JP2009177162A - 液浸リソグラフィ - Google Patents

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Abstract

【課題】液浸システム中の粒子の存在を低減することおよび/または欠陥の発生または数を低減するために欠陥を一層よく理解できるように欠陥を示す情報を得る。
【解決手段】液浸リソグラフィを使用して放射感光材料の層で被覆された基板Wの照射中に存在する欠陥110に関連する情報取得方法が開示される。非パターン化放射ビームで放射感光材料の区域を照射するステップであって、放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が後続の現像の間に実質的に除去されるのに十分であるドーズ量で照射され、ネガ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が後続の現像中実質的に不溶性であるのに十分であるドーズ量で照射されるステップを含む。放射感光材料を現像するステップと、欠陥に関連する情報を得るために、放射感光材料が現像された後、基板上に残る放射感光材料のトポグラフィを少なくとも示す情報を得るステップとをさらに含む。
【選択図】図9

Description

[0001] 本発明は液浸リソグラフィに関する。詳細には、本発明は、液浸リソグラフィプロセス中に存在する欠陥および/またはプロセス中の欠陥によって引き起こされる基板上の欠陥を少なくとも示す情報を得る方法および装置に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、基板上に、通常、基板のターゲット部分上に所望のパターンを付ける機械である。リソグラフィ装置は、例えば集積回路(IC)の製造で使用することができる。その場合、パターニングデバイス、あるいはマスクまたはレチクルと呼ばれるものを使用してICの個々の層上に形成されるべき回路パターンを生成することができる。このパターンは基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、1つまたはいくつかのダイの一部を含む)上に転写することができる。パターンの転写は、一般に、基板上に形成された放射感光材料(レジスト)の層上へのイメージングを介してなされる。一般に、単一の基板は、連続的にパターニングされる隣接するターゲット部分のネットワークを含むであろう。既知のリソグラフィ装置は、ターゲット部分上に一度に全パターンを露光することによって各ターゲット部分が照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「スキャン」方向)に放射ビームによりパターンをスキャンすると同時に、同期して、この方向と平行または反平行に基板をスキャンすることによって各ターゲット部分が照射されるいわゆるスキャナとを含む。基板上にパターンをインプリントすることによってパターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
[0003] 投影システムの最終エレメントと基板との間の空間を満たすように、比較的高い屈折率を有する液体、例えば水にリソグラフィ投影装置中で基板を浸漬することが提案されている。液体は蒸留水とすることができるが、別の液体を使用することもできる。本明細書の説明は液体を参照する。しかし、別の流体、特に濡れ流体、非圧縮性流体および/または空気よりも高い屈折率、望ましくは水よりも高い屈折率をもつ流体が適することがある。これの趣旨は、露光放射が液体中でより短い波長を有するので、より小さいフィーチャのイメージングを可能にすることである。(液体の効果は、システムの実効開口数(NA)を増加させ、焦点深度も増加させると見なすこともできる。)その中に懸濁された固体粒子(例えばクオーツ)をもつ水を含む他の液浸液が提案されている。
[0004] しかし、基板、または基板および基板テーブルを液体の浴に浸漬することは(例えば、米国特許第4509852号明細書を参照)、スキャン露光の間加速されなければならない大量の液体があることを意味する。これは、基板および/または基板テーブルを移動するために追加のモーターまたはより強力なモーターを必要とすることを意味することがある。さらに、液体の乱流が望ましくなく予測できない影響をもたらすことがある。
[0005] 提案された解決策の1つは、液体供給システムが、基板の局所区域だけにおよび投影システムPLの最終エレメントと基板との間に液体閉じ込めシステムを使用して液体を供給することである(基板は一般に投影システムの最終エレメントよりも大きい表面積を有する)。この解決策の可能な実施が、国際特許出願公開第99/49504号パンフレットに開示されている。本明細書の図2および3に示されるように、液体は、好ましくは最終エレメントPLに対する基板の移動の方向に沿って、基板W上に少なくとも1つの入口INによって供給され、投影システムPLの下を通過した後少なくとも1つの出口OUTによって除去される。すなわち、基板Wが−X方向にエレメントの下でスキャンされるとき、液体はエレメントの+X側で供給され、−X側で除去される。図2は、液体が入口INを介して供給され、低圧源に接続されている出口OUTによってエレメントの反対側で除去される仕組みを概略的に示す。図2の説明図では、そうである必要はないが、液体は最終エレメントに対する基板の移動方向に沿って供給される。最終エレメントの周りに位置決めされた様々な配向および数の入口および出口が可能であり、一例が図3に示されており、両側に出口をもつ入口の4組が最終エレメントの周りに規則的なパターンで設けられている。
[0006] 液浸リソグラフィ機械で直面する問題は液浸システム内および基板の表面上に汚染粒子が発生することである。粒子が投影システムと露光される基板との間に存在すると、液浸システム中の粒子の存在により露光プロセス中に欠陥が生じることがある。液浸流体中および/または例えば基板上に形成されたレジストの表面に気泡が発生する場合、同じ問題に出会うことがある。
[0007] 例えば、液浸システム中の粒子の存在を最適に低減することおよび/または欠陥の発生または数を低減するために欠陥を一層よく理解できるように少なくとも欠陥を示す情報を得ることが望ましい。例えば、本明細書で説明されるかまたは他の所で説明されるかにかかわらず従来技術の少なくとも1つの欠点を除去するかまたは緩和することができる新規または代替の方法および装置を提供することが望ましい。
[0008] 本発明の態様によれば、液浸リソグラフィを使用して放射感光材料の層で被覆された基板の照射中に存在する欠陥に関連する情報を得る方法が提供され、この方法は、非パターン化放射ビームで放射感光材料の区域を照射するステップであって、その区域は、放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに十分であるドーズ量で照射され、または放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに十分であるドーズ量で照射されるステップと、放射感光材料を現像するステップと、欠陥に関連する情報を得るために、放射感光材料が現像された後、基板上に残る放射感光材料のトポグラフィを少なくとも示す情報を得るステップとを含む。
