JP2009176579A - 照明装置 - Google Patents
照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009176579A JP2009176579A JP2008014295A JP2008014295A JP2009176579A JP 2009176579 A JP2009176579 A JP 2009176579A JP 2008014295 A JP2008014295 A JP 2008014295A JP 2008014295 A JP2008014295 A JP 2008014295A JP 2009176579 A JP2009176579 A JP 2009176579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens cap
- lens
- fixed claw
- claw
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Abstract
【課題】レンズキャップ3を取り外す必要がない時にレンズキャップ3が外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制する。
【解決手段】光源1を基板2に搭載し、光源1からの光が蛍光体を含むレンズキャップ3の中空の概略半球状のレンズ部3aを透過せしめられる照明装置において、ハウジング4を基板1とレンズキャップ3との間に配置し、環状のフランジ部3bをレンズ部3aの開口縁3a1から延ばし、フランジ部3bの後面3b2と係合する固定爪4a2,4a3と、フランジ部3bの前面3b1と係合する固定爪4a4,4a5とをレンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばし、レンズキャップ装着穴4aの中心軸線CLを中心に固定爪4a4を約180°回転させた位置に固定爪4a5を配置し、レンズ部3aとフランジ部3bとを同一の可撓性材料によって形成した。
【選択図】図1
【解決手段】光源1を基板2に搭載し、光源1からの光が蛍光体を含むレンズキャップ3の中空の概略半球状のレンズ部3aを透過せしめられる照明装置において、ハウジング4を基板1とレンズキャップ3との間に配置し、環状のフランジ部3bをレンズ部3aの開口縁3a1から延ばし、フランジ部3bの後面3b2と係合する固定爪4a2,4a3と、フランジ部3bの前面3b1と係合する固定爪4a4,4a5とをレンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばし、レンズキャップ装着穴4aの中心軸線CLを中心に固定爪4a4を約180°回転させた位置に固定爪4a5を配置し、レンズ部3aとフランジ部3bとを同一の可撓性材料によって形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとを具備し、蛍光体をレンズキャップに含有させた照明装置に関する。
特に、本発明は、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる照明装置に関する。
従来から、蛍光体を含有する中空の概略半球状のレンズキャップ(ドーム)が交換可能(着脱可能)に構成された照明装置(発光装置)が知られている。この種の照明装置(発光装置)の例としては、例えば特開2003−110146号公報の図17に記載されたものがある。
特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置(発光装置)では、光源(発光素子)が基板(実装基板)に搭載されている。また、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズキャップ(ドーム)が設けられている。更に、蛍光体がレンズキャップ(ドーム)に含有せしめられている。
詳細には、特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置(発光装置)では、レンズキャップ(ドーム)の開口縁と概略相補形状の環状溝(凹欠部)が基板(実装基板)に形成されている。更に、レンズキャップ(ドーム)の開口縁の外周面を基板(実装基板)の環状溝(凹欠部)の内周面に対して圧入する(弾接させる)ことにより、レンズキャップ(ドーム)が基板(実装基板)に対して固定されている。
ところで、特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置(発光装置)では、基板(実装基板)の環状溝(凹欠部)の内周面に対するレンズキャップ(ドーム)の開口縁の外周面の圧入のみによって、レンズキャップ(ドーム)が基板(実装基板)に対して固定されている。つまり、特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置(発光装置)では、基板(実装基板)に対して掛止される部分がレンズキャップ(ドーム)に設けられていない。
そのため、特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置(発光装置)では、例えば照明装置(発光装置)の輸送時、使用時等のような、レンズキャップ(ドーム)を基板(実装基板)から取り外す必要がない時に、振動によってレンズキャップ(ドーム)が基板(実装基板)から外れてしまうおそれがある。
また、従来から、蛍光体を含有する中実の概略半球状(ドーム状)のレンズ部を有するレンズ(レンズ体)が交換可能(着脱可能)に構成された照明装置(発光デバイス)が知られている。この種の照明装置(発光デバイス)の例としては、例えば特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載されたものがある。
特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、光源(発光素子)から放射された光が透過せしめられる中実の概略半球状(ドーム状)のレンズ部と、レンズ部と基板とを橋絡するための脚部と、基板と嵌合するための爪部とによって、レンズ(レンズ体)が構成されている。すなわち、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、基板に対して掛止される部分として、爪部がレンズ(レンズ体)に設けられている。
そのため、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、例えば照明装置(発光デバイス)の輸送時、使用時等のような、レンズ(レンズ体)を基板から取り外す必要がない時に、振動によってレンズ(レンズ体)が基板から外れてしまうおそれを低減できると考えられる。
ところで、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、レンズ部と、脚部および爪部とが、異なる材料によって形成されている。つまり、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、脚部および爪部の成形工程と、レンズ部の成形工程とが別個に設けられており、単一の成形工程によってレンズ(レンズ体)を形成することができない。
