JP2009180130A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルコール燃料が給油された場合であっても、エンジン始動性能の悪化を抑制できるエンジンの始動制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンの始動制御装置は、燃料タンク45内のアルコール燃料が燃料配管42、46、48を介して供給される燃料噴射弁41と、燃料噴射弁41に供給されるアルコール燃料を加熱する加熱手段49と、エンジン運転中に燃料噴射弁41から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度を推定し、そのアルコール濃度を学習値として更新するアルコール濃度学習手段S101〜S103と、エンジン停止時に燃料タンク45内に燃料が給油されたか否かを判定する給油判定手段S112と、給油後最初のエンジン始動の場合に、給油前のアルコール濃度学習値に基づいて加熱手段49によってアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する始動制御手段S115と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジン始動時にアルコール燃料を加熱制御するエンジンの始動制御装置に関する。
従来から、ガソリンにエタノールを混合したエタノール混合ガソリン(以下「アルコール燃料」という。)を使用可能な自動車(Flexible Fuel Vehicle)に用いるエンジン(以下「FFエンジン」という。)が広く知られている(例えば、特許文献1)。
FFエンジンに使用されるアルコール燃料は、エタノール含有率(以下「アルコール濃度」という。)が0%(ガソリンのみ)から100%(エタノールのみ)の間にあり、例えばエタノール含有率が85%の場合には「E85燃料」というように呼ばれる。このようなアルコール燃料はアルコール濃度が高くなると低温で気化しにくくなるため、FFエンジンでは低温での始動性能が悪化するという問題がある。
特許文献1に記載のFFエンジンは、燃料通路にアルコール濃度センサを備え、エンジン始動時にアルコール濃度に基づいてアルコール燃料を加熱し、アルコール燃料の気化を促進するので、低温でのFFエンジンの始動性能の悪化を抑制することができる。
特開平6−101583号公報
しかしながら、特許文献1に記載のFFエンジンでは、燃料通路にアルコール濃度センサを備えるために、燃料噴射弁から噴射されるアルコール燃料のアルコール濃度を検出することができない。そのため、アルコール燃料給油後のエンジン始動時に、燃料噴射弁からアルコール濃度センサの配置位置までの燃料通路内に給油前のアルコール燃料が残存しており、給油前後のアルコール濃度が異なる場合には、アルコール濃度センサによって検出したアルコール濃度に基づいてエンジン始動すると、エンジン始動性能が悪化するという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、アルコール燃料が給油された場合であっても、エンジン始動性能の悪化を抑制できるエンジンの始動制御装置を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明のエンジンの始動制御装置は、燃料タンク(45)内のアルコール燃料が燃料配管(42、46、48)を介して供給される燃料噴射弁(41)と、燃料噴射弁(41)に供給されるアルコール燃料を加熱する加熱手段(49)と、エンジン運転中に燃料噴射弁(41)から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度を推定し、そのアルコール濃度を学習値として更新するアルコール濃度学習手段(S101〜S103)と、エンジン停止時に燃料タンク(45)内に燃料が給油されたか否かを判定する給油判定手段(S112)と、給油後最初のエンジン始動の場合に、給油前のアルコール濃度学習値に基づいて加熱手段(49)によってアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する始動制御手段(S115)と、を備える。
本発明によれば、給油後1回目のエンジン始動時には、燃料噴射弁から燃料配管の間に残留する給油前のアルコール燃料を考慮して、給油前のエンジン始動時に学習したアルコール濃度学習値に基づいてアルコール燃料を加熱制御するので、給油後のFFエンジン100の始動性能の悪化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のFFエンジンの概略構成図である。
FFエンジン100は、吸気ポート内にアルコール燃料を噴射するポート噴射式の多気筒エンジンであって車両前方に配置される。FFエンジン100は、図1に示すようにシリンダヘッド1に吸気ポート2と排気ポート3とを形成する。この吸気ポート2と排気ポート3は、燃焼室4と連通する。
