JP2009177241A - 通信品質測定装置、通信端末装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信品質測定装置、通信端末装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】安価で低スペックの装置であっても、誤差範囲の少ないパケットの消失率を出力することができる通信品質測定装置、通信品質測定方法、通信端末装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】通信品質を測定する品質測定装置において、パケット交換網を転送させるパケットを取得するパケット取得手段101と、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量を計測する取得量計測手段103と、転送中に消失したパケットの消失量を計測する消失量計測手段104と、取得したパケットの内の自らに蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を計測する取得漏れ量計測手段105と、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケット交換網を転送させるパケットの消失率及び消失率に対する誤差を算出する消失率算出手段106と、算出した消失率及び誤差を対応付けて出力する演算結果出力手段108とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、パケット交換網を介して転送されるパケットを取得し、取得したパケットを解析してパケット交換網におけるパケットの消失という通信品質について測定することができる通信品質測定装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラムに関し、特に、安価な装置を用いる場合であっても該装置のハードウェア資源の負荷に応じた通信品質の測定が可能な通信品質測定装置、通信端末装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、パケット交換網を介した双方向通信が可能であり、例えば、パケット化した音声又は動画データをパケット通信網を介して送受信することにより、インターネット経由での音声通話が可能である。かかる音声通話は、VoIP(Voice over Internet Protocol)により実現され、IP電話として利用されている。
さらにIP電話は、地域毎の電話網を経由する都度料金が上がり長距離になるほど通話料金が高くなる一般加入の電話と異なり、全世界にめぐらされているパケット交換網を利用することにより距離に関係なく一定の通話料金が設定されているため、安価な通信料金を理由として急速に普及した。
しかし、IP電話の普及は、データ量の増大によりネットワーク内にトラフィックを多発させ、パケット交換網を転送する各パケットの消失を引き起こす原因となり、IP電話の通信品質を低下させることになった。その結果、サービス事業者(管理者)は、パケットの消失率を算出し、通信品質が低下した場合には迅速に対応できるように務めた。そして、パケットの消失率を算出すべく、通信品質についての測定装置又は測定方法の技術が種々提案された。特に設備コストの高騰に伴うIP電話の通信料金の高騰を回避するため、低価な装置を用いる測定装置又は測定方法が提案された。
例えば、廃棄すべきパケット量を示すウインドウサイズをパケット破棄の発生間隔に応じて変更することにより処理能力が超過しないように調整できる測定装置及び測定方法が提案され(例えば、特許文献1)、安価で低スペックの測定装置であってもパケット消失率を効率的に算出できる技術として応用された。
特開2000−41046号公報
しかしながら、特許文献1に記載された測定装置又は測定方法にあっては、ネットワーク内でパケットを廃棄したのか、又は装置内での資源枯渇によりパケットの取得漏れが発生したのかを区別することができないため、仮に装置内の資源枯渇によるパケットの取得漏れあってもネットワーク内で廃棄されたパケットと扱われ、算出されたパケット消失率に対する信頼性が損なわれるという問題を有している。
また、パケットの消失率に対する信頼性を向上させる技術として、統計理論に基づいて取得したパケット数から消失率に対する誤差を算出することができる測定装置又は測定方法が提案された。しかし、かかる装置又は方法であっては、装置内の資源枯渇のため大量のパケットが取得漏れした場合、転送量に対するサンプルとなるパケット数の比率が減少するため、誤差が拡大してパケット消失率に対する信頼性が損なわれるという問題を有している。
この点、高価で高スペックの測定装置を用いて大量のサンプルパケットを処理とすることにより消失率の信頼性を向上させることが可能ではあるが、設備コストの高騰に伴うIP電話の通信料金の高騰を招き、IP電話の一般加入電話に対する有利性を損なうことになる。このように、測定装置のスペック及びコストと消失率の信頼性とはトレードオフの関係にあり、かかる関係のバランスを取ることが要望された。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、パケット交換網を転送されるパケットを取得し、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及びパケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量のみならず、取得したパケットの内の自らに蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を計測し、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケット交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出して出力することにより、安価で低スペックの装置であっても、誤差範囲の少ないパケットの消失率を出力することができ、パケット消失率に対する信頼性を向上させることができる通信品質測定装置、通信端末装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信品質測定装置は、パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを備え、前記パケット交換網による通信品質を測定する通信品質測定装置において、前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測する計測手段と、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第1算出手段と、算出した消失率及び誤差を対応付けて出力する手段とを備えることを要件とする。
