JP2009176129A - リモート制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
コンピュータ端末をリモート制御するリモート制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
制御対象端末のリモート制御を実行するリモート制御システムであって、リモート制御システムは、制御対象端末の表示装置で表示する操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、取得した制御対象端末の操作画面情報を用いてリモート制御処理を実行させるリモート制御処理部と、制御対象端末に対するリモート制御の状況を判定する制御状況判定部と、を有しており、リモート制御処理部は、制御状況判定部で判定したリモート制御の状況に応じて、制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、リモート制御システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ端末をリモート制御するリモート制御システムに関する。更に詳細には、リモート制御の対象となるコンピュータ端末の操作画面情報の取得間隔などを、リモート制御を行うコンピュータ端末での状況に応じて変更させるリモート制御システムに関する。
近年、コンピュータ端末が多様化しており、その操作などが複雑になっている。そのような場合に、コンピュータ端末を、ほかのコンピュータ端末から制御するリモート制御と呼ばれる管理技術が用いられる。リモート制御の技術によって、異なるコンピュータ端末を、遠隔地から制御することができるので非常に有益である。
しかしリモート制御する場合には、制御対象となるコンピュータ端末(以下、「制御対象端末」という)がどのような状況かを確認するために、その操作画面を確認しなければならない。そのため、制御対象端末の操作画面を、リモート制御を実行しているコンピュータ端末(以下、「制御実行端末」という)に対して送信することで、制御実行端末で制御対象端末の操作画面を確認し、操作を行うことが可能となる。
しかし単に制御対象端末の操作画面を制御実行端末に送信する構成としたのでは、通信負荷やシステム負荷が大きい。そこで下記特許文献1に示すように、送信する画面データのデータ量や配信間隔を、制御実行端末のシステムリソースの負荷情報、たとえばネットワークの負荷情報、メモリ使用率、CPU使用率などに応じて変更することで、システム的な負荷を減らすことが行われている。
特開2006−108947号公報
上記発明のシステムを用いることによって、リモート制御を実行する制御実行端末やネットワークの負荷を軽減することができるので有益である。しかしリモート制御を実行している場合には、制御対象端末に対して何らかの操作、たとえばマウスなどのポインティングデバイスを使用している場合、などでは、そのマウスがどの位置を指しているかがきわめて重要であるので、制御実行端末に負荷がかかっているからといって、特許文献1のようにデータの配信間隔やデータ量を減らされてしまうと、所望の位置にマウスを移動させることができない。
一方、システムリソースの負荷が少ない場合であっても、制御実行端末を操作するユーザが当該制御対象端末のリモート制御の操作を実行していなければ、その操作画面を送る必要性が少なくなり、そのような場合に通常通り、操作画面の送信を行うのは無駄である。
このように、制御実行端末や制御対象端末のシステムリソースの負荷にかかわらず、制御実行端末を操作するユーザのリモート制御の状況に合わせて、制御対象端末の操作画面の送信を調整する必要があるが、上述の特許文献1や従来のリモート制御のシステムでは、制御対象端末や制御実行端末のシステムリソースの負荷情報に応じて、画面データの配信間隔、データ量などの調整を行っているに過ぎない。
つまり上述のように、制御実行端末を操作するユーザのリモート制御の状況に応じて調整することが行えない。
そこで本願発明者は上記課題に鑑み、制御実行端末を操作するユーザの、制御対象端末に対するリモート制御の状況に応じて、制御対象端末の操作画面の取得間隔、データ量などを調整するリモート制御システムを発明した。
第1の発明は、制御対象端末のリモート制御を実行するリモート制御システムであって、前記リモート制御システムは、前記制御対象端末の表示装置で表示する操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、前記取得した制御対象端末の操作画面情報を用いてリモート制御処理を実行させるリモート制御処理部と、前記制御対象端末に対するリモート制御の状況を判定する制御状況判定部と、を有しており、前記リモート制御処理部は、前記制御状況判定部で判定したリモート制御の状況に応じて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、リモート制御システムである。
本発明のように構成することで、制御対象端末のリモート制御を実行する制御実行端末におけるリモート制御の状況に応じて、制御対象端末の操作画面情報の取得間隔やデータ量を変更することが可能となる。これによって、システム負荷にかかわらず、リモート制御を実行しているリモート制御実行端末のユーザの必要性に応じた操作画面情報の表示を行うことが出来る。
上述の発明において、制御状況の判定は以下のように構成することが出来る。すなわち、前記制御状況判定部は、前記リモート制御を行うために前記制御対象端末の操作画面情報を表示する画面において、入力装置の表示位置及び/または入力操作を判定し、その表示位置情報及び/または入力操作情報を前記リモート制御処理部に渡し、前記リモート制御処理部は、前記判定された入力装置の表示位置情報及び/または入力操作情報を用いて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、リモート制御システムのように構成することが出来る。
