JP2009178049A - 苗移植機 - Google Patents

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Shiro Katsuno
勝野  志郎
Masami Muranami
村並  昌実
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
Hirotaka Doi
土井  宏貴
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
Kota Azuma
幸太 東
Minoru Matsuoka
実 松岡
Masahiro Takemoto
竹本  雅浩
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
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Abstract

【課題】従来の野菜移植機は、一対からなる植付爪の左右の長さが同じであったから、苗植付け時にマルチフィルムに達すると、左右一対が同時に突入して植付穴を開けるために、フィルムが大きく破られ、その衝撃も大きいために周囲に波及して、マルチに開けられる植付穴が、更に大きくなり過ぎる課題があった。
【解決手段】この発明は、上記課題を解決するために、苗搬送装置を、苗が補給された位置から苗を植付装置(3)に供給する位置まで搬送する構成とし、該植付装置(3)は、一対の植付爪(3a)(3b)から構成して、前記苗搬送装置から受け継いだ苗を圃場に植え付ける構成とし、前記一対の植付爪(3a)(3b)は、一方を長く形成し、他方を短く形成して前記苗を挟持しながら圃場に植え付ける構成とした野菜移植機としている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、甘藷苗等の蔓状の苗を移植する苗移植機に関する。
従来、野菜の苗を移植する移植機に関する公知技術は、例えば、一例として本件出願人が平成13年11月19日に出願して、平成15年5月27日に出願公開された特開2003−153612号公開特許公報に開示された技術がある。
上記公報に開示された技術は、甘藷の蔓を土壌面に対して傾斜した姿勢で移植するとき、葉が蔓に対して上側に向く状態で移植するのが好ましいが、出願前にはその例がなく、その課題を解決したのがこの出願の発明であると記載している。
そして、該公報に記載された具体的な技術構成は、甘藷苗Nの蔓tを傾斜した姿勢で且つ曲がっている蔓tの下端が上側に向く状態で植付供給位置Aへ供給する苗搬送部5と、植付供給位置Aで傾斜した蔓tの上端側に傾いた状態で上下に延びる一対の苗植付け挟持具31により植付供給位置Aにある甘藷苗Nの蔓tの下端を挟持して土壌内へ搬送し植え付ける苗植付け体6とを設けた構成とした甘藷苗の移植機が記載されている。
特開2003−153612号公開特許公報
従来のこの種の苗の移植機は、前項に記載した特許文献1から明らかなように、苗植付挟持具(以下「植付爪」と言う)は、一対の挟持体で構成され、左右の長さや形状もほとんど同一にして、対応させた状態に設けられ、その一対で苗を挟持して圃場まで植付回動しながら圃場に植え付ける構成となっている。そして、一対の植付爪は、圃場への苗植え付け時に、両方の植付爪が同じ長さのためにほとんど同時に土壌(畝)に突入して表面を被覆しているマルチフィルムに植付穴を開け、そこに苗を植え付けることになる。そのとき、マルチフィルムは、左右一対の植付爪が同時に突入して植付穴を開けるために、大きく破られ、その衝撃も大きいために周囲に波及して植付穴が、更に大きくなり過ぎる課題があった。
本来、マルチフィルムは、圃場の土壌表面を被覆することによって、熱や水分の発散を防止して保温効果や保水効果を高める目的で畝上を被覆しているが、大きな穴が植え付けごとに開くと、本来の効果が低減されることになる。