吸気ポート2には、吸気マニホールド21が接続する。そして、この吸気マニホールド21には吸気通路22が接続する。
吸気通路22は、外部から取り入れた空気を、吸気マニホールド21を介して吸気ポート2に流す。この吸気通路22には、エアフローメータ23と、スロットルバルブ24とが吸気通路上流側から順次配置される。
エアフローメータ23は、熱線式のエアフローメータである。このエアフローメータ23は、燃焼室4に導入される吸気の吸気量を検出する。
スロットルバルブ24は、エアフローメータ23よりも下流側の吸気通路22に設置される。スロットルバルブ24は、吸気通路22の吸気流通面積を変化させることで、燃焼室4に導入される吸気量を調整する。スロットルバルブ24を通過した吸気は、吸気マニホールド21を介してFFエンジン100の各気筒に分配される。
上記した吸気マニホールド21には、燃料噴射弁41が設置される。この燃料噴射弁41は、FFエンジン100の気筒毎に設けられる。燃料噴射弁41は、エンジン運転状態に応じたアルコール燃料を吸気マニホールド内に噴射して混合気を形成する。
燃料噴射弁41に供給されるアルコール燃料は、燃料タンク45に貯蔵される。この燃料タンク45は、車両後方に配置される。燃料タンク45に貯蔵されたアルコール燃料は、燃料タンク内に設けられた燃料ポンプ44から吐出される。吐出された燃料は、車両の床下に配置される床下パイプ46を通って車両後方から前方に向けて流れ、デリバリパイプ42に供給される。デリバリパイプ42にはプレッシャレギュレータ43が設けられる。プレッシャレギュレータ43は、燃料ポンプ44から圧送されたアルコール燃料を所定の圧力に調整する。プレッシャレギュレータ43は、エンジンの吸入負圧と燃料圧力との差圧を一定にすべく、吸入負圧に対して燃料圧力が所定以上に高い場合には、アルコール燃料をリターンパイプ47から燃料タンク45に戻して燃料圧力を調整するものである。そして、プレッシャレギュレータ43によって所定の圧力に調整されたアルコール燃料は、デリバリパイプ42から燃料パイプ48を通って燃料噴射弁41に供給される。デリバリパイプ42には、アルコール燃料を加熱する加熱装置49が設けられる。加熱装置49は、印加電圧に応じて発熱量を調節するように構成されており、デリバリパイプ42を加熱することによってアルコール燃料を加熱する。
なお、上記した燃料タンク45には、燃料タンク内に蓄えられたアルコール燃料量を検出する燃料レベルセンサ51が設置される。
一方、排気ポート3には、排気マニホールド31が接続する。排気マニホールド31には、排気通路32が接続する。排気通路32には、三元触媒33が配置される。三元触媒33よりも上流側の排気通路32には、空燃比センサ52が設置される。空燃比センサ52は、排気通路内を流れる排気中の酸素濃度を検出し、後述するコントローラ50に出力する。
また、FFエンジン100は、吸気ポート2を開閉する吸気バルブ5と、排気ポート3を開閉する排気バルブ6とをシリンダヘッド1に備える。
吸気バルブ5は、図示しない吸気カムシャフトによって駆動される。吸気バルブ5が吸気ポート2を開くと、吸気ポート内に形成された混合気が燃焼室4に導入され、導入された混合気は燃焼室上部に設置された点火プラグ7によって点火されて爆発燃焼する。そして、シリンダヘッド1に設置された排気バルブ6が図示しない排気カムシャフトによって駆動され、排気バルブ6が排気ポート3を開くことで燃焼により生じた排気が排気ポート3に排出される。この排気は排気通路32を流れ、三元触媒33によって浄化されて外部に放出される。
FFエンジン100では、燃料噴射弁41から噴射されるアルコール燃料のアルコール濃度を判定したり、アルコール燃料を加熱する加熱装置49を制御したりするためにコントローラ50を備える。コントローラ50は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。このコントローラ50には、エアフローメータ23や燃料レベルセンサ51、空燃比センサ52のほか、冷却水温度を検出する水温センサ53やイグニッションスイッチのON/OFFを検出するイグニッションスイッチセンサ54などのエンジン運転状態を検出するセンサからの出力信号が入力する。そして、コントローラ50は、上記した各種センサからの検出信号に基づいてアルコール燃料のアルコール濃度を判定したり、加熱装置49を制御したりする。
上記のように構成されるFFエンジン100では、燃料噴射弁41から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度を空燃比フィードバック補正量に基づいて検出し、そのアルコール濃度に基づいてエンジン始動時にアルコール燃料を加熱するか否かを判断する。