そのため、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、レンズ部と脚部および爪部とが同一の材料によって形成されている場合よりも、照明装置(発光デバイス)全体の製造コストが嵩んでしまう。つまり、特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置(発光デバイス)では、レンズ部と、基板に対して掛止される部分としての爪部とが、単一の工程において形成される場合よりも、照明装置(発光デバイス)全体の製造コストが嵩んでしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとを具備し、蛍光体をレンズキャップに含有させた照明装置において、レンズキャップ装着穴を有するハウジングを基板とレンズキャップとの間に配置し、中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部をレンズキャップに設け、フランジ部の後面と係合するための第1固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、フランジ部の前面と係合するための第2固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、フランジ部の前面と係合するための第3固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪を配置し、レンズ部とフランジ部とを同一の材料によって形成すると共に、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように材料を選択し、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持され、レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられることを特徴とする照明装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとを具備し、蛍光体をレンズキャップに含有させた照明装置において、レンズキャップ装着穴を有するハウジングを基板とレンズキャップとの間に配置し、中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部をレンズキャップに設け、フランジ部の前面と係合するための第1固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、フランジ部の後面と係合するための第2固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、フランジ部の後面と係合するための第3固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪を配置し、レンズ部とフランジ部とを同一の材料によって形成すると共に、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように材料を選択し、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持され、レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられることを特徴とする照明装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、照明装置の前側から見て第1固定爪が存在しない位置に第2固定爪および第3固定爪を配置し、
照明装置の前側から見て第2固定爪が存在しない位置であって第3固定爪が存在しない位置に第1固定爪を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置が提供される。
照明装置の前側から見て第2固定爪が存在しない位置であって第3固定爪が存在しない位置に第1固定爪を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置が提供される。
請求項1に記載の照明装置では、光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとが設けられている。また、蛍光体がレンズキャップに含有せしめられている。
更に、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップ装着穴を有するハウジングが、基板とレンズキャップとの間に配置されている。また、中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部が、レンズキャップに設けられている。
また、請求項1に記載の照明装置では、フランジ部の後面と係合するための第1固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。更に、フランジ部の前面と係合するための第2固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。また、フランジ部の前面と係合するための第3固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。更に、レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪が配置されている。
更に、請求項1に記載の照明装置では、レンズ部とフランジ部とが同一の材料によって形成されている。また、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように、材料が選択されている。
詳細には、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持されている。
また、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングの前側に取り外される。
更に、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングの前側から取り付けられる。
換言すれば、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、フランジ部の前面の一部が第2固定爪に掛止せしめられ、フランジ部の前面の他の一部が第3固定爪に掛止せしめられている。そのため、請求項1に記載の照明装置によれば、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時にハウジングの前側に外れてしまうおそれを低減することができる。
また、請求項1に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、フランジ部の後面が第1固定爪に掛止せしめられている。そのため、請求項1に記載の照明装置によれば、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時にハウジングの後側に外れてしまうおそれを低減することができる。
つまり、請求項1に記載の照明装置によれば、圧入のみによってレンズキャップが固定されている特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置よりも、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減することができる。
更に、請求項1に記載の照明装置では、レンズ部とフランジ部とが同一の材料によって形成されている。そのため、請求項1に記載の照明装置によれば、レンズ部と脚部および爪部とが異なる材料によって形成されている特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置よりも、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
すなわち、請求項1に記載の照明装置によれば、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
請求項2に記載の照明装置では、光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとが設けられている。また、蛍光体がレンズキャップに含有せしめられている。
