JP2009176861A - 基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板を処理する領域内にある炭化珪素製の部材の表面から外部拡散する金属元素による基板の汚染を生じにくくすることができる基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法を提供する。
【解決手段】熱処理装置10は、基板54を処理する領域内に、炭化珪素製の部材である支持具30を有する。支持具30は、表面が酸化によりシリコン酸化膜30dに変化された後に、シリコン酸化膜30dが除去されてなり、酸化は、支持具30の酸化速度が、支持具30内に含まれる金属元素の、支持具30内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われる。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウエハやガラス基板等の熱処理に用いられる基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法に関する。
シリコンウエハ等の基板を酸化処理又はアニール処理するために用いられる例えば縦型の熱処理装置であって、処理炉内での使用温度が1000℃程度以上、例えば1200℃以上であり、SiC(炭化珪素)製のボートや、SiC製の反応管や、SiC製のガス導入ノズルを用いる技術が知られている。そして、これらの技術であって、SiC製のボート、SiC製の反応管、及びSiC製のガス導入ノズル等のSiC製の部材の表面に、予めCVD法によりSiC膜をコートする技術が知られている。CVD−SiC膜は、SiCからなる基材と比較して、SiCの純度が高いため、基板処理に適している(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−235163号公報
しかしながら、SIMS(Secondary Ionization Mass Spectrometer)を用いてSiC製の部材の表面に形成されたCVD−SiC膜の純度、すなわち、CVD−SiC膜に残留する金属元素の量を分析すると、CVD−SiC膜の表面から1μm程度よりも深い領域では、金属元素の量はSIMS分析感度以下で良好であるが、表面から1μm程度までの深さの領域からは、例えば、鉄元素(Fe)、ニッケル元素(Ni)等の金属元素が検出される。図11は、その一例を示している。これは、例えば、CVD−SiC膜をコートする際、ガス排気系や処理室内にステンレス系の材料からなる部材があったり、副生成物としてHCl系のガスが発生する処理を行ったりすることと関係があると推定される。
そして、本発明者らは、酸化処理、又はアニール処理等の熱処理中に、部材の表面から1μm程度までの深さの領域に残留する金属元素が徐々に外向拡散することがあり、拡散した金属元素によって処理中の基板が汚染されてしまい、基板を処理することで製造されるデバイスの電気的特性が劣化してしまうことがあるとの問題点を見出した。
ここで、SiC製の部材の表面から1μm程度のSiCを除去することで問題を解決することができるようにも思われる。しかしながら、SiCは化学的にも熱的にも安定であるため、表面から1μm程度を除去する有効な方法は見出し難い。
また、基板を投入せずに熱処理を行い、SiC製の部材の表面から金属元素を外部拡散させ、同時に処理炉内にハロゲン系ガスを導入し、金属元素をハロゲン化させて炉外に排出する方法も考えられる。さらに、基板を処理しながら、徐々にSiC製の部材の表面から金属元素が外部拡散することを待つ方法も考えられる。
しかしながら、これらの2つの方法は、いずれもSiC製の部材の表面から外部拡散させることができる金属元素の量は少なく、基板を処理することで製造されるデバイスの電気的特性の劣化が問題とならない程度まで金属元素を低減させるには、長時間、多回数の処理が必要になってしまう。
本発明の目的は、基板を処理する領域内にあるSiC製の部材の表面から外部拡散する金属元素による基板の汚染を生じにくくすることができる基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、基板を処理する領域内に炭化珪素製の部材を有し、前記部材は、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、炭化珪素製であって、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、炭化珪素製の部材の表面を酸化によりシリコン酸化膜に変化させる工程と、前記シリコン酸化膜を除去する工程と、を有し、前記酸化は、前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材の製造方法が提供される。