ところで、燃料通路に配置したアルコール濃度センサでアルコール濃度を検出する従来手法のFFエンジンでは、燃料噴射弁から噴射されるアルコール燃料のアルコール濃度を検出することができない。そのため、アルコール燃料給油後のエンジン始動時において、燃料噴射弁からアルコール濃度センサの配置位置までの燃料通路内に給油前のアルコール燃料が残存しており、給油前後のアルコール濃度が異なる場合には、給油後のアルコール燃料のアルコール濃度に基づいてエンジン始動すると、エンジン始動性能が悪化することがある。
そこで、本実施形態のFFエンジン100では、エンジン停止中に燃料が給油された場合に、燃料噴射弁41などに残存している給油前の燃料を考慮して、給油前に学習したアルコール濃度に基づいてアルコール燃料を加熱するか否かを判断してエンジン始動することで、FFエンジン100の始動性能を確保する。
FFエンジン100のコントローラ50が実行する制御について、図2〜図7を参照して説明する。
図2は、アルコール燃料のアルコール濃度を検出する制御ルーチンを示すフローチャートである。この制御は、FFエンジン100が停止するときに実施される。
ステップS101では、コントローラ50は、エンジン停止前のアイドル運転時の空燃比フィードバック補正量を記憶する。ここで、空燃比フィードバック補正量は、空燃比センサ52の検出値から求めることができる。
ステップS102では、コントローラ50は、記憶した空燃比フィードバック補正量に基づいて、燃料噴射弁41から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度dnewを推定し、ステップS103に移る。つまり、所定空燃比となるように燃料噴射量などを調節してフィードバック制御している場合に、フィードバック補正時の補正量に応じて、燃料噴射弁41から噴射されているアルコール燃料のアルコール濃度dnewを推定するのである。
ステップS103では、コントローラ50は、ステップS102で推定したアルコール濃度dnewを学習し、アルコール濃度学習値dlearnとして記憶し、処理を終了する。
上記の通り、本実施形態のFFエンジン100では、FFエンジン100が停止する度に、エンジン停止前のアイドル運転時のフィードバック補正量に基づいてアルコール濃度dnewを推定し、そのアルコール濃度dnewを学習値dlearnとして更新する。
このように構成されるFFエンジン100では、エンジン停止中に燃料が給油された場合に、図3に示すフローチャートに従ってFFエンジン100を始動する。
図3は、エンジン始動時にコントローラ50が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。この制御は、エンジン停止中に一定周期、例えば10ミリ秒周期で実施される。
ステップS111では、コントローラ50は、イグニッションスイッチセンサ54からの出力信号に基づいてエンジン始動要求があるか否かを判定する。
イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わった場合には、エンジン始動要求があると判定し、ステップS112に移る。それ以外の場合には、エンジン始動要求がないと判定して処理を終了する。
なお、エンジン停止中に運転者が車両に乗り込むときのドア開状態を検出し、ドア開を検出した場合にはFFエンジン100が始動される可能性があると判断して、ステップS112に移るようにしてもよい。
ステップS112では、コントローラ50は、燃料レベルセンサ51によって検出される燃料タンク内のアルコール燃料の燃料量に基づいて、エンジン停止中にアルコール燃料が給油されたか否かを判定する。
FFエンジン100が停止した後再始動するときの燃料タンク内の燃料量とエンジン停止前の燃料タンク内の燃料量との偏差が所定値よりも小さい場合には、エンジン停止中にアルコール燃料が給油されていないと判定して、ステップS113に移る。それ以外の場合には、エンジン停止中にアルコール燃料が給油されたと判定して、ステップS114に移る。
ステップS113では、コントローラ50は通常始動制御を実行して、処理を終了する。この通常始動制御の詳細については、図4を参照して後述する。
ステップS114では、コントローラ50は、給油されてから最初のエンジン始動であるか否かを判定する。これは給油後の始動回数をイグニッションスイッチセンサ54からの出力信号に基づいてカウントすることで判定することができ、後述する燃料消費量Sが所定値S0(第1所定値)よりも大きくなったときにゼロにリセットされる。
そして、給油されてから最初のエンジン始動である場合には、ステップS115に移る。これに対して、給油後2回目以降のエンジン始動である場合には、ステップS116に移る。
ステップS115では、コントローラ50は初回始動制御を実行する。この初回始動制御の詳細については、図6を参照して後述する。
ステップS116では、コントローラ50は初回以降始動制御を実行する。この初回以降始動制御の詳細については、図7を参照して後述する。