更に、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップ装着穴を有するハウジングが、基板とレンズキャップとの間に配置されている。また、中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部が、レンズキャップに設けられている。
また、請求項2に記載の照明装置では、フランジ部の前面と係合するための第1固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。更に、フランジ部の後面と係合するための第2固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。また、フランジ部の後面と係合するための第3固定爪が、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成されている。更に、レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪が配置されている。
更に、請求項2に記載の照明装置では、レンズ部とフランジ部とが同一の材料によって形成されている。また、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように、材料が選択されている。
詳細には、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持されている。
また、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングの後側に取り外される。
更に、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、レンズキャップがハウジングの後側から取り付けられる。
換言すれば、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、フランジ部の後面の一部が第2固定爪に掛止せしめられ、フランジ部の後面の他の一部が第3固定爪に掛止せしめられている。そのため、請求項2に記載の照明装置によれば、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時にハウジングの後側に外れてしまうおそれを低減することができる。
また、請求項2に記載の照明装置では、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、フランジ部の前面が第1固定爪に掛止せしめられている。そのため、請求項2に記載の照明装置によれば、レンズキャップがハウジングに取り付けられている時にハウジングの前側に外れてしまうおそれを低減することができる。
つまり、請求項2に記載の照明装置によれば、圧入のみによってレンズキャップが固定されている特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置よりも、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減することができる。
更に、請求項2に記載の照明装置では、レンズ部とフランジ部とが同一の材料によって形成されている。そのため、請求項2に記載の照明装置によれば、レンズ部と脚部および爪部とが異なる材料によって形成されている特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置よりも、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
すなわち、請求項2に記載の照明装置によれば、レンズキャップを取り外す必要がない時にレンズキャップが外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
照明装置の前側から見て第1固定爪と第2固定爪または第3固定爪とが重複している場合には、ハウジングが成形によって形成される場合であって、照明装置の照射方向(前後方向)とハウジング成形用金型に対するハウジングの抜き方向とが一致せしめられている場合に、第1固定爪と第2固定爪または第3固定爪とがアンダーカットを構成してしまう。
この点に鑑み、請求項3に記載の照明装置では、照明装置の前側から見て第1固定爪が存在しない位置に第2固定爪および第3固定爪が配置され、照明装置の前側から見て第2固定爪が存在しない位置であって第3固定爪が存在しない位置に第1固定爪が配置されている。
そのため、請求項3に記載の照明装置によれば、ハウジングが成形によって形成される場合であって、照明装置の照射方向(前後方向)とハウジング成形用金型に対するハウジングの抜き方向とが一致せしめられている場合に、第1固定爪と第2固定爪または第3固定爪とがアンダーカットを構成してしまうのを回避することができ、それにより、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の照明装置を示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の照明装置の正面図、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図、図1(C)は図1(A)のB−B線に沿った断面図、図1(D)は第1の実施形態の照明装置の斜視図、図1(E)は図1(B)に示す水平断面内における光路を示した図、図1(F)は図1(C)に示す鉛直断面内における光路を示した図である。
図2は蛍光体が含有せしめられたレンズキャップ3の部品図である。詳細には、図2(A)はレンズキャップ3の正面図、図2(B)はレンズキャップ3の右側面図、図2(C)はレンズキャップ3の後側面図、図2(D)はレンズキャップ3の底面図、図2(E)はレンズキャップ3の斜視図、図2(F)は図2(A)のC−C線に沿った断面図、図2(G)は図2(A)のD−D線に沿った断面図である。
図3はハウジング4の部品図である。詳細には、図3(A)はハウジング4の正面図、図3(B)はハウジング4の後側面図、図3(C)はハウジング4の斜視図、図3(D)は図3(A)のE−E線に沿った断面図、図3(E)は図3(A)のF−F線に沿った断面図である。
第1の実施形態の照明装置では、図1(B)および図1(C)に示すように、例えばLEDのような光源1が、例えばアルミニウムなどのような放熱性・熱伝導性が高い材料によって形成された基板2に搭載されている。第1の実施形態の照明装置では、光源1としてLEDが用いられているが、第2の実施形態の照明装置では、代わりに、LED以外のものを光源1として用いることも可能である。また、第1の実施形態の照明装置では、基板2がアルミニウムによって形成されているが、第3の実施形態の照明装置では、代わりに、アルミニウム以外の任意の高放熱性・高熱伝導性材料によって基板2を形成することも可能である。
更に、第1の実施形態の照明装置では、図1(B)および図1(C)に示すように、ハウジング4が基板2とレンズキャップ3との間に配置されている。また、図1(E)および図1(F)に示すように、光源1から放射された光が、レンズキャップ3を透過せしめられ、照明装置の照射方向(図1(E)の上側、図1(F)の左側)に照射される。詳細には、光源1から放射された光がレンズキャップ3を透過せしめられる時に、レンズキャップ3に含有せしめられている蛍光体によって色が変換され、その変換された色の光が、照明装置の照射方向(図1(E)の上側、図1(F)の左側)に照射される。
詳細には、第1の実施形態の照明装置では、図2に示すように、光源1(図1参照)から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状(ドーム状)のレンズ部3aと、レンズ部3aの開口縁3a1から延びている環状のフランジ部3bとが、レンズキャップ3に設けられている。更に、図3に示すように、レンズキャップ3(図2参照)を装着するためのレンズキャップ装着穴4aがハウジング4に形成されている。