また、本発明に係る通信品質測定装置は、前記計測手段により計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第2算出手段と、前記第1又は第2算出手段により夫々算出した消失率及び誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定する選定手段とを更に備えることを要件とする。
また、本発明に係る通信品質測定装置は、前記選定手段による選定は、出力すべき誤差が最小になるように選定することを規定してある選定規則に従うようにしてあることを要件とする。
また、本発明に係る通信品質測定装置は、前記計測手段による消失量の計測は、取得したパケットのヘッダに格納してある転送順序に関する情報を解析することにより行うようにしてあることを要件とする。
また、本発明に係る通信品質測定装置は、前記第1算出手段は、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量を合計してパケットの転送量を算出する手段と、計測した消失量に対する前記転送量の比率を前記消失率の最小値として算出する手段と、計測した消失量及び取得漏れ量の合計に対する前記転送量の比率を前記消失率の最大値として算出する手段と、算出した最小値及び最大値に基づいて消失率及び該消失率に対する誤差を算出する手段とを備えることを要件とする。
また、本発明に係る通信端末装置は、本発明に係る通信品質測定装置と、前記取得手段により取得したパケットを音声データに変換する手段と、変換した音声データを出力する手段とを備えること要件とする。
また、本発明に係る通信品質測定方法は、パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを用い、前記パケット交換網による通信品質の測定を行う通信品質測定方法において、前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測し、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出し、算出した消失率及び誤差を対応付けて出力することを要件とする。
更にまた、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、接続したパケット交換網を転送されるパケットを取得し、取得したパケットを蓄積し、取得したパケットを解析し、前記パケット交換網の通信品質を測定させるコンピュータプログラムにおいて、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の自らが蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測させるステップと、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出させるステップと、算出した消失率及び誤差を対応付けて出力させるステップとをコンピュータに実行させることを要件とする。
本発明にあっては、パケット交換網を転送されるパケットを取得し、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及びパケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量のみならず、取得したパケットの内の自らに蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を計測することにより、パケット交換網で消失したパケット量と自らの資源枯渇により消失したパケット量とを区別して扱う。また、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケットの消失率及び消失率に対する誤差を算出することにより、取得漏れ量と消失量とを混在させることなくパケットの消失率及び誤差を算出する。また、取得漏れ量が拡大する場合であっても、これを消失量の拡大と同一視せず、転送量に対するサンプルとなるパケット数の比率を減少させないようにする。
本発明にあっては、パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失率のみならず消失率に対する誤差を算出することができ、算出した消失率に対する信頼性の度合いを客観的に確認させることができ、消失率に対する信頼性を向上させることができる。また、転送量に対するサンプルとなるパケット数の比率を減少させないようにでき、安価で低スペックの装置を用いる場合であっても、算出した消失率に対する信頼性が損なわれないようにできる。
以下、本発明に係る通信品質測定装置、通信端末装置、通信品質測定方法及びコンピュータプログラムについて、実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る通信品質測定装置を含む通信システムの全体構成を示す模式図である。尚、本実施の形態では、IP電話の音声通信を行うための通信システムを一例として説明する。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、動画データなどのストリームデータを配信するための通信システムであってもよい。
図1中、1は測定装置であり、測定装置1は、本発明に係る通信品質測定装置に該当する。測定装置1は、ルータ及びスイッチングハブ等の装置(図示せず。以下同様。)を介してパケット交換網21に接続されている。測定装置1は、例えば、サービス事業者(管理者)により管理されているサーバ装置が該当する。尚、測定装置1の構成及び作用は後述にて説明する。
図1中、3、3、…は、IP電話の機能を有する通信端末装置であり、通信網22に夫々接続されている。各通信網22は、パケット交換網21に接続されているので、各通信端末装置3は、パケット交換網21を介して相互に接続が可能となる。各通信端末装置3間の呼接続は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ(図示せず。以下同様。)により行われる。呼接続した各通信端末装置3は、話者の音声データをパケットに変換し、変換したパケットをパケット交換網21を介して相手方の通信端末装置3へ送信し、相手方の通信端末装置3から受信したパケットを音声データに変換することにより、IP電話機能による音声通信を実行する。変換したパケットは、SIPサーバによりパケット交換網21に確立されたRTP(Real-time Transport Protocol)セッションを転送される(図1中の矢印参照)。