本発明によれば、基板を処理する領域内にある炭化珪素製の部材の表面から外部拡散する金属元素による基板の汚染を生じにくくすることができる基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法を提供することができる。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置10の一例を示す。熱処理装置10は、基板処理装置として用いられ、バッチ式縦型熱処理装置であり、主要部が配置される筺体12を有する。この筺体12の正面側には、ポッドステージ14が接続されており、このポッドステージ14にポッド16が搬送される。ポッド16には、例えば25枚の基板(ウエハ)54(図2参照)が収納され、図示しない蓋が閉じられた状態でポッドステージ14にセットされる。
筺体12内の正面側であって、ポッドステージ14に対向する位置には、ポッド搬送装置18が配置されている。また、ポッド搬送装置18の近傍には、ポッド棚20、ポッドオープナ22及び基板枚数検知器24が配置されている。ポッド棚20はポッドオープナ22の上方に配置され、基板枚数検知器24はポッドオープナ22に隣接して配置される。ポッド搬送装置18は、ポッドステージ14とポッド棚20とポッドオープナ22との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ22は、ポッド16の蓋を開けるものであり、この蓋が開けられたポッド16内の基板54の枚数が基板枚数検知器24により検知される。
さらに、筺体12内には、基板移載機26、ノッチアライナ28、及び支持具(ボート)30が配置されている。基板移載機26は、例えば5枚の基板54を取り出すことができるアーム(ツイーザ)32を有し、このアーム32を動かすことにより、ポッドオープナ22の位置に置かれたポッド、ノッチアライナ28及び支持具30間で基板54を搬送する。ノッチアライナ28は、基板54に形成されたノッチ又はオリフラを検出して基板54のノッチ又はオリフラを一定の位置に揃えるものである。
さらに、筺体12内の背面側上部には反応炉40が配置されている。反応炉40内に、複数枚の基板54を装填した支持具30が搬入され熱処理が行われる。
図2に反応炉40の一例を示す。反応炉40は、炭化珪素(SiC)製の反応管42を有する。この反応管42は、上端部が閉塞され下端部が開放された円筒形状をしており、開放された下端部はフランジ状に形成されている。この反応管42の下方には反応管42を支持するよう石英製のアダプタ44が配置される。このアダプタ44は上端部と下端部が開放された円筒形状をしており、開放された上端部と下端部はフランジ状に形成されている。アダプタ44の上端部フランジの上面に反応管42の下端部フランジの下面が当接している。この反応管42とアダプタ44により反応容器43が形成されている。反応容器43の内部に処理室41が形成される。また、反応容器43のうち、アダプタ44を除いた反応管42の周囲には、ヒータ46が配置されている。
反応管42とアダプタ44により形成される反応容器43の下部は、支持具30を挿入するために開放され、この開放部分(炉口部)は、炉口シールキャップ48がOリングを挟んでアダプタ44の下端部フランジの下面に当接することにより密閉されるようにしてある。炉口シールキャップ48は、支持具受け部材としての支持具受け53を介して支持具30を支持し、支持具30と共に昇降可能に設けられている。炉口シールキャップ48と支持具30との間には、石英製の第1の断熱部材52と、この第1の断熱部材52の上部に配置されたSiC製の第2の断熱部材50とが設けられている。支持具30は、SiC製であり、多数枚、例えば25〜100枚の基板54を略水平状態で隙間をもって多段に支持し、反応管42内に装填される。