ポインティングデバイスなどの入力装置の表示位置が制御対象端末の操作画面情報を表示する画面の領域にある場合や、その領域で入力装置による入力操作が行われた場合には、制御実行端末によるリモート制御の操作が行われている可能性が高く、そうでない場合には、リモート制御の操作が行われている可能性は低い。つまり前者の場合には制御対象端末の操作画面情報の必要性が高く、後者の場合にはその必要性は低くなる。そのため、本願発明のような入力装置の表示位置や入力操作に応じて、操作画面情報の取得間隔やデータ量を変更することで、実際のリモート制御の状況に合わせて操作画面情報を調整することが可能となる。
また上述の発明において、制御状況の判定は以下のように構成してもよい。すなわち、前記制御状況判定部は、前記リモート制御を行うために前記制御対象端末の操作画面情報を表示する画面において、その画面または操作画面情報の表示状況を判定し、その判定した表示状況情報を前記リモート制御処理部に渡し、前記リモート制御処理部は、前記判定された表示状況情報を用いて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、リモート制御システムのように構成することが出来る。
制御対象端末の操作画面情報を表示する画面やその操作画面情報が表示されている場合にはリモート制御の操作が行われている可能性が高く、表示されていない場合にはリモート制御の操作が行われている可能性は低い。つまり前者の場合には制御対象端末の操作画面情報の必要性が高く、後者の場合にはその必要性は低くなる。そのため、本願発明のような入力装置の表示位置や入力操作に応じて、操作画面情報の取得間隔やデータ量を変更することで、実際のリモート制御の状況に合わせて操作画面情報を調整することが可能となる。
上述の各システムは、以下の発明のプログラムをコンピュータ端末で読み込み、実行することによって構成できる。すなわち、少なくとも一台以上のコンピュータ端末を、前記制御対象端末の表示装置で表示する操作画面情報を取得する操作画面情報取得部、前記取得した制御対象端末の操作画面情報を用いてリモート制御処理を実行させるリモート制御処理部、前記制御対象端末に対するリモート制御の状況を判定する制御状況判定部、として機能させ、前記リモート制御処理部は、前記制御状況判定部で判定したリモート制御の状況に応じて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、リモート制御プログラムのように構成することができる。
本発明のリモート制御システムを用いることによって、制御実行端末を操作するユーザの、制御対象端末に対するリモート制御の状況に応じて、制御対象端末の操作画面の取得間隔、データ量などを調整することが可能となる。そのため制御実行端末を操作するユーザが必要なときには、より短い間隔で、あるいは多いデータ量で、操作画面を制御実行端末で表示させることが可能となる。また、制御対象端末のユーザに必要ない場合には、その取得間隔が長く、あるいは少ないデータ量で、操作画面を制御実行端末で表示させることが可能となる。
本発明のリモート制御システム1のシステム構成の概念図を図1に示す。
本発明のリモート制御システム1は、各クライアント端末を監視する管理者が利用するコンピュータ端末またはサーバ(以下、「管理サーバ2」という)において、所定のプログラムやモジュールが処理されることにより実現される。管理サーバ2は、複数のクライアント端末においてどのようなプログラムが実行されているか、どのような画面が表示されているかを記録、監視することが好ましい。そのため、各クライアント端末には、当該クライアント端末において実行されているプログラム名、ファイル名などの情報を定期的に、あるいは新たなプログラムやファイルが実行された場合または終了した場合などの所定のタイミングで、クライアント端末から管理サーバ2にそのプログラム名やファイル名の情報を送信する機能、クライアント端末の表示装置22に表示する画面をキャプチャして、定期的にまたは不定期に管理サーバ2に送信する機能を備えていることが好適である。プログラム名やファイル名の情報を送信する機能は、クライアント端末の演算装置20で実行しているプログラム名やファイル名を抽出したり、メモリ内のプログラム名やファイル名を抽出して送信すればよい。つまりいわゆる操作ログ情報をクライアント端末から管理サーバ2に送信すればよい。また画面をキャプチャするには、例えばVRAMなどの表示装置22に表示する情報を記憶する表示情報記憶装置から、表示装置22で表示している操作画面情報を読み取り、それを操作画面情報として送信すればよい。
なお操作ログ情報と操作画面情報とは同一時点で対応づけられていても良いし、対応づけられていなくても良い。また操作ログ情報と操作画面情報は、同じタイミングでクライアント端末から管理サーバ2に送信されても良いし、異なるタイミングで送信されても良い。
本明細書では、管理サーバ2が管理するクライアント端末のうち、後述する管理者端末において選択されたクライアント端末が、リモート制御の対象である制御対象端末4となる。また管理者端末または管理サーバ2が、制御対象端末4のリモート制御を実行する制御実行端末3となる。
管理サーバ2、管理者端末、クライアント端末は、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置21と、演算装置20の処理結果や記憶装置21に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24とを有している。また管理者端末、クライアント端末では、更に、ディスプレイ(画面)などの表示装置22を有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該コンピュータには、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23を有していても良い。図2に管理サーバ2のハードウェア構成の一例を模式的に示す。また、管理サーバ2は、複数のコンピュータ端末またはサーバに、その機能が分散配置されていても良い。
本発明における各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
