースを既設管へ挿入する準備を行なった状態を示す、図1と同様の断面図である。 一番目の新管ピースを先頭管と接続して既設管内へ挿入した状態を示す、図1と同様の断面図である。 先導装置に設けた円環状シール部の変形例を示す、先導装置と先導管との係合部の部分的中央縦断面図である。 円筒状膜収納容器から、新管ピースと既設管との間に給送される円筒状膜の引き回しを変更した第2の実施の形態を示す、到達側マンホール及びこのマンホールから延在している補修すべき既設管の一部の中央縦断面図である。 本発明に係る既設管補修方法を適用して補修される一般的な下水道設備の説明図である。
符号の説明
1 先導装置
10 先導装置の本体部
11 円環状シール部
12 案内部材
2 円筒状膜収納容器
20円筒状膜
3 環状エンドパッキン
4 先頭管
40 先端縁部
41 内周面部
5 充填材貯留槽
6 元押装置
7 充填材層
8 新管ピース
9 ウインチ
90 牽引ロープ
100 既設管(下水道本管)
100a 一端側開口部
100b 縁部
110 亀裂
111 ひび割れ
112 離脱部

Claims (13)

  1. 補修対象の既設管内へ既製の新管ピースを順次継ぎ足しながら挿入することにより該既設管内に更生管を形成する更生管形成工程と、前記更生管と前記既設管との間に経時硬化性の充填材を充填する充填材充填工程と、を含む既設管補修方法において、
    前記更生管形成工程は、
    一番目の新管ピースの装入方向前部に接続される先頭管の前方に、この先頭管を前記既設管と同心的に維持するための先導装置を配置し、この先導装置を前記新管ピースの挿入動作と同期的に前記既設管内を移動させ、
    前記充填材充填工程は、
    前記既設管内へ挿入中の前記新管ピースと前記既設管との間に前記充填材を注入することで行われる、
    ことを特徴とする既設管補修方法。
  2. 前記更生管形成工程の開始前に、
    前記既設管の全長分の長さと可撓性とを有する円筒状膜の一端縁部全周を前記既設管の一端側開口部の縁部全周に密着固定する円筒状膜固定工程を行い、
    前記更生管形成工程は、
    前記新管ピースを、前記円筒状膜を先頭管の挿入方向先端縁部で反転させて前記先頭管の外周側へ送り込みつつ、前記既設管に挿入することを含むことを特徴とする請求項1に記載の既設管補修方法。
  3. 前記充填材充填工程は、
    前記既設管内へ挿入中の前記新管ピースと前記円筒状膜との間に前記充填材を注入することで行われることを特徴とする請求項2に記載の既設管補修方法。
  4. 前記先頭管の前記挿入方向先端縁部は、滑らかな外表面形状を有していることを特徴とする請求項2または3に記載の既設管補修方法。
  5. 前記充填材の注入は、前記先頭管の前記挿入方向先端縁部の近傍に設けたノズルから、前記新管ピースの挿入動作中に行われることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の既設管補修方法。
  6. 前記先導装置は、
    前記新管ピースの挿入動作と同期的な走行を可能にする走行手段と、
    前記先頭管の前方部内に嵌入し、該先頭管を、前記既設管と同心的になるよう内側から支持する支持部とを有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の既設管補修方法。
  7. 前記走行手段は、
    前記先導装置を前記既設管に対して同心的に維持しつつ走行させるように前記先導装置の周囲に設けられた複数の車輪と、
    前記先導装置を前記新管ピース挿入方向へ牽引する牽引ロープと、
    を有していることを特徴とする請求項6に記載の既設管補修方法。
  8. 前記先導装置の支持部は、
    前記先頭管の前記挿入方向先端縁部付近の内周面に対して、前記円筒状膜の厚さ若しくはそれより若干小さい寸法で、該円筒状膜が前記挿入方向先端縁部方向へ引っ張られた際に破損することなく通り抜け可能な間隙を存して対向している円環状シール部であることを特徴とする請求項6または7に記載の既設管補修方法。
  9. 前記円環状シール部は、
    該円環状シール部の周方向へ直列的に連接して配列され、前記円筒状膜を前記新管ピースの挿入方向先端縁部付近の内周面へ向けて押圧すると共に前記挿入方向先端縁部の方向へ送るよう回転可能に前記先導装置に軸受けされた複数の弾性回転ローラを有していることを特徴とする請求項8に記載の既設管補修方法。
  10. 前記円環状シール部は、
    前記円筒状膜に対する摩擦係数の小さな外周面を有するリング材にて形成されていることを特徴とする請求項8に記載の既設管補修方法。
  11. 前記円筒状膜は、
    前記先頭管もしくは前記挿入される新管ピース内に配置された円筒状膜供給装置から引き出され、前記先頭管の挿入方向先端縁部へ導かれることを特徴とする請求項2〜10の何れか1項に記載の既設管補修方法。
  12. 前記円筒状膜は、
    その供給装置が、新管ピース挿入方向前方側にある到達側マンホールの内部または外部に配置されており、
    前記供給装置から、未補修の既設管内を通り、更に前記先導装置を通り抜け、前記先導装置の進行方向の後方側から前記先頭管の挿入方向先端縁部へ導かれることを特徴とする請求項2〜10の何れか1項に記載の既設管補修方法。
  13. 前記先頭管に代え、この先頭管と同様に、先端縁部が前記円筒状膜用の滑らかな反転面になっており、この先端縁部の近傍に前記充填材の注入ノズルが設けられ、後端部が後接の新管ピースと結合可能になされている一番目の新管ピースを用いることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の既設管補修方法。
JP2008024783A 2008-02-05 2008-02-05 既設管補修方法 Expired - Fee Related JP5280699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024783A JP5280699B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 既設管補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024783A JP5280699B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 既設管補修方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009185852A true JP2009185852A (ja) 2009-08-20
JP5280699B2 JP5280699B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=41069304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008024783A Expired - Fee Related JP5280699B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 既設管補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5280699B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210841A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 明石セミシールド建設株式会社 既設管の更生方法及び既設管の更生構造