図4は、コントローラ50が実行する通常運転制御を示すフローチャートである。
エンジン停止中に給油されていない場合のエンジン始動時には、図4に示すように通常運転制御が実施される。
ステップS113では、コントローラ50は、FFエンジン100が停止するときに学習したアルコール濃度学習値dlearnと、水温センサ53から検出される現在の冷却水温度Tとに基づいて、アルコール燃料を加熱装置49によって加熱する必要があるか否かを判断する。この判断は、例えば図5に示すマップに基づいて行う。
図5は、アルコール濃度と冷却水温度とによって定まるアルコール燃料の加熱領域を示すマップである。図5の領域Rが、アルコール燃料を加熱する必要がある加熱領域である。アルコール濃度が高くなるほどアルコール燃料は気化しにくくなるので、領域Rに示すように冷却水温度が高くなってもエンジン始動時にアルコール燃料の加熱が必要となる。
そして、アルコール燃料を加熱する必要があると判断した場合には、ステップS132に移る。これに対して、アルコール燃料を加熱する必要がないと判断した場合には、ステップS133に移る。
ステップS132では、コントローラ50は、加熱装置49によってアルコール燃料を所定温度Taまで加熱し、ステップS133に移る。このようにアルコール燃料を所定温度Taまで加熱することで、燃料噴射時のアルコール燃料の気化を促進することができる。なお、所定温度Taは、アルコール濃度によらず一定として設定してもよいが、アルコール濃度が高くなるほど高温となるように設定してもよい。
ステップS133では、コントローラ50は、燃料噴射弁41からアルコール燃料を噴射して、FFエンジン100を始動する。
次に、初回始動制御について、図6を参照して説明する。図6は、コントローラ50が実行する初回始動制御を示すフローチャートである。
エンジン停止中に給油された後最初のエンジン始動時に、図6に示すように初回始動制御が実施される。
ステップS151では、コントローラ50は、給油前のエンジン停止時に学習したアルコール濃度学習値dlearnと、水温センサ53から検出される現在の冷却水温度Tとに基づいて、アルコール燃料を加熱装置49によって加熱する必要があるか否かを判定する。なお、ステップS151の判定は、上述したステップS131と同様であるので(図4参照)、詳細な説明は省略する。
給油直後などにエンジン始動する場合には、給油前のアルコール燃料のアルコール濃度と異なるアルコール燃料が給油されたとしても、燃料噴射弁41や燃料パイプ48などには給油前の燃料が残留している。そのため、給油された後の1回目のエンジン始動時には、給油前のエンジン停止時に学習したアルコール濃度学習値dlearnに基づいてアルコール燃料を加熱する必要があるか否かを判定するのである。
そして、アルコール燃料を加熱する必要があると判定した場合にはステップS152に移る。それ以外の場合には、ステップS152でアルコール燃料を加熱することなく、ステップS153に移る。
ステップS152では、コントローラ50は、加熱装置49によってアルコール燃料を所定温度Taまで加熱し、ステップS153に移る。この所定温度Taは、ステップS132と同様の値であって、アルコール濃度によらず一定として設定してもよいし、アルコール濃度が高くなるほど高温となるように設定してもよい。
ステップS153では、コントローラ50は、燃料噴射弁41からアルコール燃料を噴射して、FFエンジン100を始動し、ステップS154に移る。
そして、ステップS154では、コントローラ50は、給油後のエンジン運転中に消費された燃料量を積算して燃料消費量Sを算出する。この燃料消費量Sは、後述する初回以降始動制御において使用される。
ここで、燃料消費量Sは、燃料噴射弁41の燃料噴射パルス幅とエンジン回転速度とを掛けた値に基づいて算出することができる。なお、燃料消費量Sは、エアフローメータ23によって検出された吸気量をその時の空燃比で割った値に基づいて算出するようにしてもよい。
上記の通り、給油後1回目のエンジン始動時は、燃料噴射弁41などに残存している給油前の燃料を考慮して、給油前のエンジン停止時に学習したアルコール濃度学習値dlearnに基づいてアルコール燃料の加熱判定を行い、FFエンジン100を始動する。このようにエンジン始動をした後に再びFFエンジン100が停止すると、図2でも示したようにアルコール濃度dnewが判定され、アルコール濃度学習値dlearnが更新される。
ここで、給油後1回目のエンジン始動時に給油前のアルコール燃料を全て使い切らずに、燃料噴射弁近傍に給油後の燃料が到達した状態で停止した場合について考える。この場合に、アルコール燃料の温度が低く、給油前後でアルコール燃料のアルコール濃度が異なるとときには、給油前の燃料と給油後の燃料との間に燃料界面が形成される。そうするとエンジン始動時や始動後にアルコール燃料のアルコール濃度が急変するので、給油前の燃料のアルコール濃度学習値dlearnに基づいてエンジン始動したのでは始動性能が悪化したりトルクショックを生じたりすることがある。