管理者端末は、管理者が使用するコンピュータ端末であって、管理サーバ2で各クライアント端末から取得した操作画面情報や操作ログ情報を管理サーバ2から取得し、管理者端末の表示装置22で表示する。この表示によって、各クライアント端末でどのような操作が行われているのかを確認することができる。図4に、管理者端末の表示装置22で、各クライアント端末の操作画面情報を表示する画面の一例を示す。また図5に、図4で表示した各クライアント端末の操作画面情報から一つのクライアント端末の操作画面情報を選択して表示した場合の画面の一例を示す。
管理者端末では、各クライアント端末の操作画面情報を表示する表示画面において、所定の操作を実行することにより、指定するクライアント端末のリモート制御処理を実行することができる。たとえば図6に示すように、表示画面の「リモート操作」のアイコンを押下することによって、リモート制御の要求が管理者端末(制御実行端末3)から管理サーバ2に送信される。
なお管理者端末は管理サーバ2とは一体的に設けられていても良いし、別のコンピュータ端末として設けられていても良い。
管理サーバ2は、操作画面情報取得部5と操作画面情報記憶部6と操作ログ情報取得部7と操作ログ情報記憶部8とリモート制御処理部9とを有する。
操作画面情報取得部5は、管理サーバ2が監視対象としている各クライアント端末から、当該各クライアント端末の表示装置22で表示している操作画面情報を取得する。例えば図7に示すような操作画面情報を画像形式で取得する。操作画面情報取得部5は、定期的に、制御実行端末3である管理者端末で指定されたタイミング(間隔)で、または所定のタイミングで各クライアント端末から操作画面情報を取得すると、それを後述する操作画面情報記憶部6に記憶させる。この際に、クライアント端末を識別する情報、日時などを対応づけて記憶させる。ここで取得した操作画面情報が管理者端末に送信され、管理者端末の表示装置22でクライアント端末を識別する情報と共に表示されることとなる。またリモート制御の際には、この操作画面情報がリモート制御の対象である制御対象端末4の表示装置22に表示される操作画面情報として、制御実行端末3である管理者端末の表示装置22で表示される。
操作画面情報記憶部6は、操作画面情報取得部5で取得した、各クライアント端末からの操作画面情報を、クライアント端末を識別する情報、日時などと対応づけて記憶している。
操作ログ情報取得部7は、各クライアント端末から定期的にまたは不定期に、当該クライアント端末における操作ログ情報を取得する。取得した操作ログ情報は、後述する操作ログ情報記憶部8に、その日時、どのクライアント端末における操作ログ情報であるかを識別する情報と共に、記憶させる。なお操作ログ情報としては、各クライアント端末における操作内容を示す情報であればよく、例えば「ファイルコピー」、「ファイル選択」、「ドライブ追加」、「ポインティングデバイス操作」、「画面制御(ウィンドウのサイズ変更など)」など、当該クライアント端末の操作者の操作を示す情報が該当する。また、管理サーバ2が各クライアント端末から操作ログ情報を取得する際にはネットワークを介して取得しても良いし、操作ログ情報がクライアント端末においてDVDなどの記録媒体に記録され、その記録媒体が管理サーバ2に読み取られ、そこから操作ログ情報を読み込むことによって取得しても良い。
操作ログ情報記憶部8は、操作ログ情報取得部7で各クライアント端末から取得した操作ログ情報を記憶する。操作ログ情報には、クライアント端末を識別する情報、ユーザを識別する情報、操作内容を示す情報、操作内容の操作対象となったファイルやアプリケーションの名称、当該ファイルやアプリケーションの所在位置を示す情報、日時または日時を数値化した情報などが含まれている。図8に操作ログ情報の一例を示す。なお操作ログ情報は、各クライアント端末またはそのユーザ(ログイン名など)ごとに記憶することが好ましい。なお操作内容を示す情報を日時などに対応づける場合には、クライアント端末で行っても良いし、操作ログ情報を管理サーバ2で取得した際に行っても良いし、或いは操作ログ情報記憶部8で記憶した際に行っても良い。
リモート制御処理部9は、リモート制御を実行する管理者端末(制御実行端末3)からリモート制御処理の要求と、リモート制御の対象となるクライアント端末(制御対象端末4)の識別情報とを受け取ると、当該制御対象端末4であるクライアント端末に対してリモート制御の制御指示を渡す。この制御指示を受け取った制御対象端末4であるクライアント端末は、制御実行端末3である管理者端末からのリモート制御を受ける。従って制御実行端末3である管理者端末からの所定の制御指示、たとえばマウスをクリックする、などの制御指示をリモート制御処理部9は制御実行端末3から受け取り、それを制御対象端末4に対して送信する。そして制御対象端末4での処理結果を、操作画面情報として送信するとともに、処理結果をリモート制御処理部9に渡すことで、その処理結果がリモート制御処理部9から制御実行端末3に渡される。
なお制御実行端末3の表示装置22で、制御対象端末4の操作画面情報を表示する一例を図9に示す。制御対象端末4の操作画面情報の表示領域に、制御実行端末3が管理サーバ2の操作画面情報記憶部6から取得した操作画面情報が表示されるが、この操作画面情報は画像形式である。従って図9に示すように、その操作画面情報にボタンなどが表示されていたとしても、そのボタンそのものをクリックなどで選択することができない。しかしそれでは制御実行端末3による制御対象端末4のリモート制御が実行できないので、以下のような処理を更に実行する。
すなわち制御実行端末3では、上記制御対象端末4の操作画面情報の表示領域において、マウスなどの入力装置23による入力操作を検出すると、たとえばマウスによるクリック操作などを検出すると、その操作画面情報の表示領域におけるマウスのクリック操作と、表示画面または操作画面情報の表示領域における位置座標(相対位置座標)を検出する。