更に、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)、図3(B)、図3(C)および図3(D)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの後面3b2の左側部分3b2a(図2(C)、図2(D)、図2(F)参照)と係合するための固定爪4a2が、レンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばして形成されている。
また、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)、図3(B)および図3(D)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの後面3b2の右側部分3b2b(図2(C)、図2(D)、図2(F)参照)と係合するための固定爪4a3が、レンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばして形成されている。
更に、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)、図3(B)、図3(C)および図3(E)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの前面3b1の上側部分3b1a(図2(A)、図2(G)参照)と係合するための固定爪4a4が、レンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばして形成されている。
また、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)、図3(B)、図3(C)および図3(E)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの前面3b1の下側部分3b1b(図2(A)、図2(G)参照)と係合するための固定爪4a5が、レンズキャップ装着穴4aの内周面4a1からレンズキャップ装着穴4aの中心側に延ばして形成されている。
更に、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、レンズキャップ装着穴4aの中心軸線CLを中心に固定爪4a4を約180°回転させた位置に固定爪4a5が配置されている。
また、第1の実施形態の照明装置では、図2に示すように、レンズキャップ3のレンズ部3aとフランジ部3bとが同一の材料によって形成されている。詳細には、形成されたレンズ部3aとフランジ部3bとが可撓性になるように、例えばシリコーンゴムのような弾性材料が選択されている。第1の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3がシリコーンゴムによって形成されているが、第4の実施形態の照明装置では、代わりに、シリコーンゴム以外の任意の透明な弾性材料によってレンズキャップ3を形成することも可能である。
第1の実施形態の照明装置では、図1(B)および図1(C)に示すように、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられている時に、レンズキャップ3のフランジ部3bが固定爪4a2,4a3と固定爪4a4,4a5とによって照明装置の前後方向(図1(B)の上下方向、図1(C)の左右方向)に狭持されている。
図4はレンズキャップ3がハウジング4から取り外される様子を示した図である。第1の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3がハウジング4から取り外される時に、まず最初に、図4(A)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3b(図2参照)のうち、固定爪4a4と係合する上側部分3b1aの外縁3b1a1と、固定爪4a5と係合する下側部分3b1bの外縁3b1b1との間隔D1が、固定爪4a4の先端4a4aと固定爪4a5の先端4a5aとの間隔D2よりも小さくなるように、レンズキャップ3が弾性変形せしめられる。次いで、図4(B)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの上側部分3b1aの外縁3b1a1がハウジング4の固定爪4a4の先端4a4aの下側を通過せしめられ、レンズキャップ3のフランジ部3bの下側部分3b1bの外縁3b1b1がハウジング4の固定爪4a5の先端4a5aの上側を通過せしめられ、レンズキャップ3がハウジング4の前側(図4の左側)に取り外される。
図5はレンズキャップ3がハウジング4に取り付けられる様子を示した図である。第1の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられる時に、まず最初に、図5(A)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3b(図2参照)のうち、固定爪4a4と係合する上側部分3b1aの外縁3b1a1と、固定爪4a5と係合する下側部分3b1bの外縁3b1b1との間隔D1が、固定爪4a4の先端4a4aと固定爪4a5の先端4a5aとの間隔D2よりも小さくなるように、レンズキャップ3が弾性変形せしめられる。次いで、図5(B)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの上側部分3b1aの外縁3b1a1がハウジング4の固定爪4a4の先端4a4aの下側を通過せしめられ、レンズキャップ3のフランジ部3bの下側部分3b1bの外縁3b1b1がハウジング4の固定爪4a5の先端4a5aの上側を通過せしめられ、レンズキャップ3がハウジング4の前側(図5の左側)から取り付けられる。
換言すれば、第1の実施形態の照明装置では、図1(C)に示すように、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられている時に、フランジ部3bの前面3b1の上側部分3b1a(図2(A)、図2(G)参照)が固定爪4a4に掛止せしめられ、フランジ部3bの前面3b1の下側部分3b1b(図2(A)、図2(G)参照)が固定爪4b5に掛止せしめられている。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられている時にハウジング4の前側(図1(C)の左側)に外れてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の照明装置では、図1(B)に示すように、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられている時に、フランジ部3bの後面3b2の左側部分3b2a(図2(C)、図2(F)参照)が固定爪4a2に掛止せしめられ、フランジ部3bの後面3b2の右側部分3b2b(図2(C)、図2(F)参照)が固定爪4a3に掛止せしめられている。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3がハウジング4に取り付けられている時にハウジング4の後側(図1(B)の下側)に外れてしまうおそれを低減することができる。
つまり、第1の実施形態の照明装置によれば、圧入のみによってレンズキャップが固定されている特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置よりも、レンズキャップ3を取り外す必要がない時にレンズキャップ3が外れてしまうおそれを低減することができる。