測定装置1は、パケット交換網21を介して転送されるパケットを取得し、取得したパケットの量(取得量)、転送中に消失したパケットの量(消失量)、取得したが装置内に蓄積することができないパケットの量(取得漏れ量)などを計測する。測定装置1は、計測した量に基づいてパケットの消失率及び誤差を算出し、算出したパケットの消失率及び誤差を出力する。パケットの消失率は、通信端末装置3から送信されたパケットの転送量に対してパケット交換網21を転送中に消失したパケット量の比率であり、パケット交換網21の通信品質を示す度合いとなる。また、消失率に対する誤差は、測定装置1の測定により生じた誤差を示すものであり、パケット交換網21のトラフィック、パケットの転送状況、測定装置1の資源枯渇などにより生じる。消失率の誤差の算出は、従来、統計理論に基づく従来公知の算出方法が用いられる。算出方法にもよるが、一般的な算出方法である95%信頼区間の算出方法によって算出した値に対する信頼度は95%である。本発明では、かかる誤差を精度良く計測することを目的とする。
次に測定装置1の構成及び作用について説明する。図2は測定装置1の構成を示すブロック図である。測定装置1は、CPU10と、記録媒体111の読み書きを行う外部記憶装置11と、データを記憶するRAM12及び補助記憶装置13と、データを入力する入力部14と、データを出力する出力部15と、パケットを取得する通信部16とで構成されている。測定装置1の各ハードウェアは、バス17を介して相互に接続されている。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してあるプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従い、各ハードウェアの制御及び通信品質測定処理を実行する。CPU10の機能及びCPU10が実行する通信品質測定処理の手順については、後述にて説明する。
外部記憶装置11は、記録媒体111に記録してあるプログラム、各種ポリシー又は各種データを読み出す。外部記憶装置11は、挿入口(図示せず。以下同様。)に記録媒体111が挿入されたとき、挿入された記録媒体111に記録してあるプログラムなどを読み出し、読み出したプログラムなどを補助記憶装置13へ出力する。
RAM12は、各種情報を複数記憶し、記憶順、記憶位置などに関係なく読み出すことが可能な主記憶装置である。RAM12は、CPU10により制御され、補助記憶装置13から読み出したプログラム、演算ポリシーD1、演算選択ポリシーD2又はその他のデータを記憶する。また、RAM12は、CPU10がプログラムを実行したときに発生するデータを記憶する。RAM12は、CPU10の読出指示に従い、記憶してあるプログラムなどを適宜読み出し、CPU10へ出力する。
補助記憶装置13は、例えば、磁気記憶方式のハードディスクなどが該当し、CPU10により制御され、各種情報を複数記憶する。補助記憶装置13は、プログラム、演算ポリシーD1、演算選択ポリシーD2、単位時間に関するデータ又はその他のデータを記憶する。
プログラムは、測定装置1に本発明に係る通信品質測定方法を実行させるためのコンピュータプログラムである。
演算ポリシーD1は、計測したパケットの取得量及び消失量などに基づいてパケットの消失率及び誤差を算出するための算出規則である。演算ポリシーD1は、一又は複数存在する。
例えば、第1の演算ポリシーD1として、測定装置1により計測されたパケットの取得量及びパケットの消失量に基づいてパケット交換網21を転送されるパケットの消失率を下式(1)により算出するための算出規則がある。第1の演算ポリシーD1は、消失率を算出するための原則的なポリシーである。
Figure 2009177241

但し、P0をパケットの消失率とし、Nlossをパケットの消失量とし、Nrecvをパケットの取得量とする。また、Nloss+Nrecvを通信端末装置3から送信されたパケットの転送量と推定する。
また、第2の演算ポリシーD1として、測定装置1により計測されたパケットの取得量及びパケットの消失量に基づいてパケット交換網21を転送されるパケットの消失率及び誤差を下式(2)乃至(4)により算出するための算出規則がある。第2の演算ポリシーD1は、統計理論に基づく従来公知の算出方法であり、本説明では「95%信頼区間ポリシー」と呼ぶ。
Figure 2009177241
但し、P0をパケットの消失率とし、eを誤差範囲とし、Nlossをパケットの消失量とし、Nrecvをパケットの取得量とする。また、Nloss+Nrecvを通信端末装置3から送信されたパケットの転送量と推定する。
第2の演算ポリシーD1に従うことにより、消失率のみならず、消失率の誤差を算出することができるので、算出した消失率に対する信頼性の度合いを示すことができ、算出した消失率に対する信頼を客観的に確認することができる。
また、第3の演算ポリシーD1として、測定装置1により計測されたパケットの取得量及びパケットの消失量のみならず、取得漏れ量を考慮してパケット交換網21を転送されるパケットの消失率及び誤差を下式(5)乃至(7)により算出するための算出規則がある。第3の演算ポリシーD1は、本発明に係る通信品質測定方法を実現するための算出方法であり、本説明では「最大最小推定ポリシー」と呼ぶ。
Figure 2009177241
但し、P0をパケットの消失率とし、Pminを誤差の下限とし、Pmaxを誤差の上限とし、Nlossをパケットの消失量とし、Nrecvをパケットの取得量とし、Ndiscをパケットの取得漏れ量とする。また、Nloss+Nrecv+Ndiscを通信端末装置3から送信されたパケットの転送量と推定する。
第3の演算ポリシーD1に従うことにより、測定装置1の資源枯渇によるパケットの取得漏れとパケット交換網21転送中のパケットの消失とを区別してパケットの消失率を算出することができるので、測定装置1の資源枯渇によるパケットの取得漏れが大量に発生した場合であっても、転送量に対するサンプルとなるパケット数の比率が減少することなく、消失率の誤差が極端に拡大するという問題を回避することができる。
尚、演算ポリシーD1は、上述した内容に限定されるものでなく、その他の内容に従い、パケットの消失率及び誤差を算出するようにしてもよい。
演算選択ポリシーD2は、複数の演算ポリシーD1、D1、…に基づいてパケットの消失率及び誤差を夫々算出したとき、算出した消失率及び誤差のうち、最適な消失率及び誤差を選定するための選定規則である。演算選択ポリシーD2は、一又は複数存在する。
