JP2009176507A - アダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電気機器に備えられる凸状導電部位と接続用端子とを容易且つ確実に電気的に接続することができるアダプタを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るアダプタ1は、電気機器50に備えられる凸状導電部位60と前記電気機器50に繋げられる装置の接続用端子70とを電気的に接続する際に使用可能なアダプタ1であって、前記凸状導電部位60及び接続用端子70がそれぞれ接続される通電部11を備えるとともに、凸状導電部位60を包囲する態様で該凸状導電部位60に装着される接続部10と、該接続部10が相対変位可能に設けられる本体部20と、該本体部20を電気機器50に固定する固定手段40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るアダプタ1は、電気機器50に備えられる凸状導電部位60と前記電気機器50に繋げられる装置の接続用端子70とを電気的に接続する際に使用可能なアダプタ1であって、前記凸状導電部位60及び接続用端子70がそれぞれ接続される通電部11を備えるとともに、凸状導電部位60を包囲する態様で該凸状導電部位60に装着される接続部10と、該接続部10が相対変位可能に設けられる本体部20と、該本体部20を電気機器50に固定する固定手段40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気機器に備えられる凸状導電部位と前記電気機器に繋げられる装置の接続用端子とを電気的に接続する際に使用可能なアダプタに関する。
従来、電気機器に対する測定等の目的で、電気機器の導電部位(例えば、端子)に対し測定装置等の装置に繋がった接続用端子を一時的に接続することがある。例えば、電力量計といった計器の計量誤差を測定すべく電圧を測定する際に、計器の導電部位に計量誤差測定装置からの接続用端子を接続する場合や、配電用遮断器の消費電力を測定する際に、配電用遮断器の機器側端子に消費電力測定装置からの接続用端子を接続する場合等である。
しかしながら、電気機器の導電部位の形状若しくは配置が必ずしも電気機器に繋がれる装置側の接続用端子の形状等と対応したものでなく、電気機器の導電部位と接続用端子とを安定に接続することができない場合がある。例えば、電気機器の導電部位が奥まった位置に配置されているのに対して、測定装置側の接続用端子がワニ口クリップであり、電気機器の導電部位を挟み込むことができない状況や、電気機器の導電部位がネジの頭部で構成されているのに対して、測定装置側の接続用端子が探針であり、そのままでは電気機器の導電部位と測定装置側の接続用端子との接触状態を維持できない状況等である。
このため、電気機器の導電部位に対して接続用端子を電気的に接続するための接続補助器具であるアダプタが提案されている(例えば、特許文献1)。かかるアダプタは、接触端子としての電圧検出プラグが差し込まれるとともに電気機器の導電部位に接触する接続部として機能する電圧端子検出具を備え、該電圧端子検出具を保持する本体部として機能するアダプタ板を電気機器に固定することにより、電圧端子検出具が電気機器の導電部位に接触した状態を維持可能に構成されるものである。
しかしながら、上記アダプタは、電圧端子検出具のうち前記導電部位に接触させる部分が探針によって構成されるものであり、電圧端子検出具を保持するアダプタ板を電気機器に確実に固定できたとしても、電圧端子検出具と導電部位とを確実に接触させることができない状況が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、電気機器に備えられる導電部位が特に凸状を有するものである場合に着目し、凸状導電部位と接続用端子とを容易且つ確実に電気的に接続することができるアダプタを提供することを目的とする。
本発明に係るアダプタは、電気機器に備えられる凸状導電部位と前記電気機器に繋げられる装置の接続用端子とを電気的に接続する際に使用可能なアダプタであって、前記凸状導電部位及び接続用端子がそれぞれ接続される通電部を備えるとともに、凸状導電部位を包囲する態様で該凸状導電部位に装着される接続部と、該接続部が相対変位可能に設けられる本体部と、該本体部を電気機器に固定する固定手段とを備えることを特徴とする。