そして、従来の植付爪は、左右が同一長さであるために、苗搬送部によって植付供給位置まで搬送された野菜苗に対して、搬送方向に流れるのを受止める作用が不充分であり、安定した苗挟持ができない課題もあった。
この出願は、上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、苗の送り方向に沿わせて複数の苗保持具(1)を配置して設けた苗搬送装置(2)は、苗が補給された位置から苗を植付装置(3)に供給する位置まで苗を搬送する構成とし、前記植付装置(3)は、一対の植付爪(3a)(3b)からなり、移植機体(4)の植付作動機構(5)の作動により前記苗保持具(1)から受け継いだ苗を圃場に植え付ける構成とし、前記一対の植付爪(3a)(3b)は、一方を長く形成し、他方を短く形成して前記苗を挟持しながら圃場に植え付ける構成とした苗移植機であって、前記一対の植付爪(3a)(3b)は、苗を挟持状態に保持して圃場の植付位置に達すると、一方の長い方の植付爪(3a)がマルチフィルムに先に穴を開けながら土壌中に突入し、その後、他方の短い方の植付爪(3b)が追従して突入することになる。したがって、マルチフィルムに開けられる植付穴は、比較的小さくなってマルチフィルム本来の効果を失うことが少なくなる利点がある。
そして、請求項2に記載した発明は、前記植付装置(3)を構成する一対の植付爪(3a)(3b)は、苗の受継ぎ挟持位置において、前記苗搬送装置(2)の苗送り方向に沿わせて配置し、搬送方向の下手側に長い植付爪(3a)を設け、搬送方向の上手側に短い植付爪(3b)に設けて構成した請求項1記載の苗移植機であって、一対の植付爪(3a)は、苗搬送装置(2)から苗を受け継ぐ時に、搬送方向の下手側に位置する長い方の植付爪(3a)が、先に受け継ぎ位置に達して搬送されてきた苗を受け止め、続いて、回動してきた搬送方向の上手側にある短い植付爪(3b)とによって苗を挟持して植付工程に移るのである。
したがって、一対の植付爪(3a)(3b)は、苗搬送装置(2)によって搬送されてきた苗を、まず、受け止めた後、挟持するから姿勢が安定した状態で挟持され、乱れることなく植付作用ができるものとなった。
まず、請求項1の発明は、一対からなる植付爪(3a)(3b)の長さに長短の差をつけて構成したから、苗の植付工程において、長い方の植付爪(3a)が先にマルチフィルムに穴を開けながら土壌中に突入し、続いて、他方の短い方の植付爪(3b)が、その穴に突入するから、マルチフィルムに開けられる植付穴が、比較的小さくなる特徴がある。そのため、マルチフィルムは、本来の保温や保水の効果を失うことが少なくなった。
つぎに、請求項2の発明は、一対の植付爪(3a)(3b)が、苗搬送装置(2)から野菜苗を受け継ぐとき、まず、長い方の植付爪(3a)が搬送下手側で送られてきた苗を受け止めた後、続く植付爪(3b)とによって挟持するから、苗の姿勢が安定し、植付工程に入っても乱れることなく、安定した姿勢で保持されながら圃場面に植え付けられる特徴がある。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、苗移植機となる野菜移植機7は、図2、及び図3に示すように、左右の前輪8,8と後輪9,9とによって走行自由に支持された車体10の後部に、移植機体4を取り付けて甘藷苗の移植が出来る構成としている。そして、車体10には、エンジン11が搭載され、該エンジン11から出力される回転動力が背後のミッションケース12に入力された後、前記後輪9,9と移植機体4とに分配伝動される構成としている。この場合、後輪9,9は、基部側を車体10のミッションケース12に軸架している車軸13に回動自由に支持されたチエンケース14,14の先端部に軸架されて上下調節ができる構成としている。なお、後輪9,9は、両方のチエンケース14,14が、天秤杆で連結されており、一体の構成としている。