そして相対位置座標を、制御対象端末4の表示装置22における絶対座標(絶対位置座標)に変換し、マウスのクリック操作があった制御指示とともに、制御実行端末3からリモート制御処理部9に渡す。リモート制御処理部9は、それらの情報を制御対象端末4に渡し、制御対象端末4で制御指示に対応する操作、つまり上記絶対座標におけるマウスのクリック操作を反映させる。すなわち絶対位置座標においてマウスのクリック操作があった制御を実行する。このようなリモート制御処理を実行することによって、制御対象端末4の画面データそのもの(ボタンの情報など、表示装置22で表示したままの画面のデータ)ではなく、クライアント端末のリモート監視などの際に用いている、画像形式であるクライアント端末の操作画面情報に基づいて、リモート制御を実行することが可能となる。つまりリモート制御用に、制御実行端末3が制御対象端末4の画面データ(ボタンなどの情報が含まれた、表示装置22に表示される画面そのもの)そのものを取得する必要がなくなる。
この座標変換の処理を模式的に図10に示す。なお相対位置座標から絶対位置座標への変換は、制御実行端末3で行わなくても、リモート制御処理部9、制御対象端末4のいずれで行ってもよい。
制御実行端末3となる管理者端末では、制御状況判定部10を有する。
制御状況判定部10では、制御実行端末3である管理者端末におけるユーザのリモート制御の状況を判定し、判定したリモート制御の状況を管理サーバ2に渡す。ここで判定したリモート制御の状況に応じて、リモート制御処理部9が、制御対象端末4であるクライアント端末から、制御実行端末3である管理者端末に対して送信する、操作画面情報の取得間隔、データ量などを判定する。なお操作画面情報の取得間隔、データ量などは、操作画面情報取得部5が制御対象端末4であるクライアント端末から取得する取得間隔、データ量と同じとしてもよいし、それとは全く別としてもよい。つまり操作画面情報取得部5が制御対象端末4であるクライアント端末から操作画面情報を記録用として取得するタイミングと、リモート制御用として取得するタイミングを同一としてもよいし、別々としてもよい。
制御状況判定部10において、ユーザのリモート制御の状況の判定には様々な方法があるが、以下のような判定方法が例としてあげられる。
第一の判定方法としては、図11に示すように、制御実行端末3である管理者端末におけるマウスなどのポインティングデバイスの位置情報に基づいて、ユーザが制御対象端末4のリモート制御を実行しているか否かを判定する方法である。つまり、ポインティングデバイスの位置情報が、表示画面または表示画面の操作画面情報の表示領域の外側に位置するかしないかを判定する。
第一の判定方法の場合、制御状況判定部10は、マウスなどのポインティングデバイスの位置情報を定期的にまたは所定のタイミングで、あるいは常に検出し、検出した位置情報が、表示画面または制御対象端末4の操作画面情報の表示領域の外側に位置するかを判定する。この外側に位置するか否かは、表示画面または表示領域の位置座標と、マウスなどのポインティングデバイスの位置情報とを比較することによって、判定可能である。
そしてポインティングデバイスが外側に位置すると判定した場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。またポインティングデバイスが外側に位置しないと判定した場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。リモート制御処理部9では、受け取った情報に基づいて、あらかじめ記憶しているユーザのリモート制御の状況と、操作画面情報の取得間隔、データ量についての対応関係(対応テーブルなど)に基づいて、対応する取得間隔、データ量を判定する。これを模式的に図12に示す。
たとえば対応テーブルが図12の場合、ポインティングデバイスが外側に位置すると判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の取得間隔を1.5秒とし、また操作画面情報の解像度を200dpiにすることを判定する。つまり1.5秒間隔で200dpiの解像度の操作画面情報を制御実行端末3に送信する。またポインティングデバイスが外側に位置しないと判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の取得間隔を0.5秒とし、また操作画面情報の解像度を300dpiにすることを判定する。つまり0.5秒間隔で300dpiの解像度の操作画面情報を制御実行端末3に送信する。
なお図12では第一の判定方法乃至後述する第四の判定方法の場合を示している。いずれか一以上の判定方法が用いられればよいので、この対応テーブルには用いられている判定方法の対応関係だけが記憶されていればよい。
第二の判定方法の場合、図13に示すように、制御状況判定部10は、マウスなどのポインティングデバイスの位置情報を定期的にまたは所定のタイミングで、あるいは常に検出し、更に、そのポインティングデバイスで入力操作(クリックなど)が行われたかを検出する。そしてポインティングデバイスが表示画面または表示領域の内側にあるだけの場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。またポインティングデバイスが表示画面または表示領域の内側にあり、かつ入力操作があった場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。
リモート制御処理部9では、受け取った情報に基づいて、あらかじめ記憶しているユーザのリモート制御の状況と、操作画面情報の取得間隔、データ量についての対応関係(対応テーブルなど)に基づいて、対応する取得間隔、データ量を判定する。
たとえば対応テーブルが図12の場合、ポインティングデバイスが単に内側に位置すると判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の取得間隔を0.5秒とし、また操作画面情報の解像度を300dpiにすることを判定する。つまり0.5秒間隔で300dpiの解像度の操作画面情報を制御実行端末3に送信する。またポインティングデバイスが内側に位置しており、更に入力操作があったと判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の取得間隔を0.25秒とし、また操作画面情報の解像度を400dpiにすることを判定する。つまり0.25秒間隔で400dpiの解像度の操作画面情報を制御実行端末3に送信する。