1200℃以上の高温での処理を可能とするため、反応管42はSiC製としてある。このSiC製の反応管42を炉口部まで延ばし、この炉口部をOリングを介して炉口シールキャップでシールする構造とすると、SiC製の反応管を介して伝達された熱によりシール部まで高温となり、シール材料であるOリングを溶かしてしまうおそれがある。Oリングを溶かさないようSiC製の反応管42のシール部を冷却すると、SiC製の反応管42が温度差による熱膨張差により破損してしまう。そこで、反応容器43のうちヒータ46による加熱領域をSiC製の反応管42で構成し、ヒータ46による加熱領域から外れた部分を石英製のアダプタ44で構成することで、SiC製の反応管42からの熱の伝達を和らげ、Oリングを溶かすことなく、また反応管42を破損することなく炉口部をシールすることが可能となる。また、SiC製の反応管42と石英製のアダプタ44とのシールは、双方の面精度を良くすれば、SiC製の反応管42はヒータ46の加熱領域に配置されているため温度差が発生せず、等方的に熱膨張する。よって、SiC製の反応管42下端部のフランジ部分は平面を保つことができ、アダプタ44との間に隙間ができないので、SiC製の反応管42を石英製のアダプタ44に載せるだけでシール性を確保することができる。
アダプタ44には、アダプタ44と一体にガス供給口56とガス排気口59とが設けられている。ガス供給口56にはガス導入管60が、ガス排気口59には排気管62がそれぞれ接続されている。
アダプタ44の内壁は反応管42の内壁よりも内側にあり(突出しており)、アダプタ
44の側壁部(肉厚部)には、ガス供給口56と連通し、垂直方向に向かうガス導入経路64が設けられ、その上部にはノズル取付孔が上方に開口するように設けられている。このノズル取付孔は、反応管42の内部におけるアダプタ44の上端部フランジ側の上面に開口しており、ガス供給口56及びガス導入経路64と連通している。このノズル取付孔には、SiC製のノズル66が挿入され固定されている。すなわち、反応管42内部におけるアダプタ44の反応管42の内壁よりも内側に突出した部分の上面にノズル66が接続され、このアダプタ44の上面によりノズル66が支持されることとなる。この構成により、ノズル接続部は熱で変形しにくく、また破損しにくい。また、ノズル66とアダプタ44の組立て、解体が容易になるというメリットもある。ガス導入管60からガス供給口56に導入された処理ガスは、アダプタ44の側壁部に設けられたガス導入経路64、ノズル66を介して反応管42内に供給される。尚、ノズル66は、反応管42の内壁に沿って基板配列領域の上端よりも上方、すなわち支持具30の上端よりも上方まで延びるように構成される。
このように、熱処理装置10の反応炉40内の基板54が熱処理される領域内では、SiC製の部材72(例えば反応管42、支持具30、支持具受け53、第2の断熱部材50及びノズル66等)が用いられている。
次に、上述したように構成された熱処理装置10を用いて半導体装置の製造工程の一工程として基板を熱処理する方法について説明する。
尚、以下の説明において、熱処理装置を構成する各部の動作はコントローラ70により制御される。
まず、ポッドステージ14に複数枚の基板54を収容したポッド16がセットされると、ポッド搬送装置18によりポッド16をポッドステージ14からポッド棚20へ搬送し、このポッド棚20にストックする。次に、ポッド搬送装置18により、このポッド棚20にストックされたポッド16をポッドオープナ22に搬送してセットし、このポッドオープナ22によりポッド16の蓋を開き、基板枚数検知器24によりポッド16に収容されている基板54の枚数を検知する。
次に、基板移載機26により、ポッドオープナ22の位置にあるポッド16から基板54を取り出し、ノッチアライナ28に移載する。このノッチアライナ28においては、基板54を回転させながら、ノッチを検出し、検出した情報に基づいて複数枚の基板54のノッチを同じ位置に整列させる。次に、基板移載機26により、ノッチアライナ28から基板54を取り出し、支持具30に移載する。
このようにして、1バッチ分の基板54を支持具30に移載すると、例えば600℃程度の温度に設定された反応炉40(反応容器43)内に複数枚の基板54を装填した支持具30を装入し、炉口シールキャップ48により反応炉40内を密閉する。次に、炉内温度を熱処理温度まで昇温させて、ガス導入管60からガス導入口56、アダプタ44側壁部に設けられたガス導入経路64、及びノズル66を介して反応管42内に処理ガスを導入する。処理ガスには、窒素(N)、アルゴン(Ar)、水素(H)、酸素(O)等が含まれる。基板54を熱処理する際、基板54は例えば1200℃程度以上の温度に加熱される。
