JP2009178231A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

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茂 岩永
Takeshi Inada
剛士 稲田
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啓治 石川
Oriyoshi Matoba
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Abstract

【課題】乾燥運転時において洗浄槽内排気に十分な量の外気を混合し、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高めた食器洗い乾燥機を提供する。
【解決手段】外気と洗浄槽内気とを混合する混合部13と外気と洗浄槽内気との混合割合を変化させる風量分配手段12を有し、風量分配手段12は風圧で開度が変化するダンパー20を洗浄槽内気通路15と外気通路14に設けるとともに、洗浄槽内気通路15に設けた洗浄槽ダンパー20aと外気通路14に設けた外気ダンパー20bを連結して一体化し、乾燥運転時において混合部13を流れる外気と洗浄槽内気との流量割合を自在に分配設定することで、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機に関するものである。
従来、この種の食器洗い乾燥機は、洗浄終了後に被洗浄物を乾燥させるため外気を洗浄槽内に送風して洗浄槽内の高温度で多湿な空気を排出する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の食器洗い乾燥機を示すものである。図10に示すように、被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽1に外気を送風する送風機6と、洗浄槽1内部の空気を排気する排気口7と、排気口7に設けた外気を混合させる排気補助手段8から構成されている。
特開2000−166847号公報
しかしながら、前記従来の構成では排気口に流入する高温高湿の主流が持つ流体力で新たな外気を副流として排気に混合させるもので、高温多湿の洗浄槽内排気の温度を低減できるものの排出される風の熱風感を回避できるまで十分冷却するには風量が足りないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥運転時において洗浄槽から流出する洗浄槽内排気に十分な量の外気を混合し、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高めた食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、外気と洗浄槽内気とを混合する混合部と、洗浄槽と前記混合部への外気の供給割合を変化させる風量分配手段を備えたものである。
これによって、乾燥運転時において混合部を流れる外気と洗浄槽内気との流量割合を自在に分配設定できるので、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥運転時に排出される温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止と乾燥性能の向上の両立ができる。
第1の発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、被洗浄物を洗う洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と、外気を送風する送風機と、前記排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気とを混合する混合部と、前記洗浄槽と前記混合部への外気の供給割合を変化させる風量分配手段を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で混合がなされ、風量分配手段の開度変化動作により送風量の変化とともに洗浄槽内気通路と外気通路への安定した風量分配が行われて、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立と排気温度の安定性を向上できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の風量分配手段は、風圧で開度が変化するダンパーを洗浄槽内気通路と外気通路に設けるとともに、前記洗浄槽内気通路に設けた洗浄槽ダンパーと前記外気通路に設けた外気ダンパーを連結して一体化したことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で混合がなされ、一体化したダンパーの開度変化動作により送風量の変化とともに洗浄槽内気通路と外気通路への安定した風量分配が行われて、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立と排気温度の安定性を向上できる。
第3の発明は、特に、第2の発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーの開度が増大すると外気ダンパーの開度が低減するように連結したことにより、送風量の変化とともに混合部での風量割合を大きく変化させることを可能とし、送風機の送風能力を増大することなく乾燥風量を増大せしめて乾燥性を向上でき、送風機の小型化、低消費電力化および低コスト化ができる。
第4の発明は、特に、第2の発明のダンパーは、送風停止時に洗浄槽ダンパーと外気ダンパーが閉止するように連結した連結姿勢としたことにより、機器が停止時において洗浄槽内部の湿気が送風路を伝って送風機側に逆流し漏出して機器の腐食発生を防いで、機器の信頼性を向上できる。