第三の判定方法の場合、図14に示すように、制御状況判定部10は、マウスなどのポインティングデバイスの位置情報を定期的にまたは所定のタイミングで、あるいは常に検出し、更に、そのポインティングデバイスで入力操作(クリックなど)が行われたかを検出する。そしてポインティングデバイスが表示画面または表示領域の内側にあるだけの場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。またポインティングデバイスが表示画面または表示領域の内側にあり、かつ入力操作があった場合には、その情報をリモート制御処理部9に送信する。
リモート制御処理部9では、受け取った情報に基づいて、あらかじめ記憶しているユーザのリモート制御の状況と、操作画面情報の取得間隔、データ量についての対応関係(対応テーブルなど)に基づいて、対応する取得間隔、データ量を判定する。
たとえば対応テーブルが図12の場合、ポインティングデバイスが単に内側に位置すると判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、ポインティングデバイスの位置を含む所定範囲内の領域の操作画面情報を送信することを判定する。たとえばポインティングデバイスの位置を含む(あるいはポインティングデバイスの位置を中心とする)縦50ドット、横50ドットの操作画面情報を送信することを判定する。従って、次にリモート制御処理部9が制御実行端末3に制御対象端末4の操作画面情報を送信する場合には、操作画面情報記憶部6に記憶する操作画面情報において、上記ポインティングデバイスの位置を含む縦50ドット、横50ドットの操作画面情報のみを制御実行端末3に送信し、制御実行端末3では、取得した箇所のみの操作画面情報(ポインティングデバイスの位置を含む縦50ドット、横50ドットの操作画面情報)を更新して表示する。なおこの際の絶対位置座標から相対位置座標への変換は、上記図10とは反対の処理を実行すればよい。
またポインティングデバイス内側に位置しており、更に入力操作があったと判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の全体を送信することを判定する。従って、次にリモート制御処理部9が制御実行端末3に制御対象端末4の操作画面情報を送信する場合には、操作画面情報記憶部6に記憶する操作画面情報を制御実行端末3に送信し、制御実行端末3では、取得した操作画面情報を更新して表示する。
第四の判定方法の場合、図15に示すように、制御状況判定部10は、表示画面または表示領域が表示されているかどうか、すなわちほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠されていないかどうか、定期的にまたは所定のタイミングで判定する。そして全部が隠されている場合にはその情報を、一部が隠されている場合にはその情報と隠されているまたは表示されている領域の各頂点の座標の情報と、全部が表示されている場合にはその情報を、リモート制御処理部9に送信する。
なお表示画面または表示領域の一部が隠されている(表示されていない)場合には、その隠されている部分の面積を算出し、その面積が所定値未満であればリモート制御処理部9に送信せず、所定値以上の場合にリモート制御処理部9に送信するように構成しても良い。
リモート制御処理部9では、受け取った情報に基づいて、あらかじめ記憶しているユーザの操作状況と、操作画面情報の取得間隔、データ量についての対応関係(対応テーブルなど)に基づいて、対応する取得間隔、データ量を判定する。
たとえば対応テーブルが図12の場合、表示画面または表示領域の全部が表示されていないと判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、送信処理を一時中止することを判定する。そして、リモート制御処理部9が、操作画面情報記憶部6に記憶する制御対象端末4の操作画面情報を制御実行端末3に送信する処理を一時中止する。また、表示画面または表示領域の一部が表示されていないと判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、リモート制御処理部9が、上記位置情報に基づいて、表示されている範囲の操作画面情報を送信することを判定し、次にリモート制御処理部9が制御実行端末3に制御対象端末4の操作画面情報を送信する場合には、操作画面情報記憶部6に記憶する操作画面情報において、上記受け取った位置情報に基づいて、表示されている範囲の操作画面情報のみを制御実行端末3に送信し、制御実行端末3では、取得した箇所のみの操作画面情報を更新して表示する。なおこの際の絶対位置座標から相対位置座標への変換は、上記図10とは反対の処理を実行すればよい。
また表示画面または表示領域の全部が表示されていると判定された情報をリモート制御処理部9が受け取った場合には、操作画面情報の全体を送信することを判定する。従って、次にリモート制御処理部9が制御実行端末3に制御対象端末4の操作画面情報を送信する場合には、操作画面情報記憶部6に記憶する操作画面情報を制御実行端末3に送信し、制御実行端末3では、取得した操作画面情報を更新して表示する。
なお上述の第四の判定方法において、表示画面または表示領域がほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウによって表示されていないことを判定する処理としては、以下のような処理により実行できる。
この処理は、表示画面のウィンドウとほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウとの重畳状況を判定すればよい。まず当該表示画面のウィンドウとほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウとの前後関係を判定する。そして当該表示画面のウィンドウの一部または全部が隠れる場合には、表示画面に表示しているクライアント端末の操作画面情報のうち、操作画面情報のどの表示領域がほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠れているかを判定する。
これは表示画面で表示している各クライアント端末の操作画面情報の表示領域の表示位置情報(座標など)と、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウの表示位置情報(座標など)とを比較すれば判定できる。
そしてほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで一部または全部が隠されている表示領域について、表示位置情報(座標など)を判定することで、隠されている領域または表示されている領域の位置を判定することができる。そして判定した結果を制御実行端末3から管理サーバ2に送信する。
以上の処理を模式的に示すのが図16である。なお図16においては、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠されている表示領域の部分を破線で示している(ただしすべてについて示しているのではなく、省略している場合もある)。従って破線部分については実際には、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠されており、見ることはできない。
図16では、表示画面のウィンドウの各頂点を「A,B,C,D」とし、それぞれの頂点の位置座標が制御実行端末3で管理されている。また表示画面で表示している各制御対象端末4の操作画面情報は、所定の表示領域に表示されており、その表示領域の各頂点を「A’,B’,C’,D’」とし、それぞれの頂点の位置座標も同様に、制御実行端末3で管理されている。同様に、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウの各頂点の位置座標を「W,X,Y,Z」とする。
そうすると制御状況判定部10は、所定の操作を検出する、あるいは定期的に表示画面のウィンドウの各頂点「A,B,C,D」の位置座標(または表示領域の位置座標「A’,B’,C’,D’」)と、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウの各頂点「W,X,Y,Z」の位置座標と、その前後関係とから、重畳しているかを判定する。
そして表示画面のウィンドウにほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウが重畳していると判定した場合には、表示されている領域または隠されている領域の位置座標を判定する。これは上記各頂点の位置座標の比較により容易に算出可能である。
このようにして表示画面または表示領域が、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠されているかどうかの判定処理が可能となる。
また表示画面または表示領域の一部または全部が制御実行端末3の表示装置22で表示されていない場合は、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウで隠されている場合に限られない。たとえば図17に示すように、表示画面の表示位置が偏っているために、表示装置22で表示画面または操作画面情報の表示領域のすべてが表示されていない場合などもある。
この場合にも第四の判定処理を適用することが可能である。なおこの場合の表示画面または表示領域で表示されている範囲は、以下のようにして特定する。すなわち、表示画面または操作画面情報の各頂点の位置座標に基づいて、すべてが表示されているかを判定する。これは表示画面または表示領域の基準となる位置座標、たとえば表示領域Aであれば位置座標a1を基点として、縦方向または横方向にその表示領域の長さが収まっているか、つまりa1の位置座標に縦方向または横方向の長さを足した座標が、位置座標b1またはd1であるかを判定することによって行える。
以上のように、制御状況判定部10では第一の判定方法乃至第四の判定方法のいずれか一以上を用いることによって、制御実行端末3のユーザの操作状況を判定し、その判定結果に基づいて、リモート制御処理部9が操作画面情報の取得間隔、データ量を調節する。
次に本発明のリモート制御システム1の処理プロセスの一例を図3のフローチャート、図1のシステム構成の概念図を用いて説明する。
各クライアント端末や管理者端末から管理サーバ2に、当該クライアント端末や管理者端末の操作ログ情報、当該クライアント端末や管理者端末の表示装置22で表示している操作画面情報が、定期的にまたは所定のタイミングで送信されている。この情報は、操作画面情報については、操作画面情報取得部5で取得し、また操作ログ情報については操作ログ情報取得部7で取得する。
操作画面情報取得部5で取得した操作画面情報は、当該操作画面情報を送信したクライアント端末を識別する情報、日時や日時を数値化した情報とあわせて、操作画面情報記憶部6に記憶させる。図7が操作画面情報の一例である。
操作ログ情報取得部7で取得した操作ログ情報は、操作ログ情報記憶部8に記憶させる。操作ログ情報には、当該クライアント端末や管理者端末を識別する情報、日時の情報などが含まれていることが一般的ではあるが、含まれていない場合には、それらの情報をあわせて取得することによって、対応づけて操作ログ情報記憶部8に記憶させる。
このようにして操作画面情報記憶部6に記憶した操作画面情報、操作ログ情報記憶部8に記憶した操作ログ情報については、管理者端末に送信され、管理者端末がそれらの表示画面を表示装置22で表示する。この際の表示の一例が図6である。
図6の表示例の場合、画面右側領域において、各クライアント端末の操作画面情報が、当該クライアント端末を識別する情報と共に表示されている。この領域においては操作画面情報が縮小して表示されているので、例えばこの縮小した操作画面情報を管理者が選択することによって、図9に示すような操作画面情報の通常サイズでの表示が行われる。また図6の表示例における画面左側領域においては、各クライアント端末の一覧が部署ごとなどの所定単位ごとに階層的に表示されている。そして特定のクライアント端末を選択することによって、当該クライアント端末の操作画面情報の拡大表示(図9)が表示されたり、あるいは当該クライアント端末に対するリモート操作を実行することが可能となる。