[0009] 本発明の別の態様によれば、液浸リソグラフィを使用して放射感光材料の層で被覆された基板の照射中に存在する欠陥に関連する情報を得るように構成された装置が提供され、この装置は、非パターン化放射ビームで放射感光材料の区域を照射するように構成された液浸リソグラフィ装置であって、その区域は、放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに十分であるドーズ量で照射され、または放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、放射感光材料が放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに十分であるドーズ量で照射される液浸リソグラフィ装置と、放射感光材料を現像するように構成された現像装置と、欠陥に関連する情報を得るために、放射感光材料が現像された後、基板上に残る放射感光材料のトポグラフィを示す情報を得るように構成された装置とを備える。
[0010] 次に、本発明の実施形態が、例としてのみ、対応する参照記号が対応する部分を示す添付の概略図を参照しながら説明される。
[0011]本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す図である。 [0012]リソグラフィ投影装置で使用される液体供給システムの一実施形態を概略的に示す図である。 [0012]リソグラフィ投影装置で使用される液体供給システムの一実施形態を概略的に示す図である。 [0013]リソグラフィ投影装置で使用される液体供給システムの一実施形態を概略的に示す図である。 [0014]液体供給システムの一実施形態を概略的に示す図である。 [0015]液浸リソグラフィ方法を概略的に示す図である。 [0015]液浸リソグラフィ方法を概略的に示す図である。 [0015]液浸リソグラフィ方法を概略的に示す図である。 [0016]液浸リソグラフィ方法に伴う問題を概略的に示す図である。 [0016]液浸リソグラフィ方法に伴う問題を概略的に示す図である。 [0016]液浸リソグラフィ方法に伴う問題を概略的に示す図である。 [0017]本発明の一実施形態による、液浸リソグラフィプロセス中の欠陥を示す情報を得る方法の一部を概略的に示す図である。 [0017]本発明の一実施形態による、液浸リソグラフィプロセス中の欠陥を示す情報を得る方法の一部を概略的に示す図である。 [0017]本発明の一実施形態による、液浸リソグラフィプロセス中の欠陥を示す情報を得る方法の一部を概略的に示す図である。 [0018]図8a〜8cに示された液浸リソグラフィプロセスに関連した欠陥と共に基板を平面図で概略的に示す図である。 [0019]図9に示され、それを参照しながら説明された欠陥を少なくとも示す情報を得るための装置を概略的に示す図である。 [0019]図9に示され、それを参照しながら説明された欠陥を少なくとも示す情報を得るための装置を概略的に示す図である。
[0020] 図1は、本発明の一実施形態で使用するのに好適なリソグラフィ装置の一実施形態を概略的に示す。この装置は、
・放射ビームB(例えば紫外(UV)放射、深紫外(DUV)放射、または極紫外(EUV)放射)を調整するように構成されたイルミネーションシステム(イルミネータ)ILと、
・パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持するように構成され、いくつかのパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1のポジショナPMに接続された支持構造体(例えばマスクテーブル)MTと、
・基板(例えばレジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、いくつかのパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2のポジショナPWに接続された基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTと、
・パターニングデバイスMAにより放射ビームBに付与されたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば1つまたは複数のダイを含む)に投影するように構成された投影システム(例えば屈折式投影レンズシステム)PSと
・投影システムPS(例えばレンズ)と基板Wとの間の多量の液浸流体IFLを少なくとも部分的に保持するように構成された液浸ヘッドIH(時には液浸フードと呼ばれる)とを備える。
[0021] イルミネーションシステムは、放射を誘導し、整形し、または制御するために、屈折式、反射式、磁気式、電磁気式、静電気式、もしくは他のタイプの光学コンポーネント、またはそれらの任意の組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを含むことができる。
[0022] 支持構造体は、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計、および例えばパターニングデバイスが真空環境中に保持されるかどうかなどの他の条件によって決まる方法でパターニングデバイスを保持する。支持構造体は、パターニングデバイスを保持するために、機械式、真空式、静電気式、または他のクランプの技法を使用することができる。支持構造体は、例えば必要に応じて固定にも可動にもすることができるフレームまたはテーブルとすることができる。支持構造体は、パターニングデバイスを例えば投影システムに対して所望の位置に確実に置くことができる。本明細書における「レチクル」または「マスク」という用語のいかなる使用も「パターニングデバイス」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
[0023] 本明細書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分にパターンを生成するように、放射ビームの断面にパターンを付与するために使用することができるいかなるデバイスも指すものと広義に解釈されるべきである。例えばパターンが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、放射ビームに付与されたパターンは基板のターゲット部分の所望のパターンと正確に対応しないことがあることに留意されたい。一般に、放射ビームに付与されたパターンは、集積回路などのターゲット部分に生成されるデバイスの特定の機能層に対応することになる。
[0024] パターニングデバイスは透過式でも反射式でもよい。パターニングデバイスの例には、マスク、プログマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクはリソグラフィではよく知られており、バイナリのレベンソン型(alternating)位相シフトおよびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスクタイプ、ならびに様々なハイブリッドマスクタイプを含む。プログマブルミラーアレイの例は小さいミラーのマトリクス構成を使用し、各ミラーは入射する放射ビームを様々な方向に反射させるように個別に傾斜させることができる。傾斜したミラーは、ミラーマトリクスによって反射される放射ビームにパターンを付与する。
[0025] 本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用される露光放射に適した、または液浸液の使用もしくは真空の使用などの他の要因に適した、屈折式、反射式、反射屈折式、磁気式、電磁気式、および静電式の光学システム、またはそれらの任意の組合せを含む任意のタイプの投影システムを包含するものと広義に解釈されるべきである。本明細書における「投影レンズ」という用語のいかなる使用も「投影システム」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