第5の発明は、特に、第2〜4のいずれかひとつの発明のダンパーは、送風停止時に重力により初期位置に復帰するようにしたことにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
第6の発明は、特に、第2〜4のいずれかひとつの発明のダンパーは、送風停止時に付勢体により初期位置に復帰するようにしたことにより、ダンパーの開度位置の確実な設定がなされて動作の信頼性を確保できる。
第7の発明は、特に、第2〜6のいずれかひとつの発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの連結体の連結姿勢を変動可能とする姿勢設定手段を設けたことにより、排気温度の制御幅を拡大でき、排気温度の低温度化を主体とした設定や乾燥性を高めることを主体とした設定などを選択可能となり、使い勝手を良くして利便性を向上できる。
第8の発明は、特に、第7の発明の姿勢設定手段は、洗浄槽の温度に応じて連結姿勢を変化させるようにしたことにより、洗浄槽内の温度によって風量分配割合を設定することにより排気温度を確実に低減でき、排気の低温度化を推進できる。
第9の発明は、特に、第7の発明の姿勢設定手段は、温度に応じて形状を変化させる形状記憶体を備えたことにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
第10の発明は、特に、第9の発明の姿勢設定手段は、ダンパーの支持軸に設けた洗浄槽の温度を伝える伝熱部と洗浄槽ダンパーおよび外気ダンパーに接続した形状記憶体を伝熱関係に配置したことにより、形状記憶体によりダンパーの姿勢を洗浄槽の温度に応じた確実な設定がなされて、排気温度を低減させる動作の信頼性を向上できる。
第11の発明は、特に、第2〜10のいずれかひとつの発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧面積を外気ダンパーの受圧面積より大きくしたことにより、ダンパーを開閉するために加わる力の差を明確にして、低い風圧でも洗浄槽ダンパーの確実な開度設定ができ、送風機の負荷を低減して送風機の小型化ができる。
第12の発明は、特に、第2〜10のいずれかひとつの発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧面積をほぼ同じとしたことにより、断面積の大きな通風路の設定が可能となり、通風路での流動抵抗を低減して送風機の小型化ができる。
第13の発明は、特に、第2〜12のいずれかひとつの発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧部の形状を異ならせたことにより、ダンパーの受圧面積が接近している場合でもダンパーを開閉するために加わる力の差を明確にして確実な開度動作がなされ、排気温度の冷却動作および乾燥動作の信頼性を向上できる。
第14の発明は、特に、第13の発明のダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧部に上流側に向かって凹面部を設けて外気ダンパーよりも受圧しやすくしたことにより、洗浄槽ダンパーの受圧面積を小さくしても洗浄槽ダンパーの開度設定力が確保されてダンパー全体の確実な開度動作が可能となり、ダンパーの小型化を促進できる。
第15の発明は、特に、第13の発明のダンパーは、外気ダンパーの受圧部に上流側に向かって凸面部を設けて洗浄槽ダンパーよりも受圧し難くしたことにより、洗浄槽ダンパーの開度設定力が確保されてダンパー全体の確実な開度動作が可能となるとともに、外気ダンパーでの通路抵抗の低減がなされて送風機の小型化ができる。
第16の発明は、特に、第2〜15のいずれかひとつの発明のダンパーは、ほぼ垂直方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する垂直分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記垂直分岐部の略垂直方向に設けたことにより、送風量を低減した時のダンパーの復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
第17の発明は、特に、第2〜15のいずれかひとつの発明のダンパーは、ほぼ水平方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する水平分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記水平分岐部の略水平方向に設けたことにより、送風量を低減した時のダンパーの復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
第18の発明は、特に、第17の発明の水平分岐部は、洗浄槽内気通路を外気通路の下方に配置したことにより、ダンパーを自重により復帰動作する構成とできるので構成の簡素化による低コスト化ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態の食器洗い乾燥機の構成を示す断面図である。
図1において、食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽1の下方には、洗浄水を被洗浄物に噴出して循環させる洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱し昇温させる加熱手段5を配置している。また、洗浄槽1内の湿気を排出して洗浄槽1内を乾燥させるため外気を送風する送風機6、洗浄槽1内の湿気を排出する排気口7を乾燥手段9は有し、洗浄槽1にはその下方に外気を流入させる流入口10を設け、その上方には洗浄槽1内の空気(洗浄槽内気)を排出させる流出口11を設けている。