更に、第1の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3のレンズ部3aとフランジ部3bとが同一の材料によって形成されている。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、レンズ部と脚部および爪部とが異なる材料によって形成されている特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置よりも、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
すなわち、第1の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3を取り外す必要がない時にレンズキャップ3が外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
また、第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、ハウジング4の前側(照明装置の前側)から見て固定爪4a2,4a3が存在しない位置に固定爪4a4,4a5が配置され、ハウジング4の前側(照明装置の前側)から見て固定爪4a4が存在しない位置であって固定爪4a5が存在しない位置に固定爪4a2,4a3が配置されている。
そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、ハウジング4が成形によって形成される場合であって、照明装置の照射方向(照明装置の前後方向、ハウジング4のレンズキャップ装着穴4aの中心軸線CL方向)とハウジング成形用金型に対するハウジング4の抜き方向とが一致せしめられている場合に、固定爪4a2,4a3と固定爪4a4または固定爪4a5とがアンダーカットを構成してしまうのを回避することができ、それにより、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
以下、本発明の照明装置の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の照明装置は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の照明装置とほぼ同様に構成されている。従って、第5の実施形態の照明装置によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の照明装置とほぼ同様の効果を奏することができる。
図6は第5の実施形態の照明装置を示した図である。詳細には、図6(A)は第5の実施形態の照明装置の正面図、図6(B)は図6(A)のG−G線に沿った断面図、図6(C)は図6(A)のH−H線に沿った拡大断面図である。
第1の実施形態の照明装置では、図1に示すように、1個の基板2上に1個の光源1が搭載されているが、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、1個の横長の基板2−1上に例えば6個の光源1−1,1−3,1−5,1−7,1−9,1−11が搭載されている。更に、第1の実施形態の照明装置では、図3に示すように、1個のハウジング4に1個のレンズキャップ装着穴4aが形成されているが、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、1個の横長のハウジング4−1に例えば12個のレンズキャップ装着穴4a−1,4a−2,4a−3,4a−4,4a−5,4a−6,4a−7,4a−8,4a−9,4a−10,4a−11,4a−12が形成されている。
詳細には、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、第1の実施形態の照明装置の固定爪4a2,4a3,4a4,4a5(図3参照)と同様に構成された固定爪が、ハウジング4−1の12個のレンズキャップ装着穴4a−1,4a−2,4a−3,4a−4,4a−5,4a−6,4a−7,4a−8,4a−9,4a−10,4a−11,4a−12のそれぞれに形成されている。
また、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、第1の実施形態の照明装置のレンズキャップ3(図2参照)と同様に構成されたレンズキャップ3−1,3−2,3−3,3−4,3−5,3−6,3−7,3−8,3−9,3−10,3−11,3−12が、ハウジング4−1の12個のレンズキャップ装着穴4a−1,4a−2,4a−3,4a−4,4a−5,4a−6,4a−7,4a−8,4a−9,4a−10,4a−11,4a−12のそれぞれに取り付けられている。
更に、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、ヒートシンク7とアウターレンズ8とによって画定される灯室9内に、6個の光源1−1,1−3,1−5,1−7,1−9,1−11と、基板2−1と、12個のレンズキャップ3−1,3−2,3−3,3−4,3−5,3−6,3−7,3−8,3−9,3−10,3−11,3−12と、ハウジング4−1とが配置されている。
詳細には、第5の実施形態の照明装置では、図6(C)に示すように、基板2−1がヒートシンク7に接合されており、光源1−1,1−3,1−5,1−7,1−9,1−11からの熱が基板2−1を介してヒートシンク7に伝熱され、ヒートシンク7のフィン部分7aから放熱される。更に、ヒートシンク7の上壁部分7bとアウターレンズ8の上壁部分8bとが嵌合せしめられ、ヒートシンク7の下壁部分7cとアウターレンズ8の下壁部分8cとが嵌合せしめられている。
また、第5の実施形態の照明装置では、図6(B)および図6(C)に示すように、光源1−1から放射された光が、レンズキャップ3−1およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側)に照射される。更に、光源1−3から放射された光が、レンズキャップ3−3およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側)に照射される。また、光源1−5から放射された光が、レンズキャップ3−5およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側)に照射される。更に、光源1−7から放射された光が、レンズキャップ3−7およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側)に照射される。また、光源1−9から放射された光が、レンズキャップ3−9およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側、図6(C)の左側)に照射される。更に、光源1−11から放射された光が、レンズキャップ3−11およびアウターレンズ8のレンズ部8aを透過せしめられ、照明装置の照射方向(図6(B)の上側)に照射される。
更に、第5の実施形態の照明装置では、図6に示すように、ハウジング4−1が照明装置の左右方向(図6(A)および図6(B)の左右方向)にスライド可能に構成されている。図6において、4−1aはハウジング4−1を照明装置の左右方向にスライドさせるための把持部分を示している。ハウジング4−1が右側にスライドせしめられている時には、図6(A)および図6(B)に示すように、光源1−1とレンズキャップ3−1とが対向せしめられ、光源1−3とレンズキャップ3−3とが対向せしめられ、光源1−5とレンズキャップ3−5とが対向せしめられ、光源1−7とレンズキャップ3−7とが対向せしめられ、光源1−9とレンズキャップ3−9とが対向せしめられ、光源1−11とレンズキャップ3−11とが対向せしめられている。