例えば、第1の演算選択ポリシーD2として、全ての演算ポリシーD1に基づいて夫々算出した各消失率及び誤差のうち、算出した誤差が最小となる消失率及び誤差を選定するための選定規則がある。第1の演算選択ポリシーD2に従うことにより、誤差が最小のもの、言い換えれば、算出した消失率に対する信頼が最高のものを選定することできる。
また、第2の演算選択ポリシーD2として、全ての演算ポリシーD1に基づいて夫々算出した各消失率及び誤差のうち、多数の演算ポリシーD1が導出した消失率及び誤差を選定するための選定規則がある。第2の演算選択ポリシーD2に従うことにより、多数の演算ポリシーD1が導出した、言い換えれば、算出した消失率に対する信頼が最高のものを選定することができる。
尚、演算選択ポリシーD2は、上述した内容に限定されるものでなく、例えば、計測した取得漏れ量が所定の閾値以下であると判断した場合、第2の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定し、取得漏れ量が所定の閾値を超えると判断した場合、第3の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定し、その他の場合、第1の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定するための選定規則であってもよい。かかる演算選択ポリシーD2に従うことにより、測定装置1の資源枯渇によるパケットの取得漏れが少ない場合、統計理論に基づく従来公知の算出方法を用いることができ、95%信頼区間の算出方法を使用することにより、少なくとも95%の信頼度を確保することができる。また、演算選択ポリシーD2は、計測した消失量が所定の閾値を超えると判断した場合、第2の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定し、計測した消失量が所定の閾値以下であると判断した場合、第3の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定し、その他の場合、第1の演算ポリシーD1に基づいて算出した消失率及び誤差を選定するための選定規則であってもよい。かかる演算選択ポリシーD2に従うことにより、転送量に対するサンプルとなるパケット数がある程度確保できる場合、統計理論に基づく従来公知の算出方法を用いることができ、少なくとも95%の信頼度を確保することができる。このように、演算選定ポリシーD2は、最適な消失率及び誤差を選定できる内容により規定されている。
入力部14は、複数の操作ボタンを備えている。入力部14は、CPU10により制御され、管理者により入力された通信品質測定処理のための各種データ及び各種指示を受け付け、受け付けた各種データ及び各種指示をCPU10、RAM12又は補助記憶装置13へ出力する。
出力部15は、ディスプレイ装置、スピーカ又は外部装置への出力インタフェースが該当する。出力部15は、CPU10により制御され、通信品質測定処理のための各種データ及び各種指示をCPU10、RAM12又は補助記憶装置13から受け付ける。出力部15は、受け付けた通信品質測定処理のための各種データ及び各種指示を画像若しくは音声により出力するか、又は外部装置へ出力する。ここでいう外部装置は、例えば、ログファイル記録装置(図示せず。以下同様。)が該当し、ログファイル記録装置は、通信品質測定処理のための各種データを記録し、読出要求に応じて記録してある各種データを適宜読み出す。
通信部16は、パケット交換網21及び各通信網22間を接続するRTPセッションに接続が可能である。通信部16は、CPU10により制御され、RTPセッションを転送されるパケットを取得し、取得したパケットをRAM12へ出力する。
次にCPU10の機能について説明する。図3はCPU10の機能を示すブロック図、図4は取得したパケットの格納例を示す模式図、図5はパケットの取得量、消失量及び取得漏れ量の関係を示す説明図である。CPU10は、補助記憶装置13に記憶してあるプログラムに従うことにより、パケットを取得するパケット取得手段101と、取得を制御する取得制御手段102と、取得量を計測する取得量計測手段103と、消失量を計測する消失量計測手段104と、取得漏れ量を計測する取得漏れ量計測手段105と、消失率を算出する消失率算出手段106と、利用すべき演算ポリシーを選定する演算ポリシー選定手段107と、演算結果を出力させる演算結果出力手段108として機能する。
CPU10は、パケット取得手段101として機能する場合、通信部16を介してRTPセッションを転送されるパケットを順次取得し、取得した都度パケットにCAPヘッダを付与する。CAPヘッダは、取得時間順を示す取得番号を格納する。CPU10は、CAPヘッダを含むパケットをRAM12のパケット蓄積領域121へ蓄積する。パケット蓄積領域121は、固定長のバッファであり、CPU10は、蓄積したパケットに対してリングバッファを行う(図4参照)。即ち、CPU10は、パケットを取得番号順に並べてパケット蓄積領域121に格納する。CPU10は、最も若い取得番号のパケットを先頭パケットとし、先頭パケットに対して処理を施す。CPU10は、先頭パケットに対する処理が終了した後、かかる先頭パケットに新たなパケットを上書し、次に若い取得番号のパケットを新たな先頭パケットとする。新たに上書きしたパケットは、最後尾パケットとなる。CPU10は、新たな先頭パケットに対して同様の処理を施す。パケット取得手段101がパケットを取得して、パケット蓄積領域121にリングバッファできなかった場合、パケットの取得漏れが生じる。この場合、パケット蓄積領域121では、CAPヘッダの取得番号の不連続が生じる。
CPU10は、取得制御手段102として機能する場合、パケット取得手段101によるパケット取得を制御し、所定の単位時間当たりに取得したパケットに対して各種計測を行うように制御する。また、取得制御手段102として機能するCPU10は、単位時間を計時するタイマー機能を有する。単位時間に関するデータは、予め設定されて補助記憶装置13に記憶され、管理者により更新される。