そこで、給油後2回目以降のエンジン始動では、アルコール燃料が給油されてからの燃料消費量に基づいてアルコール燃料の加熱制御を実行する。
この給油後2回目以降のエンジン始動時に実施される初回以降始動制御について、図7を参照して説明する。図7は、コントローラ50が実行する初回以降始動制御を示すフローチャートである。
ステップS161では、コントローラ50は、給油後にアルコール濃度学習値dlearnが更新されたときの燃料消費量Sが所定値S0(第1所定値)よりも大きいか否かを判定する。ここで、基準となる所定値S0は、燃料噴射弁41、燃料パイプ48、デリバリパイプ42や床下パイプ46などの容量から決定されるものであって、例えば各容量の和に基づいて設定される。
そして、燃料消費量Sが所定値S0よりも大きい場合には、燃料噴射弁41などに残留していた給油前のアルコール燃料が全て消費された後に、給油後のアルコール燃料のアルコール濃度が判定されてアルコール濃度学習値dlearnが更新されたとして、ステップS162に移る。これに対して、燃料消費量Sが所定値S0よりも小さい場合には、給油前のアルコール燃料が全て使い切られていないと判定して、ステップS166に移る。
ステップS162では、コントローラ50は、給油後に更新されたアルコール濃度学習値dlearnと、水温センサ53から検出される現在の冷却水温度Tとに基づいて、アルコール燃料を加熱する必要があるか否かを判断する。なお、ステップS162の判定は、上述したステップS131と同様である(図4参照)。
そして、アルコール燃料を加熱する必要があると判定した場合にはステップS162に移り、それ以外の場合にはステップS164に移る。
ステップS163では、コントローラ50は、加熱装置49によってアルコール燃料を所定温度Taまで加熱し、ステップS164に移る。この所定温度Taは、ステップS132と同様の値であって、アルコール濃度によらず一定として設定してもよいし、アルコール濃度が高くなるほど高温となるように設定してもよい。
ステップS164では、コントローラ50は、燃料噴射弁41からアルコール燃料を噴射して、FFエンジン100を始動し、ステップS165に移る。
ステップS165では、コントローラ50は、ステップS164でのエンジン始動後、燃料消費量Sを前回始動時から引続き演算して処理を終了する。
なお、ステップS161において燃料消費量Sが所定値S0よりも大きいと判定された場合には、ステップS165での演算を行わず、燃料消費量Sはリセットされる。このように燃料消費量Sがリセットされた後は、次にアルコール燃料が給油されるまで通常始動制御に基づいてエンジン始動される。
一方、燃料消費量Sが所定値S0よりも小さく、給油前のアルコール燃料が全て使い切られていない場合には(S161でNo)、ステップS166に移る。
ステップS166では、コントローラ50は、水温センサ53の検出値から算出される冷却水温度Tが所定温度T0よりも大きいか否かを判定する。この所定温度T0は、最も気化しにくいE100燃料でも加熱することなくエンジン始動することができるエンジン温度に基づいて設定される(図5参照)。
そして、冷却水温度Tが所定温度T0よりも大きい場合には、アルコール燃料の温度も高く、給油前後のアルコール燃料のアルコール濃度が異なる場合であっても、燃料界面が形成されにくいと判定し、アルコール燃料を加熱することなくステップS164に移る。これに対して、冷却水温度Tが所定温度T0よりも小さい場合には、燃料界面が形成される可能性があると判定し、ステップS167に移る。
ステップS167では、コントローラ50は、給油後のアルコール燃料が燃料噴射弁近傍まで到達しているかを、燃料消費量Sが所定値S1(第2所定値)よりも小さいか否かに基づいて判定する。ここで、所定値S1は、燃料噴射弁41、燃料パイプ48、デリバリパイプ42や床下パイプ46などの容量の和に基づいて設定され、ステップS161での所定値S0よりも小さな値である。
そして、燃料消費量Sが所定値S1よりも小さい場合には、給油後のアルコール燃料は燃料噴射弁近傍まで到達していないと判定し、ステップS168に移る。これに対して、燃料消費量Sが所定値S1よりも大きい場合には、給油後のアルコール燃料が燃料噴射弁近傍まで到達していると判定し、ステップS169に移る。
ステップS168では、コントローラ50は、アルコール燃料がE100燃料であるとして、加熱装置49によってアルコール燃料を所定温度Taまで加熱する。
このようにアルコール燃料を加熱するのは、エンジン始動性能を確保するとともに、エンジン始動後のトルクショックを抑制するためである。つまり、アルコール燃料を所定温度Taまで加熱することで、アルコール燃料加熱時に生じる対流によってアルコール燃料を攪拌して給油前後のアルコール燃料を混合する。これにより、燃料界面を無くすことができ、エンジン始動後のトルクショックが抑制されるのである。
