JP2009180081A - 立体格納装置 - Google Patents

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JP2009180081A JP2009120793A JP2009120793A JP2009180081A JP 2009180081 A JP2009180081 A JP 2009180081A JP 2009120793 A JP2009120793 A JP 2009120793A JP 2009120793 A JP2009120793 A JP 2009120793A JP 2009180081 A JP2009180081 A JP 2009180081A
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村山哲夫
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Abstract

【課題】車両の入れ替えを必要としない立体駐車装置としてや、倉庫業務ならびに商業店舗施設などの枠体構造物の立体入れ替え装置として多目的に利用できるピロティ型の立体格納装置の提供を図る。
【解決手段】立体収納庫と、垂直昇降機構と、水平搬送装置と、搬送パレットと、から成る少なくとも二階以上の立体格納装置であって、前記立体収納庫は、格納スペース庫の床部空間位置に水平搬送装置を備えて成り、前記垂直昇降機構は、昇降駆動装置と昇降リフト装置を備えて前記立体収納庫の前面にガイド支柱体を双設して成り、前記搬送パレットが前記格納スペース庫と前記昇降リフト装置との間を前記水平搬送装置によってスライド移動する手段を採用した。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両や枠体構造物を格納する立体格納装置に関する。
現在、機械式の立体駐車装置としては、多段昇降式、地下式、循環タワー式、エレベータ式などが一般的に普及している。
従来の多段昇降式は、「立体駐車装置」(特許文献1)などを始めとして多数提案されているが、それらの提案は、主に平床昇降式と片持ち昇降式の二種類があり、マンションや家庭用の立体駐車装置として広く普及している。小型・軽量で低価格である上、設置工事が容易である反面、上の階の車両の出し入れ際に一階の車両を入れ替えなければならない不便さがあった。
また、格納車両を一時回避するスペースを設けて出し入れするタイプは、車両を駐車するスペースと一時回避するスペースを装置内外のいづれかに設ける必要があるため、大型、小型に係らず設置床面スペースを有効に活用できない問題点があった。
また、格納車両を前後または左右にスライドさせるスライド式の立体駐車装置は、「立体駐車装置」(特許文献2)などを始めとして多数提案されているが、それらの提案は、上記同様、装置内外にスライドさせるスペースを必要とするため、高層化ができない構造であった。
また、地下式の立体駐車装置は、「地下型立体駐車装置」(特許文献3)などを始めとして多数提案されているが、それらの提案は、地下工事を施工し、立体駐車装置自体を地下と地上の間を昇降させることによって車両を出し入れするものであることから、入出庫装置が必要なく、車両の入れ替えも必要としない多くの長所はあるが、地下工事の施工費用が全体の設置費用に対してコスト高になりがちであることと、地上と地下の空間容積を同時に確保する必要があるため、比較的小規模な商業ビルの立体駐車装置として利用されるもので大型あるいは高層の立体駐車装置には不向きであった。
また、駐車スペース自体を観覧車式に回転させる循環式の立体駐車装置は、「細長型立体駐車装置」(特許文献4)などを始めとして多数提案されているが、それらの提案は、多数の車両を載せた駐車スペース庫を一度に駆動回転させることから大型の駆動装置を必要とし、さらにチェーン送り機構を採用していることから車両の入れ替え時間が多大になる。また、大規模の床面積を必要とすることから装置自体の構造の複雑化と重量増を招くと共に、製造ならびに設置費用がコスト高になっていた。