上記構成からなるアダプタによれば、本体部を固定手段によって電気機器に取り付けるだけでなく、接続部自体を凸状導電部位に装着するものであるため、凸状導電部位と接続用端子とを確実に電気的に接続することができる。しかも、接続部が本体部に対して相対変位可能であるため、本体部と電気機器との配置関係とは別に、接続部と凸状導電部位との装着状態を良好に調整することができる。
また、前記接続部は、一端側に凸状導電部位が接続されるとともに他端側に接続用端子が接続され、接続部の少なくとも一端側は、凸状導電部位に外嵌可能となるよう筒状に形成される構成が好ましい。
このようにすれば、例えば凸状導電部位の周囲にある他の部材との間隔が狭い場合などであっても、接続部を凸状導電部位に良好に装着することができる。
また、上記アダプタは、前記接続部を複数備え、前記本体部は、前記各接続部をそれぞれ保持する複数の保持片を備えるとともに、各保持片同士が相対変位可能に構成される構成が好ましい。
このようにすれば、電気機器に複数並んで備えられる凸状導電部位に対して複数の接続用端子を電気的に接続する際にも好適に用いることができる。即ち、各保持片同士が相対的な位置を変更可能であるため、各接続部ごとに各凸状導電部位との装着状態を良好に調整することができる。
また、前記各保持片は、各接続部を相対変位可能に保持する構成が好ましい。
このようにすれば、各接続部が各保持片に対して相対変位可能であるため、各接続部と各凸状導電部位との装着状態をより一層良好に調整することができる。
以上のように、本発明に係るアダプタによれば、電気機器に備えられる凸状導電部位と接続用端子とを容易且つ確実に電気的に接続することができる。
以下に、本発明に係るアダプタの実施形態について、図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態に係るアダプタ1は、図1に示すように、電気機器50に備えられる凸状導電部位60と前記電気機器50に繋げられる装置(図示しない)の接続用端子70とを電気的に接続する際に使用可能なものである。以下では、本実施形態に係るアダプタ1を説明するのに先立って、電気機器50について、図1に基づいて説明する。
アダプタ1が対象とする電気機器は、電気的に接続される凸状導電部位60を備えるものであればいずれのものであっても該当し、例えば、電力量計といった計器や、配電用遮断器といったものが該当し得るが、以下では、説明の便宜上、電力量計51を例に説明する。また、電力量計においても、単独計器や変成器付計器と呼ばれるものや、無効電力量計、発信装置付計器といった種々のものがあるが、ここでは、単相3線式若しくは三相3線式と呼ばれる3線式の電力量計51を例に説明することとする。ただし、電力量計には、これ以外にも、単相2線式や、三相4線式のものもある。
3線式の電力量計51は、端子(図示しない)を電源側の3つと負荷側の3つの計6つ備える。また、図2にもよく示されるように、電力量計51は、該電力量計51に接続される電線Lを前記端子に固定するための端子ねじ61を備える。該端子ねじ61は、電力量計51の端子一つに対して上下に二つずつ備えられる。また、端子ねじ61は、電線L若しくは端子に直接接触する金属性部材であり、これら電線L若しくは端子と同電位となる。従って、電力量計51の場合には、この端子ねじ61の頭部62が前記電気的に接続される凸状導電部位60として機能する。また、これら上下に並んで配置された一対の端子ねじ61,61は、電力量計51の横方向に並んで配置され、横方向に並んだ端子ねじ61,61…が上下に二組設けられる態様となる。
ところで、電力量計51は、電源側の端子ねじ61と負荷側の端子ねじ61とがそれぞれ異なる間隔で配置される一方、電源側の端子ねじ61同士及び負荷側の端子ねじ61同士が等間隔で配置される。ただし、電力量計には、全ての端子ねじが横方向に等間隔で配置されるものもあれば、電源側の端子ねじ同士又は負荷側の端子ねじ同士が異なる間隔で配置されるものもある。
