JP2009180458A - 酸化抑制乾燥炉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】焼成物原料Oを室内へのバーナー噴射によって直接燃焼加熱する燃焼乾燥室1と、燃焼乾燥室で燃焼乾燥された焼成物Bを冷却ガスGによって冷却する冷却室2と、冷却室を介して冷却ガスを循環させる循環回路31を有した冷却ガス循環装置と、燃焼乾燥室内の排煙Eを循環回路内に合流させる排煙合流管4を具備する。冷却ガスを循環させながら燃焼乾燥室の燃焼による排煙を合流部から循環回路内へ送り込むことで、冷却ガスを低酸素化する。
【選択図】図2
Description
焼成物原料Oを室内へのバーナー噴射によって直接加熱して燃焼および乾燥させる燃焼乾燥室1と、
燃焼乾燥室1で燃焼乾燥された焼成物Bを冷却ガスGによって冷却する冷却室2と、
冷却室2を介して冷却ガスGを循環させる循環回路31、循環回路31内の冷却ガスGを熱交換する熱交換器32、及び循環回路31内に冷却ガスGを循環させる循環ファン33を有した冷却ガス循環装置3と、
燃焼乾燥室1内の排煙を循環回路31内に配した合流部に合流させる排煙合流管4とを具備してなり、
冷却ガス循環装置3によって冷却ガスGを循環させながら、排煙合流管4によって燃焼乾燥室1の燃焼による排煙を前記合流部から循環回路31内へ送り込むことで、
冷却ガスGを低酸素化することを特徴とする。
排煙合流管4は合流させる排煙の量を調節する排煙量調節器41を有してなり、この排煙量調節器41は、取込み量調節器11による燃焼空気の取込み量に比例した排煙量に調整するものであることが好ましい。
冷却室2内の圧力を燃焼乾燥室1内の圧力よりも高い状態として運転することで、
冷却室2内の冷却ガスGの一部が、中間冷却路5を通って燃焼乾燥室1内に流れ込み、
燃焼乾燥室1を出た焼成物Bを中間冷却路5で予備冷却するものであることが好ましい。
この一空間からなる室内に、
搬送経路の下方側から上流側に向かって側方へバーナー噴射するためのバーナー噴射口12と、
室内で発生して乾燥ガスとなった排煙を上方へ排出する排煙口14とを有してなり、
バーナー噴射口12が搬送経路の下流側にあたる室内一側壁の上方に配されると共に、排煙口14がその付近上部の室内天井に配されることで、
室内上部に側方噴射された燃焼空気が、噴射後に室内下部の搬送経路上を搬送方向に沿って還流しながら乾燥空気となることで、燃焼と乾燥を同順に連続的に行うものであることが好ましい。
焼成物原料Oを室内へのバーナー噴射によって直接燃焼加熱する燃焼乾燥室1と、
燃焼乾燥室1で燃焼乾燥された焼成物Bを冷却ガスGによって冷却する冷却室2と、
冷却室2を介して冷却ガスGを循環させる循環回路31、循環回路31内の冷却ガスGを熱交換する熱交換器32、及び循環回路31内に冷却ガスGを循環させる循環ファン33を有した冷却ガス循環装置3と、
燃焼乾燥室1内の排煙を循環回路31内に合流させる排煙合流管4とを具備してなる。
本実施例の焼成物原料Oは、引火点を有さない油分を含んだブリケット原料であり、その集成体を焼成してなるブリケットが焼成物Bである。但し本発明の焼成物原料Oや焼成物Bは、必ずしもブリケット原料やブリケットに限られるものではなく、油分を含む焼成物原料Oであれば粉末の集成体原料に限らず、本発明をそのまま適用することができる。また本発明の構成に適う焼成物Bであれば油分以外のものを含む原料でも良い。
燃焼乾燥室1は燃焼空気の取込み量を調整しうる取込み量調節器11と、燃焼空気を排出しうる排気隙口13とを有する。排煙口14とは別に、燃焼空気の一部が排出される排気隙口13を有し、室内の一部が大気に開放した半開放型の燃焼炉となっている。
本実施例はいわゆる移動床式の燃焼炉であり、焼成物原料O及び焼成物Bは、搬送手段として採用される搬送ベルト8上を、ある程度の時間をかけて送られる。本酸化抑制乾燥路は、この搬送ベルト8が伸びる搬送経路上を、上流側から順に、燃焼乾燥室1、中間冷却路5、及び冷却室2が覆う形となって構成され。その後回収箱9へ回収される。具体的には、焼成物原料Oは搬送ベルト8上で搬送方向に送られ、凡そ20分(18分ないし23分)をかけて燃焼乾燥室1を通ることで燃焼及び乾燥され、焼成物Bとなる。その後続けて、凡そ10分をかけて中間室を通ることで予備冷却され、更に続けて、凡そ30分をかけて冷却室2を通ることで冷却される。
循環量調節器34および排出量調節器によって、冷却室2内の通常運転時の圧力は、大気圧よりも高く、かつ燃焼乾燥室1内の圧力よりも高い状態となっている。このように冷却室2内の圧力を燃焼乾燥室1内の圧力よりも高い状態として運転することで、冷却室2内の冷却ガスGの一部が、後述する中間冷却路5を通って燃焼乾燥室1内に流れ込む。
冷却ガス循環装置3は、冷却室2を介して冷却ガスGを循環させる循環回路31、循環回路31内の冷却ガスGを熱交換する熱交換器32、循環回路31内に冷却ガスGを循環させる循環ファン33、及び循環する冷却ガスGの循環量を調節する循環量調節器34を有する。
排煙合流管4は、燃焼乾燥室1の排煙路と連通し、循環回路31の上部水平管部分に、T字状に水平合流接続して合流する。この合流部は上下方向に亘る循環回路31のうち最も高い位置の水平配管に設けられる。これにより、燃焼乾燥室1からの排煙がスムーズに合流し、冷却ガスGの排煙路或いは燃焼乾燥室1への逆流を防止することができる。
中間冷却路5は焼成物Bの搬送経路上に配され、燃焼乾燥室1と冷却室2とを連通する。燃焼乾燥室1を出た焼成物Bを冷却室2前で予備冷却するものである。
模擬的に冷却比較試験を行い、密閉冷却、大気による空冷却、炉内自然冷却、並びに排気5%、7%、及び10%を含む各試料それぞれについて、廃油バーナーテスト炉にてブリケットを加熱し、各冷却方法による冷却試験を行って、酸化の程度及び冷却時間を比較した。このうち排気7%及び10%のものが、本発明の実施例の循環冷却及び排煙合流による冷却ガスGの冷却条件に相当する。加熱前後のブリケットの重さは、加熱前2300g、加熱後2260gである。
11 取込み量調節器
12 バーナー噴射口
13 排気隙口
14 排煙口
2 冷却室
21 冷却ガス噴出口
22 冷却ガス排出口
3 冷却ガス循環装置
31 循環回路
32 熱交換器
33 循環ファン
34 循環量調節器
4 排煙合流管
41 排煙量調節器
5 中間冷却路
6 燃焼バーナー
61 取込み量調節器
7 排気排出路
7B 排気排出量調節器
8 搬送ベルト
9 回収箱
B 焼成物
E 排煙
G 冷却ガス
O 焼成物原料
Claims (5)
- 集成粉体からなる焼成物原料を焼成、乾燥し、さらに低酸素冷却して焼成物を得るものであって、
焼成物原料を室内へのバーナー噴射によって直接燃焼加熱する燃焼乾燥室と、燃焼乾燥室で燃焼乾燥された焼成物を冷却ガスによって冷却する冷却室と、冷却室を介して冷却ガスを循環させる循環回路を有した冷却ガス循環装置と、燃焼乾燥室内の排煙を循環回路内に合流させる排煙合流管とを具備してなり、
冷却ガス循環装置によって冷却ガスを循環させながら燃焼乾燥室の燃焼による排煙を排煙合流管によって循環回路内へ送り込むことで、冷却ガスを低酸素化することを特徴とする酸化抑制乾燥炉。 - 燃焼乾燥室が燃焼空気の取込み量を調整しうる取込み量調節器と、燃焼空気を排出しうる排気隙口とを有し、
排煙合流管は合流させる排煙の量を調節する排煙量調節器を有し、この排煙量調節器は、取込み量調節器による燃焼空気の取込み量に比例した排煙量に調整するものである請求項1記載の酸化抑制乾燥炉。 - 燃焼乾燥室と冷却室とが、焼成物の搬送経路上に配された中間冷却路によって連通され、冷却室内の圧力を燃焼乾燥室内の圧力よりも高い状態として運転することで、冷却室内の冷却ガスの一部が中間冷却路を通って燃焼乾燥室内に流れ込み、中間冷却路において燃焼乾燥室を出た焼成物を予備冷却する請求項1または2記載の酸化抑制乾燥炉。
- 燃焼乾燥室が、焼成物の搬送経路上に配置された一空間で構成され、室内の搬送経路の下方側から上流側に向かって側方へバーナー噴射するためのバーナー噴射口と、室内で発生した排煙を上方へ排出する排煙口とを有してなり、
バーナー噴射口が搬送経路の下流側にあたる室内一側壁の上方に配されると共に、排煙口がその付近上部の室内天井に配されることで、
室内上部に側方噴射された燃焼空気が、噴射後に室内下部の搬送経路上を搬送方向に沿って流れることで、燃焼と乾燥とを連続的に行うものである請求項1、2または3のいずれか記載の酸化抑制乾燥炉。 - 焼成物原料が、引火点を有さない油分を含んだブリケット原料であり、焼成物がブリケットである請求項1、2、3または4のいずれか記載の酸化抑制乾燥炉。
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CN114838581A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-08-02 | 广州市蓝炬能源科技有限公司 | 一种日用陶瓷产品的催化燃烧加热干燥工艺 |
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JPH0478224U (ja) * | 1990-11-16 | 1992-07-08 | ||
JPH1057990A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-03 | Ryokichi Tamaoki | 汚泥の焼結処理装置 |
JP2006097055A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Jtekt Corp | 金属原料用のブリケットの製造方法及びその製造装置 |
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2008
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CN114838581B (zh) * | 2022-04-21 | 2024-02-27 | 广州市蓝炬能源科技有限公司 | 一种日用陶瓷产品的催化燃烧加热干燥工艺 |
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