ステップS169では、コントローラ50は、加熱装置49によってアルコール燃料を所定温度Tbまで加熱する。ここで、所定温度Tbは、ステップS168における所定温度Taよりも高温に設定される。
加熱装置49は燃料噴射弁41から離れたデリバリパイプ42に設置されるため、給油後のアルコール燃料が燃料噴射弁近傍まで到達している場合には、アルコール燃料を所定温度Taよりも高い所定温度Tbまで加熱することで、燃料噴射弁近傍での燃料界面の形成を抑え、エンジン始動性能を確保するとともに始動後のトルクショックを抑制する。
上記の通り説明した初回以降始動制御の具体的な加熱判定結果の例を参考として図8に示す。図8は、図7の内容を具体的に示した一例である。
以上により、本実施形態では下記の効果を得ることができる。
FFエンジン100では、エンジン停止毎に空燃比のフィードバック補正量に基づいて燃料噴射弁41から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度を推定して学習値を更新する。そして、給油後1回目のエンジン始動時には、燃料噴射弁41から床下パイプ46の間に残留する給油前のアルコール燃料を考慮して、給油前のエンジン始動時に学習したアルコール濃度学習値dlearnと、そのときの冷却水温度Tとに基づいてアルコール燃料の加熱要否を判定するため、給油後のFFエンジン100の始動性能の悪化を抑制することができる。
また、給油後2回目以降のエンジン始動には、燃料消費量Sが所定値S0よりも大きく、アルコール濃度を学習したときに燃料噴射弁内が給油後のアルコール燃料に完全に置換されていると判定した場合に、アルコール濃度学習値dlearnと冷却水温度Tとに基づいてアルコール燃料の加熱要否を判定するので、エンジン始動性能の悪化を抑制できる。
さらに、燃料消費量Sが所定値S0よりも小さく、給油前の燃料が全て使い切られていない場合には、エンジン始動時や始動後にアルコール濃度が急変してしまうことがあるが、冷却水温度Tが所定温度T0よりも小さい場合にのみアルコール燃料がE100燃料であるとして所定温度Taまで加熱して、給油前後の燃料を撹拌して混合するので、FFエンジン100の始動性能を確保することができるとともにエンジン始動後のトルクショックを抑制できる。ここで、燃料消費量Sが所定値S1よりも大きく、燃料界面が燃料噴射弁近傍にある場合には、アルコール燃料を所定温度Taよりも高い所定温度Tbまで加熱するため、加熱装置49が燃料噴射弁41から離れた位置に設置されている場合であっても、給油前後の燃料を撹拌して混合することができ、FFエンジン100の始動性能を確保することができるとともにエンジン始動後のトルクショックを抑制できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、デリバリパイプ42にアルコール濃度を検出するアルコール濃度センサを備え、通常始動制御時にはアルコール濃度センサによって検出されたアルコール濃度に基づいてアルコール燃料の加熱判定を行うようにしてもよい。この場合でも、初回始動制御や初回以降始動制御では、空燃比センサの検値から算出したアルコール濃度に基づいてアルコール燃料の加熱制御を行うので、本実施形態と同様の効果を得ることができる。アルコールセンサを備えた場合の初回以降始動制御の具体的な加熱判定結果の一例を図9に示すが、アルコール濃度センサの検出値から算出したアルコール濃度と空燃比センサの検出値から算出したアルコール濃度とが異なっていても、初回以降始動制御では空燃比センサの検出値から算出したアルコール濃度に基づいてアルコール燃料の加熱制御を行うので、最終的な加熱判断は図8と同様となる。
また、ステップS168、S169では、加熱装置49によって所定温度までアルコール燃料を加熱するようにしたが、アルコール燃料温度と加熱装置温度の温度差が所定値となるように所定期間、加熱装置49を制御するようにしてもよい。
FFエンジンの概略構成図である。 アルコール濃度を検出する制御ルーチンを示すフローチャートである。 エンジン始動時に実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。 通常運転制御を示すフローチャートである。 アルコール燃料の加熱領域を示すマップである。 初回始動制御を示すフローチャートである。 初回以降始動制御を示すフローチャートである。 初回以降始動制御の具体的な加熱判定結果を示す図である。 初回以降始動制御の具体的な加熱判定結果を示す図である。
符号の説明
100 FFエンジン
23 エアフローメータ
24 スロットルバルブ
41 燃料噴射弁
42 デリバリパイプ(燃料配管)
45 燃料タンク
46 床下パイプ(燃料配管)
48 燃料パイプ(燃料配管)
49 加熱装置(加熱手段)
50 コントローラ
51 燃料レベルセンサ
52 空燃比センサ
53 水温センサ
