JP2009185188A - 流動性制御した半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

流動性制御した半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】アンダーフィルとしての機能及び基板へのキャップのシールとしての機能を合わせ持つ液状エポキシ樹脂組成物でデバイスを作成する方法を提供する。
【解決手段】(A)液状エポキシ樹脂及び(B)芳香族アミン系硬化剤を、配合モル比[(A)液状エポキシ樹脂/(B)芳香族アミン系硬化剤]を0.7以上1.2以下、(C)平均粒子径が1〜5μmである球状シリカ粉末を(A)〜(C)成分の合計量に対して50〜75質量%含有する液状エポキシ樹脂組成物において、20〜40℃の温度雰囲気にて放置することにより、前記(A)と(B)が反応した生成物の分子量で400〜600である範囲のものを有機成分中4〜8%に制御することを特徴とする半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体装置の封止に際し、フリップチップ用アンダーフィル材として封止する半導体封止用エポキシ樹脂組成物に関するものである。
電気機器の小型、軽量化、高性能化にともない半導体の実装方法もピン挿入タイプから表面実装、そしてベアチップ実装の一つにフリップチップ(FC)実装がある。FC実装とは、LSIチップの配線パターン面に高さ10μmから100μm程度のバンプといわれる電極を数個から数千個形成し、基板の電極を導電ペーストあるいは半田等で接合する方式である。このため、FCの封止保護に用いる封止材料は基板とLSIチップの隙間に浸透させる必要がある。従来のフリップチップ用アンダーフィル材として使用される液状エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂と硬化剤および無機充填材を配合し、信頼性を高めるために半導体のチップや基板、バンプと線膨張係数を一致させるため多量の無機充填材配合する必要がある。一方、FC及びその周辺素子が繊細であるため、必要に応じキャップ等で雰囲気を遮断しなければならないが、その際、一般のアンダーフィル材であると流動性が良すぎて、ブリードを発生したり、この高流動を発現している低粘度が硬化時にボイドの発生原因になっているため、アンダーフィルとしての機能とキャップのシールとしての機能を合わせ持つことが困難であった。従来は、この問題に対し、二種類の液状エポキシ樹脂組成物を使用し対応していたが、資材及び工程の削減のため、前述の二つの機能を合わせもつ液状エポキシ樹脂組成物が望まれていた。
特開2006−2138号公報 特開2006−306985号公報 特開2006−316250号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、アンダーフィルとしての機能及び基板へのキャップのシールとしての機能を合わせ持つ液状エポキシ樹脂組成物でデバイスを作成する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(A)液状エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)無機充填材で構成される液状エポキシ樹脂組成物において、無機充填材として、平均粒子径が1〜5μmである球状シリカ粉末を50〜75質量%含有する前述の組成物を、20〜40℃の温度雰囲気にて放置することにより、前記(A)と(B)が反応した生成物の分子量で、400〜600である範囲のものを有機成分中5〜9%であるとともに、粘度が、60〜100Pa.sであり、110℃における50μの隙間、20mmの距離を180〜220秒で侵入することを特徴とする半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物であれば、前述のアンダーフィルとしての機能及び基板へのキャップのシールとしての機能を合わせもつ液状エポキシ樹脂組成物が得られることを見出した。
本発明は、半導体装置の封止に際し、フリップチップ用アンダーフィル材としての隙間侵入性の機能及び、それを覆うキャップと基板とのシール材としての封止機能を合わせもつ半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物、およびそれを用いたデバイスを容易に作成することができるものである。
以下本発明の実施形態について説明する。本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填材を必須成分として含有している。
(A)液状エポキシ樹脂
エポキシ樹脂としては、一分子あたり2個以上のエポキシ基を持ち、常温で液状のものであればよく、従来から公知のものを全て使用することができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等がエポキシ樹脂として挙げられる。 特に、耐熱性や耐湿性に優れるビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂として用いるのが好ましい。
特にビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、シクロペンタジエン型エポキシ樹脂などが例示される。この中でも室温で液状のエポキシ樹脂が望ましい。
また、下記構造のエポキシ樹脂も使用することが出来る。
Figure 2009185188
Figure 2009185188
又、エポキシ樹脂には、その合成過程で使用するエピクロルヒドリン由来の塩素が少量含まれるが、エポキシ樹脂における全塩素含有量は、1500ppm以下、望ましくは1000ppm以下である必要がある。また、100℃で50%エポキシ樹脂濃度における20時間での抽出水塩素が10ppm以下であることが好ましい。全塩素含有量が1500ppm以上、抽出塩素が10ppm以上では半導体素子の信頼性、特に耐湿性に悪影響を与える。
以上述べたエポキシ樹脂は、1種単独あるいは2種以上組み合わせて使用することができる。
(B)硬化剤
本発明に使用する硬化剤としては、例えば芳香族アミン系化合物が使用されるが、その硬化剤としては、芳香族ジアミノジフェニルメタン化合物、例えば、3,3'-ジエチル-4,4'-ジアミノフェニルメタン、3,3',5,5'-テトラメチル-4,4'-ジアミノフェニルメタン、 3,3',5,5'-テトラエチル-4,4'-ジアミノフェニルメタン、2,4−ジアミノトルエン、1,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン等の芳香族アミンであることが好ましい。
硬化剤としてこのような芳香族アミン系硬化剤を用いる場合は、配合モル比[(A)液状エポキシ樹脂/(B)芳香族アミン系硬化剤]を0.7以上1.2以下、好ましくは0.7以上1.1未満、更に好ましくは0.85以上1.05以下の範囲にすることが推奨される。配合モル比が0.7未満では未反応のアミン基が残存し、ガラス転移温度の低下となり、また密着性が低下するおそれがある。逆に1.2を超えると硬化物が硬く脆くなり、リフロー時又は温度サイクル時にクラックが発生するおそれがある。
上記芳香族アミン系硬化剤において、常温で固体である場合はそのまま配合すると樹脂粘度が上昇し、作業性が著しく悪くなるため、あらかじめエポキシ樹脂と溶融混合することが好ましく、後述する指定の配合量で、70〜150℃の温度範囲で1時間〜2時間溶融混合することが望ましい。混合温度が70℃未満であると芳香族アミン系硬化剤が十分に相溶しにくくなるおそれがあり、150℃を超える温度であるとエポキシ樹脂と反応して粘度上昇するおそれがある。また、混合時間が1時間未満であると芳香族アミン系硬化剤が十分に相溶せず、粘度上昇を招くおそれがあり、2時間を超えるとエポキシ樹脂と反応し、粘度上昇するおそれがある。
また、硬化剤としては、上記の他にジシアンジアミド、アジピン酸ヒドラジド、イソフタル酸ヒドラジド等のカルボン酸ヒドラジドも使用することができる。
(C)無機充填材
本発明に用いられる無機充填材は、球状シリカで構成されるが、平均粒子径は、遠心沈降法や、レーザー回折法等で測定可能であり、平均粒子径を1〜5μmに好ましくは1.5〜3μmにコントロールすることが必要である。ここで、平均粒子径が1μm以下であると充填材の表面積が増大するため流動性が低下するため、組成物が高粘性になり過ぎ好ましくはない。更に、5μmを超えると侵入及び硬化時にフィラーが沈降し、チップ側と基板側で熱膨張係数における傾斜が発生し、熱衝撃に対する信頼性が低下する。
また、充填材の含有率は、(A)〜(C)成分の合計量に対して50〜75質量%含まれることを特徴とし、望ましくは、55〜70質量部の範囲が好ましい。50質量%未満では、膨張係数が大きく冷熱テストにおいてクラックの発生を誘発させ、75質量%を超える場合では、粘度が高くなり過ぎ、アンダーフィル材としての流動性が低下するため薄膜侵入性の低下をもたらす。
アンダーフィル材は毛細管現象を利用し半導体装置のギャップ間に注入されるが、ギャップ中の流動性及び充填材の沈降を防止するため、最大粒径がギャップ寸法に対し1/2以下、又平均粒径は1/10以下に設計される。この寸法を超えると流動性を低下させることによるボイドが発生したり、充填材沈降により半導体チップ界面付近で充填材の少ない層が形成され、その部分の熱膨張率が大きいことによる信頼性の低下といった問題を生じる。従って、球状シリカの平均粒径は1〜5μm、好ましくは1.5〜3μmであることが好適である。BET比表面積が1.0m/g以上5.0m/g以下であることが必要であり、好ましくは2.5m/g以上4.0m/g以下であることが好ましい。
無機質充填材は、樹脂と無機質充填材との結合強度を強くするため、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤などのカップリング剤で予め表面処理したものを配合することが好ましい。このようなカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン、γ−メルカプトシラン等のメルカプトシランなどのシランカップリング剤を用いることが好ましい。ここで、表面処理に用いるカップリング剤の配合量及び表面処理方法については、特に制限されるものではない。
その他の添加剤
本エポキシ樹脂組成物には、応力を低下させる目的シリコーンゴム、シリコーンオイル
や液状のポリブタジエンゴムなどを配合してもよい。アルケニル基含有エポキシ樹脂また
はフェノール樹脂のアルケニル基と下記式(1)で示される1分子中の珪素原子の数が
20〜400であり、SiH基の数が1〜5であるオルガノポリシロキサンのSiH基と
の付加反応により得られる共重合体、
SiO(4−a−b)/2 (1)
(式中、Rは非置換又は置換の一価の炭化水素基、aは0.01〜0.1、bは1.8〜2.2、1.81≦a+b≦2.3である。)
なお、Rの一価炭化水素基としては、炭素数1〜10、特に1〜8のものが好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、フェニル基、キシリル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基などや、これらの炭化水素基の水素原子の一部又は全部を塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原子で置換したフロロメチル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換一価炭化水素基を挙げることができる。
上記共重合体としては、中でも下記構造式(2)のものが望ましい。
上記共重合体をジオルガノポリシロキサン単位がエポキシ樹脂と硬化剤の合計量100重量部に対し2〜15重量部含まれるように配合する事で応力を低下させることが出来る。この共重合体としては特に下記式で示されるものが好適である。
Figure 2009185188
Figure 2009185188
上記式中、Rは上記と同じであり、Rは−CHCHCH−、−OCH−CH(OH)−CH−O−CHCHCH−又は−O−CHCHCH−であり、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である。nは4〜199、好ましくは19〜99の整数、pは1〜10の整数、qは1〜10の整数である。
上記共重合体をジオルガノポリシロキサン単位が(A)液状エポキシ樹脂100質量部に対して0〜20質量部、特には2〜15質量部含まれるように配合することで応力をより一層低下させることができる。
本発明の液状エポキシ樹脂組成物には、更に必要に応じ表面処理剤、接着性向上用のシランカップリング剤、カーボンブラック等の顔料、染料、酸化防止剤、その他の添加剤等を配合することができる。前記表面処理剤としては、例えば、ヘキサメチルジシラザン、テトラエトキシシラン等が挙げられ、無機充填剤成分の表面を疎水化処理し、樹脂成分との濡れ性向上に効果を発揮する。また、前記シランカップリング剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、KBM403(商品名、信越化学工業社製)等が挙げられる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤を、同時にまたは別々に必要により加熱処理を加えながら攪拌、溶解、混合、分散させる。これらの混合物に混合、攪拌、分散等の装置には特に限定されないが、攪拌、加熱装置を備えたライカイ機、3本ロール、ボールミル、プラネタリーミキサー等を用いることができる。これら装置を適宜組み合わせてもよい。
製造直後の液状エポキシ樹脂組成物は、アンダーフィルとしての機能はもちつつも、基板とキャップとのシール機能は持ち合わせていない。すなわち、塗布後ブリードが大きく周辺素子を汚染したり、硬化時に内圧の膨張でシール部にボイドが発生したりする。よって、本発明の20〜40℃の温度雰囲気にて放置することにより、エポキシ樹脂と硬化剤が反応した生成物を含有させることで、高粘度化を図り、アンダーフィルとしての機能を保持しつつ、シールとしての機能を付与することとなる。20℃未満であると、高粘度化するのに時間がかかり過ぎ、工程削減の観点から好ましくない。また、40℃を超えると、急激に高粘度化するため、粘度制御が困難である。
ここで、エポキシ樹脂と硬化剤が反応した生成物とは、エポキシ樹脂と硬化剤がほぼ1対1で反応させたもので、分子量では400〜600である範囲のものを有機成分中に4〜8質量%、好ましくは5〜8質量%含むものである。なお、本発明中の分子量及び含有量については、GPC装置によるポリスチレン換算値を適用している。
ここで得られる本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、粘度が60〜200Pa.s、好ましくは60〜100Pa.sの範囲であるが、60Pa.s未満であるとアンダーフィルとしての機能は保持するものの、シールとしての機能が発現しない。一方、200Pa.sを超えると高粘度し過ぎて、アンダーフィルとしての機能に支障をきたすのみならず、シール材としてフィレットの形成が未熟になるため、シールとしての機能にも支障をきたすことになる。