一方、ハウジング4−1が左側にスライドせしめられると、光源1−1とレンズキャップ3−2とが対向せしめられ、光源1−3とレンズキャップ3−4とが対向せしめられ、光源1−5とレンズキャップ3−6とが対向せしめられ、光源1−7とレンズキャップ3−8とが対向せしめられ、光源1−9とレンズキャップ3−10とが対向せしめられ、光源1−11とレンズキャップ3−12とが対向せしめられる。
第5の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3−1,3−3,3−5,3−7,3−9,3−11に含有せしめられる蛍光体と、レンズキャップ3−2,3−4,3−6,3−8,3−10,3−12に含有せしめられる蛍光体とを異ならせることにより、照明装置から異なる色の光を照射することができる。
以下、本発明の照明装置の第6の実施形態について説明する。図7は第6の実施形態の照明装置を示した図である。詳細には、図7(A)は第6の実施形態の照明装置の正面図、図7(B)は図7(A)のI−I線に沿った断面図、図7(C)は図7(A)のJ−J線に沿った断面図、図7(D)は第6の実施形態の照明装置の斜視図、図7(E)は図7(B)に示す水平断面内における光路を示した図、図7(F)は図7(C)に示す鉛直断面内における光路を示した図である。
図8はハウジング14の部品図である。詳細には、図8(A)はハウジング14の正面図、図8(B)はハウジング14の後側面図、図8(C)はハウジング14の斜視図、図8(D)は図8(A)のK−K線に沿った断面図、図8(E)は図8(A)のL−L線に沿った断面図である。
第6の実施形態の照明装置では、図7(B)および図7(C)に示すように、第1の実施形態の照明装置と同様に、光源1が基板2に搭載されている。更に、第6の実施形態の照明装置では、ハウジング14が基板2とレンズキャップ3との間に配置されている。また、図7(E)および図7(F)に示すように、光源1から放射された光が、レンズキャップ3を透過せしめられ、照明装置の照射方向(図7(E)の上側、図7(F)の左側)に照射される。詳細には、光源1から放射された光がレンズキャップ3を透過せしめられる時に、レンズキャップ3に含有せしめられている蛍光体によって色が変換され、その変換された色の光が、照明装置の照射方向(図7(E)の上側、図7(F)の左側)に照射される。
詳細には、第6の実施形態の照明装置では、図7に示すように、レンズキャップ3(図2参照)を装着するためのレンズキャップ装着穴14aがハウジング14に形成されている。
更に、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)、図8(B)、図8(C)および図8(D)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの前面3b1(図2(A)、図2(E)参照)の左側部分と係合するための固定爪14a2が、レンズキャップ装着穴14aの内周面14a1からレンズキャップ装着穴14aの中心側に延ばして形成されている。
また、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)、図8(B)、図8(C)および図8(D)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの前面3b1(図2(A)、図2(E)参照)の右側部分と係合するための固定爪14a3が、レンズキャップ装着穴14aの内周面14a1からレンズキャップ装着穴14aの中心側に延ばして形成されている。
更に、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)、図8(B)、図8(C)および図8(E)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの後面3b2(図2(C)参照)の上側部分と係合するための固定爪14a4が、レンズキャップ装着穴14aの内周面14a1からレンズキャップ装着穴14aの中心側に延ばして形成されている。
また、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)、図8(B)、図8(C)および図8(E)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの後面3b2(図2(C)参照)の下側部分と係合するための固定爪14a5が、レンズキャップ装着穴14aの内周面14a1からレンズキャップ装着穴14aの中心側に延ばして形成されている。
更に、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)に示すように、レンズキャップ装着穴14aの中心軸線CLを中心に固定爪14a4を約180°回転させた位置に固定爪14a5が配置されている。
また、第6の実施形態の照明装置では、第1の実施形態の照明装置と同様に、レンズキャップ3のレンズ部3aとフランジ部3bとが同一の材料によって形成されている。詳細には、形成されたレンズ部3aとフランジ部3bとが可撓性になるように、例えばシリコーンゴムのような弾性材料が選択されている。
第6の実施形態の照明装置では、図7(B)および図7(C)に示すように、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられている時に、レンズキャップ3のフランジ部3bが固定爪14a2,14a3と固定爪14a4,14a5とによって照明装置の前後方向(図7(B)の上下方向、図7(C)の左右方向)に狭持されている。
図9はレンズキャップ3がハウジング14から取り外される様子を示した図である。第6の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3がハウジング14から取り外される時に、まず最初に、図9(A)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3b(図2参照)のうち、固定爪14a4と係合する上側部分3b2cの外縁3b2c1と、固定爪14a5と係合する下側部分3b2dの外縁3b2d1との間隔D1が、固定爪14a4の先端14a4aと固定爪14a5の先端14a5aとの間隔D12よりも小さくなるように、レンズキャップ3が弾性変形せしめられる。次いで、図9(B)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの上側部分3b2cの外縁3b2c1がハウジング14の固定爪14a4の先端14a4aの下側を通過せしめられ、レンズキャップ3のフランジ部3bの下側部分3b2dの外縁3b2d1がハウジング14の固定爪14a5の先端14a5aの上側を通過せしめられ、レンズキャップ3がハウジング14の後側(図9の右側)に取り外される。
図10はレンズキャップ3がハウジング14に取り付けられる様子を示した図である。第6の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられる時に、まず最初に、図10(A)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3b(図2参照)のうち、固定爪14a4と係合する上側部分3b2cの外縁3b2c1と、固定爪14a5と係合する下側部分3b2dの外縁3b2d1との間隔D1が、固定爪14a4の先端14a4aと固定爪14a5の先端14a5aとの間隔D12よりも小さくなるように、レンズキャップ3が弾性変形せしめられる。次いで、図10(B)に示すように、レンズキャップ3のフランジ部3bの上側部分3b2cの外縁3b2c1がハウジング14の固定爪14a4の先端14a4aの下側を通過せしめられ、レンズキャップ3のフランジ部3bの下側部分3b2dの外縁3b2d1がハウジング14の固定爪14a5の先端14a5aの上側を通過せしめられ、レンズキャップ3がハウジング14の後側(図10の右側)から取り付けられる。