[0026] ここに示されるように、装置は透過タイプ(例えば透過マスクを使用する)である。代わりに、この装置は反射タイプにする(前述で参照したようなタイプのプログラマブルミラーアレイを使用するか、または反射マスクを使用する)ことができる。
[0027] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)またはそれよりも多い基板テーブル(および/または2つ以上のパターニングデバイステーブル)を有するタイプとすることができる。そのような「マルチステージ」機械では、追加のテーブルを並列に使用することができ、または1つもしくは複数の他のテーブルを露光のために使用しながら1つもしくは複数のテーブルで準備ステップを行うことができる。
[0028] 図1を参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受け取る。例えば放射源がエキシマレーザである場合、放射源とリソグラフィ装置は別個の要素とすることができる。そのような場合、放射源はリソグラフィ装置の一部を形成すると考えられず、放射ビームは、例えば適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えるビームデリバリシステムBDを用いて放射源SOからイルミネータILに送られる。他の場合、例えば放射源が水銀ランプである場合、放射源はリソグラフィ装置の一体部分とすることができる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要であればビームデリバリシステムBDと共に放射システムと呼ぶことができる。
[0029] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調整するように構成されたアジャスタADを備えることができる。一般に、イルミネータの瞳面における強度分布の少なくとも外側および/または内側の半径方向範囲(通常それぞれσ−outerおよびσ−innerと呼ばれる)を調整することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの様々な他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使用して、放射ビームをその断面において所望の均一性および強度分布を有するように調整することができる。
[0030] 放射ビームBは、支持構造体(例えばマスクテーブル)MTに保持されるパターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射し、パターニングデバイスによってパターニングされる。放射ビームBはパターニングデバイスMAを通過した後、投影システムPSを通り抜け、投影システムPSは、ビームが液浸流体IFLを通過するときビームを基板Wのターゲット部分C上に合焦する。第2のポジショナPWおよび位置センサIF(例えば干渉計デバイス、線形エンコーダ、または容量センサ)を用いて、例えば放射ビームBの経路中において様々なターゲット部分Cを位置決めするように基板テーブルWTを正確に移動することができる。同様に、第1のポジショナPMおよび別の位置センサ(図1に明確には示されていない)を使用して、例えばマスクライブラリからの機械的抽出の後にまたはスキャン中に、パターニングデバイスMAを放射ビームBの経路に対して正確に位置決めすることができる。一般に、支持構造体MTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を用いて実現することができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使用して実現することができる。ステッパの場合(スキャナとは反対に)、支持構造体MTはショートストロークアクチュエータにのみ接続することができ、または固定することができる。パターニングデバイスMAおよび基板Wは、パターニングデバイスアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用してアライメントすることができる。図示のような基板アライメントマークは専用のターゲット部分を占めるが、それらはターゲット部分間の空間に配置することができる(これらはスクライブレーンアライメントマークとして知られている)。同様に、1つよりも多いダイがパターニングデバイスMA上に備えられている状況では、パターニングデバイスアライメントマークはダイ間に配置することができる。
[0031] 図示の装置は、以下のモードの少なくとも1つで使用することができる。
[0032] 1.ステップモードでは、支持構造体MTおよび基板テーブルWTを本質的に静止したままにしながら、放射ビームに付与されたパターン全体がターゲット部分C上に一度に投影される(すなわち単一静的露光)。次に基板テーブルWTは、異なるターゲット部分Cが露光されるようにXおよび/またはY方向に移動される。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一静的露光で結像されたターゲット部分Cのサイズを制限する。
[0033] 2.スキャンモードでは、支持構造体MTおよび基板テーブルWTが同期してスキャンされながら、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分C上に投影される(すなわち単一動的露光)。支持構造体MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの拡大(縮小)および結像反転特性によって決定することができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズが単一動的露光におけるターゲット部分の幅(非スキャン方向に)を制限するが、スキャン動作の長さがターゲット部分の高さ(スキャン方向に)を決定する。
[0034] 3.別のモードでは、支持構造体MTは本質的に静止したままでプログラマブルパターニングデバイスを保持し、基板テーブルWTが移動されるかまたはスキャンされながら、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分C上に投影される。このモードでは、一般に、パルス放射源が使用され、基板テーブルWTの各移動の後にまたはスキャン中の連続する放射パルス間に必要に応じてプログラマブルパターニングデバイスが更新される。この操作モードは、前述で参照したようなタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[0035] 前述の使用モードの組合せおよび/または変形、または全く異なる使用モードを使用することもできる。
[0036] 局所液体供給システムを備えた液浸リソグラフィ構成が図4に示される。液体は投影システムPLの両側に2つの溝入口INによって供給され、入口INの半径方向外向きに配置された複数の個別の出口OUTによって除去される。入口INおよび出口OUTは中心に孔がある板に配置することができ、その孔を通して投影システムPL(例えばレンズ)は投影することができる。液体は投影システムPLの一方の側の1つの溝入口INによって供給され、投影システムPLの他方の側の複数の個別の出口OUTによって除去される。これにより、投影システムPLと基板Wとの間に液体の薄膜の流れが生じる。入口INおよび出口OUTのどの組合せを使用するかの選択は基板Wの移動の方向に依存することができる(入口INおよび出口OUTの他の組合せは例えば作用しない)。