基板54の熱処理が終了すると、例えば炉内温度を600℃程度の温度に降温した後、熱処理後の基板54を支持した支持具30を反応炉40からアンロードし、支持具30に支持された全ての基板54が冷えるまで、支持具30を所定位置で待機させる。次に、待機させた支持具30の基板54が所定温度まで冷却されると、基板移載機26により、支持具30から基板54を取り出し、ポッドオープナ22にセットされている空のポッド16に搬送して収容する。次に、ポッド搬送装置18により、基板54が収容されたポッド16をポッド棚20、又はポッドステージ14に搬送して一連の処理が完了する。
図3には、後述する表面処理を行った支持具30の表面付近の断面が示されている。
支持具30は、炭化珪素製の部材として用いられ、Si(シリコン)を含浸したSiC(炭化珪素)からなる基材30a上に、炭化珪素層(炭化珪素膜)として用いられ、厚さが約120μm程度のCVDコート膜であるSiC層30bが形成されてなる。SiC層30bは、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)、Cu(銅)等の金属元素を実質的に含まず、SIMSで分析しても、分析感度以下でありFe、Ni、Cu等の金属元素は検出されない。
図4には、支持具30の表面処理の工程が示されている。
図4(a)に示すように、まず、表面処理がなされていないSi含浸SiCからなる基材30aを用意する。そして、この基材30aの表面に、図4(b)に示すように厚さが約120μmのSiC層30bを形成し、SiC層30bの表面に、図4(c)に示すように約1μmのSi膜30cを形成する。具体的には、基材30aを、CVD処理用の処理室(成膜室)内に収容し、この処理室内に、成膜ガスとして、例えば、シリコン含有ガスとして用いられるSiHClガスと、炭素含有ガスとして用いられるCガスを供給して、CVD法により、基材30a上にSiC層30bを成長させ、その後、SiHClガスの供給を継続した状態で、Cガスの供給を停止することで、成膜ガスとしてSiHClガスのみ供給した状態とすることで、SiC層30b上にSi膜30cを連続的に成長させる。シリコン含有ガスとしては、SiHClガスに替えてSiClガス等のシリコン塩化物を用いることもできる。また、炭素含有ガスとしては、Cガスに替えて、CHガス等の炭化水素化物を用いることもできる。
ここで、基材30aに対するSiC層30bの成膜とSi膜30cの成膜とは、同一の処理室内で連続的に行われる。このため、CVD処理用の処理室内で行う最終処理を、SiC層30bの形成ではなく、Si膜30cの形成とすることができ、このSi膜30cにFe、Ni等の金属元素を取り込ませ、SiC層30bには、Fe、Ni等の金属元素を取り込ませないようにすることができる。また、処理ごとに基材30aを異なる処理室間で移動させる必要がなく、支持具30に対し効率的に成膜処理をすることができる。また、SiHClガスの供給を停止することなく継続して行うことにより、SiC層30bの成膜とSi膜30cの成膜とが連続してなされるため、両処理の間に時間が空く処理と比較して、支持具30に効率的に成膜処理をすることができる。
以上のようにして成膜されたSiC層30bは、先述のように、Fe、Ni等の金属元素を実質的に含まない。これに対して、Si膜30cには、Fe、Ni等の金属元素が含まれている。Si膜30cに金属元素が含まれている原因としては、支持具30に成膜処理をする成膜室や、この成膜室からCVDガスを排気する配管等にステンレス系の材料を用いていることが関係しているものと推定される。
次に、図4(d)に示すように、Si膜30cを酸化させて、Si膜30cをSiO膜(シリコン酸化膜)30dに変化させる。具体的には、Si膜30cが成膜された支持具30を、酸化処理用の反応炉内に収容し、この反応炉内で、熱酸化法により約1200℃の温度で、約9時間、水蒸気雰囲気中でSi膜30cを酸化させる。尚、酸化処理は、基板54を処理する反応炉40を用いて行っても良いし、それとは別の反応炉を用いて行っても良い。
次に、図4(e)に示すように、SiO膜30dを除去する。具体的には、薬液として、例えば、約10%のHF(フッ酸)を含有する希釈フッ酸液を用いてウエットエッチングによりSiO膜30dの除去がなされる。SiO膜30dの除去がなされることで、SiO膜30dに含まれるFe、Ni等の金属元素の除去も併せてなされる。
そして、以上のように表面処理が施された支持具30が熱処理装置10の所定の位置に取り付けられ、基板54の熱処理に用いられる。
以上のように表面処理された支持具30の表面部にあたるSiC層30bは、Fe、Ni等の金属元素を実質的に含んでいない。このため、この支持具30によって保持される基板54は、酸化処理やアニール処理される際に、支持具30から外向拡散する金属元素によって、汚染されることがなく、基板54上に作製されるデバイスの電気的特性が劣化することもない。