また、搬出入リフトが格納車両のところまで移動して出し入れするエレベータ式の立体駐車装置は、「エレベータ方式立体駐車装置」(特許文献5)などを始めとして多数提案されているが、それらの提案は、上記の循環するタイプと比較してワイヤロープ吊時機構を採用しているため、入れ替え時間は大幅に短縮されるが、大規模の床面積を必要とすることから、上記程ではないが、装置自体の構造の複雑化と重量増を招くと共に、製造ならびに設置費用がコスト高になる問題は解決されていない。
また、車両収納庫の前面に装設されたリフト機構によって自走による入出庫を行う垂直昇降式の立体駐車装置は、「立体駐車装置」(特許文献6)が提案されているが、該提案は、単にリフト機構によって車両を自走で車両収納庫へ誘導するもので、垂直移動時に運転者の同乗を必要とし、さらに駐車階において運転者によって自走で駐車位置まで運転しなくてはならず、さらに駐車階から運転者が降りて来なくてはならないことや、出庫時に車両搭載台に自走で乗入れる構造は、転落事故につながる可能性があるもので、利用者の利便性と安全性を無視した提案である。
特許公開平6―93470号公報 実用新案公開平6―65565号公報 実用新案公開平6―78531号公報 特許公開平10―331470号公報 特許公開平10―227142号公報 特許公開平7―293027号公報
本発明は、上記問題点を鑑み、家庭用から高層マンションやビル用の車両の入れ替えを必要としない立体駐車装置としてのみならず、倉庫ならびに商業店舗などの枠体構造物の立体的な入れ替え装置として一階床面スペースを多目的に利用できるピロティ型の立体格納装置の提供を目的とする。
尚、本文中で使われるピロティとは、二階以上の建築物において地上部分が、柱(構造体)を残して外部空間とした建築形式を表すもので、本発明においては、昇降リフト装置の昇降移動空間部を覆う外壁部を指すものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明においては、立体収納庫と、垂直昇降機構と、水平搬送装置と、搬送パレットと、から成る少なくとも二階以上の立体格納装置であって、前記立体収納庫は、格納スペース庫の床部空間位置に水平搬送装置を備えて成り、前記垂直昇降機構は、昇降駆動装置と昇降リフト装置を備えて前記立体収納庫の前面にガイド支柱体を双設して成り、前記搬送パレットが前記格納スペース庫と前記昇降リフト装置との間を前記水平搬送装置によってスライド移動する手段を採用した。
また、請求項2記載の発明においては、垂直昇降機構が、昇降駆動装置と該昇降駆動装置に吊持される吊持式の昇降リフト装置または吊りゴンドラとから成る手段を採用した。
また、請求項3記載の発明においては、昇降リフト装置内に水平搬送装置を設けた手段を採用した。
また、請求項4記載の発明においては、立体格納装置を立体駐車装置とした手段を採用した。
また、請求項5記載の発明においては、立体格納装置を枠体構造物の立体入れ替え装置とした手段を採用した。
請求項1記載の本発明によれば、一階床面積をフリースペースとして有効利用することができるピロティ型の立体格納装置の提供が図られる。特にマンションや店舗などの通路として利用することができると共に、駐車場、一般住宅、工場、倉庫、一時保管場や、大型施設や高層ビルとの併設も可能とする優れた効果が得られる。
請求項2記載の本発明によれば、高層立体駐車装置に適した構造で、昇降リフト装置または吊りゴンドラ仕様にすることで、昇降駆動装置のワイヤが高速で巻き取られるため、車両の入れ替え時間を大幅に短縮することができる優れた効果が得られる。
請求項3記載の本発明によれば、昇降リフト装置内に水平搬送装置を設けることによって、駆動源の設置数が昇降駆動装置の昇降駆動モータの一基と昇降リフト装置内のシリンダ一基の最小個数で構成することができるため、従来型と比べて極めて簡単構造の立体格納装置となる。製造コストの低廉ならびに構造の簡素化、軽量化が図られる優れた効果が得られる。