送風機6の下流側には風量を分配する風量分配手段12を接続し、この風量分配手段12の下流側には、外気を混合部13に導入する外気通路14と、洗浄槽1の流入口10、洗浄槽1、流出口11を経て混合部13に連通する洗浄槽内気通路15を配置している。また混合部13は、その出口側を排気口7に連通させ、混合部13の入口側を外気通路14および洗浄槽内気通路15である流出口11に連通させている。
このように風量分配手段12の上流側に送風機6を配置し、排気口7の上流側には外気と洗浄槽内気を混合する混合部13を配置している。
風量分配手段12は外気通路14と洗浄槽内気通路15への流動抵抗を変化させて風量を分配するもので、混合部13における外気と洗浄槽内気との混合時の流量割合を変化させる。
制御手段16は乾燥手段9を制御するもので、送風機6の風量を制御する風量制御部17と、混合部13の下流側に設けた温度検知部18の検知温度を基に制御量を設定する温度制御部19を有している。
また、風量分配手段12は送風機6の風量を外気通路14と洗浄槽内気通路15へ分配するために、図2に示すように、送風機6の運転により発生する風圧で開度が変化するダンパー20を外気通路14と洗浄槽内気通路15に臨ませて設けたもので、洗浄槽内気通路15側に設けた洗浄槽ダンパー20aと外気通路14側に設けた外気ダンパー20bを互いに連結して連結体20cとして一体化している。
ダンパー20は、洗浄槽ダンパー20aの開度が増大すると外気ダンパー20bの開度が低減するように連結した連結姿勢とし、この一体化させたダンパー20の洗浄槽ダンパー20aには重り20dを付加し、支持軸21で回動自在にすることにより、ダンパー20は送風機6の風圧が所定値より低い場合あるいは送風機6の運転停止時は、図2のように重力の作用で洗浄槽内気通路15側をほぼ閉止あるいは閉塞するとともに、外気通路14側を全開状態としている。
また、洗浄槽1は、洗浄水を供給する給水弁22を備えた給水管23と、洗浄水を排水する排水弁24を備えた排水管25が接続されるとともに、筐体26から引き出すことができるスライド体27に収納されている。このスライド体27には外部と連通する通気口28を設けている。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、筐体26からスライド体27を引き出して被洗浄物である食器を洗浄槽1内に収納し、スライド体27を元に戻して洗浄を開始する。洗浄運転開始とともに給水弁22を開成して給水管23から洗浄槽1に給水し、所定量の給水が行われると給水弁22を閉成して給水停止し、加熱手段5および洗浄手段4である洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。洗浄水が噴出する反力で洗浄ノズル2部が回転することで被洗浄物に洗浄水を行き渡らせ、洗浄性を高めている。ここでは加熱手段5を運転して温水で洗浄する場合を示したが、被洗浄物の汚れが弱い場合は加熱手段5を運転させずに給水温度で洗浄すれば良く、また被洗浄物の汚れが強い場合は洗剤を入れて洗浄する。洗浄運転が終了すると排水弁24を開成して洗浄水を排水管25から筐体26の外部に排水し、排水し終わると排水弁24を閉成する。
次に行うすすぎ運転では洗剤を投入せずに、洗浄運転と同様に給水し、加熱手段5および洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。このすすぎ運転の後に行う被洗浄物を乾かす乾燥運転のため、すすぎ運転では被洗浄物を暖めておくのが好ましく、70℃〜80℃程度の高温水ですすぎ運転を実施すれば除菌処理ができる。すすぎ運転終了後は洗浄運転終了時と同様に洗浄槽1内のすすぎ水を排水する。
次に行う乾燥運転では、すすぎ運転により高温高湿になっている洗浄槽1内の空気を排出して被洗浄物を乾かすため、送風機6を運転するとともに風量分配手段12で外気通路14と洗浄槽内気通路15に分流させ、外気を混合部13および洗浄槽1に送る。特に、高温水ですすぎ運転を行った場合は排気口7から洗浄槽1内の高温高湿の空気を直接排出しないように、乾燥運転開始時には風量制御部17により送風機6の送風量を少なくして低い風圧を風量分配手段12に加えて外気通路14側を主体に通風し、外気と洗浄槽内気との風量割合(外気風量:洗浄槽内気風量)を1:0程度までに近づけて送風機6の送風を冷却主体にし、高温のすすぎ運転中に昇温した排気経路を冷却して排気口7から熱風が出ないようにする。
次に、送風機6の送風量を少し増加させて風量分配手段12のダンパー20に付加する風圧を高め、図3に示すように洗浄槽ダンパー20aを僅かに開成させ、洗浄槽内気通路15側には少しの風(図3の黒矢印で示す)と外気通路14側に大部分の風(図3の白抜き矢印で示す)に分配して流動させ、混合部13では洗浄槽内気通路15側に入った風により洗浄槽1から押し出された高温高湿の風に対して大量の外気通路14側に入った風を混合して冷却し、排気口7から低温度化した風を排出させる。
乾燥運転の進行に伴って、洗浄槽1内への外気の流入により洗浄槽内気の湿度が低下し、洗浄槽内気のエンタルピが下がるため排気口7から流出する排気の温度を所定値以下に冷却するに要する外気風量は少なくて済むようになる。従って、乾燥状態の進行に伴い混合部13への外気風量は少なくすることができ、その分を洗浄槽内気通路15側に振向けて洗浄槽1内への風量を増加させることで被洗浄物の乾燥性能を高めることができる。そこで、送風機6の運転に伴い洗浄槽内気通路15側に入った風により洗浄槽1内の湿度あるいは温度の低下とともに送風機6の送風量をさらに増加させ、洗浄槽ダンパー20aの開度を大きくし、洗浄槽ダンパー20aと連結して一体化した外気ダンパー20bにより外気通路14側の開度を小さくすることで、外気と洗浄槽内気との風量割合を変化させ、洗浄槽内気通路15側への風量割合を増加させて乾燥促進がなされる。