CPU10は、取得量計測手段103として機能する場合、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのRTPヘッダに格納してある転送番号を抽出する。RTPヘッダは、送信元の通信端末装置3が送信する都度パケットに付与したものである。転送番号は、転送順序を示すシーケンス番号である。CPU10は、転送番号の個数を計数することにより、所定の単位時間当たりに取得したパケット数(取得量)を計測する。CPU10は、計測した取得量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、消失量計測手段104として機能する場合、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのRTPヘッダに格納してある転送番号及びCAPヘッダに格納してある取得番号を抽出する。CPU10は、抽出した転送番号及び取得番号の並びを解析し、隣り合うパケットの転送番号のみの連続性が途切れる箇所を転送番号のみが欠落している箇所として検出する。CPU10は、転送番号のみの欠落箇所を検出したとき、欠落箇所に消失マーカーErrRTPを記録する。CPU10は、消失マーカーErrRTPの個数を計数することにより、所定の単位時間当たりに取得したパケットのうち、転送中に消失したパケット数(消失量)を計測する。CPU10は、計測した消失量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、取得漏れ量計測手段105として機能する場合、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのCAPヘッダに格納してある取得番号を抽出する。CPU10は、抽出した取得番号の並びを解析し、隣り合うパケットの取得番号の連続性が途切れる箇所を取得番号が欠落している箇所として検出する。CPU10は、取得番号の欠落箇所を検出したとき、欠落箇所に取得漏れマーカーErrCAPを記録する。CPU10は、取得漏れマーカーErrCAPの個数を計数することにより、所定単位時間当たりに取得したパケットのうち、装置内に蓄積することができなかったパケット数(取得漏れ量)を計数する。CPU10は、計数した取得漏れ量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、消失率算出手段106として機能する場合、補助記憶装置13に記憶してある演算ポリシーD1を一又は複数読み出し、RAM12の取得統計情報記憶領域122に格納してある取得量、消失量及び/又は取得漏れ量を読み出す。CPU10は、演算ポリシーD1に従い、読み出した取得量、消失量及び/又は取得漏れ量に基づいてパケットの消失率及び誤差を算出する。CPU10は、算出した消失率及び誤差を対応付けてRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、消失率算出手段106において複数の演算ポリシーD1に従い、消失率及び誤差を夫々算出した場合、演算ポリシー選定手段107として機能する。CPU10は、演算ポリシー選定手段107として機能する場合、補助記憶装置13に記憶してある演算選択ポリシーD2を読み出し、RAM12の取得統計情報記憶領域122に記憶してある消失率及び誤差を複数読み出す。CPU10は、演算選択ポリシーD2に従い、読み出した消失率及び誤差のうち、最適な消失率及び誤差を選定する。
CPU10は、演算結果出力手段108として機能する。CPU10は、消失率算出手段106にて算出した消失率及び誤差、又は演算ポリシー選定手段107により選定した消失率及び誤差に関する情報を出力部15を介して画像若しくは音声により出力するか、又は外部装置へ出力する。ここでいう出力すべき情報は、例えば、解析したパケットのRTPヘッダの情報、計測した取得量、消失量、取得漏れ量、消失率及び誤差などが該当する。
次に本発明に係るコンピュータプログラムに従い、測定装置1が実行する通信品質測定処理の手順を実施例1乃至3に分けて夫々説明する。測定装置1が実行する通信品質測定処理の手順は、本発明に係る通信品質測定方法に相当する。
実施例1.
実施例1において、測定装置1が一の演算ポリシーD1に従い、計測したパケットの取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケットの消失率及び誤差を算出し、算出した消失率及び誤差を出力する一例を説明する。図6は実施例1に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。尚、ここでは、演算ポリシーD1を上述した第3の演算ポリシーD1として説明する。
管理者は、通信品質の測定を行うべく、測定装置1の入力部14を介して測定要求を入力する。測定装置1のCPU10は、管理者により入力された測定要求を受け付けたか否かを判断し(S101)、測定要求を受け付けていないと判断した場合(S101でNO)、通信品質測定処理を実行しない。
一方、CPU10は、測定要求を受け付けたと判断した場合(S101でYES)、通信部16を介してRTPセッションを転送されるパケットを取得する(S102)。CPU10は、パケットを取得する都度パケットにCAPヘッダを付与し、CAPヘッダを含むパケットをRAM12のパケット蓄積領域121へ蓄積する。
CPU10は、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのRTPヘッダを解析することにより、パケットの取得量を計測する(S103)。CPU10は、計測した取得量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの消失量を計測する(S104)。CPU10は、計測した消失量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの取得漏れ量を計測する(S105)。CPU10は、計測した取得漏れ量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある単位時間に関するデータを読み出し、ステップS102から105までの実行時間が所定の単位時間に達するか否かを判断する(S106)。その結果、CPU10は、実行時間が所定の単位時間に達していないと判断した場合(S106でNO)、ステップS102に戻り、通信品質測定処理を繰り返す。
一方、CPU10は、実行時間が所定の単位時間に達すると判断した場合(S106でYES)、補助記憶装置13に記憶してある演算ポリシーD1を読み出す(S107)。CPU10は、RAM12の取得統計情報記憶領域122に格納してある取得量、消失量及び取得漏れ量を読み出し、演算ポリシーD1に従い、読み出した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケットの消失率及び誤差を算出する(S108)。
CPU10は、算出したパケットの消失率及び誤差を出力部15を介して出力する(S109)。CPU10は、ステップS101に戻り、測定要求の受付状態にあるか否かを判断し(S101)、測定要求の受付が終了したと判断した場合(S101でNO)、通信品質測定処理を完了する。
一方、CPU10は、測定要求の受付状態にあると判断した場合(S101でYES)、ステップS102以降の処理を繰り返す。
実施例2.