このような図6、図9のような表示画面が管理者端末の表示装置22で表示され、それを管理者が閲覧することによって、各クライアント端末における操作などを監視することができる。
そしてこのような表示画面を管理者端末の表示装置22で表示していて、ユーザが特定のクライアント端末に対するリモート操作を実行したい場合には、図6に示すように、表示画面の所定箇所、たとえば「リモート操作」のアイコンなどを選択することによって、リモート制御処理要求が管理者端末(制御実行端末3)から管理サーバ2に送信される(S100)。この際に、どのクライアント端末を制御対象とするのかを示すクライアント端末の識別情報をあわせて管理サーバ2に送信するとよい。この制御対象端末4となるクライアント端末の識別情報は、ユーザが表示画面から、クライアント端末の操作画面情報やクライアント端末のアイコンなどを選択したり、あるいはそのクライアント端末の識別情報を入力することによって、選択あるいは入力されたクライアント端末が制御対象端末4であるとしてその識別情報を制御実行端末3である管理者端末から管理サーバ2に送信される。
制御実行端末3である管理者端末からリモート制御処理要求と制御対象端末4となるクライアント端末の識別情報とを受け取った管理サーバ2のリモート制御処理部9は、当該制御対象となるクライアント端末に対して、リモート制御の制御指示を渡す。この制御指示を受け取った制御対象端末4であるクライアント端末はリモート制御の処理を実行する。つまりあらかじめ定められたタイミング、または管理サーバ2で設定された取得間隔で、制御対象端末4から管理サーバ2に、設定された解像度の操作画面情報を送信する処理を実行する。またリモート制御処理部9から受け取った制御指示、たとえばマウスの位置情報と、クリックの情報とを受け取れば、その位置でクリックの操作を行うなどの制御処理を実行する。
このようにして制御実行端末3である管理者端末が、制御対象端末4であるクライアント端末のリモート制御が可能となる。なおリモート制御処理が行われている間も、制御対象端末4であるクライアント端末は、その表示装置22に表示する操作画面情報、操作ログ情報を適宜、管理サーバ2に送信している。この送信する間隔、操作画面情報の解像度は、リモート制御処理部9で設定された、管理サーバ2から制御実行端末3への取得間隔、操作画面情報の解像度と同じであってもよいし、それとは独立していてもよい。
同じ場合には、制御対象端末4であるクライアント端末から取得した操作画面情報をそのまま制御実行端末3に送信すればリモート制御処理部9の処理が可能となる。また独立している場合には、リモート制御処理部9が操作画面情報記憶部6に記憶している操作画面情報から、設定された取得間隔で、設定された解像度の操作画面情報を制御実行端末3に送信する必要があるが、操作画面情報記憶部6に記憶している操作画面情報は、操作監視のためにも用いているので、不要に間隔が開いたり、解像度が低い操作画面情報が記憶されることはない。
そしてリモート制御処理部9は、制御対象端末4の操作画面情報を、制御実行端末3に送信する(S110)。管理サーバ2のリモート制御処理部9から制御対象端末4の操作画面情報を取得した制御実行端末3では、表示画面の所定の表示領域に、制御対象端末4の操作画面情報を表示させる(S120)。この処理は、制御実行端末3からリモート制御処理の終了指示を取得するまで繰り返される(S130)。
一方、制御実行端末3の制御状況判定部10は、定期的にまたは所定のタイミングで、制御実行端末3のユーザのリモート制御に対する状況を、上述の第一の判定方法乃至第四の判定方法のいずれか一以上、あるいはそれ以外の方法によって判定する(S200)。そしてその判定結果を制御状況判定部10が逐次、管理サーバ2に送信する。
制御実行端末3である管理者端末から、ユーザのリモート制御の状況に対する判定結果を受け取ると、リモート制御処理部9は、その判定結果に対応する操作画面情報の取得間隔、データ量などを、対応テーブル(図12)を参照することによって判定する(S210)。
そしてリモート制御処理部9は、ここで判定した取得間隔、データ量に応じて、制御対象端末4の操作画面情報を制御実行端末3に送信することとなる(S140)。制御状況判定部10における判定処理などは管理サーバ2における処理と並行して実行されていることが好ましい。
以上のような処理プロセスを実行することで、リモート制御を行う場合に、制御実行端末3を操作するユーザのリモート制御の状況に応じて、制御対象端末4の操作画面情報の取得間隔、データ量を自動的に調整することが可能となる。その結果、ユーザにとって必要な場合には短い取得間隔で解像度の高い操作画面情報が制御実行端末3の表示画面で表示され、ユーザがリモート制御を実行していないと判定される場合(マウスが表示画面や操作画面情報の表示領域の外側にある、表示画面や操作画面情報の表示領域の一部または全部がほかのウィンドウなどで隠れている、など)の場合には、長い取得間隔で解像度の低い操作画面情報が制御実行端末3の表示画面で表示されることとなる。
上述の実施例1では制御実行端末3の制御状況判定部10で、ユーザのリモート制御の状況を判定する場合を示したが、制御状況判定部10を管理サーバ2に備えることによって、この判定処理を管理サーバ2で実行してもよい。この場合、管理サーバ2の制御状況判定部10は、操作ログ情報取得部7が制御実行端末3である管理者端末から取得した操作ログ情報、操作ログ情報記憶部8に記憶した操作ログ情報に基づいて、上述の第一の判定方法乃至第四の判定方法によって判定することが可能となる。
この場合、操作ログ情報には、マウスを押下したこと、押下した位置情報(制御実行端末3の表示画面または表示領域における相対位置座標または制御実行端末3における絶対位置座標)が含まれており、あるいは操作ログ情報と一緒に送信されている。また各表示画面または表示領域の位置座標が送信されていてもよい。また制御実行端末3である管理者端末の操作画面情報を操作画面情報取得部5で取得し、操作画面情報記憶部6に記憶している場合には、制御実行端末3の識別情報に基づいて、操作画面情報記憶部6から制御実行端末3の操作画面情報を取得し、それに基づいて、マウスの位置などを判定し、かつ上述のマウスを押下したことを操作ログ情報に基づいて判定してもよい。操作画面情報、操作ログ情報にはともに日時情報が対応付けられているので、対応する操作画面情報、操作ログ情報は判定可能である。