さらに、洗浄槽1内の湿度あるいは温度の低下ともに洗浄槽1内の空気を冷却せずに排気口7から排出しても良い状態になると、送風機6の送風量を増加させて、図4に示すように洗浄槽ダンパー20aの開度を全開とし、外気ダンパー20bが全閉となるようにして、外気と洗浄槽内気との風量割合を0:1程度まで変化させて送風機6の送風を乾燥主体にする。
このように、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bを一体化したダンパー20の開度変化動作により、ひとつの送風機6の送風量の変化とともに洗浄槽内気通路15と外気通路14への安定した風量分配がなされるとともに、外気と洗浄槽内気との風量割合(外気風量:洗浄槽内気風量)を1:0程度から0:1程度まで変化させることができ、小さな能力の送風機6で冷却から乾燥まで有効活用して低消費電力化および低コスト化ができるようになる。
このため、混合部13での洗浄槽内気への外気混合および風量分配変化による冷却促進で排気温度の熱風感の確実な防止と、洗浄槽内空気の冷却時に発生する結露により洗浄槽内気中にあった水分の削減による設置した室内などの空間の湿度アップを少なくして快適性を向上でき、さらに風量分配を可変とすることで高温排気の防止と乾燥性能の確保の両立ができる。
また、ダンパー20は、洗浄槽ダンパー20aの開度が増大すると外気ダンパー20bの開度が低減するように連結した連結姿勢としているので、送風機6の送風量の変化とともに混合部13での風量割合を大きく変化させることでき、送風機6の送風能力を増大することなく小さな能力の送風機6で乾燥風量を増大せしめて乾燥性を向上でき、送風機の小型化、低消費電力化および低コスト化ができる。
また、ダンパー20は、送風機6の送風停止時に重力により初期位置に復帰するようにしたことにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
さらに、バネなどの付勢体(図示せず)によりダンパー20に戻り力を加えて、送風機6の送風停止時に付勢体(図示せず)により初期位置に復帰する構成とすることにより、風圧と戻り力とのバランスを明確に設定でき、ダンパー20の開度位置の確実な設定がなされて動作の信頼性を確保でき、風量分配手段12の設置姿勢の自由度を高くできる。
ここまでは、乾燥運転時に加熱手段5を運転せずにすすぎ運転時の被洗浄物が持つ余熱を利用して乾燥させる場合を説明したが、乾燥運転時に加熱手段5を運転することで、洗浄槽1内に流入口10から流入した外気を加熱昇温させることにより乾燥を促進できるのは言うまでも無く、加熱手段5近傍の風速を高く保つほど加熱手段5の出力を大きくして乾燥性能を高めることが可能となり、外気と洗浄槽内気との風量割合(外気風量:洗浄槽内気風量)を0:1程度まで利用して乾燥風量を大きくすることで乾燥時間の短縮あるいは乾燥性能を一層向上できる。
図5はダンパー20の他の実施例を示したもので、ダンパー20は、送風機6の送風停止時に洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bが閉止するように連結した連結姿勢としている。
また、ダンパー20は、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの上流側の流れが衝突する面である受圧部29の形状を異ならせたもので、洗浄槽ダンパー20aの受圧部29には上流側に向かって凹面部30を設けて外気ダンパー20bよりも流れの圧力を受圧し易くし、外気ダンパー20bの受圧部29には上流側に向かって凸面部31を設けて洗浄槽ダンパー20aよりも受圧し難くしている。
次に、このように構成した風量分配手段12のダンパー20の動作、作用を説明する。
送風機6の運転開始による送風がダンパー20に当たると、受圧部29が上流側に向かって凹面部30となっている洗浄槽ダンパー20aは流体の流動力を受け易くなり、また受圧部29が上流側に向かって凸面部31となっている外気ダンパー20bは流体の流動力を受け難くなって、ダンパー20は支持軸21を回転の中心として反時計方向に回動し、図6に示すように流体力と洗浄槽ダンパー20aの重り20dによる戻り力とのバランス位置で開度が設定される。
外気通路14と洗浄槽内気通路15への風量分配は外気通路14側に断面積を縮小した絞り部(図示せず)を設けて通路抵抗を大きく設定することで、送風機6からの送風量が少なくダンパー20の開度が小さい時は外気通路14側の通路抵抗の影響が無く、ダンパー20部の通過抵抗によって風量分配が決まるもので、受圧部29が上流側に向かって凸面部31となっている外気ダンパー20b側の通過抵抗が少なくなり、図6で外気通路14側の白抜き矢印および洗浄槽内気通路15側の黒矢印で示すように、外気通路14側の風量が洗浄槽内気通路15側の風量より多くなる状態となって排気口7から流出する排気の温度低減を主体とした安定した風量分配が行われる。
この状態からさらに送風機6の風量を増大させるにつれてダンパー20の開度が増大して、外気通路14側に流れる風量は断面積を縮小した絞り部(図示せず)の通路抵抗の影響を受けて風量増加が頭打ちとなり、洗浄槽内気通路15側の風量増加が外気通路14側を上回って、外気通路14側と洗浄槽内気通路15側との風量割合は洗浄槽内気通路15側が多くなる状態に移行して乾燥主体の安定した風量分配が行われる。
ここで、ダンパー20の連結姿勢は送風機6の運転停止時には洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bが洗浄槽内気通路15および外気通路14の各通路を閉止するので、機器停止時において洗浄槽1内部の湿気が送風路を伝って送風機6側に逆流し漏出して機器内部での結露による腐食発生を防ぎ、機器の信頼性を向上できる。