そして、操縦ハンドル16は、図面に示すように、車体10から後方に向けて延長した機体フレーム17の後部に設け、主クラッチレバー18や植付昇降レバー19などが設けられている。
そして、車体10には、前部に左右一対の畝ガイドローラ20,20を設けて畝に沿って誘導できる構成とし、更に、後部には、左右一対の鎮圧輪21,21を軸架して、移植後の表土を鎮圧する構成としている。
つぎに、苗搬送装置2は、図面に示すように、広幅ベルトの如き無端帯22を移植機体4の駆動輪に横向きに回動可能に巻き掛けて設け、上側で横向きに移動する苗補給位置から下降工程を経て、後述する植付装置3に苗を供給する下部の苗供給位置を経由し、再び上部に帰る循環経路を回る構成としている。そして、前記無端帯22は、図3に示すように、搬送方向に交差させて前後方向に載置する甘藷苗の基部側(車体10の進行方向後ろ側)を保持するために、後部位置に複数の苗保持具1を所定間隔ごとに配置して設け、甘藷苗を保持して苗植付位置まで搬送する構成としている。
そして、前記苗保持具1は、図4に示すように、下側の受部1aを前記無端帯22に固着し、上側の押さえ部1bを上側に開閉できるように枢着してトルクスプリング23で受部1a側に張圧して設け、無端帯22の搬送方向側に苗の入り口1cを向けて構成している。なお、苗保持具1は、甘藷苗の保持部分を傷めないために、受部1aにブラシを設け、上の押さえ部1bにはスポンジを設けた構成としている。そして、実施例の苗保持具1は、図4で解るように、押さえ部1bの上面に係止杆24を設け、植付時には、爪で強制的に押し開いて(トルクスプリング23に抗して)苗の取出しが容易にできる構成としている。なお、苗保持具1は、苗の補給時には係止杆24を手で強制的に開いて苗を補給し保持させるのである。
このように実施例は、苗保持具1の苗の入り口1cを搬送方向側に向けることによって、苗の補給が容易となり、搬送中には苗保持が確実に出来る利点がある。
つぎに、植付装置3について説明する。
まず、植付装置3は、図面に示すように、一対の植付爪3a,3bから構成され、前記苗搬送装置2を構成している無端帯22の苗保持具1によって下部の苗供給位置まで搬送されてきた甘藷の苗を、左右一対の上記植付爪3a,3bによって挟持し、植付軌跡を描いて作動しながら圃場面に植え付ける構成としている。
この場合、移植機体4に設けた植付作動機構5は、図2に示すように、前記車体10のミッションケース12から第1伝動装置25、第2伝動装置26を経由して伝動された回転動力によって駆動され、植付作動ができる構成となっている。そして、実施例に係る左右一対の植付爪3a,3bは、図5に示すように、中間部位が支点Pで枢着され、その支点Pを中心に、上部(基部)に開閉カム28が設けられ、下部側には、引っ張りスプリング29が設けられており、基部を前記第2伝動装置26に軸着した駆動アーム30(図2参照)の回動と共に回転する開閉カム28の作用で開かれ、引っ張りスプリング29で閉じる構成となっている。31(図2参照)は支持リンクを示している。
このように、植付作動機構5は、左右一対の植付爪3a,3bを、苗供給位置の直前で開き作動させ、前記苗搬送装置2の苗保持具1から苗を受け継ぎ、閉まってそのまま苗を挟持して植付作動し、植え付けが終わる時点で開いて苗を土中に開放する構成となっている。
そして、前記一対の植付爪3a,3bは、図1に示すように、一方3aを長く形成し、他方3bを短く形成して左右の長さに差をつけて苗を挟持しながら圃場に植え付ける構成としている。そして、植付爪3a,3bは、図面に示すように、苗を受継ぐ位置において、前記苗搬送装置2の無端帯22による苗の送り方向に沿わせて配置し、しかも、搬送方向の下手側に長い植付爪3aが位置し、それより上手側に短い植付爪3bが位置するように配置した構成としている。