上述の本発明の第1の実施の形態では、支持具30に対して表面処理がなされる形態について説明したが、これと併せて、基板54を熱処理する領域内にあり、SiCからなる部材である反応管42、ノズル66、支持具受け53、及び第2の断熱部材50のうち少なくとも一つの部材に、支持具30に対して行った表面処理と同様の表面処理を行っても良い。この場合においても、上記と同様な効果が得られる。
図5(a)には、従来の支持具、すなわち、Si含浸SiC基材表面にCVD−SiC膜がコートされた支持具を用いて熱処理を行った場合における基板54の金属元素(Fe)による汚染状況が模式的に示されている。図5(b)には、先述の図4(本発明の第1の実施の形態)に示される表面処理がなされた支持具30、すなわち、基材30a表面にSiC層30bが形成され、SiC層30bの表面にSi膜30cが形成され、Si膜30cを酸化させてSiO膜30dに変え、SiO膜30dが除去されて、SiC層30bが露出した状態の支持具30を用いて熱処理を行った場合における基板54の金属元素(Fe)による汚染状況が模式的に示されている。
尚、図中、ハッチング部は金属汚染量の多い領域を示している。また、ハッチングのない部分は、金属汚染量の少ない領域、もしくは金属汚染が検出されなかった領域、具体的には、検出下限付近、もしくは検出限度以下の領域を示している。尚、金属汚染の検出、分析は、SPV(Surface Photo Voltage)法を用いて行った。
図5(a)に示される従来の支持具30で支持され、熱処理された基板54には、外周部分にFe等の金属元素による汚染量が多い領域があることがわかる。ここで、金属元素による汚染量が多いとは、基板54を半導体装置等に加工した場合に、性能に悪影響を与える程度に汚染されていることをいう。一方、図5(b)に示される本発明の第1の実施の形態における表面処理がなされた支持具30で支持され熱処理された基板54には、汚染量が多い領域はみられず、全体的に汚染量は少ない。ここで、汚染量が少ないとは、基板54から金属元素が検出さないか、僅かに検出されるものの、基板54を半導体装置等に加工した場合に、半導体装置等の性能に悪影響を与えることがない状態をいう。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
図6には、本発明の第2の実施の形態に係る熱処理装置10が有する支持具30の表面処理の工程が示されている。
先述の本発明の第1の実施の形態では、支持具30に対して、基材30a表面にSiC層30bを形成し(図4(b)参照)、SiC層30bの表面にSi膜30cを形成し(図4(c)参照)、Si膜30cを酸化させてSiO膜30dに変え(図4(d))、SiO膜30dを除去する(図4(e)参照)との表面処理がなされた。
これに対して、本発明の第2の実施の形態においては、図6(a)、図6(b)に示されるように、支持具30に対する表面処理は、Si含浸SiCからなる基材30a表面にSiC層30bを形成する工程までは第1の実施の形態と同様である。
しかしながら、次の工程においては、SiC層30bの表面にSi膜30cを形成するのではなく、図6(c)に示されるように、基材30aの表面にSiC層30bが形成された支持具30を、例えば、長時間、酸化性雰囲気に置くことにより、SiC層30bの表面の一部を酸化させSiO膜30dに変化させる(以下、酸化工程とする)。そして、次に、図6(d)に示すようにSiO膜30dを除去する。
より具体的には、本発明の第2の実施形態においては、一旦、基板54を処理する熱処理装置10に基材30aの表面にSiC層30bが形成された支持具30を組み込み、熱処理装置10の反応炉40内で、酸化性雰囲気にて支持具30を長時間酸化処理する。これにより、SiC層30bの表面の一部をSiO膜30dに改質させる。そして、酸化処理の後、熱処理装置10から支持具30を取り外し、取り外した支持具30のSiO膜30dをウエットエッチングにより除去し、SiO膜30dが除去された支持具30を、再び熱処理装置10に組み込む。そして、再び支持具30が組み込まれた熱処理装置10で、基板54の処理がなされる。
ここで、酸化工程は、ドライ酸化であれは、例えば、Oガス(酸素ガス)を用いることができる。また、ウエット酸化であれば、例えば、HOガスとOガスとの混合ガスを用いることができる。HOガスとOガスとの混合ガスを用いる場合、Hガス(水素ガス)とOガスとを燃焼させることで発生させたHOガスで酸化がなされるとともに、Hと反応しなかったOガスの供給もなされるため、この反応しなかったOガスも酸化に寄与することになる。
また、本発明の実施形態では、SiC膜30bの表面の一部を酸化させてSiO膜30dに変化させる工程において、酸化条件を、金属元素がSiC層30b内に残留しにくくなるような条件に設定している。すなわち、酸化工程において、SiC層30bの酸化速度が、金属元素のSiC層30b中での拡散速度よりも大きくなるように、例えば温度、時間等の酸化条件を設定している。以下、図7を参照してより具体的に説明する。
図7には、SiC膜30bの表面の一部をSiO膜30dに変化させる酸化工程における金属元素A1と酸素元素A2の挙動が模式的に示されている。図7(a)は未処理時の、図7(b)は、SiC層30bの酸化速度が金属元素A1のSiC層30b中での拡散速度よりも小さい場合の、図7(c)は、SiC層30bの酸化速度が金属元素A1のSiC層30b中での拡散速度よりも大きい場合のA1とA2の挙動を示している。
酸化工程においては、SiC層30b最表面では金属元素A1が外部に拡散すると同時に、SiC層30b内部へも拡散する。このため、図7(b)に示すように、SiC層30bの酸化速度が、金属元素A1のSiC層30b中での拡散速度よりも小さいと、金属元素A1が、酸化がなされる領域であるSiO膜30dよりも内側へと拡散してしまい、たとえSiO膜30dを除去しても、金属元素A1がSiC層30b中に残留した状態となってしまう。
これに対して、図7(c)に示すように、SiC層30bの酸化速度が、金属元素A1のSiC層30b中での拡散速度よりも大きいと、金属元素A1が拡散する領域は、酸化がなされる領域であるSiO膜30dの内側に留まるため、金属元素A1をSiO膜30d中に閉じ込め、捕獲することができ、SiO膜30dを除去すれば、金属元素A1の除去がなされ、金属元素A1のSiC層30b中への残留を防止できるようになる。
図8には、SiCを酸化した際のSiOの膜厚(SiCの酸化膜厚)と、Siを酸化した際のSiOの膜厚(Siの酸化膜厚)と、Fe元素の拡散長の温度依存性の計算値が示されている。ここで、酸化はHOを用いたウエット酸化でなされるものとし、酸化処理の時間は25時間とした。酸化膜厚とFe元素の拡散長とは、ともに25時間と共通した時間が経過した後の値であるため、酸化膜厚はSiCの酸化速度を、Fe元素の拡散長は、金属元素であるFe元素の拡散速度を示す値として用いることが可能である。
図8から、処理時間が25時間である場合、約1225℃でFe元素の拡散長とSiCの酸化膜厚とが等しくなり、1250℃以上であれば、SiCの酸化膜厚がFe元素の拡散長よりも大きくなることわかる。すなわち、HOガスを用いたウエット酸化を25時間行う場合、温度を1250℃以上に設定すれば、図7(c)のように酸化することができ、酸化後、支持具30の表面からSiO膜30dを除去することでFe元素を除去できることがわかる。
図9には、SiCを酸化した際のSiOの膜厚(SiCの酸化膜厚)と、Siを酸化した際のSiOの膜厚(Siの酸化膜厚)とFe元素の拡散長の時間依存性の計算値が示されている。ここで、酸化はHOを用いたウエット酸化でなされるものとし、酸化温度は1300℃とした。
図9から、処理温度が1300℃である場合、1時間以上の処理をすれば、SiCの酸化膜厚がFe元素の拡散長よりも大きくなることがわかる。すなわち、HOガスを用いたウエット酸化を1300℃で行う場合、処理時間を1時間以上に設定すれば、図7(c)のように酸化することができ、酸化後、支持具30の表面からSiO膜30dを除去することでFe元素を除去できることがわかる。
図9においては、酸化温度が1300℃である場合の計算値を示したが、図9に示す計算値を求めるのと同様の計算をした結果、酸化温度が1250℃であれば5時間以上、酸化温度が1240℃であれば10時間以上、酸化温度が1230℃であれば20時間以上、酸化速度が1225℃であれば25時間以上、酸化温度が1220℃であれば50時間以上、酸化温度が1215℃であれば100時間以上の酸化時間で、SiCの酸化膜厚がFe元素の拡散長よりも大きくなることがわかった。
図10には、SiC製の支持具30に本発明の第2の実施形態に係る表面処理をした場合(処理済)と、本発明の表面処理をしていない場合(未処理)との、支持具30表面(SiC層30b表面)に残留したFe元素の量のSIMS(Secondary Ionization Mass Spectrometer)を用いた分析の結果が示されている。ここで、支持具30への表面処理における酸化の条件は、図8及び図9に示す計算の結果を考慮して、処理温度を1300℃、処理時間を25時間とした。