上述の各実施例では管理サーバ2においてその処理の一部または全部が実行される場合を説明したが、これらの機能が制御対象端末4であるクライアント端末、管理サーバ2、制御実行端末3である管理者端末において適宜、分散配置していても良い。
なお分散配置のバリエーションには様々なパターンがあり、如何なる配置形態であっても良い。これらの場合、制御対象端末4であるクライアント端末や制御実行端末3である管理者端末における処理の際に、管理サーバ2の各機能を利用する場合にはその問い合わせを当該制御対象端末4や制御実行端末3から管理サーバ2に対して行い、その結果を当該制御対象端末4や制御実行端末3における処理に用いる。そしてその処理結果を制御対象端末4や制御実行端末3で実行することとなる。
本発明のリモート制御システム1を用いることによって、制御実行端末3を操作するユーザの、制御対象端末4に対するリモート制御の状況に応じて、制御対象端末4の操作画面の取得間隔、データ量などを調整することが可能となる。そのため制御実行端末3を操作するユーザが必要なときには、より短い間隔で、あるいは多いデータ量で、操作画面を制御実行端末3で表示させることが可能となる。また、制御対象端末4のユーザに必要ない場合には、その取得間隔が長く、あるいは少ないデータ量で、操作画面を制御実行端末3で表示させることが可能となる。
本発明のシステム構成の一例を模式的に示す概念図である。 本発明のハードウェア構成の一例を模式的に示す概念図である。 本発明の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 管理者端末で表示する各クライアント端末の操作画面情報の表示画面の一例である。 管理者端末で表示する各クライアント端末の操作画面情報の表示画面において、特定のクライアント端末の操作画面情報を選択した場合に表示される画面の一例である。 表示画面においてリモート操作を開始する場合の画面の一例である。 操作画面情報の一例である。 操作ログ情報の一例である。 表示画面において、制御対象端末の操作画面情報が表示され、リモート操作が行われる場合の画面の一例である。 座標変換の処理を模式的に示す図である。 第一の判定方法を模式的に示す図である。 ユーザの操作状況と、制御実行端末に制御対象端末の操作画面情報を送信する間隔、データ量との対応関係を模式的に示す対応テーブルの一例である。 第二の判定方法を模式的に示す図である。 第三の判定方法を模式的に示す図である。 第四の判定方法を模式的に示す図である。 表示画面または表示領域と、ほかのアプリケーションソフトウェアのウィンドウとの重畳関係を判定する処理を模式的に示す図である。 表示画面または表示領域が、制御実行端末の表示装置からはみ出ていることにより、その一部または全部が表示されないことを判定する処理を模式的に示す図である。
符号の説明
1:リモート制御システム
2:管理サーバ
3:制御実行端末
4:制御対象端末
5:操作画面情報取得部
6:操作画面情報記憶部
7:操作ログ情報取得部
8:操作ログ情報記憶部
9:リモート制御処理部
10:制御状況判定部
20:演算装置
21:記憶装置
22:表示装置
23:入力装置
24:通信装置

Claims (4)

  1. 制御対象端末のリモート制御を実行するリモート制御システムであって、
    前記リモート制御システムは、
    前記制御対象端末の表示装置で表示する操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、
    前記取得した制御対象端末の操作画面情報を用いてリモート制御処理を実行させるリモート制御処理部と、
    前記制御対象端末に対するリモート制御の状況を判定する制御状況判定部と、
    を有しており、
    前記リモート制御処理部は、
    前記制御状況判定部で判定したリモート制御の状況に応じて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、
    ことを特徴とするリモート制御システム。
  2. 前記制御状況判定部は、
    前記リモート制御を行うために前記制御対象端末の操作画面情報を表示する画面において、入力装置の表示位置及び/または入力操作を判定し、その表示位置情報及び/または入力操作情報を前記リモート制御処理部に渡し、
    前記リモート制御処理部は、
    前記判定された入力装置の表示位置情報及び/または入力操作情報を用いて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモート制御システム。
  3. 前記制御状況判定部は、
    前記リモート制御を行うために前記制御対象端末の操作画面情報を表示する画面において、その画面または操作画面情報の表示状況を判定し、その判定した表示状況情報を前記リモート制御処理部に渡し、
    前記リモート制御処理部は、
    前記判定された表示状況情報を用いて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリモート制御システム。
  4. 少なくとも一台以上のコンピュータ端末を、
    前記制御対象端末の表示装置で表示する操作画面情報を取得する操作画面情報取得部、
    前記取得した制御対象端末の操作画面情報を用いてリモート制御処理を実行させるリモート制御処理部、
    前記制御対象端末に対するリモート制御の状況を判定する制御状況判定部、として機能させ、
    前記リモート制御処理部は、
    前記制御状況判定部で判定したリモート制御の状況に応じて、前記制御対象端末の操作画面情報の取得間隔及び/またはデータ量を変更する、
    ことを特徴とするリモート制御プログラム。
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