また、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの受圧部29の形状を異ならせているので、ダンパー20の洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの受圧面積が接近している場合でも、ダンパー20を開閉するために加わる力の差を明確にして支持軸21に対する回動力を安定化して確実な開度動作がなされ、排気温度の冷却動作および乾燥動作の信頼性を向上できる。
また、洗浄槽ダンパー20aの受圧部29に上流側に向かって凹面部30を設けて外気ダンパー20bよりも受圧しやすくしたことにより、洗浄槽ダンパー20aの受圧面積を小さくしても洗浄槽ダンパー20aの開度設定力が確保でき、ダンパー20全体の確実な開度動作が可能となるので、受圧面積の縮小によるダンパー20の小型化を促進できる。
また、外気ダンパー20bの受圧部29に上流側に向かって凸面部31を設けて洗浄槽ダンパー20aよりも受圧し難くしたことにより、洗浄槽ダンパー20aの開度設定力が確保されてダンパー20全体の確実な開度動作が可能となるので、外気ダンパー20bでの通路抵抗の低減がなされて送風機6の小型化ができる。
さらに、洗浄槽ダンパー20aの受圧部29に上流側に向かって凹面部30を設けるとともに、外気ダンパー20bの受圧部29に上流側に向かって凸面部31を設けることにより、ダンパー20の風量分配動作が安定化して排気温度の安定性を向上できるとともに、ダンパー20部の小型化と通風路の流動抵抗低減により送風負荷を低減して送風機6の小型化・低コスト化ができる。
ここまでに示した洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの受圧部29の受圧面積をほぼ同じとした場合では、外気通路14側と洗浄槽内気通路15側はどちらも断面積の大きな通風路の設定が可能となり、通風路での流動抵抗を低減して送風機の小型化ができる。
また、洗浄槽ダンパー20aの受圧面積を外気ダンパー20bの受圧面積より大きくすることで、ダンパー20を開閉するために加わる洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bとの力の差を明確にして、洗浄槽ダンパー20aの受圧方向にダンパー20を動作させることができ、低い風圧でも洗浄槽ダンパー20aの確実な開度設定ができ、送風機6の負荷を低減して送風機6の小型化ができる。
なお、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bを個々に作製して連結仕上げしても良いし、樹脂などで最初から一体で成形しても良いのは言うまでもない。
また、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bは同一の支持軸21を共用する場合を示したが、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bのそれぞれに個別の支持軸(図示せず)を設け、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bを連結する連結部(図示せず)を設けて一体化しても良いのは言うまでもない。
さらに、乾燥運転時の送風機6の風量制御は制御温度検知部18の検知温度によらずに、乾燥運転経過時間により送風機6の風量を変化させることで風量分配は可能であり、温度検知部18を省いて低コスト化できるのは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態においては、風量分配手段は、風圧で開度が変化するダンパーを洗浄槽内気通路と外気通路に設けるとともに、洗浄槽内気通路に設けた洗浄槽ダンパーと外気通路に設けた外気ダンパーを連結して一体化したことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で混合がなされ、一体化したダンパーの開度変化動作により送風量の変化とともに洗浄槽内気通路と外気通路への安定した風量分配が行われて、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立と排気温度の安定性を向上できる。
また、本実施の形態のダンパーは、洗浄槽ダンパーの開度が増大すると外気ダンパーの開度が低減するように連結した連結姿勢としたことにより、送風量の変化とともに混合部での風量割合を大きく変化させることを可能とし、送風機の送風能力を増大することなく乾燥風量を増大せしめて乾燥性を向上でき、送風機の小型化、低消費電力化および低コスト化ができる。
また、本実施の形態のダンパーは、送風停止時に洗浄槽ダンパーと外気ダンパーが閉止するように連結した連結姿勢としたことにより、機器が停止時において洗浄槽内部の湿気が送風路を伝って送風機側に逆流し漏出して機器の腐食発生を防いで、機器の信頼性を向上できる。
また、本実施の形態のダンパーは、送風停止時に重力により初期位置に復帰するようにしたことにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
また、本実施の形態のダンパーは、送風停止時に付勢体により初期位置に復帰するようにしたことにより、ダンパーの開度位置の確実な設定がなされて動作の信頼性を確保できる。
また、本実施の形態のダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧面積を外気ダンパーの受圧面積より大きくしたことにより、ダンパーを開閉するために加わる力の差を明確にして、低い風圧でも洗浄槽ダンパーの確実な開度設定ができ、送風機の負荷を低減して送風機の小型化ができる。
また、本実施の形態のダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧面積をほぼ同じとしたことにより、断面積の大きな通風路の設定が可能となり、通風路での流動抵抗を低減して送風機の小型化ができる。