かかる凸状導電部位60(即ち、端子ねじ61の頭部62)は、図2(A)及び図(B)に示すように、一定の径且つ所定の高さを有する円柱形状を有する。またその頭部62には、「すりわり」と呼ばれる所定の幅及び深さを有する溝が形成されている。なお、端子ねじは規格化されており、例えば「30A」の端子ねじは、頭部62の径6mm、頭部62の高さ2.5mm、すりわりの幅1mm、すりわりの深さ1.4mm以上と規定され、「120A」の端子ねじは、頭部の径8mm、頭部の高さ2.5mm、すりわりの幅1.2mm、すりわりの深さ1.6mmと規定されている。
ところで、電力量計51は、計測機械等が収容される装置本体52と端子が設けられる端子部53とを備えて構成される。前記端子部53には、端子ねじ61を受け入れる収容部54が設けられており、該収容部は、深さが約10mmで且つ幅が約10mmに形成される。端子ねじ61は、その頭部62がこの収容部54に収容され、該収容部54の底56に頭部を当接させるか若しくは近接させた態様で取り付けられる。従って、取付状態においては、端子ねじ61と収容部54の壁部との間隔は、最も小さいところで約1〜数mm程度となる。また、同一の端子に対して用いられる二つの端子ねじ61,61同士の間隔は小さいところで約1〜数mmとなる。
このように、凸状導電部位60は、周囲の部材(即ち、他の端子ねじ61や、収容部54の壁55)に囲まれた状態で配置され、凸状導電部位60と周囲の部材との間隔は、小さいところでは該凸状導電部位60の大きさにも満たない小さいものとなる。また、凸状導電部位60は、前記収容部の底56を基端部として突出した態様で設けられる。そして、前記凸状導電部位60の基端部からの突出量は、周囲の部材と同等若しくはそれ以下に設定される。即ち、凸状導電部位60は、周囲の部材よりも奥まった位置に配置される態様となる。
次に、図3に基づいて、アダプタ1の構成について説明する。アダプタ1は、前記凸状導電部位60及び接続用端子70とそれぞれ接触する通電部11を備えるとともに、凸状導電部位60を包囲する態様で該凸状導電部位60に装着される接続部10と、該接続部10が相対変位可能に設けられる本体部20と、該本体部20を電気機器に固定する固定手段40とを備える。また、アダプタ1は、前記電気機器50(即ち、電力量計51)の横幅に対応した細長い形状を有する。
接続部10は、一端側に凸状導電部位60が接続されるとともに他端側に接続用端子70が接続される。接続部10の少なくとも一端側は、凸状導電部位60に外嵌可能となるよう筒状に形成される。
具体的には、前記接続部10は、一端側から他端側にかけて筒状に形成される。かかる筒状の接続部10は、内周側に通電部11を有し、該通電部11は、一端側から他端側にかけて設けられる。前記筒状の接続部10は、外周側が絶縁性を有し、具体的には、外周部位12は、ゴム等の絶縁性素材によって形成される。また、筒状の接続部10の内径は、前記凸状導電部位60の外径と同等以上に設定される。なお、通電部11は、例えば銅などの導電性の金属によって形成される。
具体的には、前記アダプタ1は、前記接続部10を複数備え、前記本体部20は、前記各接続部10をそれぞれ保持する複数の保持片21,21…を備えるとともに、各保持片21,21…同士が相対変位可能に構成される。保持片21は、前記長手方向及び幅方向中央部において前記接続部10を保持する。また、接続部10は、筒の高さ方向中央部を保持片21に保持される。
なお、保持片21は、透明な素材によって構成される。これにより、保持片21の一方の面側から他方の面側を透視することができ、接続部10を凸状導電部位60に装着する作業を容易に行うことができる。
前記複数の保持片21,21…は、複数同一方向に並べて設けられる。前記電力量計51が電源側及び負荷側に端子をそれぞれ3つ備えるものであることに対応して、アダプタ1は、電源側又は負荷側の端子ねじ61に対して3つ同時に接続可能とすべく、接続部10を3つ備え、従って、保持片21も3つ備えられる。また、これら3つの接続部10は、電源側又は負荷側のどちらか一方側の3つの端子ねじ61に対して同時に接続するよう構成される。また、上述のように、前記電力量計51が横方向に直線状に並んだ端子ねじ61,61…を有するものであることに対応して、各保持片21(ひいては、各接続部10)は、一直線上に並んで設けられる。
