JP2009173254A - 車両用中折れ式ドアの支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バックドア12のアッパドア15は、アッパヒンジ14を介して車体11のルーフ13の後部に回動自在に取り付けられ、ロアドア16は、センタヒンジ17によってアッパドア15の下端に連結されている。車体11とロアドア16とが、ロッド機構19によって連結されている。そして、バックドア12の半開状態において、ロアドア16が押し上げられるように操作されると、ロッド機構19のロアドア側端部21が車体側端部20に近づくように移動して、ロッド機構19は縮長して、バックドア12は全開状態となる。そして、ロッド機構19が縮長すると、スプリング24の付勢力によってロアドア16がアッパドア15側に付勢され、ロアドア16が開放状態で保持される。
【選択図】図1
Description
前記規制機構は、前記カム部材と前記ローラとの当接により、前記ロッド機構の支点間の距離が縮長することを規制することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ロッド機構は、第1端部が前記車体又は前記ロアドアに回動可能に連結されたロッド部材と、第1端部が前記ロッド部材の第2端部と回動可能に連結され、第2端部が前記ロアドア又は前記車体と回動可能に連結されたアームと、前記アームと前記ロアドア又は前記車体との間に介装されたトーションスプリングとを備え、前記トーションスプリングは、前記アームが回転して前記ロアドア側の支点と前記車体側の支点との間の距離が短くなったときに、前記ロアドア側の支点を前記車体側の支点から離間させるように付勢することを要旨とする。
以下、本発明をバックドアの支持装置に具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
全閉状態になっているバックドア12を開くには、まず、ハンドル16aを操作して図示しないロック装置によるバックドア12のドアロックを解除する。次に、ユーザーがロアドア16に設けられたハンドル16aを把持してバックドア12を引き上げるように操作すると、アッパドア15がアッパヒンジ14を中心に上方に向かって回動して、バックドア12は図1(a)の2点鎖線で示すような半開状態に移行する。このとき、ロッド機構19は伸長状態であり、ロアドア16はロッド機構19によって全閉状態のときの姿勢を略保持された状態で移動する。したがって、バックドア12が全閉状態から半開状態に移行する際に、ロアドア16の下端の回動奇跡R1は図1(a)の1点鎖線で示すようになり、車両後端からのバックドア12の突出量はコンパクトとなる。なお、バックドア12の半開状態において、ロアドア16は車体11の後面11aに沿うような姿勢であるため、その下端の高さ位置は低くなっており、背の低い人や手の上がり難い人(例えば、高齢者)であっても掴むことができる。
(1)車体11とロアドア16とはロッド機構19によって連結されている。そして、バックドア12が半開状態となった後、ロッド機構19が縮長すると、バックドア12は半開状態のときよりもバックドア12が折り曲げられてなる全開状態となる。そして、このロッド機構19を用いることで、従来技術の案内用レールと転動輪とによりロアドアを支持する構成に比較して、車体11における変更点が少なく、車両に搭載し易い。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を上記第1実施形態との相違点を中心に図面に従って説明する。なお、第1実施形態と同様な構成については同一符号を付して説明する。
全閉状態になっているバックドア12のドアロックを解除した後、バックドア12を引き上げるように操作するとバックドア12は半開状態に移行する。このとき、アーム32はトーションスプリング33によって中立姿勢で保持されるため、図4(a)の実線で示すように、ロアドア16の姿勢が略保持された状態でバックドア12は半開状態にまで移行する。また、ロアドア16を車体11側の斜め上方に押し上げるように操作して、アーム32の第2端部32bとロッド部材31の第1端部31aとの間の距離を縮長させると、トーションスプリング33の反力に抗してアーム32が回転する。このとき、トーションスプリング33は図4における時計回り方向に捻られているため、アーム32の第2端部32bは、ロッド部材31の第1端部31aから離間するように付勢される。そして、図4(b)で示すように、アーム32の第2端部32bが仮想線Q1を通過すると、第2端部32bをロッド部材31の第1端部31aから離間させようとするトーションスプリング33の付勢力によって、ロアドア16はセンタヒンジ17を中心としてアッパドア15側に回動するように付勢される。したがって、図4(a)の2点鎖線で示すように、バックドア12が全開状態に移行すると、ロアドア16はアッパドア15と向き合うような開放状態の姿勢で保持される。
(8)バックドア12が全開状態となった際には、ロアドア側の支点としての第2端部32bは仮想線Q1よりもアッパヒンジ14側に位置する。すると、ロアドア16は、ロッド機構30によってセンタヒンジ17を中心としてアッパドア15側に回動するように付勢されるため、ロアドア16はアッパドア15と向かい合った姿勢で保持される。
次に、本発明を具体化した第3実施形態を上記第1,第2実施形態との相違点を中心に図面に従って説明する。なお、第3実施形態は、ロアドア16との連結部周りにアッパドア15を回動駆動する駆動ユニットを設けた点が第1,第2実施形態と異なっている。ロッド機構及びその他の構成は第1実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその説明を省略する。