請求項4記載の本発明によれば、基本構造を同じくして、大小を問わず一般住宅や大型施設や高層ビルとの併設も可能であることや、車両の入れ替えを必要としないことや、一階を駐車場管理室やビル管理室として利用することができると共に、図4(b)で示すように、本装置全体を幅広の重列駐車仕様にすることによって、効率よい立体重列駐車装置としても利用できる優れた効果が得られる。
請求項5記載の本発明によれば、トランクルーム型の立体倉庫としての利用する場合を例に採ると、温度管理別や在庫商品別の出し入れが容易にできることや、不使用時に上の階に上昇させて保管・管理することができる優れた効果が得られる。
また、トランクルーム型の店舗の一日の営業時間帯別に利用する場合を例に採ると、小規模店舗経営者(店舗オーナー)が複数の異業種を時間帯別に営業することができる形態を選択できる。例えば、早朝はコーヒーショップ、午前中は本業務、お昼休みは弁当屋、午後は本業務、夜はレストラン、深夜はショットバーなどトランクルーム型の店舗をその商業地域の出店事情に合わせて入れ替えることができるため、多彩な異業種の店舗営業を可能とするもので、客足不足に悩む個人商店の売り上げ向上に活用できる優れた効果が得られる。
また、トランクルーム型の店舗を業種別に利用する場合を例に採ると、複数の小規模店舗経営者(店子オーナー)が複数の異業種を同時間に営業することができる形態を選択できる。業種別のトランクルーム型の店舗を各階に配置して側面に階段を設けることによって、多様な異業種の店舗経営が可能となる。例えば一階はスタンドバー、二階は居酒屋、三階はマージャン店、四階はカラオケボックスなどの多様な業種の同時営業が可能なると共に、倉庫と店舗と駐車場を複合的に併設することも可能とするものである。さらに、従来は、テナント入居する際、営業形態に合わせた居抜き工事が必要であったが、トランクルーム型の店舗を業種別の標準仕様モデルとして事前に製造ならびに改装することができることによって、即日入居、即日退去が可能になり、貸主の家賃収入の効率化が図れる。また、入居者にとっても、開店準備が開店スケジュールに合わせて開店以外の場所で行うことができる上、店舗内装デザインを時間を掛けながらじっくり検討できる利点がある。一方、車や住宅販売と同じように業種別仕様のトランクルーム型の店舗の製造・販売・下取り商法が新たに生まれることによって、開業リスクの少ないレンタル形態を含めたトランクルーム型の店舗販売が見込まれる優れた効果が得られる。
本発明に係る立体格納装置における立体収納庫の前面に垂直昇降機構を装設し、格納スペース庫と昇降リフト装置との間を搬送パレットがスライド移動する構造を採用したことを最大の特徴とするもので、以下、本発明に係る立体格納装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に関わる立体格納装置の基本構造を示す説明図である。
(a)図は、全体を示す透視斜視図。
立体収納庫11は、所定高さ間隔で複数の格納スペース庫14を多段状に配列形成し た一般鉄骨建造物または枠体ユニット建造物で、通常の鉄筋建築工法の他に、基礎鉄 骨に格納スペース庫14を重ねていくユニット工法で建造されることによって、建築 コストならびに工事日数が大幅に抑制できると共に格納スペース庫14自体がトラス 構造を有するため、地震構造に強い立体格納装置10とすることができる。
(b)図は、ガイド機構部を示す詳細図。
昇降リフト装置23のガイド支柱体側に設けられたガイド機構24に付設される従動 ローラ体28が、昇降駆動装置22のチェーン22bまたはワイヤ22cに連結さ れ、ガイド支柱体21に設けられたガイド溝23bに案内されて垂直昇降する構造を 有する。
垂直昇降機構20は、昇降駆動装置22と昇降リフト装置23から成り、立体収納庫11の前面に双設されるガイド支柱体21に装備される。
昇降駆動装置22は、昇降駆動モータ22aと、チェーン22bまたはワイヤ22cから構成されるもので、昇降駆動源の搭載ベースは、少なくとも双設されるいずれかのガイド支柱体21もしくは、立体収納庫11の上面に付設配置される。