以上述べたように、この発明の実施例は、左右一対からなる植付爪3a,3bの長さに長短の差をつけて構成したから、甘藷苗の植付工程において、長い方の植付爪3aが先に畝上に達するが、そのとき、畝上に敷設しているマルチフィルムに穴を開けながら土壌中に突入し、後続する他方の短い方の植付爪3bが、その穴に突入することになる。このように、左右一対の植付爪3a,3bは、長短の差をつけているから、上記の如く、マルチフィルムに同時に穴を開けることはなく、長い植付爪3aが開けた後、続いて短い植付爪3bがその植付穴に達するから、穴が比較的小さくなる。したがって、マルチフィルムは、本来の目的である保温や保水の効果を失うことが少なくなった。
そして、実施例は、一対の植付爪3a,3bが、苗搬送装置2から野菜苗を受け継ぐとき、まず、長い方の植付爪3aが搬送下手側にあって送られてきた苗を受け止めた後、続く短い側の植付爪3bとによって苗を挟持するから、苗の姿勢が安定し、植付工程に入っても乱れることなく、安定した姿勢で保持しながら圃場面に植え付けることができるものとなっている。
つぎに、他の実施例について説明する。
まず、植付爪3a,3bは、図6に示す実施例の場合、ホルダー35に取り付ける取付孔36,36を上下に設けて、下側の取付孔36を円弧状長孔に形成して、上を支点に調節自在に構成している。したがって、植付爪3a,3bは、図6において、裏側の苗保持具1に対して遠近調節(隙間の調節)が出来る構成となっており、甘藷苗に対して挟持位置を蔓身の方向に調節できる利点がある。
つぎに、植付爪3a,3bは、図7、及び図8(A)(B)に示した実施例の場合、丸棒2本を対状に接合して構成している。
このように構成すると、植付爪3a,3bは、左右一対が、それぞれ一体の2本の丸棒から構成するから、苗の挟持作用は、従来構成とほとんど変化はないが、土中における移動抵抗が小さくなって、苗の持ち帰りや、マルチフィルムを引っ張ったりする障害を大幅に減少させる効果がある。
つぎに、畝感知センサ板38について、図9に示す実施例を説明する。
まず、移植機体4は、図面に示すように、既に説明している車体10側の第1伝動装置25と移植機体4側の第2伝動装置26とを、伝動連結軸37(横軸)を介して伝動可能に連結すると共に、該軸37を支点にして、車体10側に対して上下方向に揺動自由に構成し、後部の鎮圧輪21,21で支えられる構成となっている。そして、上記畝感知センサ板38は、苗搬送装置2を構成している無端帯22の下側に配置して車体10側に支持して設け、これの検出情報に基づいて後輪9,9を自動的に上下調節制御ができる構成としている。
このようにして、実施例は、移植機体4の下側に畝感知センサ板38を配置して畝との間隔を検出しながら、車体10の高さを常に一定に保持できるから、植付深さを一定に保つことが出来る利点がある。更に、畝感知センサ板38は、苗搬送装置2を構成する無端帯22の下面を覆って、カバー機能を発揮できるものとなっている。
つぎに、畝ガイドローラ20,20と移植機体4との左右方向へのスライド機構について、図10と図11に示す実施例を説明する。
まず、野菜移植機7は、図面に示すように、前部の畝ガイドローラ20,20と車体10の後部に連結した移植機体4とを、1工程(一つの畝)の作業終了後、
圃場の端で旋回し、次の畝(隣接した畝)に移るときに、左、又は右にスライドさせて新しい畝に合わせて移植作業を再開する。
そこで、左右一対の畝ガイドローラ20,20は、図面に示すように、車体10の前端に左右スライド自由に装置されたスライド軸40の両端に固着した支持アーム41,41に取付腕42,42を介して、これらを一体構成としている。
そして、前記スライド軸40は、電動モーター43に、正・逆転可能に軸装した螺旋軸44に螺合した移動アーム45に連結して構成している。
以上の構成によって、左右一対の畝ガイドローラ20,20は、電動モーター43を正転すれば、左にスライドし、逆転すれば右にスライドできる構成となっている。
つぎに、移植機体4は、図面に示すように、前記第1伝動装置25に電動モーター47を装備して、正・逆転できるように軸装した螺旋軸48に移動アーム49を介して第2伝動装置26に連結して構成している。この場合、移植機体4の伝動機構は、図10に断面で示すように、スライド軸によって構成している。
