JP2009177849A - 符号化装置と符号化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 これは、タイミングシナリオを例を用いて説明される。この例では、再び、エンコーダは、5番目のピクチャの後に、ランダムアクセスポイントを生成する。この例では、(そのようなシナリオの場合によくあることだが)、可能な範囲で最も良いピクチャ品質を達成するために、ランダムアクセスポイント後の最初のピクチャは比較的大きなピクチャでなければならない(イントラ符号化を行うためである)。この修正モデルを用いれば、このポイントでバッファを空にするという制約がないので、比較的で大きなデータ量を、5番目のピクチャの代わりに、ランダムアクセスポイント後の最初のピクチャに割り当てることができる。
【選択図】 図11
Description
このモデルは、デコーダバッファ、デコードタイミングの制約、並びにその他の関連する要求についての仮想参照(hypothetical reference)デコーダを含んでいる。
このモデルは、図1に示すようにエンコードおよびデコードシステムを設計するエンジニアへの参考に給される。
また、技術者は、このモデルを基にデコードシステムを設計し、しばしば、そのデコーダをHRDの動作にできる限り近いものになるように努める。そのようなモデルは、正確に実現できない理想的な動作や動作を有する場合があり、デコーダの設計技術者は、理想的でない特性および理想的でない動作を補償する手段を付加する必要がある。
本発明は、前記バッファモデルの非ゼロ開始時間を用いた方法に関する。
本発明は、前記バッファモデル対しての非ゼロバッファフルネスを用いた方法に関する。
本発明は、デコード遅延パラメータの選択送信(伝送)方法に関する。
このバッファモデルは簡略化され、initial_cpb_removal_delay_offsetが冗長になり、そのため、ビットストリームのオーバヘッドが低減され、エンコーダはこれらのフィールドを計算およびエンコードする必要がない。
また、デコーダは、これらのフィールドをデコードおよび処理しない。
このモデルは、ランダムアクセスシナリオをサポートするのに適している。
このエンコーダは、ストリームの開始時に、decoder_delayを決定する必要がない。
HRDは、ランダムアクセスポイントSEIメッセージによって規定される任意のランダムアクセスポイントに続く最初のピクチャで初期化可能である。そのバッファは、初期状態で空である。そのランダム・アクセスSEIメッセージ後の最初のピクチャの最初のビットは、CPBに関連付けられたビットレートbit_rate〔k〕における初期到達(arrival) 時間tai(0)=0において、バッファに入りはじめる。
t=0における、tai(0)=0と、デコーダバッファフルネス(decoder_buffer_fullness(t) と呼ぶ) は:
decoder _buffer_fullness(0) ビット
である。
続くピクチャの到達時間は、以下の式(1)で規定される。
しかしながら、それは最近、式(3)のように変更された。
これらの式はエンコードタイミングについて言及していないが、この制約はおそらく、このモデルに仮想エンコーダを付加することでより明確になる。すなわち、所定の制約は、エンコーダ・バッファおよび適切なタイミングを用いれば、仮想エンコーダによっても規定可能である。
このモデルに応じたエンコードおよびデコードのシナリオの例は、図1に示される。前述した式との関係、並びに図は以下である。
前述した式(1)で定義されるように各ピクチャの初期到達時間は、デコーダ入力曲線Kのある点として得られる。
デコーダバッファ出力曲線Lは、pb_removal_delayフィールドおよびinitial_cpb_removal_delayで示されるタイミングに対応している。
この本明細書では、B(k),R(k),F(k)について述べる代わりに、initial_cpb_removal_delay(k)等、並びにより短いバージョンB,R,F、initial_cpb_removal_delayが、信頼性を向上するためにしばしば用いられる。この場合、これらは、単に、例えば、バッファモデル0などの一つの所定のモデルの変数である。
このモデル自体は複雑である。
前述した表に示されるように、ビットストリーム内に比較的多数のフィールドをエンコードおよび挿入するという要求がある。これは、ビットストリームのオーバヘッドを増大させる。
これらのフィールドを演算して生成するために、例えば、図2に示すように、比較的複雑なエンコーダを実現する必要がある。その結果、図6に示すように、比較的複雑なデコーダを実現する必要がある。
ピクチャが送信される直前に、メッセージが送られなければならない。このメッセージは、initial_cpb_removal_delay_offsetおよびinitial_cpb_removal_delayを定義している。これは、実質的に、decoder_delayに固定値を設定している。
しかしながら、多くのアプリケーションにおいて、1パスのエンコーダは、エンコード処理の開始で、decoder_delayの適切な値を設定できない。
この例では、5ピクチャ後に、他のSEIメッセージがビデオストリーム内に挿入される。このポイントでデコーダバッファが空でなければならないという制約に従うために、前のピクチャ(例えば、5番目のピクチャ)は無駄の多い詰め込み(wasteful stuffing) を必要とする。さらに、多くのシナリオにおいて、続くピクチャを、1ピクチャ期間後に、デコードして提供する必要がある。その結果、Rate/Picture_Periodビットのみが、そのようなアクセスポイントがしばしば比較的大量のデータを要求するにも係わらず、そのようなランダムアクセスポイント後に、最初のピクチャによる利用が可能である。
換言すると、そのような場合に、このモデルは、実用的でない。(そのため、これは、このモデルの範囲外である可能性がある)
タイミングイベントに関係する所定のデコーダをシフトする代わりに、時間ベース自体のシフトが、最初のピクチャの最初のビットに対してのゼロ到達時間より長い時間許容して行われる。
このことは、下記式(6)で示される。
続くピクチャ到達時間についての式(7)は、従来技術においてもそのまま規定されている、例えば、
この修正モデルを用いれば、このポイントでバッファを空にするという制約がないので、比較的で大きなデータ量を、5番目のピクチャの代わりに、ランダムアクセスポイント後の最初のピクチャに割り当てることができる。
また、デコーダは、これらのフィールドをデコードおよび処理しない。
このモデルは、ランダムアクセスシナリオをサポートするのに適している。
このエンコーダは、ストリームの開始時に、decoder_delayを決定する必要がない。
Claims (4)
- ビデオ、オーディオまたはその他のデータの非初期化バッファモデル(non-initialized buffer model)を用いた方法。
- 前記バッファモデルの非ゼロ開始時間を用いた方法。
- 前記バッファモデル対しての非ゼロバッファフルネス(fullness)を用いた方法。
- デコード遅延パラメータの選択送信(伝送)方法。
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JPH11355263A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | データ復号装置及びデータ復号方法 |
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