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791567A (ja) * 1993-09-21 1995-04-04 Sekisui Chem Co Ltd 管の布設方法
JP2002357083A (ja) * 2001-03-30 2002-12-13 Kidoh Construction Co Ltd 既設管路の補修装置および方法
JP2003301690A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Kajima Corp 既設管きょの更生管の敷設工法および敷設装置
JP2005113587A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 既設管路の更新工法
JP2006181862A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の更生方法
JP2008175367A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Yoshika Kk 既設管補修工法及び該工法に用いる既設管補修システム
JP2009002391A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Yoshika Kk 既設管補修方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791567A (ja) * 1993-09-21 1995-04-04 Sekisui Chem Co Ltd 管の布設方法
JP2002357083A (ja) * 2001-03-30 2002-12-13 Kidoh Construction Co Ltd 既設管路の補修装置および方法
JP2003301690A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Kajima Corp 既設管きょの更生管の敷設工法および敷設装置
JP2005113587A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 既設管路の更新工法
JP2006181862A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の更生方法
JP2008175367A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Yoshika Kk 既設管補修工法及び該工法に用いる既設管補修システム
JP2009002391A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Yoshika Kk 既設管補修方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210841A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 明石セミシールド建設株式会社 既設管の更生方法及び既設管の更生構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5280699B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2923933C (en) Device and method for repairing pipe
US8640737B2 (en) Apparatus and method for sealing pipes and underground structures
US8272406B2 (en) Methods for rehabilitating conduits using structural liners
US10436374B2 (en) Grooved sealing member for sealing pipes and other underground structures and method of using
GB2140530A (en) Repairing leaks
US20120279600A1 (en) Apparatus and method for sealing pipes
CA2868039A1 (en) System for renovating a sewer manhole
US10578240B2 (en) Expandable pipe including a liner for restoring a conduit
CN113531274A (zh) 一种管道非开挖修复方法
CA2674984C (en) Methods for rehabilitating conduits using structural liners
US8651145B2 (en) End seal
KR101164925B1 (ko) 관로 보수장치 및 보수방법
JP5280699B2 (ja) 既設管補修方法
JP4755581B2 (ja) 管路形成用既製管材
JP5025346B2 (ja) 既設管補修方法
AU2018232892B2 (en) Device and method for repairing pipe
CN210088163U (zh) 一种顶管施工管节间防水结构
JP4938519B2 (ja) 既設管補修工法
TW571043B (en) Apparatus for and method of lining passageways
CN111779919A (zh) 注浆止水方法
EP1818594A1 (en) Repair, renovation or renewal of conduits or pipelines
EP2859152A1 (en) Apparatus and method for sealing pipes and underground structures
JPH0155715B2 (ja)
JP2003328690A (ja) 裏込め注入装置及び裏込め注入工法
JPH0160719B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5280699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees