JP2009182536A - 撮像装置、撮影方法、撮影プログラム - Google Patents

撮像装置、撮影方法、撮影プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影画像を容易に得ることが可能な撮像装置等を提供する。
【解決手段】撮像装置に、撮影位置を示すレーザー光を画角内の中心等の特定位置に向けて照射する半導体レーザーを設ける。被写体にレーザー光を照射した状態で連続撮影を行い、各撮影で取得した撮影画像G1,G2,G3,・・・を特徴部分に基づき互いに位置合わせをして逐次合成する。なお、各回の撮影時点ではレーザー光を一時的に消し、撮影画像における光点の写り込みを防止する。連続撮影中に合成した合成画像101に、撮影画像の中心点(黒丸)の軌跡に対応する所定領域を自動的に設定し、所定領域を切り出し撮影画像として記録する。撮影時には、撮影したい被写体の範囲をレーザー光の光点の軌跡によって囲むように撮影範囲を移動させることにより、拡大すべき撮影範囲を容易かつ自由に指定することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影画像が取得可能な撮像装置、撮影方法、撮影プログラムに関するものである。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置において、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影を可能にすることを目的として、撮影位置を変えながら撮影した複数枚の画像を相互にオーバーラップさせ1枚の画像に合成する方法がある。また、例えば下記特許文献1には、各回の撮影時において予め決められている撮影範囲に相当する枠をLCDモニター等に表示するとともに、係る枠内に次に撮影すべき範囲を表示して撮影者に教える技術が記載されている。係る技術によれば、撮影範囲が拡大された欠落部分のない撮影画像(合成画像)を容易に得ることを可能となる。
特開2003−163823号公報
しかしながら、上記の技術においては、撮影画像に画像の欠落部分が生じることを未然に防止することができる反面、撮影時点において拡大可能な撮影範囲は固定されているため、その撮影範囲が本来必要な撮影範囲よりも広い場合には無駄な撮影作業が必要となる。また、仮に拡大可能な撮影範囲を変更可能な構成としたとしても、その場合には、撮影に先立ち必要な撮影範囲として適切な範囲を選択する必要がある。したがって、利便性に問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影画像を容易に得ることが可能な撮像装置と撮影方法、撮影プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る撮像装置にあっては、複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮像装置であって、被写体を撮像する撮像手段と、被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を撮像手段に行わせる撮影制御手段と、前記撮像手段の連続撮影動作により取得された複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成する合成手段と、前記撮像手段により連続撮影動作が行われている間に、撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射する照射手段と、前記合成手段により位置合わせして合成された合成画像内の前記照射手段による指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記撮像手段により連続撮影動作が行われている間の被写体における前記指示光の光点の軌跡を示す軌跡情報を、前記撮像手段によって取得された第1の撮影画像に基づき取得する軌跡情報取得手段と、前記合成手段により位置合わせして合成された合成画像に、前記軌跡情報取得手段により取得された軌跡情報によって示される前記光点の軌跡に対応する所定領域を設定する領域設定手段とを備え、前記取得手段は、この領域設定手段により設定された合成画像の所定領域を前記第2の撮影画像として取得することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記領域設定手段は、前記合成手段により合成された合成画像に、前記光点の軌跡により囲まれた範囲を含む所定の縦横比を有する最小矩形領域を前記所定領域として設定することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記領域設定手段は、前記光点の軌跡により囲まれる範囲に外接する最小矩形領域または内接する最大矩形領域を前記所定領域として設定することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記合成手段は、前記第1の撮影画像内に写された前記光点が除かれた合成画像を合成することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記合成手段は、前記光点の軌跡部分を含む領域を前記第2の撮影画像として取得する場合に、前記光点の軌跡が除かれた第2の撮影画像を取得することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記軌跡情報取得手段は、前記軌跡情報として、前記合成手段による前記複数の第1の撮影画像の合成に際して使用される画像空間における座標位置であって、複数の第1の撮影画像の位置合わせに伴い変化する前記光点の位置取得することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記第2の撮影画像の取得に要する全ての第1の撮影画像の取得が完了したか否かを、前記撮像手段の連続撮影動作により取得された複数の第1の撮影画像に基づき判断する判断手段を備え、前記領域設定手段は、前記判断手段により前記全ての撮影画像の取得が完了したと判断されるまでに取得された複数の第1の撮影画像により構成された合成画像に前記所定領域を設定することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係る撮像装置にあっては、前記軌跡情報取得手段により取得された軌跡情報によって示される前記光点の軌跡形状が所定の軌跡形状であるか否かを判定する判定手段を備え、前記判断手段は、前記判定手段により前記光点の軌跡形状が所定の軌跡形状であると判定されたことを条件として、前記全ての第1の撮影画像の取得が完了したか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係る撮像装置にあっては、所定の軌跡形状は環状であることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係る撮像装置にあっては、拡大すべき撮影範囲を指定する方法として複数の範囲指定方法が用意され、前記判定手段は、前記光点の軌跡形状が使用者により予め選択された範囲指定方法に対応する所定の軌跡形状であるか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明に係る撮像装置にあっては、使用者による撮影開始指示に応答して前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を開始させ、かつ使用者による撮影終了指示に応答して前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を終了させるとともに、前記判断手段に前記全ての撮影画像の取得が完了した否かを判断させ、前記判断手段により前記全ての撮影画像の取得が完了していないと判断された場合には、前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を再開させる制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項13記載の発明に係る撮影方法にあっては、複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮影方法であって、撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射しながら、撮像手段に被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を行わせる工程と、連続撮影動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成した合成画像内の、前記指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する工程とを含むことを特徴とする。
また、請求項14記載の発明に係る撮影プログラムにあっては、複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮像装置が有するコンピュータに、撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射しながら、撮像手段に被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を行わせる手順と、連続撮影動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成した合成画像内の、前記指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影すべき範囲を撮影者に知らせる表示手段を有していない構成であっても、拡大された撮影範囲に欠落部分のない撮影画像を容易に得ることが可能であるとともに、利便性にも優れた撮像装置と撮影方法、撮影プログラムを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図にしたがって説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る撮像装置1の外観を示す図であって、図1(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は右側面図である。この撮像装置1は、デジタルカメラ及びレーザポインタとしての機能を備えるとともに、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影画像が取得可能なものであって、以下のように構成されている。
図1に示したように撮像装置1は、断面矩形の扁平状の本体2からなり、本体2の上面には電源ボタン3とシャッターボタン4と第1及び第2のモード切替スイッチ(スライドスイッチ)5,6が設けられている。本体2の長手方向の一端側には低出力のレーザー光を発する半導体レーザー7(本発明の照射手段)と、撮影レンズ8とが並んで設けられており、また本体2の正面にメモリカードスロット9とデータ出力端子10とが設けられている。撮影レンズ8は焦点距離が比較的長いものであって、例えば35mmフィルム換算250mm(対角線画角10°)である。なお、撮影レンズ8には、本実施形態とは異なり焦点距離が切り替えや調整が可能なズーム機能を備えたものを使用することもできる。
前記第1のモード切替スイッチ5は、任意の被写体の撮影時における撮影範囲の指定方法に関するモード(以下、範囲指定モード)を設定するためのスイッチであって、本実施形態においては領域モードと走査モードとの2種類のモードが予め用意されている。また、前記第2のモード切替スイッチ6は、後述する合成画像から実際に記録する画像を切り出すときの切り出し方法に関する動作モード(以下、切り出しモード)を設定するためのスイッチであって、本実施形態においては最大モードと軌跡モードとの2種類のモードが予め用意されている。
そして、前記撮像装置1は、前記電源ボタン3の押下により半導体レーザー7を発光させ、かつ電源ボタン3の再押下により半導体レーザー7の発光を停止させることができるとともに、半導体レーザー7の発光中には、シャッターボタン4を押下することにより任意の被写体を撮影することができる。なお、撮影機能に関して想定される用途は、例えばホワイトボードに手書きされたり、データプロジェクタ等を用いて投影されたりしている任意の文章や図等の記載内容の(記録)である。
一方、図2は、上記撮像装置1の電気的構成を示すブロック図である。図に示したように撮像装置1は、カメラモジュール21と、撮像装置1の各部を制御する制御部22、ROM23、内蔵メモリ24、外部メモリインターフェース25、データ出力インターフェース26、レーザー発光部27、スイッチ部28、電源部29を備えており、カメラモジュール21により撮像された画像が、本体2のメモリカードスロット9に装着されるメモリカード11に、外部メモリインターフェース25を介して記録される構成である。
前記カメラモジュール21は本発明の撮像手段であり、主として前記撮影レンズ8により結像された被写体の光学像を光電変換により電気信号に変換し撮像信号として出力するCCDやMOS型の固体撮像素子と、その駆動回路、撮像信号を増幅するAGC回路、増幅された撮像信号をデジタルの画像信号に変換するA/Dコンバータ等を含む撮像部31と、デジタルの撮像部信号に対して輝度信号処理や、色信号処理、補間処理等を行い、画素毎のRGBデータ、つまり画像データを生成し、制御部22へ出力する信号処理部32とから構成される。
前記内蔵メモリ24は画像データを高速で書き込むことができるメモリ(例えばSDRAM)であり、前記カメラモジュール21から制御部22に出力された画像データ、つまりカメラモジュール21によって撮像された被写体の画像データを随時記憶する。また、前記内蔵メモリ24は、後述する撮影動作時において、複数枚分の画像データを同時に記憶する領域と、制御部22が複数枚分の画像データの合成等に使用する作業領域とが確保可能な所定の記憶容量を備えている。
また、データ出力インターフェース26は、前記メモリカード11に記録されている画像データを、前記データ出力端子10を介してケーブル接続された外部機器に出力するためのインターフェース回路であり、例えばUSB(Universal Serial Bus)インターフェースである。なお、上記データ出力インターフェース26は、画像データを赤外線方式や、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)方式等の通信範囲が比較的狭い通信方式で外部機器に出力するための通信回路に代えることができる。
また、レーザー発光部27は前記半導体レーザー7及びその駆動回路から構成される。スイッチ部28は前述した電源ボタン3、シャッターボタン4、第1及び第2のモード切替スイッチ5,6から構成される。電源部29は、所定の内蔵電池と、電池電圧を必要とする電圧に変換し各部に供給するための電源回路から構成される。
制御部22は、CPU及びその周辺回路等とから構成され、ROM23に記憶されている撮影制御プログラムに基づき撮像装置1の前述した各部の制御を行う。また、撮影時には、前述した撮像部31における固体撮像素子の露光時間や、AGC回路のゲイン調整による自動露出制御も行うとともに、後述する処理を行うことにより本発明の撮影制御手段、合成手段、判断手段、領域設定手段、取得手段、判定手段、軌跡情報取得手段、制御手段として機能する。
次に、以上の構成からなる撮像装置1の動作を制御部22の制御手順を示す図3〜図6のフローチャートに従って説明する。図3に示したように撮像装置1は、電源ボタン3の押下によって電源がオンされると(ステップSA1でYES)、直ちに半導体レーザー7を駆動してレーザー光の発光を開始する(ステップSA2)。ここで、レーザー光の光点と、撮像装置1で撮影可能な範囲(以下、画角範囲という。)との関係を図11に示す。同図は、離れた場所(例えば距離5m地点)からホワイトボードBの任意の範囲の記載内容を撮影する場合の例を示した図であって、図示したようにレーザー光L(太い破線)の光点Oは、常に画角範囲Aのほぼ中心に位置することとなる。
一方、撮像装置1においては、制御部22がレーザー光Lの発光を開始した後、シャッターボタン4の押下による撮影開始指示の有無、及び電源ボタン3の再押下による電源のオフ操作の有無を逐次確認し、撮影開始が指示されず、かつ電源のオフ操作もなければ(ステップSA3,SA13が共にNO)、レーザー光Lの発光のみを継続する。
これに対し、いずれかの時点で撮影開始が指示されたら(ステップSA3でYES)、まず画像合成用メモリの初期化、すなわち前記内蔵メモリ24に所定サイズの画像合成用の作業エリアを確保する処理を行う(ステップSA4)。さらに撮影位置情報の初期化を行う(ステップSA5)。撮影位置情報は、後述する撮影画像の合成作業に際して使用する仮想的な座標空間(以下、合成用座標空間という)の座標位置(x,y)であり、ここでは現在の撮影位置情報として原点(x=0,y=0)を設定する。
しかる後、前記カメラモジュール21による所定の時間間隔(例えば0.1秒間隔)による撮像動作を開始し、シャッターボタン4の再押下による撮影終了指示があるまでの間(ステップSA9でNO)、以下の処理を繰り返す。
まず、所定の時間間隔の撮影タイミングが到来する毎に撮像動作を行って撮影画像データを取得し(ステップSA6)、後述する図4の現在の撮影位置の更新処理によって前記合成用座標空間における現在の撮影位置情報を更新するとともに(ステップSA7)、取得した撮影画像データを前記画像合成用メモリ内の撮影位置に上書き合成する(ステップSA8)。なお、図には示さないが、動作開始当初の1回目の撮影タイミングにおいては、画像合成用メモリに画像データがなく、かつ撮影位置が原点であるためステップSA7,SA8の処理はスキップする。また、ステップSA6で撮影画像データを取得する際には半導体レーザー7の駆動を一時的に停止する(レーザー光を消す)ことにより、撮影画像への光点の写り込みを回避する。
図4は、2回目以降の撮影タイミングでステップSA7において実行する前述した撮影位置の更新処理の内容を示すフローチャートである。係る処理では、画像合成用メモリに記憶されている前回(直前)の撮影画像データから画像内の特徴点(輪郭や色等が顕著な特徴部分)を抽出し(ステップSA101)、その特徴点と同じ特徴点を今回の撮影画像データからパターンマッチング等の手法を用いて検出する(ステップSA102)。
次に、前回の撮影画像データと今回の撮影画像データとにおける同じ特徴点のずれ量、及びずれ方向とを演算するとともに、その演算結果に基づいて前記合成用座標空間における今回の画像データの中心位置を取得する(ステップSA103)。しかる後、取得した中心位置を現在の撮影位置情報であるとともに、レーザー光Lの光点O(図11参照)の軌跡を示す軌跡データとして記憶する(ステップSA104)。
図7は、前述した合成用座標空間における、撮影開始当初に取得した撮影画像G1と、2回目の撮影タイミングで取得した撮影画像G2との関係を示した概念図である。2回目の撮影タイミングにおける撮影位置の更新処理では、同図に示した撮影画像G2の中心位置(x1,y1)を取得し、そのデータを現在の撮影位置情報、及び軌跡データとして記憶する。
そして、シャッターボタン4が再押下されるまでは、前述したステップSA6〜SA8が繰り返し行われることにより、一定間隔で新たに取得された画像データが前記画像合成用メモリ内において同一の被写体(画像)部分が重なるように逐次合成されとともに、前記光点Oの各時点の座標位置が軌跡データとして蓄積される。これにより、図11に示した例の場合、使用者が、レーザー光Lの光点OをガイドとしてホワイトボードB上における撮影を希望する範囲(以下、撮影希望範囲)において画角範囲Aを一筆書きの要領で隙間なく移動させることにより、画像合成用メモリ内には、上記撮影希望範囲を含む領域、つまり画角範囲Aよりも広い領域の画像データが合成されることとなる。
その後、使用者によりシャッターボタン4が再押下されたら(ステップSA9でYES)、図5の撮影ムラ判定処理を行う。係る処理では、まず前記第1のモード切替スイッチ5による範囲指定モードの設定が領域モードであるか否かを判別する。領域モードは、図12(a)に示したように、使用者が環状の軌跡を描くようにレーザー光Lの光点O(画角範囲A)を移動させることによって所望の撮影希望範囲Cを指定するためのモードである。
領域モードが設定されている場合には(ステップSA201でYES)、引き続き前述した軌跡データに基づき、光点Oの軌跡がいずれかの部分で交差しているか否かを判断する(ステップSA202)。図8は、上記軌跡Kの形状を例示した図であって、同図に白丸で示した位置が軌跡データとして記憶されている、各撮影時における光点Oの座標位置、つまり撮影開始時の原点(x0,y0)から撮影終了直前の座標位置(xn,yn)までの撮影回数分の座標位置であって、同図(a)は軌跡Kが交差している場合の例、同図(b)、同図(c)は軌跡Kが交差していない場合の例である。
上記ステップSA202における判断手法は任意であるが、本実施形態では以下の方法によって行う。すなわち記憶順が相前後する2点によってそれぞれ区切られる前記軌跡Kの複数の線分について、まず終了点を一端とする線分を注目線分とするとともに、他の各々の線分を順に対象として双方の線分が交差する座標位置を、双方の線分の両端の座標位置をパラメータとする所定の演算式によってそれぞれ演算し、交差する座標位置が得られるか否かを確認する。座標位置が得られなければ、次に、注目線分を、終了点を一端とする線分よりも開始点側の線分に変更した後、その注目線分よりも開始点側の他の各々の線分を順に対象として、再び双方の線分が交差する座標位置をそれぞれ演算し、交差する座標位置が得られるか否かを確認する。以後、座標位置が得られなければ、注目線分を順に開始点側の線分に変更して同様の処理を繰り返し行う。
そして、注目線分を、開始点側から所定数番目の点を一端とする線分まで変更しても、その注目線分とそれ以外の線分とが交差する座標位置が得られない場合には、軌跡Kがいずれの部分においても交差していないと判断し、逆にいずれかの注目線分とそれ以外の線分とが交差する座標位置が得られた場合には、軌跡Kがいずれかの部分で交差していると判断する。
ここで、軌跡Kの形状が図8(a)のような場合であって、交差していると判断した場合(ステップSA202でYES)、また、交差していなくとも、図8(b)のように、現在の撮影位置(終了点)が初期位置(開始点)から所定の範囲内(図で破線で示した範囲内)である場合、すなわちシャッターボタン4が再押下される直前に取得した撮影画像の中心座標位置が、合成用座標空間の原点から所定距離以下であって、現在の撮影位置と初期位置とがある程度近接している場合には(ステップSA202がNO、ステップSA203でYES)、画像合成用メモリ内の合成画像部分(合成後の画像領域)に中抜け部分があるか否かを判断する(ステップSA204)。係る中抜け部分は、前述したステップSA8の合成処理後の画像内において撮影画像が全く存在しない部分であって、例えば合成開始時の背景色が白であれば白一色の領域であり、合成開始時の背景色が黒であれば黒一色の領域である。
図9は、画像合成用メモリ内の画像における合成画像部分101を例示した図であり、同図(a)は上記の中抜け部分が存在しない場合の例、同図(b)は中抜け部分が存在する場合の例である。なお、図9において、細い実線で示した部分が相互に合成されている各々の撮影画像G1,G2,G3,・・・、黒丸がそれらの中心位置であるとともに、レーザー光の光点の位置、太い実線で示した部分が合成画像部分101であり、同図(b)において斜線で示した領域が中抜け部分102である。
そして、ステップSA204の判断結果がYESであって、そのときの合成画像部分101に、図9(a)のように中抜け部分がないと判断した場合には、撮影ムラの判定結果として「撮影ムラ無し」を記憶するとともに(ステップSA205)、撮影完了を報知した後(ステップSA206)、撮影ムラ判定処理を終了して図3のメインフローへ戻る。なお、上記撮影完了の報知はレーザー光を予め決められている所定回数点滅することにより行う。ここで係る処理については、は撮像装置1に任意の報知音を発する報知音発生手段を付加しておき報知音の発生により行ったり、又は半導体レーザー7としてレーザー光の色が変更可能な素子を用いてレーザー光の色の変化により行ったりしてもよい。
また、前述したステップSA202,SA203の判断結果が共にNOのとき、例えば図8(c)に示したように、軌跡Kに交差部分が無く、かつ現在の撮影位置が初期位置から所定の範囲内でない場合にあっては、撮影ムラの判定結果として「撮影ムラ有り」を記憶した後(ステップSA207)、撮影ムラ判定処理を終了して図3のメインフローへ戻る。
一方、前述したステップSA201の判別結果がNOであって、範囲指定モードとして領域モードではなく走査モードが設定されていた場合には、以下の処理を行う。走査モードは、図12(b)に示したように、使用者が任意の撮影範囲の全域を隙間なく走査するようにレーザー光Lの光点O(画角範囲A)を移動させることによって所望の撮影希望範囲Cを指定するためのモードである。
走査モードが設定されている場合には、まず、合成画像部分101に内接する最大矩形領域を特定し(ステップSA208)、さらに上記合成画像部分101に外接する最小矩形領域を特定する(ステップSA209)。しかる後、双方の矩形領域の面積の差を求めるとともに、その面積差が前記最小矩形領域の面積に占める割合を算出する(ステップSA210)。
図10は、上記合成画像部分101における最大矩形領域と最小矩形領域の例を示した図である。同図においては実線で示した部分が相互に合成されている撮影画像であり、破線で示した部分が最大矩形領域103、一点鎖線で示した部分が最小矩形領域104である。
ここで、合成画像部分101が図10(a)に示したような形状であって、ステップSA210で算出した最小矩形領域104に占める前記面積差の割合が予め決められている一定の割合以下(例えば30%以下)の場合には(ステップSA211でYES)、既説したように撮影ムラの判定結果とし「撮影ムラ無し」を記憶して(ステップSA205)、撮影完了を報知した後(ステップSA206)、撮影ムラ判定処理を終了して図3のメインフローへ戻る。
また、合成画像部分101の形状が図10(b)に示したような形状であって、最小矩形領域104に占める面積差の割合が一定の割合を超える場合には(ステップSA211でNO)、撮影ムラの判定結果として「撮影ムラ有り」を記憶し(ステップSA212)、撮影ムラ判定処理を終了して図3のメインフローへ戻る。
その後、メインフローでは、撮影ムラの判定結果が「撮影ムラ有り」であった場合には(ステップSA11でNO)、前述したステップSA6へ戻り前述した一定間隔での連続撮影を自動的に再開し、シャッターボタン4の押下による撮影終了指示が再度あるまで、ステップSA6以降の処理を繰り返す。そして、撮影終了指示があった時点で(ステップSA9でYES)、前述した撮影ムラ判定処理によって撮影ムラの有無を再び判定する(ステップSA10)。以後、撮影ムラの判定結果が「撮影ムラ無し」となるまで、ステッ
例えば範囲指定モードが領域モードで、合成画像部分に中抜け部分があることにより「撮影ムラ有り」と判定したような場合には、使用者によって図12(c)に示したように、所望の撮影希望範囲Cの中央近辺に画角範囲Aが移動(設定)されるまで、ステップSA6〜SA10の処理を繰り返し行う。但し、その間の撮影ムラ判定処理においては、図5で省略したが、範囲指定モードが領域モードである場合には、前述したステップSA202,SA203の判断はスキップし、中抜けの部分の有無のみを判断する。
そして、撮影ムラの判定結果が当初から「撮影ムラ無し」であった場合、及び「撮影ムラ有り」から「撮影ムラ無し」になった場合には(ステップSA11でYES)、引き続き、図6に示した切り出し・記録処理を行う(ステップSA12)。
切り出し・記録処理においては、前述した範囲指定モードの設定を確認し、それが領域モードであれば(ステップSA301でYES)、前記第2のモード切替スイッチ6による切り出しモードの設定が軌跡モードであるか否かをさらに確認する。ここで、切り出しモードが軌跡モードでなく最大モードである場合には(ステップSA302でNO)、画像合成用メモリに記憶されている画像において、前述した合成画像部分に外接する最小矩形領域104(図10参照)であって、予め決められている所定の縦横比(例えば4:3)の矩形領域を特定する(ステップSA303)。また、範囲指定モードが領域モードでない場合についても(ステップSA301がNO)、上記最小矩形領域104(図10参照)を特定する(ステップSA303)。しかる後、画像合成用メモリに記憶されている画像から上記最小矩形領域を切り出すとともに、その画像データを撮影画像のデータとして前記メモリカード11に記録した後(ステップSA305)、図3のメインフローへ戻る。
これにより撮影レンズ8と撮影距離とによって決まる所定の画角範囲A(図11参照)よりも広い領域の被写体部分の撮影画像が記録される。なお、この場合に記録される撮影画像は、通常、外周部分に被写体部分が存在しない余白部分(背景色のみの部分)が存在する画像となる。
このように、合成画像部分に外接する最小矩形領域を切り出すことで、最も大きな範囲の画像を切り出すことができるが、合成画像部分に内接する最大矩形領域を切り出すようにしてもよく、この場合には、余白部分の存在しないより大きな範囲の画像を切り出すことができる。また、合成画像部分に外接する最小矩形領域と内接する最大矩形領域との中間の大きさの領域を切り出すようにしてもよい。
一方、ステップSA302の確認結果がYESであって、切り出しモードが軌跡モードである場合には、画像合成用メモリに記憶されている画像において、予め決められている所定の縦横比(例えば4:3)を有するとともにレーザー光の光点の軌跡Kにより囲まれる範囲に外接する最小矩形領域を特定する(ステップSA304)。しかる後、上記最小矩形領域を合成画像部分から切り出すとともに、その画像データを撮影画像データとして前記メモリカード11に記録した後(ステップSA305)、図3のメインフローへ戻る。
これにより撮影レンズ8と撮影距離とによって決まる所定の画角範囲A(図11参照)よりも広い領域の被写体部分の撮影画像が記録される。なお、この場合に記録される撮影画像は、その外周部分に前述した余白部分が全く存在しないか、又は余白部分がごく僅かな画像となる。
なお、レーザー光の光点の軌跡Kにより囲まれる範囲に内接する最大矩形領域を切り出したり、レーザー光の光点の軌跡Kにより囲まれる範囲に外接する最小矩形領域と内接する最大矩形領域との中間の大きさの領域を切り出すようにしてもよい。
また、レーザー光の光点の軌跡Kにより囲まれる範囲に内(外)接する最大(小)矩形領域と合成画像部分に内(外)接する最大(小)矩形領域との中間の大きさの領域を切り出すようにしてもよい。
また、範囲指定モードの設定状態に応じて切り出しモードを設定するようにしてもよく、例えば、範囲指定モードが領域モードに設定されている場合に切り出しモードを軌跡モードに設定し、範囲指定モードが走査モードに設定されている場合に切り出しモードを最大モードに設定すれば、領域モードではより正確な領域を、走査モードではより大きな領域を撮影記録することができる。
そして、上記のように撮影画像を記録した後には、使用者により電源がオフされなければ(ステップSA13でNO)、ステップSA3へ戻り、シャッターボタン4の押下による撮影開始指示の有無を逐次確認し、撮影開始指示があれば(ステップSA3でYES)、前述したステップSA4以降の処理を繰り返し行い、また電源がオフされたら(ステップSA13でYES)、その時点でレーザー光の発光を停止し(ステップSA14)、全ての処理を終了する。
なお、図3には省略したが、以上説明した動作中において制御部22は、使用者による電源のオフ操作の有無を適宜確認しており、例えば撮影開始指示があった後、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了する以前であっても、例えば前述したステップSA6〜SA11の処理を繰り返し行っている間の任意の時点で電源のオフ操作があった場合には、その時点で全ての処理を中止するとともに、レーザー光の発光を停止して全ての処理を終了する。
以上のように本実施形態の撮像装置1においては、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲を撮影する際、拡大すべき撮影範囲が、撮影中に被写体に照射されているレーザー光の光点の軌跡に応じて自動的に設定される。同時に、撮影中には、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了したか否かが逐次判断され、全ての画像の取得が完了したと判断された時点で、それまでの間に撮影された画像により構成される合成画像から拡大すべき撮影範囲に相当する領域の画像が切り出され、それが撮影画像として記録される。
したがって、使用者はレーザー光の照射位置を確認しながら拡大すべき撮影範囲の指定作業を行うことにより、撮影範囲を容易かつ自由に指定することができ、これにより、画角に応じた範囲よりも広い拡大された撮影範囲の撮影画像を容易に得ることができる。
さらに、撮影すべき範囲を撮影者に知らせるLCDモニター等表示手段を有していない図1及び図2に示したような構成であっても、拡大された撮影範囲に欠落部分のない撮影画像を容易に得ることが可能である。
また、拡大すべき撮影範囲の指定方法として、図12(a)に示したように、使用者が環状の軌跡を描くようにレーザー光Lの光点O(画角範囲A)を移動させることによって所望の撮影希望範囲Cを指定する方法(領域モードによる範囲指定方法)と、図12(b)に示したように、使用者が任意の撮影範囲の全域を隙間なく走査するようにレーザー光Lの光点O(画角範囲A)を移動させることによって所望の撮影希望範囲Cを指定する方法(走査モードによる範囲指定方法)との2種類の方法が用意されている。
したがって、使用者においては、必要に応じて拡大すべき撮影範囲の指定方法を使い分けることにより拡大すべき撮影範囲の指定を効率的に行うことができる。例えば撮影希望範囲Cが、画角に応じた画角範囲に比べてさほど広くない場合には領域モードによる範囲指定方法を用いればよく、また画角に応じた画角範囲に比べてかなり広い場合には走査モードによる範囲指定方法を用いればよい。
また、撮影終了指示があった時点で、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了していない場合(ムラがある場合)には連続撮影が自動的に再開される、つまり撮影終了指示を無効にして連続撮影を継続することから、拡大された撮影範囲に欠落部分のない撮影画像を確実に得ることが可能である。
また、範囲指定モードが領域モードである場合に、連続撮影に際して合成した合成画像から拡大された撮影範囲の撮影画像を切り出す際の切り出し領域を規定する切り出しモードとして、図10に例示した合成画像部分101に外接する最小矩形領域であって、予め決められている所定の縦横比(例えば4:3)の矩形領域を切り出す最大モードと、所定の縦横比(例えば4:3)を有するとともにレーザー光の光点の軌跡Kにより囲まれる範囲に外接する最小矩形領域を切り出す軌跡モードとが用意されている。
したがって、使用者においては、例えば外周部分に余白部分が存在する画像であっても撮影範囲がより広い範囲の画像を必要とする場合には、切り出しモードとして予め最大モードを選択しておき、また、撮影範囲が多少狭くとも外周部分に余白部分が存在しない一般的な画像を必要とする場合、あるいは、より正確に範囲指定された画像を必要とする場合には、切り出しモードとして予め軌跡モードを選択しておくことにより、必要とする画像を楽に得ることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1及び図2に示した構成の撮像装置1において、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了する以前に電源のオフ操作があり、全ての処理を終了した場合には、内蔵メモリ24における前述した画像合成用メモリの画像データと、撮影位置情報とを電源オフ後にもバッテリーバックアップにより記憶しておき、図13に示した以下の処理を制御部22に行わせるものである。
図13は、図3に対応するフローチャートである。すなわち本実施形態においては、電源のオン操作に伴いレーザー光の発光を開始した後(ステップSB1でYES、ステップSB2)、撮影開始指示があったときには(ステップSB3でYES)、まず、内蔵メモリ24における前回の画像データや撮影位置情報の記憶の有無によって、前回の撮影記録動作が未完了であったか否かを判別する(ステップSB4)。その際、前回の撮影記録動作が未完了でなければ(ステップSB4でNO)、第1の実施の形態で説明した図3のステップSA4〜SA14と同様の処理を行う(ステップSB5〜SB8、ステップSB13〜SB19)。
これに対し、前回の撮影記録動作が未完了であったときには(ステップSB4でYES)、前記カメラモジュール21によって1回目の撮像動作を行って撮影画像データを取得する(ステップSB9)。引き続き、画像合成用メモリに既に記憶されている合成画像データから画像内の特徴点を抽出し(ステップSB10)、その特徴点と同じ特徴点を今回の撮影画像データから検出した後(ステップSB11)、上記合成画像データと今回の撮影画像データとにおける同じ特徴点のずれ量、及びずれ方向とに基づいて、現在の撮影位置情報と軌跡データとを更新する(ステップSB12)。
しかる後、1回目の撮影動作により取得した撮影画像データを前記画像合成用メモリ内の撮影位置に上書き合成し(ステップSB13)、これ以後の2回目以降の撮影動作に際しては第1の実施の形態と同様の処理を行う。
以上の処理を行うことにより本実施形態においては、前回の撮影時に、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了する以前に電源がオフ操作されていたときには、前回の撮影が終了した時点の画像データ等をそのまま利用することによって、何らかの理由によって一度中断された撮影作業が再開された場合における撮影作業を効率的に行うことができる。
ただし、前回の撮影記録動作が未完了であったときであっても、今回の撮影が前回の撮影の続きでない場合もある。そのため、例えば電源がオンされた後、一定時間以内に撮影開始指示がなければ自動的に内蔵メモリ24における前回の画像データや撮影位置情報を消去するか、又は使用者が所定のキー操作(撮影開始指示に際して使用にシャッターボタン4を所定時間以上押す等)を行うことにより、必要に応じて前回の撮影記録動作が未完了であった場合であっても、撮影開始指示に応じて新たな撮影を開始できる構成とすることが望ましい。
(他の実施形態)
ここで、以上説明した第1及び第2の実施の形態においては、連続撮影により逐次取得された撮影画像の中心の合成用座標空間における位置を、現在の撮影位置情報であるとともにレーザー光の光点の軌跡を示す軌跡データとして記憶し、係る軌跡データに基づき被写体に対する画角範囲A(図11参照)の移動状態を判定するようにしたが、撮影画像の中心以外の特定位置の、合成用座標空間における位置を撮影位置情報(軌跡データ)として記憶し、それに基づき被写体に対する画角範囲A(図11参照)の移動状態を判定するようにすることもできる。
また、使用者による撮影終了指示に応じて1回目のムラ判定処理(図5)、すなわちレーザー光の光点の軌跡が所定の形状、言い換えると画角範囲Aの移動状態が所定の移動状態であって、拡大すべき撮影範囲の指定が完了したか否か、さらにそれが完了している場合においては、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了したか否かの判断を行うようにしたが、以下のようにしてもよい。
例えば、範囲指定モードとして領域モードが設定されている場合には、上記ムラ判定処理のうち、拡大すべき撮影範囲の指定が完了したか否かの判断を連続撮影中に逐次行い、拡大すべき撮影範囲の指定が完了したと判断できた時点でいったん連続撮影を自動的に終了し、その時点で、拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了したか否かの判断のみを行い、全ての画像の取得が完了していなければ、それ以後は係る判断のみを繰り返し行うようにしてもよい。係る場合には、使用者が所望とする撮影範囲を指定した後に撮影終了指示を行う必要がなく、使い勝手が向上する。なお、その場合には、レーザー光の点滅等の任意の方法によって使用者に撮影完了(撮影の成功)を知らせればよい。
また、拡大すべき撮影範囲の指定方法として、前述した実施の形態とは異なる指定方法を予め用意するようにしても構わない。その場合、拡大すべき撮影範囲を領域モードや走査モードと同様に一筆書きの要領で指定する方法以外の他の範囲指定方法を予め用意してもよい。例えば前述したように領域モードでは図12(c)に示したように、所望の撮影希望範囲Cの中央部分に中抜け部分が生じる場合が多い。そのため、撮影希望範囲Cの外側部分を一度指定した後、続けて撮影希望範囲Cの中央部分を指定する範囲指定方法を予め用意しておき、係る範囲指定方法を用いる範囲指定モード(仮に中心追加モードと呼ぶ)を設けるようにしてもよい。
その場合、上記中心追加モードでの処理に際しては、例えば前述した軌跡データからレーザー光の光点の軌跡形状が環状または略環状になったと判定した後には、その光点の軌跡により囲まれた範囲の中心部に現在の撮影位置が移動したか否かのみを逐次判定し、現在の撮影位置が上記中心部に移動したと判定した時点で、直ちに拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了したと判断するようにすればよい。
また、前述した第1及び第2の実施の形態においては、範囲指定モードとして領域モードが設定され、かつ切り出しモードとして軌跡モードが設定されている場合には、連続撮影に際して合成した合成画像に設定する切り出し領域を、所定の縦横比を有するとともにレーザー光の光点の軌跡により囲まれる範囲に外接する最小矩形領域としたが、以下のような領域としてよい。
例えばレーザー光の光点の軌跡形状を、軌跡データに基づき最小2乗法により滑らかな曲線形状にいったん補正した後、あるいは軌跡データに基づき上記軌跡形状を、それに最も近似する、予め想定されている円形や四角形等の1又は複数種類の図形にいったん補正(正規形化)した後、それらの補正後の軌跡に基づいて切り出し領域を設定するようにしてもよい。また、その場合における具体的な切り出し領域は、補正後の軌跡により囲まれる範囲に外接する最小矩形領域以外にも、補正後の軌跡により囲まれる範囲に内接する最大矩形領域としてもよい。
さらに、レーザー光の光点の軌跡に基づき設定する切り出し領域の形状は必ずしも矩形領域でなくともよく、例えばレーザー光の光点の軌跡形状、又は補正後の軌跡形状に対応する領域をそのまま切り出し領域として設定しても構わない。
また、連続撮影を行っている間に、新たに取得された撮影画像を逐次合成するものについて説明したが、連続撮影を行っている間は実際の合成処理を行わず、撮影位置情報(軌跡データ)のみを取得し、それに基づき拡大すべき撮影範囲に対応する撮影画像の取得に要する全ての画像の取得が完了したか否を判断し、上記全ての画像の取得が完了したと判断した時点で、それまでに取得した全ての画像を一括して合成するようにしてもよい。
また、本発明の実施に際しては、前述した撮像装置1が有する各々の機能のうち前記制御部22によって実現される機能については、それらの全部乃至一部を撮像装置1と無線又は有線で接続可能な他の装置、例えばパーソナルコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)、携帯電話端末によって実現してもよい。
本発明の各実施形態に共通する撮像装置の外観を示す図であって、図1(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は右側面図である。 撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。 撮影位置情報の更新処理を示すフローチャートである。 撮影ムラ判定処理を示すフローチャートである。 切り出し・記録処理を示すフローチャートである。 合成用座標空間と撮影位置情報とを示す概念図である。 レーザー光の光点の軌跡の例を示す図である。 画像合成用メモリ内における合成画像部分の例を示す図である。 合成画像部分における最大矩形領域と最小矩形領域の例を示した図である。 撮影可能な画角範囲とレーザー光の光点との位置関係を示す模式図である。 撮影希望範囲の指定方法を示す模式図である。 第2の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像装置
2 本体
3 電源ボタン
4 シャッターボタン
5 第1のモード切替スイッチ
6 第2のモード切替スイッチ
7 半導体レーザー
8 撮影レンズ
9 メモリカードスロット
10 データ出力端子
11 メモリカード
21 カメラモジュール
22 制御部
23 ROM
24 内蔵メモリ
25 外部メモリインターフェース
26 データ出力インターフェース
27 レーザー発光部
28 スイッチ部
29 電源部
31 撮像部
32 信号処理部
A 画角範囲
B ホワイトボード
C 撮影希望範囲
K 軌跡
L レーザー光
O 光点

Claims (14)

  1. 複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮像装置であって、
    被写体を撮像する撮像手段と、
    被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を撮像手段に行わせる撮影制御手段と、
    前記撮像手段の連続撮影動作により取得された複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成する合成手段と、
    前記撮像手段により連続撮影動作が行われている間に、撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射する照射手段と、
    前記合成手段により位置合わせして合成された合成画像内の前記照射手段による指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する取得手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段により連続撮影動作が行われている間の被写体における前記指示光の光点の軌跡を示す軌跡情報を、前記撮像手段によって取得された第1の撮影画像に基づき取得する軌跡情報取得手段と、
    前記合成手段により位置合わせして合成された合成画像に、前記軌跡情報取得手段により取得された軌跡情報によって示される前記光点の軌跡に対応する所定領域を設定する領域設定手段とを備え、
    前記取得手段は、この領域設定手段により設定された合成画像の所定領域を前記第2の撮影画像として取得することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記領域設定手段は、前記合成手段により合成された合成画像に、前記光点の軌跡により囲まれた範囲を含む所定の縦横比を有する最小矩形領域を前記所定領域として設定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記領域設定手段は、前記光点の軌跡により囲まれる範囲に外接する最小矩形領域または内接する最大矩形領域を前記所定領域として設定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記合成手段は、前記第1の撮影画像内に写された前記光点が除かれた合成画像を合成することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記合成手段は、前記光点の軌跡部分を含む領域を前記第2の撮影画像として取得する場合に、前記光点の軌跡が除かれた第2の撮影画像を取得することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  7. 前記軌跡情報取得手段は、前記軌跡情報として、前記合成手段による前記複数の第1の撮影画像の合成に際して使用される画像空間における座標位置であって、複数の第1の撮影画像の位置合わせに伴い変化する前記光点の位置取得することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の撮像装置。
  8. 前記第2の撮影画像の取得に要する全ての第1の撮影画像の取得が完了したか否かを、前記撮像手段の連続撮影動作により取得された複数の第1の撮影画像に基づき判断する判断手段を備え、
    前記領域設定手段は、前記判断手段により前記全ての撮影画像の取得が完了したと判断されるまでに取得された複数の第1の撮影画像により構成された合成画像に前記所定領域を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の撮像装置。
  9. 前記軌跡情報取得手段により取得された軌跡情報によって示される前記光点の軌跡形状が所定の軌跡形状であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判断手段は、前記判定手段により前記光点の軌跡形状が所定の軌跡形状であると判定されたことを条件として、前記全ての第1の撮影画像の取得が完了したか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 所定の軌跡形状は環状であることを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 拡大すべき撮影範囲を指定する方法として複数の範囲指定方法が用意され、
    前記判定手段は、前記光点の軌跡形状が使用者により予め選択された範囲指定方法に対応する所定の軌跡形状であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  12. 使用者による撮影開始指示に応答して前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を開始させ、かつ使用者による撮影終了指示に応答して前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を終了させるとともに、前記判断手段に前記全ての撮影画像の取得が完了した否かを判断させ、前記判断手段により前記全ての撮影画像の取得が完了していないと判断された場合には、前記撮影制御手段に前記撮像手段における連続撮影動作を再開させる制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至11いずれか記載の撮像装置。
  13. 複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮影方法であって、
    撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射しながら、撮像手段に被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を行わせる工程と、
    連続撮影動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成した合成画像内の、前記指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する工程と
    を含むことを特徴とする撮影方法。
  14. 複数回の撮像動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成することにより、撮影範囲が拡大された第2の撮影画像を取得する撮像装置が有するコンピュータに、
    撮影位置を示す指示光を画角内の特定位置に向けて照射しながら、撮像手段に被写体を繰り返し撮像する連続撮影動作を行わせる手順と、
    連続撮影動作により取得した複数の第1の撮影画像を位置合わせして合成した合成画像内の、前記指示光の照射位置に対応して決められた所定領域を前記第2の撮影画像として取得する手順と
    を実行させることを特徴とする撮影プログラム。
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