[0037] 局所液体供給システムを備えた別の液浸リソグラフィ構成が提案されている。この構成は、投影システムPLの最終エレメントと基板テーブルまたは基板Wとの間の空間の境界の少なくとも一部に沿って延びる障壁部材(いわゆる液浸フード)をもつ液体供給システムを提供する。そのような解決策が図5に示される。障壁部材は、Z方向に(光軸の方向に)多少の相対的移動ができるが、XY平面では投影システムPLに対して実質的に固定される。障壁部材12と基板テーブルまたは基板Wの表面との間にシールを形成することができる。一実施形態では、シールはガスシールなどの非接触シールである。
[0038] 図5を参照すると、障壁部材12は、投影システムPLの結像フィールドの周りに基板Wに対して非接触シールを形成し、その結果、液体(例えば液浸流体)が、基板表面と投影システムPLの最終エレメントとの間のリザーバ11を満たすように閉じ込められる。リザーバ11は、投影システムPLの最終エレメントの下に位置決めされ、それを囲む障壁部材12によって形成される。液体は、投影システムの下および障壁部材12の内側の空間にもたらされる。液体はポート13によって空間にもたらされおよび/またはそこから除去される。障壁部材12は投影システムPLの最終エレメントの少し上を延び、液体の緩衝が与えられるように液体は最終エレメントの上に上昇する。障壁部材12は、上端部で、一実施形態では、投影システムまたはそれの最終エレメントの形状に密接に一致し、例えば円形とすることができる内部周囲を有する。底部では、内部周囲は結像フィールドの形状、例えばそうである必要はないが長方形に密接に一致する。
[0039] 液体は、障壁部材12の底部と基板Wの表面の間のガスシール16によってリザーバに閉じ込められる。ガスシールは、障壁部材12と基板との間の間隙に加圧下で入口15を介して供給され、第1の出口14を介して抽出されるガス、例えば空気または合成空気によって、一実施形態ではNまたは別の不活性ガスによって形成される。ガス入口15の過圧力、第1の出口14の真空レベル、および間隙の形状は、液体を閉じ込める内向きの高速ガス流があるように構成される。そのようなシステムは、米国特許出願公開第2004−0207824号明細書に開示されている。
[0040] 各々が参照により全体が本明細書に組み込まれる欧州特許出願公開第1420300号明細書および米国特許出願公開第2004−0136494号明細書では、ツインステージまたはデュアルステージ液浸リソグラフィ装置の概念が開示されている。そのような装置は基板を支持するために2つのテーブルを備えている。レベル測定は液浸液なしで第1の位置のテーブルで行われ、露光は、液浸液が存在する第2の位置のテーブルで行われる。代替では、装置は1つのテーブルだけを有する。
[0041] 他の液浸リソグラフィ構成も可能であり、本発明の1つまたは複数の実施形態も同様にこれらに適用可能である。例えば、ガスシール16の代わりに実質的に液体だけを抽出する単相抽出器を有することが可能である。そのような単相抽出器の半径方向外向きに、液体を空間に閉じ込めるのに役立つガス流れを生成するための1つまたは複数のフィーチャが存在することができる。1つのそのようなタイプのフィーチャは、ガスの薄いジェットが基板Wの方にその上に誘導されるいわゆるガスナイフとすることができる。投影システムおよび液体供給システムに対する基板のスキャン動作の間、流体静力学的力および流体動力学的力を生成することができ、それにより基板に向かって液体に圧力がもたらされる。
[0042] 局所区域液体供給システムでは、基板Wは投影システムPLおよび液体供給システムに対して移動される。基板テーブルWTの相対移動により、基板Wの端部を結像することができ、または基板テーブルWT上のセンサを感知目的または基板交換のために結像することができる可能性がある。基板交換は、異なる基板の露光の間に基板テーブルWTから基板Wを除去し取り替えることである。基板交換中、液体が液体閉じ込めシステム12内に保持されることが望ましいことがある。これは、基板テーブルWTに対して液体閉じ込めシステム12を移動させることによって達成することができ、または逆も同様であり、その結果、液体閉じ込めシステムは、基板Wから離れて基板テーブルWTの表面上に配置される。そのような表面はシャッタ部材とすることができる。液浸液は、ガスシール16の操作によって、または液体閉じ込めシステム12の下面にシャッタ部材の表面をクランプすることによって液体閉じ込めシステムに保持することができる。クランプは、液体閉じ込めシステム12の下面に供給される流体の流れおよび/または圧力を制御することによって達成することができる。例えば、入口15から供給されるガスの圧力および/または第1の出口14から与えられる低圧力を制御することができる。
[0043] 液体閉じ込めシステム12が配置される基板テーブルWTの表面は、基板テーブル12の一体部分とすることができ、または基板テーブル12の着脱式および/または交換式コンポーネントとすることができる。そのような着脱式コンポーネントはクロージングプレートまたはダミー基板と呼ばれることがある。着脱式または取外し可能コンポーネントは別個のステージとすることができる。デュアルまたはマルチステージ構成では、基板テーブル12全体は基板置換中に露光位置で取り替えられる。そのような構成では、着脱式コンポーネントは基板テーブル間を移送することができる。シャッタ部材は、基板置換の前に基板テーブルWTの近くに移動することができる中間テーブルとすることができる。次に、液体閉じ込めシステムは、基板置換中、中間テーブル上に移動することができ、また逆も同様である。シャッタ部材は引込み式ブリッジなどの基板テーブルの移動可能コンポーネントとすることができ、それは基板置換中基板テーブル間に位置決めすることができる。シャッタ部材の表面は、基板置換中、液体閉じ込め構造の下を移動することができ、または逆も同様である。
[0044] 基板交換中、基板Wの縁部は空間11の下を通過することになり、液体は基板Wと基板テーブルWTとの間の間隙に漏れ入ることがある。この液体は、流体静力学的もしくは流体動力学的圧力下、ガスナイフの力、または他のガス流れ生成デバイスで強制的に入ることがある。間隙内などの基板Wの縁部の周りに排液管を設けることができる。排液管は基板テーブル上の別の物体の周りに配置することができる。そのような物体は、限定はしないが、前述の1つまたは複数のセンサおよび/またはシャッタ部材を含むことができる。したがって、基板Wに対するいかなる参照も、センサまたはシャッタ部材を含む任意のそのような他の物体と同義であると考えるべきである。
[0045] 図6a〜6cは、理論的な液浸リソグラフィプロセスを概略的に示す。図6aは、その上に堆積されたレジスト100の区域をもつ基板Wを示す。前述でより詳細に説明したように、レジスト100は、レジストに接触している液浸流体IFLを通して放射ビームにさらされることになる。