図10に示されるように、未処理の場合、支持具30(SiC層30b)表面から2μm程度までの領域に高濃度にFeが存在しているのに対して、第2の実施形態に係る表面処理をした場合、Fe元素が良好に除去されていることがわかる。
また、本発明者らは、本発明の第2の実施形態に係る表面処理をしたSiC製の支持具30が取り付けられた熱処理装置10と、本発明の表面処理を行っていないSiC製の支持具30が取り付けられた熱処理装置10とで、それぞれ熱処理した基板54の表面のICP−MS(Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometer、誘導結合プラズマ質量分析計)による汚染分析を行った。その結果、本発明の表面処理を施していない支持具30を取り付けた熱処理装置10を用いた場合、3.4×1011/cmのFeが検出されたのに対して、本発明の第2の実施形態に係る表面処理を施した支持具30を取り付けた場合、検出されるFeは大幅に低減され、3.8×10/cmであった。
また、SiC製の支持具30を装着していない熱処理装置10、すなわち、SiC以外の材質の支持具30を装着した熱処理装置10で熱処理した基板54を分析したところ、検出されたFeは、2.9×10/cmであり、本発明の第2の実施形態に係る表面処理を施した支持具30を用いた場合のFeの検出値(3.8×10/cm)は、SiC製の支持具30を装着しない場合の値に近いことがわかった。
なお、本発明は、次の実施の態様も含む。
(1)基板を熱処理する領域内に炭化珪素製の部材を有し、
前記部材は、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理装置。
(2)前記部材は、基板を熱処理する際に、基板を収容する反応管、前記反応管内で基板を支持する支持具、前記反応管内で前記支持具を支持する支持具受け、前記反応管内にガスを導入するノズル、又は、前記反応管内の前記支持具の下方に設けられる断熱板の少なくともいずれか一つであることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(3)前記部材は、炭化珪素基材上に炭化珪素膜が形成されてなることを特徴とする(2)記載の熱処理装置。
(4)前記炭化珪素基材は、シリコン含浸炭化珪素からなることを特徴とする(3)記載の熱処理装置。
(5)前記シリコン酸化膜は、熱酸化法により形成されることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(6)前記シリコン酸化膜は、基板を熱処理する熱処理装置により形成される(1)記載の熱処理装置。
(7)前記シリコン酸化膜は、1250℃以上の温度で形成されることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(8)前記シリコン酸化膜は、薬液を用いて除去されることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(9)前記シリコン酸化膜は、HFを含む薬液を用いて除去されることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(10)前記シリコン酸化膜は、ウエットエッチングにより除去されることを特徴とする(1)記載の熱処理装置。
(11)炭化珪素製の部材であって、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材。
(12)炭化珪素製の部材の表面を酸化によりシリコン酸化膜に変化させる工程と、`
前記シリコン酸化膜を除去する工程と、
を有し、
前記酸化は、前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材の製造方法。
(13)一旦、基板を熱処理する熱処理装置に、SiC部材を組み込む工程と、
前記熱処理装置により、酸化性雰囲気下で前記SiC部材を酸化処理する工程と、
前記酸化処理後、前記熱処理装置から前記SiC部材を取り外す工程と、
取り外された前記SiC部材に形成された酸化膜をウエットエッチングにて除去する工程と、
酸化膜が除去された前記SiC部材を、再び前記熱処理装置に組み込む工程と、