昇降リフト装置23は、水平部の搬送パレット40の受け台23aと、垂直部のガイド機構24で構成され、垂直部の昇降駆動装置22のチェーン22bまたはワイヤ22cは従動ローラ体28を介して連結される。尚、垂直昇降機構20の構造は、本発明の技術的範囲に属する限り上記実施形態に何ら限定されることなく種々の手段を取り得ることができる。
ガイド支柱体21は、立体収納庫11の建築構造の一部を兼ねることもできるもので、ガイド支柱体21には、垂直昇降機構20の昇降駆動装置22が内設され、昇降リフト装置23が垂直方向に昇降することができるガイド構23bを有する構造となっている。
水平搬送装置30は、搬送パレット40を格納スペース庫14と昇降リフト装置23との間をスライド移動させるものであって、図8で示すシリンダ送り機構やチェーン送り機構が考えられる。
搬送パレット40は、水平搬送装置30よって格納スペース庫14と昇降リフト装置23との間をスライド移動するものであって、搬送パレット40の下部には、走行ローラ40a、固定ロック装置40b、電磁弁引っ掛けツメ装置40c、押し戻し係止ブロック40d、リミットスイッチ40eが付設されている。
図2は、本発明に関わる立体格納装置の吊持式の実施形態を示す説明図である。
吊持式の垂直昇降装置26は、立体収納庫11の上部に設けられ、昇降駆動モータ27と吊持式の昇降リフト装置26aまたは吊りゴンドラ29から成り、該吊持式の昇降リフト装置26aまたは吊りゴンドラ29のガイド支柱体側に設けられた従動ローラ体28がガイド支柱体21に設けられたガイド構23bに案内されて昇降する構造を有する。
吊持式の昇降リフト装置26aは、水平部の搬送パレット40の受け台23aと、垂直部のガイド機構24で構成されるもので、垂直部は、ガイド支柱体21に設けられたガイド構23bに案内される従動ローラ体28によって保持されると共にガイド機構24の一部が吊持式の垂直昇降装置26のワイヤ22cに連結され、昇降駆動モータ27によって昇降する構造を有する。
吊りゴンドラ29は、水平部の搬送パレット40の受け台23aと、垂直部のガイド機構24で構成されるもので、垂直部は、ガイド支柱体21に設けられたガイド構23bに案内される従動ローラ体28によって保持されると共に吊りゴンドラ29のガイド機構24の一部が吊持式の垂直昇降装置26のワイヤ22cに連結され、ローラ付片持ち吊りアーム25を介して昇降駆動モータ27によって昇降する構造を有する。
(a)図は、昇降リフト装置仕様を示す透視斜視図。
吊持式の垂直昇降装置26が、立体収納庫11の上面に設けられた昇降駆動モータ 27のワイヤ22cで吊持されて昇降する吊持式の昇降リフト装置26aから成る。
(b)図は、吊りゴンドラ仕様を示す透視斜視図。
吊持式の垂直昇降装置26が、立体収納庫11の上面に設けられた昇降駆動モータ 27にローラ付片持ち吊りアーム25を介してワイヤ22cで吊持されて昇降する吊 りゴンドラ29から成る。
(c)図は、ガイド機構部を示す詳細図。
吊持式の昇降リフト装置26aまたは吊りゴンドラ29のガイド支柱体側に設けられ たガイド機構24に付設された従動ローラ体28が、ガイド支柱体21に設けられた ガイド溝23bに案内されて高速で垂直昇降するもので、高層マンションや高層ビル の立体駐車装置12として車両Cの入れ替え時間を大幅に短縮する構造を有する。
尚、吊持式の垂直昇降装置26の構造は、本発明の技術的範囲に属する限り上記実施 形態に何ら限定されることなく種々の手段を取り得ることができるものであり、例え ば、昇降リフト装置23内に垂直昇降装置26を設けて昇降する手段やラックとピニ オンを利用した昇降手段やリニアモータを利用した昇降手段などが考えられる。
図3は、本発明に関わる立体格納装置の別の実施形態を示す説明図である。