[0046] 図6bは、パターニングデバイス(例えばマスク)104の方に導かれた放射ビーム102を示す。パターニングデバイス104は、それを放射ビーム102が横断するのを選択的に可能にするかまたは妨げるように構成される。したがって、パターニングデバイス104を横断する放射ビーム102の部分はその断面に付与されたパターンを有することになり、したがって、パターン化放射ビーム106となることになる。次に、パターン化放射ビーム106は液浸流体IFLを通過し、その後、パターン化放射ビーム106はレジストに入射する。パターン化放射ビーム106が入射するレジストの部分108は、パターン化放射ビーム106によって化学的に影響されることになる。レジストの照射された部分108は、レジストがその後現像されるとき、レジストの照射された部分108が溶解されるように十分な放射量で照射される。これは、「ドーズトゥクリア(dose to clear)」として知られているドーズ量をレジストに与えることともいわれる。レジストの照射されなかった部分110はパターン化放射ビーム106によって化学的に影響されず、したがって、現像液中溶解可能にならない。したがって、レジストの後続の現像において、レジストの照射されなかった部分110は基板W上に残る。
[0047] 図6cは、現像溶液を使用して、レジストの照射された部分を溶解した後の基板Wを示す。レジスト110の照射されなかった部分は基板に残ることが分かる。
[0048]図6a〜6c、およびさらに以下でさらに説明する図7および8において、液浸流体IFLはパターニングデバイス104と基板Wとの間に配置されているように示される。前述のように、これは必須ではない。一実施形態では、液浸流体は、投影システム(または投影システムの最後のエレメント)と基板との間に配置することができる。図6および7は、液浸リソグラフィプロセスの概略表示として与えられ、液浸リソグラフィプロセスをどのように行うことができるかの簡単化された例として使用される。
[0049] 前述のように、図6a〜6cは簡単化された理論的な液浸リソグラフィプロセスを説明している。例えば、欠陥が言及または参照されなかったことが図6a〜6cおよびそれの説明から分かる。しかし、実際には、基板上に形成されたパターン化レジストの欠陥が液浸リソグラフィでしばしば出会う問題である。そのような欠陥の生成の理由の1つは、液浸流体がレジストに接触することのためである。場合によっては、液浸流体はレジストと相互作用し、それにより、レジストの一部が分子または粒子の形態で離脱することがある。代わりにまたは追加として、流体マークが生ずることがあるように、気泡が液浸流体中または基板上に形成されたレジストの上に生ずることがある。そのような汚染、気泡および/またはマークは、次に図7a〜7cを参照しながら説明するように、パターン化放射ビームを使用して、基板上のレジストに与えられるパターンに欠陥を生じさせることがある欠陥である。
[0050] 図7aは、その上に形成されたレジスト100の層をもつ基板Wを示す。レジスト100に液浸流体IFLは接触する。液浸流体IFLとレジスト100との間の相互作用により、1つまたは複数の気泡112および1つまたは複数の粒子114がレジスト100の層上に堆積することになった。
[0051] 図7bは、パターン化放射ビーム106を与えるためにパターニングデバイス104によってパターン化される放射ビームを示す。パターン化放射ビーム106は液浸流体IFLを通過しレジスト上に達する。放射ビーム102がパターニングデバイス104を横切らない場合、パターニングデバイス104の下のレジストの対応する区域110は照射されないことが分かる。しかし、パターニングデバイス104のパターンによって生じたレジストの照射されなかった部分110に加えて、気泡112および粒子114もパターン化放射ビーム106がレジストの一部を照射しないようにする。これは、放射されるレジストの区域108が意図されたようなものでないことを意味する。言いかえれば、レジスト上に投影されたパターンは、照射されているべきレジストの区域が実際には照射されていないという点で、レジストに欠陥を有することになる。
[0052] 図7cは、レジストが現像された後の状況を示す。照射されなかったレジストの複数の区域110が現像されておらず、それらが基板に残ることが分かる。それらはパターニングデバイス104に形成された意図されたパターンに対応しないので、気泡112および粒子114の存在に起因して基板に残るレジストの区域は欠陥である。
[0053] レジストの層に付けられたパターン内のまたはそれの欠陥は、いくつかの影響の1つまたは複数を有することがある。例えば、欠陥により、デバイスまたはレジストのパターン化層によって形成されたデバイスの層が適切に機能しないように、または全く機能しないようになることがある。レジスト内に形成される欠陥は、リソグラフィプロセス中の欠陥、例えば気泡、流体マーク、汚染などの存在に対応する。したがって、そのような欠陥を低減するか除去することが望ましい。これらの欠陥の数、場所など、および欠陥が様々な液浸リソグラフィ条件でどのように生ずるかに関する情報を得ることが望ましい。そのような情報は、液浸リソグラフィ装置および方法を調整または最適化するために液浸リソグラフィの分野で働いている人々が使用することができる。情報をさらにまたは代わりに使用して液浸リソグラフィ装置または方法の動作状態または健全状態を決定することができる。
[0054] 欠陥の数、位置、サイズ、タイプなどを示す情報を得る方法は、レジストの様々な区域に与えられたパターンの画像の比較を必要とする。これらの画像の2つ以上を比較することによって、欠陥情報を得ることができる。例えば、レジストの2つの異なる区域からの画像が比較され、レジストのこれらの2つの区域がそれらに与えられた同じパターンを有する場合、いかなる差異も欠陥に帰することができる。次に、これらの欠陥の数、位置、サイズ、形状などを目録に載せまたは使用して、例えば、これらの欠陥の場所、位置、形状、サイズなどが様々な液浸リソグラフィ条件(例えば、様々なフィールドサイズ、レジスト、液浸流体、基板スキャン速度など)でどのように変化するか決定することができる。
[0055] 基板に付けられたパターンの画像の比較から欠陥を識別するこの方法は有用であるが、それは1つまたは複数の欠点を有することがある。第1に、そのような画像を使用して、基板の端から端まで欠陥を示す情報を得るのに長時間、例えば20〜30分以上を要することがある。基板上のレジストの層を露光する場合、いかなる無駄な時間もリソグラフィ装置の処理能力を低減する可能性があるので、時間は重要である。さらに、この方法では、レジストのパターンのいかなる欠陥も液浸流体中またはレジスト上の粒子、気泡など(すなわち欠陥)によって引き起こされるのか、またはリソグラフィ装置のどこか他の所、例えばパターンデバイス上の汚染からのものかを決定するのが可能でないことがある。さらなる欠点は、欠陥を少なくとも示す情報を得るためにレジストの様々なパターニングされた区域を比較する場合、パターンが一貫した方法で付けられるべきであることである。これは、パターンが確実に合焦になるように試行することを意味し、放射ビームがパターニングデバイス上に合焦されることを意味することになる。合焦プロセスはさらに時間を要し、リソグラフィ装置の処理能力をさらに低減させる。さらなる欠点は、欠陥を識別するためにレジストのパターニングされた区域の画像を取得し比較するために使用される機器が高価であることである。
[0056] 図8から10は、本発明の一実施形態による、液浸リソグラフィプロセス中にレジストの層に導入された欠陥に関連する情報を得るための方法および装置を示す。図8aは、レジスト100の層を備えている基板を示す。レジスト100の層に多量の液浸流体IFLが接触する。液浸流体IFLとレジスト100との間の相互作用から発生した1つまたは複数の気泡112および汚染114がレジスト100上に配置される。