換言すれば、第6の実施形態の照明装置では、図7(C)に示すように、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられている時に、フランジ部3bの後面3b2の上側部分3b2c(図9参照)が固定爪14a4に掛止せしめられ、フランジ部3bの後面3b2の下側部分3b2d(図9参照)が固定爪14b5に掛止せしめられている。そのため、第6の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられている時にハウジング14の後側(図7(C)の右側)に外れてしまうおそれを低減することができる。
また、第6の実施形態の照明装置では、図7(B)に示すように、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられている時に、フランジ部3bの前面3b1(図2参照)の左側部分が固定爪14a2に掛止せしめられ、フランジ部3bの前面3b1(図2参照)の右側部分が固定爪14a3に掛止せしめられている。そのため、第6の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3がハウジング14に取り付けられている時にハウジング14の前側(図7(B)の上側)に外れてしまうおそれを低減することができる。
つまり、第6の実施形態の照明装置によれば、圧入のみによってレンズキャップが固定されている特開2003−110146号公報の図17に記載された照明装置よりも、レンズキャップ3を取り外す必要がない時にレンズキャップ3が外れてしまうおそれを低減することができる。
更に、第6の実施形態の照明装置では、レンズキャップ3のレンズ部3aとフランジ部3bとが同一の材料によって形成されている。そのため、第6の実施形態の照明装置によれば、レンズ部と脚部および爪部とが異なる材料によって形成されている特開2007−59489号公報の図1Aおよび図8に記載された照明装置よりも、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
すなわち、第6の実施形態の照明装置によれば、レンズキャップ3を取り外す必要がない時にレンズキャップ3が外れてしまうおそれを低減しつつ、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
また、第6の実施形態の照明装置では、図8(A)に示すように、ハウジング14の前側(照明装置の前側)から見て固定爪14a2,14a3が存在しない位置に固定爪14a4,14a5が配置され、ハウジング14の前側(照明装置の前側)から見て固定爪14a4が存在しない位置であって固定爪14a5が存在しない位置に固定爪14a2,14a3が配置されている。
そのため、第6の実施形態の照明装置によれば、ハウジング14が成形によって形成される場合であって、照明装置の照射方向(照明装置の前後方向、ハウジング14のレンズキャップ装着穴14aの中心軸線CL方向)とハウジング成形用金型に対するハウジング14の抜き方向とが一致せしめられている場合に、固定爪14a2,4a3と固定爪14a4または固定爪14a5とがアンダーカットを構成してしまうのを回避することができ、それにより、照明装置全体の製造コストを抑制することができる。
第7の実施形態では、上述した第1から第6の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明の照明装置は、例えば店舗照明、住宅照明、遊技機照明などのような照明装置に適用可能である。
1 光源
2 基板
3 レンズキャップ
3a レンズ部
3a1 開口縁
3b フランジ部
3b1 前面
3b1a 上側部分
3b1b 下側部分
3b2 後面
3b2a 左側部分
3b2b 右側部分
4 ハウジング
4a レンズキャップ装着穴
4a1 内周面
4a2,4a3,4a4,4a5 固定爪
7 ヒートシンク
8 アウターレンズ
8a 灯室
2 基板
3 レンズキャップ
3a レンズ部
3a1 開口縁
3b フランジ部
3b1 前面
3b1a 上側部分
3b1b 下側部分
3b2 後面
3b2a 左側部分
3b2b 右側部分
4 ハウジング
4a レンズキャップ装着穴
4a1 内周面
4a2,4a3,4a4,4a5 固定爪
7 ヒートシンク
8 アウターレンズ
8a 灯室
Claims (3)
- 光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとを具備し、蛍光体をレンズキャップに含有させた照明装置において、
レンズキャップ装着穴を有するハウジングを基板とレンズキャップとの間に配置し、
中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部をレンズキャップに設け、
フランジ部の後面と係合するための第1固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
フランジ部の前面と係合するための第2固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
フランジ部の前面と係合するための第3固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪を配置し、
レンズ部とフランジ部とを同一の材料によって形成すると共に、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように材料を選択し、
レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持され、
レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、
レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられることを特徴とする照明装置。 - 光源が搭載された基板と、光源から放射された光が透過せしめられる中空の概略半球状のレンズ部を有するレンズキャップとを具備し、蛍光体をレンズキャップに含有させた照明装置において、
レンズキャップ装着穴を有するハウジングを基板とレンズキャップとの間に配置し、
中空の概略半球状のレンズ部の開口縁から延びている環状のフランジ部をレンズキャップに設け、
フランジ部の前面と係合するための第1固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
フランジ部の後面と係合するための第2固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
フランジ部の後面と係合するための第3固定爪を、レンズキャップ装着穴の内周面からレンズキャップ装着穴の中心側に延ばして形成し、
レンズキャップ装着穴の中心軸線を中心に第2固定爪を約180°回転させた位置に第3固定爪を配置し、
レンズ部とフランジ部とを同一の材料によって形成すると共に、形成されたレンズ部とフランジ部とが可撓性になるように材料を選択し、
レンズキャップがハウジングに取り付けられている時に、レンズキャップのフランジ部が第1固定爪と第2固定爪および第3固定爪とによって狭持され、
レンズキャップがハウジングから取り外される時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられ、
レンズキャップがハウジングに取り付けられる時に、レンズキャップのフランジ部のうち、第2固定爪と係合する部分の外縁と、第3固定爪と係合する部分の外縁との間隔が、第2固定爪の先端と第3固定爪の先端との間隔よりも小さくなるように、レンズキャップが弾性変形せしめられることを特徴とする照明装置。 - 照明装置の前側から見て第1固定爪が存在しない位置に第2固定爪および第3固定爪を配置し、