そして、正・逆切替スイッチ50は、図面に示すように、後部の操縦ハンドル16に設けた植付昇降レバー19の上昇側(旋回操作にあたり、移植機体4を上昇させる位置)に設け、その植付昇降レバー19の上昇操作位置で押圧操作して電動モーター43,47の回転方向を切り替えるように構成している。
以上のように構成されているから、野菜移植機7は、移植作業時において、圃場の端に達して車体10を旋回するたびに、植付昇降レバー19の操作によって移植機体4を上昇するたびに正・逆切替スイッチ50が操作され、自動切換えができるから、移植作業における旋回時の操作が楽になる特徴がある。
つぎに、図12に示した植付爪3,3の実施例を説明する。
まず、左右一対の植付爪3,3は、図面に示すように、左右のホルダー35,35の先端部にそれぞれ固着し、そのホルダー35,35の回動支点Pを左右別々に設けて回動可能に支持し、基部を開閉カム28の両側に臨ませて配置した構成としている。そして、左右のホルダー35,35は、基部側(開閉カム28に近い側)に引きスプリング55を設けて、引っ張り合う構成とし、前記カム28に乗り上げた位置で押し開かれて、回動支点Pを支点にして先端側の左右植付爪3,3が閉じる構成としている。したがって、左右一対の植込爪3,3は、左右のホルダー35,35が開閉カム28に乗り上げて引きスプリング55に抗して押し開かれたときに、先端部分が逆に閉じる工程となるが、そのとき、左右両側から、図12に示す矢印の方向に巻き込むように作動しながら甘藷苗を挟持することになる。
このように、左右一対の植込爪3,3は、左右両側から巻き込むように閉じるから苗のキャッチングミスが大幅に減少するものとなった。
つぎに、図13、及び図14に示す位置決めガイド60の実施例を説明する。
まず、位置決めガイド60は、図面に示すように、苗搬送装置2が搬送してきた甘藷苗を、植付装置3に供給する位置において、無端帯22の端縁(苗保持具1の横)から植付爪3,3の通過スペースを隔てた位置、すなわち、搬送されて来た苗を受け止める位置に配置している。この場合、位置決めガイド60は、文字通り、植付爪3,3が苗を挟持する位置に苗を位置決めし、挟持作用がやり易いように留め置く構成とし、軸61に枢着してばね62で張圧して作用位置が保持できるものとしている。そして、位置決めガイド60は、押圧作用が働くと、植付爪3,3の邪魔にならないように、植付軌跡から退避できるように上記ばね62が働く構成となっている。
このように構成した位置決めガイド60は、植付爪3,3が、図14に示すように、苗保持具1との間で苗を確実に挟持することができるから、苗の挟持ミスを大幅に減らし、植付装置3の回動に際しては逃げる構成にしているから、邪魔になることがない特徴がある。
つぎに、植付爪3,3の別実施例を、図15、及び図16に基づき説明する。
別実施例の植付爪3,3は、図面に示すように、リンク機構によって植付作動ができるホルダー65に沿わせて取り付けたパイプ材66の先端部に、一対を開閉可能に枢着して設けた構成としている。そして、作動ワイヤー67は、パイプ材66に内装し、上部を回転アーム68に連結し、下部を植付爪3,3の一方に連結して、前記植付作動に関連して押し、引き作動が行われ、一方の植付爪3を、他方の植付爪3に対して開閉作動ができる構成としている。
そして、前記作動ワイヤー67は、上部の回転アーム68の作動に伴って、上記の如く、ホルダー65の植付作動と一定のタイミングを保ちながら、植付爪3を開閉させ、苗供給位置で閉じて甘藷苗を挟持し、植付位置に達すると開いて苗を開放する構成としている。
そして、植付爪3,3は、図面に示すように、前記作動ワイヤー67の途中位置に調節装置69を設けて、ワイヤー長さ(張力)調節ができる構成とし、挟持力の調節ができる構成としている。