また、本実施の形態のダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧部の形状を異ならせたことにより、ダンパーの受圧面積が接近している場合でもダンパーを開閉するために加わる力の差を明確にして確実な開度動作がなされ、排気温度の冷却動作および乾燥動作の信頼性を向上できる。
また、本実施の形態のダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧部に上流側に向かって凹面部を設けて外気ダンパーよりも受圧しやすくしたことにより、洗浄槽ダンパーの受圧面積を小さくしても洗浄槽ダンパーの開度設定力が確保されてダンパー全体の確実な開度動作が可能となり、ダンパーの小型化を促進できる。
また、本実施の形態のダンパーは、外気ダンパーの受圧部に上流側に向かって凸面部を設けて洗浄槽ダンパーよりも受圧し難くしたことにより、洗浄槽ダンパーの開度設定力が確保されてダンパー全体の確実な開度動作が可能となるとともに、外気ダンパーでの通路抵抗の低減がなされて送風機の小型化ができる。
(実施の形態2)
図7は本発明の第2の実施の形態のダンパーの構成図である。
図7において、図1〜図6の実施の形態と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
ダンパー20は、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの連結姿勢を変動可能とする姿勢設定手段32を設けたもので、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの連結角度αを変化させて互いの相対位置を変動することができるようにしている。
姿勢設定手段32は、洗浄槽1の温度に応じて連結姿勢を変化させるため温度に応じて形状を変化させる形状記憶体33を利用するもので、ダンパー20の支持軸21を熱伝導性に優れた銅やステンレスなどの材料として洗浄槽1を形成する壁面(図示せず)に取り付け、支持軸21の円筒面を洗浄槽の温度を伝える伝熱部34とし、一端を洗浄槽ダンパー20aに接続し他端を外気ダンパー20bに接続した形状記憶体33の中間部分を伝熱部34の周りに伝熱関係として配置している。
ここでは、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bは支持軸21を介して蝶番のように連結し、姿勢設定手段32としての形状記憶体33で連結角度を決めて相対位置を確定している。
また、形状記憶体33と洗浄槽ダンパー20aおよび外気ダンパー20bとの接続は接着、溶着、係合あるいはカシメなど種々の方法が可能である。
次に、このように構成した風量分配手段12のダンパー20の動作、作用を図8で説明する。
乾燥運転では洗浄槽1内の高温高湿の空気を排気口7から排出しないように、乾燥運転開始時は送風機6の送風量を少なくして低い風圧を風量分配手段12に加え、外気通路14側を主体に通風することで外気と洗浄槽内気との風量割合(外気風量:洗浄槽内気風量)を外気側が多くなるようにする。この時、すすぎ時の温度が高く設定する(例えば80℃)ほど洗浄槽1内は高温高湿になっているので、乾燥運転開始時は外気の風量割合をより多くする必要があり、逆にすすぎ時の温度を低下させた(例えば60℃)場合では乾燥運転開始時は外気の風量割合を低減させることで洗浄槽1への乾燥風量を増加させて乾燥性を高めることで送風機6の風量を有効活用できる。
そのため、ダンパー20の支持軸21を介して洗浄槽1の温度を形状記憶体33に伝えて、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの連結角度αを変化させて対応する。
即ち、洗浄槽1の温度が高い場合は連結角度αを小さくすることで外気ダンパー20bによる外気通路14側の開成角度θを大きくし、外気通路14側に流れる風量割合を多くする。また、洗浄槽1の温度が低い場合は連結角度αを大きくすることで外気ダンパー20bによる外気通路14側の開成角度θを小さくし、外気通路14側に流れる風量割合を少なくする。
図8では、送風機6の風圧により洗浄槽ダンパー20aが若干開成した状態であり、洗浄槽ダンパー20aの開度が同じでも洗浄槽1の温度が高い場合は連結角度αが小さいので外気ダンパー20bの開成角度θは大きくして排気温度の低減作用を高め、洗浄槽1の温度が低下すると連結角度αが大きくなって外気ダンパー20bの開成角度θを小さくすることで排気温度の低減作用を緩めて洗浄槽内気通路15側への風量割合を増やして乾燥性を高めることで、排気温度の温度低減の制御幅の拡大している。
また、ダンパー20の連結角度αの変動は乾燥運転開始時の初期状態の設定だけでなく、乾燥運転の進行に伴う洗浄槽1の温度低下にも対応して変動させて排気口7から熱風が出ないようにして可能な限り洗浄槽内気通路15側に風量を分配して乾燥性を高める運転を実施がなされることで、排気温度の制御幅拡大と乾燥性向上を両立している。
このように、ダンパー20は、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの連結体20cの連結姿勢を変動可能とする姿勢設定手段32を設けているので、洗浄槽1の温度が高い場合から低い場合に対応して低温化できるので、排気温度の制御幅を拡大でき、排気温度の低温度化を主体とした設定や乾燥性を高めることを主体とした設定などを選択可能となり、使い勝手を良くして利便性を向上できる。
また、姿勢設定手段32は、洗浄槽1の温度に応じて連結姿勢を変化させているので、洗浄槽1内の温度によって風量分配割合を設定することにより排気温度を確実に低減でき、排気の低温度化を推進できる。