また、各保持片21は、柔軟な連結部位22によって相互に連結される。各保持片21は、これら保持片21が並ぶ直線方向(即ち、アダプタ1の長手方向)に相対変位可能であるとともに、前記直線方向に直交する方向(即ち、アダプタ1の幅方向)にも相対変位可能である。さらに、各保持片21は、長手方向及び幅方向に直交する方向(即ち、アダプタ1の前後方向)にも相対変位可能である。即ち、各保持片21(ひいては、各接続部10)は、互いに前後左右上下に相対変位することが可能となる。これによって、アダプタ1が例えば長手方向に伸縮可能となる。なお、前記柔軟な連結部位22は、いわゆる蛇腹によって構成される。
また、前記各保持片21,21…は、各接続部10,10…を相対変位可能に保持する。これにより、前記接続部10は、前記各保持片21に対して相対変位可能となり、また、本体部20に対しても相対変位可能となり、さらに、各接続部10,10…同士が相対変位可能となる。
前記保持片21は、前記接続部10を挿通させた状態で保持するための保持孔部23を有する。前記保持孔部23は、接続部10が挿通される保持孔24と、該保持孔24の外周を囲む周縁部25とを備え、該周縁部25は、保持孔24に挿通された接続部10が相対変位可能となるよう、柔軟に構成される。具体的には、周縁部25は、平坦なシート状を有する保持片21に対して曲がった曲げ部として設けられ、該周縁部25は、接続部10の向きに追従して変形可能に構成される。周縁部25は、湾曲形状等どのような形状のものであってもよく、前記連結部位22と同様に蛇腹状であってもよい。なお、接続部10は、周縁部25に対して接着剤等を用いて固定される。
前記本体部20は、アダプタ1の長手方向両端部に、アダプタ1の前後方向に沿って前方に延びる突出部26を備える。該突出部26は、本体部20の長手方向両端部に設けられる両端部片27,28に備えられ、各端部片27,28は、柔軟な連結部位29によって前記保持片21と連結される。この端部片27,28は、前記保持片21に沿う正面側部位27a,28aと、前記保持片21に対して直交する側面側部位27b,28bとを備え、該側面側部位27b,28bが前記突出部26に相当する。
また、上述のように、アダプタ1に備えられる3つの接続部10は、取付状態において電源側又は負荷側のどちらか一方側の3つの端子ねじ61を覆い得るよう、端部片28の正面側部位28aが端部片27の正面側部位27aよりも長く形成される。
前記固定手段40は、前記両端部片27,28の側面側部位27b,28b(即ち、突出部26)に備えられる磁石41,41によって構成される。即ち、端部片27,28に備えられる磁石41,41が電力量計の筐体に磁着することによって、前記本体部20が電力量計51に固定される。これにより、アダプタ1を安定して固定することができるとともに、着脱を容易に行うことができる。
上記構成からなるアダプタ1を用いて電気機器50とそれに繋げられるべき装置とを繋げる場合には、まず、アダプタ1の接続部10と電気機器50側の凸状導電部位60との位置関係を把握した上で、前記凸状導電部位60に接続部10を挿し込むようにして装着し、それと前後して、固定手段40によってアダプタ1を電気機器50に固定する。その後、接続用端子70を接続部10と接続する。なお、アダプタ1の向きを左右逆にすれば、電力量計51の電源側に対しても負荷側に対しても測定を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係るアダプタ1によれば、電気機器50に備えられる凸状導電部位60と接続用端子70とを容易且つ確実に電気的に接続することができる。
即ち、上記構成からなるアダプタ1によれば、本体部20を固定手段40によって電気機器50に取り付けるだけでなく、接続部10自体を凸状導電部位60に装着するものであるため、凸状導電部位60と接続用端子70とを確実に電気的に接続することができる。しかも、接続部10が本体部20に対して相対変位可能であるため、本体部20と電気機器50との配置関係とは別に、接続部10と凸状導電部位60との装着状態を良好に調整することができる。
また、前記接続部10は、一端側に凸状導電部位60が接続されるとともに他端側に接続用端子が接続され、接続部10の少なくとも一端側は、凸状導電部位60に外嵌可能となるよう筒状に形成される。
従って、例えば凸状導電部位60の周囲にある他の部材との間隔が狭い場合などであっても、接続部10を凸状導電部位60に良好に装着することができる。具体的には、前記凸状導電部位60として機能する端子ねじ61の頭部62は、電力量計51の端子部53に設けられる収容部54に収容されるものであり、端子ねじ61の頭部62の周辺には小さな空間しか残されないのであるが、上記アダプタ1は、筒状に形成される一端側を外嵌するものであるため、接続部10を凸状導電部位60に良好に装着することができる。