54 イグニッションスイッチセンサ
ステップS101〜S103 アルコール濃度学習手段
ステップS112 給油判定手段
ステップS115、S116 始動制御手段
ステップS154、S165 燃料消費量算出手段

Claims (12)

  1. 燃料タンク内のアルコール燃料が燃料配管を介して供給される燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁に供給されるアルコール燃料を加熱する加熱手段と、
    エンジン運転中に前記燃料噴射弁から噴射されたアルコール燃料のアルコール濃度を推定し、そのアルコール濃度を学習値として更新するアルコール濃度学習手段と、
    エンジン停止時に前記燃料タンク内に燃料が給油されたか否かを判定する給油判定手段と、
    給油後最初のエンジン始動の場合に、給油前のアルコール濃度学習値に基づいて前記加熱手段によってアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する始動制御手段と、
    を備えるエンジンの始動制御装置。
  2. 給油後のエンジン運転中に消費された燃料の燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段を備え、
    前記始動制御手段は、給油後2回目以降のエンジン始動の場合には、学習値更新時における燃料消費量が第1所定値よりも大きいときに、更新したアルコール濃度学習値に基づいてアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動制御装置。
  3. 前記第1所定値は、前記燃料噴射弁から前記燃料配管の間に残留する給油前の燃料が消費され、前記燃料噴射弁から前記燃料配管の間の燃料が給油後の燃料に置換されるときの燃料消費量に基づいて設定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの始動制御装置。
  4. 前記始動制御手段は、給油後2回目以降のエンジン始動の場合には、学習値更新時における燃料消費量が第2所定値よりも小さいときに、アルコール濃度が100%であるとしてアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエンジンの始動制御装置。
  5. 前記始動制御手段は、給油後2回目以降のエンジン始動の場合には、学習値更新時における燃料消費量が第2所定値よりも大きいときに、アルコール濃度が100%であるときよりも高い温度までアルコール燃料を加熱制御してエンジン始動する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
  6. 前記第2所定値は、前記第1所定値よりも小さい値であって、前記燃料噴射弁から前記燃料配管の間に残留する給油前の燃料が消費され、前記燃料噴射弁近傍に給油後の燃料が到達するときの燃料消費量に基づいて設定される、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエンジンの始動制御装置。
  7. 前記燃料消費量算出手段は、燃料噴射弁の燃料噴射パルス幅とエンジン回転速度との積に基づいて燃料消費量を算出する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
  8. 前記燃料消費量算出手段は、吸気量を空燃比で割った値に基づいて燃料消費量を算出する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
  9. 前記始動制御手段は、アルコール濃度学習値とエンジン始動時の冷却水温度とに基づいてアルコール燃料の加熱判定を行い、加熱が必要である場合にアルコール燃料を所定温度まで加熱する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
  10. 前記所定温度は、アルコール濃度が高くなるほど高温に設定される、
    ことを特徴とする請求項9に記載のエンジンの始動制御装置。
  11. 前記始動制御手段は、エンジン始動時の冷却水温度が、アルコール濃度によらずアルコール燃料の気化特性が低下しない温度よりも大きい場合には、アルコール燃料を加熱することなくエンジン始動する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
  12. 前記アルコール濃度学習手段は、エンジン停止前のアイドル運転時の空燃比のフィードバック補正量に基づいてアルコール燃料のアルコール濃度を推定して学習する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一つに記載のエンジンの始動制御装置。
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