上述した実施例1では、測定装置1が一の演算ポリシーD1に従い、計測したパケットの取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいてパケットの消失率及び誤差を算出する通信品質測定方法の一例を説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、測定装置1が複数の演算ポリシーD1に従い、パケットの消失率及び誤差を夫々算出し、算出したパケットの消失率及び誤差から、誤差が最小となる消失率及び誤差を選定し、選定した消失率及び誤差を出力するようにしてもよい。そこで、実施例2において、かかる通信品質測定方法の一例を説明する。図7は実施例2に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。尚、ここでは、複数の演算ポリシーD1を上述した第1、第2、第3及びその他の演算ポリシーD1とし、演算選択ポリシーD2を上述した第1の演算選択ポリシーD2として説明する。
管理者は、通信品質の測定を行うべく、測定装置1の入力部14を介して測定要求を入力する。測定装置1のCPU10は、管理者により入力された測定要求を受け付けたか否かを判断し(S201)、測定要求を受け付けていないと判断した場合(S201でNO)、通信品質測定処理を実行しない。
一方、CPU10は、測定要求を受け付けたと判断した場合(S201でYES)、通信部16を介してRTPセッションを転送させるパケットを取得する(S202)。CPU10は、パケットを取得する都度パケットにCAPヘッダを付与し、CAPヘッダを含むパケットをRAM12のパケット蓄積領域121へ蓄積する。
CPU10は、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのRTPヘッダを解析することにより、パケットの取得量を計測する(S203)。CPU10は、計測した取得量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの消失量を計測する(S204)。CPU10は、計測した消失量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの取得漏れ量を計測する(S205)。CPU10は、計測した取得漏れ量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある単位時間に関するデータを読み出し、ステップS202から205までの実行時間が所定の単位時間に達するか否かを判断する(S206)。その結果、CPU10は、実行時間が所定の単位時間に達していないと判断した場合(S206でNO)、ステップS202に戻り、通信品質測定処理を繰り返す。
一方、CPU10は、実行時間が所定の単位時間に達すると判断した場合(S206でYES)、補助記憶装置13に記憶してある各演算ポリシーD1を読み出す(S207)。CPU10は、RAM12の取得統計情報記憶領域122に格納してある取得量、消失量及び/又は取得漏れ量を読み出し、演算ポリシーD1に従い、読み出した取得量、消失量及び/又は取得漏れ量の何れかとの組み合わせに基づいてパケットの消失率及び誤差を算出する(S208)。CPU10は、算出した消失率及び誤差をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出したか否かを判断し(S209)、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出していないと判断した場合(S209でNO)、何れかの演算ポリシーD1に従い、算出を行っていないとして、ステップS207に戻り、通信品質測定処理を繰り返す。
一方、CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出したと判断した場合(S209でYES)、補助記憶装置13に記憶してある演算選択ポリシーD2を読み出し(S210)、RAM12の取得統計情報記憶領域122に記憶してある消失率及び誤差を複数読み出す。CPU10は、演算選択ポリシーD2に従い、読み出した誤差を比較し、誤差が最小となる消失率及び誤差を選定する(S211)。
CPU10は、選定した消失率及び誤差を出力部15を介して出力する(S212)。CPU10は、ステップS201に戻り、測定要求が受付状態であるか否かを判断し(S201)、測定要求の受付が終了したと判断した場合(S201でNO)、通信品質測定処理を完了する。
一方、CPU10は、測定要求が受付状態であると判断した場合(S201でYES)、ステップS202以降の処理を繰り返す。
このように、本発明は、本発明に係る算出方法に限定されることなく、統計理論に基づく従来公知の算出方法である場合でも、誤差が最小のもの、即ち、信頼性の高い消失率を選定して出力できる。
実施例3.
上述した実施例2では、測定装置1が複数の演算ポリシーD1に従い、パケットの消失率及び誤差を夫々算出し、算出したパケットの消失率及び誤差から、誤差が最小となる消失率及び誤差を選定し、選定した消失率及び誤差を出力する一例を説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、夫々算出したパケットの消失率及び誤差から、予め設定された選択ポリシーD1に従い、最適な消失率及び誤差を選定して出力するようにしてもよい。そこで、実施例3において、かかる通信品質測定方法の一例を説明する。図8は実施例3に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。尚、ここでは、複数の演算ポリシーD1を上述した第1、第2、第3及びその他の演算ポリシーとし、演算選択ポリシーD2を上述した第2又はその他の演算選択ポリシーD2として説明する。
管理者は、通信品質の測定を行うべく、測定装置1の入力部14を介して測定要求を入力する。測定装置1のCPU10は、管理者により入力された測定要求を受け付けたか否かを判断し(S301)、測定要求を受け付けていないと判断し場合(S301でNO)、通信品質測定処理を実行しない。
一方、CPU10は、測定要求を受け付けたと判断した場合(S301でYES)、通信部16を介してRTPセッションを転送させるパケットを取得する(S302)。CPU10は、パケットを取得する都度パケットにCAPヘッダを付与し、CAPヘッダを含むパケットをRAM12のパケット蓄積領域121へ蓄積する。
CPU10は、RAM12のパケット蓄積領域121に蓄積してあるパケットを順次読み出し、読み出したパケットのRTPヘッダを解析することにより、パケットの取得量を計測する(S303)。CPU10は、計測した取得量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの消失量を計測する(S304)。CPU10は、計測した消失量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、読み出したパケットのRTPヘッダ及びCAPヘッダを解析することにより、パケットの取得漏れ量を計測する(S305)。CPU10は、計測した取得漏れ量をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある単位時間に関するデータを読み出し、ステップS302から305までの実行時間が所定の単位時間に達するか否かを判断し(S306)、実行時間が所定の単位時間に達していないと判断した場合(S306でNO)、ステップS302に戻り、通信品質測定処理を繰り返す。
一方、CPU10は、実行時間が所定の単位時間に達すると判断した場合(S306でYES)、補助記憶装置13に記憶してある各演算ポリシーD1を読み出す(S307)。CPU10は、RAM12の取得統計情報記憶領域122に格納してある取得量、消失量及び/又は取得漏れ量を読み出し、演算ポリシーD1に従い、読み出した取得量、消失量及び/又は取得漏れ量の何れかとの組み合わせに基づいてパケットの消失率及び誤差を算出する(S308)。CPU10は、算出した消失率及び誤差をRAM12の取得統計情報記憶領域122へ格納する。
CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出したか否かを判断し(S309)、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出していないと判断した場合(S309でNO)、何れかの演算ポリシーD1に従う算出を行っていないとして、ステップS307に戻り、通信品質測定処理を繰り返す。