再び前記SiC部材が組み込まれた前記熱処理装置で、基板を熱処理する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(14)高温処理炉内に存在するSiC部材の表面付近に残留している金属元素に対して、その金属元素のSiC中での拡散速度よりもSiCの酸化速度が速い条件を用いて酸化することで、酸化膜中に金属元素を捕獲する酸化方法。
(15)(14)記載の酸化方法で、ウエハの処理を行う前にSiC部材だけを酸化して酸化膜を形成し、該酸化膜をウエットエッチングにより除去することで、SiC部材表面付近の残留金属元素量を低減する方法。
(16)(15)記載の酸化方法で処理し、表面付近の残留金属元素量を低減させたSiC部材を炉内構成部材として用い、ウエハを処理することで、装置立上初期に処理するウエハ中に捕集される金属汚染量を低減し、半導体素子のデバイス特性が目的の値となるまでの期間を短縮する方法。
以上のように、本発明は、例えば、半導体ウエハやガラス基板等の熱処理に用いられる基板処理装置、熱処理用部材、及び熱処理用部材の製造方法に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置全体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置に用いられる反応炉を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置に用いられる支持具の表面付近の断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱処理装置に用いられる支持具の表面処理の工程を示す説明図である。 図5(a)は、従来の支持具を用いて熱処理を行った場合における基板の金属元素による汚染状況を模式的に示す図であり、図5(b)は、本発明の第1の実施形態に係る表面処理をした支持具を用いて熱処理を行った場合における基板の金属元素による汚染状況を模式的に示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱処理装置に用いられる支持具の表面処理の工程を示す説明図である。 SiC膜を酸化する際の金属元素と酸素元素の挙動を模式的に説明し、図7(a)は酸化処理が行われる前の状態を説明する説明図であり、図7(b)は、SiC膜の酸化速度が、金属元素A1のSiC膜中での速度よりも小さい場合の金属元素と酸素元素の挙動を説明する説明図であり、図7(c)は、SiC膜の酸化速度が、金属元素A1のSiC膜30c膜中での速度よりも大きい場合の金属元素と酸素元素の挙動を説明する説明図である。 SiC、Siを酸化した際のSiOの膜厚とFe元素の拡散長の温度依存性の計算値を示すグラフである。 SiC、Siを酸化した際のSiOの膜厚とFe元素の拡散長の時間依存性の計算値を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る表面処理をした場合と、本発明の表面処理をしていない場合の支持具表面に残留した鉄元素の量のSIMSを用いた測定結果を示すグラフである。 Si含浸SiCからなる基材に、CVD−SiC膜が形成された従来の支持具の、表面からの深さとSIMSで測定された鉄(Fe)元素、ニッケル元素(Ni)、及び銅(Cu)元素の濃度との関係を示すグラフである。
10 熱処理装置
30 支持具
30a 基材
30b SiC層
30d SiO
54 基板
72 SiC製の部材
A1 金属元素
A2 酸素元素

Claims (3)

  1. 基板を処理する領域内に炭化珪素製の部材を有し、
    前記部材は、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする基板処理装置。
  2. 炭化珪素製であって、表面が酸化によりシリコン酸化膜に変化された後に該シリコン酸化膜が除去されてなり、前記酸化は前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材。
  3. 炭化珪素製の部材の表面を酸化によりシリコン酸化膜に変化させる工程と、`
    前記シリコン酸化膜を除去する工程と、
    を有し、
    前記酸化は、前記部材の酸化速度が前記部材内に含まれる金属元素の前記部材内での拡散速度よりも大きくなるような条件で行われることを特徴とする熱処理用部材の製造方法。
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