[0057] 図8bは、レジストの層が非パターン化放射ビームにさらされるのを示す。言いかえれば、パターンは放射ビームの断面に導入されない(例えば、放射ビームはマスクなどのパターニングデバイスを通過または反射しないようにされる)。非パターン化放射ビーム102は液浸流体IFLを通過しレジストを照射する。気泡112および汚染114は、非パターン化放射ビーム102がレジストの一定の部分を照射しないようする。しかし、気泡112または汚染114によって覆われないレジストの部分は放射ビーム102にさらされ、したがって、放射ビーム102によって照射される。照射されるレジストは、照射された領域が現像液に溶解可能であり、したがって、レジストの後続の現像の間に確実に除去されるのにちょうど十分である放射のドーズ量にさらされる。これは、気泡112および汚染114の下に配置されたレジストの区域がそのような閾値ドーズ量を与えられ、その後現像プロセスの間に除去されるのを妨げるのに気泡112および汚染114の存在が十分であることを意味する。例えば、レジストは、照射された領域が現像液に確実に溶解可能となるのにちょうど十分である放射のドーズ量よりも0〜10%大きいものにさらさすことができる。5〜10%大きいドーズ量が望ましいことがある。
[0058] レジストが現像されるとき、基板W上に残る唯一のレジストは、気泡112または汚染114の下に配置され、したがって、現像プロセスで使用される現像液中で溶解可能となるのに十分なエネルギーを与えられなかったレジスト110であることが、図8cから分かる。レジストを露光するために使用される放射ビームはパターニングされていなかったので、基板上に残るレジストは全て欠陥の位置、形状、サイズ、数などを示す。さらに、パターニングデバイスが使用されず、代わりに非パターン化放射ビームが使用されたので、発生した欠陥は例えばパターニングデバイス上の汚染によらないと仮定することができる。
[0059] 図9は基板Wの平面図を示す。図8aから8cを参照しながら説明したように、液浸流体を介してレジストの層を非パターン化放射ビームにさらすことによって引き起こされた複数の欠陥110が基板W上にあることが分かる。欠陥110のより綿密な検査により、それらの原因、例えばそれらを引き起こした液浸リソグラフィプロセスにおける欠陥に関するより詳細を明らかにすることができる。例えば、多分、欠陥のさらなる詳細な検査により、汚染が欠陥116をもたらしたか、または気泡が欠陥118にもたらしたことを明らかにするであろう。
[0060] 非パターン化放射ビームを使用してレジストを照射したので、現像の後基板上に残る唯一のレジストは、それを現像液中で溶解可能にするのに十分なエネルギーを与えられなかったレジストである(すなわち、レジストは、時には「除去のためのドーズ量」として知られているドーズ量を与えられなかった)。これは、与えられたパターンに欠陥があるかどうか判断するために、レジストの様々なパターニングされた区域の画像を比較する必要がないことを意味する。代わりに、基板および/または残っているレジストの表面を任意の適切な装置を使用してスキャンするかまたは分析することができ、基板のトポグラフィのいかなる変化も欠陥の位置(恐らく形状および詳細な構造)を明らかにすることになる。例えば、この装置は適切な任意のもの、例えば、スキャンビーム、走査型プローブ顕微鏡、走査型電子顕微鏡、または基板上のフィーチャのトポグラフィを少なくとも示す情報を得ることができる任意のものとすることができる。レジストおよび/または基板の様々な部分のトポグラフィを決定するために、装置は基板に対して移動することができ、または基板は装置に対して移動することができる。トポグラフィの情報を得るための基板の表面のスキャンは、例えば1分もしくは2分またはそれ未満で非常に迅速に行うことができる。
[0061] 図10aおよび10bは、レジストフィーチャ、したがって基板上の1つまたは複数の欠陥の位置、数、形状、サイズなどを決定するのに使用することができる装置を示す。図10aは基板Wを示す。露光プロセス中に欠陥(例えば、気泡、汚染など)によって非パターン化放射ビームから遮断されたレジストの形態で欠陥110が基板上に配置される。放射ビーム生成コンポーネント(例えば放射源)120が放射122のビームを基板Wの方に放出するのが示される。次に、放射ビーム122は、基板Wから放射検出コンポーネント(例えばフォトダイオードまたはフォトダイオードアレイ)126の方に方向が変更される(例えば、反射される)124ように示される。図10bは、基板Wおよび/または放射生成コンポーネント120および放射検出コンポーネント126が互いに対して移動されるので、放射ビーム122は基板Wの様々な部分に入射することを示す。これにより、放射ビーム122は異なる角度で方向が変更され124、異なる強度分布を有し、またはそのため検出コンポーネント126の方には全く方向が変更されない。方向が変更されたビーム124の変化を使用して欠陥110のサイズ、形状、数、位置などを決定することができる。
[0062] 基板Wに対して放射ビーム122をスキャンすることによって、基板の表面全体のトポグラフィに関する情報を得ることができ、したがって、基板上の欠陥に関する情報を得ることができる。この情報を使用して、液浸リソグラフィプロセス中に液浸流体内および/またはレジスト上に存在した欠陥(例えば、気泡、汚染など)の正確な数および場所を決定することができる。この情報を使用して、様々な露光条件、および/または様々な液浸流体が、例えば、欠陥の数、場所、およびタイプにどのように影響するか決定することができる。例えば、液浸リソグラフィ装置が最初に設置されるかもしくは整備されるとき、または設定が変更されたとき、欠陥の数および性質をモニタするために説明した方法を使用することができる。設定(例えばフィールドサイズ、液浸流体、ドーズ量、レジストなど)は変更することができ、欠陥の数または性質が変化するかどうか調べるためにこの方法を再び試みることができる。
[0063] 表面スキャン装置の使用は必須ではない。レジストが現像された後に基板上に残るレジストのトポグラフィを少なくとも示す情報は、カメラまたは他のイメージング装置を使用して得ることができる。パターニングデバイスが使用されず、したがって、パターンがレジストに与えられないので、基板に残されたレジストの全区域は液浸リソグラフィプロセス中の欠陥に帰する可能性がある。したがって、例えば、適切なソフトウェアを備えたカメラを使用してレジストの画像を取得し、次に、レジストの区域の数および/または場所を識別することができる。残っているレジストはパターニングデバイスのパターンではなく欠陥に起因することになるので、画像を比較する必要がない。
[0064] 非パターン化放射ビームを使用してレジストを露光するので、欠陥情報を得るためにパターニングデバイスまたは基板上に放射ビームを合焦する必要がない。これは、放射ビームを合焦するための時間が必要とされず、それによって、恐らく処理能力が増加することを意味する。
[0065] パターニングデバイスが使用されないので、基板上に投影されるとき放射ビームのフィールドサイズに関して制限がない。したがって、フィールドのサイズは、例えば、当技術分野で知られているように、1つまたは複数のブレードなどを使用して放射ビームの一部を阻止することによって容易に変更することができる。これは、欠陥を調査するとき様々な異なるフィールドサイズを使用することができ、これは、例えば、フィールドサイズが液浸リソグラフィプロセス中にレジストに形成される欠陥の数および性質に影響があるかどうか決定しようとするとき有用であり得ることを意味する。
[0066] レジストのパターニングされた区域の画像を比較する必要がないので、非常に安価で迅速な装置を使用して欠陥に関連する情報を得ることができる。これにより、コストを低減し、処理能力を増加させることができる。