一方、CPU10は、補助記憶装置13に記憶してある全ての演算ポリシーD1を読み出したと判断した場合(S309でYES)、補助記憶装置13に記憶してある演算選択ポリシーD2を読み出し(S310)、RAM12の取得統計情報記憶領域122に記憶してある消失率及び誤差を複数読み出す。CPU10は、演算選択ポリシーD2に従い、最適な消失率及び誤差を選定する(S311)。
CPU10は、選定した消失率及び誤差を出力部15を介して出力する(S312)。CPU10は、ステップS301に戻り、測定要求の受付状態であるか否かを判断し(S301)、測定要求の受付が終了したと判断した場合(S301でNO)、通信品質測定処理を完了する。即ち、CPU10は、管理者により入力された測定の停止指示を受け付けた場合、通信品質測定処理を完了する。
一方、CPU10は、測定要求の受付状態であると判断した場合(S301でYES)、ステップS302以降の処理を繰り返す。
このように、本発明は、本発明に係る算出方法に限定されることなく、統計理論に基づく従来公知の算出方法である場合でも、最適な、即ち、信頼性の高い消失率を選定して出力できる。
以上、測定装置1が実行する通信品質測定処理の手順を実施例1乃至3に分けて説明した。次に実施例2に係る通信品質測定処理における演算ポリシーの選定を具体的な数値に基づいて説明する。
測定装置1のCPU10は、所定の単位時間当たりに取得済のパケット数Nrecvを45個、消失したパケット数Nlossを4個、取得漏れのパケット数Ndiskを1個計測したとする。CPU10は、上述した第2の演算ポリシーD1を補助記憶装置13から読み出す。CPU10は、第2の演算ポリシーD1に従い、消失率及び誤差を算出する。その結果、消失率及び誤差は、P−e<P0<P+e、即ち、0.50<P0<15.83(但し、P−eを誤差の最小、P+eを誤差の最大とし、P0を消失率とする。)となる。また、CPU10は、上述した第3の演算ポリシーD1を補助記憶装置13から読み出す。CPU10は、第3の演算ポリシーD1に従い、消失率及び誤差を算出する。その結果、消失率及び誤差は、Pmin<P0<Pmax、即ち、8.00<P0<10.00(但し、Pminを誤差の最小、Pmaxを誤差の最大とし、P0を消失率とする。)となる。CPU10は、上述した第1の演算選択ポリシーD2を補助記憶装置13から読み出す。CPU10は、第1の演算選択ポリシーD2に従い、誤差が最小となる消失率及び誤差を選定する。その結果、CPU10は、Pmin<P0<Pmax=8.00<P0<10.00、即ち、第3の演算ポリシーに基づいて算出した消失率及び誤差を選定する。
尚、上述した実施の形態では、測定装置1を管理者により管理されているサーバ装置として説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、測定装置1を小型化し、通信端末装置3に内蔵するようにしてもよい。かかる場合、通信端末装置3は、パケット取得手段101にて取得したパケットを音声データに変換して出力し、話者の音声データをパケットに変換してパケット交換網21へ出力する。
以上の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを備え、前記パケット交換網による通信品質を測定する通信品質測定装置において、
前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測する計測手段と、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第1算出手段と、
算出した消失率及び誤差を対応付けて出力する手段と
を備えることを特徴とする通信品質測定装置。
(付記2)
前記計測手段により計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第2算出手段と、
前記第1又は第2算出手段により夫々算出した消失率及び誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定する選定手段と
を更に備えることを特徴とする付記1に記載の通信品質測定装置。
(付記3)
前記選定手段による選定は、出力すべき誤差が最小になるように選定することを規定してある選定規則に従うようにしてあることを特徴とする付記2に記載の通信品質測定装置。
(付記4)
前記計測手段による消失量の計測は、取得したパケットのヘッダに格納してある転送順序に関する情報を解析することにより行うようにしてあることを特徴とする付記1乃至3の何れか一つに記載の通信品質測定装置。
(付記5)
前記第1算出手段は、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量を合計してパケットの転送量を算出する手段と、
計測した消失量に対する前記転送量の比率を前記消失率の最小値として算出する手段と、
計測した消失量及び取得漏れ量の合計に対する前記転送量の比率を前記消失率の最大値として算出する手段と、
算出した最小値及び最大値に基づいて消失率及び該消失率に対する誤差を算出する手段と
を備えることを特徴とする付記1乃至4の何れか一つに記載の通信品質測定装置。
(付記6)
付記1乃至5の何れか一つに記載の通信品質測定装置と、
前記取得手段により取得したパケットを音声データに変換する手段と、
変換した音声データを出力する手段と
を備えること特徴とする通信端末装置。
(付記7)
パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを用い、前記パケット交換網による通信品質の測定を行う通信品質測定方法において、
前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測し、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出し、
算出した消失率及び誤差を対応付けて出力することを特徴とする通信品質測定方法。
(付記8)
パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを用い、前記パケット交換網による通信品質の測定を行う通信品質測定方法において、
前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測し、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差、並びに、計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケット交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を夫々算出し、
算出した消失率及び誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定し、
選定した消失率及び誤差を対応付けて出力することを特徴とする通信品質測定方法。
(付記9)
パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを用い、前記パケット交換網による通信品質の測定を行う通信品質測定方法において、
前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測し、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差、並びに、計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケット交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を夫々算出し、
出力すべき誤差が最小になるように選定することを規定してある選定規則に従い、算出した消失率及び誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定し、
選定した消失率及び誤差を対応付けて出力することを特徴とする通信品質測定方法。
(付記10)
前記計測手段による消失量の計測は、取得したパケットのヘッダに格納してある転送順序に関する情報を解析して行うことを特徴とする付記7乃至9の何れ一つに記載の通信品質測定方法。
(付記11)