以上のように、別実施例は、パイプ材66の内部に作動ワイヤー67を通した構成であるから、苗にひっかかったりするような邪魔をする障害はなく、植付爪3,3を、土中で開閉しても開閉機構が邪魔になったり、抵抗になることもなく、円滑に開閉が出来る特徴がある。更に、別実施例は、調節装置69によって植付爪3,3の苗挟持力をきわめて容易に調節できる利点もある。
つぎに、野菜移植機7の車体10の構成に関する実施例を、図17、乃至図19に基づいて説明する。
まず、野菜移植機7の車体10は、図17、及び図18に示した実施例の場合、図2、及び図3で説明した機体フレーム17に補強フレーム70を連結して設けて補強した構成としている。そして、該補強フレーム70は、図面のように、前部を車体10の左側に連結して、苗搬送装置2の無端帯22の内部空間を前後に貫通して配置し、後部を前記機体フレーム17の後部に連結した構成としている。
このように、野菜移植機7は、平面視(図17参照)で右側に配置して機体を構成している機体フレーム17と、その左側に配置した補強フレーム70とによって機体を構成したから、車体10全体の強度を大幅に強く出来た特徴がある。
しかも、補強フレーム70は、無端帯22の内部空間部を通したから、前後方向に直線的に配置でき、コストを安くしながら強度アップが図れた利点がある。
そして、図19に示した実施例は、前輪8,8を平行リンク機構71,71によって軸架して上下動可能に構成している。したがって、実施例の場合、前輪8,8は、後輪9,9の上下調節作動に関連させて連動状態にして上下調節することが容易にできるものとなった。
そして、実施例は、前輪8,8の上部機枠72,72から前に延長した支持アーム73,73に、横向きの支持杆75を架渡し、この支持杆75に、左右一対の畝ガイドローラ20,20を取り付けた構成としている。そして、実施例の場合、支持杆75は、左右の前記支持アーム73,73の先端部にガタGを持たせて連結・支持した構成としている。したがって、実施例は、上記ガタGを持たせた支持構成によって、左右の前輪8,8と畝ガイドローラ20,20との間に発生するガタが吸収され、例えば、走行する地面上に段差があったとしても、地上の凹凸面に影響されることが少なく、円滑に走行できるものとなっている。
植付爪の斜面図 野菜移植機の側面図 野菜移植機の一部を破断した平面図 苗保持具の斜面図 植付爪の作動機構の斜面図 植付爪の調節機構の斜面図 植付爪の別実施例を示す斜面図 (A)(B)前図7の植付爪の断面図 野菜移植機の側面図 野菜移植機の一部破断した平面図 野菜移植機の側面図 植付爪の別実施例の斜面図 苗の位置決めガイドを設けた苗供給位置の斜面図 苗供給位置の側面図 別実施例の植付装置の斜面図 別実施例の植付爪の作用図 別実施例の野菜移植機の平面図 別実施例の野菜移植機の側面図 別実施例の前輪等の支持構成の斜面図。
符号の説明
1 苗保持具 2 苗搬送装置
3 植付装置 3a 植付爪(長い爪)
3b 植付爪(短い爪) 4 移植機体
5 植付作動機構。

Claims (2)

  1. 苗の送り方向に沿わせて複数の苗保持具(1)を配置して設けた苗搬送装置(2)は、苗が補給された位置から苗を植付装置(3)に供給する位置まで苗を搬送する構成とし、前記植付装置(3)は、一対の植付爪(3a)(3b)からなり、移植機体(4)の植付作動機構(5)の作動により前記苗保持具(1)から受け継いだ苗を圃場に植え付ける構成とし、前記一対の植付爪(3a)(3b)は、一方を長く形成し、他方を短く形成して前記苗を挟持しながら圃場に植え付ける構成とした苗移植機。
  2. 前記植付装置(3)を構成する一対の植付爪(3a)(3b)は、苗の受継ぎ挟持位置において、前記苗搬送装置(2)の苗送り方向に沿わせて配置し、搬送方向の下手側に長い植付爪(3a)を設け、搬送方向の上手側に短い植付爪(3b)に設けて構成した請求項1記載の苗移植機。
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