[0067] 前述の例において、十分なエネルギードーズ量によるレジストの照射が、レジストを後続の現像で溶解可能にするものとして説明した。言いかえれば、説明したレジストはポジ型のフォトレジストである。代わりにまたは追加としてネガ型のフォトレジストを使用できることが理解されるべきである。ネガ型のフォトレジストが使用される場合、液浸リソグラフィプロセス中の欠陥(例えば、液浸流体中の気泡、汚染など)により、やはりレジストの区域は非パターン化放射ビームにさらされないことになる。しかし、ポジ型のフォトレジストが使用される状況とは対照的に、ネガ型のフォトレジストが使用される場合、レジストの露光された区域は後続の現像において不溶性になるであろう。これは、ネガ型のフォトレジストを使用すると、後続の現像の後、欠陥の位置がレジストの区域(例えば柱)によって識別可能とならず、レジストが存在しない区域(言いかえればレジストに囲まれた区域)(例えば、ノッチ、トレンチなど)によって識別可能となることになる。前述の表面スキャン装置をやはり使用して、レジストが存在しない区域の位置、したがって前述の欠陥の位置、サイズ、数、形状などを決定することができる。
[0068] 前述の説明において、レジストの現像が説明された。これは、当技術分野で知られているように、任意の適切な装置を使用して達成することができる。例えば、レジストコート基板は、多量の現像液に浸漬することができる。代わりにまたは追加として、現像液をレジスト上に堆積し、基板を回転させてレジストの全てまたは一部にわたって現像液を広げることができる。
[0069] フォトレジストの使用は必須ではない。任意の放射感光材料を使用することができる。
[0070] 本発明の実施形態は、液浸液を供給するのに最適化された液浸システムに関連して説明された。しかし、本発明の実施形態は、液浸媒体として液体以外の流体を供給する流体供給システムを使用する液浸システムで使用するのに同様に適用可能である。
[0071] 本文で、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用が特に参照されているが、本明細書で説明されたリソグラフィ装置は集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導および検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造などの他の用途を有することができることが理解されるべきである。そのような他の用途との関連で、本明細書の「ウェーハ」または「ダイ」という用語のいかなる使用もそれぞれ「基板」または「ターゲット部分」というより一般的な用語と同義であると見なすことができることを当業者なら理解されよう。本明細書で参照された基板は、露光の前または後に、例えば、トラック(一般に基板にレジストの層を付け、露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツールおよび/またはインスペクションツール中で処理することができる。適用可能である場合、本明細書の開示はそのような基板処理ツールおよび他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板は例えば多層ICを生成するために2回以上処理することができ、その結果、本明細書で使用された基板という用語は処理された多数の層を既に含んでいる基板を指すこともできる。
[0072] 本明細書で使用された「放射」および「ビーム」という用語は、紫外(UV)放射(例えば、365nm、248nm、193nm、157nm、もしくは126nmの波長またはそれらに近い波長を有する)を含むあらゆるタイプの電磁放射を包含する。
[0073] 「レンズ」という用語は、状況が許す場合、屈折式および反射式光学コンポーネントを含む様々なタイプの光学コンポーネントの任意の1つまたは組合せを指すことができる。
[0074] 本発明の特定の実施形態が前述されたが、本発明は説明されたもの以外で実施できることが理解されよう。例えば、本発明は、前述で開示された方法を記述する機械読取可能な命令の1つまたは複数のシーケンスを含む1つまたは複数のコンピュータプログラム、またはそのようなコンピュータプログラムが中に記憶されているデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気または光学ディスク)の形態をとることができる。装置を制御するために1つまたは複数のコントローラを設けることができ、各コントローラはプロセッサを有することができる。コントローラは、本発明を具現する1つまたは複数のコンピュータプログラムにより装置を操作することができる。
[0075] 本発明の1つまたは複数の実施形態は、特に、しかし限定せずに、液浸液が浴の形態で供給されるか、基板の局所表面区域に閉じ込められるか、または閉じ込められないかにかかわらず、前述のそれらのタイプのいかなる液浸リソグラフィ装置にも適用することができる。非閉じ込め構成では、液浸液は基板および/または基板テーブルの表面上を流れることができ、その結果、実質的に、基板テーブルおよび/または基板のむき出しの表面全体が濡れる。そのような非閉じ込め液浸システムでは、液体供給システムは液浸液を閉じ込めないことが可能であり、または実質的に液浸液の完全な閉じ込めではなく一部の液浸液閉じ込めを行うことが可能である。
[0076] 本明細書で意図されたような液体供給システムは広義に解釈されるべきである。いくつかの実施形態では、それは投影システムと基板および/または基板テーブルとの間の空間に液体を供給する機構または構造体の組合せとすることができる。それは、液体をこの空間に供給する、1つまたは複数の構造体、1つまたは複数の液体入口、1つまたは複数のガス入口、1つまたは複数のガス出口、および/または1つまたは複数の液体出口の組合せを含むことができる。一実施形態では、空間の表面は基板および/または基板テーブルの一部とすることができ、または空間の表面は完全に基板および/または基板テーブルの表面を覆うことができ、または空間は基板および/または基板テーブルを囲むことができる。液体供給システムは、随意に、液体の位置、量、質、形状、流量、または他の特性を制御するために1つまたは複数のエレメントをさらに含むことができる。
[0077] 装置で使用される液浸液は、使用される露光放射の所望の特性および波長に応じて様々な組成を有することができる。193nmの露光波長では、超純水または水ベースの組成を使用することができ、このために液浸液は時には水と呼ばれ、より総称的に考えられるべきであるが親水性、疎水性、湿度などのような水関連用語が使用されることがある。そのような用語はフッ素含有炭化水素などの使用可能な他の高屈折率液体にも拡張すべきことを意図している。
[0078] 前述の説明は限定ではなく例示するためのものである。したがって、当業者には、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、説明された本発明に変形を加えることができることは明らかであろう。

Claims (19)

  1. 液浸リソグラフィを使用して放射感光材料の層で被覆された基板の照射中に存在する欠陥に関連する情報を得る方法であって、
    非パターン化放射ビームで前記放射感光材料の区域を照射するステップであって、前記区域は、前記放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、前記放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに十分であるドーズ量で照射され、または前記放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、前記放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに十分であるドーズ量で照射されるステップと、