照明装置の前側から見て第2固定爪が存在しない位置であって第3固定爪が存在しない位置に第1固定爪を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014295A JP2009176579A (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014295A JP2009176579A (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009176579A true JP2009176579A (ja) | 2009-08-06 |
Family
ID=41031461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008014295A Pending JP2009176579A (ja) | 2008-01-24 | 2008-01-24 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009176579A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101508963B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2015-04-07 | 손재설 | 칩 실장 보드 타입 엘이디 모듈 |
JP2016001756A (ja) * | 2009-09-17 | 2016-01-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 高屈折率レンズを有するledモジュール |
JP2016506031A (ja) * | 2012-12-07 | 2016-02-25 | ルーメンス カンパニー リミテッド | 発光装置及びそれを備えるバックライトユニット |
KR101779062B1 (ko) * | 2016-01-22 | 2017-09-18 | 정희영 | 경관조명용 led 등기구 |
JP2019216114A (ja) * | 2019-08-26 | 2019-12-19 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 照明装置 |
US11231149B2 (en) | 2019-09-19 | 2022-01-25 | Nichia Corporation | Light-emitting device, illumination device, and methods for manufacturing same |
US11575073B2 (en) | 2019-09-19 | 2023-02-07 | Nichia Corporation | Light-emitting device including cover and fixing member |
-
2008
- 2008-01-24 JP JP2008014295A patent/JP2009176579A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016001756A (ja) * | 2009-09-17 | 2016-01-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 高屈折率レンズを有するledモジュール |
JP2016506031A (ja) * | 2012-12-07 | 2016-02-25 | ルーメンス カンパニー リミテッド | 発光装置及びそれを備えるバックライトユニット |
US9690030B2 (en) | 2012-12-07 | 2017-06-27 | Lumens Co., Ltd. | Light emitting device including a lens at a predetermined position and backlight unit comprising same |
KR101508963B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2015-04-07 | 손재설 | 칩 실장 보드 타입 엘이디 모듈 |
KR101779062B1 (ko) * | 2016-01-22 | 2017-09-18 | 정희영 | 경관조명용 led 등기구 |
JP2019216114A (ja) * | 2019-08-26 | 2019-12-19 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 照明装置 |
US11231149B2 (en) | 2019-09-19 | 2022-01-25 | Nichia Corporation | Light-emitting device, illumination device, and methods for manufacturing same |
US11575073B2 (en) | 2019-09-19 | 2023-02-07 | Nichia Corporation | Light-emitting device including cover and fixing member |
US11929452B2 (en) | 2019-09-19 | 2024-03-12 | Nichia Corporation | Method of manufacturing light-emitting device and method of manufacturing illumination device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009176579A (ja) | 照明装置 | |
CN1862085B (zh) | 三色发光二极管泡体 | |
JP4783055B2 (ja) | Led電球 | |
JP3169871U (ja) | ランプカバー及び該ランプカバーを備える照明装置 | |
CN103180174A (zh) | Led灯具 | |
JP2010073337A (ja) | 電球形ランプ | |
JP5545446B2 (ja) | 電球形ランプおよび照明器具 | |
JP2008021505A (ja) | 照明装置 | |
US20160025322A1 (en) | Light-emitting device | |
US20110292653A1 (en) | LED lamp, method for manufacturing and LED lamp and bulb therefor | |
JP2015138742A (ja) | 光源ユニット、および車両用照明装置 | |
JP2009129928A (ja) | Ledランプ | |
JP2012119283A (ja) | ランプ及びランプ装置 | |
JP5534215B2 (ja) | ランプ装置および照明装置 | |
US10302256B2 (en) | Lighting apparatus and lighting system | |
JP4595920B2 (ja) | 照明器具 | |
KR20130004306U (ko) | Led 램프 홀더 | |
JP4615479B2 (ja) | Ledユニット | |
JP6194688B2 (ja) | ランプ | |
JP2010225507A (ja) | 発光装置 | |
JP6700573B2 (ja) | ランプ装置 | |
JP5534216B2 (ja) | ランプ装置および照明装置 | |
JP2015056205A (ja) | 表示灯 | |
JP2014135202A (ja) | 照明装置 | |
JP2013127874A (ja) | 照明装置 |