また、姿勢設定手段32は、温度に応じて形状を変化させる形状記憶体33で形成することにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
さらに、姿勢設定手段32は、ダンパー20の支持軸21に設けた洗浄槽1の温度を伝える伝熱部34と洗浄槽ダンパー20aおよび外気ダンパー20bに接続した形状記憶体33を伝熱関係に配置しているので、形状記憶体33によりダンパー20の姿勢を洗浄槽1の温度に応じて確実に設定されて、排気温度を低減させる動作の信頼性を向上できる。
なお、ここではダンパー20の連結角度αを姿勢設定手段32として形状記憶体33で変化させる場合を示したが、形状記憶体33を使わずに洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bを支持軸21に圧入気味に取り付けて手動で連結角度αを動かして設定するようにすることも可能であり、ラチェット状の多段ステップ(図示せず)を介して洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bを組付けて連結角度αを手動設定することも可能である。また、洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bとの連結角度αを動かすモータなどのアクチュエータ(図示せず)を設け、洗浄槽1の温度に応じて連結角度αを制御できるのは言うまでもない。
また、図8のように送風機6から風を上方に向かう流れとし、外気通路14と洗浄槽内気通路15をほぼ垂直方向に分岐する垂直分岐部35に配置して、ダンパー20の支持軸21を垂直分岐部35の略垂直方向に設けることでダンパー20の重力による復帰動作を安定でき、送風量を低減した時のダンパーの復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
図9に、風量分配手段12の他の実施例を示す。図9において、外気通路14と洗浄槽内気通路15をほぼ水平方向に分岐する水平分岐部36に配置するとともに洗浄槽内気通路15を外気通路14の下方に配置し、ダンパー20の支持軸21を水平分岐部36の略水平方向に設けたもので、送風機6の風量を増大させて洗浄槽ダンパー20aによる洗浄槽内気通路15側の開度が大きくなり、洗浄槽内気通路15側の風量(図中白抜き矢印で示す)が外気通路14側の風量(図中黒矢印で示す)よりも多くし乾燥主体で動作している状態を示している。この状態から送風機6を停止して乾燥運転を終了すると、ダンパー20は重り20dが無くても洗浄槽ダンパー20aと外気ダンパー20bの自重により図中時計方向の回動力が働き、洗浄槽内気通路15側の洗浄槽ダンパー20aが閉止する状態に復帰する。
このように、ダンパー20をほぼ水平方向に洗浄槽内気通路15と外気通路14に分岐する水平分岐部36に配置しても、ダンパー20の支持軸21を略水平方向としているので、ダンパー20を自重により復帰する簡単な構成としても、送風量を低減した時のダンパー20の復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
また、洗浄槽内気通路15を外気通路14の下方に配置することで、自重により復帰動作するダンパー20とできるので構成の簡素化による低コスト化ができる。
なお、図9では外気通路14と洗浄槽内気通路15を上下方向に配置する例を示したが、図9の紙面の前後方向に配置することが可能なのは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態においては、ダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの連結姿勢を変動可能とする姿勢設定手段を設けたことにより、排気温度の制御幅を拡大でき、排気温度の低温度化を主体とした設定や乾燥性を高めることを主体とした設定などを選択可能となり、使い勝手を良くして利便性を向上できる。
また、本実施の形態の姿勢設定手段は、洗浄槽の温度に応じて連結姿勢を変化させたことにより、洗浄槽内の温度によって風量分配割合を設定することにより排気温度を確実に低減でき、排気の低温度化を推進できる。
また、本実施の形態の姿勢設定手段は、温度に応じて形状を変化させる形状記憶体を備えたことにより、構成の簡素化と低コスト化ができる。
また、本実施の形態の姿勢設定手段は、ダンパーの支持軸に設けた洗浄槽の温度を伝える伝熱部と洗浄槽ダンパーおよび外気ダンパーに接続した形状記憶体を伝熱関係に配置したことにより、形状記憶体によりダンパーの姿勢を洗浄槽の温度に応じた確実な設定がなされて、排気温度を低減させる動作の信頼性を向上できる。
また、本実施の形態のダンパーは、ほぼ垂直方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する垂直分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記垂直分岐部の略垂直方向に設けたことにより、送風量を低減した時のダンパーの復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
また、本実施の形態のダンパーは、ほぼ水平方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する水平分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記水平分岐部の略水平方向に設けたことにより、送風量を低減した時のダンパーの復帰動作の確実性を高めて、動作信頼性を向上できる。