昇降リフト装置23内に水平搬送装置30を設けることによって、駆動源の設置数が垂直昇降装置22の昇降駆動モータ22a一基と昇降リフト装置23内のシリンダ31の一基の最小個数で構成され、従来型と比べて極めて簡単構造の立体格納装置10となる。製造コストの低廉ならびに構造の簡素化、軽量化が図られる構造を有する。尚、図示はしていないが、吊持式の昇降リフト装置26aならびに吊りゴンドラ29内に水平搬送装置30を設けることもできる構造を有する。
図4は、本発明に関わる立体格納装置を立体駐車装置とした状態を示す説明図である。
(a)図は、単列仕様を示す。(b)図は、重列仕様を示す。
本発明の立体駐車装置50は、駐車スペース庫51を有する立体収納庫11と垂直昇 降機構20と水平搬送装置30と搬送パレット40とから成り、一階床面スペースを 多目的に利用できるピロティ型の立体駐車装置50としてある。
図5は、本発明に関わる立体駐車装置の入庫時の作動状態を示す説明図である。
(a) 昇降リフト装置23が二階の位置で待機している状態の立体駐車装置50に一台目 の車両Cが入庫しようとする。
(b)車両Cは、そのまま一階の駐車スペース庫51に入庫する。
(c)立体駐車装置50に二台目の車両Cが入庫しようとすると、二階の駐車スペース庫 51から昇降リフト装置23に水平搬送装置30よって搬送パレット40が搬送され る。
(d) 搬送パレット40を載せた昇降リフト装置23が一階まで下降する。
(e) 昇降リフト装置23に二台目の車両Cを乗り入れる。
(f) 車両Cと搬送パレット40を載せた昇降リフト装置23が二階まで上昇する。
(g) 車両Cと搬送パレット40が水平搬送装置30よって駐車スペース庫51に搬送さ れる。
(h) 空になった昇降リフト装置23は、二階の位置で待機する。さらに、立体駐車装置 50に三台目の車両Cが入庫しようとする。
(i) 空の昇降リフト装置23が三階まで上降して、搬送パレット40が水平搬送装置3 0よって搬送された後、昇降リフト装置23は、一階まで下降する。
(j) 搬送パレット40を載せた昇降リフト装置23に三台目の車両Cを乗り入れる。
(k) 昇降リフト装置23が、三階まで上昇する。
(l) 車両Cと搬送パレット40を水平搬送装置30によって駐車スペース庫51に搬送 される。さらに一時期的に荷物や車両Cを昇降リフト装置23に載せた状態で保管す ることもできる。
図6は、本発明に関わる立体駐車装置の出庫時の作動状態を示す説明図である。
(a)空の昇降リフト装置23が二階の位置で待機している状態で三階の車両Cが出庫し ようとする。
(b) 空の昇降リフト装置23が三階まで上昇し、水平搬送装置30よって車両Cと搬 送パレット40が搬送される。
(c)車両Cと搬送パレット40を載せた昇降リフト装置23は一階まで下降する。
(d) 車両Cが出庫した後、搬送パレット40を載せた昇降リフト装置23が三階まで上 昇し、搬送パレット40は水平搬送装置30によって駐車スペース庫51に搬送され る。
(e)二階まで下降して待機の状態を維持して終了する。
図7は、本発明に関わる立体駐車装置の設置形別の使用状態を示す説明図である。
(a) ピロティ型の立体駐車装置50となっているため、一階床面スペースをアーケード 付の通路や多目的空間として利用できる使用状態を示す。
(b)入庫方向を建物や土地の形状および道路の事情によって縦入れ、横入れ自由に選択 できる使用状態を示す。
(c) 昇降リフト装置23の昇降移動空間部下方の安全を確保するため、赤外線やレーザ ー光を使って安全センサSを取り付けることができる使用状態を示す。
(d) 立体駐車装置50をマンションMやビルの鉄筋に連結して設置することで、建築費 用のコストダウンが図られると共に、最終床面積が車両一台分の車庫スペースがあれ ば、マンションMの住民が使用できる高層の立体駐車装置50の建設が可能になる使 用状態を示す。
図8は、本発明に関わる水平搬送装置の実施形態を示す説明図である。
(a)移動・搬送手段にシリンダ31を用いた実施形態を示す上から見た説明図である。
搬送パレット40の移動ストローク量に対してシリンダ31の伸縮ストローク量を確 保する使用状態を示す。
(b)移動・搬送手段にシリンダ31を用いた実施形態を示す側面から見た説明図であ る。
搬送パレット40の裏面には、走行ローラ40a 、固定ロック装置40b、押し戻し 係止ブロック40d、リミットスイッチ40eが付設され、押し戻し係止ブロック4 0dを移動ストローク方向に複数設け、リミットスイッチ40eによってタイミング を認識し、電磁弁引っ掛けツメ装置40cを出し入れして押し戻し係止ブロック40 dに引っ掛け、順次・段階的にシリンダ31の押し戻しを繰り返し、搬送パレット4 0の移動ストローク量をシリンダ31の伸縮ストローク量内で確保するようにした。
(c) 移動・搬送手段に搬送チェーン40fを用いた実施形態を示す上から見た説明図で ある。
搬送パレット40の移動ストローク量に対して搬送チェーン40fによる移動ストロ ーク量を確保する使用状態を示す。
(d) 移動・搬送手段に搬送チェーン40fを用いた実施形態を示す側面から見た説明図 である。
搬送パレット40の裏面には、走行ローラ40a 、固定ロック装置40b、押し戻し 係止溝40h、リミットスイッチ40eが付設され、搬送チェーン40fの側面に押 し戻しアーム40gを付設してリミットスイッチ40eによってタイミングを認識 し、電磁弁引っ掛けツメ装置40cを出し入れして押し戻し係止溝40hに引っ掛け ることによって、押し戻しアーム40gの長さ分だけ搬送チェーン40fの送り量を 短くし、搬送パレット40の移動ストローク量を確保するようにした。尚、水平搬送 装置30の構造は、本発明の技術的範囲に属する限り上記実施形態に何ら 限定され ることなく種々の手段を取り得ることができる。
図9は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の立体倉庫の入れ替え装置とした実施形態を示す説明図である。
保管・収納する物品によって、常温で保存する「常温倉庫」、美術品などのため 空調・ 湿度調整を備えた「定温・定湿庫」、食品を保管する「 冷蔵・ 冷凍倉庫」などに大分される。また、輸入食品などを消毒する燻蒸庫を備えた倉庫や、危険品など物品によってはさらに防火や防水対策などが強化された倉庫もある。特に需要が高いと思われる大型レジャー施設や高層商業ビルの大型レストランやスーパーマーケットやデパートの魚肉野菜類の保管・在庫に利用されるもので、チルド冷凍庫、保冷庫、冷蔵庫、氷温庫、野菜保冷庫など大量・多種の保存食材の入れ替えを可能にしたトランクルーム型の倉庫60として使用することができるものである。また、その他在庫商品を利用して業務を営む業種、例えば、材木店、鉄工所、家具店、新車デェーラー、レンタカー店などの入れ替え式の倉庫やショールームとして利用することができる構造を有する。
図10は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の店舗の立体入れ替え装置とした実施形態を示す説明図である。
店舗経営者(店舗オーナー)が同一人で一日の時間帯によって異なった業種の店舗営業を行うことができるもので、一階部で不特定多数客を対象にトランクルーム型の店舗経営を可能にするものである。例えば一階はスタンドバー、二階は居酒屋、三階はマージャン店、四階はカラオケボックスなどの多様な業種の時間割り店舗営業が可能になる構造を有する。
図11は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の店舗の立体入れ替え装置とした別の実施形態を示す説明図である。
店舗経営者(店子オーナー)が複数で同時間帯に異なった業種の店舗営業を行うことができるもので、側面に階段を設けることにより各階において不特定多数客を対象にトランクルーム型の店舗営業を可能にするものである。例えば、画廊、展示会場、貸しスタジオ,写真館、取次店、占い業、案内所、趣味専門店、ペットホテル、カプセルホテル、コインランドリー、カルチャー教室、本・ビデオ販売店、輸入雑貨店、お土産店、質屋、チケット販売店などに利用することができる構造を有する。
以上のように、トランクルーム型の店舗形状は、立体駐車装置12と比べて重量的に軽量であるため、比較的広い床面積をもったトランクルーム型の店舗の提供が可能となる構造を有する。