図7に示すように、バックドア12の全閉状態において、ロアドア16とアーム50とがなす角度は最大になっている。この状態から、図示しない操作手段が操作されてバックドア12を半開状態に移行させる指示が駆動ユニット40に入力されると、ロック装置のモータが動作してバックドア12の閉状態の保持を解除するとともに駆動ユニット40が動作する。そして、駆動モータ47の回転軸55が正回転するとともに第1歯車56及び第2歯車57が回転することで、アーム50は支持軸52を中心としてロアドア16とのなす角度が小さくなる方向(図7の実線矢印方向)に回動する。すると、アッパドア15は、ロアドア16とアッパドア15とのなす角度が小さくなるようにセンタヒンジ17を中心として回動駆動される。その結果、アッパドア15はアッパヒンジ14を中心に上方へ回動し、ロアドア16は伸長状態のままのロッド機構19に支持されつつ上方へ移動する。そして、バックドア12は、アッパドア15が図示しないストッパ部材と当接することで半開状態に移行する(図1(a)参照)。
(9)ロアドア16との連結部周りにアッパドア15を回動駆動する駆動ユニット40が設けられている。したがって、ユーザーがバックドア12を手動で開閉操作しなくとも駆動ユニット40がセンタヒンジ17を中心にアッパドア15を回動駆動することで、バックドア12を開閉することができる。
(12)駆動ユニット40は、ハウジング44をロアドア16の内側パネル43に固定するとともに、アーム50の先端部50aをアッパドア15の内側パネル53に固定することでバックドア12に取り付けられている。したがって、駆動ユニット40を搭載する仕様と駆動ユニット40を非搭載の仕様とで、車両のボデー側の変更点を小さくできる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態において、規制機構を省略してもよい。すなわち、ローラ25、及びカム部材26を省略してもよい。この場合であっても、ロッド22が突出している状態において、ロッド22に対して付与する反力が大きいスプリングを用いることで、バックドア12を全閉状態に移行させる際にロッド22に対してある程度の外力が加えられても、ロッド22が突出した状態を保持することができる。
Claims (7)
- 上端部が車体側に回動可能に連結されたアッパドアの下端に、ロアドアの上端部が回動可能に連結され、前記アッパドアと前記ロアドアとの連結部が車体外方に突出するように中折れして開放される車両用中折れ式ドアの支持装置であって、
前記車体と前記ロアドアとを連結するとともに前記車体側の支点と前記ロアドア側の支点との間の距離を伸縮可能に構成されたロッド機構を備え、
前記ロッド機構は、前記アッパドアのみを全開とした半開状態から前記半開状態のときよりも折り曲げられてなる全開状態に移行するときには縮長可能で、かつ、前記ロアドア側の支点に対して前記車体側の支点から離間させるような付勢力を付与するように構成されたことを特徴とする車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記中折れ式ドアが前記半開状態から前記車体の開口を閉塞する全閉状態に移行する途中から、前記全閉状態までの間、前記ロッド機構の支点間の距離が縮長することを規制する規制機構を備えた請求項1に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。
- 前記ロッド機構は、前記車体又は前記ロアドアに回動可能に取り付けられる筒状のハウジング、及び前記ハウジング内に一部分が挿入され、前記ハウジングに対して出没可能なロッドを備え、
前記ハウジング内には、前記ロッドが没入したときに前記ロアドア側の支点を前記車体側の支点から離間させる方向に付勢する付勢部材が収容されている請求項1に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ハウジングに設けられたローラと、前記ロアドア側に設けられ、前記中折れ式ドアが前記半開状態から前記車体の開口を閉塞する全閉状態に移行する途中から、前記全閉状態までの間、前記ローラが当接するカム部材とから構成された規制機構を備え、
前記規制機構は、前記カム部材と前記ローラとの当接により、前記ロッド機構の支点間の距離が縮長することを規制する請求項3に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロッド機構は、第1端部が前記車体又は前記ロアドアに回動可能に連結されたロッド部材と、第1端部が前記ロッド部材の第2端部と回動可能に連結され、第2端部が前記ロアドア又は前記車体と回動可能に連結されたアームと、前記アームと前記ロアドア又は前記車体との間に介装されたトーションスプリングとを備え、
前記トーションスプリングは、前記アームが回転して前記ロアドア側の支点と前記車体側の支点との間の距離が短くなったときに、前記ロアドア側の支点を前記車体側の支点から離間させるように付勢する請求項1に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロッド部材に設けられたローラと、前記ロアドア側に設けられ、前記中折れ式ドアが前記半開状態から前記車体の開口を閉塞する全閉状態に移行する途中から、前記全閉状態までの間、前記ローラが当接するカム部材とから構成された規制機構を備え、
前記規制機構は、前記カム部材と前記ローラとの当接により、前記ロッド機構の支点間の距離が縮長することを規制する請求項5に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記中折れ式ドアに設けられ、前記アッパドアと前記ロアドアとの連結部を回動中心として前記アッパドア又は前記ロアドアを回動駆動して前記中折れ式ドアを開閉する駆動手段を備えた請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。
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