また、本実施の形態の水平分岐部は、洗浄槽内気通路を外気通路の下方に配置したことにより、ダンパーを自重により復帰動作する構成とできるので構成の簡素化による低コスト化ができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い乾燥機は、乾燥時の排気温度の熱風感の確実な防止と発生する高温高湿の空気条件に応じた冷却ができるので、蒸気を発生する炊飯器や電気湯沸し器などの家庭用機器などに適用することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の構成図 図1における風量分配手段の断面図 図2における風量分配手段の他の状態を示す断面図 図2における風量分配手段の他の状態を示す断面図 図2における風量分配手段でのダンパーの他の構成を示す断面図 図5における風量分配手段の他の状態を示す断面図 本発明の実施の形態2におけるダンパーの外観斜視図 本発明の実施の形態2における風量分配手段の断面図 本発明の実施の形態2における風量分配手段の他構成の断面図 従来の食器洗い乾燥機の構成図
符号の説明
1 洗浄槽
4 洗浄手段
5 加熱手段
6 送風機
7 排気口
9 乾燥手段
12 風量分配手段
13 混合部
14 外気通路
15 洗浄槽内気通路
20 ダンパー
20a 洗浄槽ダンパー
20b 外気ダンパー
21 支持軸
29 受圧部
30 凹面部
31 凸面部
32 姿勢設定手段
33 形状記憶体
34 伝熱部
35 垂直分岐部
36 水平分岐部

Claims (18)

  1. 被洗浄物を収納する洗浄槽と、被洗浄物を洗う洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と、外気を送風する送風機と、前記排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気とを混合する混合部と、前記洗浄槽と前記混合部への外気の供給割合を変化させる風量分配手段を備えた食器洗い乾燥機。
  2. 風量分配手段は、風圧で開度が変化するダンパーを洗浄槽内気通路と外気通路に設けるとともに、前記洗浄槽内気通路に設けた洗浄槽ダンパーと前記外気通路に設けた外気ダンパーとを連結して一体化した請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. ダンパーは、洗浄槽ダンパーの開度が増大すると外気ダンパーの開度が低減するように連結した請求項2に記載の食器洗い乾燥機。
  4. ダンパーは、送風停止時に洗浄槽ダンパーと外気ダンパーが閉止するように連結した連結姿勢とした請求項2に記載の食器洗い乾燥機。
  5. ダンパーは、送風停止時に重力により初期位置に復帰するようにした請求項2〜4のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  6. ダンパーは、送風停止時に付勢体により初期位置に復帰するようにした請求項2〜4のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  7. ダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの連結姿勢を変動可能とする姿勢設定手段を設けた請求項2〜6のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  8. 姿勢設定手段は、洗浄槽の温度に応じて連結姿勢を変化させるようにした請求項7に記載の食器洗い乾燥機。
  9. 姿勢設定手段は、温度に応じて形状を変化させる形状記憶体を備えた請求項7に記載の食器洗い乾燥機。
  10. 姿勢設定手段は、ダンパーの支持軸に設けた洗浄槽の温度を伝える伝熱部と洗浄槽ダンパーおよび外気ダンパーに接続した形状記憶体を伝熱関係に配置した請求項9に記載の食器洗い乾燥機。
  11. ダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧面積を外気ダンパーの受圧面積より大きくした請求項2〜10いずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  12. ダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧面積をほぼ同じとした請求項2〜10いずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  13. ダンパーは、洗浄槽ダンパーと外気ダンパーの受圧部の形状を異ならせた請求項2〜12いずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  14. ダンパーは、洗浄槽ダンパーの受圧部に上流側に向かって凹面部を設けて外気ダンパーよりも受圧しやすくした請求項13に記載の食器洗い乾燥機。
  15. ダンパーは、外気ダンパーの受圧部に上流側に向かって凸面部を設けて洗浄槽ダンパーよりも受圧し難くした請求項13に記載の食器洗い乾燥機。
  16. ダンパーは、ほぼ垂直方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する垂直分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記垂直分岐部の略垂直方向に設けた請求項2〜15いずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  17. ダンパーは、ほぼ水平方向に洗浄槽内気通路と外気通路に分岐する水平分岐部に配置し、ダンパーの支持軸を前記水平分岐部の略水平方向に設けた請求項2〜15いずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  18. 水平分岐部は、洗浄槽内気通路を外気通路の下方に配置した請求項17に記載の食器洗い乾燥機。
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