本発明の立体格納装置は、立体駐車装置として製造・販売することはもとより、これまでにないレンタル形態も含めたトランクルーム型の倉庫ならびに店舗として商業展開が可能となるもので、本発明の立体格納装置は、産業上の利用可能性は極めて高いと解される。
図1は、本発明に関わる立体格納装置の基本構造を示す説明図である。 図2は、本発明に関わる立体格納装置の吊持式の実施形態を示す説明図である。 図3は、本発明に関わる立体格納装置の別の実施形態を示す説明図である。 図4は、本発明に関わる立体格納装置を立体駐車装置とした状態を示す説明図で ある。 図5は、本発明に関わる立体駐車装置の入庫時の作動状態を示す説明図である。 図6は、本発明に関わる立体駐車装置の出庫時の作動状態を示す説明図である。 図7は、本発明に関わる立体駐車装置の設置形別の使用状態を示す説明図であ る。 図8は、本発明に関わる水平搬送装置の実施形態を示す説明図である。 図9は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の立体倉庫の入れ替え 装置とした実施形態を示す説明図である。 図10は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の店舗の立体入れ 替え装置とした実施形態を示す説明図である。 図11は、本発明に関わる立体格納装置をトランクルーム型の店舗の立体入れ 替え装置とした別の実施形態を示す説明図である。
10 立体格納装置
11 立体収納庫
12 立体駐車装置
13 枠体構造物入れ替え装置
14 格納スペース庫
20 垂直昇降機構
21 ガイド支柱体
22 昇降駆動装置
22a 昇降駆動モータ
22b チェーン
22c ワイヤ
23 昇降リフト装置
23a 受け台
23b ガイド溝
24 ガイド機構
25 ローラ付片持ち吊りアーム
26 吊持式の垂直昇降装置
26a 吊持式の昇降リフト装置
27 昇降駆動モータ
28 従動ローラ体
28a 付勢バネ
29 吊りゴンドラ
30 水平搬送装置
31 シリンダ
40 搬送パレット
40a 走行ローラ
40b 固定ロック装置
40c 電磁弁引っ掛けツメ装置
40d 押し戻し係止ブロック
40e リミットスイッチ
40f 搬送チェーン
40g 押し戻しアーム装置
40h 押し戻し係止溝
50 立体駐車装置
51 駐車スペース庫
60 トランクルーム型の倉庫
70 トランクルーム型の店舗
C 車両
S 安全センサ
N 荷物
M マンション
K 階段
P ピロティ

Claims (5)

  1. 立体収納庫と、垂直昇降機構と、水平搬送装置と、搬送パレットと、から成る少なくとも二階以上の立体格納装置であって、前記立体収納庫は、格納スペース庫の床部空間位置に水平搬送装置を備えて成り、前記垂直昇降機構は、昇降駆動装置と昇降リフト装置を備えて前記立体収納庫の前面にガイド支柱体を双設して成り、前記搬送パレットが前記格納スペース庫と前記昇降リフト装置との間を前記水平搬送装置によってスライド移動することを特徴とする立体格納装置。
  2. 前記垂直昇降機構が、吊持式の昇降駆動装置と、該吊持式の昇降駆動装置に吊持される吊持式の昇降リフト装置または吊りゴンドラと、から成ることを特徴とする請求項1記載の立体格納装置。
  3. 前記昇降リフト装置内に前記水平搬送装置を設けたことを特徴とする請求項1記載および請求項2記載の立体格納装置。
  4. 前記立体格納装置が立体駐車装置であることを特徴とする請求項1記載から請求項3記載の立体格納装置。
  5. 前記立体格納装置が枠体構造物の立体入れ替え装置であることを特徴とする請求項1記載から請求項3記載の立体格納装置。
JP2009120793A 2009-05-19 2009-05-19 立体格納装置 Pending JP2009180081A (ja)

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