より具体的には、前記接続部10は、全長に亘って筒状に形成される筒状体であるため、他端側においても一端側と同様に開口している。従って、例えば測定装置等の接続用端子70がワニ口クリップであった場合にも、他端側から接続部10の壁部を挟み込ませることで、接続を容易に行うことができる。
また、アダプタ1は、前記接続部10を複数備え、前記本体部20は、前記各接続部10をそれぞれ保持する複数の保持片21を備えるとともに、各保持片21,21…同士が相対変位可能に構成される。
従って、電気機器50に複数並んで備えられる凸状導電部位60に対して複数の接続用端子70を電気的に接続する際にも好適に用いることができる。即ち、各保持片21,21…同士が相対的な位置を変更可能であるため、各接続部10ごとに各凸状導電部位60との装着状態を良好に調整することができる。具体的には、上述のように、電力量計51には複数の端子ねじ61,61…が横方向に異なる間隔で設けられる場合であっても、上記アダプタ1であれば、連結部位22が変形することによって、他の接続部の位置に関係なく、各接続部10を各端子ねじ61に良好に装着することができる。しかも、接続部10がアダプタ1の前後方向(即ち、凸状導電部位60に対向する方向)に相対変位可能であるため、各凸状導電部位60の突出量が異なっていたとしても、同様にに良好に装着することができる。また、アダプタ1が伸縮可能であるため、種々の大きさの電気機器に対応させることができる。
また、前記各保持片21は、各接続部10を相対変位可能に保持する。従って、各接続部10が各保持片21に対して相対変位可能であるため、各接続部10と各凸状導電部位60との装着状態をより一層良好に調整することができる。
さらに、前記接続部10は、外周部位12が絶縁性の素材で形成されることに加え、装着状態においては凸状導電部位60を包囲する態様となるため、通電状態で露出する部分を少なくすることができ、通電部分に何らかのものが接触して短絡してしまうこと等の不測の事態を有効に防止することができる。
なお、本発明に係るアダプタは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図4(A)に示すように、接続部110の通電部111から径方向内方に向かって導電突起113が形成され、該導電突起113が凸状導電部位に付勢状態で接触するものであってもよい。このようにすれば、接続部110を凸状導電部位から抜けにくいものとすることができ、また、通電状態を良好にすることができる。かかる導電突起113は、接続部110のうち凸状導電部位に装着される一端側に少なくとも形成される。また、前記導電突起113は、全周に亘って複数設けられ、弾性変形可能に構成される。
また、接続部は、凸状導電部位に装着される際に、該凸状導電部位に対して磁着するように構成されるものであってもよい。かかる接続部としては、前記接続部の金属部分(例えば、通電部)が磁性を帯びた素材によって形成される構成が好ましい。
上記実施形態においては、凸状導電部位60を備える電気機器50が電力量計といった計器である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、配電用遮断器などであってもよい。配電用遮断器の場合には、凸状導電部位60は、配電用遮断器に繋がれる配線を固定するための固定ねじが該当し、かかる固定ねじは、頭部が丸型のものやなべ型のものが一般的である。これらの固定ねじであっても、凸状に突出した状態の場合には、本発明に係るアダプタを用いることができる。
上記実施形態に係るアダプタ1は、接続部10が全長に亘って筒状に形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、他端側には、探針として設けられる測定装置側の接続用端子を受け入れ可能な挿入孔が形成されるものであってもよい。
上記実施形態では、固定手段40は、端部片27,28に備えられる磁石41によって構成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば電気機器50を両側から挟み込む(挟持する)ように構成されるものであってもよく、電気機器50に貼付されるものであってもよい。