同様に、50μの隙間侵入性で、110℃の雰囲気下20mmに到達する時間が、150〜230秒、好ましくは170〜220秒である。150秒未満であると、シール材としてフィレットの形成が未熟になるため、シールとしての機能にも支障をきたし、230秒を超えると、、アンダーフィルとしての機能に支障をきたすのみならず、シール材としてフィレットの形成が未熟になるため、シールとしての機能にも支障をきたすことになる。
なお、本発明では、基板とキャップとのシール性は、アンダーフィルとしての10〜100μmの基板とチップとの隙間に比較して大きく、0.2〜1.0mm程度である。
以下、本発明の実施例および比較例を示して具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
本実施例及び参考例で使用される材料は下記の通りである。
(A)液状エポキシ樹脂
エポキシ樹脂a:ビスフェノールF型エポキシ樹脂(東都化成(株)製、YDF−8170)
エポキシ樹脂b:下記式(4)で示される3官能型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製、エピコート630LSD)
Figure 2009185188
(B)硬化剤
硬化剤a:ジエチルジアミノジフェニルメタン(日本化薬(株)製、カヤハードA−A、アミン当量:63.5)
硬化剤b:ジエチルトルエンジアミン(アルベール・コーポレーション(株)製)
(C)無機質充填剤
球状シリカa:平均粒径2.2μmの球状シリカ(株式会社アドマテックス製)
球状シリカb:平均粒径15μmの球状シリカ(株式会社アドマテックス製)
球状シリカc:平均粒径0.8μmの球状シリカ(株式会社アドマテックス製)
(D)その他の添加剤
低応力化剤:シリコーン変性エポキシ樹脂として下記式(5)の化合物と下記式(6)の化合物との付加重合体(重量平均分子量3800、エポキシ当量291)
Figure 2009185188
Figure 2009185188
カップリング剤:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM403)
[参考例]
液状エポキシ樹脂としてエポキシ樹脂aを13.4質量及びエポキシ樹脂bを36.7質量部、硬化剤として硬化剤aを27.9質量部、低応力化剤22質量部を均一に混練することによりエポキシ樹脂組成物を得た。得られたエポキシ樹脂組成物を、熟成温度30℃にて放置し、これの初期及び1日後、2日後のGPC測定を行った。その結果を図2に示す。また、各原料のGPC測定結果を図1に示す。これにより、組成物は熟成が1〜2日と進むに従い、各原料成分の減少とエポキシ樹脂と硬化剤が反応した生成物成分の増加が見られた。
[実施例1〜4、比較例1〜4]
液状エポキシ樹脂及び硬化剤、シランカップリング剤と無機充填材として各種球状シリカを表1に基づき配合し、均一に混練することによりエポキシ樹脂組成物を得た。得られたエポキシ樹脂組成物は、粘度をブルックフィールド製コーンプレート測定器にて、No51のコーンを用い測定し、侵入性は、50μmギャップを形成した二枚重ねのガラス板をホットプレートの上に載せ、110℃に加熱し、ガラスの隙間から侵入させた。侵入時間は、20mmに到達するまでの時間とし、比較した。また、フィレットの評価は、SUS製キャップ(外寸:10mm×10mm×3mmで、肉厚0.5mm)とガラス板との間に直径50μのワイヤー2本にて隙間を形成し、その隙間に得られた組成物を塗布した後、165℃、1時間加熱硬化し、フィレットの有無とフィレットのボイドの有無を観察した。
評価結果を表1に記す。
Figure 2009185188

*反応物含有率は、分子量400〜600である範囲のものの含有率を示す。

参考例における各原料のGPCチャート 参考例の組成物の熟成初期から2日後のGPCチャート変化

Claims (3)

  1. (A)液状エポキシ樹脂及び(B)芳香族アミン系硬化剤を、配合モル比[(A)液状エポキシ樹脂/(B)芳香族アミン系硬化剤]を0.7以上1.2以下、(C)平均粒子径が1〜5μmである球状シリカ粉末を(A)〜(C)成分の合計量に対して50〜75質量%含有する液状エポキシ樹脂組成物において、20〜40℃の温度雰囲気にて放置することにより、前記(A)と(B)が反応した生成物の分子量で400〜600である範囲のものを有機成分中4〜8%に制御することを特徴とする半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物。
  2. 20〜40℃の温度雰囲気にて放置後の粘度を60〜200Pa.sに、50μの隙間侵入性を、110℃の雰囲気下20mmに到達する時間で150〜230秒に制御することを特徴とする請求項1に記載の半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物。
  3. 請求項1および2のエポキシ樹脂組成物の硬化物をアンダーフィル材として封止したフリップチップ型半導体装置。
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