    前記放射感光材料を現像するステップと、
    前記欠陥に関連する情報を得るために、前記放射感光材料が現像された後、前記基板上に残る放射感光材料のトポグラフィを少なくとも示す情報を得るステップと
    を含む方法。
  2. 前記ドーズ量は、
    前記放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、前記照射された放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに必要とされるドーズ量、または、
    前記放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、前記照射された放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに必要とされるドーズ量に等しい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ドーズ量は、
    前記放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、前記照射された放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに必要とされるドーズ量、または、
    前記放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、前記照射された放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに必要とされるドーズ量よりも大きい、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ドーズ量が0%と10%との間だけ大きい、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ドーズ量が5%と10%との間だけ大きい、請求項3に記載の方法。
  6. 前記放射感光材料の前記トポグラフィを示す前記情報が装置を使用して得られ、前記基板上の放射感光材料の様々な区域の前記トポグラフィを少なくとも示す情報を得るために、前記基板、前記装置の少なくとも一部、または前記基板および前記装置の前記少なくとも一部の両方を互いに対して移動させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記装置が表面スキャンエレメントであるかまたはそれを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記装置が、走査型電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡、または走査型フォース顕微鏡を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記放射感光材料の前記トポグラフィを示す前記情報が、前記基板および/または放射感光材料から方向が変更された放射のビームの変化を検出することによって少なくとも部分的に得られる、請求項1に記載の方法。
  10. i)放射ビーム生成コンポーネント、ii)放射ビーム検出コンポーネント、iii)入射の放射ビーム、iv)前記基板、またはv)i)〜iv)から選択された任意の組合せを移動させることを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記変化が、
    前記方向が変更された放射ビームの方向変更の角度の変化、
    前記方向が変更された放射ビームの強度または強度分布の変化、
    または前記方向が変更された放射ビームの検出もしくは非検出
    を含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記放射感光材料の前記トポグラフィを示す前記情報が、
    放射感光材料の1つまたは複数の区域の位置、
    放射感光材料の区域の数、
    放射感光材料の前記1つまたは複数の区域のサイズ、
    または放射感光材料の前記1つまたは複数の区域の形状
    を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 放射感光材料の前記1つまたは複数の区域の位置、数、サイズ、または形状が、放射感光材料の前記1つまたは複数の区域が現像中前記基板上に残る原因となる1つもしくは複数の気泡、1つもしくは複数の流体マーク、または汚染の位置、数、サイズ、または形状に対応する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記気泡、流体マーク、または汚染が、前記液浸リソグラフィプロセス中に使用された多量の液浸流体中に、または前記液浸リソグラフィプロセス中前記放射感光材料の層上に存在したものである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記放射感光材料の前記トポグラフィを示す前記情報が、
    放射感光材料に囲まれた1つまたは複数の区域の位置、
    放射感光材料に囲まれた区域の数、
    放射感光材料に囲まれた前記1つまたは複数の区域のサイズ、
    または放射感光材料に囲まれた前記1つまたは複数の区域の形状
    を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 放射感光材料に囲まれた前記1つまたは複数の区域の位置、数、サイズ、または形状が、放射感光材料の1つまたは複数の区域が現像中に前記基板から除去されて放射感光材料に囲まれた1つまたは複数の区域を残す原因となる1つもしくは複数の気泡、1つもしくは複数の流体マーク、または汚染の位置、数、サイズ、または形状に対応する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記気泡、流体マーク、または汚染が、前記液浸リソグラフィプロセス中に使用された多量の液浸流体中に、または前記液浸リソグラフィプロセス中前記放射感光材料の層上に存在したものである、請求項16に記載の方法。
  18. 前記放射感光材料がフォトレジストである、請求項1に記載の方法。
  19. 液浸リソグラフィを使用して放射感光材料の層で被覆された基板の照射中に存在する欠陥に関連する情報を得るように構成された装置であって、
    非パターン化放射ビームで前記放射感光材料の区域を照射するように構成された液浸リソグラフィ装置であって、前記区域は、前記放射感光材料がポジ型の放射感光材料である場合、前記放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像の間に実質的に除去されるのに十分であるドーズ量で照射され、または前記放射感光材料がネガ型の放射感光材料である場合、前記放射感光材料が前記放射感光材料の後続の現像中実質的に不溶性であるのに十分であるドーズ量で照射される液浸リソグラフィ装置と、
    前記放射感光材料を現像するように構成された現像装置と、
    前記欠陥に関連する情報を得るために、前記放射感光材料が現像された後、前記基板上に残る放射感光材料のトポグラフィを示す情報を得るように構成された装置と
    を含む装置。
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