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づく前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差の算出は、計測した取得量、消失量及び取得漏れ量を合計してパケットの転送量を算出し、計測した消失量に対する前記転送量の比率を前記消失率の最小値として算出し、計測した消失量及び取得漏れ量の合計に対する前記転送量の比率を前記消失率の最大値として算出し、算出した最小値及び最大値に基づいて消失率及び該消失率に対する誤差を算出することを特徴とする付記7乃至10の何れか一つに記載の通信品質測定方法。
(付記12)
コンピュータに、接続したパケット交換網を転送されるパケットを取得し、取得したパケットを蓄積し、取得したパケットを解析し、前記パケット交換網の通信品質を測定させるコンピュータプログラムにおいて、
所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の自らが蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測させるステップと、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出させるステップと、
算出した消失率及び誤差を対応付けて出力させるステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記13)
計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケットの交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出させるステップと、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて算出した前記パケット交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差、又は、計測した取得量及び消失量に基づいて算出した前記パケット交換網を転送させるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定させるステップと
を更にコンピュータに実行させることを特徴とする付記12に記載のコンピュータプログラム。
(付記14)
出力すべき消失率及び誤差の選定は、出力すべき誤差が最小になるように選定することを規定してある選定規則に従わせることを特徴とする付記13に記載のコンピュータプログラム。
(付記15)
パケットの消失量の計測は、取得したパケットのヘッダに格納してある転送順序に関する情報を解析することにより行わせることを特徴とする付記12乃至14の何れか一つに記載のコンピュータプログラム。
(付記16)
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づく前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差の算出は、
計測した取得量、消失量及び取得漏れ量を合計してパケットの転送量を算出させるステップと、
計測した消失量に対する前記転送量の比率を前記消失率の最小値として算出させるステップと、
計測した消失量及び取得漏れ量の合計に対する前記転送量の比率を前記消失率の最大値として算出させるステップと、
算出した最小値及び最大値に基づいて消失率及び該消失率に対する誤差を算出させるステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする付記12乃至15の何れか一つに記載のコンピュータプログラム。
本発明に係る通信品質測定装置を含む通信システムの全体構成を示す模式図である。 測定装置の構成を示すブロック図である。 CPUの機能を示すブロック図である。 取得したパケットの格納例を示す模式図である。 パケットの取得量、消失量及び取得漏れ量の関係を示す説明図である。 実施例1に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る通信品質測定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 測定装置
10 CPU
11 外部記憶装置
12 RAM
13 補助記憶装置
14 入力部
15 出力部
16 通信部
21 パケット交換網
22 通信網
3 通信端末装置

Claims (8)

  1. パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを備え、前記パケット交換網による通信品質を測定する通信品質測定装置において、
    前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測する計測手段と、
    計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第1算出手段と、
    算出した消失率及び誤差を対応付けて出力する手段と
    を備えることを特徴とする通信品質測定装置。
  2. 前記計測手段により計測した取得量及び消失量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出する第2算出手段と、
    前記第1又は第2算出手段により夫々算出した消失率及び誤差から出力すべき消失率及び誤差を選定する選定手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信品質測定装置。
  3. 前記選定手段による選定は、出力すべき誤差が最小になるように選定することを規定してある選定規則に従うようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の通信品質測定装置。
  4. 前記計測手段による消失量の計測は、取得したパケットのヘッダに格納してある転送順序に関する情報を解析することにより行うようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の通信品質測定装置。
  5. 前記第1算出手段は、
    計測した取得量、消失量及び取得漏れ量を合計してパケットの転送量を算出する手段と、
    計測した消失量に対する前記転送量の比率を前記消失率の最小値として算出する手段と、
    計測した消失量及び取得漏れ量の合計に対する前記転送量の比率を前記消失率の最大値として算出する手段と、
    算出した最小値及び最大値に基づいて消失率及び該消失率に対する誤差を算出する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の通信品質測定装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つに記載の通信品質測定装置と、
    前記取得手段により取得したパケットを音声データに変換する手段と、
    変換した音声データを出力する手段と
    を備えること特徴とする通信端末装置。
  7. パケット交換網に接続する手段と、前記パケット交換網を転送されるパケットを取得する取得手段と、取得したパケットを蓄積する蓄積手段と、取得したパケットを解析する手段とを用い、前記パケット交換網による通信品質の測定を行う通信品質測定方法において、
    前記取得手段により、所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の前記蓄積手段により蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測し、
    計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出し、
    算出した消失率及び誤差を対応付けて出力することを特徴とする通信品質測定方法。
  8. コンピュータに、接続したパケット交換網を転送されるパケットを取得し、取得したパケットを蓄積し、取得したパケットを解析し、前記パケット交換網の通信品質を測定させるコンピュータプログラムにおいて、
    所定の単位時間当たりに取得したパケットの取得量及び前記パケット交換網を転送中に消失したパケットの消失量並びに取得したパケットの内の自らが蓄積できないパケット量を示す取得漏れ量を夫々計測させるステップと、
    計測した取得量、消失量及び取得漏れ量に基づいて前記パケット交換網を転送されるパケットの消失率及び該消失率に対する誤差を算出させるステップと、
    算出した消失率及び誤差を対応付けて出力させるステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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