上記実施形態では、接続部10は、保持片21の周縁部25に対して接着剤等を用いて固定されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、図4(B)に示すように、例えば接続部210の中間部分に周溝214を設け、保持片212側の部位(例えば、保持孔の外周を囲む周縁部225)がこの周溝214に嵌まり込むように構成されるものであってもよい。
また、図4(B)に示すように、前記接続部310は、筒の高さ方向他端側に通電部311が露出するのを防止すべく、外周部位312に用いられるゴム等の絶縁性素材が径方向内方に向かって延出して延出部312aとなり、通電部311の高さ方向他端部を覆うものであってもよい。
上記実施形態では、各保持片21同士を連結する連結部位22や、保持片21と端部片27,28とを連結する連結部位29が、例えば蛇腹といった容易に変形可能な構造のものであるとして説明したが、これに限定されるものではなく、これらの易変形部位は、柔軟なゴム素材などで構成されるものであってもよい。
1…アダプタ、10…接続部、11…通電部、12…外周部位、20…本体部、21…保持片、22…連結部位、23…保持孔部、24…保持孔、25…周縁部、26…突出部、27…端部片、27a…正面側部位、27b…側面側部位、28…端部片、28a…正面側部位、28b…側面側部位、29…連結部位、40…固定手段、41…磁石、50…電気機器、51…電力量計、52…装置本体、53…端子部、54…収容部、55…壁、56…底、60…凸状導電部位、61…端子ねじ、62…頭部、70…接続用端子、L…電線、110…接続部、111…通電部、113…導電突起、210…接続部、214…周溝、221…保持片、225…周縁部、310…接続部、311…通電部、312…外周部位、312a…延出部
Claims (4)
- 電気機器に備えられる凸状導電部位と前記電気機器に繋げられる装置の接続用端子とを電気的に接続する際に使用可能なアダプタであって、
前記凸状導電部位及び接続用端子がそれぞれ接続される通電部を備えるとともに、凸状導電部位を包囲する態様で該凸状導電部位に装着される接続部と、
該接続部が相対変位可能に設けられる本体部と、
該本体部を電気機器に固定する固定手段とを備えることを特徴とするアダプタ。 - 前記接続部は、一端側に凸状導電部位が接続されるとともに他端側に接続用端子が接続され、
接続部の少なくとも一端側は、凸状導電部位に外嵌可能となるよう筒状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のアダプタ。 - 前記接続部を複数備え、
前記本体部は、前記各接続部をそれぞれ保持する複数の保持片を備えるとともに、各保持片同士が相対変位可能に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプタ。 - 前記各保持片は、各接続部を相対変位可能に保持することを特徴とする請求項3に記載のアダプタ。
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JP2014153103A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Riken Keiki Co Ltd | 定電位電解式ガスセンサおよびその保管方法並びに定電位電解式ガスセンサの保管用治具 |
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2008
- 2008-01-23 JP JP2008012486A patent/JP2009176507A/ja not_active Withdrawn
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JP2014153103A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Riken Keiki Co Ltd | 定電位電解式ガスセンサおよびその保管方法並びに定電位電解式ガスセンサの保管用治具 |
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